JP6801546B2 - 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 - Google Patents
絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6801546B2 JP6801546B2 JP2017056875A JP2017056875A JP6801546B2 JP 6801546 B2 JP6801546 B2 JP 6801546B2 JP 2017056875 A JP2017056875 A JP 2017056875A JP 2017056875 A JP2017056875 A JP 2017056875A JP 6801546 B2 JP6801546 B2 JP 6801546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rolling
- stand
- rolling apparatus
- finishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
本発明者は、地下水排除工用途の金属管の形状について検討した。従前の保孔管では、貫通孔を介して土塊中の地下水を管内へ導き、外部へ搬送する。しかしながら上述のとおり、保孔管の製造では孔空け加工が必要なため煩雑であり、生産性が低い。
図4は本実施形態の絞り圧延装置の側面図である。図4を参照して、絞り圧延装置は、粗スタンド群2と、仕上スタンドFST1とを備える。
図8は、最後尾の仕上スタンドFSTのロール10Aのカリバー部近傍の横断面図(ロール10Aの回転軸C1を含む断面)である。図8を参照して、ロール10Aはカリバー部30を含む。カリバー部30はロール10Aの外面に、円周方向に沿って形成されている溝である。カリバー部30は、底部31と、一対のフランジ部32とを含む。
最後尾の仕上スタンドFSTのロール10Aは、上述の形状のカリバー部30を有する。そのため、図2に示す凹凸状の金属管100を製造できる。以下、金属管100の製造方法について説明する。
図8に戻って、ロール10Aのカリバー部30の横断形状において、圧下部RAの少なくとも一部は、凸状に湾曲していてもよい。その場合、素管90の変形時において、圧下部RAと接触する部分が変形しやすくなり、金属管100における凹部103がなめらかな形状に形成されやすい。
第1の実施の形態では、絞り圧延装置は、1つの仕上スタンドFSTを備える。しかしながら、絞り圧延装置は、圧延軸Cに沿って配列される複数の仕上スタンドFST1〜FSTk(kは自然数)を備えてもよい。以降の説明では、絞り圧延装置が、2台の仕上スタンドFST1及びFST2を備える場合について説明する。しかしながら、仕上スタンドが3台以上配列される場合についても同様である。
図12は、複数の仕上スタンドのうち、最後尾の仕上スタンドFSTkのロール10Bと、その前段の仕上スタンドFSTk−1のロール10Aとの横断面図である。
第2の実施の形態での金属管100の製造方法も、第1の実施の形態と同様である。
第3の実施の形態では、上述の第1及び第2の実施の形態のカリバー部が分割可能である。以降の説明では、仕上げスタンドFSTのロールの1つを例に説明する。しかしながら、第3の実施の形態の分割可能なロールは、仕上げスタンドFSTの全てのロールに適用してもよいし、他の仕上げスタンドのロールに適用してもよい。
30 カリバー部
31 底部
32 フランジ部
RA 圧下部
Claims (11)
- 圧延軸に沿って配列された1又は複数の仕上スタンドを備え、素管を前記圧延軸に沿って前記1又は複数の仕上スタンドに通して絞り圧延して金属管を製造する絞り圧延装置であって、
前記仕上スタンドは、前記圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)のロールを含み、
前記n個のロールは前段の前記仕上スタンドに含まれるn個のロールから前記圧延軸周りに180°/nずれて配置され、
前記仕上スタンドの前記n個のロールの各々はカリバー部を有し、
前記カリバー部は、
前記カリバー部の中央に配置され、弓状の凹部を有する底部と、
前記カリバー部の両端部に配置され、前記ロールの最大径を有する山頂を含む一対のフランジ部とを含み、
最後尾の前記仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状のうち、前記底部中央と前記山頂との間の部分は、前記圧延軸との間の距離が前記底部中央と前記圧延軸との間の第1距離よりも短い領域を含み、
中心軸周りに配置される複数の凸部と、前記複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、前記凸部及び凹部が長手方向に延びる外面を有する金属管を製造可能な、絞り圧延装置。 - 請求項1に記載の絞り圧延装置であって、
前記最後尾の仕上スタンドの各ロールにおいて、前記領域の少なくとも一部は、凸状に湾曲している、絞り圧延装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の絞り圧延装置であって、
前記最後尾の仕上スタンドの各ロールのカリバー部の横断形状において、前記底部は前記第1距離よりも小さい半径の円弧部を含む、絞り圧延装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
前記フランジ部は、凸状に湾曲している、絞り圧延装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
前記最後尾の仕上スタンドの各ロールの幅をWとした場合、前記山頂は、前記ロールの縁から前記ロールの中央に向かって前記ロールの幅方向に0.05W〜0.40Wの範囲内に配置される、絞り圧延装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
複数の仕上スタンドを備え、
最後尾の前記仕上スタンドのロールのカリバー部における前記山頂でのロール径と前記底部中央でのロール径との差分は、最後尾の前段の前記仕上スタンドのロールのカリバー部における前記山頂でのロール径と前記底部中央でのロール径との差分よりも大きい、絞り圧延装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であってさらに、
前記仕上スタンドよりも前段に、前記圧延軸に沿って配列された1又は複数の粗スタンドを備え、
前記粗スタンドは、前記圧延軸周りに配置されたn個(nは2以上の自然数)のロールを含み、
前記粗スタンドのn個のロールは前段の前記粗スタンドに含まれるn個のロールから前
記圧延軸周りに180°/nずれて配置され、
前記粗スタンドの前記n個のロールの各々は、横断形状が弓状又は円弧状のカリバー部を有し、
前記複数の粗スタンドは、前記素管を絞り圧延して、横断面を円形状にする、絞り圧延装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の絞り圧延装置であって、
前記カリバー部は、リング形状であり、少なくとも3つ以上に分割可能なリング体からなる、絞り圧延装置。 - 請求項8に記載の絞り圧延装置であって、
前記カリバー部は、前記底部と前記一対のフランジ部各々との境界で分割可能である、絞り圧延装置。 - 請求項9に記載の絞り圧延装置であって、
前記一対のフランジ部の耐摩耗性は、前記底部の耐摩耗性よりも高い、絞り圧延装置。 - 金属管の製造方法であって、
素管を準備する工程と、
請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の絞り圧延装置を用いて、前記素管を絞り圧延する工程とを備え、
中心軸周りに配置される複数の凸部と、前記複数の凸部の間に配置される複数の凹部を含み、前記凸部及び凹部が長手方向に延びる外周面を有する凹凸状の金属管を製造する、金属管の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016068750 | 2016-03-30 | ||
JP2016068750 | 2016-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017185544A JP2017185544A (ja) | 2017-10-12 |
JP6801546B2 true JP6801546B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=60045999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017056875A Active JP6801546B2 (ja) | 2016-03-30 | 2017-03-23 | 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6801546B2 (ja) |
-
2017
- 2017-03-23 JP JP2017056875A patent/JP6801546B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017185544A (ja) | 2017-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5085809B2 (ja) | 窪み付き鋼管及び複合杭 | |
WO2009083320A3 (de) | Verfahren zum befüllen eines kugelrollenlagers mit wälzkörpern sowie nach dem verfahren befülltes kugelrollenlager | |
JP4647501B2 (ja) | 管の絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール | |
JP6801546B2 (ja) | 絞り圧延装置、それを用いた金属管の製造方法 | |
US9566624B2 (en) | Support roller | |
JP5003833B1 (ja) | 絞り圧延用ロールの製造方法、及び、絞り圧延用ロール | |
JP6020604B2 (ja) | 拡管機 | |
MX2023001817A (es) | Tubo de acero sin soldadura y metodo de fabricacion del mismo. | |
EP1731234B1 (en) | Tube manufacturing method for fixed diameter rolling | |
CA2786923A1 (en) | Method and means for manufacturing a screw with a variable thread pitch | |
JP2009285710A (ja) | 耐座屈性能に優れる電縫管の製造方法 | |
CN206770420U (zh) | 齿状滚子轴承 | |
CN101743074B (zh) | 穿孔轧制用推杆装置和使用该装置的无缝管的制造方法 | |
JP5929968B2 (ja) | Uoe鋼管及び該uoe鋼管で形成された鋼管構造物 | |
JP5849895B2 (ja) | 絞り圧延装置及び絞り圧延装置用ロール | |
US20140042209A1 (en) | Method for manufacturing a spiral groove metal pipe with a symmetrical structure | |
CN1891365A (zh) | 金属管的冷轧方法 | |
RU2583520C1 (ru) | Способ обработки кольцевой детали непрерывной обкаткой тремя валками | |
Hajduk et al. | Sleeved rolls: old idea, new possibilities | |
RU2529335C1 (ru) | Ролик обкатной комбинированный | |
JP6857312B2 (ja) | 分塊ロールおよび鋼片の製造方法 | |
CN210358632U (zh) | 一种钢管管端圆度的精整设备 | |
CN210461983U (zh) | 一种不锈钢无缝钢管 | |
CN203359630U (zh) | 带锯条材料转向装置 | |
JP2004330297A (ja) | 真円度に優れた鋼管を得るための鋼管矯正方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201109 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6801546 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |