JP6808294B2 - 水位計および通信システム - Google Patents
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Description
ところで、水路の水位を検知して水位が所定の水位を超えた際に、内水氾濫が生じるおそれが高くなると判断することができる。水路の水位を検知するには水路に水位計を設置することが必要となる。
そこで、本発明は、水路の蓋に取付可能とされると共に、簡易に取り付を行うことができると共に安価とすることができる水位計および通信システムを提供することを目的としている。
本発明の通信システムは、複数の閉域通信網と、該閉域通信網と通信網で接続されている情報処理装置とを備え、前記閉域通信網の各々は、親機と、該親機に属している請求項8に記載の複数の水位計とを備え、各水位計は検出した水位の情報および水位を取得した時刻情報と、設置された地点の位置情報とを自機が属している親機へ送信し、親機は受信した水位の情報および水位を取得した時刻情報を前記情報処理装置へ送出し、該情報処理装置は受信した情報に基づいて防災マップを作成することができることを最も主要な特徴としている。
本発明の通信システムでは、冠水したことを検知して冠水した地点および冠水するおそれがある地点において警告表示を行う機能や、冠水に関連する地域が表示される防災マップを作成する機能を少なくとも備えている。
本発明の実施例の水位計の説明をするに当たり、住宅などが水に浸かることを「浸水」、田畑や道路などが水に浸ることを「冠水」と一般的に云われているが、本明細書においては、「浸水」と「冠水」とを住宅などや田畑や道路などが水に浸ることを意味する同義語として扱い、以下の説明においては特に断らない限り「冠水」というものとする。
本発明の第1実施例の水位計1の物理的な構成を図1ないし図6に示す。図1は第1実施例の水位計1の構成を示す斜視図、図2は第1実施例の水位計1の構成を示す上面図、図3は第1実施例の水位計1の構成を示す正面図、図4は第1実施例の水位計1の構成をA−A断面図で示す正面図、図5は第1実施例の水位計1の構成を正面斜め上から見た斜視図で示す分解図、図6は第1実施例の水位計1の構成を正面斜め下から見た斜視図で示す分解図である。
これらの図を参照しながら第1実施例の水位計1の構成を以下に説明する。本発明にかかる第1実施例の水位計1は、樹脂製または金属製のケース部1−1と、樹脂製の蓋部1−2とからなる内部が収納空間とされた略円盤状のケースを備え、ケースの下面からは延伸部1−1aが下方へ延伸されている。図5,6に示すようにケース部1−1は、略円形の平板状の底板を備え、底板の周縁から円筒状の鍔部1−1bが上方へ形成され、底板のほぼ中央から下方へ延伸する径の細い円筒状の細長い延伸部1−1aが形成されている。また、蓋部1−2は略円形の上板を備え、上板の周縁から円筒状の鍔部1−2cが下方へ形成されている。上板は、中央部が平板状とされ周縁に向かって下方へ傾斜するテーパ状に形成されている。上板の平板状の部分に表示窓1−2aが形成されており、表示窓1−2aには警告表示部を構成する発光部12が臨んでいる。上板のテーパ状の部位には所定幅の円弧状とされたソーラーパネル11が接着により固着されている。接着は、両面テープや接着材による接着とされている。なお、蓋部1−2は光透過性の樹脂製とするのが好適である。
また、水位の上昇に伴い第1実施例の水位計1が水没してしまった際も、警告表示部153の機能により視認が可能となり、その地点に冠水が発生していることが分かる。さらに、発光している第1実施例の水位計1に人や車両などが衝突する危険を低減することが可能となる。
本発明の第2実施例の水位計2の構成は、水路の蓋が鋼材を格子状に組んだ溝蓋であるグレーチングとされている場合に好適な水位計とされている。第2実施例の水位計2は、第1実施例の水位計1において、4つの取付穴を備える構成とされており、他の構成においては第1実施例の水位計1と同様の構成とされているので、4つの取付穴以外の構成に関する説明は省略する。
本発明の第2実施例の水位計2の構成を図10に示す。図10に示すように、第2実施例の水位計2は、樹脂製または金属製のケース部2−1と、光透過性とされた樹脂製の蓋部2−2からなる略円盤状のケースを備え、ケースの下面からは延伸部2−1aが下方へ延伸されている。ケース部2−1には4つの取付穴2a−1が形成されている。ケース部2−1のほぼ中央から下方へ延伸する径の細い円筒状の延伸部2−1aが形成されている。また、蓋部2−2は略円形の上板を備え、上板は、中央部が平板状とされ周縁に向かって下方へ傾斜するテーパ状に形成されている。テーパ状の部位には蓋部2−2を貫通する4つの取付穴2a−2が約90°間隔で4つ形成されている。上板の平板状の部分に表示窓2−2aが形成されており、表示窓2−2aには警告表示部を構成する発光部が臨んでいる。上板のテーパ状の部位には所定幅の円弧状とされたソーラーパネル21が接着により固着されている。
図示しない水路はU字溝により構成されており、U字溝の開口された上部は図11、図12に示すグレーチング27により閉塞される。グレーチング27は、鋼材を格子状に組んだ溝蓋である水路の蓋とされている。グレーチング27の格子状の間の隙間に上から第2実施例の水位計2の延伸部2−1aを挿入する。そして、水位計2の蓋部2−2に形成された4つの取付穴2a−2に4本のボルト28aをそれぞれ上から挿入して、ケース部2−1の下面の取付穴2a−1から突出したボルト28aをグレーチング27の格子状の間の隙間に挿入する。そして、グレーチング27の下面から突出した4本のボルト28aの先端部に4つの当板28bをそれぞれ挿通して、さらに4つのナット28cをそれぞれボルト28aに螺着する。これにより、第2実施例の水位計2をグレーチング27に固着する。当板28bは、中央にボルト28aを挿入する挿入孔が形成された円形とされているが、外形形状は格子状の間の隙間から抜け出なければ矩形や多角形としてもよい。
これらの図に示すように、第2実施例の水位計2は、ケースに形成された4つの取付穴2aに挿入された4本のボルト28aがグレーチング27の格子状の間の隙間を通って、その先端部がグレーチング27の下まで達している。このボルト28aの先端部にそれぞれに当板28bを介してナット28cが螺着されている。第2実施例の水位計2における延伸部2−1aは、グレーチング27の格子状の間の隙間を通って、グレーチング27の下から下方へ突出しており、延伸部2−1aに収納されている第1センサないし第3センサにより水路の水位を検知可能となっている。
本発明の第3実施例の水位計3の物理的な構成を図17ないし図19に示す。図17は第3実施例の水位計3の構成を示す斜視図、図18は第3実施例の水位計3の構成を正面斜め上から見た斜視図で示す分解図、図18は第3実施例の水位計3の構成を正面斜め下から見た斜視図で示す分解図である。
これらの図を参照しながら第3実施例の水位計3の構成を以下に説明する。本発明にかかる第3実施例の水位計3は、樹脂製または金属製のケース部3−1と、樹脂製の蓋部3−2からなる高さの寸法が幅の寸法より小さい直方体形状とされたケースを備え、ケースの下面からは収納部3−3が下方へ延伸されている。図18,19に示すようにケース部3−1は、上面が開口された矩形の箱状に形成され、底板の周縁から上方へ側壁部3−1aが形成され、底板のほぼ中央には略円形の嵌挿孔3−1eが形成されている。この嵌挿孔3−1eには、径の細い円筒状の収納部3−3の上端が嵌挿されて溶着や接着等で固着されており、収納部3−3はケース部3−1の下面から下方へ延伸されている。また、蓋部3−2は矩形形状の平板状とされ、ケース部3−1の上面の開口を閉塞するように、ケース部3−1の上端に被嵌されて溶着や接着等により固着される。なお、蓋部3−2は光透過性の樹脂製とするのが好適である。
水路は図示しないU字溝により構成されており、U字溝の開口された上面は水路蓋36により閉塞される。図20、図21に示すように水路蓋36は、横長の所定厚さとされた矩形状とされ、短辺のほぼ中央には矩形状の切欠部36aが形成されている。水路蓋36のほぼ中央部に断面矩形の矩形凹部36bが形成され、矩形凹部36bのほぼ中央に挿通孔36cが形成されている。矩形凹部36bは、第3実施例の水位計3の外形形状とほぼ同様の水位計3を収納できる大きさおよび深さに形成されており、挿通孔36cの径は収納部3−3の外径とほぼ同様の収納部3−3を挿通できる大きさに形成されている。
挿通孔36cに上から第3実施例の水位計3の収納部3−3を挿入していくと、図22ないし図25に示すように矩形凹部36bに第3実施例の水位計3が収納されるようになる。そして、矩形凹部36bに水位計3のケース部3−1を接着することにより、第3実施例の水位計3を水路蓋16に固着する。第3実施例の水位計3を矩形凹部36bに取り付けた状態では、水路蓋36の上面は平坦になると共に、水路蓋36の下面から収納部3−3が下方へ突出し、収納部3−3に収納されている第1センサ33aないし第3センサ33cにより水路の水位を検知可能となっている。
第3実施例の水位計3は、上記したように用水路などの水路の水路蓋36に矩形凹部36bを形成して、矩形凹部36bに挿入して接着するだけで取り付けられることから、施工を簡易に行うことができる。そして、上記したように第3実施例の水位計3は簡単な構成となることから、安価な水位計とすることができる。水路の水位が上昇して規定水位の高さ以上となったことが、第3実施例の水位計3で検出されると警告表示部を構成する発光部32が点灯されて、この発光を外部から視認できるようになる。すなわち、水路蓋36がしてある水路において、水路蓋36により水路の水位を視認できない環境においても、水路の水位を検知可能であることから水位の上昇時に発光部32による警告発光を行うことで水位が上昇していることを認識可能となる。
また、水位の上昇に伴い第3実施例の水位計3が水没してしまった際も、発光部32は発光されることから視認が可能となり、その地点に冠水が発生していることが分かる。さらに、第3実施例の水位計3が取り付けられた水路蓋36の上面は平坦になることから人や車両などが第3実施例の水位計3に衝突するおそれをなくすことができる。
本発明の第4実施例の水位計4の物理的な構成を図26ないし図31に示す。図26は第4実施例の水位計4の構成を示す斜視図、図27は第4実施例の水位計4の構成を示す正面図、図28は第4実施例の水位計4の構成を示す上面図、図29は第4実施例の水位計4の構成を示す下面図、図30は第4実施例の水位計4の構成を正面斜め上から見た斜視図で示す分解図、図31は第4実施例の水位計4の構成を正面斜め下から見た斜視図で示す分解図である。
これらの図を参照しながら第4実施例の水位計4の構成を以下に説明する。本発明にかかる第4実施例の水位計4は、樹脂製または金属製のケース部4−3と、ケース基部4−1aを下部に備える筒状部4−1と、筒状部4−1の上端に被せられるキャップ4−2とからなるケースを備え、ケースの下面からは延伸部4−3aが下方へ延伸されている。図30および図31に示すようにケース部4−3は、略円形の平板状の底板を備え、底板の周縁から円筒状の鍔部4−3bが上方へ形成され、底板のほぼ中央から下方へ延伸する径の細い円筒状の延伸部4−3aが形成されている。また、筒状部4−1は断面が略円形の円筒状の部分と、円筒状の部分の下端に形成された略円形のケース基部4−1aとを備え、ケース基部4−1aの周縁から円筒状の鍔部4−1bが下方へ形成されている。ケース基部4−1aは、中央部に立設して形成されている円筒状の部分から周縁に向かって下方へ傾斜するテーパ状に形成されている。テーパ状の部分には約90°の間隔で4つの取付穴4a−1が形成され、取付穴4a−1はケース部4−3に形成されている4つの取付穴4a−3に連通している。テーパ状の部分には所定幅の円弧状とされたソーラーパネル41が接着により固着されている。接着は、両面テープや接着材による接着とされている。なお、筒状部4−1におけるケース基部4−1aは光透過性の樹脂製とするのが好適である。
水路は図示しないU字溝により構成されており、U字溝の開口された上部は水路蓋47により閉塞される。図32、図33に示すように水路蓋47は、横長の所定厚さとされた矩形状とされ、短辺のほぼ中央には矩形状の切欠部47aが形成されている。水路蓋47のほぼ中央部に断面円形の挿通孔47bが形成され、挿通孔47bをほぼ中心として挿通孔47bを囲むように約90°間隔で4つの貫通孔47cが形成されている。挿通孔47bは、第4実施例の水位計4の延伸部4−3aの外径とほぼ同様の延伸部4−3aを挿通できる径に形成されており、貫通孔47cは4つの取付穴4a−1、取付穴4a−3の位置と同様の間隔および位置に形成されている。
これらの図に示すように、第4実施例の水位計4を水路蓋47に取り付けた状態では、水路蓋47の下面から延伸部4−3aが下方へ突出し、延伸部4−3aに収納されている第1センサ43aないし第4センサ43dにより水路の水位を検知可能となっている。また、通信用アンテナ45aおよび測位用アンテナ45bが筒状部4−1の上部に配置されていることから、通信用アンテナ45aおよび測位用アンテナ45bは効率的に動作するようになる。このように、第4実施例の水位計4においては水路蓋47がしてある水路において、水路蓋47により水路の水位を視認できない環境においても、水路の水位を検知可能であることから水位の上昇時に発光部42による警告発光を行うことで水位が上昇していることを認識可能となる。また、水位の上昇に伴い第4実施例の水位計4が水没してしまった際も、発光部42は発光されることから視認が可能となり、その地点に冠水が発生していることが分かる。さらに、発光している第4実施例の水位計4に人や車両などが衝突する危険を低減することが可能となる。
図37に示す第4実施例の水位計4は、マイクロコントローラ210、センサ部211、位置測位装置212、警告表示部213、通信網通信I/F214、広域通信網通信I/F215とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源部216を備えている。マイクロコントローラ210は、第4実施例の水位計4の動作を統括制御する制御手段であり、位置測位装置212は、GPS(Global Positioning System)等を使用して水位計4の設置位置を測位しており、時刻情報取得装置の機能を備えている。具体的には、マイクロコントローラ210は、センサ部211で検出した水位の情報と、水位を検出した時刻を時刻情報取得装置から取り込んで、時刻情報を付した水位情報を内部のテンポラリメモリに書き込む。また、位置測位装置212から第4実施例の水位計4が設置された地点の位置情報を取得してテンポラリメモリに書き込む。この場合、第4実施例の水位計4の位置情報は、位置測位装置212が測位した位置情報、あるいは、直接入力した位置情報とされる。テンポラリメモリに書き込まれている水位情報、水位を検出した時刻情報、第4実施例の水位計4の位置情報は、所定のタイミングで通信網通信I/F214あるいは広域通信網通信I/F215から外部へ送信される。また、第4実施例の水位計4の設置位置において冠水が発生して規定水位以上となった際には、警告表示部213を点灯させて冠水が発生したことを報知する。警告表示部213の発光部の光は水面に照射されて水面境界付近を照らすことができ、水面の視認性を向上させることが可能となる。また、警告表示部213の発光部の光は、第4実施例の水位計4の内部から外部へ照射され、遠方からの視認性および第4実施例の水位計4の視認性を向上させることが可能である。
本発明の第4実施例の水位計4を適用することができる警告システム300の構成を示す機能ブロック図を図38に示す。この警告システム300では、冠水したことを検知して冠水した地点および冠水するおそれがある地点において警告表示を行う機能や、冠水に関連する地域が表示される防災マップを作成する機能を少なくとも備えている。
図38に示す警告システム300は、情報処理装置301と複数の閉域通信網350−1〜350−kとを備えており、情報処理装置301と複数の閉域通信網350−1〜350−kの間は、インターネット通信網や公衆通信網からなる広域通信網310で接続されている。
閉域通信網350−1〜350−kは、所定の地域毎に設置されており、図示する例ではkの閉域通信網が設置されている。防災マップは、所定の地域毎に作成することができ、複数の地域の防災マップを連結することで複数の所定の地域をカバーする防災マップを作成可能となる。閉域通信網は、専用の通信回線を利用する通信網であり、データを途中で傍受されたり改ざんされるおそれを防止できる通信網である。
ここで、水位計Aと水位計Bとについて説明する。水位計Aと水位計Bとは構成は同じであるが、設置地点の状態が異なっている。具体的には、水位計Aが設置された地点において規定水位以上となって冠水が発生しても、水位計Bが設置された地点においては即座に冠水は発生しない。しかし、水位計Aが設置された地点においてさらに水位が上昇したときに水位計Bが設置された地点において冠水が発生するおそれが高まるようになる。そこで、水位計Aが設置された地点において規定水位以上となった際に、水位計Bの発光部からなる警告表示部を発光させて設置した地点において冠水するおそれがあることを警告表示させる。このような動作を次のようにして行う。水位計Aからは検出した水位の情報および水位を取得した時刻情報が所定時間毎に親機へ送信され、親機は受信した水位の情報および水位を取得した時刻情報を情報処理装置301へ広域通信網310を介して送出している。情報処理装置301は、受信した水位計Aの水位が規定水位以上となったことを検出して、水位が規定水位以上となった水位計Aが属する閉域通信網に属している水位計Bを検出する。この場合、情報処理装置301では、水位計Aおよび水位計Bから送信された検出した水位の情報および水位を取得した時刻情報と、設置された地点の位置情報とを、それぞれデータベースへ格納しているが、それぞれの情報は水位計Aおよび水位計BのMACアドレスなどのIDと関連付けて格納している。そこで、情報処理装置301は、データベースを検索することにより規定水位以上となった水位計Aが属する閉域通信網に属している水位計Bを検出する。そして、警告表示指示情報を検出された水位計Bが属している親機へ送信する。警告表示指示情報を受信した親機は、自機に属する水位計Bに警告表示指示情報を送信する。警告表示指示情報を受信した水位計Bは、警告表示指示情報に基づいて自機の発光部からなる警告表示部を発光させる。これにより、冠水するおそれがあることを事前に水位計Bにより警告表示することができる。
なお、情報処理装置301は、データベースに格納された情報から冠水した地点を検出することができ、これに基づいて防災マップを作成することができる。
水位計Aおよび水位計Bの設置地点は図39に示す位置に限らず、標高が低く冠水しやすい地点に設置された水位計が水位計Aとされ、水位計Aの設置地点より標高が高い地点に設置された水位計を水位計Bとしてもよい。
Claims (11)
- 下面が平面状とされたケース部と、該ケース部の開口面を閉塞する蓋部と、前記下面から下方へ延伸する延伸部とからなり、内部が収納空間とされたケースと、
該ケースの前記延伸部の内部に収納された水位センサとを備え、
前記水位センサからの信号に基づいて水位を検知する検知手段と、該検知手段で有意な水位が検知された際に発光される警告表示部と、電源部とが、前記ケースの収納空間に少なくとも収納され、前記延伸部の形状が、水路の蓋に形成されている蓋を貫通する孔部に挿入可能な形状とされ、前記ケースが前記孔部の周囲に固着されることを特徴とする水位計。 - 水路の蓋に形成されている前記孔部が、隣接する蓋との間で形成される予め蓋に形成されている溝部で構成され、前記ケース部の前記下面が前記孔部の周囲に接着により固着されることを特徴とする請求項1に記載の水位計。
- 水路の蓋がグレーチングとされ、該グレーチングの孔が前記孔部とされ、前記ケースに挿通されたネジ手段により、前記ケースを前記グレーチングの孔に固着することを特徴とする請求項1に記載の水位計。
- 水路の蓋に形成された前記ケースの全体を収納可能な形状の凹部に、前記ケースが収納されて固着され、前記孔部が、前記凹部の底面に形成された挿通孔とされることを特徴とする請求項1に記載の水位計。
- 前記蓋部は、前記ケース部の開口面を閉塞するケース基部を備え、上方へ延伸する内部が収納空間とされる筒状部から構成され、
前記ケースの収納空間に、前記水位センサからの信号に基づいて水位を検知する検知手段と、該検知手段で有意な水位が検知された際に発光される警告表示部と、前記検知手段で有意な水位が検知された際に水位の情報を外部へ送出する通信部と、設置位置を検出する位置測位部と、電源部とが、収納され、前記筒状部の収納空間に前記通信部および前記位置測位部のアンテナが収納されることを特徴とする請求項1に記載の水位計。 - 前記孔部が、水路の蓋に形成された挿通孔とされ、前記挿通孔の周囲に形成された貫通孔に前記ケースに挿通されたネジ手段により、前記ケースが水路の蓋に固着されることを特徴とする請求項5に記載の水位計。
- 前記水位センサは、水位を検知する原理が異なる複数種類の水位センサの組み合わせとされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の水位計。
- 設置されている位置を測位する位置測位手段と、時刻情報を取得する時刻取得手段と、通信手段とをさらに備えており、
前記通信手段は、前記水位センサで検出された水位の情報に、前記位置測位手段で取得された位置情報と、前記時刻取得手段で取得した前記水位を検出した時刻の情報とを付加して送信することができることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の水位計。 - 複数の閉域通信網と、
該閉域通信網と通信網で接続されている情報処理装置と、
を備え、
前記閉域通信網の各々は、親機と、該親機に属している請求項8に記載の複数の水位計とを備え、各水位計は検出した水位の情報および水位を取得した時刻情報と、設置された地点の位置情報とを自機が属している親機へ送信し、親機は受信した水位の情報および水位を取得した時刻情報を前記情報処理装置へ送出し、該情報処理装置は受信した情報に基づいて防災マップを作成することができることを特徴とする通信システム。 - 前記閉域通信網における水位計において規定された水位以上の水位が検出された時に、前記情報処理装置は、当該水位計が属している前記親機に、規定された水位以上の水位が検出されていない水位計において前記発光部を発光させる指示情報を送信することを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
- 前記閉域通信網における水位計は、本堤と河川との間に設置された第1の水位計と、本堤を除く他の堤と本堤との間とに設置された第2の水位計とで構成することができ、前記第1の水位計から規定水位以上の水位が検出された際に、前記第2の水位計の前記発光部を発光させるようにしたことを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
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