JP2013183982A - 超音波診断装置及び弾性画像生成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】探触子から超音波を送信して得られる反射エコー信号に基づいて、画像領域内の複数の計測点における生体組織の弾性情報と複数の計測点の計測圧迫条件を求める弾性情報演算部13と、弾性情報に基づいて生成された弾性画像を表示する画像表示器10と、画像表示器に表示させる弾性画像を生成するための弾性情報を、現時刻もしくは現時刻前の計測圧迫条件に応じて選択し、選択された現時刻及び現時刻前の弾性情報に基づいて生成された複数の計測点における弾性画像を画像表示器に表示させる圧迫条件評価部18とを備えて超音波診断装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
つまり、生体組織の弾性には非線形性があるため、同じ大きさの圧迫条件下で得られた弾性情報をもってして比較しない限り、正しい評価を行うことができないと考えられる。
ここで、応力(分布)を求める方法は任意であり、圧力センサに限らず、音響カプラなどを用いて表面圧力を求め、有限要素法などを利用して応力を推定する方法など、多くの公知例がある。
次いで、圧迫条件評価部18は、弾性情報演算部13から各計測点の弾性率データ(弾性率の数値データ)を弾性情報として取り込むとともに、各計測点の応力や歪みなどの数値データを計測圧迫条件として取り込む。なお、実施例1では、圧迫の程度を評価するための計測圧迫条件として応力を用いた場合を示す。
そして、圧迫条件評価部18は、画像表示器10に表示させる弾性画像を生成するための弾性情報を、計測点における現時刻の弾性情報から選択する。併せて、圧迫条件評価部18は、画像表示器10に表示させる弾性画像を生成するための弾性情報を、弾性情報が選択された計測点における現時刻の計測圧迫条件に応じて、弾性情報が選択されなかった計測点における現時刻もしくは過去の弾性情報から該計測点ごとに選択する。例えば、弾性画像を生成するにあたって、ROIに含まれる計測点からは現時刻の弾性情報が計測点ごとに複数選択され、ROIに含まれない計測点からは現時刻もしくは過去の弾性情報が計測点ごとに複数選択される。
この場合、圧迫条件評価部18は、弾性情報演算部13により求められた計測圧迫条件(一例として、応力)から該計測圧迫条件を代表する代表計測圧迫条件を求め、計測点における現時刻もしくは過去の計測圧迫条件が代表計測圧迫条件を満たすか否かを判定し、代表計測圧迫条件を満たす計測点ごとに、現時刻もしくは過去の弾性情報(弾性率データ)を弾性画像を生成するための弾性情報として選択する。なお、代表計測圧迫条件は、弾性情報演算部13で求められた計測圧迫条件を代表する応力の条件であって、弾性情報演算部13から圧迫条件評価部18へ取り込まれた応力が、生体組織の弾性情報(弾性情報演算部13で求められた弾性率など)を画像化させるべき状態となっているか否かを判定する際の閾値となるものである。
例えば、応力区間は、0から1kPaまでを10分割した応力区間1〜10として設定し、計測点Pi,jのそれぞれの応力区間で得られたヤング率の値を以下のようにEi,j,mで表す。なお、Ei,j,mにおいて、i,jは計測点Pi,jの位置(例えば、図3に示す画素30の座標位置)、mは応力区間をそれぞれ示すパラメータである。
Ei,j,1:応力0kPa以上、0.1kPa未満の条件で得られたヤング率
Ei,j,2:応力0.1kPa以上、0.2kPa未満の条件で得られたヤング率
・・・
Ei,j,9:応力0.8kPa以上、0.9kPa未満の条件で得られたヤング率
Ei,j,10:応力0.9kPa以上、1.0kPa未満の条件で得られたヤング率
例えば、応力0.86kPaは応力区間9に相当するので、計測点Pi,jのそれぞれにおけるヤング率として、Ei,j,9(0)の値を参照することで、代表計測圧迫条件下での各計測点Pi,jのヤング率の値を求めることができる。そして、各計測点Pi,jに対し、求めた値に応じて白黒輝度もしくは色相に階調を与えてヤング率のマッピングを行う。
したがって、図3の表示画像によれば、生体組織32に対応する領域(同図において、最も濃色で示された領域)は、代表計測圧迫条件下で生体組織32の周辺組織(同図において、生体組織32よりも淡色で示された領域)34,36よりも現時刻において高いヤング率となっていることを把握することができる。一方、かかる生体組織32の周辺組織34,36は、ROIとの重複領域を含め、現時刻において生体組織32よりも低いヤング率となっており、生体組織32から離れるに従って周辺組織34、周辺組織36の順で徐々にヤング率が低下していくことが把握できる。また、生体組織32及びその周辺組織34,36以外の組織(図3において、白色で示された領域)38は、代表計測圧迫条件を現時刻においていずれも満たしておらず、かかる組織内の計測点におけるヤング率の値が計測されていない状態であることが把握できる。
このように、ROIに負荷する現時刻の応力σroi(0)と同じ応力下で得られたヤング率の値に基づいた弾性画像を生成し、リアルタイムで表示させることができる。
Ei,j,1(0):計測点Pi,jにおいて、応力区間1で現時刻の計測で得られたヤング率の計測結果
Ei,j,1(1):計測点Pi,jにおいて、応力区間1で現時刻よりも1回前の計測で得られたヤング率の計測結果
Ei,j,1(2):計測点Pi,jにおいて、応力区間1で現時刻よりも2回前の計測で得られたヤング率の計測結果
・・・
Ei,j,1(10):計測点Pi,jにおいて、応力区間1で現時刻よりも10回前の計測で得られたヤング率の計測結果
・・・
そして、すべての計測点Pi,jにおいて、割り当てられた複数の応力区間のそれぞれの区間で得られた過去のヤング率の計測結果をバッファに保存し、参照可能とする。例えば、応力区間を上述した態様1-1と同様の10区間とした場合、現時刻及び過去10回の計測における11時点の計測点Pi,jのヤング率の値が、応力区間ごとに合計110パターン保存可能となる。
これに対し、図5には、代表計測圧迫条件を現時刻においては満たさないが、過去において満たした計測点におけるその時のヤング率が弾性画像を生成するための弾性情報として選択され、選択されたヤング率の値に基づいてかかる計測点に対応する画素30に色調コードが付与された弾性画像のイメージが示されている。ただし、かかる弾性画像自体が画像表示器10に表示される訳ではない。この場合、図5において白色で示された領域は、生体組織32及びその周辺組織34,36(図3,4)に相当し、かかる領域は、現時刻において代表計測圧迫条件を満たしているため、計測点に対応する画素30には色調コードが付与されていない状態となっている。一方、図5において2つの淡色で示された領域は、周辺組織36の一部と、生体組織32及びその周辺組織34,36以外の組織38(図3,4)に相当し、かかる領域は、現時刻において代表計測圧迫条件を満たさないが、過去において満たしているため、計測点に対応する画素30には色調コードが付与された状態となっている。なお、図5には、周辺組織36の一部と、生体組織32及びその周辺組織34,36以外の組織38(図3,4)に相当する領域の全域が過去において代表計測圧迫条件を満たした状態を一例として示しているが、かかる領域の一部が過去においても代表計測圧迫条件を満たしていない場合、その計測点に対応する画素30には色調コードは付与されない。
例えば、保存されている各応力区間において過去に計測された複数時点のヤング率の平均値を算出し、その平均値に基づいて画像化を行う場合を想定し、この場合に現時刻においてROI内に負荷する応力(代表計測圧迫条件に対応する応力)が、σroi(0)=0.86kPaであったとする。計測点Pi,jにおける応力区間9で得られたヤング率の過去の計測結果の平均値Ei,j,9(mean)は、
Ei,j,9(mean)=(Ei,j,9(1)+Ei,j,9(2)+Ei,j,9(3)+・・・+Ei,j,9(10))/10
により算出されるため、この値に応じた白黒輝度もしくは色相で階調化したヤング率のマッピングを行えばよい。なお、バッファ定義は、どの程度まで過去の計測結果を参照するかに応じて適宜変更すればよい。
また、このような画像化のための処理としては、上記のようなFIR(Finite-duration Impulse Response)型の平滑処理に限らず、IIR(Infinite-duration Impulse Response)型の平滑処理に基づいた処理でもよく、過去のヤング率の計測結果の中央値(メジアン)を求める処理であっても構わない。
このように過去の弾性情報との平滑化処理を行うことで、より安定した高精度なヤング率の画像を生成することが可能となる。
例えば、画像に対するROIの位置を固定すると、圧迫操作の時間経過に応じてROIに属する生体組織が変化してしまうことがあり、ヤング率などの計測値の精度が悪くなる。すなわち、図6(a)から(c)に示すように、生体組織62への圧迫操作を時刻t0から時刻t2まで行った場合、時刻t0の時点では生体組織62に属するようにROIが設定されている(同図(a)に示すROI(t0)の状態)。その後、圧迫操作の時間経過とともに、生体組織62の移動によってROIが生体組織64の方向へずれ始め、時刻t1の時点では生体組織62のみならず生体組織64もROIに属するようになる(同図に示すROI(t1)の状態)。そして、時刻t2の時点に至っては、生体組織64に加えて生体組織66もROIに属するようになってしまう(同図(c)に示すROI(t2)の状態)。
この結果、弾性情報(一例として、ヤング率)の評価精度を向上させることが可能となる。なお、生体組織の動きに追従させてROIを移動させる処理は、上述した生体組織の変位ベクトルを求めるブロックマッチング法又はグラジェント法を適用すればよい。また、表示画像(観察画像)の全領域をROIとした場合であっても、生体組織の移動に応じて追従させることができる。
その際、同一組織点における過去のヤング率の計測結果の平均値を算出するなど、平滑処理を行ってもよい。
また、新規更新処理の場合には、現在保存されているヤング率などの弾性情報をトラッキングに応じて移動させていく処理が必要になる。
また、実施例1では、計測圧迫条件、及び該計測圧迫条件から求められる代表計測圧迫条件として、計測点及びROI内の応力を用いているが、例えば、計測点及びROI内の歪み、変位計測部12で計測された変位量(変位ゼロからの積算を含む)、及び圧力計測部17で計測された圧迫の圧力に基づいて導出されたROI内に伝わった応力など、圧迫の状態を反映した各種の情報を用いることも可能である。
したがって、実施例2においては、まず、圧迫条件評価部18に対し、装置制御インターフェイス部19から検者によって基準圧迫条件が入力設定される。かかる基準圧迫条件は、検者が実際の診断に用いるための生体組織のヤング率を画像化させるべく、応力や歪みなどの計測圧迫条件に対して予め設定される閾値となるものである。設定された基準圧迫条件は、図2に示すBモード画像上、もしくは、図3に示す弾性画像上に表示されるようになっている。
そして、圧迫条件評価部18は、弾性情報演算部13から各計測点の弾性率データ(弾性率の数値データ)と、各計測点の応力の数値データを取り込む。なお、実施例2では、圧迫の程度を評価するための計測圧迫条件として応力を用いた場合を示す。
この場合、圧迫条件評価部18は、装置制御インターフェイス部19から検者によって入力された基準圧迫条件に基づいて、画像化可否の基準となる応力範囲を設定している。すなわち、入力された基準応力σsにある程度の幅を持たせた応力範囲、例えば、かかる基準応力σsを跨いで±10%の応力範囲(0.9×σs〜1.1×σs)を基準圧迫条件として設定する。その際、基準応力σsに対する幅の割合は特に限定されない。なお、基準圧迫条件として、このような応力範囲を直接入力してもよい。あるいは、応力範囲ではなく、入力した基準応力σsをそのまま基準圧迫条件として設定することも可能である。
その際、基準応力σsに最も近い過去のヤング率の計測結果2点を、マイナス側10%の応力範囲(0.9×σs〜σs)とプラス側10%の応力範囲(σs〜1.1×σs)からそれぞれ1点ずつ抽出し、これらから補間したヤング率の値を計測結果として保持してもよい。さらに、基準応力σsにより近い計測結果が得られた際に随時、かかる補間結果を更新するようになっていても構わない。
すなわち、実施例2においても、現時刻においてのみ基準圧迫条件を満たす計測点におけるヤング率の値に基づいた弾性画像を生成した場合には、現時刻の応力が基準圧迫条件を満たしていない計測点については画像表示されないこととなる。
したがって、上述した実施例1の態様1-2と同様に、現時刻だけでなく、計測点において過去に基準圧迫条件を満たしたときの弾性率(一例として、ヤング率)の情報を保存しておくことで、該計測点において基準圧迫条件を満たした直近のヤング率の値、あるいは過去に計測された複数時点のヤング率の平均値などに基づいて弾性画像を生成することが可能となる。これにより、表示画像(観察画像)の全領域について、ヤング率の値に基づいた弾性画像を生成して表示させることも可能となる(例えば、図4に示すような弾性画像が表示された状態に相当)。なお、実施例2においても、上述した実施例1の態様1-2と同様に、現時刻の計測結果に加えて、過去の複数回の計測結果を保存できるバッファなどを定義しておけばよい。
図7に示すように、横軸である応力軸上には、その軸方向へスライド可能なスライドバー70が表示されている。かかるスライドバー70は、基準圧迫条件を示しており、このスライドバー70を応力軸に沿ってスライドさせることで、基準圧迫条件をスライドバー70の応力軸上の所望の値に設定することができるようになっている。そして、スライドバー70の位置によって設定した基準圧迫条件を満たす計測点における弾性情報(一例として、ヤング率)の計測結果がリアルタイムにマッピングされ、弾性画像として表示される。
したがって、設定した基準圧迫条件に応じてリアルタイムに表示される弾性画像を非線形性の大きい組織と小さい組織についてそれぞれ確認しつつ、基準圧迫条件を調整することができ、検者が実際の診断に用いるために最適な生体組織のヤング率の状態を容易かつ確実に画像化させることが可能となる。
いずれの場合であっても、スライドバー70の操作は、検者が装置制御インターフェイス部19などを介して手動で行えばよいが、圧迫条件評価部18などにより自動的に行っても構わない。
したがって、現時刻と1フレーム過去の2フレームのBモード画像(つまり、計測断面)の相関係数を演算し、その相関係数が設定したある閾値よりも大きければ両画像に相関があり、計測断面の同一性が担保されているものと判定することができる。これに対し、かかる相関係数が前記閾値よりも小さければ前記両画像に相関がなく、計測断面は変化し、その同一性が担保されていないものと判定することができる。これをフレームが更新される度に繰り返すことで、現時刻と過去の複数フレームのBモード画像の相関を判定し、これら計測断面の同一性を継続的に担保することが可能となる。なお、このような処理は、例えば、圧迫条件評価部18で行えばよいが、その他の処理手段やそのための別途の処理手段を設けて行っても構わない。
最近の超音波診断技術の一つとして、超音波診断装置の探触子2にセンサを装着し、現時刻における探触子2の位置、変位、角度、加速度などの情報をリアルタイムに検出することが可能となっている。
したがって、本技術を応用すれば、現時刻の探触子2の位置と角度の変化をモニタリングすることにより、計測断面が保持されているのか、変化したのかを判定することが可能である。
この場合、センサとしては磁気センサを想定することができるが、赤外線センサなど、位置、変位、角度、加速度などの情報を取得可能であれば、その種類は特に問わない。
また、ビデオカメラにより撮影された画像から動作を認識するモーション認識技術に基づいて、計測断面の同一性を担保する方法であっても構わない。
あるいは、ダイナミックエラストグラフィでも、探触子2をある程度押し込むことで生体内部にはそれに応じた応力分布が生成されるため、本発明の弾性画像生成方法を適用することで同様の効果が得られる。ダイナミックエラストグラフィの技術については、“QUANTITATIVE ASSESSMENT OF BREAST LESION VISCOELASTICITY:INITIAL CLINICAL RESULTS USING SUPERSONIC SHEAR IMAGING” MICKAEL TANTER et al : Ultrasound in Med. & Biol., Vol.34, No.x,pp.xxx,2008 World Federation for Ultrasound in Medicine & Biologyや“ACOUSTIC RADIATION FORCE IMPULSE ELASTOGRAPHY FOR THE EVALUATION OF FOCAL SOLID HEPATIC LESIONS:PRELIMINARY FINDINGS” SEUNG HYUN CHO et al : Ultrasound in Med. & Biol., Vol.36, No.2,pp.202-208,2010 World Federation for Ultrasound in Medicine & Biologyなどを参照できる。
また、例えば、血流像を生成する際のカラードプラも圧迫に依存する。したがって、この場合に本発明の弾性画像生成方法を適用し、基準の圧迫条件を満たしたときのみにカラードプラの色が乗るようにすることも想定可能である。
加えて、応力条件の違いを考慮しないリアルタイムのヤング率の値に基づいた画像と、本発明の弾性画像生成方法による応力条件(代表計測圧迫条件や基準圧迫条件)を満たした計測点におけるヤング率の値に基づいた画像を2画面で表示するようになっていてもよい。
2 探触子
3 送信回路
4 送受信制御回路
5 受信回路
6 整相加算回路
7 信号処理部
8 白黒スキャンコンバータ
9 切替加算部
10 画像表示器
11 フレームデータ取得部
12 変位計測部
13 弾性情報演算部
14 弾性情報処理部
15 カラースキャンコンバータ
16 圧力センサ
17 圧力計測部
18 圧迫条件評価部
19 装置制御インターフェイス部
20 シネメモリ部
Claims (14)
- 探触子から超音波を送信して得られる反射エコー信号に基づいて、画像領域内の複数の計測点における生体組織の弾性情報と前記複数の計測点の計測圧迫条件を求める弾性情報演算部と、
前記弾性情報に基づいて生成された弾性画像を表示する画像表示器と、
前記画像表示器に表示させる前記弾性画像を生成するための前記弾性情報を、現時刻もしくは現時刻前の前記計測圧迫条件に応じて選択し、選択された現時刻及び現時刻前の前記弾性情報に基づいて生成された前記複数の計測点における前記弾性画像を前記画像表示器に表示させる圧迫条件評価部とを備えることを特徴とする超音波診断装置。 - 前記圧迫条件評価部は、前記画像表示器に表示させる前記弾性画像を生成するための前記弾性情報を、前記現時刻の弾性情報から選択するとともに、前記弾性情報が選択された前記計測点における現時刻の前記計測圧迫条件に応じて、前記弾性情報が選択されなかった前記計測点における現時刻もしくは現時刻前の前記弾性情報から該計測点ごとに選択することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記弾性情報が選択された前記計測点は、前記画像領域内に設定した関心領域内に含まれることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記画像表示器に表示させる前記弾性画像を生成するための前記弾性情報を、前記画像領域内のすべての前記計測点における現時刻の前記計測圧迫条件に応じて、前記計測点のすべてにおける現時刻もしくは現時刻前の前記弾性情報から前記計測点ごとに選択することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記弾性情報演算部により求められた前記計測圧迫条件から該計測圧迫条件を代表する代表計測圧迫条件を求め、前記計測点における現時刻もしくは現時刻前の前記計測圧迫条件が前記代表計測圧迫条件を満たすか否かを判定し、前記代表計測圧迫条件を満たす前記計測点ごとに、現時刻もしくは現時刻前の前記弾性情報を前記弾性画像を生成するための前記弾性情報として選択することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記代表計測圧迫条件は、前記画像領域内に設定した関心領域内の前記計測点もしくは前記画像領域内のすべての前記計測点における現時刻の前記計測圧迫条件の平均値に基づいて求められることを特徴とする請求項5に記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記計測点における現時刻もしくは現時刻前の前記計測圧迫条件が予め設定された基準圧迫条件を満たすか否か判定し、前記基準圧迫条件を満たす前記計測点ごとに、現時刻もしくは現時刻前の前記弾性情報を前記弾性画像を生成するための前記弾性情報として選択することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記計測圧迫条件と前記弾性情報の関係を示すグラフ画像を作成し、前記画像表示器に表示させており、
前記基準圧迫条件は、前記グラフ画像上で設定されることを特徴とする請求項7に記載の超音波診断装置。 - 前記圧迫条件評価部は、前記弾性情報が選択された前記計測点における現時刻前の前記弾性情報を平滑処理して、もしくは現時刻及び現時刻前の前記弾性情報を平滑処理して、該平滑処理後の前記弾性情報に基づいて前記弾性画像を前記画像表示器に表示させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記画像表示器に表示させた前記弾性画像がフリーズされた際、前記画像表示器に表示させる前記弾性画像を生成するための前記弾性情報を新たに選択し、新たに選択された前記弾性情報に基づいて生成された前記弾性画像を前記画像表示器に表示させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記画像表示器に表示させた前記弾性画像がフリーズされた際、該フリーズまでに生成された前記弾性画像を前記画像表示器に連続的に読み出させることで、前記弾性画像を動画として前記画像表示器に表示させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記計測点における現時刻の前記弾性情報と現時刻前の前記弾性情報が同一の前記計測点から得られたことを、一対の前記フレームデータの類似性を評価することにより、もしくは前記探触子の変位をモニタリングすることにより担保することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 前記圧迫条件評価部は、前記画像表示器に表示させる前記弾性画像を生成するための前記弾性情報に白黒輝度又は色相に階調を与えて、前記弾性画像を前記画像表示器に表示させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 生体組織に超音波を送信して得られる反射エコー信号に基づいて、画像領域内の複数の計測点における前記生体組織の弾性情報と前記複数の計測点の計測圧迫条件を求め、
画像表示器に表示させる弾性画像を生成するための前記弾性情報を、現時刻もしくは現時刻前の前記計測圧迫条件に応じて選択し、
選択された現時刻及び現時刻前の前記弾性情報に基づいて前記複数の計測点における前記弾性画像を生成することを特徴とする弾性画像生成方法。
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