JP6802475B2 - ベルトクリップ及びそれを有した携帯型無線通信装置システム - Google Patents

ベルトクリップ及びそれを有した携帯型無線通信装置システム Download PDF

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Description

本発明は、携帯型無線通信装置をベルトに装着するためのベルトクリップに関する。
携帯型無線通信装置は、片手で操作できるように小型軽量に設計されているが、両手を自由にできるように、オプション品又は付属品としてイヤホンマイクやヘッドセットなどが用意されている。図6は、携帯型無線通信装置10にヘッドセット20を装着した状態を示す。ヘッドセット20は、スピーカー21と、マイクロホン22と、スピーカー21及びマイクロホン22を支えるハウジング23と、ユーザーの頭部に装着されるアーム24と、ハウジング23から引き出されたケーブル25と、ケーブルの一端に設けられ、携帯型無線通信装置10に接続されるプラグ26などで構成されている。図6に示す例では、プラグ26は、ケーブル25に引っ張り力が加えられたとしても、簡単に携帯型無線通信装置10から外れないように、プラグ26の端子(図示せず)の突出方向とケーブル25の引き出し方向が直交するように構成されている。なお、安価なイヤホンやヘッドホンなどでは、コストを低減するため、プラグからの端子の突出方向とケーブルの引き出し方向が同じであり、その場合はケーブルに引っ張り力が加えられると、プラグが携帯型無線通信装置から外れてしまう虞がある。
このようなヘッドセット20などの付属品を使用する場合、携帯型無線通信装置10をユーザーのベルトなどに装着できるように、図7に示すようなベルトクリップ30が用意されている。ベルトクリップ30は、携帯型無線通信装置10の背面10Bに取り付けられる固定部31と、固定部31に軸支され、携帯型無線通信装置10の背面10Bに対して起伏する可動部32と、固定部31と可動部32の間に設けられ、可動部32を携帯型無線通信装置10の背面10B側に付勢するばね(図示せず)などで構成されている。図7に示す例では、固定部31は、ねじ33によって携帯型無線通信装置10の背面10Bに固定されている。また、ヘッドセット20のケーブル25は、様々な体格のユーザーに対応できるように、また、ユーザーの様々な動きに対応できるように、実際に必要な長さよりも長く設定されている。また、ヘッドセット20のコストを低減するために、一般的には、ケーブル25の長さ調節はできないようになっている。
携帯型無線通信装置10がヘッドセット20などの付属品を用いて使用される状況では、ユーザーは常時体を動かしていると推測される。そのような場合に、ヘッドセット20から垂れ下がったケーブル25が周囲にある器物などに引っ掛かったとすると、ユーザーの動きに合わせて過大な引っ張り力がケーブル25に加わり、ケーブル25が破損(断線)する虞がある。また、携帯型無線通信装置10にプラグ26が接続された状態で、携帯型無線通信装置10のアンテナ12がプラグ26からのケーブルの引き出し方向と同じ方向に突出している場合、ケーブル25がアンテナ12に干渉して、携帯型無線通信装置10の受信状態が悪化する可能性がある。
一方、携帯型オーディオ機器の分野では、イヤホンやヘッドホンのケーブルの揺れや垂れ下がりを防止するために、ケーブルをユーザーの衣服に固定するためのケーブルクリップが用意されている。特許文献1に記載されたケーブルクリップでは、先端のクリップ部が閉じる方向にばねで付勢された一対のクリップ片の一方に、ケーブルを保持するための、断面J状の保持部が形成されている。この特許文献1に記載されたケーブルクリップは、ケーブルの断面よりも小さいJ状の保持部にケーブルを圧入し、樹脂の弾性によってケーブルを保持しているため、樹脂とケーブルの間の摩擦力よりも大きな引っ張り力をケーブルに加えることによって、ケーブルの保持位置を変更することができる。また、ケーブルは、ケーブルクリップを境にして2つの部分に分割され、それぞれの部分で垂れ下がるので、垂れ下がったケーブルが周囲にある器物などに引っ掛かる可能性が低減される。予期しない大きな引っ張り力がケーブルに加えられた場合は、ケーブルの保持位置が変わったり、プラグがオーディオ機器から外れたり、あるいは、ケーブルが破損したりする虞がある。
特許文献2に記載されたケーブルクリップでは、先端のクリップ部が閉じる方向にばねで付勢された一対のクリップ片の一方の後端(ユーザーによる操作側)近傍に、ケーブルの断面よりも大きな断面J状の保持部が形成され、他方のクリップ片の後端近傍には、保持部に対向し、ケーブルを保持部に押しつける突起が形成されている。ケーブルクリップの使用中においては、ケーブルは保持部と突起によって挟持されており、かなり大きな引っ張り力がケーブルに加えられたとしても、ケーブルの保持位置は変化しない。クリップ片の後端に力を加えクリップ部を開くと、それに伴って突起が保持部から離れ、ケーブルの保持位置を変更することができる。予期しない大きな引っ張り力がケーブルに加えられた場合は、ケーブルの保持力が大きいため、プラグがオーディオ機器から外れたり、あるいは、ケーブルが破損したりする可能性が高くなる。
特許文献3に記載されたケーブルクリップでは、コストを低減するため、樹脂の弾性を利用して、単一の部材でケーブルクリップを構成している。具体的には、断面が略水滴型の部材であって、水滴のとがった部分を開口部とし、樹脂の弾性によって開口部が常に閉じる方向に付勢されている。水滴の円弧状部分の内側、すなわち開口部と対向する部分には、断面が略J状の保持部が形成され、樹脂の弾性によってケーブルを保持している。ケーブルを保持するメカニズムは特許文献1のケーブルクリップと同様であるため、予期しない大きな引っ張り力がケーブルに加えられた場合は、ケーブルの保持位置が変わったり、プラグがオーディオ機器から外れたり、あるいは、ケーブルが破損したりする虞がある。
特許第4707722号 実開昭60−114494号公報 特許第3797855号
本発明は、ベルトクリップを使用して携帯型無線通信装置にイヤホンマイクやヘッドセットなどのオプション品又は付属品(被接続機器)を接続して使用する場合に、イヤホンマイクやヘッドセットのケーブルが携帯型無線通信装置のアンテナに干渉するのを防止すると共に、予期しない大きな引っ張り力がケーブルに加えられた場合でも、プラグが携帯型無線通信装置から外れたり、あるいは、ケーブルが破損したりする可能性を低減したベルトクリップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るベルトクリップは、
携帯型無線通信装置の背面に装着される装着部材と、
前記装着部材に回転可能に軸支され、前記携帯型無線通信装置の背面に対して起伏され、前記携帯型無線通信装置の背面との間でベルトを挟持するベルト挟持部を有する可動部材と、
前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の前記ベルト挟持部を前記携帯型無線通信装置の背面側に付勢する弾性部材と、を備え、
前記可動部材は、前記携帯型無線通信装置に接続されるケーブルを、前記可動部材の回転軸と略平行に保持するケーブル保持部をさらに有し、
前記ケーブル保持部は、前記可動部材の回転軸と前記ベルト挟持部の間の可動部材に形成され
前記ケーブル保持部は、前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の回転軸と略平行な方向における前記可動部材の両端部近傍において前記携帯型無線通信装置の背面に略垂直な1組の壁に形成され、ケーブルの最大幅よりも小さい開口と、この開口に連通したケーブル保持穴を有していることを特徴とする。
また、本発明は、上記のベルトクリップが装着される携帯型無線通信装置と、該携帯型無線通信装置に接続され、少なくとも音声出力部を備えた被接続機器とで携帯型無線通信装置システムを構成し、
前記被接続機器は、前記音声出力部と前記携帯型無線通信装置とを接続するケーブル及びプラグを有し、
前記携帯型無線通信装置は、その背面の上端部近傍に形成され、前記装着部材が装着される装着部と、その上面から略垂直に突出するアンテナと、いずれかの側面に形成され、前記ケーブルの一端に設けられ、前記プラグの端子が前記側面に対して略垂直に接続されるジャックと、を備え、
前記ケーブルは、前記プラグから前記アンテナと略平行に引き出されている、ことを特徴とする。
本発明のベルトクリップを携帯型無線通信装置に装着し、さらにイヤホンマイクやヘッドセットなどのオプション品又は付属品(被接続機器)を携帯型無線通信装置に接続して使用する場合、ケーブルのうちプラグの近傍部分が携帯型無線通信装置に装着されたベルトクリップによって保持されるので、予期しない引っ張り力がケーブルに加えられたとしても、ケーブルの保持位置はほとんど変わらず、プラグが携帯型無線通信装置から外れることはほとんどなく、特に、ケーブルがプラグの端子と直交する方向に引き出されている場合は、ほぼ皆無となる。また、ケーブルがベルトクリップの可動部材の回転軸に対して略平行、すなわちベルトの長手方向に保持されるので、ベルトに対する携帯型無線通信装置を適宜選択すれば、ケーブルの垂れ下がり量を少なくすることができ、垂れ下がったケーブルが周囲にある器物などに引っ掛かり、ケーブルが破損する可能性を大幅に低減することができる。さらに、ケーブルが携帯型無線通信装置に装着されたベルトクリップによって保持されるので、事実上、携帯型無線通信装置からのケーブルの引き出し方向が固定され、ケーブルがアンテナに巻き付いたりすることがほとんどなく、ケーブルとアンテナの干渉による受信状態の悪化を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るベルトクリップ及び携帯型無線通信装置システムの構成を示す斜視図。 上記ベルトクリップ及び携帯型無線通信装置システムの構成を示す側面図。 上記ベルトクリップの内側の構成を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係るベルトクリップの構成を示す斜視図。 上記他の実施形態に係るベルトクリップの変形例の構成を示す斜視図。 携帯型無線通信装置にヘッドセットを接続した状態を示す斜視図。 従来のベルトクリップを携帯型無線通信装置に装着する状態を示す斜視図。
本発明の一実施形態に係るベルトクリップ及び携帯型無線通信装置システムについて、図面を参照しつつ説明する。はじめに、図1及び図6を参照して、携帯型無線通信装置10の各面のうちユーザーによって操作される操作ボタン13、運用周波数などが表示されるディスプレイ14、スピーカー15、マイクロホン16などが設けられている面を前面10A、この前面10Aとは反対側の操作ボタンなどが設けられていない面を背面10B、プラグ26の端子が接続されるジャック17(図7参照)などが設けられている面を側面10C及び10D、アンテナ12が突出している面を上面10Eと定義する。
図1は、本実施形態に係るベルトクリップ1を携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着し、側面10Cに設けられたジャック(図7の符号17参照)にイヤホンマイクやヘッドセット20などのオプション品又は付属品(被接続機器)のケーブル25の一端に設けられたプラグ26を接続した状態を示す。また、図2は、側面10Cとは反対側の側面10D側から見た状態を示す。さらに、図3は、ベルトクリップ1の内側(図1に示す外側とは反対側)の構成を示す。
ベルトクリップ1は、携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着される装着部材2と、装着部材2に回転可能に軸支された可動部材3と、装着部材2と可動部材3の間に設けられた弾性部材(ばね)4を備えている。装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、可動部材3は、携帯型無線通信装置10の上面10E側から順に、ユーザーによって操作される操作部3A、装着部材2に形成された円筒状突起2Aが嵌合される軸受け部3B、ケーブル25を保持するケーブル保持部3C、携帯型無線通信装置10の背面10Bとの間でベルトを挟持するベルト挟持部3Dを有している。すなわち、ケーブル保持部3Cは、後述する可動部材3の回転軸とベルト挟持部3Dの間に形成されている。弾性部材4は、装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、可動部材3のベルト挟持部3Dを携帯型無線通信装置10の背面10B側に付勢する。
装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、可動部材3は、携帯型無線通信装置10の背面10Bに対して起伏され、ユーザーが操作部3Aを携帯型無線通信装置10の背面10B側に指で押しつけると、弾性部材4の付勢力に逆らって、装着部材2の円筒状突起2Aと可動部材3の軸受け部3Bで構成される回転軸を中心として、可動部材3が携帯型無線通信装置10の背面10Bから起き上がり、ユーザーが操作部3Aから指を離すと、弾性部材4の付勢力によって可動部材3が携帯型無線通信装置10の背面10B側に倒伏する。可動部材3が携帯型無線通信装置10の背面10Bから起き上がっている間に、ベルトを携帯型無線通信装置10の背面10Bとベルト挟持部3Dの間に挟み込むことができる。
可動部材3は、装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、可動部材3の回転軸と略平行な方向における可動部材3の両端部近傍に形成された携帯型無線通信装置10の背面10Bに略垂直な1組の壁3Eを有しており、軸受け部3B及びケーブル保持部3Cは、この1組の壁3Eに形成されている。また、ケーブル保持部3Cは、装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、携帯型無線通信装置10の背面10Bに対向する部分に、ケーブル25の最大幅よりも小さい開口3Fと、開口3Fに連通し、ケーブル25の幅方向の断面形状と略同一形状のケーブル保持穴3Gを有している。このケーブル保持穴3Gの寸法としては、例えば、ケーブル25の幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ大きい寸法としてもよいし、ケーブル25の幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ小さい寸法としてもよい。前者の場合、ケーブル25がケーブル保持穴3G中をスムーズに移動することができるので、ケーブル25の保持位置調整が容易になる。一方、後者の場合、絶縁樹脂などで形成されたケーブル25の外被の弾性により、ケーブル25がケーブル保持穴3Gに保持されるので、ケーブル25の保持位置が不用意に変化することを防止することができる。ケーブル25の幅方向の断面形状としては、円形のものであってもよいし、楕円形や小判型、あるいはその他の形状であってもよい。ケーブル保持部3Cの開口3Fの寸法はケーブル25の最大幅よりも小さいので、例えばケーブル25の幅方向の断面形状が円形の場合は、ケーブル25の外被を弾性変形させて圧入すればよく、例えばケーブル25の幅方向の断面形状が楕円形や小判型の場合は、ケーブル25を軸方向に回転させて、幅寸法の小さい部分からケーブル保持部3Cの開口3Fに挿入し、ケーブル25をケーブル保持部3Cに挿入した後、幅寸法の大きな部分が開口3Fと対向するように再度回転させればよい。
図1に示す例では、プラグ26の端子(図示せず)の突出方向とケーブル25の引き出し方向が直交するように、また、ケーブル25の引き出し方向がアンテナ12の突出方向と略平行になるように構成されている。一方、ケーブル保持部3Cはケーブル25を可動部材3の回転軸と略平行に保持している。そのため、図1に示すように、ケーブル25は、プラグ26からアンテナ12の突出方向と略平行に引き出された後、ループ25Aを描くようにして略180度向きを変え、さらに略90度曲げられて、ケーブル保持部3Cに保持されている。そのため、事実上、携帯型無線通信装置10からのケーブル25の引き出し方向がアンテナ12の突出方向に対して略直交する方向に固定され、ケーブル25がアンテナ12に巻き付いたりすることはなく、例えばケーブル25を流れる電流によって発生される磁界により電波の受信が妨害されるなど、ケーブル25とアンテナ12の干渉による受信状態の悪化を防止することができる。また、ケーブル25が周囲にある器物などに引っ掛かり、ケーブルに引っ張り力が加えられたとしても、プラグ26が携帯型無線通信装置10から外れることはなく、また、プラグ26からのケーブル25の引き出し部分25Bに過大な引っ張り力が加えられることもなく、この引き出し部分25Bでのケーブル25の破損(断線)を防止することができる。また、ケーブル25に加えられた引っ張り力は、ケーブル25とケーブル保持部3Cとの間に作用する摩擦力などによって吸収され、ケーブル25の芯線が破断される可能性も低減される。
図1〜3に示す例では、装着部材2は、携帯型無線通信装置10の背面10Bの上端部近傍に形成された装着部(図示せず)に嵌合により装着され、携帯型無線通信装置10の背面10B側に形成された溝など(図示せず)に係合される爪又は突起2Bが形成されたレバー2Cを有している。ベルトクリップ1を携帯型無線通信装置10に装着するには、装着部材2を携帯型無線通信装置10の背面10Bの装着部に差し込むだけでよい。装着部材2の爪又は突起2Bは、装着部材2が携帯型無線通信装置10の背面10Bに装着された状態で、樹脂の弾性により携帯型無線通信装置10の背面10B側に付勢されているので、上記装着部からは容易には脱落しない。ベルトクリップ1を携帯型無線通信装置10から取り外すには、装着部材2の爪又は突起2Bが携帯型無線通信装置10の背面10Bから離れる方向に力を加えてレバー2Cを変形させ、その状態で装着部材2及び/又は可動部材3をアンテナ12の突出方向に引き上げればよい。なお、装着部材2の携帯型無線通信装置10の背面10Bへの装着方法は、このような構造に限定されず、図7に示すようなねじ止めであってもよい。
図4は、本発明の他の実施形態に係るベルトクリップの構成を示す。図4に示すベルトクリップ1では、ケーブル保持部3Cのケーブル保持穴3Gは、可動部材3の壁3Eではなく可動部材3の本体部3Xのうち可動部材3の回転軸とベルト挟持部3Dの間に形成され、ケーブル保持部3Cの開口3Fは、可動部材3の側面3H及び3Jに形成されている。そして、ケーブル25は、例えば、可動部材3の一方の側面H側の開口3Fからケーブル保持穴3Gに挿入され、本体部3Xの外側又は内側を通って、他方の側面3Jの開口3Fからケーブル保持穴3Gに挿入される。図4に示す例では、ケーブル25は、可動部材3の本体部3Xの内側において可動部材3の回転軸(2A、3B)と略平行に保持されているが、ケーブル25とベルトクリップ1の向きなどに応じて、可動部材3の本体部3Xの外において可動部材3の回転軸と略平行に保持されていてもよい。この実施形態では、可動部材3のケーブル保持部3Cにおいて複数回曲げられているため、ケーブル保持穴3Gの寸法を、例えば、ケーブル25の幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ大きい寸法としても、ケーブル25の保持位置調整の容易性を保持しつつ、になると共に、ケーブル25の保持位置が不用意に変化することを防止することができる。また、ケーブル25の保持位置調整はやや困難になるが、ケーブル保持穴3Gの寸法を、例えば、ケーブル25の幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ小さい寸法としてもよい。また、ケーブル25と可動部材3の回転軸(2A、3B)とが鋭角をなして保持される位置にケーブル保持穴3Gを設けてもよい。
図5は、本発明の他の実施形態に係るベルトクリップの変形例の構成を示す。図5に示すベルトクリップ1では、可動部材3の本体部3Xのうち可動部材3の回転軸とベルト挟持部3Dの間に、3つ以上(図では4つ)のケーブル保持部3Cが形成されている。そして、ケーブル25は、例えば、可動部材3の一方の側面H側の開口3Fからケーブル保持穴3Gに挿入され、本体部3Xの外側又は内側を通って、他方の側面3Jの開口3Fからケーブル保持穴3Gに挿入され、さらに、本体部3Xの内側又は外側を通って、もう1つのケーブル保持部3Cの開口3Fからケーブル保持穴3Gに挿入される。図5に示す例では、ケーブル25は、可動部材3の本体部3Xの内側において可動部材3の回転軸(2A、3B)と略平行に保持されていると共に、可動部材3の本体部3Xの外側において可動部材3の回転軸(2A、3B)と略垂直にも保持されている。図5に示す変形例では、ベルトクリップ1の大きさが図1〜3に示すものと同じであるとすると、ベルト挟持部3Dの幅が狭くなり、挟持できるベルトの幅が狭くなり、ベルト挟持部3Dの幅を維持するとベルトクリップ1の大きさが図1〜3に示すものよりも大きくなるが、3つのケーブル保持部3Cによって保持されるケーブル25の部分に適宜弛みを持たせることにより、ケーブル25の垂れ下がり部分の長さ調節が可能となる。また、上記の場合と同様に、ケーブル25とベルトクリップ1の向きなどに応じて、ケーブル25を、可動部材3の本体部3Xの外側において可動部材3の回転軸(2A、3B)と略平行に保持し、可動部材3の本体部3Xの内側において可動部材3の回転軸(2A、3B)と略垂直に保持するようにしてもよい。さらに、上記の場合と同様に、ケーブル25と可動部材3の回転軸(2A、3B)とが鋭角をなして保持される位置にケーブル保持穴3Gを設けてもよい。
また、本発明に係る携帯型無線通信装置システムは、上記のベルトクリップ1と、ベルトクリップ1が装着される携帯型無線通信装置10と、携帯型無線通信装置10に接続され、少なくとも音声出力部(イヤホン又はスピーカー)を備えたイヤホンマイクやヘッドセット20などの被接続機器などで構成され、ベルトクリップ1及びイヤホンマイクやヘッドセット20などの被接続機器は、携帯型無線通信装置10のオプション品又は付属品として提供される。
なお、本発明に係るベルトクリップは、
携帯型無線通信装置の背面に装着される装着部材と、
前記装着部材に回転可能に軸支され、前記携帯型無線通信装置の背面に対して起伏され、前記携帯型無線通信装置の背面との間でベルトを挟持するベルト挟持部を有する可動部材と、
前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の前記ベルト挟持部を前記携帯型無線通信装置の背面側に付勢する弾性部材とを備え、
前記可動部材は、前記携帯型無線通信装置に接続されるケーブルを、前記可動部材の回転軸と略平行に保持するケーブル保持部をさらに有していればよい。
前記ケーブル保持部は、前記可動部材の回転軸と前記ベルト挟持部の間に形成されているように構成してもよい。
前記ケーブル保持部は、前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の回転軸と略平行な方向における前記可動部材の両端部近傍において前記携帯型無線通信装置の背面に略垂直な壁に形成されているように構成してもよい。
少なくとも1組の前記ケーブル保持部が、前記可動部材の回転軸と略平行に形成されているように構成してもよい。
前記ケーブル保持部は、前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記携帯型無線通信装置の背面に対向する部分に形成され、前記ケーブルの最大幅よりも小さい開口と、前記開口に連通し、前記ケーブルの幅方向の断面形状と略同一形状であって、前記ケーブルの幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ大きい寸法を有するケーブル保持穴を有するように構成してもよい。
または、前記ケーブル保持部は、前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記携帯型無線通信装置の背面に対向する部分に、前記ケーブルの最大幅よりも小さい開口と、前記開口に連通し、前記ケーブルの幅方向の断面形状と略同一形状であって、前記ケーブルの幅方向の断面の各部の寸法よりも所定の公差分だけ小さい寸法を有するケーブル保持穴を有するように構成してもよい。
また、上記いずれかのベルトクリップが装着される携帯型無線通信装置と、該携帯型無線通信装置に接続され、少なくとも音声出力部を備えた被接続機器で携帯型無線通信装置システムを構成し、
前記被接続機器は、前記音声出力部と前記携帯型無線通信装置とを接続するケーブル及びプラグを有し、
前記携帯型無線通信装置は、その背面の上端部近傍に形成され、前記装着部材が装着される装着部と、その上面から略垂直に突出するアンテナと、いずれかの側面に形成され、前記ケーブルの一端に設けられ、プラグの端子が前記側面に対して略垂直に接続されるジャックとを備え、
前記ケーブルは前記プラグから、前記アンテナと略平行に引き出されているように構成してもよい。
1 ベルトクリップ
2 装着部材
2A 円筒状突起(回転軸)
3 可動部材
3A 操作部
3B 軸受け部(回転軸)
3C ケーブル保持部
3D ベルト挟持部
3E 壁
3F 開口
3G ケーブル保持穴
3H、3J 側面
3X 本体部
4 弾性部材
10 携帯型無線通信装置
10A 前面
10B 背面
10C、10D 側面
10E 上面
12 アンテナ
17 ジャック
20 ヘッドセット
25 ケーブル
26 プラグ

Claims (2)

  1. 携帯型無線通信装置の背面に装着される装着部材と、
    前記装着部材に回転可能に軸支され、前記携帯型無線通信装置の背面に対して起伏され、前記携帯型無線通信装置の背面との間でベルトを挟持するベルト挟持部を有する可動部材と、
    前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の前記ベルト挟持部を前記携帯型無線通信装置の背面側に付勢する弾性部材と、を備えたベルトクリップであって、
    前記可動部材は、前記携帯型無線通信装置に接続されるケーブルを、前記可動部材の回転軸と略平行に保持するケーブル保持部をさらに有し、
    前記ケーブル保持部は、前記可動部材の回転軸と前記ベルト挟持部の間の可動部材に形成され
    前記ケーブル保持部は、前記装着部材が前記携帯型無線通信装置の背面に装着された状態で、前記可動部材の回転軸と略平行な方向における前記可動部材の両端部近傍において前記携帯型無線通信装置の背面に略垂直な1組の壁に形成され、ケーブルの最大幅よりも小さい開口と、この開口に連通したケーブル保持穴を有していることを特徴とするベルトクリップ。
  2. 請求項1に記載のベルトクリップが装着される携帯型無線通信装置と、該携帯型無線通信装置に接続され、少なくとも音声出力部を備えた被接続機器とで携帯型無線通信システムを構成し、
    前記被接続機器は、前記音声出力部と前記携帯型無線通信装置とを接続するケーブル及びプラグを有し、
    前記携帯型無線通信装置は、その背面の上端部近傍に形成され、前記装着部材が装着される装着部と、その上面から略垂直に突出するアンテナと、いずれかの側面に形成され、前記ケーブルの一端に設けられ、前記プラグの端子が前記側面に対して略垂直に接続されるジャックと、を備え、
    前記ケーブルは、前記プラグから前記アンテナと略平行に引き出されている、ことを特徴とする携帯型無線通信装置システム。
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