JP6805255B2 - ユーザ装置、基地局、及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる無線端末及び基地局に関する。
近年、多数のアプリケーションを実行可能なスマートフォン等の無線端末の普及により、無線端末がネットワークに接続する頻度及びネットワークが無線端末のページングを行う頻度が増加している。
このため、移動通信システムにおいて、シグナリングに伴うネットワークの負荷が高まっている。このような状況に鑑み、移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、シグナリングを削減するための技術の検討が進められている。
第1の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、メッセージを基地局から受信し、前記メッセージの受信に応じて設定変更を行う制御部を備える。前記制御部は、特定状態への遷移を指示する情報が前記メッセージに含まれることに応じて、前記無線端末を前記特定状態に遷移させる。前記特定状態は、RRC接続を維持しつつ、前記無線端末の複数の機能のうち前記基地局とのシグナリングを発生させる少なくとも1つの機能が非活性化された状態である。
第2の特徴に係る基地局は、移動通信システムのための基地局である。前記基地局は、メッセージを無線端末に送信することにより前記無線端末に設定変更を行わせる制御部を備える。前記制御部は、特定状態への遷移を指示する情報を前記メッセージに含めることにより、前記無線端末を前記特定状態に遷移させる。前記特定状態は、RRC接続を維持しつつ、前記無線端末の複数の機能のうち前記基地局とのシグナリングを発生させる少なくとも1つの機能が非活性化された状態である。
第3の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、RRC接続の解放を指示するRRC接続解放メッセージを基地局から受信し、前記RRC接続解放メッセージの受信に応じて前記RRC接続を解放する制御部を備える。前記RRC接続解放メッセージは、前記RRC接続を解放する理由を示すフィールドを含む。前記制御部は、特定状態への遷移を指示する情報が前記フィールドに含まれることに応じて、前記無線端末を前記特定状態に遷移させる。前記特定状態は、前記RRC接続が解放された状態であって、かつ、前記無線端末用のS1接続が前記基地局とコアネットワークとの間に維持される状態である。
第4の特徴に係る基地局は、移動通信システムのための基地局である。前記基地局は、RRC接続の解放を指示するRRC接続解放メッセージを無線端末に送信することにより、前記RRC接続を解放する制御部を備える。前記RRC接続解放メッセージは、前記RRC接続を解放する理由を示すフィールドを含む。前記制御部は、特定状態への遷移を指示する情報を前記フィールドに含めることにより、前記無線端末を前記特定状態に遷移させる。前記特定状態は、前記RRC接続が解放された状態であって、かつ、前記無線端末用のS1接続が前記基地局とコアネットワークとの間に維持される状態である。
第5の特徴に係る無線端末は、移動通信システムのための無線端末である。前記無線端末は、基地局とのデータ通信の中断を検知し、前記データ通信の中断を検知したことに応じて前記データ通信の中断を示す通知を前記基地局に送信する制御部を備える。前記制御部は、RRCレイヤのシグナリングにより前記通知を前記基地局に送信する。前記制御部は、前記RRCレイヤよりも上位のレイヤの情報に基づいて、前記データ通信の中断を検知する。
第6の特徴に係る基地局は、移動通信システムのための基地局である。前記基地局は、無線端末の移動速度に関する移動状態情報を前記無線端末から受信し、前記移動状態情報に基づいて、少なくとも1つのセルからなる所定ページングエリアの範囲を決定する制御部を備える。前記所定ページングエリアは、トラッキングエリアよりも狭いエリアであって、かつ、前記基地局を含む無線アクセスネットワークによりページングが制御されるエリアである。
実施形態に係るLTEシステムの構成を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)の構成を示す図である。 実施形態に係るeNB(基地局)の構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成を示す図である。 実施形態に係るLight Connected状態(特定状態)への遷移に係る動作の概要を示す図である。 実施形態に係る動作パターン1を示す図である。 実施形態に係る動作パターン2を示す図である。 実施形態に係るRANページングエリアを決定するための動作を示す図である。 付記2に係るRAN制御のDL伝送オプションを示す図である。 付記2に係るMME始動ページングのシグナリングオプションを示す図である。 付記2に係るページング領域と推奨セルを示す図である。
(移動通信システムの構成)
以下において、実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。LTEシステムは、3GPP規格に基づく移動通信システムである。
図1に示すように、LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、移動型の通信装置であり、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node−B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる他に、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)300C及びサービングゲートウェイ(S−GW)300Uを含む(図6等参照)。MME300Cは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。MME300Cは、NAS(Non−Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するトラッキングエリアの情報を管理する。トラッキングエリアは、複数のセルからなるエリアである。S−GW300Uは、データの転送制御を行う。MME300C及びS−GW300Uは、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100(無線端末)の構成を示す図である。図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。プロセッサは、後述する処理を実行する。
図3は、eNB200(基地局)の構成を示す図である。図3に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含んでもよい。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1レイヤ乃至第3レイヤに区分されており、第1レイヤは物理(PHY)レイヤである。第2レイヤは、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含む。第3レイヤは、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤは、AS(Access Stratum)レイヤを構成する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとeNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとMME300CのNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等の機能を有する。
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成を示す図である。図5に示すように、無線フレームは、時間軸上で10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間軸上で2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数軸上で複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間軸上で複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数軸上で複数個のサブキャリアを含む。具体的には、12個のサブキャリア及び1つのスロットにより1つのRBが構成される。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として用いられる領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として用いることができる領域である。
eNB200は、基本的には、PDCCHを用いて下りリンク制御情報(DCI)をUE100に送信し、PDSCHを用いて下りリンクデータをUE100に送信する。PDCCHが搬送するDCIは、上りリンクスケジューリング情報、下りリンクスケジューリング情報、TPCコマンドを含む。上りリンクスケジューリング情報は上りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報(UL grant)であり、下りリンクスケジューリング情報は、下りリンク無線リソースの割当てに関するスケジューリング情報である。TPCコマンドは、上りリンクの送信電力の増減を指示する情報である。eNB200は、DCIの送信先のUE100を識別するために、送信先のUE100の識別子(RNTI:Radio Network Temporary ID)でスクランブリングしたCRCビットをDCIに含める。各UE100は、自UE宛ての可能性があるDCIについて、自UEのRNTIでデスクランブリング後、CRCチェックをすることにより、PDCCHをブラインド復号(Blind decoding)し、自UE宛のDCIを検出する。PDSCHは、下りリンクスケジューリング情報が示す下りリンク無線リソース(リソースブロック)により下りリンクデータを搬送する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として用いることができる領域である。
UE100は、基本的には、PUCCHを用いて上りリンク制御情報(UCI)をeNB200に送信し、PUSCHを用いて上りリンクデータをeNB200に送信する。PUCCHが運搬するUCIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、スケジューリング要求(SR)、HARQ ACK/NACKを含む。CQIは、下りリンクのチャネル品質を示すインデックスであり、下りリンク伝送に用いるべきMCSの決定等に用いられる。PMIは、下りリンクの伝送のために用いることが望ましいプレコーダマトリックスを示すインデックスである。RIは、下りリンクの伝送に用いることが可能なレイヤ数(ストリーム数)を示すインデックスである。SRは、PUSCHリソースの割り当てを要求する情報である。HARQ ACK/NACKは、下りリンクデータを正しく受信したか否かを示す送達確認情報である。
(特定状態)
以下において、実施形態に係る特定状態について説明する。特定状態は、UE100用のS1接続が維持されつつUE100用のシグナリングが抑制される状態である。S1接続は、S1ベアラと称されてもよい。S1接続は、S1インターフェイス上でeNB200とEPC20との間に確立される接続である。S1インターフェイスは、ユーザプレーン用のS1−Uインターフェイスと制御プレーン用のS1−MMEインターフェイスとを含む。S1接続は、S1−Uインターフェイス上でeNB200とS−GW300Uとの間に確立されるS1−U接続と、S1−Cインターフェイス上でeNB200とMME300Cとの間に確立されるS1−MME接続と、を含んでもよい。
特定状態は、RRCコネクティッドモードの一状態又はRRCアイドルモードの一状態であってもよい。或いは、特定状態は、RRCコネクティッドモード及びRRCアイドルモードとは異なるRRC状態であってもよい。実施形態に係る動作パターン1において、特定状態は、RRCコネクティッドモードの一状態(substate)である。これに対し、実施形態に係る動作パターン2において、特定状態は、RRCアイドルモードの一状態(substate)である。特定状態によれば、一般的なRRCコネクティッドモードに比べてシグナリングが削減される。また、特定状態によれば、一般的なRRCアイドルモードに比べてUE100が迅速にデータ通信を開始することができる。以下において、特定状態を「Light Connected状態(Light Connected substate)」と称する。
図6は、Light Connected状態(特定状態)への遷移に係る動作の概要を示す図である。図6の初期状態において、UE100はRRCコネクティッドモードであり、UE100とeNB200との間にRRC接続(RRC Connection)が確立されている。また、eNB200とMME300Cとの間にS1−MME接続(S1−MME Connection)が確立されている。eNB200とS−GW300Uとの間にS1−U接続(S1−U Connection)が確立されている。UE100は、eNB200とのデータ通信を行う。
図6に示すように、ステップS1において、eNB200は、Light Connected状態への遷移を指示する遷移指示(Request to Light Conn.)をUE100に送信する。
ステップS2において、UE100は、遷移指示の受信に応じて、肯定応答(Ack)メッセージをeNB200に送信する。但し、ステップS2は必須ではなく、省略してもよい。
ステップS3において、UE100及びeNB200は、RRC接続を維持又は解放する。具体的には、実施形態に係る動作パターン1において、UE100及びeNB200は、RRC接続を維持する。これに対し、実施形態に係る動作パターン2において、UE100及びeNB200は、RRC接続を解放する。
ステップS4において、eNB200及びMME300Cは、S1−MME接続を維持する。ステップS5において、eNB200及びS−GW300Uは、S1−U接続を維持する。ステップS6において、UE100は、Light Connected状態に遷移し、eNB200とのデータ通信を中断する。
eNB200は、Light Connected状態に遷移したUE100のコンテキスト情報(UEコンテキスト)を破棄せずに維持する。UEコンテキストは、UE100に対する各種の設定及び能力等に関する情報を含む。各種の設定は、AS(Access Stratum)の設定を含む。
Light Connected状態にあるUE100は、維持されているS1接続及びUEコンテキストを活用して、少ないシグナリングでeNB200とのデータ通信を再開することができる。
第1のeNB200のセルにおいてLight Connected状態に遷移したUE100は、第1のeNB200のセルから第2のeNB200のセルに移動してもよい。第2のeNB200のセルにおいてUE100がデータ通信を再開する場合、第2のeNB200は、UE100のUEコンテキストを第1のeNB200からX2インターフェイス上で取得し、取得したUEコンテキストをUE100とのデータ通信に利用してもよい。
実施形態において、Light Connected状態にあるUE100には、RANベースページングが適用される。RANベースページングは、E−UTRAN10(eNB200)によりページングが制御される所定ページングエリア単位でページングを行う。所定ページングエリアは、トラッキングエリアよりも狭いエリアである。所定ページングエリアを導入することにより、1のUE100に対してページングを行うセルの数を削減することができるため、シグナリングを削減することができる。以下において、このような所定ページングエリアを「RANページングエリア」と称する。
一例として、RANページングエリアは、Light Connected状態にあるUE100のS1接続を維持する特定のeNB200のセルと当該特定のeNB200の周辺のeNB200のセルとにより構成される。周辺のeNB200は、特定のeNB200とのX2インターフェイスを有するeNB200であってもよい。特定のeNB200は、Light Connected状態にあるUE100宛てのデータ又はNASシグナリングをMME/S−GW300から受信すると、RANベースページングを行うと判断し、周辺のeNB200と共にUE100のページングを行う。当該ページングは、RRCページングメッセージを送信することにより行われてもよいし、UE100宛てのデータをページングメッセージとして送信することにより行われてもよい。
(動作パターン1)
以下において、実施形態に係る動作パターン1について説明する。
動作パターン1において、RRCコネクティッドモードにあるUE100は、RRC接続の設定変更を指示するメッセージをeNB200から受信し、当該メッセージの受信に応じて設定変更を行う。一例として、当該メッセージは、RRC Connection Reconfigurationメッセージである。他の例として、当該メッセージは、RRC Connection Reconfigurationメッセージとは異なるメッセージである。動作パターン1において、当該メッセージがRRC Connection Reconfigurationメッセージであるケースを想定する。eNB200は、RRC Connection ReconfigurationメッセージをUE100に送信することによりUE100のRRC設定を変更させる。
eNB200は、Light Connected状態への遷移を指示する情報をRRC Connection Reconfigurationメッセージに含めることにより、UE100をLight Connected状態に遷移させる。UE100は、Light Connected状態への遷移を指示する情報がRRC Connection Reconfigurationメッセージに含まれることに応じて、Light Connected状態に遷移する。動作パターン1において、Light Connected状態は、RRC接続を維持しつつ、UE100の複数の機能のうちeNB200とのシグナリングを発生させる少なくとも1つの機能が非活性化された状態である。
ここで、複数の機能(features)は、データ(ユーザデータ)の送受信機能、スケジューリング要求(SR)の送信機能、チャネル状態情報(CSI)の送信(すなわち、CSIフィードバック)機能、サウンディング参照信号(SRS)の送信機能、キャリアアグリゲーション機能、デュアルコネクティビティ機能、セミパーシステントスケジューリング(SPS)機能、WLANアグリゲーション機能、無線リンク監視(RLM)機能、通知(In−device Coexistence Indication UE Assistance information、MBMS Interest Indicaiton、Sidelink UE Informaiton等)機能、アイドルモード間欠受信(DRX)機能、ブロードキャストシグナリングを用いるWLANインターワーキング機能を含んでもよい。但し、Light Connected状態において、セル再選択機能、コネクティッドモードDRX機能、専用シグナリングを用いるWLANインターワーキング機能のうち少なくとも1つは、非活性化されずに活性化状態を維持してもよい。これらの機能の詳細については、例えば3GPP技術仕様書「TS36.300 V13.4.0」を参照されたい。
図7は、実施形態に係る動作パターン1を示す図である。図7の初期状態において、UE100は、RRCコネクティッドモードにあり、eNB200とのデータ通信を行っている。なお、図7において破線で示す処理は必須ではなく省略可能な処理である。
図7に示すように、ステップS101において、UE100は、eNB200とのデータ通信の中断を検知する。
データ通信の中断とは、下りリンク(DL)データを受信していない(又は受信する見込みがない)場合、及び/又は上りリンク(UL)データを送信していない(又はする見込みがない)場合であってもよい。ここで、見込みとは、ある一定期間においてデータが発生しないと予測される状態であってもよい。当該一定期間は、eNB200から設定されてもよい。eNB200からUE100に対する設定は、RRCシグナリングにより行われる。RRCシグナリングは、UE個別シグナリング(例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージ)であってもよいし、ブロードキャストシグナリング(例えば、システム情報ブロック(SIB))であってもよい。
一例として、UE100のRRCレイヤは、RRCレイヤよりも上位のレイヤ(例えば、アプリケーションレイヤ)の情報に基づいて、eNB200とのデータ通信の中断を検知する。一例として、UE100のRRCレイヤは、現在最も通信の頻度が高いアプリケーションがシャットダウンしたことに応じて、データ通信の中断を検知してもよい。他の例として、UE100のRRCレイヤは、オペレーションシステム(OS)が通信規制を行ったこと、フォアグラウンドで動作するアプリケーションが無くなったこと(すなわち、バックグラウンド処理のみになったこと)、OSがデータ通信中断状態と判断したことに応じて、データ通信の中断を検知してもよい。
ステップS102において、UE100は、データ通信の中断を示す通知をeNB200に送信する。UE100は、RRCレイヤのシグナリングにより当該通知を送信してもよい。RRCレイヤのシグナリングは、UE Assistance Informationメッセージであってもよいし、他のメッセージであってもよい。データ通信の中断を示す通知がUE Assistance Informationメッセージ中で送信される場合、当該通知は、Extended Power Preference Indicator(Extended PPI)と称されてもよい。
ステップS103において、eNB200は、データ通信の中断を示す通知の受信に応じて、UE100をLight Connected状態に遷移させることを決定する。
ステップS104において、eNB200は、Light Connected状態への遷移を指示する情報を含むRRC Connection Reconfigurationメッセージ(又は他のメッセージ)をUE100に送信する。言い換えると、eNB200は、Light Connected状態への遷移指示を、RRC接続の設定変更として送信する。
Light Connected状態への遷移を指示する情報は、例えば「Light Connected=Setup」である。また、RRC Connection Reconfigurationメッセージは、上述した複数の機能のうち非活性化させる機能を指定する情報を含んでもよい。一例として、eNB200は、非活性化する機能を個別に指定するために、活性維持機能のリスト又は非活性化機能のリストをRRC Connection Reconfigurationメッセージに含める。
ステップS105において、UE100は、Light Connected状態への遷移を指示する情報を含むRRC Connection Reconfigurationメッセージの受信に応じて、上述した複数の機能(features)のうち所定の機能を非活性化(deactivate)する。UE100は、非活性化させる機能がRRC Connection Reconfigurationメッセージにより指定された場合、指定された機能のみを非活性化させる。
ステップS106において、UE100は、所定の機能を非活性化させても、当該所定の機能の設定情報(AS Context)を保持する。言い換えると、UE100は、Light Connected状態に遷移する場合でも、非活性化させる機能の設定情報を破棄せずに維持する。
ステップS107において、UE100は、Light Connected状態に遷移する。動作パターン1において、Light Connected状態は、RRCコネクティッドモードの一状態(substate)である。Light Connected状態にあるUE100は、RANページングエリア内で送信されるページングメッセージを受信するための処理を行う。
その後、ステップS108において、Light Connected状態にあるUE100は、UE100における所定のイベントを検知する。所定のイベントは、eNB200からページングメッセージを受信したこと、eNB200に送信するULデータが発生したこと、の何れかである。所定のイベントは、ULデータが発生し、かつ、当該ULデータの量が閾値以上であることであってもよい。当該閾値はeNB200からUE100に設定されていてもよい。
ステップS109において、Light Connected状態にあるUE100は、所定のイベントを検知したことに応じて、非活性化された機能の活性化を要求する活性化要求(RRC Activation Request)をeNB200に送信する。
活性化要求は、非活性機能の全部の活性化を要求するものであってもよいし、非活性機能の一部の機能の活性化を要求するものであってもよい。非活性機能の全部の活性化を要求する場合、活性化要求は、Light Connected状態の中止要求(すなわち、通常のRRC Connectedモードへの遷移要求)であってもよい。これに対し、非活性機能の全部の活性化を要求する場合、活性化要求は、活性化する機能のリストを含んでもよいし、非活性状態を維持させる機能のリストを含んでもよい。
ステップS110において、eNB200は、活性化要求の受信に応じて、当該要求の受け入れ可否を判断する。ここでは、eNB200が当該要求を受け入れ可と判断したと仮定して説明を進める。なお、eNB200が当該要求を受け入れ不可と判断した場合、eNB200は、否定応答(Nack)又は拒否通知(Reject)をUE100に送信してもよい。
ステップS111において、eNB200は、活性化要求に対する肯定応答(RRC Activation Acknowledge)をUE100に送信する。なお、eNB200は、活性化要求を受け入れるか否かを機能ごとに判断してもよい。この場合、eNB200は、活性化を許可する機能のリスト及び/又は活性化を拒否する機能のリストを肯定応答(RRC Activation Acknowledge)に含めてもよい。或いは、当該肯定応答に代えて、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いてもよい。
ステップS112において、UE100は、eNB200から受信した応答の内容に基づいて、非活性化された機能を活性化させるか否かを判断する。UE100は、肯定応答を受信した場合に、許可された機能を活性化する。UE100は、肯定応答を受信した時点(サブフレーム)から当該機能を活性化する。或いは、UE100は、肯定応答を受信した後、ある一定期間内(例えば8サブフレーム以内)に当該機能を活性化してもよい。
(動作パターン2)
以下において、実施形態に係る動作パターン2について、動作パターン1との相違点を主として説明する。
動作パターン2において、RRCコネクティッドモードにあるUE100は、RRC接続の解放を指示するRRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージをeNB200から受信し、RRC接続解放メッセージの受信に応じてRRC接続を解放する。RRC接続解放メッセージは、RRC接続を解放する理由を示すフィールド(Release Cause)を含む。UE100は、Light Connected状態への遷移を指示する情報(例えばRRC−LightConnected)がフィールドに含まれることに応じて、Light Connected状態に遷移する。eNB200は、Light Connected状態への遷移を指示する情報を当該フィールドに含めることにより、UE100をLight Connected状態に遷移させる。
動作パターン2において、Light Connected状態は、RRC接続が解放された状態であって、かつ、UE100用のS1接続がeNB200とコアネットワーク(EPC20)との間に維持される状態である。動作パターン2において、Light Connected状態は、さらに、上述した複数の機能のうち少なくとも一部が非活性化された状態であってもよい。
図8は、実施形態に係る動作パターン2を示す図である。以下において、図7に示す動作パターン1との相違点を主として説明し、重複する説明を省略する。
図8に示すように、ステップS201乃至S203は、動作パターン1と同様である。
ステップS204において、eNB200は、Light Connected状態への遷移を指示する情報をRelease Causeとして含むRRC Connection ReleaseメッセージをUE100に送信する。RRC Connection Releaseメッセージは、上述した複数の機能のうち非活性化させる機能を指定する情報を含んでもよい。この場合、非活性化させる機能の取り扱いについては動作パターン1と同様である。RRC Connection Releaseメッセージは、復旧用識別子(Resume ID)を含んでもよい。eNB200は、UEコンテキストを復旧用識別子と関連付けて保持する。
ステップS205において、UE100は、Light Connected状態への遷移を指示する情報をRelease Causeとして含むRRC Connection Releaseメッセージの受信に応じて、eNB200とのRRC接続を解放する。
ステップS206において、UE100は、Light Connected状態に遷移する。動作パターン2において、Light Connected状態は、RRCアイドルモードの一状態(substate)である。Light Connected状態にあるUE100は、RANページングエリア内で送信されるページングメッセージを受信するための処理を行う。
その後、ステップS207において、Light Connected状態にあるUE100は、UE100における所定のイベントを検知する。
ステップS208において、Light Connected状態にあるUE100は、所定のイベントを検知したことに応じて、RRC接続の復旧を要求するRRC接続復旧要求(RRC Connection Resume Request)をeNB200に送信する。RRC Connection Resume Requestは、非活性機能の活性化を要求する情報を含んでもよい。RRC Connection Resume Requestは、復旧用識別子を含んでもよい。
ステップS209において、eNB200は、RRC接続復旧要求の受信に応じて、当該要求の受け入れ可否を判断する。ここでは、eNB200が当該要求を受け入れ可と判断したと仮定して説明を進める。
ステップS210において、eNB200は、RRC接続復旧(RRC Connection Resume)メッセージをUE100に送信する。eNB200は、活性化を許可する機能のリスト及び/又は活性化を拒否する機能のリストをRRC接続復旧メッセージに含めてもよい。
ステップS211において、UE100は、eNB200から受信したRRC接続復旧メッセージに基づいて、RRC接続を復旧させる。なお、eNB200は、復旧用識別子に基づいてUEコンテキストの使用を再開する。
(移動状態情報)
動作パターン1及び2において、データ通信の中断を示す通知は、UE100の移動速度に関する移動状態情報を含んでもよい。eNB200は、UE100の移動速度に関する移動状態情報をUE100から受信し、移動状態情報に基づいて、UE100に対応するRANページングエリアの範囲を決定する。
或いは、UE100は、以下の何れかのタイミングで移動状態情報をeNB200に送信してもよい。
第1に、UE100は、トラッキングエリア又はRANページングエリアの更新をトリガとして移動状態情報を送信する。この場合、UE100は、トラッキングエリア更新メッセージ又はRANページングエリア更新メッセージに移動状態情報を含めてもよい。
第2に、UE100は、セルリセレクションをトリガとして移動状態情報を送信する。この場合、UE100は、セル更新メッセージに移動状態情報を含めてもよい。
第3に、UE100は、eNB200からの問い合わせをトリガとして移動状態情報を送信する。
第4に、UE100は、移動状態情報を周期的に送信する。当該周期は、eNB200からUE100に設定されてもよい。
図9は、RANページングエリアを決定するための動作を示す図である。
図9に示すように、ステップS301において、UE100は、移動状態情報(Mobility Status Information)を生成する。移動状態情報は、以下の情報の少なくとも1つを含む。
1)ある一定時間内のハンドオーバ回数又はセルリセレクション回数。一定時間は、eNB200からUE100に設定されてもよい。
2)ある一定時間内の平均移動速度。移動速度は、UE100の位置情報から得ることができる。直接的な移動速度の値(例えば、xxx km/h)に限らず、移動速度のインデックス(例えばHigh/Mid/Low)であってもよい。一定時間は、eNB200からUE100に設定されてもよい。
3)移動速度が閾値を超えたか否かを示す1ビット識別子。ここで、移動速度としては、上記の1)又は2)を利用できる。閾値は、eNB200からUE100に設定されてもよい。
4)UE100のセル履歴情報。セル履歴情報は、セルのIDと当該セルでの滞在時間との組み合わせを複数含む。
ステップS302において、UE100は、移動状態情報を含むメッセージをeNB200に送信する。UE100は、さらに自身の位置情報をメッセージに含めてもよい。UE100は、さらに自身のカテゴリ(UEカテゴリ)をメッセージに含めてもよい。
ステップS303において、eNB200は、移動状態情報に基づいて、RANページングエリアの範囲を決定する。eNB200は、決定したRANページングエリアに属するセル(及びeNB)のリストをMME300Cに通知してもよい。
一例として、eNB200は、移動速度が速いUE100に対しては、ページングの取り逃しを防止する為に、広めのRANページングエリアを設定する。これに対し、移動速度が遅いUE100に対しては、ページングメッセージによるシグナリング数を削減する為に、狭めのRANページングエリアを設定する。
他の例として、eNB200は、カテゴリM1のUE100に対しては、省電力化の為に、広めのRANページングエリアを設定する。カテゴリM1とは、マシンタイプ通信向けのUEカテゴリであり、省電力動作が必要とされるものである。これにより、RANページングエリアを出る際に必要なRANページングエリア更新メッセージを削減することができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態において、所定のイベントの発生を契機としてLight Connected状態を終了させる一例を説明した。Light Connected状態は、eNB200からUE100に設定されたタイマが動作中である期間にのみ有効であってもよい。この場合、所定のイベントは、タイマの満了であってもよい。或いは、Light Connected状態は、UE100が所定周波数内に存在する期間にのみ有効であってもよい。例えば、あるセルにおいてLight Connected状態の指示を受けたUE100は、当該セルが属する周波数とは異なる周波数のセルに移動したことに応じてLight Connected状態を終了してもよい。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記1]
(1.はじめに)
本付記では、Light ConnectedにおけるUEの動作に関する一般的な問題について検討する。
(2.検討)
「CNからの移動性と状態遷移を隠すために、軽く接続されたUEのS1接続が維持され、アクティブである」と述べられている。Light ConnectedのUEは、コアネットワークの観点から、依然としてECM接続状態又は非常に似通った「サブ状態(substate)」にあると解釈できる。これはUEの「サブ状態」に幾分関連している。しかし、それは依然としてFFSであり、他のトピック、すなわちRAN始動ページング及び他のWGにおける進行に関連している可能性がある。
考察1:Light ConnectedのUEは、コアネットワークの観点から、ECM−Connectedと同じか又は同様の「サブ状態」にある。
ECM状態とは別に、WIDの目的では「新しいRANベースの状態の必要性」と「解決策は中断/再開手順の再利用を検討できる」と述べている。RRC中断/再開の概念の再利用や新しいRRC状態の導入など、RRCの観点から軽い接続(Light connection)をモデル化する方法の重要な点の1つであり、RAN2の責任である。このようなモデリングは最終的に他のトピックと関連しているが、一般的な枠組みについてはここで議論することができる。したがって、RAN2はLight Connectedの概要から議論を開始する必要がある。
提案1:RAN2は、RRCの観点からLight Connectedのモデリングについての議論を開始すべきである。
(2.1.NRのためのRAN制御の「状態」からの考察)
RAN2#94のNRセッションでは、RRC状態に関する議論が議論され、その合意は以下のように達成された。
合意事項:(NR)
1 RANによって制御される「状態」の導入を検討する。以下により特徴付けられる。
a RAN制御状態にあるUEは、最小のシグナリングを発生させ、電力消費を最小限に抑え、RAN/CNにおけるリソースコストを最小限に抑え、この状態を利用する(そしてその恩恵を受ける)UEの数を最大にすることができる。
b 小さい遅延でデータ転送を開始することができる(RANの要件によって必要とされる)
データ転送が「状態」を離れることであるか、又はデータ転送が「状態」内で起こるかについては、更なる検討が必要である。
「状態」がRRC状態に変換されるかどうかについては、更なる検討が必要である。
研究のためのRAN制御の「状態」の潜在的特性:
a/ CN/RAN接続が維持される。
b/ RANに格納されたASコンテキスト。
c/ ネットワークは、エリア内のUEの位置を知っており、UEは、ネットワークに通知することなくそのエリア内でモビリティを実行する。
d/ RANは、RAN制御された「非アクティブ状態」にあるUEのページングをトリガすることができる。
e/ 専用リソースなし。
RANによって制御される「状態」は、LTEのRRC ConnectedとRRC IDLEの間にあると解釈できる。検討のために、潜在的な特性は合意事項で特定され、いくつかの共通点で既にライトコネクションについて合意/意図されたものと考察される。
・a/ 「CN/RAN接続が維持されている」は、「CNからの移動性及び状態遷移を隠すために、軽く接続されたUEのS1接続が維持され、アクティブである」という同意と同じであってもよい。
・b/ RANに格納された「ASコンテキスト」は、リリース13で指定されているRRC Connected状態又はRRC Suspended「サブ状態」によって達成できる。
・c/ 「ネットワークは、エリア内のUEの位置を把握しており、UEは、ネットワークに通知することなくそのエリア内でモビリティを実行する」ことは、現在のトラッキングエリア(MME制御されている)と同じであるか、又はページングエリアの概念(RAN制御)との共通性が非常に高い。
・d/ RANが、RANで制御された「非アクティブ状態(inactive state)」にあるUEのページングをトリガすることができることは、「軽く接続されたUEについて、RANによって開始されたページングは実現可能であり、RAN2の観点からレイテンシを減少させるだけでなくシグナリング削減に関しても有益である」ことと共通の観点と思われる。
・e/ 「専用リソースなし」はこれまでのところ本WIでは議論されていない。
概念レベルとしては、解決すべき課題、すなわち「データ非アクティブ」であるUEのための最適化がほぼ同じであるため、RANによって制御される「状態」に関してNRの議論の知見から学ぶことは有益であると思われる。したがって、これはLight Connectedのモデリングの議論の出発点である。
考察2:NRを対象としたRAN制御の「状態」は、Light Connectedとの共通点を持つと思われる。
潜在的な特性の要約a/については、すでにLight Connectedに合意している。また、c/及びd/は、ページング強化(例えば、RAN始動ページング)の議論と密接に関係する。したがって、b/とe/の特性は次の節で焦点を当てている。
また、NRのFFSはLight Connectionでも同じである。つまり、データ転送が「状態」を離れることであるか、又はデータ転送が「状態」内で起こるかについては、更なる検討が必要である。「状態」がRRC状態に変換されるかどうかについては、更なる検討が必要である。
(2.2.Light Connectedの枠組み)
(2.2.1.RRC状態と「サブ状態」)
LTEは、2つのRRC状態、すなわちRRC Connected及びRRC IDLEを有する。RRC Connection Suspend/Resume手順がリリース13で導入された場合でも、2つの状態をモデリングしていた。RRC接続を中断しているUEは、状態の観点、すなわち、ASコンテキスト及び再開ID(resume ID)を記憶しているIDLE UEの「サブ状態」からのRRC IDLEにある。
2つの状態モデリングは、レガシーのシステムでは少し複雑な状態遷移とこれらの状態を単純化するためにうまく機能する。したがって、RAN2は、Light Connectedが導入されても、RRCモデリングに固執する必要がある。つまり、RRC Connected又はIDLEの一部であるLight Connected「サブ状態」定義する必要があり、RAN2によって決定されるべき要求動作に応じて機能が追加又は制限される。
提案2:RAN2は、Light ConnectedがRRCで定義されている場合、既存の2つの状態モデリング、すなわちRRC Connected及びIDLEに固執すべきである。
(2.2.2.ベースラインの状態)
提案2が納得のいくものであれば、Light Connected「サブ状態」はRRC Connected又はRRC IDLEの上に構築される。
2.2.2節で見られるように、NRのRAN制御「状態」に対する「RANに格納されたb/ASコンテキスト」は、Light Connected「サブ状態」の適切なガイドラインであり、RRC Connected状態又はリリース13で仕様化されたRRC Suspended「サブ状態」において利用可能である。RRC ConnectedとRRC Suspendedの間の「サブ状態」を目的としていると仮定すると、Light ConnectedはASコンテキストの格納又は可用性をサポートする必要がある。
提案3:Light Connectedである間はASコンテキストが利用可能であるべきである。
2.1節で述べたように、「e/専用リソースなし」の潜在的特性がLight Connectedに適用可能かどうかは議論されていない。「専用リソース(dedicated resource)」という用語は不明であるが、UEにC−RNTIが割り当てられていないことを意味する場合、RRC IDLE状態、すなわちRRC IDLEの別の「サブ状態」の上にLight Connectedを定義することが適切であるが、RRC中断(RRC Suspended)と同じではない。そうでなければ、(例えば、PUCCHリソースが割り当てられていないことを単に意味する)、RRC接続状態を基礎としてとることが可能である。RAN2#94では、RRC中断/再開がLight Connectedのベースラインであるべきであることが示唆された。Light Connectedは、UEの観点からのRRC接続を中断する機能と、S1の接続をCNの観点からアクティブに維持する新しい機能との組み合わせであることは、RAN2の標準化の観点から見ても間違いない。UE Context Suspend/Resume Request/Responseを削除するので、S1には有益であるが、リリース13手順に依存しているため、リリース13と比較して、リリース14ではシグナリング及びUuのレイテンシの削減という点で利点がない。
考察3:RRC中断をベースとするLight Connectionは、Uuで何の利益も得られない可能性がある。
一方、RRC Connectedをベースとする手法も提案されている。言うまでもなく、RRC Connectedの最も重要なメリットは、MO呼とMT呼のアクセスレイテンシが低いことです。さらに、MT呼にページングは必要ない。したがって、RRC ConnectedをベースとするLight Connectionは、Uuのシグナリングとレイテンシを改善する可能性がある。しかしながら、UEをレガシーRRC Connectedに保つだけで、UEの電力消費が明らかに悪い。すなわち、「解決策は、UEの電力消費をRRC_IDLEの電力消費と同等にすることができる」という目的を達成することができない。したがって、RRC ConnectedベースのLight Connectionが必要な場合は、いくつかの最適化が必要になる。
考察4:RRC ConnectedをベースとするLight Connectionは、UEの電力消費を最小限に抑えるために標準化の取り組みがRAN2で必要となるが、Uuのシグナリングオーバーヘッドとアクセスレイテンシを改善する可能性がある。
「この作業項目の目的は、無線及びネットワークインタフェースのシグナリングオーバーヘッドを削減し、すべてのデバイスタイプのUEの電力消費だけでなくUEのアクセス待ち時間を改善することである」というWI目標の最初の記述を考慮に入れて、RAN2は、どのRRC状態、すなわちIDLE(中断/再開を含む)又はConnectedをLight Connectedのベースラインにすべきかを議論すべきである。
提案4:RAN2は、どのRRC状態、すなわちIDLE(中断/再開を含む)又はConnectedをLight Connectedのベースラインにすべきかを議論すべきである。
(2.3.一般的な機能)
ベースラインのRRC状態にかかわらず、Light ConnectedでUEに必要な機能について説明することが有益であり得る。
(2.3.1.データ送受信の側面(DL/UL/SL))
Light connectionが導入される場合、Light connectionのUEがデータ送信及び受信、すなわちダウンリンク(DL)、アップリンク(UL)及びサイドリンク(SL)を実行する必要があるかどうかを明確にする必要がある。既存のIDLEモードでは、SIB18/19で提供されている設定内でタイプ1又はモード2のeNBによって「柔軟に」制御されたSLのみが許可されるが、DL及びULでは、ページング、RACH及び/又はRRC Connection Requestのような、事前の制御シグナリングを必要とする。Connected modeでは、DLとULは、eNB、すなわちDL割当とULグラントによって「緊密に」制御され、SLは厳密な制御、すなわち専用リソース又はSLグラントによるタイプ2B又はモード1の送信を必要とし、eNBの好みによって異なる。
eMBMSサービス、すなわち、MBSFN及びSC−PTMは、UEが関心を持つ場合、IDLE及びConnectedの両方のUEに対して提供することができる。Light connectionがRRC状態間の中間レベルである場合、UEにこれらのサービスを受信させることは自然なことかもしれない。
提案5:RAN2は、Light ConnectionにおけるDownlink、Uplink、Sidelinkでのデータの送受信にUEの動作が何であるかを議論すべきである。
(2.3.2.測定と報告の側面(CSI/RLM/RRM))
接続中のUEは、測定フィードバック/報告だけでなく、CSI測定、RLM測定、RRM測定などの様々なタイプの測定を実行する。一方、IDLEのUEは、報告なしに、セル再選択のためのRRM測定、すなわちUEベースの移動性のみを実行する。Light Connectionでは、Light ConnectionがCONNECTED又はIDLEのいずれかに似ているかどうかによって、これらの測定とフィードバック/レポートのどちらをサポートする必要があるかを検討すべきである。
提案6:RAN2は、Light Connectionでどの測定及び報告メカニズム、CSIフィードバック、RLM/RRM測定をサポートする必要があるかを検討すべきである。
(2.3.3.アクティベーション及び非アクティブ化の側面(SCell、SPS))
SCellは、Carrier AggregationとDual Connectivityのために設定することができ、これらは、例えば、MAC制御要素によって活性化又は非活性化される。また、SPSは、例えばVoLTEの効率的な配信のために設定され、SPS−RNTIでスクランブルされたPDCCHによって起動される。現在の仕様では、UEがIDLEに移行するときにSCell/SPSが設定解除され、UEがConnectedに戻った後に必要に応じて再設定される。Light Connectionでは、SCellとSPSが非アクティブ化(deactivated)されているのか、あるいは設定解除(de−configured)されているのかを定義することも必要である。
提案7:RAN2は、UEがCONNからLight Connectionに移行するときに、SCellとSPSが非アクティブ化又は非設定化されているかどうかを議論すべきである。
(2.3.4.UEの側面からの支援情報)
現在のRRCは、様々なメカニズムのeNBの機能制御を支援するために、近接性指示子、装置内共存指示子、UE支援情報(電力優先指示子)、MBMS関心指示子、MBMSカウント応答、及びサイドリンクUE等のUEからの多くの指示子をサポートする。PHY層では、サウンディング参照信号SRSも、例えば、ULチャネルを推定するために使用される。Light connectionでは、いずれかの指示子がUEによって依然としてサポートされるべきかどうかを議論する必要がある。
提案8:RAN2は、Light connectionにおけるUEが、近接性指示子、装置内共存指示子、UE支援情報、MBMS関心指示子、MBMSカウント応答、サイドリンクUE情報、及びSRSを用いてeNB支援を継続するか否かについて議論すべきである。
(2.4.その他の機能)
(2.4.1.デュアルコネクティビティ)
2.3.3節で議論されたSCellに加えて、UEがlight connectionに移行したときにPSCellを設定解除すべきかどうかを定義することができる。PSCellがLight Connectionでまだ適用可能である場合、SCG障害指示子を宣言する必要があるかどうかについても議論すべきである。
提案9:RAN2は、UEがlight connectionに移行したときに、PSCellが設定解除されているかどうかを議論すべきである。
(2.4.2.WLANインターワーキング/アグリゲーション(RALWI、RCLWI、LWA、LWIP))
リリース12及びリリース13では、WLANインターワーキングのための2つのメカニズム、すなわちRAN支援及びRAN制御LTE−WLANインターワーキングソリューション(RALWI/RCLWI)が開発された。LWIメカニズムにより、ネットワークは、専用RANアシストパラメータ又はステアリングコマンドによって、WLANへの/からのトラフィックステアリングをConnectedのUEを制御することができる。UEがIDLEに移行した後、UEがConnectedになったときに設定されたコンフィギュレーションは、T350が稼働している間は引き続き適用される。RALWIに加えて、SIB17は、RANアシスタンスパラメータを提供し、IDLE及び接続された状態でUEを制御することができる。さらに、UEがLight Connectionの下でRALWI/RCLWIを実行する方法について検討する。
提案10:RAN2は、light connection中にUEがRALWI/RCLWIをどのように実行するかについて議論すべきである。
リリース13では、LTE−WLANアグリゲーション(LWA)とIPsecトンネル(LWIP)を使用したWLANアグリゲーションソリューションのセットが仕様化されました。LWAベアラは、WLANリンクを介してルーティングされ、eNB及びUEで終端する。Uu上のLight connectionを考慮すると、UEがLight connection中にLWA設定及びLWAベアラがどのように処理されるかについても明確にする必要がある。
提案11:RAN2は、Light connectionでLWAベアラがどのように取り扱われるかを議論すべきである。
(2.4.3.MDT)
ドライブテスト最小化(MDT)は、リリース10で導入され、継続的に強化された。MDTは、IDLE/Connectedモード用のLogged MDTとConnectedモード用のImmediate MDTの2つのモードで設定される。MDT測定ログは、UEがConnectedにあるときの測定報告を介して送信される。ここでは、Logged MDTの場合、UEがIDLEであってもロギングが継続される。Light Connectionの場合、どのMDTモードがサポートされているかを検討する必要がある。
提案12:RAN2は、どのMDTモードがLight ConnectionのUEでサポートされるかを議論すべきである。
(2.4.4.MCLD)
マルチキャリア負荷分散(MCLD)は、2つの再分配メカニズムであるCRS(Continuous Redistribution Scheme)及びOSS(One−Shot Scheme)をサポートしている。これらのメカニズムは、SIB3/SIB5の再分配パラメータで提供され、IDLEのUEは、T360満了(CRS)又はページング(OSS)内の再配布指示の受信時にIMSIに従って再分配ターゲットを選択する。Light connectionについては、UEがUEベースの移動性を実行すべきであると現在仮定されているので、負荷再分配メカニズムが適用可能である。
提案13:RAN2は、Light Connectionで負荷の再分配がサポートされるかどうかを議論すべきである。
上記に加えて、Light Connectionの導入、例えば、暗黙的な非活性化/設定解除などの特別な処理のために、現在の機能に何らかの拡張が必要であるかどうかについて議論する必要があるかもしれない。
提案14:さらに、RAN2は、Light Connectionの導入により、既存の機能に何らかの拡張が必要かどうかを議論すべきである。
[付記2]
(1.はじめに)
本付記では、Light Connected UEのページング強化オプションの詳細について説明するが、問題のいくつかはまだRAN3の決定に依存する可能性がある。
(2.検討)
(2.1.ページング強化の原則)
(2.1.1既存のページングソリューションの問題)
RAN2はすでに「RAN始動ページングは実現可能で有益である」と認識しているが、合理的な設計原則に基づいて他の選択肢も検討すべきかどうかについてさらに議論することは有用である。
(2.1.1.1.固定又は低移動性UEのためのページング最適化)
リリース13以前には、ターゲットUEがメッセージを送信しているセル内に実際に位置しているかどうかにかかわらず、ページングメッセージがトラッキングエリア内のすべてのセルで送信されていた。リリース13では、S1PAGING内のページングIEのための推奨セルなど、Uu及びS1のシグナリング削減のために、RAN3及びSA2によってページング最適化が導入された。これらのリリース13メカニズムは、特にMTC UEのような移動度の低いUEに対しては効率的であるが、スマートフォンなどの通常の移動性を有するUEを考慮した更なる最適化の余地がある。例えば、MMEが、S1PAGING内の推奨eNB/セルのeNBからの情報を、ECM IDLEへの遷移時の推奨セル情報及びeNBに関する知識に基づいて決定したとしても、このMT呼出時のUEは、すでに推奨されているeNB/セルの外に移動する。これによりページが欠落し、そのページに使用されたリソースが無駄になる。
考察1:リリース13に導入されたページング最適化、例えばS1PAGING内のページングIEのための推奨セルは、静止又は低移動性UEに対してのみ効果的に働くことができる。
提案1:ページング強化は、固定又は低移動性UEに限定されず、すべてのタイプの移動性条件でUEをサポートすべきである。
(2.1.1.2.トラッキングエリアの小さい配置)
RAN2#94には、RANによって開始されるページングメカニズムを備えた様々なソリューションが提案されている。このソリューションの主な利点の1つは、ページング領域を制限することである。RANによって開始されるページングのエリアがトラッキングエリアのサブセットに設定されている場合、実際には、ネットワーク全体のページングメッセージ数を減らすのに貢献する。今日のネットワーク実装で同様の利得を達成することができ、例えば、トラッキング領域はより小さな領域で設定される。しかし、このようなネットワーク実装は、UEからの過度のトラッキングエリア更新を引き起こし、それによって全体のシグナリングが増加する可能性があることが指摘されている。
考察2:ページング領域が小さく設定されていると、ページングメッセージの数を減らすことはできるが、過剰なトラッキングエリアの更新を防ぐことはできない。
提案2:ページング強化は、UEの移動性に起因するULシグナリングの数を最小限に抑えるべきである。
(2.1.2.合意からのビルディングブロック)
RAN2は、「UEが軽く接続されている場合、RAN2の観点から、シグナリングの削減とレイテンシの削減の観点から、RAN始動ページングは実現可能で有益である」と同意した。RANによって開始されたページングは、Uuのシグナリングとレイテンシの両方の削減に役立つ。「軽く接続されたUEのS1接続が維持され、アクティブである」場合、S1PAGINGのシグナリングはもはや必要なくなり、S1−U接続確立によるレイテンシを排除することができる。しかし、RAN2の観点からは、RANによって開始されたページングがUuシグナリング/レイテンシの削減にどのように役立つかは依然として不明である。
考察3:RANによって開始されたページングがUuリンクのシグナリングとレイテンシの削減にどのように役立つのかは不明である。
より良い解決策を設定し、議論を進めるために、RAN始動ページングなどのページング強化は、この節で説明する原則を用いて設計されるべきである。したがって、RAN2はまずページング強化の設計原則に同意する必要がある。
(2.2.ページングの拡張機能の詳細)
次の節で説明するように、ページング強化のソリューションの設計上の選択肢/オプションの一部と見なすことができる。
(2.2.1.案1:RAN制御下りリンク伝送)
(2.2.1.1.ページングメッセージ又は直接データ転送)
RANによって開始されるページングでは、eNBは、S1 PAGINGに頼ることなく、UEのDLデータの到着時にページングの必要性を認識することができる。実際の仮定では、「light connection UEは、eNB又はMMEによって開始されたページングのトリガによってのみアドレス可能である」、これは、ページングメッセージがUEに送信されることを示唆しているが、詳細はまだ議論されていない。Uプレーンの観点から見ると、レガシーページング(MME始動)と新しいページング(eNB始動)との間の相違は、DLデータがまだS−GW内にあるか、又は既にeNB内に到着しているか、すなわち、S1接続が維持されアクティブである間に、CN内のルーティングは既に行われている。したがって、この場合、ページングメッセージが本当に必要かどうかを検討する価値があり、eNBがLight Connected UEのDLデータを受信するときは、次のオプションを検討できる。
オプション1:eNBは、(RANレベル)ページングメッセージをUEに送信する。
このオプションは、DLデータ到着時に、eNBがUEにページングメッセージを送信し、ページングメッセージがUuの観点から既存のページングに類似しているか又は再利用可能である。しかし、RANレベルのページングは、Uuの「シグナリングの削減とレイテンシの短縮の面で有益」であるかは明確ではない。
オプション2:eNBは、ページングメッセージなしで、DLデータをUEに直接送信する。
オプション2では、Uuリンク上でページングメッセージは必要ない。例えば、eNBが、ページを送信することなくUEに直ちにDLデータを送信する。これは、DLデータが最初に複数のセルに送信される必要があることを意味してもよいが、複数のセルに送信する超過DLデータの差がページングメッセージに必要なデータ量に匹敵するようにDLデータボリュームを効率的に管理することができる。シグナリングメッセージの量は、既存のDRXと同様に、UEの電力消費を最小限に抑えるために、意図されたページング機会を介してDLデータを送信することによって低減することができる。このオプションの主な利点は、ページング手順のRTT(例えば、ページング及びRRC接続要求)に起因するDLデータの送信の待ち時間の低減である。詳細はさらに検討し、モビリティの側面(UEベース又はネットワークベース)を含め、Light Connectedの定義方法に関連する可能性がある。
提案3:RAN2は、eNBへのDLデータ到着時に、UEが最初にページングされるべきか(オプション1)、又は直接的なDLデータ送信(オプション2)が好ましいかを議論すべきである(図10:RAN制御のDL伝送オプション)。
(2.2.1.2.ページング領域)
RAN制御DL伝送のオプション1が選択された場合、ページが既存のトラッキングエリアのように特定のエリア内で実行されるかどうかについてさらに議論すべきである。特定の領域は、セルのグループ、すなわち、提案されているページング領域の概念であると仮定したときのトラッキング領域のサブセットに過ぎない。ページングの失敗を最小限に抑えるためにこのような概念を導入するのは簡単である。ページング領域は、UEコンテキストフェッチ、UEのモビリティ状態、周波数効率などのためのX2接続の可用性に依存することができるが、これは主にネットワーク実装に依存する。
提案4:RAN2は、UEをページングするために送信を送信するセルのグループからなるページング領域を導入すべきである。
UEがページング領域内にある限り、UEのモビリティはeNBに対して透過的であると仮定することができる。一方、UEがページング領域の外に移動するときUEがどのように挙動するかについて議論すべきである。信頼できるページング手順を有するためには、既存のトラッキングエリア更新メカニズムと同様に、UEがサービングセルにその終了条件を通知するための機構が必要である。情報が外部セルの再選択前に提供されるのか、それが起こった後に提供されるのかは、更なる検討が必要である。
提案5:RAN2は、UEがページングエリアの外に移動するときに、UEがサービングセルに通知すべきかどうかについて議論すべきである。
(2.2.2.案2:MME制御のページング)
RAN3がRANによって開始されたページングが採用される可能性があるというRAN3の見解を受け入れるかどうかは不明であり、MMEが一般に移動性管理(MM)の責任を負うので、Light ConnectedのUEへのページングは依然として可能である。MMEが最終決定を下す必要があると仮定すると、以下のオプションが考えられる(図11:MME始動ページングのシグナリングオプション)。
オプションA:eNBは、UEがLight Connectedに移行したときにMMEに通知する。
eNBとMMEは、UEがLight Connectedであるかどうかについての知識を同期させることができる。さらに、2.1.1節で説明したように、UEの移動性を考慮してトラッキングエリアレベルのページングを回避すべき場合、推奨eNB/セルの同期化のための更新手順を含めることは有益である。
オプションB:Light ConnectedのUEへのDLデータが到着したとき、eNBはMMEに「ページング要求」を送信する。
このオプションを使用すると、eNBはページングが必要なときにのみMMEに指示子を送信する。言い換えれば、オプションAの頻繁な指示子、すなわちIDLE←→light connection←→Connectedのメッセージングを避けることができる。MMEとS−GWとの間で指摘されている潜在的なCNの影響を防ぐこともできる。オプションAの場合と同様に、ページング要求は、S1ページングの範囲を制限する際にMMEを支援するために、リリース13におけるページング最適化と同様に、推奨eNB/セルを含むことができる。しかし、S1の観点からシグナルとレイテンシを実際に減らすことができるかどうかは疑問である。
オプションにかかわらず、ページング最適化は、MME始動のページングが選択されたときに再利用されるべきである。上記のいくつかの拡張により、MMEは、UE CONTEXT RELEASE COMPLETEでのみ提供されているものの、PAGINGを開始するときに推奨eNB/セルの最新情報を使用することがある。MMEがPAGINGの範囲、すなわちターゲットeNBの数を絞り込むことを容易にすることができるので、S1の観点からのシグナリングの低減には依然として有益である。
考察4:MME始動のページングが選択される場合、リリース13で導入されたページング最適化の上にページング強化機能を追加することは可能である。
RAN2の観点からは、eNBがUEの位置及び/又は移動性状態を、例えばセル再選択時のUEからの通知によって知っている場合、2.1.1節で論じた問題を回避することができ、これにより推奨eNB/セルは、2.2.1.2節で説明したRANベースのページング領域に関連付けることができる(図12:ページング領域と推奨セル)。したがって、不必要なページを防止するために、eNBがIDLEでもUEの位置をどのように知っているかを議論することは価値がある。それは、ページング領域、すなわち提案7と、情報、すなわち提案8との組み合わせによって解決することができる。
提案6:MME始動のページングが選択されたとしても、RAN2は、リリース13ページング最適化が実行されるときに、IDLE又はLight ConnectedのUEの位置及び/又はモビリティ状態を知ることが有用であるかどうかについて議論すべきである。
[相互参照]
本願は米国仮出願第62/372925号(2016年8月10日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (6)

  1. デュアルコネクティビティが設定されるユーザ装置であって、
    特定状態への遷移を指示する情報を含むRRC接続解放メッセージを基地局から受信する受信部と、
    前記情報を含む前記RRC接続解放メッセージの受信に応じて、前記デュアルコネクティビティの設定情報を保持し、前記デュアルコネクティビティを停止し、前記ユーザ装置を前記特定状態に遷移させる制御部と、
    送信部と、を備え、
    前記特定状態は、RRCコネクティッド状態及びRRCアイドル状態とは異なるRRC状態であって、かつ、前記ユーザ装置用の接続が前記基地局とコアネットワークとの間に維持される状態であり、
    前記送信部は、RRC復旧要求メッセージを前記基地局に送信し、
    前記受信部は、前記デュアルコネクティビティの復元を要求する情報を含むRRC復旧メッセージを前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記情報を含む前記RRC復旧メッセージの受信に応じて、前記デュアルコネクティビティを復元し、前記ユーザ装置を前記RRCコネクティッド状態に遷移させる
    ユーザ装置。
  2. 前記特定状態において、前記制御部は、少なくとも1つのセルからなる所定ページングエリア内で送信されるページングメッセージを受信するための処理を行い、
    前記所定ページングエリアは、トラッキングエリアよりも狭いエリアであって、かつ、前記基地局を含む無線アクセスネットワークによりページングが制御されるエリアである
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記制御部は、前記基地局とのデータ通信の中断を検知し、前記中断を検知したことに応じて前記中断を示す通知を前記基地局に送信し、
    前記通知の送信後、前記制御部は、前記RRC接続解放メッセージを前記基地局から受信する
    請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記制御部は、RRCレイヤのシグナリングにより前記通知を前記基地局に送信し、
    前記制御部は、前記RRCレイヤよりも上位のレイヤの情報に基づいて、前記中断を検知する
    請求項3に記載のユーザ装置。
  5. 前記制御部は、前記ユーザ装置の移動速度に関する移動状態情報を前記通知に含める
    請求項3又は4に記載のユーザ装置。
  6. デュアルコネクティビティが設定されるユーザ装置のためのプロセッサであって、
    特定状態への遷移を指示する情報を含むRRC接続解放メッセージを基地局から受信する処理と、
    前記情報を含む前記RRC接続解放メッセージの受信に応じて、前記デュアルコネクティビティの設定情報を保持し、前記デュアルコネクティビティを停止し、前記ユーザ装置を前記特定状態に遷移させる処理と、を実行し、
    前記特定状態は、RRCコネクティッド状態及びRRCアイドル状態とは異なるRRC状態であって、かつ、前記ユーザ装置用の接続が前記基地局とコアネットワークとの間に維持される状態であり、
    前記プロセッサは、
    RRC復旧要求メッセージを前記基地局に送信する処理と、
    前記デュアルコネクティビティの復元を要求する情報を含むRRC復旧メッセージを前記基地局から受信する処理と、
    前記情報を含む前記RRC復旧メッセージの受信に応じて、前記デュアルコネクティビティを復元し、前記ユーザ装置を前記RRCコネクティッド状態に遷移させる処理と、をさらに実行する
    プロセッサ。
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