JP6801362B2 - 光源ユニットおよび照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源ユニットおよび照明器具に関する。
特許文献1には、無線通信モジュールのアンテナの構造が開示されている。このアンテナは、発光素子が搭載される放熱板の垂直方向に形成された第1パターンと、第1パターンから延長され、放熱板の外周に沿って形成された第2パターンから構成される。第1パターンは第2パターンを支持し、第2パターンは放熱板および発光素子と接触しない。
特許第5864457号公報
特許文献1に示される照明装置では、第1パターンおよび第2パターンの2種類の部材からアンテナが構成される。このため、照明装置の組み立てが複雑になる。また、第2パターンは放熱板の外周に沿って形成される。このため、照明装置のフレームの径に合わせて、専用の部品が必要になる。従って、複数の製品において部品の共通化が難しい。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、アンテナが汎用部品から形成された光源ユニットおよび照明器具を得ることを目的とする。
第1の発明に係る照明器具は、光源ユニットと、反射板と、を備え、該光源ユニットは、アンテナと、該アンテナに接続された無線モジュールと、該無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、上面に該発光素子を備えた光源モジュールと、該光源モジュールの上に設けられ、該発光素子を取り囲むリフレクタと、該リフレクタの上に設けられ、該発光素子を覆う拡散板と、を備え、該アンテナは、該リフレクタと該拡散板との間に配置された電線を有し、該反射板は、該拡散板の上に設けられ、該アンテナが設けられる領域よりも内側に、該拡散板を露出させる第1開口が設けられている。
第2の発明に係る照明器具は、光源ユニットと、反射板と、を備え、該光源ユニットは、アンテナと、該アンテナに接続された無線モジュールと、該無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、上面に該発光素子を備えた光源モジュールと、該光源モジュールの上に設けられ、該発光素子を取り囲むリフレクタと、該リフレクタの上に設けられ、該発光素子を覆う拡散板と、を備え、該アンテナは、該光源モジュールの上面に形成された銅箔パターンを備え、該反射板は、該拡散板の上に設けられ、該アンテナが設けられる領域よりも内側に、該拡散板を露出させる第1開口が設けられている。
第3の発明に係る光源ユニットは、アンテナと、該アンテナに接続された無線モジュールと、該無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、上面に該発光素子を備えた光源モジュールと、該光源モジュールの上に設けられ、該発光素子を取り囲むリフレクタと、該リフレクタの上に設けられ、該発光素子を覆う拡散板と、を備え、該アンテナは、該リフレクタと該拡散板との間に配置された電線と、該電線を被覆する被覆部を備え、該被覆部の色は、該リフレクタまたは該拡散板の色と同じである。
第4の発明に係る光源ユニットは、アンテナと、該アンテナに接続された無線モジュールと、該無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、上面に該発光素子を備えた光源モジュールと、該光源モジュールの上に設けられ、該発光素子を取り囲むリフレクタと、該リフレクタの上に設けられ、該発光素子を覆う拡散板と、を備え、該アンテナは、該拡散板の外に露出した電線を有し、該拡散板の上方に伸びる
第5の発明に係る照明器具は、光源ユニットと、反射板と、該反射板に設けられた収納部と、を備え、該光源ユニットは、アンテナと、該アンテナに接続された無線モジュールと、該無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、上面に該発光素子を備えた光源モジュールと、該光源モジュールの上に設けられ、該発光素子を取り囲むリフレクタと、該リフレクタの上に設けられ、該発光素子を覆う拡散板と、を備え、該アンテナは、該拡散板の外に露出した電線を有し、該反射板は、該拡散板の上に設けられ、該収納部は、該アンテナを収納する。

第1および第3の発明に係る光源ユニットでは、電線からアンテナを形成できる。第2の本発明に係る光源ユニットでは、銅箔パターンからアンテナを形成できる。このため、第1〜第3の発明に係る光源ユニットでは、汎用部品からアンテナを形成できる。
実施の形態1に係る光源ユニットの分解斜視図である。 実施の形態1に係る無線制御ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係るリフレクタおよび光源モジュールの斜視図である。 実施の形態1に係る光源ユニットの斜視図である。 実施の形態1に係るリフレクタの断面図である。 実施の形態1に係る照明器具の分解斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具の正面図である。 実施の形態1の変形例に係るリフレクタの断面図である。 実施の形態2に係る光源ユニットの斜視図である。 実施の形態3に係る照明器具の分解斜視図である。 実施の形態3の変形例に係る照明器具の斜視図である。
本発明の実施の形態に係る光源ユニットおよび照明器具について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光源ユニットの分解斜視図である。本実施の形態に係る光源ユニット13は、光源モジュール16を備える。光源モジュール16は、上面に複数の発光素子22を備える。発光素子22は、LEDである。光源モジュール16が備える発光素子22の数は、1つ以上であれば良く、限定されない。光源モジュール16は、ヒートシンク7の上に設けられる。ヒートシンク7は、光源モジュール16を放熱させる。
光源ユニット13は、無線制御ユニット1を備える。無線制御ユニット1は、他の照明器具または照明制御機器と無線通信する。照明制御機器は、例えばリモコンである。無線制御ユニット1は、アンテナ3を備える。アンテナ3は電線を備える。本実施の形態に係るアンテナ3は、電線から形成されたリードアンテナである。電線は、被覆部により被覆されている。また、無線制御ユニット1には、点灯回路8が電気的に接続されており、点灯回路8から無線制御ユニット1に電力が供給されるとともに、無線制御ユニット1から点灯回路8に制御信号が伝達される。点灯回路8は光源モジュール16に電力を供給する。点灯回路8は、発光素子22を点灯させる。
点灯回路8と無線制御ユニット1はケース27に収納される。ケース27はヒートシンク7の内部に収納された状態で固定される。光源モジュール16の上には、リフレクタ5が設けられる。リフレクタ5は発光素子22を取り囲む。リフレクタ5は固定部21によってヒートシンク7に固定される。固定部21はネジである。リフレクタ5は樹脂から形成される。
リフレクタ5の上には拡散板4が設けられる。拡散板4は、発光素子22を覆う。拡散板4は、リフレクタ5に取り付けられる。拡散板4は発光素子22が発する光を拡散および透過させる。発光素子22が発する光は、一部がリフレクタ5によって反射され、拡散板4に向かう。発光素子22が発する光は、拡散板4によって拡散され、拡散板4の上面から出射される。拡散板4は樹脂から形成される。
ケース27、ヒートシンク7およびリフレクタ5には、アンテナ3を挿通するアンテナ通過穴が設けられている。アンテナ3の一端は、無線制御ユニット1に設けられた無線モジュールに接続される。アンテナ3の他端側は、アンテナ通過穴を通って、リフレクタ5と拡散板4との間に配置される。
図2は、実施の形態1に係る無線制御ユニットの斜視図である。制御基板29には、無線モジュール2および点灯回路接続部15が設けられている。無線モジュール2の無線通信端子28には、アンテナ3の一端が接続される。アンテナ3は、他の照明器具または照明制御機器から送信された無線信号を受信する。また、アンテナ3は、他の照明器具または照明制御機器に無線信号を送信する。これらの無線信号は照明器具または照明制御機器を制御するための通信信号である。
本実施の形態において、アンテナ3は被覆部を有した電線である。アンテナ3の一端は、無線モジュール2の無線通信端子28とはんだによって接続される。アンテナ3の長さは、アンテナ3が受信する無線信号の波長の1/4以上である。または、アンテナ3の長さは、アンテナ3から送信される無線信号の波長の1/4以上であるとしても良い。これにより、無線通信を安定して実施できる。
また、アンテナ3が備える被覆部の色は、リフレクタ5または拡散板4の色と同じである。これにより、発光素子22の点灯状態および消灯状態において、アンテナ3が目立たなくなる。このため、本実施の形態に係る光源ユニット13と、無線通信の機能を備えない光源ユニットとの間のデザインの違いを小さくできる。従って、無線通信機能の有無によるデザインの違いから使用者が感じる違和感を抑制できる。
無線モジュール2は、アンテナ3で受信した無線信号を、点灯回路8に指令するための指令信号に変換する。無線モジュール2の出力は、点灯回路接続部15に接続される。点灯回路接続部15には、点灯回路8が接続される。指令信号は、点灯回路接続部15を介して点灯回路8に送信される。無線モジュール2には、点灯回路接続部15を介して点灯回路8で生成された電力が供給される。点灯回路8は、無線モジュール2の電源となる。
他の照明器具または照明制御機器から送信された無線信号は、光源モジュール16の調光指令値についての情報を含む。無線モジュール2は無線信号を変換し、調光指令値を点灯回路8に伝達する指令信号を生成する。また、無線信号は、光源モジュール16の電源ON/OFFについての情報を含む。無線モジュール2は無線信号を変換し、電源ON/OFFを点灯回路8に指示する指令信号を生成する。指令信号は、点灯回路接続部15を経由して、点灯回路8の制御回路に送信される。制御回路はマイコンである。
点灯回路8は、スイッチング素子のオンオフにより、発光素子22に流れる電流を調整している。スイッチング素子のオンオフを制御することで、光源モジュール16の調光率を変更できる。また、スイッチング素子のオンオフを制御することで、光源モジュール16の点灯および消灯ができる。点灯回路8が備える制御回路は、指令信号に応じて、スイッチング素子のオンオフを制御する。以上から、無線通信によって、光源モジュール16の調光率の制御、点灯および消灯ができる。
図3は、実施の形態1に係るリフレクタおよび光源モジュールの斜視図である。リフレクタ5には、光源穴20が設けられている。光源穴20は、発光素子22を露出させる。光源穴20を構成するリフレクタ5の側面は、光源モジュール16の表面に対して二段階の傾斜角度を有する。光源穴20を構成するリフレクタ5の側面のうち、光源モジュール16側の第1側面38は、リフレクタ5の上面側の第2側面39よりも、光源モジュール16に対する傾斜角度が大きい。リフレクタ5は、光源モジュール16の発光素子22が搭載されている領域よりも外側に設けられる。リフレクタ5の上面には、発光素子22を取り囲む溝部9が設けられている。溝部9は、光源穴20を囲む。溝部9は、光源穴20よりも半径が大きい円形である。溝部9は、光源穴20よりも外側に設けられている。溝部9は、第2側面39よりも外側に設けられる。リフレクタ5にはアンテナ通過穴10が設けられている。アンテナ通過穴10は、溝部9に隣接して設けられる。
図4は、実施の形態1に係る光源ユニットの斜視図である。図4は、光源ユニット13が組み立てられた状態を示す。なお、図4において拡散板4は省略されている。固定部21によってリフレクタ5はヒートシンク7に固定される。光源モジュール16はリフレクタ5とヒートシンク7に挟まれる。これにより、光源モジュール16はヒートシンク7に固定される。アンテナ3は、リフレクタ5をヒートシンク7に固定した状態で、アンテナ通過穴10を通り、リフレクタ5の上面から引き出される。アンテナ通過穴10から引き出されたアンテナ3は、溝部9に収納される。
アンテナ3は溝部9の円弧状の形状に沿って溝部9に収納される。このため、アンテナ3は発光素子22を囲んで環状または円弧状に配置される。溝部9は、光源穴20よりも外側に設けられる。このため、アンテナ3は発光素子22により形成される領域の外側に配置される。従って、アンテナ3によって発光素子22が発する光が遮られることを防止できる。
図5は、実施の形態1に係るリフレクタの断面図である。溝部9はリフレクタ5の上面に向かって開口している。アンテナ3は、溝部9の底面に配置される。また、リフレクタ5は、溝部9の上部に突出した庇30を備える。庇30によってアンテナ3が溝部9から浮き上がることを防止できる。さらに、リフレクタ5の上には拡散板4が設けられる。拡散板4は溝部9を塞ぐ。これにより、アンテナ3が溝部9から浮き上がることがさらに抑制され、アンテナ3を溝部9に固定できる。
本実施の形態に係るアンテナ3は、リフレクタ5と拡散板4との間に配置された電線を有する。電線は被覆部によって覆われる。アンテナ3は、汎用部品である電線から形成される。本実施の形態では、溝部9に電線を収納することでアンテナ3が形成できる。このため、例えば、リフレクタ5または光源穴20のサイズが変更されても、アンテナ3を構成する部品を作り変える必要がない。従って、複数の種類の製品に対して、共通の部品からアンテナ3を形成できる。
また、アンテナ3は、アンテナ通過穴10から引き出され、溝部9に収納されることで光源ユニット13に取り付けられる。このため、アンテナが複数の部品から構成される場合と比較して、光源ユニット13の組み立てが容易になる。
また、電線の長さを調節することで、容易にアンテナ3の長さを変更できる。また、アンテナ3の長さが変更されても、アンテナ3を溝部9に収納できる。このため、アンテナ3の長さを調節しても、アンテナ3を適切に配置できる。従って、アンテナ3の長さの変更による無線通信の感度の調整が容易にできる。このため、無線通信における感度のバラツキを軽減できる。
図6は、実施の形態1に係る照明器具の分解斜視図である。図7は、実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。本実施の形態に係る照明器具14は、光源ユニット13と、反射板11を備える。反射板11は、拡散板4の上に設けられる。反射板11は、ヒートシンク7にネジで取り付けられる。また、照明器具14は取り付けバネ23を備える。取り付けバネは、照明器具14を天井に取り付けるための部品である。なお、図6では取り付けバネ23は省略されている。
反射板11には、アンテナ3が設けられる領域よりも内側に、第1開口12が形成されている。第1開口12は拡散板4の上に設けられる。第1開口12は拡散板4を露出させる。拡散板4の上面から出射された光は第1開口12から取り出される。反射板11は、拡散板4の上面から出射された光を反射させ、光の角度を調整する。反射板11の形状は、図6に示すものに限らない。反射板11の形状は、使用者のニーズに応じて選択される。
通信特性の低下を防ぐために、反射板11の基材には金属ではなく樹脂を用いる。反射板11の、拡散板4から出射された光を反射する面には、アルミ蒸着を行う。これにより、反射性能を向上出来る。第1開口12は、アンテナ3が設けられる領域よりも内側に形成される。このため、光源ユニット13に反射板11を取り付けた状態において、アンテナ3が外側から見えない。このため、本実施の形態に係る照明器具14と、無線通信の機能を備えない照明器具のデザインを同一にできる。従って、無線通信機能の有無によるデザインの違いによって使用者が感じる違和感を低減できる。
図8は、実施の形態1に係る照明器具の正面図である。図8は、照明器具14が天井24に取り付けられた状態を示す。照明器具14は、取り付けバネ23によって天井24に固定された状態で使用される。この際、照明器具14は、発光素子22を床面に向けて配置される。この時、アンテナ3は発光素子22に対して床面側に配置される。
天井裏には、無線通信を妨害する金属製ダクト等が張り巡らされていることがある。このため、安定した無線通信を行うには、床面側の無線通信の感度を強めた上で、無線通信に床面側の反射を利用することが望ましい。本実施の形態では、アンテナ3を発光素子22に対して床面側に配置できる。このため、天井24による通信特性の低下を防止できる。
さらに、アンテナ3と床面との間に配置されるリフレクタ5、拡散板4および反射板11は樹脂で形成される。このため、アンテナが金属製のヒートシンク内のみに配置される場合と比較して、床面側に対する無線通信の感度を向上出来る。このため、安定した無線通信機能を実現できる。
本実施の形態では、照明器具14は天井24に取り付けられたが、照明器具14の使用方法はこれに限らない。照明器具14は、壁または床に設置されていても良い。この場合、照明器具14は、取り付けバネ23を備えなくても良い。
また、本実施の形態では光源穴20を囲んで円形の溝部9が形成された。これに対し、溝部9は、リフレクタ5の外周部の一部に形成されても良い。この場合、溝部9は、リフレクタ5の光源穴20よりも外側において円弧状に形成される。また、リフレクタ5は溝部9を備えなくても良い。また、拡散板4のリフレクタ5と対向する面に、アンテナ3を収納する溝部を設けても良い。
また、本実施の形態では、アンテナ3は被覆部に覆われた電線を有する。この変形例として、アンテナ3は被覆部を備えなくても良い。この場合、光源ユニット13のアンテナ3と接する部分を絶縁体で形成する。リフレクタ5および拡散板4は絶縁体である樹脂で形成される。また、ケース27、ヒートシンク7および光源モジュール16のアンテナ3と接する部分を絶縁体で形成する。
本実施の形態では、光源モジュール16はヒートシンク7の上に設けられる。これに対し、使用環境によってヒートシンク7による放熱を必要としない場合には、光源ユニット13はヒートシンク7を備えなくても良い。
なお、図示は省略するが、光源ユニット13を組み立てる際に、アンテナ3の一端と無線通信端子28とがはんだによって接続された部分にストレスが加わらないように、アンテナ3は制御基板29に固定されてもよい。また、無線制御ユニット1をケース27に収納するときに、アンテナ3をスムーズにアンテナ通過穴に挿通できるように、ケース27、ヒートシンク7およびリフレクタ5は、それぞれのアンテナ通過穴が重なるように配置されるとともに固定されることが好ましい。さらに、経済性を考慮したアンテナ3の長さとするために、無線制御ユニット1がケース27に収納された状態で、制御基板29から引き出されるアンテナ3の位置は、アンテナ通過穴になるべく近くなるように固定されていることが好ましい。
図9は、実施の形態1の変形例に係るリフレクタの断面図である。変形例に係るリフレクタ105には溝部109が形成されている。溝部109は光源穴20の中心に向かって開口している。アンテナ3は、溝部109に収納される。また、リフレクタ5は、アンテナ3の上部に突出した庇130を備える。実施の形態1と同様に、庇130によってアンテナ3が溝部109から浮き上がることを防止できる。これらの変形は以下の実施の形態に係る光源ユニットおよび照明器具について適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る光源ユニットと照明器具については実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る光源ユニットの斜視図である。本実施の形態に係る光源ユニット213は、アンテナ18の構造が実施の形態1と異なる。なお、図10において、リフレクタ5および拡散板4は省略されている。光源ユニット213は、発光素子22が搭載された光源モジュール216を備える。本実施の形態に係るアンテナ18は、光源モジュール216の上面に形成された銅箔パターンを備える。アンテナ18は銅箔アンテナである。
アンテナ18は、光源モジュール216の外周部に形成される。アンテナ18は、発光素子22が搭載された領域よりも外側に形成される。アンテナ18は円弧状である。光源モジュール216が備える光源基板の上面には、アンテナ接続端子19が設けられる。アンテナ18は、アンテナ接続端子19と電気的に接続される。
光源ユニット213は、接続ケーブル17を備える。接続ケーブル17の一端は、無線モジュール2の無線通信端子28に接続される。ケース27およびヒートシンク7にはアンテナ通過穴210が設けられている。接続ケーブル17は、アンテナ通過穴210を通って光源モジュール216の上に伸びる。接続ケーブル17の他端は、アンテナ接続端子19に接続される。このため、接続ケーブル17の他端は、光源モジュール216の上においてアンテナ18と接続される。以上から、アンテナ18は無線制御ユニット1と接続される。
接続ケーブル17は、汎用部品である被覆配線でもよい。また、接続ケーブル17は、同軸ケーブルでも良い。同軸ケーブルを用いることで、外部への電磁波の漏れを抑制できる。このため、無線通信特性を向上できる。また、アンテナ18のアンテナ接続端子19から末端までの長さは、無線通信で使用する無線信号の波長の1/4以上であることが望ましい。
実施の形態1と同様に、光源モジュール216はリフレクタ5とヒートシンク7に挟み込まれる。リフレクタ5はネジでヒートシンク7に固定される。リフレクタ5の上には拡散板4が設けられる。本実施の形態に係る光源ユニット213を用いて照明器具を構成しても良い。この場合、実施の形態1と同様に、拡散板4の上に反射板11を設けることで照明器具が構成される。
本実施の形態では、アンテナ18は銅箔パターンで形成される。アンテナ18は汎用部品である銅箔から形成される。このため、アンテナ18を形成するために専用の部品を準備する必要がない。また、例えば、光源モジュール216のサイズまたは形状が変更された場合にも、光源モジュール216に合わせて容易にアンテナ18の形状を変更できる。
本実施の形態では、アンテナ18は光源モジュール216の光源基板上に銅箔パターンで形成される。従って、アンテナ18を収納するための部品の必要がない。このため、リフレクタ5に溝部9を形成する必要がない。また、リフレクタ5にアンテナ通過穴10を設ける必要がない。このため、リフレクタ5の製造工程を簡易化できる。本実施の形態では、溝部9が形成されていないリフレクタを使用できる。従って、無線通信の機能を備えない光源ユニットと部品を共通化できる。
また、本実施の形態では、光源モジュール16にパターニングによりアンテナ18が形成される。予め光源モジュール16にアンテナ18が設けられるため、アンテナ18を設置する工程が簡易化できる。従って、光源ユニット213を容易に組み立てることできる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る照明器具の分解斜視図である。本実施の形態に係る光源ユニット313はアンテナ303を備える。アンテナ303は、拡散板304の外に露出した電線を有する。アンテナ303は、実施の形態1と同様に、被覆部によって被覆された電線である。
実施の形態1と同様に、アンテナ303は、無線モジュール2から伸び、リフレクタ5の上面まで引き出される。本実施の形態では、拡散板304に穴部26が設けられている。アンテナ303は、穴部26を通り、光源ユニット313の上方に引き出される。アンテナ303は、穴部26を通り、拡散板304の上方に伸びる。このため、光源ユニット313が天井24に設置された場合、床面側にアンテナ303が伸びる。
本実施の形態に係る照明器具314は、反射板311が光源ユニット313に取り付けられることで構成される。反射板311は、拡散板304の上に設けられる。反射板311には、第1開口12と、第2開口331が形成されている。第1開口12は拡散板304の上に形成され、拡散板304を露出させる。第2開口331は第1開口12よりも外側に形成される。第2開口331の径は、アンテナ303の径と同じである。
反射板311の拡散板304と反対側の面には収納部25が設けられる。収納部25は第2開口331を覆うように設けられる。反射板311が光源ユニット313に取り付けられる際に、アンテナ303は第2開口331を通り、収納部25に収納される。収納部25は、通信特性の低下を防止するために、樹脂から形成される。このため、安定した無線通信特性が得られる。また、収納部25は金属以外の材料で形成されても良い。これにより、使用者が収納部25に直接触れた際に、感電を防止できる。このため、安全な照明器具314を提供できる。
本実施の形態係る照明器具314は、アンテナ303が反射板311よりも床面側に配置される。このため、アンテナ303が反射板311に対して床面と反対側に配置される場合と比較して、無線通信の性能を向上できる。
本実施の形態では、収納部25が反射板311から突出している。この変形例として、収納部25を反射板311から突出しないように設けても良い。この場合、反射板311の内部に収納部25が設けられる。この変形例においても、アンテナ303が反射板311に対して床面と反対側に配置される場合と比較して、無線通信の性能を向上できる。また、収納部25を反射板311の床面側の面に寄せて配置することで、無線通信の感度を向上出来る。
さらに、反射板311の内部に収納部25が設けられる場合、収納部25が外部に露出しない。このため、照明器具314と、無線通信の機能を備えない照明器具のデザインを同一にできる。また、収納部25が突出していることにより使用者が感じる違和感を低減できる。
本実施の形態では、アンテナ303は拡散板304を貫通し、光源ユニット313の上方に伸びる。この変形例として、リフレクタ5の上面に引き出されたアンテナ303は、拡散板304を通らずに上方に伸びるものとしても良い。この場合、リフレクタ5のアンテナ通過穴10は、拡散板304が設けられる部分よりも外側に形成される。
図12は、実施の形態3の変形例に係る照明器具の斜視図である。変形例に係る照明器具414は、収納部425を備える。収納部425は、屈曲している。アンテナ303は収納部425の形状に合わせて屈曲した状態で収納されている。また、収納部425は、屈曲する方向が変更できる。収納部425が屈曲する方向を変更することで、アンテナ303の方向が変更できる。
本変形例では、照明器具414が無線通信する他の照明器具または照明制御機器が設置される環境に合わせてアンテナ303の方向を調整できる。このため、通信特性を向上できる。また、信頼性の高い無線通信機能を実現できる。なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
13、213、313 光源ユニット、14、314、414 照明器具、3、18、303 アンテナ、2 無線モジュール、22 発光素子、8 点灯回路、16、216 光源モジュール、5、105 リフレクタ、4、304 拡散板、9、109 溝部、17 接続ケーブル、11、311 反射板、12 第1開口、331 第2開口、25、425 収納部

Claims (13)

  1. 光源ユニットと、
    反射板と、
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    アンテナと、
    前記アンテナに接続された無線モジュールと、
    前記無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、
    上面に前記発光素子を備えた光源モジュールと、
    前記光源モジュールの上に設けられ、前記発光素子を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの上に設けられ、前記発光素子を覆う拡散板と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記リフレクタと前記拡散板との間に配置された電線を有し、
    前記反射板は、前記拡散板の上に設けられ、前記アンテナが設けられる領域よりも内側に、前記拡散板を露出させる第1開口が設けられていることを特徴とする照明器具
  2. 前記リフレクタの上面には、前記発光素子を取り囲む溝部が設けられ、
    前記アンテナは、前記溝部に収納されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具
  3. 前記アンテナは、前記電線を被覆する被覆部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具
  4. 光源ユニットと、
    反射板と、
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    アンテナと、
    前記アンテナに接続された無線モジュールと、
    前記無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、
    上面に前記発光素子を備えた光源モジュールと、
    前記光源モジュールの上に設けられ、前記発光素子を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの上に設けられ、前記発光素子を覆う拡散板と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記光源モジュールの上面に形成された銅箔パターンを備え
    前記反射板は、前記拡散板の上に設けられ、前記アンテナが設けられる領域よりも内側に、前記拡散板を露出させる第1開口が設けられていることを特徴とする照明器具
  5. 一端が前記無線モジュールに接続され、他端が前記光源モジュールの上において前記アンテナと接続された接続ケーブルを備えることを特徴とする請求項に記載の照明器具
  6. 前記アンテナの長さは、前記アンテナが受信する無線信号の波長の1/4以上であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の照明器具
  7. アンテナと、
    前記アンテナに接続された無線モジュールと、
    前記無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、
    上面に前記発光素子を備えた光源モジュールと、
    前記光源モジュールの上に設けられ、前記発光素子を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの上に設けられ、前記発光素子を覆う拡散板と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記リフレクタと前記拡散板との間に配置された電線と、前記電線を被覆する被覆部を備え、
    前記被覆部の色は、前記リフレクタまたは前記拡散板の色と同じであることを特徴とする光源ユニット。
  8. アンテナと、
    前記アンテナに接続された無線モジュールと、
    前記無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、
    上面に前記発光素子を備えた光源モジュールと、
    前記光源モジュールの上に設けられ、前記発光素子を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの上に設けられ、前記発光素子を覆う拡散板と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記拡散板の外に露出した電線を有し、前記拡散板の上方に伸びることを特徴とする光源ユニット。
  9. 前記アンテナは、前記電線を被覆する被覆部を備えることを特徴とする請求項に記載の光源ユニット。
  10. 前記アンテナは、前記拡散板に設けられた穴部を通り、前記拡散板の上方に伸びることを特徴とする請求項またはに記載の光源ユニット。
  11. 源ユニットと、
    射板と、
    前記反射板に設けられた収納部と、
    を備え、
    前記光源ユニットは、
    アンテナと、
    前記アンテナに接続された無線モジュールと、
    前記無線モジュールに接続され、発光素子を点灯させる点灯回路と、
    上面に前記発光素子を備えた光源モジュールと、
    前記光源モジュールの上に設けられ、前記発光素子を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの上に設けられ、前記発光素子を覆う拡散板と、
    を備え、
    前記アンテナは、前記拡散板の外に露出した電線を有し、
    前記反射板は、前記拡散板の上に設けられ、
    前記収納部は、前記アンテナを収納することを特徴とする照明器具。
  12. 前記反射板には、第2開口と、前記拡散板を露出させる第1開口と、が設けられ、
    前記アンテナは、前記第2開口を通り、前記収納部に収納されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  13. 前記収納部は、屈曲していることを特徴とする請求項1または請求項1に記載の照明器具。
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