JP6810005B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6810005B2
JP6810005B2 JP2017176317A JP2017176317A JP6810005B2 JP 6810005 B2 JP6810005 B2 JP 6810005B2 JP 2017176317 A JP2017176317 A JP 2017176317A JP 2017176317 A JP2017176317 A JP 2017176317A JP 6810005 B2 JP6810005 B2 JP 6810005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
displacement
compression
ultrasonic diagnostic
frame data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017176317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019050961A (ja
Inventor
康治 脇
康治 脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2017176317A priority Critical patent/JP6810005B2/ja
Publication of JP2019050961A publication Critical patent/JP2019050961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6810005B2 publication Critical patent/JP6810005B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は、超音波診断装置に関し、特に、弾性情報を得る超音波診断装置に関する。
組織の弾性情報を得る超音波診断装置が知られている。例えば、被検体の体表から被検体内の組織を圧迫し、その圧迫により生じる組織の変位を超音波で計測することにより、組織の弾性画像を形成するエラストグラフィが知られている。エラストグラフィでは時間的に近接する2つのフレームからなるフレームペア間における変位情報に基づいて弾性画像が形成される。
例えば、特許文献1には、エラストグラフィにより生体組織の弾性画像を形成する超音波診断装置において、記憶されたフレームデータから変位演算のための適切なペアを抽出する技術が記載されている。また、特許文献2には、弾性フレームデータの統計的特徴量の情報に基づいてフレーム間隔を選択し、弾性画像を生成する技術が記載されている。また、特許文献3には、変位演算のためのフレームデータのフレーム間隔を調整し、適切な弾性画像を得る技術が記載されている。
特開2010−119630号公報 特許第5225158号公報 特許第5802790号公報
ところで、例えばエラストグラフィにおいて弾性画像の形成に利用されるフレームデータは、被検体内における組織の圧迫状態や被検体内における組織の性状などの診断状況の影響を受け易い面がある。したがって、例えば、弾性情報を得るための変位演算においては、診断状況に応じた適切なフレームによるフレーム相関を選択することが望ましい。
本発明の目的の一つは、弾性情報を得るにあたり、診断部位に対する圧迫の度合いに応じてフレーム相関の態様を選択する技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的の一つは、弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を、診断部位に対する圧迫手技の種類に応じて切り替える技術を提供することにある。
本発明の具体例として好適な超音波診断装置は、超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてフレームデータを取得する取得手段と、フレームデータに基づく相関演算により得られる演算量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定する判定手段と、圧迫の度合いが小さいと判定された場合に多数フレーム相関を選択し、圧迫の度合いが大きいと判定された場合に少数フレーム相関を選択する選択手段と、選択された多数フレーム相関または少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位に係る画像を形成する形成手段と、を有することを特徴とする。
上記構成において、圧迫の度合い(圧迫の程度)には、圧迫の大きさ(圧迫の強さの振幅値)や圧迫の単位時間あたりの変化の大きさなどが含まれる。また、相関演算により得られる演算量は、圧迫の度合いを判定するための指標となる演算量であり、圧迫の度合いに応じて変化する演算量が望ましい。例えば、診断部位における変位量、歪み量、相関係数などが演算量の好適な具体例に含まれる。また、多数フレーム相関は、少数フレーム相関よりも多くのフレームを利用した相関演算である。例えば、少数フレーム相関の好適な具体例は、現フレームとその直前フレームとを利用した1組のフレーム相関であり、多数フレーム相関の好適な具体例は、現フレームと3つの過去フレームを利用した3組のフレーム相関である。なお、少数フレーム相関として複数組(例えば2,3組)のフレーム相関を利用し、多数フレーム相関として、少数フレーム相関よりも多い複数組(例えば4,5組)のフレーム相関を利用してもよい。
上記構成によれば、弾性情報を得るにあたり、診断部位に対する圧迫の度合いに応じてフレーム相関の態様を選択することができる。例えば、圧迫の度合いが比較的大きい場合に少数フレーム相関が選択される。圧迫の度合いが比較的大きい場合には、診断部位における組織の変位が大きいため、例えば現フレームと直前フレームとの間の相関を重視した少数フレーム相関が選択される。一方、圧迫の度合いが比較的小さい場合には多数フレーム相関が選択される。圧迫の度合いが比較的小さい場合には、診断部位における組織の変位が小さいため、例えば直前フレームを含む3つの過去フレームの中から最も信頼できる過去フレームを利用する多数フレーム相関が選択される。
例えば、前記形成手段は、選択された前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位の弾性画像を形成し、前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位のストレイングラフを形成することが望ましい。
例えば、前記形成手段は、選択された前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位のストレイングラフを形成し、当該ストレイングラフ上に前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関の演算対象となるフレームを示す表示処理を施すことが望ましい。
例えば、前記判定手段は、対象フレームのフレームデータと相関フレームのフレームデータとの間における相関演算により得られる演算量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定することが望ましい。
例えば、前記超音波診断装置は、フレームレートに応じて前記対象フレームから前記相関フレームまでの間隔を決定する手段をさらに有することが望ましい。
また、本発明の具体例として好適な他の超音波診断装置は、超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてRFフレームデータを取得し、前記RFフレームデータから少なくとも1つの変位画像を生成し、当該変位画像から弾性画像を生成する超音波診断装置において、前記RFフレームデータに基づく相関演算により得られる演算結果から、診断部位に対する圧迫手技の種類を逐次判定し、当該逐次判定の結果に応じて、前記RFフレームデータから弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数を切り替え、変位画像の数が2つ以上である場合には、当該2つ以上の変位画像の中から判定条件を満たす変位画像を特定し、当該特定された変位画像に基づいて弾性画像を生成することを特徴とする。
上記構成により、弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数を診断部位に対する圧迫手技の種類に応じて切り替えることができる。
また、本発明の具体例として好適な他の超音波診断装置は、超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてRFフレームデータを取得し、前記RFフレームデータにおける時間的に異なる2つからペアを生成し、当該ペアに基づいて少なくとも1つの変位画像を生成し、当該変位画像から弾性画像を生成する超音波診断装置において、前記RFフレームデータのペアに基づく相関演算により得られる演算結果から、診断部位に対する圧迫手技の種類を逐次判定し、当該逐次判定の結果に応じて、前記弾性画像を生成する際に用いるRFフレームデータのペア数を切り替え、RFフレームデータのペア数が2つ以上である場合には、当該2つ以上のRFフレームデータのペアから得られた2つ以上の変位画像の中から判定条件を満たす変位画像を特定し、当該特定された変位画像に基づいて弾性画像を生成することを特徴とする。
上記構成により、弾性画像を生成する際に用いるRFフレームデータのペア数を診断部位に対する圧迫手技の種類に応じて切り替えることができる。
例えば、前記圧迫手技には、圧迫の度合いが異なる複数の種類が含まれており、前記演算結果に基づいて評価した前記圧迫の度合いに基づいて、前記圧迫手技の種類を判定することが望ましい。
例えば、前記超音波診断装置は、前記圧迫の度合いが小さい場合に、当該度合いが大きい場合よりも、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を大きくすることが望ましい。
例えば、前記圧迫手技には、圧迫の単位時間あたりの大きさの変化が異なる複数の種類が含まれており、前記演算結果に基づいて評価した前記圧迫の単位時間あたりの大きさの変化に基づいて、前記圧迫手技の種類を判定することが望ましい。
例えば、前記圧迫の単位時間あたりの大きさの変化が小さい場合に、当該変化が大きい場合よりも、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を大きくすることが望ましい。
例えば、前記圧迫手技には、複数の種類の圧迫手技として、NO Manual Compression手技、Minimal Vibration手技、Significant Compression手技の少なくとも一つが含まれることが望ましい。
例えば、前記超音波診断装置は、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数が2つ以上である場合に、最新のRFフレームデータと一つずつ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づいて次々に前記変位画像を生成し、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数が1つである場合に、最新のRFフレームデータと一つ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づいて前記変位画像を生成することが望ましい。
例えば、前記超音波診断装置は、最新のRFフレームデータと一つ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づく相関演算により得られる前記演算結果から圧迫手技の種類を判定することが望ましい。
本発明により、弾性情報を得るにあたり、診断部位に対する圧迫の度合いに応じてフレーム相関の態様を選択する技術が提供される。また、本発明により、弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を、診断部位に対する圧迫手技の種類に応じて切り替える技術が提供される。
本発明の実施において好適な超音波診断装置の全体構成を示す図である。 弾性画像が形成されるまでの処理の具体例を示す図である。 圧迫手技の具体例を示す図である。 図1の超音波診断装置を利用した弾性診断の具体例を示す図である。 複数種類の圧迫手技による弾性診断の具体例を示す図である。 ストレイングラフの表示例を示す図である。
図1は、本発明の実施において好適な超音波診断装置の全体構成を示す図である。プローブ10は、診断対象(診断部位)を含む被検体に対して超音波を送受する超音波探触子である。プローブ10は、超音波を送受する複数の振動素子を備えており、複数の振動素子が送受信部12によって送信制御されて送信ビームが形成される。また、複数の振動素子が診断対象を含む領域内から超音波を受波し、これにより得られた信号が送受信部12へ出力され、送受信部12が受信ビームを形成して受信ビームに沿って受信信号(エコーデータ)が収集される。なお、超音波の送受において、送信開口合成等の技術が利用されてもよい。
断層画像形成部20は、送受信部12から得られる受信信号に基づいて超音波の断層画像の画像データを形成する。断層画像形成部20は、受信信号に対して、必要に応じて、ゲイン補正、ログ圧縮、検波、輪郭強調、フィルタ処理等の信号処理を行うことにより、例えば、診断部位を含む被検体内の断面におけるBモード画像の画像データ(断層画像データ)を形成する。断層画像形成部20は、複数フレーム(複数時相)の断層画像データを形成する。
フレーム記憶部30は、送受信部12から得られる受信信号に基づくフレームデータを記憶する。フレーム記憶部30には、複数時相に対応した複数フレーム(複数時相)のフレームデータが記憶される。例えば、断層画像に対応したフレームデータが複数時相に亘って次々にフレーム記憶部30に記憶される。
フレーム取得部32は、フレーム記憶部30に記憶された複数時相に対応した複数フレームのフレームデータの中から、変位演算の対象となる対象フレームと複数のペア候補フレームを取得する。フレーム取得部32は、例えば、対象フレームとして最新のフレームである現在フレームを選択し、複数のペア候補フレームとして複数の過去フレームを選択する。
変位演算部40は、対象フレームと各ペア候補フレームとに基づく変位演算により、各ペア候補フレームごとに変位フレームを得る。変位演算部40は、例えば、現在フレームと各過去フレームのペアで構成される2フレーム(2つのフレームデータ)に対して、1次元または2次元の相関演算処理を行うことにより、フレーム内(フレームデータ内)つまり断層画像内の各計測点ごとに、その計測点における組織の変位を示す変位ベクトル、すなわち変位の方向と大きさに関する1次元または2次元の変位ベクトルを導出し、これにより、フレーム内(断層画像内)の複数の計測点における変位ベクトルの分布を示す変位フレームを形成する。変位ベクトルを導出するにあたっては、例えばブロックマッチング法や位相勾配法などが利用される。
ブロックマッチング法においては、フレーム内つまり断層画像内が、縦方向に数画素かつ横方向に数画素からなる各ブロックにより、複数のブロックに分けられ、各ブロックごとに、一方のフレーム内のブロックに最も類似するブロックが他方のフレーム内で探索される。これにより、各フレーム内の各計測点(各ブロック)ごとに時相間(2つのフレーム間)における変位が算出され、例えば2次元の変位ベクトルが得られる。なお、複数のブロックの探索結果を参照して、予測符号化すなわち差分により標本値を決定する処理等を行って、各計測点の変位ベクトルを得るようにしてもよい。
また、位相勾配法においては、各フレームを構成する受信信号からその受信信号の波の位相情報を得て、時相間(2つのフレーム間)における位相情報の変化から受信信号の波の移動量を算出し、フレーム内の各計測点の変位を導出することにより、例えば、受信ビーム方向(深さ方向)の1次元の又はフレーム内における二次元の変位ベクトルを得るようにしてもよい。
なお、変位ベクトルは、フレーム全体に亘って導出されてもよいし、フレーム内に設定される関心領域内のみで導出されてもよい。関心領域は例えば医師や検査技師等のユーザからの操作に応じて設定される。
変位演算部40は現在フレームと各過去フレームに基づいて変位フレームを形成する。変位演算部40は、現在フレームが選択される度に、その現在フレームとペアを成す複数の過去フレームに対応した複数の変位フレームを形成する。なお、変位演算部40は、例えば、検波処理前のRFフレームデータに基づいて複数の変位フレームを形成してもよいし、検波処理後のフレームデータに基づいて複数の変位フレームを形成してもよい。
圧迫判定部50は、フレームデータに基づく相関演算により得られる演算量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合い等を判定する。圧迫判定部50は、例えば、フレームデータに基づく相関演算により変位演算部40において形成される変位フレームから得られる変位量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定し、診断部位に対する圧迫手技の種類を判定する。
変位フレーム選択部60は、圧迫判定部50における判定の結果に応じて代表変位フレームを選択する。変位フレーム選択部60は、例えば、圧迫判定部50における判定の結果に応じて、1組のフレーム相関または3組のフレーム相関を選択し、1組のフレーム相関または3組のフレーム相関により得られる変位フレームから代表変位フレームを選択する。
弾性画像形成部70は、変位フレーム選択部60により次々に選択される複数時相の代表変位フレームに基づいて、複数時相に亘って各時相ごとに弾性画像を形成する。弾性画像形成部70は、例えば、代表変位フレーム内の各計測点における変位ベクトルに基づいて、複数の計測点について各計測点ごとに組織の歪みや弾性率等の弾性情報を算出する。そして、弾性画像形成部70は、代表変位フレームに基づいて得られる弾性情報を視覚的に示す弾性画像の画像データを形成する。
弾性画像は、公知の技術によって形成することができる。弾性画像形成部70は、例えば、フレーム内に設定された関心領域内における各計測点の弾性値(組織の歪みや弾性率)を示した弾性画像データ(弾性画像のフレームデータ)を形成する。弾性画像データには、各計測点に対してその計測点における弾性値に応じた色相情報が付与され、弾性画像データに基づいて、各計測点に対して光の3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)を付した弾性画像が形成される。例えば、各フレーム内において、平均的な硬さの組織部分が緑(G)を基調とした色で表現され、相対的に硬い組織部分が青(B)を基調とした色で表現され、相対的に柔らかい組織部分が赤(R)を基調とした色で表現される。
ストレイングラフ形成部72は、変位フレーム選択部60により次々に選択される複数時相の代表変位フレームに基づいて、各時相ごとに得られる弾性情報を複数時相に亘って示したストレイングラフを形成する。なお、ストレイングラフは公知の技術によって形成することができる。ストレイングラフ形成部72は、例えば、横軸を時間軸として縦軸にストレイン(歪み)を示したストレイングラフを形成する。
表示処理部80は、断層画像形成部20から得られる断層画像データと、弾性画像形成部70から得られる弾性画像データと、ストレイングラフ形成部72から得られるストレイングラフのデータに基づいて、弾性情報の診断に係る表示画像を形成する。表示処理部80は、例えば、断層画像データに基づくBモード画像と弾性画像データに基づく弾性画像を左右に並べて配置した表示画像を形成する。また、表示処理部80は、ストレイングラフを含んだ表示画像を形成する。表示処理部80において形成された表示画像は表示部82に表示される。
制御部100は、図1に示す超音波診断装置内を全体的に制御する。制御部100による全体的な制御には、操作デバイス90を介して医師や検査技師等のユーザから受け付けた指示も反映される。
図1に示す構成(符号を付された各部)のうち、送受信部12,断層画像形成部20,フレーム取得部32,変位演算部40,圧迫判定部50,変位フレーム選択部60,弾性画像形成部70,ストレイングラフ形成部72,表示処理部80の各部は、例えば電気電子回路やプロセッサ等のハードウェアを利用して実現することができ、その実現において必要に応じてメモリ等のデバイスが利用されてもよい。また、上記各部に対応した機能の全て又は一部が、CPUやプロセッサやメモリ等のハードウェアと、CPUやプロセッサの動作を規定するソフトウェア(プログラム)の協働により実現されてもよい。
フレーム記憶部30は、例えば半導体メモリやハードディスクドライブ等の記憶デバイスで実現することができる。表示部82の好適な具体例は、液晶ディスプレイや有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ等であり、操作デバイス90は、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、タッチパネル、その他のスイッチ類等のうちの少なくとも一つにより実現できる。そして制御部100は、例えば、CPUやプロセッサやメモリ等のハードウェアと、CPUやプロセッサの動作を規定するソフトウェア(プログラム)との協働により実現することができる。
図1の超音波診断装置の全体構成は以上のとおりである。次に、当該超音波診断装置による実現される診断機能の具体例について説明する。なお、図1に示した構成(符号を付した各部)については、以下の説明において図1の符号を利用する。
図2は、弾性画像が形成されるまでの処理の具体例を示す図である。図2において、フレーム列は、フレーム記憶部30に記憶された複数フレームである。図2には、フレーム列の具体例として、時相N−3から時相N+2までの複数時相に対応した複数フレームが図示されている。
フレーム取得部32は、フレーム記憶部30に記憶された複数時相に対応した複数フレームの中から、現在フレームと複数の過去フレームを取得する。図2に示す具体例では、フレーム列の中から、時相Nに対応した現在フレームNと、時相N−1,時相N−2,時相N−3に対応した3つの過去フレームN−1,N−2,N−3が選択される。
変位演算部40は、現在フレームNと、各過去フレームN−1,N−2,N−3に基づいて変位フレームを形成する。図2には、現在フレームNと過去フレームN−1から得られる変位フレームN−1と、現在フレームNと過去フレームN−2から得られる変位フレームN−2と、現在フレームNと過去フレームN−3から得られる変位フレームN−3が図示されている。
圧迫判定部50は、変位演算部40で形成される変位フレームから得られる変位量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定し、診断部位に対する圧迫手技の種類を判定する。
図3は、圧迫手技の具体例を示す図である。エラストグラフィでは、例えば、医師や検査技師等のユーザが、プローブ10により被検体の体表から被検体内の組織を圧迫し、その圧迫により生じる組織の変位が超音波で計測される。エラストグラフィによる診断のガイドラインでは、例えば以下に説明する3種類の圧迫手技が提唱されている。
<手技A>NMC:NO Manual Compression
ユーザが自発的な加圧を行わない手技である。医師や検査技師等のユーザは、プローブ10を被検体の体表に軽く当てるだけで積極的な加圧を行わず、ユーザの手の微妙な震え(無意識的な振動)や被検者の体動(呼吸や拍動)等により診断部位に生じる変位が利用される。3種類の圧迫手技の中では圧迫の度合い(圧迫の程度)が最も小さく、例えば被検者の体表付近における診断に利用される。
<手技B>SC:Significant Compression
ユーザがある程度の強さで自発的に加圧を行う手技である。医師や検査技師等のユーザは、プローブ10を被検体の体表に当ててある程度の強さで積極的に加圧を行う。3種類の圧迫手技の中では圧迫の度合い(圧迫の程度)が最も大きく、例えば被検者の体表から比較的離れた深部の診断に利用される。
<手技C>MV:Minimal Vibration
中程度の強さで圧迫の振動を加える手技であり、3種類の圧迫手技の中では圧迫の度合い(圧迫の程度)が中程度となる。
図2に戻り、圧迫判定部50は、変位フレームN−1から得られる変位量を指標として診断部位に対する圧迫の度合いを判定し、診断部位に対する圧迫手技の種類を判定する。指標となる変位量は、例えば弾性画像用の関心領域内の平均値が望ましい。なお、弾性画像用の関心領域内における任意箇所の変位量を指標としてもよい。
圧迫判定部50は、変位量が大きい場合に、例えば変位量が閾値以上の場合に、圧迫の度合いが大きいと判定し、圧迫手技がSC(図3参照)であると判定する。また、圧迫判定部50は、変位量が小さい場合に、例えば変位量が閾値よりも小さい場合に、圧迫の程度が小さいと判定し、圧迫手技がNMC(図3参照)であると判定する。図2に示す具体例では、圧迫手技の種類としてSCまたはNMCを判定しているが、例えばSCとNMCとMV(図3参照)の3種類のうちのいずれかを判定する構成としてもよい。
なお、圧迫判定部50は、変位フレームN−1から得られる歪み又は相関係数を指標として診断部位に対する圧迫の度合いを判定してもよい。圧迫判定部50は、例えば、歪みが閾値以上の場合に、圧迫の度合いが大きく圧迫手技がSCであると判定し、歪みが閾値よりも小さい場合に、圧迫の程度が小さく圧迫手技がNMCであると判定してもよい。また、圧迫判定部50は、例えば、相関係数が閾値以下の場合に、圧迫の度合いが大きく圧迫手技がSCであると判定し、相関係数が閾値よりも大きい場合に、圧迫の程度が小さく圧迫手技がNMCであると判定してもよい。
変位フレーム選択部60は、圧迫判定部50における判定の結果に応じて代表変位フレームを選択する。変位フレーム選択部60は、例えば、圧迫判定部50における判定の結果に応じて、少数フレーム相関または多数フレーム相関を選択し、少数フレーム相関または多数フレーム相関により得られる変位フレームを代表変位フレームとして選択する。
例えば、図2に示す具体例において、圧迫手技がSCであると判定された場合、現在フレームNと過去フレームN−1のペア(1つのペア)による1組のフレーム相関が選択され、現在フレームNと過去フレームN−1から得られる変位フレームN−1が代表変位フレームNとして選択される。そして、変位フレームN−1から弾性画像Nが形成される。
また、図2に示す具体例において、圧迫手技がNMCであると判定された場合、現在フレームNと3つの過去フレームN−1〜N−3のペア(3つのペア)による3組のフレーム相関が選択される。3組のフレーム相関では、3つの変位フレームN−1〜N−3の中から代表変位フレームNが選択される。変位フレーム選択部60は、3つの変位フレームN−1〜N−3の中から、例えば継続性の判定条件により、代表変位フレームNを選択する。
変位フレーム選択部60は、例えば、過去に選択された複数時相の代表変位フレームから得られる統計的な指標値と、3組のフレーム相関により各変位フレームから得られる指標値が一致条件を満たす場合に、その変位フレームが継続性の判定条件を満たすと判定する。例えば、過去に選択された複数時相の代表変位フレームに関する変位分布または弾性情報分布の統計的な指標値と、各変位フレームの変位分布または弾性情報分布の指標値が一致条件(例えば2つの指標値の差が許容範囲内)を満たす場合に、その変位フレームが継続性の判定条件を満たすと判定される。
図2に示す具体例では、圧迫手技がNMCであると判定され、3組のフレーム相関が選択された場合に、変位フレームN−2が代表変位フレームNとして選択され、代表変位フレームNである変位フレームN−2から弾性画像Nが形成される。
また、図2に示す具体例では、現在フレームNと過去フレームN−1に基づく変位フレームN−1から、圧迫の度合いを判定する際の指標となる演算量(変位量、歪み、相関係数)を得ている。つまり、図2に示す具体例では、圧迫の度合いの判定において、現在フレームNと直前の過去フレームN−1を利用している。なお、例えば、フレームレートに応じて、現在フレームNから相関対象となる過去フレームまでの間隔が決定され、その現在フレームNとその過去フレームを利用して圧迫の度合い(圧迫手技の種類)が判定されてもよい。
図4は、図1の超音波診断装置を利用した弾性診断の具体例を示す図(フローチャート)である。まず、医師や検査技師等のユーザが、例えば操作デバイス90を操作して超音波診断装置をエラストグラフィモード(弾性診断モード)とし、エラストグラフィを開始する(S1)。例えば、医師や検査技師等のユーザにより、プローブ10が被検者の体表に当てられ、被検者の体表から被検者体内の組織が圧迫され、その圧迫による組織の変位が計測される。
エラストグラフィが開始され、フレーム記憶部30に、複数時相に対応した複数フレームのフレームデータが記憶されると、フレーム取得部32により、フレーム記憶部30に記憶された複数時相に対応した複数フレームの中から、変位演算の対象となる現在フレームNと過去フレームN−1,N−2,N−3が取得される(S2)。
続いて、変位演算部40により、現在フレームNと過去フレームN−1に基づいて、変位フレームN−1が生成される(S3)。なお、S3のステップで、変位演算部40により、現在フレームNと、各過去フレームN−1,N−2,N−3に基づいて、変位フレームN−1,N−2,N−3が生成されてもよい。
そして、圧迫判定部50により、変位フレームN−1から得られる変位量を指標として診断部位に対する圧迫の度合いが判定され、診断部位に対する圧迫手技の種類が判定される(S4)。図4に示す具体例では、圧迫手技の種類として、SC(図3参照)またはNMC(図3参照)の判定が行われる。
圧迫手技の種類がNMCであると判定されると、3組のフレーム相関が選択され、変位演算部40により現在フレームNと各過去フレームN−1,N−2,N−3に基づいて、変位フレームN−1,N−2,N−3が生成される(S5)。なお、既にS3のステップで、変位フレームN−1,N−2,N−3が生成されていれば、S5のステップが省略されてもよい。そして、複数の変位フレームN−1,N−2,N−3の中から、例えば継続性の判定条件により代表変位フレームNが選択される(S6)。
一方、圧迫手技の種類がSCであると判定された場合には、1組のフレーム相関が選択され、現在フレームNと過去フレームN−1に基づく変位フレームN−1が代表変位フレームNとして選択される(S7)。
そして、弾性画像形成部70により、代表変位フレームNに基づく弾性画像Nが形成され、表示処理部80により形成された弾性画像Nの表示画像が表示部82に表示される(S8)。S1からS8までの処理は現在フレームNが更新される度に繰り返され、複数時相の弾性画像Nが表示部82に表示される。
医師や検査技師等のユーザは、図1の超音波診断装置を利用することにより、複数種類の圧迫手技を混在させた弾性診断を行うことができる。
図5は、複数種類の圧迫手技による弾性診断の具体例を示す図である。図5には、図1の超音波診断装置を利用した弾性診断において得られるストレイングラフの具体例が図示されている。図5において、ストレイングラフの横軸は時間軸であり縦軸はストレイン(歪み)εを示している。
図5に示す具体例において、診断期間1は、ストレインεの大きさ(振幅値)が比較的大きく、診断部位に対する圧迫の度合いが比較的大きい期間である。図1の超音波診断装置を利用した診断では、診断期間1において圧迫手技の種類がSC(図3参照)であると判定され、1組のフレーム相関が選択される。例えば、乳房の診断では、SCにより深部腫瘍の診断が行われる。
また、図5に示す具体例において、診断期間2は、ストレインεの大きさ(振幅値)が比較的小さく、診断部位に対する圧迫の度合いが比較的小さい期間である。図1の超音波診断装置を利用した診断では、診断期間2において圧迫手技の種類がNMC(図3参照)であると判定され、3組のフレーム相関が選択される。例えば、乳房の診断では、NMCにより浅部腫瘍の診断が行われる。
また、図5に示す具体例において、診断期間3は、ストレインεの大きさ(振幅値)が比較的大きく、診断部位に対する圧迫の度合いが比較的大きい期間である。診断期間1と同様に、診断期間3においても圧迫手技の種類がSCであると判定され、1組のフレーム相関が選択される。
圧迫の度合いが比較的大きい場合には、診断部位における組織の変位が大きいため、相関演算の対象となる2フレームの間隔が広すぎないことが望ましい。図1の超音波診断装置を利用した弾性診断では、診断部位に対する圧迫の度合いが比較的大きい圧迫手技(例えばSC)の場合に、1組のフレーム相関が選択され、例えば現在フレームNとその直前の過去フレームN−1との相関演算により、弾性画像を得ることができる。
一方、圧迫の度合いが比較的小さい場合には、診断部位における組織の変位が小さいため、相関演算の対象となる2フレームの間隔をある程度広げても、良好な演算結果が得られることが期待される。図1の超音波診断装置を利用した弾性診断では、診断部位に対する圧迫の度合いが比較的小さい圧迫手技(例えばNMC)の場合に、3組のフレーム相関が選択され、例えば現在フレームNと過去フレームN−1,N−2,N−3との相関演算の結果である変位フレームN−1,N−2,N−3の中から、最も信頼できる変位フレームを採用して弾性画像を得ることができる。
以上に説明したように、図1の超音波診断装置は、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に応じてフレーム相関の態様(1組のフレーム相関または3組のフレーム相関)を選択して弾性画像を形成する。これに対し、ストレイングラフの形成においては、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に応じて弾性画像と同じフレーム相関が選択されてもよいし、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に関わらず同一のフレーム相関が利用されてもよい。
例えばストレイングラフ形成部72は、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に関わらず、1組のフレーム相関を利用して得られる変位フレームに基づいて、ストレイングラフを形成するようにしてもよい。これにより、例えば、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に関わらず、現在フレームNと過去フレームN−1が相関演算の対象となるため、過去フレームN−1〜N−3を選択的に利用する場合に比べて、ストレイングラフの時間的な連続性が高められる。
また、ストレイングラフ形成部72は、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に応じて選択された1組のフレーム相関または3組のフレーム相関により得られる変位フレームに基づいてストレイングラフを形成するようにしてもよい。この場合には、現在フレームNの相関演算の対象として過去フレームN−1〜N−3のいずれかが選択的に利用されて変位フレームが得られるため、例えば、選択された変位フレーム(時相)をストレイングラフ上に明示することが望ましい。
図6は、ストレイングラフの表示例を示す図である。図6には、選択された変位フレームを明示したストレイングラフの具体例が図示されている。例えば、図6に示す具体例のように、変位フレームN−1を利用した期間と変位フレームN−2を利用した期間と変位フレームN−3を利用した期間において、互いに異なる表示処理を施したストレイングラフが形成される。例えば、ストレイングラフの線種や色や輝度などの少なくとも一つを異ならせることにより、互いに異なる表示処理が実現できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態によれば、装置が圧迫の度合い(圧迫手技の種類)を判定して適切なフレーム相関を選択するため、例えば医師や検査技師等のユーザが選択のための操作を行わなくても、圧迫の度合い(圧迫手技の種類)に適した高精度な弾性画像を得ることができる。なお、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。
10 プローブ、12 送受信部、20 断層画像形成部、30 フレーム記憶部、32 フレーム取得部、40 変位演算部、50 圧迫判定部、60 変位フレーム選択部、70 弾性画像形成部、80 表示処理部、82 表示部、90 操作デバイス、100 制御部。

Claims (14)

  1. 超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてフレームデータを取得する取得手段と、
    フレームデータに基づく相関演算により得られる演算量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定する判定手段と、
    圧迫の度合いが小さいと判定された場合に多数フレーム相関を選択し、圧迫の度合いが大きいと判定された場合に少数フレーム相関を選択する選択手段と、
    選択された多数フレーム相関または少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位に係る画像を形成する形成手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記形成手段は、
    選択された前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位の弾性画像を形成し、
    前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位のストレイングラフを形成する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記形成手段は、選択された前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関により得られた弾性情報に基づいて診断部位のストレイングラフを形成し、当該ストレイングラフ上に前記多数フレーム相関または前記少数フレーム相関の演算対象となるフレームを示す表示処理を施す、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の超音波診断装置において、
    前記判定手段は、対象フレームのフレームデータと相関フレームのフレームデータとの間における相関演算により得られる演算量を指標として、診断部位に対する圧迫の度合いを判定する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項4に記載の超音波診断装置において、
    フレームレートに応じて前記対象フレームから前記相関フレームまでの間隔を決定する手段をさらに有する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてRFフレームデータを取得し、
    前記RFフレームデータから少なくとも1つの変位画像を生成し、当該変位画像から弾性画像を生成する超音波診断装置において、
    前記RFフレームデータに基づく相関演算により得られる演算結果から、診断部位に対する圧迫手技の種類を逐次判定し、当該逐次判定の結果に応じて、前記RFフレームデータから弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数を切り替え、変位画像の数が2つ以上である場合には、当該2つ以上の変位画像の中から判定条件を満たす変位画像を特定し、当該特定された変位画像に基づいて弾性画像を生成する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 超音波を送受することにより診断部位を含む領域から得られたデータに基づいてRFフレームデータを取得し、
    前記RFフレームデータにおける時間的に異なる2つからペアを生成し、当該ペアに基づいて少なくとも1つの変位画像を生成し、当該変位画像から弾性画像を生成する超音波診断装置において、
    前記RFフレームデータのペアに基づく相関演算により得られる演算結果から、診断部位に対する圧迫手技の種類を逐次判定し、当該逐次判定の結果に応じて、前記弾性画像を生成する際に用いるRFフレームデータのペア数を切り替え、RFフレームデータのペア数が2つ以上である場合には、当該2つ以上のRFフレームデータのペアから得られた2つ以上の変位画像の中から判定条件を満たす変位画像を特定し、当該特定された変位画像に基づいて弾性画像を生成する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  8. 請求項6または7に記載の超音波診断装置において、
    前記圧迫手技には、圧迫の度合いが異なる複数の種類が含まれており、
    前記演算結果に基づいて評価した前記圧迫の度合いに基づいて、前記圧迫手技の種類を判定する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  9. 請求項8に記載の超音波診断装置において、
    前記圧迫の度合いが小さい場合に、当該度合いが大きい場合よりも、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を大きくする、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  10. 請求項6または7に記載の超音波診断装置において、
    前記圧迫手技には、圧迫の単位時間あたりの大きさの変化が異なる複数の種類が含まれており、
    前記演算結果に基づいて評価した前記圧迫の単位時間あたりの大きさの変化に基づいて、前記圧迫手技の種類を判定する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  11. 請求項10に記載の超音波診断装置において、
    前記圧迫の単位時間あたりの大きさの変化が小さい場合に、当該変化が大きい場合よりも、前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数を大きくする、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  12. 請求項6から11のいずれか1項に記載の超音波診断装置において、
    前記圧迫手技には、複数の種類の圧迫手技として、NO Manual Compression手技、Minimal Vibration手技、Significant Compression手技の少なくとも一つが含まれる、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  13. 請求項6から12のいずれか1項に記載の超音波診断装置において、
    前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数が2つ以上である場合に、最新のRFフレームデータと一つずつ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づいて次々に前記変位画像を生成し、
    前記弾性画像を生成する際に用いる変位画像の数またはRFフレームデータのペア数が1つである場合に、最新のRFフレームデータと一つ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づいて前記変位画像を生成する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  14. 請求項6から13のいずれか1項に記載の超音波診断装置において、
    最新のRFフレームデータと一つ時間的に遡ったRFフレームデータとを組み合わせたペアに基づく相関演算により得られる前記演算結果から圧迫手技の種類を判定する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
JP2017176317A 2017-09-14 2017-09-14 超音波診断装置 Active JP6810005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176317A JP6810005B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176317A JP6810005B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019050961A JP2019050961A (ja) 2019-04-04
JP6810005B2 true JP6810005B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=66012556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017176317A Active JP6810005B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6810005B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119630A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断装置
JP5455592B2 (ja) * 2009-12-08 2014-03-26 株式会社日立メディコ 超音波診断装置、及び超音波画像表示方法
US9310473B2 (en) * 2010-02-17 2016-04-12 Hitachi Medical Corporation Method for evaluating image quality of elastic image, and ultrasonic diagnostic apparatus
CN103845074B (zh) * 2012-11-28 2017-12-12 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种超声弹性成像系统和方法
CN103845081B (zh) * 2012-11-28 2018-04-10 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 超声弹性成像系统和方法、实时动态帧间处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019050961A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11635514B2 (en) Imaging methods and apparatuses for performing shear wave elastography imaging
JP4966578B2 (ja) 弾性画像生成方法及び超音波診断装置
JP6290336B2 (ja) 超音波診断装置
CN108697406B (zh) 超声波诊断装置以及超声波信息处理方法
JP5280379B2 (ja) 超音波診断装置、超音波弾性情報処理方法及び超音波弾性情報処理プログラム
JP5415669B2 (ja) 超音波診断装置
CN106691502B (zh) 用于生成弹性图像的超声系统和方法
JP5473527B2 (ja) 超音波診断装置
JP2016112285A (ja) 超音波診断装置
JP2011092224A (ja) 超音波診断装置
JP6457106B2 (ja) 音響波診断装置およびその制御方法
CN109069117B (zh) 超声波诊断装置
JP6810005B2 (ja) 超音波診断装置
JP5623609B2 (ja) 超音波診断装置
JP6666804B2 (ja) 超音波診断装置
KR101574851B1 (ko) 초음파 진단 장치 및 그 제어 프로그램
JP6230801B2 (ja) 超音波撮像装置及び超音波画像表示方法
JP5663640B2 (ja) 超音波診断装置
JP2013183982A (ja) 超音波診断装置及び弾性画像生成方法
KR101574821B1 (ko) 초음파 진단 장치 및 그 제어 프로그램
JP2017042179A (ja) 超音波診断装置
JP2016220765A (ja) 超音波診断装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6810005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350