JP6804075B2 - 擬似琉球瓦 - Google Patents

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Description

本発明は、擬似琉球瓦、および望ましくは擬似琉球瓦の製造方法に関する。
従来の琉球瓦(沖縄漆喰瓦)は、差込み尻部を備えた(必要により)上瓦が丸瓦(山部)、又は断熱丸瓦の何れかで、水返しを備えた下瓦(谷部)が平瓦、又は断熱平瓦の何れかで成り、この上下瓦で屋根を葺設し、葺設後に、棟方向の上下瓦の葺合せ接合部と、流れ方向の上下瓦の葺合せ接合部(又は繋目)とに、漆喰を詰めて、雨水の侵入と飛散防止とを図る葺設施工である。従って、手間と費用を要する。
また、これに関する先行文献として、例えば、特開平8−60802号公報(文献(1))と、特開平9−195449号公報(文献(2))とがある。
特開平8−60802号公報 特開平9−195449号公報
文献(1)は、女男瓦ユニットを、被せ葺き手法により、屋根全体を葺設する。その後、女男瓦ユニットの漆喰部分に対応する箇所には、白色を着色し、女男瓦ユニットの他の箇所には、赤色を着色する発明である(「0021」〜「0023」を参照)。従って、大変な手間と、経験を要する課題がある。
また、文献(2)は、屋根ふき材が、カマボコ状の山部と凹溝状の谷部とを交互に形成し、かつ勾配方向にも複数枚の瓦を連続形状した一体型疑似瓦であり、赤茶色のペイントを全面に塗布し、さらに漆喰部分相当する箇所に白色ペイントを塗布し、多数の琉球瓦を葺いて、漆喰で固定した状態に見せる発明である(「0041」等を参照)。従って、葺設問題解消には有効であるが、着色に大変な手間と、経験を要する課題がある。
上記の大変な手間と、経験を要する課題を解消しつつ、より琉球瓦に近い、擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)提供する。
上述した、男女瓦ユニットを、赤色に着色すること、又は屋根ふき材を、赤茶色にペイント、及び白色にペンキすること、等による色付けすることの手間、及び/又は、経験の解消を意図するために、本発明の第1の観点に係る擬似琉球瓦は、
この上瓦表面には、前記上瓦と前記下瓦の境目と、棧側内側、及び尻側内側とに、肉盛感覚を有する様に塗布してなる擬似漆喰部素地を備えた擬似琉球瓦素地が焼成窯に収められて形成される擬似琉球瓦であって、
この擬似漆喰部を除いた前記上瓦及び前記下瓦を素焼きの赤色形成、前記擬似漆喰部を擬似漆喰色に焼成して形成されている。
本発明の第1の観点に係る擬似琉球瓦は、
この上瓦表面には、前記上瓦と前記下瓦の境目と、棧側内側、及び尻側内側とに、肉盛感覚を有する様に塗布してなる擬似漆喰部素地を備えた擬似琉球瓦素地が焼成窯に収められて形成される擬似琉球瓦であって、
この擬似漆喰部を除いた前記上瓦及び前記下瓦を素焼きの赤色形成、前記擬似漆喰部を擬似漆喰色に焼成して形成されている。
従って、琉球瓦に、極めて近い、擬似琉球瓦の提供と、併せて、経年的に強い擬似琉球瓦を提供できる特徴がある。
前記焼成窯は、
開閉する扉を備えた前記焼成窯の外底面の他方から一方に到るように付設されている空気吸込み管と、
前記空気吸込み管に設けられ、前記焼成窯の内底面に必要時に開口される第1噴射孔と、
前記焼成窯の壁に設けられ、焼成バーナからの熱風を前記焼成窯に供給するための熱風供給口と、
前記焼成窯の一方に開口されている燃焼空気の排出口と、
を有し、
前記焼成窯は、前記擬似琉球瓦素地が収められて前記擬似琉球瓦を形成してもよい。
前記焼成バーナの前記熱風供給口を、前記焼成窯に開口し、前記熱風供給口の前側の前記内底面に遮蔽板を設けてもよい。
従って、経年的に強い擬似琉球瓦であり、従来の琉球瓦を経年的に凌駕できる特徴がある。
前記擬似漆喰部は、木節粘土より形成されていてもよい。
従って、経年的に強い擬似琉球瓦であり、従来の琉球瓦を経年的に凌駕できる特徴と、しかも目的とする琉球瓦の色合いを表現できる特徴とを備えている。
前記擬似漆喰部は、三州粘土より形成され、釉薬により漆喰色を表現されていてもよい。
前記上瓦は、丸瓦および断熱丸瓦の何れかで、前記下瓦は、平瓦および断熱平瓦の何れかで成る本葺き瓦であってもよい。
従って、本葺き瓦を連想できる擬似琉球瓦の構造を提供できる。
前記上瓦は、丸瓦および断熱丸瓦の何れかで、前記下瓦は、平瓦および断熱平瓦の何れかで成り、この上下瓦が一体でなる擬似本葺き瓦であってもよい。
従って、擬似本葺き瓦を連想できる擬似琉球瓦の構造を提供できる。
前記上下瓦は、この上瓦と平瓦が一体で成るS形瓦であってもよい。
従って、S形瓦を連想できる擬似琉球瓦の構造を提供できる。
前記上下瓦は、この上瓦が断熱丸瓦で、この下瓦が断熱平瓦で成る断熱瓦であってもよい。
従って、断熱瓦で成る擬似琉球瓦の構造を提供できる。
本発明の第2の観点に係る擬似琉球瓦の製造方法は、
第1の観点に係る擬似琉球瓦の製造方法であって、
空気供給管からの燃焼空気と、配管からの燃焼ガスとを燃成バーナに導き、前記燃焼ガスを、前記燃成バーナの点火で、燃焼し、前記焼成窯内の温度を上昇する赤色瓦の第1工程と、
前記第1工程を経て、前記焼成窯が、950〜1150℃、好ましくは、1000〜1130℃に達した時点で、前記燃成バーナを消火し、燃焼を停止し、前記焼成窯内の温度を冷却する赤色瓦の第2工程と、
前記第2工程で焼成した赤色瓦を冷却する赤色瓦の第3工程と、
で成り、
前記第1工程の焼成時間が、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間であり、
前記第2工程の冷却時間が、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間であり、
とする。
従って、琉球瓦に、極めて近い、擬似琉球瓦の製造方法の提供と、併せて、経年的に強い擬似琉球瓦の製造方法を提供できる。
焼成窯の外観を示した一部欠截の右側俯瞰図(図1−1に、図面の上下面と左右側を示す) 焼成窯の外観を示した左側俯瞰図 図1−1で示した焼成窯の外観を示し、かつ内部を透視した正面俯瞰図 図1−1で示した焼成窯の外観を示し、かつ内部を透視した他の例である正面俯瞰図 焼成窯の内部において、遮蔽板と第3噴射孔との関係を示した拡大模式図 焼成窯の内部において、空気吸込み管と第1噴射孔との関係を示した拡大模式図 図4−1の要部を、さらに拡大して示した模式図 焼成窯内部における赤茶色の擬似琉球瓦を焼成する各種の焼成時間と、燃焼空気、及び/又は、燃焼ガスの噴射等の作業工程の好ましい一例を示した図表 上瓦素地(下瓦素地を含むことも有り得る)に擬似漆喰素地部を形成した擬似琉球瓦素地を示した俯瞰図 上瓦(下瓦を含むことも有り得る)に擬似漆喰部(木節粘土肉盛部)を形成した擬似琉球瓦を示した俯瞰図 図6−2を屋根に葺設した状態の縮尺俯瞰図 S形素地瓦に擬似漆喰素地部を形成した擬似琉球瓦素地を示した俯瞰図 S形瓦に擬似漆喰部を形成した擬似琉球瓦(木節粘土肉盛部)を示した俯瞰図 図7−2を屋根に葺設した状態の縮尺俯瞰図 本葺き素地瓦に擬似漆喰素地部を形成した擬似琉球瓦素地を示した俯瞰図 本葺き瓦に擬似漆喰部を形成した擬似琉球瓦(木節粘土肉盛部)を示した俯瞰図 図8−2を屋根に葺設した状態の縮尺俯瞰図 上瓦(下瓦を含むことも有り得る)に擬似漆喰部(釉薬を塗布した肉盛部)を形成した擬似琉球瓦を示した俯瞰図 S形瓦に擬似漆喰部(釉薬を塗布した肉盛部)を形成した擬似琉球瓦を示した俯瞰図 本葺き瓦に擬似漆喰部を形成した擬似琉球瓦を示した俯瞰図
以下、本発明の好ましい、一実施例を説明する。
先ず、図1−1〜図2−2に示した焼成窯の外観を基に説明すると、1は耐熱構造の焼成窯で、例えば、方形状である。焼成窯1は、扉1aで開閉される。焼成窯1の内部(室内1b)には、図示しない台車と、台車に積層した瓦素地が収容される。焼成窯1の左右側(手前側と奥面側)の壁1c、1dには、多数の燃焼ガス供給管2a〜2nと、燃焼ガス供給管2a〜2nに繋がり、かつ焼成窯1の室内1bに開口した第2噴射孔20a〜20n(燃焼ガス供給管2a〜2nに繋がる燃焼ガス供給口)を付設する。そして、左右側の壁1c、1dの第2噴射孔20a〜20nは、例えば、手前側(左側)と、奥面側(右側)の矢視(イ)、(ロ)の幅(X)方向(左右側の幅)で、かつ矢視(ハ)、(ニ)の高さ(Y)方向(外底面1gから天井1fまでの高さ)において、原則として、同じ位置に付設される。一例であり、ランダムの場合も有り得る。この一例では、左側の壁1cに5か所と、右側の壁1dに5か所とし、同じ数とする。しかしながら、必要により、位置、及び/又は、数は限定されない。また、多数の焼成バーナ3a〜3nと、焼成バーナ3a〜3nに繋がり、かつ焼成窯1の室内1bに開口した熱風供給口30a〜30nに第3噴射孔31a〜31nを付設する。そして、左右側の壁1c、1dの第3噴射孔31a〜31nは、手前から奥面方向において同じ位置(左右側の壁1c、1dの幅Xの位置)で、かつ高さY位置に付設される。この一例では、左側の壁1cに5か所と、右側の壁1dに5か所と、は同じ数とする。しかしながら、必要により、位置、及び/又は、数は限定されない。
そして、燃焼ガス供給管2a〜2nの下側に焼成バーナ3a〜3nを設けた一例を示しているが限定されない。さらには、第2噴射孔20a〜20n、又は第3噴射孔31a〜31nとの噴射と、停止とを、略同時(同じ)とする(一例で有り、限定されない)。
前記第3噴射孔31a〜31nからの火炎(熱風)のガードと、熱風、及び/又は、熱風の拡散/上昇等の面、並びに内底面1e(内側底部)に設けられた各遮蔽板5a〜5nとの関係とか、更には熱風による燃焼ガスの拡散補助等の面から望ましい。しかし、この燃焼ガス供給管2a〜2nの下側に焼成バーナ3a〜3nを設けた一例には限定されない。尚、図2−1は、焼成窯1に、後述する空気吸込み管9を一本敷設し、例えば、焼成窯1の下段に擬似琉球瓦を製造する例を示してある。しかし、図示しないように、空気吸込み管9を二本〜複数本敷設し、例えば、焼成窯1の下段、中段等の如く、多段(それぞれ)に擬似琉球瓦を製造する例も有り得る。さらには、焼成窯1に、横並びに、空気吸込み管9を二本〜複数本敷設し、例えば、焼成窯1の下段に区画し、中段等に区画して、それぞれ擬似琉球瓦を製造する例も有り得る。
この燃焼ガス供給管2a〜2nと、焼成バーナ3a〜3nとは、一本の燃焼ガス配管6より分岐する構造とし、設備の簡略化と、経済性向上とを図る。また、第2噴射孔20aと、第3噴射孔31aとの噴射と、停止とを、略同時(同じ)とする(一例で有り、限定されない)。
図中7は空気供給管で、焼成バーナ3a〜3nに空気を供給する。
また、焼成窯1の天井1fには、必要により(以下、省略)、燻化用ガス供給管8を配備することも有り得る。この燻化用ガス供給管8の先端には、焼成窯1の室内1bに開口した第4噴射孔80a〜80nが設けられている。この燻化用ガス供給管8には、それぞれ制御弁が付設されている。制御弁は、同時、又は適宜の制御弁を、個別、かつ選択して制御することで、擬似琉球瓦の製造をコントロールできて有益、かつ経済的である(他の制御弁も同じ)。
図4−1と図4−2に示した空気吸込み管9は、焼成窯1の外底面1g(外底部)に配管されており、この空気吸込み管9の先端には、室内1bに開口した、後述する耐火レンガ91の第1噴射孔90a〜90nが接続されている。従って、室内1bの内底面1eより、当該室内1bの上方に向って、かつ室内1bの全体に亙って、新鮮な空気を供給する。一例では、第1噴射孔90a〜90nの孔詰り防止のために、空気吸込み管9の上に耐火レンガ91を設け、この耐火レンガ91の開口孔91a〜91nは、内底面1eの上になる。開口孔91a〜91nは内底面1eより上方で開口することで、この開口孔91a〜91nの詰り防止を図る。
前記燃焼ガス供給管2a〜2nと、焼成バーナ3a〜3n・空気供給管7の分岐管(焼成バーナ3a〜3nに繋がる)とには、図示しないが、電磁弁、又は他の弁機構でなる制御弁(図示しない)が、それぞれ配備されており、制御弁は、図示しない、制御盤の指令で、壁1c、及び/又は、壁1dを同時、又は別々に、それぞれの燃焼ガス供給管2a〜2n、焼成バーナ3a〜3n等を、個別、及び/又は、全体、或いはグループ毎に入り切りできる。また、室内1bには、焼成窯1の空気、燃焼ガス等排気用の排気口10と、ダンパー11等を装備する。図中12は煙突である。
前述した焼成窯1の動きを説明すると、燃焼バーナ3a〜3n(以下、総称する際には、燃焼バーナ3aとする)の点火と空気供給管7からの空気供給で、燃焼バーナ3aの近傍にある生ガスを燃焼し、この燃焼による熱風(及び/又は、火炎)を、上方に位置する燃焼ガス供給管2a〜2n(以下、総称する際には、燃焼ガス供給管2aとする)の(焼成窯1に開口した)第2噴射孔20a〜20n(以下、総称する際には、第2噴射孔20aとする)に向かって吹上げるとともに、熱風を生成し、第3噴射孔31a〜31n(以下、総称する際には、第3噴射孔31aとする)より、室内1bに噴射して、室温を上げる。その際に、ダンパー11を、室温と時間、並びに勘を基にして制御し(操作に則り)、順次、開放し、室温調整を図ることで、擬似琉球瓦素地A1の精緻な乾燥と、亀裂、歪み等がないようにして酸化焼成する。この焼成において、木節粘土による肉盛部は、例えば、三河粘土で成形した上下瓦100、101の上に、木節粘土を適宜の厚さで肉盛りして成形する。この木節粘土は、焼成することで、クリーム色に変化して仕上がる。この木節粘土の使用は、釉薬を使用せず、各種作業の容易化と、耐久性の向上と、低コスト化、又は取扱いの容易化等が望める。この木節粘土と下地粘土(三河粘土)との好相性を利用できる。この木節粘土を設けた箇所(肉盛部)が、後述する擬似漆喰部に相当する。焼成は、前述の例に限定されず、例えば、還元焼成でも同じ色合いとなる。
そして、瓦の表面を赤色にする場合には、室温が、例えば、1050℃となった段階で、燃焼ガス供給管2aの第2噴射孔20aより、火炎の強弱を、例えば、室温と時間、並びに勘を基にして制御する。尚、前述した如く、擬似琉球瓦の製造に関しては、単独焼成窯の焼成であっても、燃焼バーナ3a(入り切り)、及び/又は、空気吸込み管9(給停)の制御を行うことで、擬似琉球瓦の独自性等を確保できる。
その後、室内1b内に、空気吸込み管9と第1噴射孔90a〜90n(以下、総称する際には、第1噴射孔90aとする)から外気を取込み、順次、冷却を行う。通常は、所定時間(一昼夜)経過後(冷却した後)に、窯出しする。
図5に示したグラフと、赤色を焼成する際の、好ましい一例を説明すると、焼成窯1の外底面1g下の空気吸込み管9からの空気を、第1噴射孔90aより焼成窯1に供給するとともに、空気供給管7からの燃焼用空気と、配管6に繋ぐ燃焼ガスとを焼成バーナ筒(符号なし)に導き、焼成バーナ筒の焼成バーナ3aの点火で、燃焼ガス(各種のガス)を燃焼し、第3噴射孔31aから熱風を熱風供給口30aより、焼成窯1に吹出し(噴射し)、焼成窯1内の温度が、順次、上昇するが、その時間が、略20時間である。グラフでは、左上で示されている。
その後、焼成窯1の室内1bが、950〜1150℃、好ましくは、1000〜1130℃に達した時点で、配管6に繋ぐ燃焼ガス供給管2aの第2噴射孔20aより、燃焼ガスを、焼成窯1に供給する。この燃焼ガスは、焼成バーナ3aにより生成された熱風の上方に供給し、熱風の流れに乗り、かつ勢いが加わり、焼成窯1の擬似琉球瓦素地A1に向かわせ(所定の箇所に向かわせ)、均一な焼成ができる。また、第2噴射孔20aからの燃焼ガスの焼成バーナ3aの上方への供給、供給量を、自在に制御することで、焼成窯1の多数の擬似琉球瓦素地A1は、赤色となる。
その後は、焼成窯1と、焼成した擬似琉球瓦Aを冷却する、好ましい、製造方法を提示する。
1) 焼成時間を、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間とする。
2) 冷却時間を、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間とする。
3) 焼成窯1のダンパー11を、焼成時間内に、8%〜35%で、好ましくは、10%〜30%の段階によって、略均等間隔で、開放する。また、冷却時間では、閉鎖する。
4) 焼成時間内において、焼成バーナ3aを、点火し続ける。尚、燃焼ガスと空気供給管7からの空気との量は、75〜85:90〜100で、好ましいは、80:100とする。
5) 焼成時間内において、焼成窯1が950〜1150℃、好ましくは、1000〜1130℃に達した時点で、燃焼ガスの噴射量を制御する、当該赤色の擬似琉球瓦Aの製造である。
6) 焼成時間内において、燃焼ガスの第2噴射孔20a〜20jの数値(100%の開口に対しての数値)は、
A. 第2噴射孔20a. 30%〜50%で、好ましくは、35%〜45%
B. 第2噴射孔20b. 3%〜10%で、好ましくは、4%〜5%
C. 第2噴射孔20c. 15%〜25%で、好ましくは、18%〜22%
D. 第2噴射孔20d. 0%〜4%で、好ましくは、0%〜2%
E. 第2噴射孔20e. 5%〜15%で、好ましくは、8%〜12%
F. 第2噴射孔20f. 5%〜15%で、好ましくは、8%〜12%
G. 第2噴射孔20g. 15%〜25%で、好ましくは、18%〜22%
H. 第2噴射孔20h. 0%〜4%で、好ましくは、0%〜2%
I. 第2噴射孔20i. 30%〜50%で、好ましくは、35%〜45%
J. 第2噴射孔20j. 20%〜45%で、好ましくは、25%〜35%
そして、第2噴射孔20a〜20n、又は第3噴射孔31a〜31nとの噴射を、第2噴射孔20a〜20nを選択的(20a〜20cと対峙する側20d〜20f)に抽出し、併せて、望ましくは、第3噴射孔31a〜31nを同時に噴射する構造を採用することで、例えば、焼成窯1内の前側(図1−1において左側とその近傍)に、高熱の燃焼ガスと熱風が流れ易くなり、通常の赤色の擬似琉球瓦Aが製造できる。
以下、図面に基づいて、好ましい、各実施例を説明する。
図6−1〜図6−3は、上下瓦100、101でなる擬似琉球瓦Aである。図6−1は、擬似琉球瓦Aの基となる擬似琉球瓦素地A1であり、丸瓦に相当する上瓦素地100a(以下同じ)と、平瓦に相当する下瓦素地101a(以下同じ)とで構成する。この上瓦素地100aの表面には、頭側100−1を除いた三方向(左右側(差込み側、棧側)100−2、3と、尻側100−4)の内側に、木節粘土でなる擬似漆喰部素地102a(擬似漆喰肉盛部素地)を、膨出するようにして、三河粘土の上に肉盛りを形成する。この肉盛の厚さは、例えば、従来の手塗寸法か、この手塗寸法より厚くする等であり、限定されないが、望ましくは、2〜5mm程度がよい。理由は、後述するように、太陽光とか、暗闇による立体感覚と、重厚感覚とを備え、かつ高級感を備えた擬似琉球瓦Aとなることを意図する。そして、擬似漆喰部素地102aは、望ましくは、上瓦素地100aより高くなった端面素地102a−1を形成する。図示しないが、必要により、上瓦素地100aの表面の頭側101−1を除いた三方向(左右側(棧側、差込み側「被せ側」)101−2、3と、尻側101−4)の内側に、擬似漆喰部素地102a(擬似漆喰肉盛部素地)を形成する。尚、下瓦素地101aの表面には、水返し凸条103を適宜設ける。
以上の擬似漆喰部素地102aを備えた擬似琉球瓦素地A1は、前述した焼成窯1により、焼成する。これにより、擬似漆喰部102(擬似漆喰肉盛部)を備えた三河粘土でなる上下瓦100、101の擬似琉球瓦Aを製造する。
この擬似漆喰部102を備えた三河粘土でなる上下瓦100、101の擬似琉球瓦Aは、図6−2に示してあり、上瓦100には、頭側100−1を除いた三方向(左右側(差込み側、棧側)100−2、3の内側「上瓦100の、それぞれの内側」と、尻側100−4)の内側に、擬似漆喰部102を形成する。図示しないが、必要により、頭側100−1の内側に、擬似漆喰部102を形成することも有り得る。尚、頭尻側100−1、4とか、左右側(差込み側、棧側)100−2、3とかの符号と文字は、瓦素地(焼成前瓦)、瓦(焼成後瓦)とも共用する。
そして、図6−3は、擬似漆喰部102を備えた上下瓦100、101の擬似琉球瓦Aを、屋根Rに葺設した図であり、眞に琉球瓦と類似する、経年変化がない擬似琉球瓦Aの屋根Rが施工される。
図7−1〜図7−3は、三河粘土でなる上下瓦200、201が一体となったS瓦の擬似琉球瓦Aである。図7−1は、擬似琉球瓦Aの基となる擬似琉球瓦素地A1であり、棧山に相当する上瓦素地200aと、平瓦に相当する下瓦素地201aとが一体でS瓦を構成する。この上瓦素地200aの表面には、尻側200−4を除いた三方向(上下瓦200の201の境目「山谷境目」200−5と、右側(棧側)200−3の内側(左側200−2に向った内側「他の例も同じ」)、及び頭側200−1の内側とでなるU形)に、木節粘土でなる擬似漆喰部素地202a(擬似漆喰肉盛部素地)を形成する。この擬似漆喰部素地202aは、望ましくは、上瓦素地200aより端面素地202a−1を形成する。図示しないが、必要により、上瓦素地200aの表面の尻側200−4と、谷部(符号なし)とを除いた流れ部位の略全体箇所(左側200−2と流れ部位の頭側200−1の尻側に向った部位であって、平面視してU形となる)に、擬似漆喰部素地202a(擬似漆喰肉盛部素地)を形成する。尚、下瓦201の表面には、水返し凸条203を適宜設ける。この一例では、差込み側(左側)200−2にも、擬似漆喰部素地202aを形成する。
以上の擬似漆喰部素地202aを備えた擬似琉球瓦素地A1は、前述した焼成窯1により、焼成する。これにより、擬似漆喰部202(擬似漆喰部)を備えた上下瓦200、201が一体となったS瓦の擬似琉球瓦Aを製造する。
この擬似漆喰部202(擬似漆喰肉盛部)を備えた三河粘土でなる上下瓦200、201の擬似琉球瓦Aは、図7−2に示してあり、上瓦200には、尻側200−4を除いた三方向(境目200−5と、右側(棧側)200−3の内側、及び頭側200−1の内側と)に、U形の擬似漆喰部202を形成する。図示しないが、必要により、尻側200−4の内側に、擬似漆喰部102を形成することも有り得る。その他は、前述の図6−1〜図6−3に準ずる。
そして、図7−3は、擬似漆喰部202を備えた上下瓦200、101の擬似琉球瓦Aを、屋根Rに葺設した図であり、眞に琉球瓦と類似する、経年変化がない擬似琉球瓦Aの屋根Rが施工される。
図8−1〜図8−3は、三河粘土でなる上下瓦300、301が一体となった本葺き瓦の擬似琉球瓦Aである。図8−1は、擬似琉球瓦Aの基となる擬似琉球瓦素地A1であり、棧山に相当する上瓦素地300aと、平瓦に相当する下瓦素地301aとが一体で、かつ下瓦素地301aに段付き304を備えた本葺き瓦を構成する。この上瓦素地300aの表面には、頭側300−1を除いた三方向(上下瓦300の境目「山谷境目」300−5と、右側(棧側)300−3の内側(左側300−2に向った内側「他の例も同じ」)、及び尻側300−4の内側(頭側300−1方向に向かった内側)とでなる倒U形となる)の内側に、木節粘土でなる擬似漆喰部素地302a(擬似漆喰肉盛部素地)を形成する。この擬似漆喰部素地302aは、望ましくは、上瓦素地300aより端面素地302a−1を形成する。図示しないが、必要により、下瓦素地301aの表目には、頭側300−1を除いた三方向(上瓦素地300aの左右側(差込み側、棧側)300−2、3の内側と、尻側300−4の内側)に、擬似漆喰部302(擬似漆喰肉盛部)を形成する。尚、下瓦301の表面には、水返し凸条303を適宜設ける。この一例では、差込み側(左側)300−2にも、擬似漆喰部素地302aを形成することも有り得る。
以上の擬似漆喰部素地302aを備えた擬似琉球瓦素地A1は、前述した焼成窯1により、焼成する。これにより、擬似漆喰部302(擬似漆喰肉盛部)を備えた上下瓦300、301が一体となった本葺き瓦の擬似琉球瓦Aを製造する。
この擬似漆喰部302を備えた三河粘土でなる上下瓦300、301の擬似琉球瓦Aは、図8−2に示してあり、上瓦300には、頭側300−1を除いた三方向(左右側(差込み側、棧側)300−2、3の内側と、尻側300−4)の内側に、擬似漆喰部302を形成する。図示しないが、必要により、上瓦300の頭側300−1の内側(尻側300−4方向に向かった内側)にも、擬似漆喰部302を設けることも有り得る。
そして、図8−3は、擬似漆喰部302を備えた上下瓦300、101の擬似琉球瓦Aを、屋根Rに葺設した図であり、眞に琉球瓦と類似する、経年変化がない擬似琉球瓦Aの屋根Rが施工される。
図9は、図6−1〜図6−3に示した三河粘土でなる上瓦100(下瓦101を含むことも有り得る)の擬似琉球瓦Aであって、上瓦素地100aの頭側100−1を除いた三方向の内側に、木節粘土でなる擬似漆喰部素地102a(擬似漆喰肉盛部素地)を設ける構成の代替構造であって、例えば、擬似漆喰部素地102aを、三河粘土に釉薬を塗布する(釉薬を塗布した漆喰肉盛部素地とする)構成である。釉薬に、例えば、二酸化ケイ素とか、酸化チタンを含有する。その他は、前述の図6−1〜図6−3等に示した実施例に準ずる。
図10は、図7−1〜図7−3に示した三河粘土でなる上下瓦200、201が一体となったS瓦の擬似琉球瓦Aであって、この上瓦素地200aの表面には、尻側200−4を除いた三方向(上下瓦200の201の境目「山谷境目」200−5と、右側200−3の内側、及び頭側200−1の内側とでなるU形)に、三河粘土に釉薬を塗布(肉盛感覚を有する様に塗布)した素地(釉薬を塗布した漆喰肉盛部素地)とする構成である。この擬似漆喰部素地202aは、望ましくは、上瓦素地200aより端面素地202a−1を形成する。図示しないが、必要により、下瓦素地201aの表面の尻側200−4と、谷部(符号なし)とを除いた流れ部位の略全体箇所(左側200−2と流れ部位の頭側200−1の尻側に向った部位であって、平面視してL形となる)に、擬似漆喰部素地202a(擬似漆喰肉盛部素地)を形成する。この釉薬に、例えば、二酸化ケイ素とか、酸化チタンを含有する。図10では、擬似漆喰部202を備えた上下瓦200、201が一体となった本葺き瓦の擬似琉球瓦Aを製造する。その他は、前述の図7−1〜図7−3等に示した実施例に準ずる。
図11は、図8−1〜図8−3に示した三河粘土でなる上下瓦300、301が一体となった本葺き瓦の擬似琉球瓦Aであって、上瓦素地300aの頭側300−1を除いた三方向(山谷側の境目300−5の上側と、尻側300−4の内側と、棧端側300−6)の内側に、釉薬を塗布でなる(肉盛感覚を有する様に塗布してなる)擬似漆喰部素地302a(擬似漆喰肉盛部素地)を設ける構成の代替構造であって、例えば、擬似漆喰部素地302aを、釉薬を塗布した素地(釉薬を塗布した漆喰肉盛部素地)とする構成である。釉薬に、例えば、二酸化ケイ素とか、酸化チタンを含有する。図11では、擬似漆喰部302を備えた上下瓦300、301が一体となった本葺き瓦の擬似琉球瓦Aを製造する。その他は、前述の図8−1〜図8−3等に示した実施例に準ずる。
尚、以上で、焼成窯1(単独焼成窯)による焼成と、これによる焼成方法に関して説明したが、一例である。従って、例えば、トンネル焼成窯(トンネル窯)による焼成と、これによる焼成方法も、本発明の範疇である(同じであり、採用できる)。
尚、本明細書における断熱丸瓦および断熱平瓦は、例えば多孔質の(空洞のあいた)瓦である。一例として、前記瓦素地中に木粉、おが屑、コーヒー糟等の有機物を混合して、成形し、その後焼成することで得られる。
前述した各実施例等は、本発明の好ましい一例の説明である。各実施例とか図面に限定されない。従って、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
[付記1]
開閉扉を備えた焼成窯の外底面下の他方から一方に到る空気吸込み管を付設し、必要時に前記空気吸込み管の第1噴射孔を、前記焼成窯の内底面に開口し、前記焼成窯の壁に、少なくとも、焼成バーナからの熱風供給口を付設するとともに、それぞれの第2・第3噴射孔を、前記焼成窯の空間に開口し、前記焼成窯の、少なくとも、燃焼空気の排出口を、前記焼成窯の一方に開口した擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の焼成窯において、
前記焼成窯には、下瓦と上瓦との組合せであって、少なくとも、この下上瓦の繋ぎ目に肉盛りした擬似漆喰部素地を備えた琉球瓦素地(乾燥成形瓦)を収め、
前記上下瓦であって、擬似漆喰部を除いた下上瓦を素焼きの赤色で、前記擬似漆喰部を擬似漆喰色に焼成して形成した擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記2]
前記擬似漆喰部は、木節粘土である付記1に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記3]
前記擬似漆喰部は、三州粘土であって、釉薬により漆喰色を表現する付記1に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記4]
前記焼成バーナの前記熱風供給口を、前記焼成窯に開口し、前記熱風供給口の前側の前記内底面に遮蔽板を設けた付記1〜付記3の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記5]
前記上下瓦は、この上瓦が丸瓦、又は断熱丸瓦の何れかで、この下瓦が平瓦、又は断熱平瓦の何れかで成る本葺き瓦である付記1〜付記3の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記6]
前記上下瓦は、この上瓦が丸瓦、又は断熱丸瓦の何れかで、この下瓦が平瓦、又は断熱平瓦の何れかで成り、この上下瓦が一体でなる擬似本葺き瓦である、付記1〜付記3の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記7]
前記上下瓦は、この上瓦と平瓦が一体で成るS形瓦である付記1〜付記3の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記8]
前記上下瓦は、この上瓦が断熱丸瓦で、この下瓦が断熱平瓦で成る断熱瓦である付記1〜付記3の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造。
[付記9]
付記1〜付記8の何れか一項に記載の擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の構造において、
空気供給管からの燃焼空気と、配管からの燃焼ガスとを焼成バーナに導き、前記燃焼ガスを、前記燃焼バーナの点火で、燃焼し、前記焼成窯内の温度を上昇する赤色瓦の第1工程と、
前記第1工程を経て、前記焼成窯が、950〜1150℃、好ましくは、1000〜1130℃に達した時点で、前記焼成バーナを消火し、燃焼を停止し、前記焼成窯内の温度を冷却する赤色瓦の第2工程と、
前記第2工程で焼成した赤色瓦を冷却する赤色瓦の第3工程と、
で成り、
前記第1工程の焼成時間が、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間であり、
前記第2工程の冷却時間が、15時間〜25時間で、好ましくは、18時間〜20時間であり、
とする、擬似琉球瓦(擬似沖縄漆喰瓦)の製造方法。
1 焼成窯
1a 扉
1b 室内
1c 壁
1d 壁
1e 内底面
1f 天井
2a〜2n 生ガス供給管
20a〜20n 第2噴射孔
3a〜3n 焼成バーナ
30a〜30n 熱風供給口
31a〜31n 第3噴射孔
5a〜5n 遮蔽板
6 配管
7 空気供給管
8 燻化用ガス供給管
80a〜80n 第4噴射孔
9 空気吸込み管
90a〜90n 第1噴射孔
91 耐火レンガ
91a〜91n 開口孔
10 排気口
11 ダンパー
12 煙突
100〜300 上瓦
100a〜300a 上瓦素地
100−1〜300−1 頭側
100−2 左側(差込み側)
100−3 右側(棧側)
100−4〜300−4 尻側
101〜301 下瓦
101a〜301a 下瓦素地
102−1〜302−1 端面
102〜302 擬似漆喰部
102a〜302a 擬似漆喰部素地(擬似漆喰肉盛部素地)
102a−1〜302a−1 端面素地
200−5、300−5 境目
300−6 棧端側
103 水返し凸条
A 擬似琉球瓦
A1 擬似琉球瓦素地
X 幅
Y 高さ

Claims (1)

  1. 上瓦下瓦とを有する擬似琉球瓦において、
    この上瓦表面には、前記上瓦と前記下瓦の境目と、棧側内側、及び尻側内側とに、肉盛感覚を有する様に塗布してなる擬似漆喰部素地を備えた擬似琉球瓦素地が焼成窯に収められて形成される擬似琉球瓦であって、
    この擬似漆喰部を除いた前記上瓦及び前記下瓦を素焼きの赤色形成、前記擬似漆喰部を擬似漆喰色に焼成して形成されている、擬似琉球瓦。
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