JP6805689B2 - 香り放出機能付き箱体 - Google Patents
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Description
そこで、香りを逃がさず、手軽に扱える試供品の形態を研究して、本発明の完成に至ったものである。
具体的に、上記香り放出機能付き箱体は、香料を入れた布製の袋である香料入り香り袋と、該香料入り香り袋を収める空間部を有する筒状スポンジと、該筒状スポンジを収める箱体と、該箱体に収めた該筒状スポンジの上面に乗せられた板状のリーフレットを備え、該香料入り香り袋の香りを含んだ空気を放出するための香り放出孔が該箱体の側面板に、該リーフレットを介して該筒状スポンジを押圧するための開口が該箱体の上面板にそれぞれ設けられ、該空間部に該香料入り香り袋を収めた該筒状スポンジを該箱体に格納している状態において、該開口から該リーフレットを介して該筒状スポンジを押圧することにより、該筒状スポンジが、該香料入り香り袋の香りを含んだ空気を該香り放出孔から放出するように構成される。
請求項1の発明によれば、箱体を直接押圧しないで、リーフレットを介して筒状スポンジを押圧するので、押す部分と外箱が分かれており、箱自体を潰さず永く美麗な状態を保つことができる。
請求項2の発明によれば、箱体が紙製であって手中に納まる大きさなので、簡易に製造でき、取り扱いが容易である。
請求項3の発明によれば、香り放出孔が箱体の側面に配置されているので、利用者に対する訴求力を高くすることができる。
本発明のブランク板によれば、多角形状の香り放出機能付き箱体を組み立てるに好適なブランク板が得られる。
図1は、香り放出機能付き箱体を示す斜視図である。
図1の場合、香り放出機能付き箱体10は、平面視した場合、八角形状のやや扁平な容器であり、全体は手中に納まる大きさにされている。箱体10の上面板11は中央に円形等の開口15を有しており、この開口15部分下のリーフレット16を指先で押圧すると香りが放出するようにされている。リーフレット16は板紙を重ねた材料等が使用され、押し板の機能をするものである。
ただし、開口15やリーフレット16は、必須の構成ではなく、開口15やリーフレット16を省いて、箱体10の上面板、底面板、あるいは双方を上下から直接押圧するようにすることもできる。
また、側面には、箱体を吊るすための吊り手17があり、吊り紐18が取り付けられている。ただし、本発明の香り放出機能付き箱体10は、八角形状に限定されず、四角形以上の多角形にすることができ、また円形であっても構わない。
箱体10の中には、筒状スポンジ3があり、中心の空間部3hの中に、香り袋2が格納されている。香り袋2の中には、香料1が詰められている。香料1については後述する。
筒状スポンジ3の上面には、前記したリーフレット16があり、下面には、スポンジ台紙19が敷かれている。スポンジ台紙19は香り袋2が抜け出ないようにすることを目的とする台紙である。この状態で開口15からリーフレット16を介して、筒状スポンジ3を押圧することに伴い、香り袋2内の香料1の香りが、香り放出孔14から放出するというものである。
なお、筒状スポンジに限定されず、香り袋2を内包できる空間を有する球形乃至扁平な楕円状乃至円板状のスポンジ体であっても良い。
スポンジとはスポンジゴムのことで、一般に連続した開気孔を有する多孔性の加硫ゴムをいう。スポンジ材は、発泡材料でも良いが、いずれも無味無臭のものを使用する。
箱体本体用ブランク板は、図3(A)のように、上面板11と底面板13が側面板12aで繋がった構造であり、上面板11の周囲には、側面板12a,12b,12c,12dが接続し、上面板11には開口15が形成されている。底面板13には、側面板12e,12f,12g,12hが接続しており、各々香り放出孔14e,14f,14g,14hを有している。また、前記吊り手17が底面板13に接続している。
なお、符号nを付した部分は糊代である。また、図3中、実線部は打ち抜き線、鎖線部は折り線形成部である。
図3(C)は、スポンジ台紙19用の材料であり、1枚の板紙からなっている。
上記した例は、八角形の箱体を形成するためのものであるが、八角形以外の形状であっても良いのは前記のとおりである。
なお、箱体本体の材料は、板紙に限定されず、厚手の上質紙やコート紙、不織布やプラスチック板を使用することもできる。
香り袋2は、香料を入れた布製の袋である。香料としては、各種の香料が用いられる。例えば、固形状の香料や粉末状の香料が使用される。香料は特定の状態に限定されず、固形剤や粉末、あるいは粉末に液状エッセンスをまぶしたものであっても良い。香草の乾燥粉末や香りエッセンス、香水を賦香した粉末であっても良い。各種市販されているものが使用される。
香り袋2の布材は、絹や木綿、ポリエステル、ナイロン等の無臭の材料が使用される。
特に好ましくは、光沢と透明感のあるオーガンジー生地(ポリエステル)が採用される。
箱体10に入る中身は、香料1入り香り袋2を詰め込みした構成からなり、筒状スポンジ3の空間部3hに入れられる。
この筒状スポンジ3の上にリーフレット16を乗せ、下面にスポンジ台紙19をあてがって箱体10の中に組み込みする。
香り袋2の袋自体には、オーガンジー生地等を使用する。この袋の中に、通常、丸いビーズ状の香玉(直径3mm程度)を入れ、封をするリボンで閉じられる。ただし、ビーズ状の香玉に限らず、各種の香り材料を使用することができる。
箱体10は、図3(A)の箱体本体のブランク板を打ち抜き、かつ折り曲げして、上面板11を側面板12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12hで支持するようにする。
図5(B)のように、側面板12cと12g、12fを接着(糊付け)する前に、図4の筒状スポンジ(スポンジ体)3の上にリーフレット16を載せ、下面にスポンジ台紙19をあてがった一式を、上面板11と底面板13の間に挿入し格納する。その後、側面板12cと12f、12gを接着(糊付け)すれば、香り放出機能付き箱体10が完成する。
図6は、香り放出機能付き箱体の展示方法を示す図である。
図6(A)のように、背面ボード25の下半を透明ケース30に入る大きさに折り曲げる。
続いて、図6(B)のように、背面ボード25を透明ケース30に納める。この際、背面ボード25の紐穴25hと透明ケース30の紐穴30hとの位置を合わせ、吊り紐18の一端が双方の紐穴を通るように結び付ける。なお、背面ボード25とは、香り見本の効能や用法等、利用者に訴える内容を表示する紙面である。
次に、図6(C)のように、吊り紐18の他端を香り放出機能付き箱体10に結び付ける。図6(D)は最終の展示状態である。
透明ケース30は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の材料を打ち抜き、折り曲げして、組み立てて使用する。
前面板31と背面板32を側面板33,34でつなぎ、底面板36,37,38,39で底面を構成する。背面ボード25を折り曲げして挿入した場合に、上面板35で蓋をすることができるようにされている。PET材の場合、折り曲げして組み立てすれば良く、接着の必要はない。なお、図7中、実線部は打ち抜き線、鎖線部は折り線形成部である。
箱体10本体は、図3(A)図示の形状に打ち抜きし、かつ折り線を形成した。ブランク板の全幅W1は、178.3mm、全高さH1は、121.0mmとなった。
リーフレット16は、図3(B)のように、3枚の板紙をじゃばら折りするようにし、中央の板紙16bの幅が52mm、16aと16cは、幅が51mmとなるようにした。従って、全長W2は、154mm,高さH2は、52mmとなった。
スポンジ台紙19は、幅、高さともに52mmのものとした。
香り袋2には、ポリエステル製オーガンジー生地を使用した。この袋の中に、ビーズ玉(直径約3mm)状の香料1を入れ、香り袋2の口部を口紐リボンで閉じた。
背面ボード25は、25.5kg/46判の板紙を使用し、幅61mm、長さ105mmとし、下半部分を図6(A)のように折り曲げして、透明ケース30に入るようにした。
吊り紐18は、透明ケース30の紐穴30hと背面ボード25の紐穴25hを、図6(C)のように、一体になるようにして結びつけた。
2 ;香り袋
3 ;筒状スポンジ
3h;空間部
10:箱体
11:上面板
12,12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12h:側面板
13:底面板
14,14e,14f,14g,14h:香り放出孔
15:開口
16:リーフレット
17:吊り手
18:吊り紐
19:スポンジ台紙
25;背面ボード
30;透明ケース
Claims (1)
- 香料を入れた布製の袋である香料入り香り袋と、該香料入り香り袋を収める空間部を有する筒状スポンジと、該筒状スポンジを収める箱体と、該箱体に収めた該筒状スポンジの上面に乗せられた板状のリーフレットを備え、
該香料入り香り袋の香りを含んだ空気を放出するための香り放出孔が該箱体の側面板に、該リーフレットを介して該筒状スポンジを押圧するための開口が該箱体の上面板にそれぞれ設けられ、該空間部に該香料入り香り袋を収めた該筒状スポンジを該箱体に格納している状態において、該開口から該リーフレットを介して該筒状スポンジを押圧することにより、該筒状スポンジが、該香料入り香り袋の香りを含んだ空気を該香り放出孔から放出するように構成したことを特徴とする香り放出機能付き箱体。
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Applications Claiming Priority (1)
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