JP6802946B2 - 難聴の予防または処置のための活性成分としてアボカド油画分を含有する医薬組成物 - Google Patents

難聴の予防または処置のための活性成分としてアボカド油画分を含有する医薬組成物 Download PDF

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Description

本発明の背景
1.本発明の分野
本発明は、難聴の予防または処置のための活性成分としてアボカド油画分を含有する医薬組成物に関する。
2.関連技術の記載
耳は、3つの部分、外耳(耳介および外耳道)、中耳(鼓膜および耳小骨)および内耳(蝸牛および聴神経)に分かれている。
音は、耳介および外耳道を通じて伝達されて鼓膜を振動させる音響エネルギーであり、および、鼓膜の振動は力学的エネルギーを生成し、およびこれが耳小骨へ伝達される。耳小骨の最後の骨であるアブミ骨は、蝸牛へ接続されており、これは蝸牛中のリンパへ送達されたエネルギーを転移させる。リンパへ送達されたエネルギーは、リンパ中で波を起こし、これは、蝸牛中の有毛細胞を刺激する。有毛細胞の運動がイオン変化を起こすにつれて、有毛細胞に付いている聴神経へ神経伝達物質が伝達され、および、音エネルギーが聴神経から脳へ電気エネルギーの形で送達される。
外耳および中耳は、音を伝達する器官である。これらの器官が炎症などの病気に感染すると、それらの多くは処置または手術によって回復することができ、および、結果として生じる難聴もまた、処置によって改善することができる。この難聴は、伝音難聴と呼ばれる。他方、音を感知する器官である蝸牛、電気エネルギーを通じて音を送達する聴神経、ならびに音の区別および理解などの包括的な役割を担う脳、における問題によって起こる難聴は、感音難聴と呼ばれる。
体の感覚器官の中で、聴覚器官はコミュニケーションのための最も基本的な感覚器官であり、およびそれは、言語または知識の習得、社会生活、および人の人生のための、最も重要な感覚器官の一つである。多くの難聴は、今に至るまで予防以外の処置を有しない、感覚神経性の難聴である。ひとたび難聴が起こると、処置は、補聴器などの補助を使用することによって、または機械デバイスを体内に移植することによって行うことができる。感音難聴は、発症の原因および時間によって分類することができる。時間に依存して、それは先天性難聴と後天性難聴とに分類される。先天性難聴は、出生前の傷害によって起こる難聴であり、これは遺伝、子宮または出生過程における問題によって起こる。
先天性難聴は、大抵、極めて重度であり、言語習得は追加の訓練または教育なしには不可能である。先天性難聴を処置するためには、高出力の補聴器または人工内耳が、音を聞くために移植される。しかしながら、かかる補助デバイスは、難聴の程度が増加するほど効果が少なく、およびかかるデバイスの聞き取り能力は正常な聞き取り能力とは異なり、これは日常生活を依然として不便にする。他方、後天性難聴は、疾患、騒音、薬物または出生後の事故によって起こり、および原因要素は、騒音、薬物、加齢、外傷、およびウイルスを包含する。最近は、騒音および加齢に起因する難聴が、急速に増加してきている。
科学および技術の発達により人間の寿命が長くなるにつれて、高齢者人口は世界中にわたって急速に増加している。多くの加齢に伴う難聴もまた感音難聴であり、予防および管理以外には処置または改善のための薬物または処置法はない。
加えて、社会の産業化に起因して、騒音誘発性難聴もまた急速に増加している。騒がしい環境で働いている労働者または兵士に発症する職業性の騒音誘発性難聴に加えて、文化的なおよび余暇の生活に起因する騒音誘発性難聴もまた増加している。この点に関して、合衆国におけるOSHA(労働安全衛生局(Occupational Safety and Health Administration))は、85dBAを上回る騒がしい環境のための騒音管理を実施している。研究では、ヒトの聴覚器官は75dBAを上回る騒音によって影響されることが報告されている。75dBAの騒音は道路沿いの騒音であることから、現代社会においては、聴覚器官に有害である騒音の中で誰もが生活していると言える。加えて、MP3の使用などの余暇生活ではしばしば大きな音にさらされ、騒音誘発性難聴は様々な年齢群で起こる。
より若い年で起こった騒音誘発性難聴は、彼らの40代のうちから補聴器を使用しなければならない程度まで聴力を損傷し、および、物理的老化が組み合わせられたときに難聴のレベルは増加する。難聴の程度が増加するにつれて補聴器の効果もまた減少することから、高レベルの難聴は最終的にコミュニケーションにおける重大な問題に至る。
この点に関して、韓国特許出願第10-2008-0044810号は、オウゴン(Scutellaria radix)抽出物が、騒音誘発性難聴動物モデルにおける難聴を予防することに対して有意な効果を有するということを、開示している。加えて、難聴を予防または処置するための有効な物質として、抗酸化物質、NMDA(N−メチル−D−アスパラギン酸)アンタゴニスト、アポトーシスインヒビター、成長因子等が研究されてきている。しかしながら、これらの物質は、臨床試験において限られた進歩しか示していない。
よって、難聴を処置することに使用することができる物質を開発しながら、本発明者らは、アボカド油を使用した吸着クロマトグラフィーによって溶出させたイソプロパノール画分が、ゼブラフィッシュモデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させたことを確認することによって、本発明を完成させた。
本発明の目的は、アボカド油画分を含む難聴の処置のための組成物を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、難聴の予防または処置のための活性成分としてアボカド油のイソプロパノール画分を含有する医薬組成物を提供する。
本発明は、難聴の改善のための活性成分としてアボカド油のイソプロパノール画分を含有する健康機能食品もまた提供する。
本発明は、対象へアボカド油のイソプロパノール画分を投与するステップを含む、難聴を予防、改善または処置するための方法もまた提供する。
加えて、本発明は、難聴の予防、改善または処置のための医薬の調製のためのアボカド油の使用を提供する。
本発明によるアボカド油画分、とりわけ、アボカド油のイソプロパノール画分は、ゼブラフィッシュモデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させるので、アボカド油のイソプロパノール画分を、難聴の処置において好都合に使用することができる。
図1は、アボカド油を使用して吸着クロマトグラフィーを行うことによって水、エタノールまたはイソプロパノールの画分を調製するプロセスを例証する模式図である。 図2は、アボカド油のイソプロパノール画分(HP-20)が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証するグラフである。 図3は、アボカド油のイソプロパノール画分(HP-20)が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証する顕微鏡写真一式である。
図4は、アボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノールの画分(HP-20)でそれぞれ処置したときに、アボカド油のイソプロパノール画分が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証するグラフである。 図5は、アボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノールの画分(HP-20)でそれぞれ処置したときに、アボカド油のイソプロパノール画分が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証する顕微鏡写真一式である。 図6Aは、アボカド油(AGO)の構成成分を分析した結果である。 図6Bは、アボカド油のイソプロパノール画分(AGL)の構成成分を分析した結果である。 図6Cは、アボカド油のイソプロパノール画分中およびアボカド油中の主要な構成成分の含有量を比較した結果である。
図7は、アボカド油のイソプロパノール画分中のリノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証するグラフである。 図8は、アボカド油のイソプロパノール画分中のリノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸が、ネオマイシンによって低減させられたゼブラフィッシュの有毛細胞の数を増加させたということを例証する顕微鏡写真一式である。
好ましい態様の記載
以下、本発明を詳細に記載する。
本発明は、難聴の予防または処置のための活性成分としてアボカド油のイソプロパノール画分を含有する医薬組成物を提供する。
この明細書の中で使用する用語「アボカド油」は、圧縮、浸出、蒸留等によってアボカドから抽出された芳香成分を指す。前述のアボカド油は、アボカドエッセンス、香油、精油および精製油として使用することができる。
アボカド油は、アボカドの皮、果肉および種子からなる群から選択されるいずれか1以上から抽出された油であってもよく、およびアボカドの皮および果肉を圧搾することにより抽出された油であってもよい。それは、圧縮、溶媒抽出、超臨界二酸化炭素抽出または水蒸気蒸留によって抽出することができる。
この明細書の中で使用する用語「画分」は、特定の樹脂で満たされたクロマトグラフィー上に試料を吸着させ、および次いで溶出溶媒を加えることによって得られた液体を指す。それはつまり、本発明によるアボカド油のイソプロパノール画分は、吸着クロマトグラフィーのための樹脂で満たされたクロマトグラフィー上にアボカド油を吸着させ、および次いで溶出溶媒として水、エタノールおよびイソプロパノールを連続して加えることによって得ることができるということである。溶出溶媒は、45〜85℃、具体的には、50〜80℃、およびより具体的には、55〜75℃で使用することができる。
吸着クロマトグラフィーのための樹脂は、シリカゲルまたは合成吸着材であってもよい。合成吸着材は、コポリマーから構成されていてもよく、および、コポリマーは、スチレンとジビニルベンゼン(DVB)とのコポリマーであってもよい。
難聴は、伝音難聴または感音難聴であってもよい。感音難聴は、騒音、薬物、加齢、外傷、およびウイルスによって起こる難聴であってもよく、および具体的には、耳毒性難聴であってもよい。耳毒性難聴は、ゲンタマイシン、ストレプトマイシン、カナマイシン、ネオマイシン、アミカシン、トブラマイシン、ネチルマイシン、ジベカシン、シソマイシン、リボドマイシン、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチンからなる群から選択されるいずれか1以上の耳毒性の薬剤の投与によって起こる難聴であってもよい。
本発明の好ましい態様において、本発明者らは、アボカド油を使用して吸着クロマトグラフィーを行った。具体的には、吸着クロマトグラフィー上にアボカド油を吸着させ、および次いで溶出溶媒として水、エタノールおよびイソプロパノールを連続して加えることによって、アボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノール画分を調製した(図1を参照)。
上記で調製されたアボカド油のイソプロパノール画分は、アボカド油よりも、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図2および3を参照)。
上記で調製されたアボカド油のイソプロパノール画分は、水およびエタノール画分よりも、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図4および5を参照)。
アボカド油のイソプロパノール画分は、アボカド油とは異なる組成を示し、および具体的には、リノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸の含有量が高かった(図6A〜6Cを参照)。
加えて、アボカド油のイソプロパノール画分中のリノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸は、それぞれ、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図7および8を参照)。
したがって、本発明のアボカド油のイソプロパノール画分は、難聴の処置のために効果的に使用することができる。
本発明による医薬組成物は、活性成分としてアボカド油のイソプロパノール画分を組成物の総重量の10〜95重量%で包含することができる。加えて、本発明の医薬組成物は、活性成分に加えて、活性成分と同じかまたは同様の機能を有する1以上の有効成分を包含することができる。
本発明の医薬組成物は、あらゆる一般的に使用される担体、希釈剤、賦形剤、またはそれらの混合物を包含することができる。薬学的に許容し得る担体は、制限なしに、生体中で本発明の組成物を送達することを可能とするあらゆる担体であってもよく、これは、生理食塩水、滅菌水、リンゲル液、デキストロース溶液、マルトデキストリン溶液、グリセロール、エタノールまたはそれらの混合物などの、Merck Index, 13th ed., Merck & Co. Inc.において記載された化合物によって例示される。必要であれば、抗酸化剤、緩衝剤および静菌剤などの一般的な添加物を追加で加えることができる。
組成物が製剤化されるとき、一般的に使用される充填剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、界面活性剤などの希釈剤、または賦形剤などを加えることができる。
本発明の組成物は、経口または非経口調製物として製剤化することができる。経口調製物は、固形および液体製剤を包含することができる。固形製剤は、錠剤、丸薬、粉末、顆粒、カプセルまたはトローチであってもよく、および、かかる固形製剤は、組成物へ1以上の賦形剤を加えることによって調製することができる。賦形剤は、デンプン、炭酸カルシウム、ショ糖、乳糖、ゼラチンまたはそれらの混合物であってもよい。単純な賦形剤のほか、滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク、等々を使用してもよい。液体製剤は、懸濁物、溶液、エマルションまたはシロップであってもよく、および、上述した製剤は、湿潤剤、甘味料、芳香物質(aromatics)および保存料などの様々な賦形剤を含有することができる。
非経口投与のための製剤は、注射剤、坐剤、呼吸吸入粉末、スプレーエアロゾル、粉末およびクリーム等を包含することができる。注射剤は、滅菌水溶液、非水溶媒、懸濁物、エマルション等を包含することができる。非水溶媒および懸濁物は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブオイルのような植物油、オレイン酸エチルのような注射可能なエステル等々を含有することができる。
本発明の組成物は、所望の方法に従って、経口的にまたは非経口的に投与することができる。非経口投与は、腹腔内注射、直腸注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射または胸腔内注射を包含することができる。
組成物は、薬学的に有効な量で投与されることができる。有効量は、疾患のタイプ、重症度、薬物の活性、患者の薬物に対する感受性、投与の時間、投与の経路、処置の期間、同時に使用される薬物等に従って決定することができる。しかしながら、所望の効果のために、本発明による医薬組成物に包含される活性成分の量は、0.0001〜100mg/kg、具体的に言うと、0.001〜10mg/kgとすることができる。投与の頻度は、1日1回または1日数回である。
本発明の組成物は、単独でまたは他の治療剤と組み合わせて投与されることができる。組合せ投与において、投与は、連続的または同時であることができる。
本発明は、難聴の改善のための活性成分としてアボカド油のイソプロパノール画分を含有する健康機能食品もまた提供する。
本発明によるアボカド油のイソプロパノール画分は、上に記載のとおりの特徴を有することができる。例えば、アボカド油は、アボカドの皮、果肉および種子からなる群から選択されるいずれか1以上から抽出された油であってもよい。画分は、吸着クロマトグラフィーのための樹脂で満たされたクロマトグラフィー上にアボカド油を吸着させ、および次いで溶出溶媒として水、エタノールおよびイソプロパノールを連続して加えることによって得ることができる。
難聴は、上に記載のとおりである。例えば、難聴は、伝音難聴または感音難聴であってもよく、および具体的には、感音難聴であってもよい。感音難聴は、耳毒性難聴であってもよい。
本発明の好ましい態様において、本発明者らは、アボカド油を使用して吸着クロマトグラフィーを行った。具体的には、吸着クロマトグラフィー上にアボカド油を吸着させ、および次いで溶出溶媒として水、エタノールおよびイソプロパノールを連続して加えることによって、アボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノール画分を調製した(図1を参照)。
上記で調製されたアボカド油のイソプロパノール画分は、アボカド油よりも、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図2および3を参照)。
上記で調製されたアボカド油のイソプロパノール画分は、水およびエタノール画分よりも、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図4および5を参照)。
上記で調製されたアボカド油のイソプロパノール画分は、アボカド油とは異なる組成を示し、および具体的には、リノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸の含有量が高かった(図6A〜6Cを参照)。
加えて、アボカド油のイソプロパノール画分中のリノール酸、アルファ−リノール酸およびステアリン酸は、それぞれ、ゼブラフィッシュ動物モデルにおいてネオマイシンによって低減させられた有毛細胞の数を有意に増加させた(図7および8を参照)。したがって、アボカド油のイソプロパノール画分は、難聴の改善のために効果的に使用することができる。
本発明の組成物は、そのまま、または他の食品もしくは成分と混合した後で、食品に加えてもよい。このとき、加える活性成分の含有量は目的に従って決定することができ、および一般的には、食品の総重量の0.01〜90重量部であってもよい。
健康機能食品の形態およびタイプは、特に限られるものではない。具体的に言うと、健康機能食品は、錠剤、カプセル、粉末、顆粒、液体および丸剤の形態であってもよい。健康機能食品は、追加の成分として、様々なフレーバー、甘味料または天然の炭水化物を包含してもよい。甘味料は、天然または合成甘味料であってもよく、および、天然甘味料は、タウマチン、ステビア抽出物等々によって例示される。合成甘味料は、サッカリンおよびアスパルテーム等々によって例示される。加えて、天然の炭水化物は、単糖類、二糖類、多糖類、オリゴ糖および糖アルコール等々であってもよい。
上記で挙げた成分に加えて、本発明の健康機能食品は、様々な栄養素、ビタミン、ミネラル、フレーバー、着色剤、ペクチン酸およびその塩、アルギン酸およびその塩、有機酸、保護コロイド状増粘剤、pH調節剤、安定剤、防腐剤、グリセリン、アルコール等々を包含することができる。全ての言及した成分は、単独でまたは一緒に加えることができる。それらの成分の混合比は実のところ問題ではないが、しかし一般的には、その各々は、本発明の組成物の100重量部あたり0.01〜0.1重量部で加えることができる。
本発明は、対象へアボカド油のイソプロパノール画分を投与するステップを含む、難聴を予防、改善または処置するための方法もまた提供する。
本発明によるアボカド油のイソプロパノール画分は、上に記載のとおりの特徴を有することができる。例えば、アボカド油は、アボカドの皮、果肉および種子からなる群から選択されるいずれか1以上から抽出された油であってもよい。画分は、吸着クロマトグラフィーのための樹脂で満たされたクロマトグラフィー上にアボカド油を吸着させ、および次いで溶出溶媒として水、エタノールおよびイソプロパノールを連続して加えることによって得ることができる。
前述の対象は哺乳動物であってもよく、具体的に言うと、ヒトであってもよい。
本発明のアボカド油のイソプロパノール画分は、所望の方法に従って、経口的にまたは非経口的に投与することができる。非経口投与は、腹腔内注射、直腸注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射または胸腔内注射を包含することができる。
アボカド油のイソプロパノール画分は、薬学的に有効な量で投与されることができる。有効量は、疾患のタイプ、重症度、薬物の活性、患者の薬物に対する感受性、投与の時間、投与の経路、処置の期間、同時に使用される薬物等に従って決定することができる。しかしながら、所望の効果のために、本発明によるアボカド油のイソプロパノール画分に包含される活性成分の量は、0.0001〜100mg/kg、具体的に言うと、0.001〜10mg/kgとすることができる。投与の頻度は、1日1回または1日数回である。
本発明のアボカド油のイソプロパノール画分は、単独でまたは他の治療剤と組み合わせて投与されることができる。組合せ投与において、投与は、連続的または同時であることができる。
加えて、本発明は、難聴の予防、改善または処置のための医薬の調製のためのアボカド油のイソプロパノール画分の使用を提供する。
本発明によるアボカド油のイソプロパノール画分は、上に記載のとおりの特徴を有することができる。
発明を実施するための形態
本発明の実際的かつ現在好ましい態様は、以下の例に示すとおり例証的である。
しかしながら、当該技術分野における当業者が本開示を検討して本発明の精神と範囲の内で改変および改良を行い得ることは、当然理解される。
例1.アボカド油画分の調製
アボカド油を使用して吸着クロマトグラフィーを行うことによって、アボカド油の水、エタノールまたはイソプロパノール画分を調製した。
具体的には、100gのダイヤイオンHP-20樹脂を150mlの50%(v/v)エタノールに加えて、これをカラム中に満たした。その一方で、Avoplus(Diricom)、メキシコから購入した10gのアボカド油を、50%(v/v)エタノール中50%(w/v)まで希釈し、調製したカラムにこれをロードした。メキシコから購入したアボカド油は、アボカドの皮および果肉を油搾り(oil-pressing)することによって調製された。アボカド油をロードしたカラムへ100mlの水を加えることによって、水画分が得られた。次いで、これに800mlの99%(v/v)エタノールを加えることによってエタノール画分が得られ、および800mlのイソプロパノールを加えることによってイソプロパノール画分(HP-20)が得られた。水、エタノールまたはイソプロパノール画分を得たとき、各溶出溶媒を60〜70℃の温度まで加熱することによって使用した。
この時、アボカド油の水画分の収率は0.07%、エタノール画分の収率は5.4%、およびイソプロパノール画分の収率は75.5%であった。
実験例1.耳毒性に対するアボカド油画分の影響の確認−(1)
例1において調製されたアボカド油のイソプロパノール画分の、ネオマイシンによって低減させられた有毛細胞に対する効果を、以下の方法によって確認した。
具体的には、受精の6日後に、ゼブラフィッシュ幼生を24ウェルプレート中に置き、およびネオマイシンをこれに1μMの濃度で加えた。1時間後、ネオマイシンを除去し、および、例1において調製されたアボカド油のイソプロパノール画分を1μg/mlの濃度で加えた。このとき、アボカド油を対照として使用し、および、0.03%(w/v)の海水溶液を未処置対照として使用した。12時間後、0.1%YO−PRO(Life Technologies、米国)を加えることで、30分間、幼生の有毛細胞を染色した。染色された有毛細胞を、蛍光顕微鏡(Olympus 1x70、Olympus、日本)を使用して観察し、および、その数を図2に示した。加えて、有毛細胞の顕微鏡写真を図3に示した。
図2および図3に示すとおり、アボカド油のイソプロパノール画分を加えた幼生においては、アボカド油に比べて、有毛細胞の数が有意に増加した(図2および3)。
実験例2.耳毒性に対するアボカド油画分の影響の確認−(2)
例1において調製されたアボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノール画分の、ネオマイシンによって低減させられた有毛細胞に対する効果を、以下の方法によって確認した。
アボカド油のイソプロパノール画分を加える代わりに、アボカド油の水、エタノールおよびイソプロパノール画分をゼブラフィッシュ幼生にそれぞれ加え、および実験例1に記載されたのと同じやり方で染色した有毛細胞の数を計数して図4に示した。加えて、蛍光顕微鏡で撮った有毛細胞の顕微鏡写真を、図5に示した。
図4および図5に示すとおり、アボカド油のイソプロパノール画分を加えた幼生においては、アボカド油の水およびエタノール画分に比べて、有毛細胞の数が有意に増加した(図4および5)。
実験例3.アボカド油画分の構成成分の比較
アボカド油および例1において調製されたアボカド油のイソプロパノール画分の構成成分を、GC−MSによって分析した。
その結果として、特定の構成成分は、アボカド油よりもアボカド油のイソプロパノール画分中で、有意により高いことが確認された(図6A〜6C)。アボカド油におけるよりもアボカド油のイソプロパノール画分において有意により高い含有量である、5つの構成成分が導き出された。および、上位3つの構成成分を、耳毒性に対する有効性のために試験した。
実験例4.耳毒性に対するアボカドイソプロパノール画分中の単一物質の効果の確認
実験例3においてアボカド油のイソプロパノール画分中で高いと同定された構成成分であるリノール酸、アルファ−リノレン酸およびステアリン酸の、ネオマイシンによって低減させられた有毛細胞に対する影響を、以下の方法によって確認した。
アボカド油のイソプロパノール画分を加える代わりに、1μg/mlのリノール酸、アルファ−リノレン酸およびステアリン酸をゼブラフィッシュ幼生にそれぞれ加え、および実験例1に記載されたのと同じやり方で染色した有毛細胞の数を計数して図7に示した。加えて、蛍光顕微鏡で撮った有毛細胞の顕微鏡写真を、図8に示した。
図7および図8に示すとおり、リノール酸、アルファ−リノレン酸およびステアリン酸を加えた幼生において、有毛細胞の数は有意に増加した(図7および8)。

Claims (5)

  1. 搾汁されたアボカド油のイソプロパノール画分を有効成分として含む、難聴の予防または処置のための医薬組成物であって、
    アボカド油のイソプロパノール画分が、皮および果肉を含むアボカドを搾汁して得られたアボカド油を吸着クロマトグラフィーに吸着させて、水、エタノールおよびイソプロパノールを順次に溶出溶媒として使用して得られるものである、前記難聴の予防または処置のための医薬組成物。
  2. 吸着クロマトグラフィーが、シリカゲルまたは合成吸着剤をレジンに充填したカラムを使用して行われる、
    請求項1に記載の難聴の予防または処置のための医薬組成物。
  3. 難聴が、伝音難聴または感覚神経性難聴である、
    請求項1に記載の難聴の予防または処置のための医薬組成物。
  4. 搾汁されたアボカド油のイソプロパノール画分を有効成分として含む、難聴の改善のための健康機能食品であって、
    アボカド油のイソプロパノール画分が、皮および果肉を含むアボカドを搾汁して得られたアボカド油を吸着クロマトグラフィーに吸着させて、水、エタノールおよびイソプロパノールを順次に溶出溶媒として使用して得られるものである、前記難聴の改善のための健康機能食品。
  5. 吸着クロマトグラフィーが、シリカゲルまたは合成吸着剤をレジンに充填したカラムを使用して行われる、
    請求項に記載の難聴の改善のための健康機能食品。
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