JP6804702B1 - 車両運行管理装置および車両運行管理方法 - Google Patents

車両運行管理装置および車両運行管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6804702B1
JP6804702B1 JP2020536828A JP2020536828A JP6804702B1 JP 6804702 B1 JP6804702 B1 JP 6804702B1 JP 2020536828 A JP2020536828 A JP 2020536828A JP 2020536828 A JP2020536828 A JP 2020536828A JP 6804702 B1 JP6804702 B1 JP 6804702B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
business
information
user
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020536828A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021166224A1 (ja
Inventor
大晃 小林
大晃 小林
和代 川勝
和代 川勝
季美果 池上
季美果 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6804702B1 publication Critical patent/JP6804702B1/ja
Publication of JPWO2021166224A1 publication Critical patent/JPWO2021166224A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

本開示は、移動中の車内で利用者が業務時間を効率的に確保することが可能な車両運行管理装置および車両運行管理方法を提供することを目的とする。本開示による車両運行管理装置は、車両の利用を希望する希望利用者が希望する希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、車内で行う少なくとも1つの業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信する通信部と、受信した希望乗車位置および希望乗車時刻と、記録部に記録されている運行情報とに基づいて、希望利用者に対して配車可能な車両の候補である少なくとも1つの配車候補車両を抽出する運行管理部と、受信した希望降車位置および業務情報と、記録部に記録されている運行情報とに基づいて、配車候補車両から、希望利用者が車内で業務を行うことが可能な車両である少なくとも1つの配車車両を抽出する車内業務割当部と、配車車両の運行計画を立案する運行計画部とを備える。

Description

本開示は、モビリティサービスにおいて車両の運行を管理する車両運行管理装置および車両運行管理方法に関する。
近年、MaaS(Mobility as a Service)という考え方が広まりつつあり、様々な交通手段を統合する動きがある。特に、既存のタクシーおよびオンデマンドバスなど、利用者の要求に基づいて動的に運行するモビリティに対して、サービスの高度化が求められている。
従来、利用者の要求に基づいて運行計画を立案する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−182137号公報
特許文献1では、利用者が入力した情報に基づいて運行計画を立案するため、複数の利用者のそれぞれの希望に応じて乗り合いができる運行計画を立案することができる。しかし、利用者が業務を行うことができる環境が車内にある場合において、利用者が業務を行う時間(以下、「業務時間」という)を考慮した運行計画を立案していない。従って、移動中の車内で利用者が業務時間を効率的に確保することができないという問題がある。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、移動中の車内で利用者が業務時間を効率的に確保することが可能な車両運行管理装置および車両運行管理方法を提供することを目的とする。
本開示による車両運行管理装置は、車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、車内で行う業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信する通信部と、車両の運行情報を記録する記録部と、通信部が受信した希望乗車位置および希望乗車時刻と、記録部に記録されている運行情報とに基づいて、希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出する運行管理部と、通信部が受信した希望降車位置および業務情報と、記録部に記録されている運行情報とに基づいて、運行管理部が抽出した配車候補車両から、希望利用者が車内で業務を行うことが可能な配車車両を抽出する車内業務割当部と、車内業務割当部が抽出した配車車両の運行計画を立案する運行計画部とを備え、記録部は、希望利用者の属性を含む利用者情報を記録し、車内業務割当部は、希望利用者の属性に基づいて配車車両を抽出し、希望利用者の属性は、希望利用者が所属する企業名を含み、車内業務割当部は、同一の企業に所属する希望利用者が同一の車両に乗り合うように配車車両を抽出する。
本開示によると、車両運行管理装置は、運行管理部が抽出した配車候補車両から、希望利用者が車内で業務を行うことが可能な配車車両を抽出する車内業務割当部と、車内業務割当部が抽出した配車車両の運行計画を立案する運行計画部とを備え、車内業務割当部は、希望利用者の属性に基づいて配車車両を抽出し、希望利用者の属性は、希望利用者が所属する企業名を含み、車内業務割当部は、同一の企業に所属する希望利用者が同一の車両に乗り合うように配車車両を抽出するため、移動中の車内で利用者が業務時間を効率的に確保することが可能となる。

本開示の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1による車両運行管理システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態1による車両運行管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1による車両の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1による運行管理部における既存の運行計画の分類の一例を示す図である。 実施の形態1による運行管理部の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1による車内業務割当部における既存の運行計画の分類の一例を示す図である。 実施の形態1による車内業務割当部の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2による運行管理部における既存の運行計画の分類の一例を示す図である。 実施の形態2による車内業務割当部における既存の運行計画の分類の一例を示す図である。 実施の形態3による車両運行管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態3による作業情報データベースに記録されている作業情報の一例を示す図である。 実施の形態1〜3による車両運行管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1〜3による車両運行管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1による車両運行管理システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、車両運行管理システムは、車両運行管理装置100と、車両200と、情報端末300とを備えている。車両運行管理装置100は、インターネットなどの無線ネットワークを介して、車両200および情報端末300のそれぞれと通信可能に接続されている。車両運行管理装置100は、車両200の運行を管理する。車両200は、利用者が車内で業務を行うことが可能な環境を有している。情報端末300は、車両200の利用者、または車両200の利用を希望する者が所持している。以下、車両200の利用を希望する者のことを「希望利用者」といい、車両200の利用が確定している者のことを「利用者」という。
なお、図1では、車両200および情報端末300をそれぞれ1つずつ示しているが、車両200および情報端末300はそれぞれ複数あってもよい。
図2は、車両運行管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、車両運行管理装置100は、通信部101と、運行計画部110と、運行管理部111と、車内業務割当部112と、記録部120とを備えている。
通信部101は、外部の機器と通信を行う。具体的には、通信部101は、情報端末300から利用者情報を取得し、車両200から運行情報を取得する。利用者情報は、希望利用者が希望する希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、車両200の車内で行う少なくとも1つの業務に関する情報である業務情報とを含む。運行情報は、車両200が走行する経路、車両200の現在位置、および車両200が停車する位置を含む。車両200が停車する位置は、利用者が乗車または降車する位置を含む。
また、通信部101は、運行計画部110が立案した運行計画に関する情報を車両200および情報端末300に送信する。
運行計画部110は、通信部101が受信した利用者情報を記録部120の利用者情報データベース122に記録し、通信部101が受信した運行情報を記録部120の運行情報データベース121に記録する。また、運行計画部110は、記録部120に記録されている各種情報、運行管理部111、および車内業務割当部112を用いて運行計画を立案する。
運行管理部111は、希望乗車位置、希望乗車時刻、および運行情報に基づいて、希望利用者に対して配車可能な車両の候補である少なくとも1つの配車候補車両を抽出する。
車内業務割当部112は、希望降車位置、業務情報、および運行情報に基づいて、運行管理部111が抽出した配車候補車両から、希望利用者が車内で業務を行うことが可能な車両である少なくとも1つの配車車両を抽出する。
記録部120は、運行情報データベース121と、利用者情報データベース122とを有している。運行情報データベース121は、通信部101が受信した車両200の運行情報、および運行計画部110が立案した運行計画などを記録している。車両200が複数存在している場合、運行情報データベース121は、各車両200に対応付けられた運行計画を記録する。利用者情報データベース122は、通信部101が受信した利用者情報を記録している。
図3は、車両200の構成の一例を示すブロック図である。
通信部201は、外部の機器と通信を行う。具体的には、通信部201は、車両運行管理装置100から、車両運行管理装置100が立案した運行計画、および車両200に乗車予定の利用者に関する情報などを受信する。
また、通信部201は、車両200の運行情報、および利用者が予定通り乗車したか否かの情報などを車両運行管理装置100に送信する。
利用者認証部210は、利用者が車両200に乗車する際に認証を行う。具体的な認証方法は、周知の認証技術を用いればよい。
経路生成部220は、車両運行管理装置100から受信した運行計画に基づいて、車両200が実際に走行する経路を生成する。このとき、経路生成部220は、位置情報生成部230が生成した位置情報を用いて経路を生成してもよい。なお、経路生成部220が生成した経路には利用者が乗車または降車する位置が含まれており、車両200はこれらの位置を経由して走行する。
経路提示部221は、車両200の運転者および利用者に対して、経路生成部220が生成した経路をディスプレイおよびスピーカなどを用いて提示する。
位置情報生成部230は、GPS(Global Positioning System)受信器231が受信した情報に基づいて、車両200の現在位置を生成する。
なお、車両200の車種は任意であり、車両200が複数存在する場合は複数の車種が混在していてもよい。また、車両200の車内設備は任意であり、好ましくは、車内で業務を行うデスクがあり、インターネットに接続可能であり、あるいは内部の音が外部に漏れにくい個室のような環境であればよい。さらに、車両200は、自動運転車両であってもよい。この場合、車両200は、経路生成部220が生成した経路に従って自動的に走行する。
希望利用者は、情報端末300にインストールされた専用のアプリケーションを用いて、希望乗車位置、希望乗車時刻、希望降車位置、および業務情報を入力する。情報端末300は、希望利用者が入力した各情報を利用者情報として車両運行管理装置100に送信する。なお、本実施の形態1では、スマートフォンなどにインストールされた専用のアプリケーションを用いて利用者情報を車両運行管理装置100に送信する場合について説明するが、利用者情報を車両運行管理装置100に送信する手段はこれに限るものではない。例えば、希望利用者がwebページに入力した利用者情報をブラウザなどを用いて車両運行管理装置100に送信してもよく、希望利用者が電話などを用いて入力した利用者情報を車両運行管理装置100に送信してもよい。
以下では、希望利用者の要求に応じて車両運行管理装置100が運行計画を立案する方法について説明する。
運行計画部110は、通信部101から利用情報を受け取ると、利用情報に含まれている希望乗車位置および希望乗車時刻を運行管理部111に与える。このとき、運行計画部110は、通信部101から受け取った利用情報を利用者情報データベース122に記録してもよい。
運行管理部111は、運行計画部110から受け取った希望乗車位置および希望乗車時刻と、運行情報データベース121に記録されている運行情報とに基づいて、希望利用者に対して配車可能な車両200(配車候補車両)を抽出する。
車両200のある時刻における運行計画に注目すると、当該運行計画を図4に示す4通りに分類することができる。図4のケースII、ケースIII、およびケースIVのそれぞれに示す2点を結ぶ直線は、運行計画済みの時間を示している。
図4に示すように、ケースIは、希望乗車時刻の前後に車両200の運行計画がない場合である。この場合、車両200は運行されておらず、車庫に格納されている状態、または最終の利用者の降車位置から車庫に戻っている状態などであることが考えられる。ケースIIは、希望乗車時刻の前に車両200の運行が終了する場合である。ケースIIIは、希望乗車時刻を跨いで少なくとも1人の他の利用者(以下、「他利用者」という)のための運行計画が存在する場合である。ケースIVは、希望乗車時刻の後に他利用者のための運行計画が存在する場合である。
図5は、運行管理部111の動作の一例を示すフローチャートである。運行管理部111は、運行情報データベース121に記録されている運行計画を上記4つの場合(ケースI〜IV)に分類し、希望利用者に対して配車可能な車両200(配車候補車両)を抽出する。
ステップS101において、運行管理部111は、希望利用者が希望している希望乗車時刻に基づいて、運行情報データベース121に記録されている運行計画を図4に示すケースI〜IVに分類する。運行計画がケースIに該当する場合はステップS102に移行し、運行計画がケースIIに該当する場合はステップS103に移行し、運行計画がケースIIIに該当する場合はステップS104に移行し、運行計画がケースIVに該当する場合はステップS106に移行する。
ステップS102において、運行管理部111は、運行計画に対応付けられた車両200のうち、例えば車庫などの現在地から出発して希望乗車時刻までに希望乗車位置に到達することが可能な車両200を抽出する。
ステップS103において、運行管理部111は、運行計画に対応付けられた車両200のうち、最後の他利用者の降車位置から出発して希望乗車時刻までに希望乗車位置に到達することが可能な車両200を抽出する。
ステップS104において、運行管理部111は、運行計画に対応付けられた車両200のうち、希望乗車時刻の直前の他利用者の降車位置または乗車位置から出発して、希望乗車時刻までに希望乗車位置に到達することが可能な車両200を抽出する。
ステップS105において、運行管理部111は、ステップS104において抽出した車両200のうち、希望乗車位置から出発した直後の他利用者の乗車または降車に間に合う車両200を抽出する。
ステップS106において、運行管理部111は、運行計画に対応付けられた車両200のうち、例えば車庫などの現在地から出発して希望乗車時刻までに希望乗車位置に到達することが可能な車両200を抽出する。
ステップS107において、運行管理部111は、ステップS106において抽出した車両200のうち、希望乗車位置から出発した直後の他利用者の乗車に間に合う車両200を抽出する。
ステップS108において、運行管理部111は、ステップS102、ステップS103、ステップS105、およびステップS107のそれぞれで抽出された車両200を配車候補車両とし、当該配車候補車両のリストを運行計画部110に出力する。
運行計画部110は、運行管理部111から受け取った配車候補車両のリストと、利用情報に含まれている希望降車位置および業務情報とを車内業務割当部112に与える。
車内業務割当部112は、運行管理部111から受け取った配車候補車両のリスト、希望降車位置、および業務情報と、運行情報データベース121に記録されている運行情報とに基づいて、希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な車両200(配車車両)を抽出する。
希望利用者が車両200の車内で業務を行う場合、当該業務に充てられる時間(業務時間)は車両200の移動に充てられる時間と同じである。従って、希望利用者が希望降車位置で降車する時刻は、希望乗車時刻から業務時間が経った時の時刻であると考えることができる。このような考えによれば、車両200の運行計画は、図4に示す4通りから発展して、図6に示す7通りに分類することができる。図6のケースII、ケースIIIa、ケースIIIb、ケースIVa、ケースIVb、およびケースIVcのそれぞれに示す2点を結ぶ直線は、運行計画済みの時間を示している。
図6に示すケースIおよびケースIIは、図4に示すケースIおよびケースIIと同様である。
図4に示すケースIIIは、最後の他利用者が降車する時刻によって、図6に示すケースIIIaとケースIIIbとに分けることができる。ケースIIIaは、最後の他利用者が降車した後に希望利用者が降車する場合である。ケースIIIbは、最後の他利用者が降車する前に希望利用者が降車する場合である。
図4に示すケースIVは、ケースIVaと、ケースIVbと、ケースIVcとに分けることができる。ケースIVaは、希望利用者が車両200に乗車中に他利用者が乗車し、最後の他利用者が降車した後に希望利用者が降車する場合である。ケースIVbは、希望利用者が車両200に乗車中に他利用者が乗車し、最後の他利用者が降車する前に希望利用者が降車する場合である。ケースIVcは、希望利用者が降車した後に他利用者が乗車する場合である。
図6に示す「資料作成」は、業務内容を示しており、利用者情報に含まれている。また、業務時間は、情報端末300を用いて希望利用者が入力してもよく、車両運行管理装置100が業務内容またはそれに準ずる情報を入力とし、利用者情報データベース122に記録されている情報に基づいて、機械学習など既知の方法を用いて推定してもよい。利用者情報データベース122に記録されている情報としては、例えば、業務内容と当該業務内容を行うために要する時間(業務時間)とを対応付けた情報であってもよい。業務内容と業務時間とを対応付けた情報は、予め準備して利用者情報データベース122に記録してもよく、実際に車両200を利用した利用者の経験によるものであってもよい。
図7は、車内業務割当部112の動作の一例を示すフローチャートである。車内業務割当部112は、配車候補車両のリストに含まれている車両200に対応する運行計画を上記7つのケースに分類し、希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な車両200(配車車両)を抽出する。
ステップS201において、車内業務割当部112は、運行計画部110から、運行管理部111が抽出した配車候補車両のリストを取得する。
ステップS202において、車内業務割当部112は、希望利用者が車内で行う予定の業務の全ての組み合わせを求める。図6の例では、業務が「資料作成」の1つである場合を示しているが、例えば希望利用者が3つの業務を入力した場合、車内業務割当部112は1つの業務を選択した場合、2つの業務を選択した場合、および全ての業務を選択した場合について、それぞれ業務の組み合わせを求める。
ステップS203において、車内業務割当部112は、業務情報に基づいて、配車候補車両のリストに含まれている車両200に対応する運行計画を図6に示す各ケースに分類する。具体的には、車内業務割当部112は、業務時間から求めた希望利用者の降車時刻に基づいて運行計画を分類する。
運行計画がケースIおよびケースIIに該当する場合はステップS208に移行し、運行計画がケースIIIaおよびケースIVaに該当する場合はステップS204に移行し、運行計画がケースIIIbおよびケースIVbに該当する場合はステップS205に移行し、運行計画がケースIVcに該当する場合はステップS207に移行する。なお、運行計画がケースIおよびケースIIに該当する車両200は、希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な車両である。
ステップS204において、車内業務割当部112は、配車候補車両のリストに含まれている車両200のうち、最後の他利用者の降車位置から出発して希望降車位置に間に合う車両200を抽出する。
ステップS205において、車内業務割当部112は、配車候補車両のリストに含まれている車両200のうち、希望降車位置の直前の他利用者の乗車位置または降車位置から出発して、希望降車位置に間に合う車両を抽出する。
ステップS206において、車内業務割当部112は、ステップS205において抽出して車両200のうち、希望降車位置から出発した直後の他利用者の乗車または降車に間に合う車両200を抽出する。
ステップS207において、車内業務割当部112は、運行計画に対応付けられた車両200のうち、希望降車位置から出発した直後の他利用者の乗車に間に合う車両200を抽出する。
ステップS208において、車内業務割当部112は、各ケースにおいて抽出された希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な車両200を配車車両とし、当該配車車両のリストを保持する。
ステップS209において、車内業務割当部112は、業務の組み合わせが他にもあるか否かを判断する。すなわち、車内業務割当部112は、ステップS202で求めた業務の全ての組み合わせについてステップS203〜ステップS208の処理を行ったか否かを判断する。業務の組み合わせが他にもある場合は、ステップS203に移行する。一方、業務の組み合わせが他にない場合は、ステップS210に移行する。
ステップS210において、車内業務割当部112は、ステップS208において保持している全ての業務の組み合わせに係る配車車両のリストを統合して運行計画部110に出力する。
運行計画部110は、車内業務割当部112から受け取った配車車両のリストに含まれている車両200の運行計画を、通信部101を介して情報端末300に送信する。このとき、運行計画部110は、配車車両のリストに含まれている車両200の既存の運行計画について、希望利用者に対して配車が可能であり、かつ車内での業務時間を確保することが可能な運行計画に立案し直している。通信部101は、運行計画部110が立案し直した複数の運行計画のうち、任意の手段を用いて選択した1つの運行計画を情報端末300に送信してもよい。あるいは、通信部101は、運行計画部110が立案し直した複数の運行計画を情報端末300に送信してもよい。情報端末300を所持している希望利用者は、1つの運行計画を受信した場合は当該運行計画の承認または拒否を選択すればよく、複数の運行計画を受信した場合は1つの運行計画を選択することで承認したとみなしてもよい。
例えば、希望利用者が車内で行うことを希望する業務として複数の業務X、業務Y、および業務Zを入力したが、運行計画として業務Xと業務Yとの組み合わせ、または業務Yと業務Zとの組み合わせしか行うことができない場合、利用者は自己の判断で希望する業務の組み合わせを実現可能な運行計画を選択することができる。
希望利用者が運行計画を承認したことを通信部101が情報端末300から受信すると、運行計画部110は、希望利用者が承認した運行計画を運行情報データベース121に記録する。また、運行計画部110は、希望利用者が承認した運行計画を車両200に送信する。車両200では、通信部201が車両運行管理装置100から運行計画を受信すると、経路生成部220は運行計画に基づいて経路を生成する。通信部201は、経路生成部220が生成した経路と、位置情報生成部230が生成した位置情報とを含む運行情報を車両運行管理装置100に送信する。車両運行管理装置100では、通信部101が車両200から運行情報を受信すると、運行計画部110は運行情報を運行情報データベース121に記録する。
以上のことから、本実施の形態1によれば、希望利用者が車内で行うことを希望する業務にかかる時間を考慮して運行計画を立案するため、目的地である希望降車位置まで移動中の車内で利用者が業務時間を効率的に確保することが可能となる。
なお、車内業務割当部112は、利用者の属性を考慮して車両200を抽出してもよい。この場合、利用者情報は、利用者が所属する企業名、サービスまたは車両200に対する利用者による評価、利用者に対するサービスまたは車両200による評価などの属性を含んでおり、利用者情報データベース122に記録される。例えば、セキュリティを担保する目的で、車内業務割当部112は、同一の企業に所属する者が同一の車両200に乗り合うように車両200を抽出してもよい。また、車内業務割当部112は、評価に基づいて車両200を抽出してもよい。
本実施の形態1では、希望利用者の要求を満たすように既存の運行計画を立案し直す場合について説明したが、運行計画の立案はこれに限るものではない。例えば、遊休車両を減らすために、運行計画が立案されていない車両から優先して割り当てるなど、他のルールを追加または一部置き換えるなどして運行計画を立案してもよい。また、ルールベースで運行計画を立案する方法に限らず、機械学習による統計的手法を用いるなど、周知の方法を用いて運行計画を立案してもよい。
図1の例では、車両運行管理装置100は、車両200および情報端末300とは独立した中央管理センタのような構成として示しているが、このような構成に限るものではない。例えば、車両運行管理装置100は、車両200に搭載された構成としてもよい。この場合、車両運行管理装置100は、自身が搭載された車両200の運行管理のみを行う。そして、情報端末300は、任意の車両運行管理装置100に対して同時にまたは逐次に問い合わせを行い、希望利用者に対して配車可能であり、かつ車内で業務時間を確保することが可能な車両200の運行計画を探索する。このような構成とすることによって、車両200および情報端末300と独立した車両運行管理装置100を設置する必要がなくなるため、車両運行管理システム全体の運用コストを低減することができる。
実施の形態1では、車両200の利用を新たに希望する者(希望利用者)から要求があったときに運行計画を立案する場合について説明したが、運行計画を立案するタイミングはこれに限るものではない。例えば、車両200から任意の周期で送信された運行情報(車両200の経路および現在位置)を車両運行管理装置100が受信したとき、運行計画部110は、受信した車両200の運行情報を、運行情報データベース121に記録されている当該車両200の運行計画に照会する。そして、運行計画に対して車両200が遅延している場合、運行計画部110は、上述で説明した方法で運行計画を立案し直してもよい。このとき、車両運行管理装置100は、遅延している車両200の利用を希望している希望利用者が所持している情報端末300に遅延情報を送信し、当該情報端末300から運行計画の再立案の要求があったときのみ運行計画を立案し直すようにしてもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1では、希望利用者が情報端末300を用いて希望乗車位置、希望乗車時刻、希望降車位置、および業務情報を設定する場合について説明した。本実施の形態2では、これらの情報に加えて、希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置のそれぞれについて許容範囲を設定することを特徴とする、ここで、希望乗車位置および希望降車位置の許容範囲とは、希望乗車位置および希望降車位置以外の他の場所から乗車および降車が可能な地理的範囲のことをいう。希望乗車位置および希望降車位置の許容範囲の設定は、希望乗車位置および希望降車位置のそれぞれを起点とした図形(例えば円形)を用いて設定してもよく、施設名または住所などの固有情報を設定してもよい。また、希望乗車時刻の許容範囲とは、希望乗車時刻の前後で許容することが可能な時間的範囲のことをいう。希望乗車時刻の許容範囲の設定は、希望乗車時刻を基準としてその前後で許容する時間を設定してもよく、希望乗車時刻を含む時間帯(希望する最も早い乗車時刻、および希望する最も遅い乗車時刻)を設定してもよい。
本実施の形態2における車両運行管理システムの構成は、実施の形態1で説明した図1〜3の構成と同様であり、基本的な動作も同様である。以下では、本実施の形態2に特有の動作について説明する。
希望利用者が上記のように設定した各情報を含む利用者情報は、情報端末300から車両運行管理装置100に送信される。車両運行管理装置100では、通信部101が情報端末300から利用者情報を受信すると、運行計画部110が運行管理部111および車内業務割当部112を用いて車両200の運行計画を立案する。
具体的には、運行管理部111では、図8に示す各ケースについて考慮される。運行管理部111は、図5に示す動作に従って配車候補車両を抽出する際、ステップS101〜ステップS107のそれぞれで行う処理について、希望乗車時刻は希望乗車時間帯として、希望乗車位置はその周辺を含む範囲を対象として、希望利用者に対して配車可能な配車候補車両を抽出する。
また、車内業務割当部112では、図9に示すような各ケースについて考慮される。車内業務割当部112は、図7に示す動作に従って配車車両を抽出する際、ステップS204〜ステップS206のそれぞれで行う処理について、希望降車位置はその周辺を含む範囲を対象として、運行管理部111が抽出した配車候補車両のうち、希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な配車車両を抽出する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置に関する制約が緩和されるため、希望利用者に対して配車することが可能な車両200の候補が増える。また、車両200の台数が少なくても希望利用者に配車サービスを提供することができるため、車両運行管理システム全体の運用コストを低減することが可能となり、延いては車両200の利用者が支払う費用を低減することが可能となる。
なお、希望利用者は、車内で行う業務が複数ある場合、これらの業務の優先度を設定してもよい。この場合、運行計画部110は、情報端末300から受信した利用情報に含まれている優先度に基づいて運行計画を立案してもよい。例えば、希望利用者が希望する複数の業務の全てを行う時間を確保することができない場合、運行計画部110は、優先度が高い業務を行う時間を確保することができる車両200の運行計画を立案してもよい。運行計画の優先度を決定する方法は、任意の方法でよい。優先度に基づく運行計画の立案は、実施の形態2だけでなく、実施の形態1にも適用可能である。このような構成とすることによって、希望利用者が希望する業務の優先度を反映した運行計画を立案することができるため、車内の業務時間を効率的に確保することができる。
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、運行管理部111は、希望利用者に配車可能な配車候補車両を求め、車内業務割当部112は、配車候補車両のうち車内で業務時間を確保することが可能な配車車両を求めることについて説明した。本実施の形態3では、車内業務割当部112が求めた配車車両のうち、希望利用者が車内で行う業務内容に適した車内設備を有する配車車両を求めることを特徴とする。
図10は、本実施の形態3による車両運行管理装置400の構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、車両運行管理装置400は、車格判断部113および作業情報データベース123を備えることを特徴としている。その他の構成および動作は、実施の形態1または実施の形態2と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
運行計画部110は、希望利用者から車両200を利用する旨の要求を受信すると、実施の形態1,2と同様に、運行管理部111および車内業務割当部112を用いて配車車両を求める。さらに、運行計画部110は、車内業務割当部112が求めた配車車両のリストと、希望利用者が車内で行う業務の情報を車格判断部113に入力する。
車格判断部113は、車内業務割当部112が求めた配車車両のリストと、希望利用者が車内で行う業務の情報とに基づいて、希望利用者が車内で行う業務に適した車内設備を有する車両200を求める。具体的には、車格判断部113は、運行情報データベース121に記録されている運行情報に含まれている車両200の車内設備に関する情報と、作業情報データベース123に記録されている作業情報とを参照して、車内業務割当部112が求めた配車車両のうち、希望利用者が車内で行う業務を行うために推奨される車内設備を有する車両200を求める。運行計画部110は、車格判断部113が求めた車両200の運行計画を立案する。
図11は、作業情報データベース123に記録されている作業情報の一例を示す図である。図11に示すように、作業情報は、業務に係る作業と、当該作業を行うために推奨される車内設備との対応関係を示す情報である。
例えば、作業情報データベース123に図11に示す作業情報が記録されており、希望利用者が車内で行う業務がプログラミングである場合、車格判断部113は、車内設備としてデスクがあり、かつインターネットに接続可能な環境を有する車両200を求める。
以上のことから、本実施の形態3によれば、希望利用者が車内で行う業務に適した車内設備を有する車両200を配車することができるため、車両200の利用者の業務の質を向上させることが可能となる。
なお、図11では、車内設備としてデスクの有無、インターネット接続の可否、個室の有無の3つを一例として示したが、車内設備はこれらに限るものではない。車内設備は、例えば飲食可能な空間の有無など、任意の設備を含んでもよい。また、作業と車内設備との組み合わせは、静的に決定するだけでなく、実際に利用者が選択した車両200の情報を用いて動的に変更してもよい。
<ハードウェア構成>
各実施の形態1,2,3で説明した車両運行管理装置100,400における通信部101、運行計画部110、運行管理部111、および車内業務割当部112、および車格判断部113の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、車両運行管理装置100,400は、少なくとも希望利用者が所持する情報端末から利用情報を受信し、希望利用者に対して配車可能な配車候補車両を求め、配車候補車両のうち希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な配車車両を求め、配車車両のうち希望利用者が車内で行う業務に適した車内設備を有する配車車両を求め、配車車両の運行計画を立案するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサ(CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)であってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、図12に示すように、処理回路500は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。通信部101、運行計画部110、運行管理部111、および車内業務割当部112、および車格判断部113の各機能をそれぞれ処理回路500で実現してもよく、各機能をまとめて1つの処理回路500で実現してもよい。
処理回路500が図13に示すプロセッサ600である場合、通信部101、運行計画部110、運行管理部111、および車内業務割当部112、および車格判断部113の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ700に格納される。プロセッサ600は、メモリ700に記録されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、車両運行管理装置100,400は、少なくとも希望利用者が所持する情報端末から利用情報を受信するステップ、希望利用者に対して配車可能な配車候補車両を求めるステップ、配車候補車両のうち希望利用者が車内で業務時間を確保することが可能な配車車両を求めるステップ、配車車両のうち希望利用者が車内で行う業務に適した車内設備を有する配車車両を求めるステップ、配車車両の運行計画を立案するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ700を備える。また、これらのプログラムは、通信部101、運行計画部110、運行管理部111、および車内業務割当部112、および車格判断部113の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
なお、通信部101、運行計画部110、運行管理部111、および車内業務割当部112、および車格判断部113の各機能について、一部の機能を専用のハードウェアで実現し、他の機能をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、本開示の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本開示は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本開示がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が想定され得るものと解される。
100 車両運行管理装置、200 車両、300 情報端末、101 通信部、110 運行計画部、111 運行管理部、112 車内業務割当部、113 車格判断部、120 記録部、121 運行情報データベース、122 利用者情報データベース、123 作業情報データベース、200 車両、201 通信部、210 利用者認証部、220 経路生成部、221 経路提示部、230 位置情報生成部、231 GPS受信器、400 車両運行管理装置、500 処理回路、600 プロセッサ、700 メモリ。

Claims (14)

  1. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信する通信部と、
    前記車両の運行情報を記録する記録部と、
    前記通信部が受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出する運行管理部と、
    前記通信部が受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記運行管理部が抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出する車内業務割当部と、
    前記車内業務割当部が抽出した前記配車車両の運行計画を立案する運行計画部と、
    を備え
    前記記録部は、前記希望利用者の属性を含む前記利用者情報を記録し、
    前記車内業務割当部は、前記希望利用者の属性に基づいて前記配車車両を抽出し、
    前記希望利用者の属性は、前記希望利用者が所属する企業名を含み、
    前記車内業務割当部は、同一の企業に所属する前記希望利用者が同一の車両に乗り合うように前記配車車両を抽出する、車両運行管理装置。
  2. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信する通信部と、
    前記車両の運行情報を記録する記録部と、
    前記通信部が受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出する運行管理部と、
    前記通信部が受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記運行管理部が抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出する車内業務割当部と、
    前記車内業務割当部が抽出した前記配車車両の運行計画を立案する運行計画部と、
    を備え、
    前記記録部は、前記業務の内容と当該業務の内容を行うために要する業務時間とを対応付けた情報を記録する、車両運行管理装置。
  3. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信する通信部と、
    前記車両の運行情報を記録する記録部と、
    前記通信部が受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出する運行管理部と、
    前記通信部が受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、前記記録部に記録されている前記運行情報とに基づいて、前記運行管理部が抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出する車内業務割当部と、
    前記車内業務割当部が抽出した前記配車車両の運行計画を立案する運行計画部と、
    を備え、
    前記車内業務割当部は、前記希望利用者が車内で行う予定の業務の全ての組み合わせを求める、車両運行管理装置。
  4. 前記通信部は、前記運行計画部が立案した前記運行計画を前記希望利用者が所持する情報端末に送信する、請求項1から3のいずれか1項に記載の車両運行管理装置。
  5. 前記運行計画部が立案した前記運行計画が複数ある場合、前記通信部は、複数の前記運行計画を前記情報端末に送信し、前記希望利用者が選択した1つの前記運行計画を受信する、請求項に記載の車両運行管理装置。
  6. 前記車両運行管理装置は、前記車両に搭載されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両運行管理装置。
  7. 前記希望乗車位置、前記希望乗車時刻、および前記希望降車位置のそれぞれは、予め定められた許容範囲を有する、請求項1からのいずれか1項に記載の車両運行管理装置。
  8. 前記通信部は、前記車内で行う前記業務の優先度を含む前記利用者情報を受信し、
    前記運行計画部は、前記優先度に基づいて前記運行計画を立案する、請求項1からのいずれか1項に記載の車両運行管理装置。
  9. 前記記録部は、前記業務に係る作業と当該作業を行うために推奨される前記車内の設備との対応関係を示す作業情報を記録し、
    前記記録部に記録されている前記作業情報に基づいて、前記車内業務割当部が抽出した前記配車車両から、前記推奨される前記設備を有する前記配車車両を抽出する車格判断部をさらに備え、
    前記運行計画部は、前記車格判断部が抽出した前記配車車両の運行計画を立案する、請求項1からのいずれか1項に記載の車両運行管理装置。
  10. 前記車内業務割当部は、前記業務の内容と当該業務の内容を行うために要する業務時間とを対応付けた情報に基づいて前記配車車両を抽出する、請求項に記載の車両運行管理装置。
  11. 前記車内業務割当部は、前記業務の全ての組み合わせに基づいて前記配車車両を抽出する、請求項に記載の車両運行管理装置。
  12. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信し、
    前記車両の運行情報を記録し、
    受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出し、
    受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、記録されている前記運行情報とに基づいて、抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出し、
    抽出した前記配車車両の運行計画を立案し、
    前記希望利用者の属性を含む前記利用者情報を記録し、
    前記希望利用者の属性に基づいて前記配車車両を抽出し、
    前記希望利用者の属性は、前記希望利用者が所属する企業名を含み、
    同一の企業に所属する前記希望利用者が同一の車両に乗り合うように前記配車車両を抽出する、車両運行管理方法。
  13. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信し、
    前記車両の運行情報を記録し、
    受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出し、
    受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、記録されている前記運行情報とに基づいて、抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出し、
    抽出した前記配車車両の運行計画を立案し、
    前記業務の内容と当該業務の内容を行うために要する業務時間とを対応付けた情報を記録する、車両運行管理方法。
  14. 車内で業務を行うことが可能な車両の利用を希望する希望利用者の希望乗車位置、希望乗車時刻、および希望降車位置と、前記車内で行う前記業務に関する情報である業務情報とを含む利用者情報を受信し、
    前記車両の運行情報を記録し、
    受信した前記希望乗車位置および前記希望乗車時刻と、記録されている前記運行情報とに基づいて、前記希望利用者に対して配車可能な車両の候補である複数の配車候補車両を抽出し、
    受信した前記希望降車位置および前記業務情報と、記録されている前記運行情報とに基づいて、抽出した前記配車候補車両から、前記希望利用者が前記車内で前記業務を行うことが可能な配車車両を抽出し、
    抽出した前記配車車両の運行計画を立案し、
    前記希望利用者が車内で行う予定の業務の全ての組み合わせを求める、車両運行管理方法。
JP2020536828A 2020-02-21 2020-02-21 車両運行管理装置および車両運行管理方法 Active JP6804702B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/007081 WO2021166224A1 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 車両運行管理装置および車両運行管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6804702B1 true JP6804702B1 (ja) 2020-12-23
JPWO2021166224A1 JPWO2021166224A1 (ja) 2021-08-26

Family

ID=73836144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020536828A Active JP6804702B1 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 車両運行管理装置および車両運行管理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6804702B1 (ja)
WO (1) WO2021166224A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342873A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Toshiba Corp 乗合車両運行スケジューリングシステム
JP2005078457A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Nissan Motor Co Ltd 介護車両評価システム及び介護車両評価サーバ
JP2017198505A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP2019008769A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
JP2019219781A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 日産自動車株式会社 営業用車両運用システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342873A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Toshiba Corp 乗合車両運行スケジューリングシステム
JP2005078457A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Nissan Motor Co Ltd 介護車両評価システム及び介護車両評価サーバ
JP2017198505A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP2019008769A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
JP2019219781A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 日産自動車株式会社 営業用車両運用システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021166224A1 (ja) 2021-08-26
WO2021166224A1 (ja) 2021-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9805431B2 (en) Systems and methods for allocating networked vehicle resources in priority environments
US9953389B2 (en) System for preemptively navigating drivers to passengers based on passenger device activity
JP6646069B2 (ja) オーダーをプッシュする方法及びシステム
JP7063172B2 (ja) 情報処理装置、乗車車両調整方法及び乗車車両調整プログラム
US20160048777A1 (en) Reservation management method and reservation management apparatus
US8306848B1 (en) Estimation of transit demand models for enhancing ridership
EP3332365A1 (en) Systems and methods for adjusting ride-sharing schedules and routes
US20130159028A1 (en) Raising User Satisfaction in an Automated Ride Sharing System
JP6935165B2 (ja) 乗物の手配支援サーバ、乗物の手配支援方法
US20150294238A1 (en) Travel planning system
US20200132481A1 (en) Information providing device, information providing system, information providing method, and recording medium
US20200134765A1 (en) Information processing device, information processing method and storage medium
Nahmias-Biran et al. From traditional to automated mobility on demand: a comprehensive framework for modeling on-demand services in SimMobility
KR102068422B1 (ko) 일정 관리 서비스 시스템 및 방법
JP7103016B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
Sanchez-Diaz et al. Accommodating urban freight in city planning
US11385065B2 (en) Route retrieval apparatus, route retrieval method, and non-transitory storage medium storing route retrieval program
CN110612523A (zh) 基于配对数据组关联标识符
Chakraborty et al. A review of Ride-Matching strategies for Ridesourcing and other similar services
JP2018088197A (ja) タクシー配車システム、タクシー配車装置、タクシー配車端末、タクシーの配車方法、タクシー配車プログラム及びコンピュータで記録可能な媒体並びに記憶した機器
US20170193626A1 (en) System for navigating transportation service providers to fulfill transportation requests authorized by an organization
JP2020109557A (ja) オーダーメイドツアー支援システム
JP6804702B1 (ja) 車両運行管理装置および車両運行管理方法
KR20140050265A (ko) 여행 가이드 서비스를 위한 방법 및 장치
JP2019133356A (ja) 乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200630

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200630

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200630

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6804702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250