JP6801546B2 - 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 - Google Patents

絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6801546B2
JP6801546B2 JP2017056875A JP2017056875A JP6801546B2 JP 6801546 B2 JP6801546 B2 JP 6801546B2 JP 2017056875 A JP2017056875 A JP 2017056875A JP 2017056875 A JP2017056875 A JP 2017056875A JP 6801546 B2 JP6801546 B2 JP 6801546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolling
stand
rolling apparatus
finishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017056875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017185544A (ja
Inventor
豪紀 下本
豪紀 下本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Publication of JP2017185544A publication Critical patent/JP2017185544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6801546B2 publication Critical patent/JP6801546B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

本発明は、絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法、及び、金属管に関する。
地すべりは、地中に生じたすべり面に沿って、すべり面の上方の地盤(地すべり土塊)が下方に移動する現象である。雨や雪等により地下水位が上昇し、地下水の浮力により、地すべり土塊が斜面にとどまることができないときに、地すべりが発生する。
このような地すべりを抑制する対策として、抑止工と抑制工とがある。抑止工は構造物の持つ抵抗力を利用して地すべりを停止させる対策であり、代表例としては坑打ち工がある。一方、抑制工は地形、地下水の状態などの自然条件を変化させる対策であり、代表例としては地下水排除工がある。地すべり対策の一例はたとえば、特開平8−184058号公報(特許文献1)に開示されている。
現在、地下水排除工として、横孔ボーリング排水工等が採用されている。このような排水工は、地中の地下水を排除し、地すべり土塊の含水率を低減することを目的としている。排水工では、仰角5〜10度の勾配となる掘進を実施して、掘進後に、保孔管を挿入する。保孔管としては通常、表面に複数の貫通孔が形成された金属管が利用される。
しかしながら、保孔管の製造は煩雑であり、生産性が低い。金属管から保孔管を製造する場合、曲面にドリルやガスカット等で孔を空けなければならない。金属管を形成する前の金属板にドリルやガスカット等で孔を空けた後、その金属板を湾曲して金属管にする方法もある。しかしながら、いずれの方法も孔空け作業が煩雑であり、製造性が低い。
絞り圧延装置等、金属管を絞り圧延する装置を用いた場合、生産性が高まる。しかしながら、絞り圧延装置を用いた、地下水排除工用途の金属管の製造について、今まで検討されていない。
特開平8−184058号公報 特許第2820760号
本発明の目的は、特殊な形状の金属管の生産性を高めることができる絞り圧延装置、その絞り圧延装置を用いた金属管の製造方法、及び、地下水排除工用途に適した金属管を提供することである。
本実施形態による絞り圧延装置は、凹凸状の金属管を製造可能である。凹凸状の金属管は、中心軸周りに配置される複数の凸部と、複数の凸部の間に配置される複数の凹部とを含む外面を有し、凸部及び凹部が長手方向に延びる。絞り圧延装置は、圧延軸に沿って配列された1又は複数の仕上スタンドを備え、金属管を圧延軸に沿って絞り圧延する。仕上スタンドは、圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)のロールを含む。n個のロールは前段の仕上スタンドに含まれるn個のロールから圧延軸周りに180°/nずれて配置される。仕上スタンドのn個のロールの各々は、カリバー部を有する。カリバー部は、底部と一対のフランジ部とを含む。底部は、カリバー部の中央に配置され、弓状の凹部を有する。一対のフランジ部は、カリバー部の両端部に配置され、各フランジ部は、ロールの最大径を有する山頂を含む。最後尾の仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状のうち、底部中央と山頂との間の部分は、圧延軸との間の距離が底部中央と圧延軸との間の第1距離よりも短い領域を含む。
本実施形態の絞り圧延装置では、最後尾のスタンドの孔型が円形状ではなく、円周方向に凹凸を有する。具体的には、カリバー部の底部及びフランジ部で圧延された部分が凸部に相当し、カリバー部の底部とフランジ部との間の部分で圧延された部分が凹部に相当する。本絞り圧延装置は、円形状の金属管を噛み出しながら絞り圧延することにより、上述の凹凸状の金属管を製造できる。
最後尾の仕上スタンドの各ロールにおいて、上記領域の少なくとも一部は、凸状に湾曲していてもよい。
この場合、最後尾の仕上スタンドのロールで金属管を変形しやすく、凹凸状の金属管を製造しやすい。
最後尾の仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状において、底部は第1距離よりも小さい半径の円弧部を含んでもよい。
この場合、凹凸状の金属管の凸部に曲率を持たせることができる。
上記フランジ部は、凸状に湾曲していてもよい。
この場合、絞り圧延時において、隣り合うフランジ部の間のギャップ部において金属管が噛み出したとき、噛み出し部分に疵が発生するのを抑制できる。また、金属管のうち、噛み出しにより形成された凸部の形状を、カリバー部の底部で形成された凸部の形状に近づけることができる。
最後尾の仕上スタンドの各ロールの幅をW(mm)とした場合、山頂は、ロールの縁からロールの中央に向かってロールの幅方向に0.05W〜0.40Wの範囲内に配置されてもよい。
好ましくは、上述の絞り圧延装置は、複数の仕上スタンドを備える。最後尾の仕上スタンドのロールのカリバー部における山頂でのロール径と底部中央でのロール径との差分は、最後尾の前段の仕上スタンドのロールのカリバー部における山頂でのロール径と底部中央でのロール径との差分よりも大きい。
この場合、絞り圧延時に仕上スタンドに過度の負荷を掛けることなく、凹凸状の金属管の凸部及び凹部の高低差を大きくすることができる。
上記絞り圧延装置はさらに、複数の粗スタンドを備えてもよい。複数の粗スタンドは、仕上スタンドよりも前段に、圧延軸に沿って配列される。粗スタンドの各々は、圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)の粗ロールを含み、n個のロールは前段の粗スタンドに含まれるn個の粗ロールから圧延軸周りに180°/nずれて配置される。各粗スタンドのn個の粗ロールの各々は、横断形状が弓状又は円弧状のカリバー部を有する。複数の粗スタンドは、絞り圧延により、横断面が円形状の素管(金属管)を製造する。
上記の絞り圧延装置において、カリバー部は、リング形状であり、少なくとも3つ以上に分割可能なリング体からなってもよい。この場合、カリバー部は、底部と一対のフランジ部各々との境界で分割可能であるのが好ましい。さらに、一対のフランジ部の耐摩耗性は、底部の耐摩耗性よりも高いのが好ましい。
本実施形態の金属管の製造では、カリバー部の底部は摩耗しにくく、フランジ部が摩耗しやすい。すなわち、カリバー部の摩耗の進行は、カリバー部の領域によって異なる。したがって、カリバー部が分割可能なリング体からなる場合、カリバー部の摩耗の進行が進み、交換が必要な領域のみを交換できる。また、フランジ部の耐摩耗性が底部の耐摩耗性よりも高ければ、交換頻度を低減することができる。これにより、カリバー部全域を交換する場合に比べて、コストが削減でき、交換時間も短縮できる。
本実施形態による金属管の製造方法は、素管を準備する工程と、上述の絞り圧延装置を用いて、素管を噛み出しながら絞り圧延する工程とを備え、中心軸周りに配置される複数の凸部と、複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、凸部及び凹部が長手方向に延びる外周面を有する凹凸状の金属管を製造する。
本実施形態の製造方法では、上述のカリバー部を有するロールを備える仕上スタンドを用いることにより、凹凸状の金属管を製造できる。
本実施形態の金属管は、地すべり対策の地下水排除工用の凹凸状の金属管である。本金属管は、中心軸周りに配置される複数の凸部と、複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、凸部及び凹部が長手方向に延びる外面を有する。
本実施形態の金属管を土塊に埋め込むと、金属管の凹部に土塊の地下水が貯留され、外部に搬送される。そのため、本金属管は地下水排除工用途に利用可能である。
図1は、地下水排除工を説明するための地すべり対策の模式図である。 図2は、本実施形態の地下水排除工用の金属管の斜視図である。 図3は、図2に示す金属管を地下水排除工用途に用いた場合の模式図である。 図4は、第1の実施の形態における絞り圧延装置の側面図である。 図5は、図4中のスタンドの正面図である。 図6は、図5のスタンドの後段のスタンドの正面図である。 図7は、図4に示す絞り圧延装置を用いた絞り圧延の説明をするための模式図である。 図8は、図4に示す絞り圧延装置において、最後尾の仕上げスタンドのロールのカリバー部近傍の横断面図である。 図9は、ロール10Aを有する仕上スタンドの絞り圧延直前の正面図である。 図10は、図9に続くものであって、絞り圧延中の仕上スタンドの正面図である。 図11は第2の実施の形態における絞り圧延装置の側面図である。 図12は、複数の仕上スタンドのうち、最後尾の仕上スタンドのロールと、その前段の仕上スタンドのロールとの横断面図である。 図13Aは、第3の実施の形態におけるロールの正面図である。 図13Bは、図13Aのロールの分解図である。 図14は、実施例のシミュレーションに用いた素材の応力−ひずみ曲線図である。 図15は、実施例において1台の仕上スタンドで絞り圧延して得られた金属管のプロファイル図である。 図16は、実施例において2台の仕上スタンドで絞り圧延して得られた金属管のプロファイル図である。
以下、本実施形態について詳述する。図中同一又は相当部分には、同一符号を付してその説明を援用する。
[地下水排除工用の金属管の形状]
本発明者は、地下水排除工用途の金属管の形状について検討した。従前の保孔管では、貫通孔を介して土塊中の地下水を管内へ導き、外部へ搬送する。しかしながら上述のとおり、保孔管の製造では孔空け加工が必要なため煩雑であり、生産性が低い。
そこで本発明者は、孔空け加工を実施しなくても土塊中の地下水を貯留及び搬送可能な金属管の形状を検討した。その結果、中心軸周りに複数の凸部及び複数の凹部が交互に配列された外面を有する金属管を用いれば、土塊中の地下水を搬送可能であり、地下水排除工用途に適することを見いだした。以下、この点について詳述する。
図1は、地下水排除工を説明するための地すべり対策の模式図である。図1を参照して、地すべりは、地中200に生じたすべり面201に沿って、すべり面201の上方の地盤である地すべり土塊202が下方に移動する現象である。この地すべりを防止する対策としては、抑止工(301、302、306)と、抑制工(300、303、304、305)とがある。
抑止工は構造物の抵抗力により地すべりを物理的に停止させる対策である。図1中のアンカー工301、土留工302及び杭打工306がこれに相当する。一方、抑制工は土塊中の地下水状態等の自然条件を変化させることにより、地すべりの発生を抑制する対策である。図1中の横孔ボーリング排水工300、集水井工303、集水ボーリング工304及び排水ボーリング工305がこれに相当する。地下水排除工は抑制工の一種であり、横孔ボーリング排水工300、集水ボーリング工304及び排水ボーリング工305が含まれる。
これらの地下水排除工には、上述のとおり、地下水を貯留及び外部に搬送する金属管が使用される。この地下水排除工用金属管として、図2に示す形状の凹凸状の金属管を使用する。
図2を参照して、地下水排除工用の金属管100は、複数の凸部102と、複数の凹部103とを含む外面101を備える。外面101中の複数の凸部102は、中心軸C周りに配置される。凹部103は、隣り合う凸部102の間に配置される。つまり、複数の凸部102と複数の凹部103とは、円周方向(中心軸C周り)に交互に配列される。凸部102及び凹部103はいずれも、金属管100の長手方向に延びる。
金属管100の内面も同様に、複数の凸部及び複数の凹部を含む。内面の凹部は外面101の凸部102に対応して配置され、内面の凸部は外面101の凹部103に対応して配置される。しかしながら、内面の形状は特に限定されない。
このような形状を有する凹凸状の金属管100は、地下水排除工用途に適する。図3は、金属管100を地下水排除工用途に用いた場合の模式図である。図3を参照して、金属管100の外面を、被覆材401で覆う。被覆材401は、水を浸透可能であり、土の侵入を抑制する布材やネット等である。
被覆材401で覆われた金属管100を、横孔ボーリング排水工300、集水ボーリング工304及び排水ボーリング工305で地中に挿入する。この場合、被覆材401と凹部103との隙間に地下水400が侵入し、貯留されながら外部に搬送される。このように、金属管100は、地下水排除工用途に利用された場合、長手方向に延びる凹部103に地下水400を貯留して外部に搬送することができる。したがって、金属管100は地下水排除工用途に適する。
地下水排除工用途の凹凸状の金属管100を、特許第2820760号(特許文献2)に記載されるような引抜き加工で製造する方法が考えられる。しかしながら、凹凸状の金属管を引抜き加工で製造する場合、生産性が低い。
そこで本発明者は、上記金属管100を絞り圧延装置を用いて製造すれば、生産性を高められることを見いだした。以下、本実施形態の絞り圧延装置及び金属管100の製造方法について詳述する。
[第1の実施の形態]
[絞り圧延機の全体構成]
図4は本実施形態の絞り圧延装置の側面図である。図4を参照して、絞り圧延装置は、粗スタンド群2と、仕上スタンドFST1とを備える。
粗スタンド群2及び仕上スタンドFST1とは、圧延軸(パスライン)Cに沿って配列される。仕上スタンドFST1は、粗スタンド群2の後段に配置される。
粗スタンド群2は、複数の粗スタンドIST1〜ISTm(mは2以上の自然数)を備える。各粗スタンドIST1〜ISTmは、圧延軸Cに沿って一列に配列される。以下、各粗スタンドISTi(iは自然数)及び仕上スタンドFSTi共通の説明をする場合、スタンドSTiと称する。
図5は、図4中のスタンドSTi−1の正面図であり、図6は、図5のスタンドSTi−1の後段のスタンドSTiの正面図である。図5及び図6を参照して、各スタンドSTiは、3個のロール10を含む。
3個のロール10は、圧延軸C周りに配置される。より具体的には、3個のロール10は互いに等間隔(120°おき)に配置される。
3個のロール10は図示しない駆動源により回転する。たとえば、複数のロール10は図示しないベベルギアにより互いに接続され、複数のロール10のうちの1つを駆動源で回転させることにより、複数のロールが回転してもよい。他の方法により複数のロール10が回転してもよい。
各スタンドSTiの各ロール10は、カリバー部30を有する。カリバー部30はロール10の円周方向に延びる溝である。3つのロール10のカリバー部30により、孔型PAが形成される。孔型PAの断面積は、後段のスタンドSTiのものほど小さくなる。
図5及び図6に示すとおり、スタンドSTiの3つのロール10は、前段のスタンドSTi−1の3つのロール10から中心軸C周りに60°ずれて配置される。
図7に示すとおり、素材である円形状の素管(金属管)90は、圧延軸Cに沿って、各スタンドSTi(IST及びFST)のロール10の間を通って絞り圧延される。
本実施形態では、上述の凹凸状の金属管100を製造するために、粗スタンド群2で横断面が円形状の金属管を縮径圧延し、その後、仕上スタンドFSTで図2に示す凹凸状の金属管100を製造する。
凹凸状の金属管100を製造するために、最後尾の仕上スタンドFSTのロール(仕上げロール)のカリバー形状は次のとおりとする。
[最後尾の仕上スタンドFSTのロールのカリバー部]
図8は、最後尾の仕上スタンドFSTのロール10Aのカリバー部近傍の横断面図(ロール10Aの回転軸C1を含む断面)である。図8を参照して、ロール10Aはカリバー部30を含む。カリバー部30はロール10Aの外面に、円周方向に沿って形成されている溝である。カリバー部30は、底部31と、一対のフランジ部32とを含む。
底部31は、カリバー部30の中央に配置され、カリバー部30の溝底に相当する。カリバー部30の横断形状において、底部31は、弓状の凹部を有する。底部31は、ロール10Aのロール半径rが最小rminとなる位置BOを含む。位置BOは底部中央である。以降の説明では、ロール半径rminの位置を、底部中央BOという。
一対のフランジ部32は、カリバー部30の両端に配置される。より具体的には、各フランジ部32は、底部31よりもロール10Aの縁EG寄りに配置される。フランジ部32は、ロール半径rが最大rmaxとなる位置である山頂TOを含む。
カリバー部30のうち、底部中央BOと山頂TOとの間の部分は、圧下部RAを含む。圧下部RAでは、圧延軸Cとの間の距離R1が、底部中央BOと圧延軸Cとの間の距離R0よりも短い。したがって、圧下部RAは、圧延軸Cを中心とした半径R0の仮想円CR0の円弧よりも圧延軸C寄りに配置される。
[金属管100の製造方法]
最後尾の仕上スタンドFSTのロール10Aは、上述の形状のカリバー部30を有する。そのため、図2に示す凹凸状の金属管100を製造できる。以下、金属管100の製造方法について説明する。
初めに、横断面が円形状の素管(金属管)90を準備する。本実施形態では、素管90は粗スタンド群2で絞り圧延されて製造されたものである。準備された素管を仕上スタンドFSTで絞り圧延する。
図9は、ロール10Aを有する仕上スタンドFSTの絞り圧延直前の正面図である。図10は、図9に続くものであって、絞り圧延中の仕上スタンドFSTの正面図である。図9及び図10を参照して、絞り圧延時に、円形状の素管(金属管)90は、主として圧下部RAから圧下を受けて、変形する。絞り圧延中、金属管100の凹部103となる領域(図2参照)が圧下されると、これに隣接する金属管100の凸部102となる領域(図2参照)も中心軸Cに近づく。したがって、素管90のうち金属管100の凸部となる領域と底部31とは、ほとんど接触しない。すなわち、素管90は、底部31からの圧下をほとんど受けない。さらに、素管90のうち、一対のロール10Aの隣り合うフランジ部32の間(ギャップ)の部分は、圧下部RAでの圧下に伴い噛み出され、凸状に変形する。
要するに、最後尾の仕上スタンドFSTにおいて、素管90をあえて噛み出しながら絞り圧延する。これにより、図10に示すとおり、金属管の外面101のうち、底部31と、隣り合うフランジ部32のギャップとに位置する部分で、凸部102が形成される。一方、金属管の外面101のうち、圧下部RAに位置する部分で、凹部103が形成される。その結果、円周方向に複数の凸部102と複数の凹部103とが交互に配列された外面101を有する金属管100が製造される。
[ロール10Aについて]
図8に戻って、ロール10Aのカリバー部30の横断形状において、圧下部RAの少なくとも一部は、凸状に湾曲していてもよい。その場合、素管90の変形時において、圧下部RAと接触する部分が変形しやすくなり、金属管100における凹部103がなめらかな形状に形成されやすい。
ただし、カリバー部30の横断形状において、圧下部RAは直線状であってもよいし、凹状であってもよい。圧下部RAとの圧延軸Cとの間の距離R1が距離R0よりも短ければ、凹凸状の金属管100を製造できる。
カリバー部30の横断形状において、底部中央BOは距離R0よりも短い半径R2の円弧部を含んでもよい。この場合、曲率を有するなめらかな形状の凸部102を形成しやすくなる。
フランジ部32は凸状に湾曲していてもよい。たとえば、図8に示すように、フランジ部32は、半径R3の円弧部を含む。この場合、絞り圧延中、隣り合うフランジ部32の間(ギャップ)において、素管90が変形しやすく、噛み出しやすくなる。そのため、底部31で形成された凸部102と同程度の形状、高さの凸部102を、隣り合うフランジ部32間(ギャップ)でも形成しやすくなる。
本実施形態の絞り圧延装置では、凹凸状の金属管100を製造することを目的とする。そのため、ロール10Aの幅をWとした場合、山頂TOがロール10Aの縁EGからロール10Aの中央に向かってロール10Aの幅方向に0.05W〜0.40Wの範囲内に配置されてもよい。この場合、絞り圧延中に、隣合うフランジ部32の間のギャップ部分で凸部102を形成しやすくなり、図5に示す凹凸状の金属管100を製造しやすくなる。好ましくは、山頂TOの位置は、縁EGからロール10Aの中央に向かってロール10Aの幅方向に0.08W以上であり、0.30W以下である。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、絞り圧延装置は、1つの仕上スタンドFSTを備える。しかしながら、絞り圧延装置は、圧延軸Cに沿って配列される複数の仕上スタンドFST1〜FSTk(kは自然数)を備えてもよい。以降の説明では、絞り圧延装置が、2台の仕上スタンドFST1及びFST2を備える場合について説明する。しかしながら、仕上スタンドが3台以上配列される場合についても同様である。
図11は、第2の実施の形態による絞り圧延装置の側面図である。図11を参照して、本実施形態の絞り圧延装置は、第1の実施の形態の絞り圧延装置と比較して、仕上スタンドFSTを複数(FST1〜FSTk、図11では、FST1及びFST2)備える。本実施形態の絞り圧延装置のその他の構成は、第1の実施の形態の絞り圧延装置と同じである。
互いに前後に隣り合う複数の仕上スタンドFSTk−1及びFSTkは、図5及び図6と同じ関係を有する。つまり、各仕上スタンドFSTk−1及びFSTkは、圧延軸C周りに等間隔に配置された3つのロール10を備える。そして、仕上スタンドFSTk−1のロールは、仕上スタンドFSTkのロールに対して、圧延軸C周りに60°(180°/3)ずれて配置される。
[最後尾仕上スタンド及びその前段の仕上スタンドのロール形状]
図12は、複数の仕上スタンドのうち、最後尾の仕上スタンドFSTkのロール10Bと、その前段の仕上スタンドFSTk−1のロール10Aとの横断面図である。
図12を参照して、ロール10Aは、第1の実施の形態と同じ形状のカリバー部30を有する。ロール10Bのカリバー部30の横断形状もロール10Aと同様に、底部31と、一対のフランジ部32とを含む。
好ましくは、ロール10Bにおける山頂TOでのロール半径rmaxと底部中央BOでのロール半径rminとの差分Dkは、前段の仕上スタンドFSTk−1のロール10Aにおける山頂TOでのロール半径rmaxと底部中央BOでのロール半径rminとの差分Dk−1よりも大きい。この場合、複数の仕上スタンドFST1〜FSTkを用いることにより、凸部102と凹部103との高低差(つまり、金属管100の中心から凸部102の頂上までの半径と、金属管100の中心から凹部103の底部中央までの半径との差分)をさらに大きくすることができる。その結果、金属管100を地下水排除工用途に使用する場合に、凹部103にさらに多くの水を貯留し、搬送することができる。
[金属管100の製造方法]
第2の実施の形態での金属管100の製造方法も、第1の実施の形態と同様である。
粗スタンド群2で製造された円形状の素管90を、複数の仕上スタンドFTS1〜FSTkでさらに絞り圧延する。このとき、各仕上スタンドFSTでは、隣り合うフランジ部32の間のギャップ部に素管90の一部を噛み出しながら絞り圧延する。複数の仕上スタンドFTSで噛み出しながら絞り圧延することにより、1台の仕上スタンドFSTのみで金属管100を製造する場合と比較して、凸部102及び凹部103の高低差をさらに大きくすることができる。
以上のとおり、本実施形態の絞り圧延装置は、地すべり対策の抑制工、より具体的には地下水排除工用途の凹凸状の金属管100を製造することができる。なお、凹凸状の金属管100の用途は地下水排除工に限定されず、他の用途にも適用可能である。
上述の実施の形態では、絞り圧延装置が粗スタンド群を備える。しかしながら、絞り圧延装置は、粗スタンドISTを備えず、少なくとも1台の仕上スタンドFSTを備えれば足りる。準備された横断面が円形状の素管90に対して、ロール10Aを有する仕上スタンドFSTで絞り圧延を実施すれば、金属管100を製造することができる。
上述の実施の形態では、1又は2台の仕上スタンドFSTを用いて、金属管100を製造する。しかしながら、仕上スタンドFSTは上述のとおり3台以上配列されてもよい。2台以上の複数の仕上スタンドFSTを用いて金属管100を製造する場合、任意の仕上スタンドFSTkのロールが図12のロール10Bに相当し、その仕上スタンドの前段の仕上スタンドFSTk−1のロールが図12のロール10Aに相当すれば、過度の負荷を各仕上スタンドFSTに掛けることなく高低差の大きい凸部102及び凹部103を有する金属管100を製造することができる。
上述の実施の形態では、各仕上スタンドFSTが3つのロールを有する。しかしながら、各仕上スタンドのロール数は3つに限定されない。ロール数は2つであってもよいし、4つであってもよい。さらに、ロール数は5つ以上であってもよい。ロール数が2以上であれば、各ロールのカリバー部を上述の形状とすることにより、円周方向に凹凸形状を有する金属管を製造することができる。
なお、ロール数がn個(nは2以上)である場合、仕上スタンドFSTkのn個のロールは、仕上スタンドFSTk−1のn個のロールに対して、180°/n個ずれてパスラインC周りに配置される。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、上述の第1及び第2の実施の形態のカリバー部が分割可能である。以降の説明では、仕上げスタンドFSTのロールの1つを例に説明する。しかしながら、第3の実施の形態の分割可能なロールは、仕上げスタンドFSTの全てのロールに適用してもよいし、他の仕上げスタンドのロールに適用してもよい。
図13Aは、第3の実施の形態におけるロールの正面図である。図13Bは、図13Aのロールの分解図である。図13A及び図13Bを参照して、ロール10Cのカリバー部30は、リング形状である。カリバー部30は、3つの分割可能なリング体からなる。より具体的には、カリバー部30は、底部31とフランジ部32との境界で分割可能である。すなわち、カリバー部30は、1つの底部31と、底部31の両側に配置された2つのフランジ部32からなる。フランジ部32は、底部31にボルト等によって固定される。
図9及び図10を参照して、カリバー部の圧下部RAは、素管90を絞り圧延する。したがって、圧下部RAは素管90との摩擦等により摩耗しやすい。一方、絞り圧延中、金属管100の凹部103となる領域(図2参照)が圧下部RAにより圧下されることにより、凸部102となる領域は(図2参照)は縮径する。したがって、圧下部RAより内側の領域(底部31)は、絞り圧延中、金属管100の凸部102となる領域と接触しにくい。そのため、底部31は摩耗しにくい。
カリバー部の摩耗が進行すれば素管90の圧下量が減少するため、カリバー部を交換する必要がある。底部31及び2つのフランジ部32が一体からなる場合、カリバー部の全域(ロール全体)を交換する必要がある。しかしながら、上述したように、本実施形態の金属管100の製造では、カリバー部の底部31は摩耗しにくく、フランジ部32(特に圧下部RA)が摩耗しやすい。すなわち、底部31の交換頻度は、フランジ部32の交換頻度よりも少なくて済む。
そこで、第3の実施の形態のカリバー部は、底部31とフランジ部32との境界で分割可能である。そのため、フランジ部32を底部31と独立して交換できる。交換が必要になったフランジ部32のみを交換し、まだ交換が不要な底部31は引き続き使用できる。これにより、カリバー部全域を交換する場合に比べて、コストが削減でき、交換時間も短縮できる。
上述したように、底部31は摩耗しにくいため、底部31はロール軸33と一体でもよい。
上述の説明では、カリバー部が底部31とフランジ部32との境界で分割可能な場合について説明した。しかしながら、第3の実施の形態のカリバー部はこの場合に限定されない。カリバー部は3つ以上のリング体に分割可能であってもよい。また、分割位置は特に限定されない。
また、一対のフランジ部32の耐摩耗性は、底部31の耐摩耗性よりも高い方が好ましい。上述したように、金属管100の製造において、フランジ部32の圧下部RAは摩耗しやすい。したがって、フランジ部32の耐摩耗性が底部31の耐摩耗性よりも高ければ、フランジ部32の交換頻度を低減できる。ここで、耐摩耗性とは、フランジ部32及び底部31の材質の、硬さ、熱変形温度等を指標にして定められる。
三次元の有限要素(FEM)解析モデルを用いて、上述の1台又は2台の仕上スタンドFSTで絞り圧延を実施して、金属管100を製造するシミュレーションを行った。FEM解析には、汎用の弾塑性FEM解析ソフト(商品名)MSC.Marc2014.1を用いた。
具体的には、試験番号1及び試験番号2ともに、図14に示す応力−ひずみ曲線の素材を有し、横断面が円形状の金属管を想定した。金属管の外径は60mmであり、肉厚は3mmであった。
試験番号1では1台の仕上スタンドFSTでの絞り圧延を想定した。この場合、図12のロール10Aに相当する形状のロールを想定した。一方、試験番号2では、2台の仕上スタンドFSTでの絞り圧延を想定した。この場合、前段の仕上スタンドFSTk−1では図12のロール10Aに相当する形状のロールを想定した。後段の仕上スタンドFSTkでは、図12のロール10Bに相当する形状のロールを想定した。いずれの試験番号でも、ロールの摩擦係数を0.3とした。上述の汎用ソフトを用いて、絞り圧延後の金属管の横断形状をシミュレートした。
図15は試験番号1(1台の仕上ステンド使用)で製造された金属管の横断形状(プロファイル)を示す図である。図16は、試験番号2(2台の仕上ステンド使用)で製造された金属管の横断形状(プロファイル)を示す図である。図15及び図16の縦軸、横軸の寸法はいずれも同一とした。
図15及び図16を参照して、いずれの試験番号においても、複数の凸部と複数の凹部とが円周方向に交互に配列された金属管を製造できた。さらに、図16の金属管では、図15の金属管と比較して、凸部及び凹部の高低差が大きかった。つまり、複数の仕上スタンドを利用することにより、金属管の凸部及び凹部の高低差を大きくすることが可能であった。
以上、本発明の実施の形態を説明した。しかしながら、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。したがって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変更して実施することができる。
10 ロール
30 カリバー部
31 底部
32 フランジ部
RA 圧下部

Claims (11)

  1. 圧延軸に沿って配列された1又は複数の仕上スタンドを備え、素管を前記圧延軸に沿って前記1又は複数の仕上スタンドに通して絞り圧延して金属管を製造する絞り圧延装置であって、
    前記仕上スタンドは、前記圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)のロールを含み、
    前記n個のロールは前段の前記仕上スタンドに含まれるn個のロールから前記圧延軸周りに180°/nずれて配置され、
    前記仕上スタンドの前記n個のロールの各々はカリバー部を有し、
    前記カリバー部は、
    前記カリバー部の中央に配置され、弓状の凹部を有する底部と、
    前記カリバー部の両端部に配置され、前記ロールの最大径を有する山頂を含む一対のフランジ部とを含み、
    最後尾の前記仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状のうち、前記底部中央と前記山頂との間の部分は、前記圧延軸との間の距離が前記底部中央と前記圧延軸との間の第1距離よりも短い領域を含み、
    中心軸周りに配置される複数の凸部と、前記複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、前記凸部及び凹部が長手方向に延びる外面を有する金属管を製造可能な、絞り圧延装置。
  2. 請求項1に記載の絞り圧延装置であって、
    前記最後尾の仕上スタンドの各ロールにおいて、前記領域の少なくとも一部は、凸状に湾曲している、絞り圧延装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の絞り圧延装置であって、
    前記最後尾の仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状において、前記底部は前記第1距離よりも小さい半径の円弧部を含む、絞り圧延装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
    前記フランジ部は、凸状に湾曲している、絞り圧延装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
    前記最後尾の仕上スタンドの各ロールの幅をWとした場合、前記山頂は、前記ロールの縁から前記ロールの中央に向かって前記ロールの幅方向に0.05W〜0.40Wの範囲内に配置される、絞り圧延装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
    複数の仕上スタンドを備え、
    最後尾の前記仕上スタンドのロールのカリバー部における前記山頂でのロール径と前記底部中央でのロール径との差分は、最後尾の前段の前記仕上スタンドのロールのカリバー部における前記山頂でのロール径と前記底部中央でのロール径との差分よりも大きい、絞り圧延装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であってさらに、
    前記仕上スタンドよりも前段に、前記圧延軸に沿って配列された1又は複数の粗スタンドを備え、
    前記粗スタンドは、前記圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)のロールを含み、
    前記粗スタンドのn個のロールは前段の前記粗スタンドに含まれるn個のロールから前
    記圧延軸周りに180°/nずれて配置され、
    前記粗スタンドの前記n個のロールの各々は、横断形状が弓状又は円弧状のカリバー部を有し、
    前記複数の粗スタンドは、前記素管を絞り圧延して、横断面を円形状にする、絞り圧延装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
    前記カリバー部は、リング形状であり、少なくとも3つ以上に分割可能なリング体からなる、絞り圧延装置。
  9. 請求項8に記載の絞り圧延装置であって、
    前記カリバー部は、前記底部と前記一対のフランジ部各々との境界で分割可能である、絞り圧延装置。
  10. 請求項9に記載の絞り圧延装置であって、
    前記一対のフランジ部の耐摩耗性は、前記底部の耐摩耗性よりも高い、絞り圧延装置。
  11. 金属管の製造方法であって、
    素管を準備する工程と、
    請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の絞り圧延装置を用いて、前記素管を絞り圧延する工程とを備え、
    中心軸周りに配置される複数の凸部と、前記複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、前記凸部及び凹部が長手方向に延びる外周面を有する凹凸状の金属管を製造する、金属管の製造方法。
JP2017056875A 2016-03-30 2017-03-23 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 Active JP6801546B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016068750 2016-03-30
JP2016068750 2016-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017185544A JP2017185544A (ja) 2017-10-12
JP6801546B2 true JP6801546B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=60045999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017056875A Active JP6801546B2 (ja) 2016-03-30 2017-03-23 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6801546B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017185544A (ja) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5085809B2 (ja) 窪み付き鋼管及び複合杭
WO2009083320A3 (de) Verfahren zum befüllen eines kugelrollenlagers mit wälzkörpern sowie nach dem verfahren befülltes kugelrollenlager
JP4647501B2 (ja) 管の絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール
JP6801546B2 (ja) 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法
US9566624B2 (en) Support roller
JP5003833B1 (ja) 絞り圧延用ロールの製造方法、及び、絞り圧延用ロール
JP6020604B2 (ja) 拡管機
MX2023001817A (es) Tubo de acero sin soldadura y metodo de fabricacion del mismo.
EP1731234B1 (en) Tube manufacturing method for fixed diameter rolling
CA2786923A1 (en) Method and means for manufacturing a screw with a variable thread pitch
JP2009285710A (ja) 耐座屈性能に優れる電縫管の製造方法
CN206770420U (zh) 齿状滚子轴承
CN101743074B (zh) 穿孔轧制用推杆装置和使用该装置的无缝管的制造方法
JP5929968B2 (ja) Uoe鋼管及び該uoe鋼管で形成された鋼管構造物
JP5849895B2 (ja) 絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール
US20140042209A1 (en) Method for manufacturing a spiral groove metal pipe with a symmetrical structure
CN1891365A (zh) 金属管的冷轧方法
RU2583520C1 (ru) Способ обработки кольцевой детали непрерывной обкаткой тремя валками
Hajduk et al. Sleeved rolls: old idea, new possibilities
RU2529335C1 (ru) Ролик обкатной комбинированный
JP6857312B2 (ja) 分塊ロールおよび鋼片の製造方法
CN210358632U (zh) 一种钢管管端圆度的精整设备
CN210461983U (zh) 一种不锈钢无缝钢管
CN203359630U (zh) 带锯条材料转向装置
JP2004330297A (ja) 真円度に優れた鋼管を得るための鋼管矯正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6801546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151