JP6800912B2 - 電力線搬送通信システムおよび電力線搬送通信方法 - Google Patents
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Description
(2)前記受信側の伝送局は、前記送信側の伝送局から複数のキャリア振幅により送信された前記第2の伝送信号を受信すると共に、複数のキャリア振幅の受信強度を含めた第2の応答信号により応答する。
(3)前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局からの前記第2の応答信号が、前記複数のキャリア振幅にて送信した前記第2の伝送信号より受信可能振幅が小さいと判断した場合、送信した複数のキャリア振幅より小さい振幅であり理論下限値より大きい振幅に、キャリア振幅を決定する。
[1.構成]
[1−1.システムの全体構成]
図1を参照して本実施形態の電力線搬送通信システム1の一例として灯火監視制御システムについて説明する。
伝送局6の構成について図2を参照して説明する。親伝送局6mと子伝送局6a〜6nは、同一の内部構成を有する。伝送局6は一例として、記憶部11、通信部12、制御部13、送信データ作成部14、変調処理部15、信号送信部16、信号受信部17、位相検出部18、復調処理部19、受信データ作成部20、灯火制御部21を有する。送信データ作成部14、変調処理部15、信号送信部16が請求項における送信部に、信号受信部17、復調処理部19、受信データ作成部20が請求項における受信部に、位相検出部18が請求項におけるゼロクロス検出部およびゼロクロス計数部に相当する。
記憶部11は、半導体メモリやハードディスクのような記憶媒体にて構成される。記憶部11は、制御部13に接続され、データ書込みおよび読出しが行われる。記憶部11は親伝送局6mおよび各子伝送局6a〜6nの送信出力レベル、受信ゲイン、通信するタイミング情報、通信可能時間、搬送周波数、シンボル数、シンボル速度に関する情報を記憶する。伝送局6が親伝送局6mとして使用される場合、記憶部11は、電力線搬送通信にかかる伝送パラメータである伝送速度、変調方式、振幅、交流電圧における一周期中の送信タイミングを記憶する。
通信部12は、有線および無線の通信に対応したインタフェース回路等により構成される。通信部12の一方は、制御部13に接続される。伝送局6が親伝送局6mとして使用される場合、通信部12は、伝送局6外部の制御装置3と接続され通信を行う。
制御部13は、マイクロコンピュータにより構成される。制御部13は、記憶部11、通信部12、送信データ作成部14、受信データ作成部20および灯火制御部21にそれぞれ接続され、これらの制御を行う。
送信データ作成部14は、伝送制御用回路により構成される。送信データ作成部14は、入力側が制御部13に接続され、出力側が変調処理部15に接続される。送信データ作成部14は、制御部13により作成されたコードが入力される。送信データ作成部14は、このコードをフレームに割り当て送信電文に変換し、変調処理部15に出力する。この送信電文には、送信データ作成部14により、誤り検出や訂正用の各種FEC符号が付加される。
変調処理部15は、変調用回路により構成される。変調処理部15は、入力側が送信データ作成部14に接続され、出力側が信号送信部16に接続される。変調処理部15は、送信データ作成部14にて作成された送信電文を受信し、この送信電文を、周波数変調や位相変調により送信されるアナログ信号の振幅に対応したデジタル信号に変換し、信号送信部16に出力する。
信号送信部16は、デジタル−アナログ変換用の回路により構成される。信号送信部16は、入力側が変調処理部15に接続され、出力側が結合器7に接続される。信号送信部16は、変調処理部15により作成されたデジタル信号を受信し、このデジタル信号を、アナログ信号である電力線搬送通信の搬送信号に変換する。変換された搬送信号は、結合器7を介し電力線9へ送信される。
信号受信部17は、アナログ−デジタル変換用の回路により構成される。信号受信部17は、入力側が結合器7に接続され、出力側が復調処理部19に接続される。信号受信部17は、アナログ信号の形で電力線9に重畳している電力線搬送通信の搬送信号を、結合器7から受信する。信号受信部17は、受信した搬送信号をアナログ−デジタル変換して振幅に対応したデジタル信号を生成し、復調処理部19に出力する。また、信号受信部17は、電源装置2からフィルタ4を介して出力された、電力線9上の電源電圧波形信号をアナログ−デジタル変換して電源電圧波形信号にかかるデジタル値として位相検出部18に出力する。
位相検出部18は、デジタルの比較回路により構成される。位相検出部18は、入力側が信号受信部17に、出力側が信号送信部16および受信データ作成部20に接続される。位相検出部18は、信号受信部17から出力された電源電圧波形信号にかかるデジタル値に基づき、電源波形のゼロクロス点を検出する。また位相検出部18は、検出したゼロクロス点をカウントし、信号送信部16および受信データ作成部20に出力する。位相検出部18が、請求項のゼロクロス検出部およびゼロクロス計数部に相当する。
復調処理部19は、復調用回路により構成される。復調処理部19は、入力側が信号受信部17に、出力側が受信データ作成部20に接続される。復調処理部19は、信号受信部17にて変換されたデジタル信号が入力される。復調処理部19は、このデジタル信号を復調し受信電文に変換し受信データ作成部20に出力する。
受信データ作成部20は、伝送制御用回路により構成される。受信データ作成部20は、入力側が復調処理部19に、出力側が制御部13に接続される。受信データ作成部20は、復調処理部19にて復調されたデジタルの受信電文が入力され、誤り検出や訂正用の各種FEC符号を適用し、誤り検出および訂正を行い、受信電文にかかるコードを制御部13に出力する。
灯火制御部21は、有線のローカル通信に対応したインタフェース回路等により構成される。灯火制御部21の一方は、制御部13に接続される。伝送局6が子伝送局6a〜6nとして使用される場合、灯火制御部21は、伝送局6外部の灯火器8と接続され通信を行う。
制御装置3は、パーソナルコンピュータ等の機器により構成される。制御装置3は、有線および無線の通信に対応したインタフェース回路による構成された通信部を備える。制御装置3の通信部は、親伝送局6mに接続される。制御装置3は、通信部を介し、親伝送局6mと灯火器8の点灯、消灯、照度調整、異常監視に関するデータ通信を、親伝送局6mと行う。
[2−1.キャリア周波数の決定]
次に、本実施形態の電力線搬送通信システムのキャリア周波数の決定にかかる動作の概要を図1〜5に基づき説明する。キャリア周波数の決定にかかる通信動作の概要を図3に示す。
最初に親伝送局6mの制御部13は、電源装置2の電源が投入され、交流電源が通電されたことを検出する。これにより、親伝送局6mは、起動し送受信可能な状態となる。また、各子伝送局6a〜6nは、起動され初期化される。これにより、親伝送局6m、各子伝送局6a〜6nとも送受信可能な状態となる。
親伝送局6mの制御部13は、親伝送局6m、各子伝送局6a〜6nの起動が完了した旨のコードである通電通知を制御装置3に送信する。通電通知は、親伝送局6mの通信部12から制御装置3に送信される。
次に、親伝送局6mの制御部13は、複数の伝送方式のうち各子伝送局6a〜6nと初期通信を行うための伝送方式を選択する。初期通信は、各子伝送局6a〜6nの存在不存在の検出、および各子伝送局6a〜6nにおけるキャリア周波数の強度を検出するためのものである。
次に、親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nに対し、キャリア周波数:1000〜2000Hzのうち第1の周波数を有する確認信号F1を送信する。確認信号F1は、一例としてf1=1000Hzの周波数を有する振幅変調された信号であるものとする。
次に、親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nから、確認信号F1に対する応答信号G1を受信する。子伝送局6aは、親伝送局6mから確認信号F1を受信した場合、応答信号G1aにより応答する。子伝送局6aが不存在であるか受信不調の場合、応答信号G1aは返信されない。
次に、親伝送局6mは、各子伝送局6a〜6nから、応答信号G1a〜G1nにより応答があったか判断する。親伝送局6mは、各子伝送局6a〜6nに予め設定された、ゼロクロスの回数に基づき、各子伝送局6a〜6nから応答信号G1a〜G1nが返信されたか判断を行う。
次に、親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nからの応答信号G1a〜G1nによる応答の有無、および子伝送局6a〜6nごとに検出された確認信号F1の受信強度に関するデータを、通信部12を介し制御装置3に送信する。
次に、親伝送局6mの制御部13は、記憶部11に記憶された各確認信号F1〜F6に対する子伝送局6a〜6nによる応答の有無、および子伝送局6a〜6nごとに検出された確認信号F1〜F6の受信強度に関するデータに基づきキャリア周波数を決定する。
次に、親伝送局6mの制御部13は、決定したキャリア周波数を、送信データ作成部14、変調処理部15、信号送信部16を介し、子伝送局6a〜6nに通信により通知する。また、親伝送局6mの制御部13は、決定したキャリア周波数を、通信部12を介し制御装置3に通知する。
次に、本実施形態の電力線搬送通信システムのキャリア振幅の決定にかかる動作の概要を図6〜10に基づき説明する。親伝送局6mは、図6に示す確認信号V1を送信し、子伝送局6a〜6nから返信された応答信号Ua〜Unに基づき、複数の伝送方式におけるキャリア振幅を決定する。キャリア振幅の決定は、親伝送局6mの制御部13により行われる。
親伝送局6mの制御部13は、送信データ作成部14、変調処理部15、信号送信部16を介し、各子伝送局6a〜6nに対し確認信号V1を送信する。確認信号V1は、キャリア周波数の決定にかかる手順により決定されたキャリア周波数、例えば1200Hzの、複数の振幅を有する位相変調された信号である。確認信号V1が、請求項における第2の伝送信号に相当する。確認信号V1は、キャリア周波数の決定にかかる手順により決定されたキャリア周波数を有する周波数変調された信号であってもよい。
次に、親伝送局6mの制御部13は、信号受信部17、復調処理部19、受信データ作成部20を介し、各子伝送局6a〜6nから応答信号Ua〜Unを受信する。各子伝送局6a〜6nは、親伝送局6mから送信された確認信号V1を受信し、図8に示すように、各子伝送局6a〜6nは、確認信号V1のシンボルA、B、Cの振幅ごとの受信強度を測定する。子伝送局6a〜6nの受信部である信号受信部17、復調処理部19、受信データ作成部20は、図10に示すように、電力を供給する交流電圧のノイズの振幅より大きい入力信号を符号化する分解能を有する。
次に、親伝送局6mの制御部13は、シンボルA、B、Cのうち、受信強度が所定値以上のシンボルが存在するかの判断を行う。親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nから返信された応答信号Ua〜Unに基づき、シンボルA、B、Cのうち、各子伝送局6a〜6nの全てにおける受信強度が、予め設定された受信強度値以上であるシンボルが存在するかの判断を行う。
ステップS23にて設定された受信強度値以上であるシンボルが存在すると判断された場合、親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nの全てにおける受信強度が、設定された受信強度値以上であるシンボルA、B、Cにかかる振幅を選択する。さらに親伝送局6mの制御部13は、選択されたシンボルA、B、Cにかかる振幅のうち最少の振幅を、キャリア振幅として決定する。
ステップS23にて設定された受信強度値以上であるシンボルが存在すると判断されない場合、親伝送局6mの制御部13は、シンボルA、B、Cにかかる振幅のうち最大の振幅を、キャリア振幅として決定する。例えば、各子伝送局6a〜6nにおけるシンボルA、B、Cにかかる振幅の受信強度が、予め設定された所定値未満である場合、親伝送局6mは、最大振幅であるシンボルAにかかる振幅を、キャリア振幅として決定する。キャリア振幅は、親伝送局6mの制御部13により、子伝送局6a〜6nごとに異なるキャリア振幅が決定されるようにしてもよい。
次に、本実施形態の電力線搬送通信システムのキャリア送信タイミングの決定にかかる動作の概要を図11〜図15に基づき説明する。キャリア送信タイミングの決定にかかる通信動作の概要を図11に示す。
親伝送局6mの制御部13は、送信データ作成部14、変調処理部15、信号送信部16を介し、各子伝送局6a〜6nに対し確認信号P1を送信する。確認信号P1は、交流電圧における一周期中の第1のタイミングで送信される。第1のタイミングは、例えば図13に示す指定時間Aにかかる、交流電圧におけるゼロクロス点から0ms〜8msである。
次に、親伝送局6mの制御部13は、信号受信部17、復調処理部19、受信データ作成部20を介し、各子伝送局6a〜6nから応答信号Q1a〜Q1nを受信する。各子伝送局6a〜6nは、親伝送局6mから送信された確認信号P1を受信し、受信の正常異常を示す応答信号Q1a〜Q1nを返信する。
次に、親伝送局6mの制御部13は、各子伝送局6a〜6nから、応答信号Q1a〜Q1nにより応答があったか判断する。親伝送局6mは、各子伝送局6a〜6nに予め設定された、ゼロクロスの回数に基づき、各子伝送局6a〜6nから応答信号Q1a〜Q1nが返信されたか判断を行う。
次に、親伝送局6mの制御部13は、子伝送局6a〜6nごとの受信可否を示す通信良否テーブルに基づき、キャリア送信タイミングを選択する。親伝送局6mの制御部13は、指定時間A、B、Cのうち、図14に示す通信良否テーブルにおいて最も通信成功率が高い指定時間を選択し、キャリア送信タイミングとして決定する。
次に、親伝送局6mの制御部13は、決定したキャリア送信タイミングを子伝送局6a〜6n、および制御装置3に通信により通知する。
(1)本実施形態によれば、電力線搬送通信システム1は、電力を供給する交流電圧のゼロクロスを検出する位相検出部18に相当するゼロクロス検出部と、ゼロクロス検出部により検出されたゼロクロスに基づくタイミングにて、複数の伝送方式にて伝送信号を送信する送信部14、15、16と、ゼロクロス検出部により検出されたゼロクロスに基づくタイミングにて、複数の伝送方式にて送信された伝送信号を受信する受信部17、19、20と、交流電圧の所定の時刻からのゼロクロスの回数を計数するゼロクロス計数部と、を有する複数の伝送局6を備え、複数の伝送局のうち送信側の伝送局6mは、複数の伝送局のうち受信側の伝送局6a〜6nとの電力線搬送通信にかかる伝送方式の伝送パラメータを決定するので、送信側の伝送局6m、受信側の伝送局6a〜6n間の伝送パラメータを容易に決定することができ、通信品質を向上させることができる電力線搬送通信システムおよび電力線搬送通信方法を提供することができる。
変形例を含めた実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。以下は、その一例である。
2・・・電源装置
3・・・制御装置
4・・・フィルタ
5・・・交流電源
6・・・伝送局
6m・・・親伝送局
6a〜6n・・・子伝送局
7・・・結合器
8・・・灯火器
9・・・電力線
11・・・記憶部
12・・・通信部
13・・・制御部
14・・・送信データ作成部
15・・・変調処理部
16・・・信号送信部
17・・・信号受信部
18・・・位相検出部
19・・・復調処理部
20・・・受信データ作成部
21・・・灯火制御部
Claims (13)
- 電力を供給する交流電圧のゼロクロスに基づくタイミングにて、複数の伝送方式にて伝送信号を送受信する複数の伝送局間において、送受信に係る電力線搬送通信の伝送方式の伝送パラメータを決定する、電力線搬送通信システムであって、
送信側の伝送局は、受信側の伝送局に対し複数のキャリア振幅により第2の伝送信号を送信し、
前記受信側の伝送局は、前記送信側の伝送局から複数のキャリア振幅により送信された前記第2の伝送信号を受信すると共に、複数のキャリア振幅の受信強度を含めた第2の応答信号により応答し、
前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局からの前記第2の応答信号が、前記複数のキャリア振幅にて送信した前記第2の伝送信号より受信可能振幅が小さいと判断した場合、送信した複数のキャリア振幅より小さい振幅であり理論下限値より大きい振幅に、キャリア振幅を決定する、
電力線搬送通信システム。 - 前記伝送パラメータは、キャリア周波数、キャリア振幅、交流電圧における一周期中の送信タイミングのうちの少なくとも一つである、
請求項1に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局に対し、複数のキャリア周波数により第1の伝送信号を送信し、
前記受信側の伝送局は、前記送信側の伝送局から複数のキャリア周波数により送信された前記第1の伝送信号を受信し、第1の応答信号により応答し、
前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局からの前記第1の応答信号に基づき、前記伝送パラメータの一つであるキャリア周波数を決定する、
請求項1または2に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記受信側の伝送局は、複数のキャリア周波数の受信強度を前記第1の応答信号に含め応答する、
請求項3に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記第1の伝送信号は振幅変調方式で送信される、
請求項3または4に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記第2の伝送信号は、位相変調方式または周波数変調方式で送信される、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局に対し、電力を供給する前記交流電圧における一周期中の複数の送信タイミングにより第3の伝送信号を送信し、
前記受信側の伝送局は、前記送信側の伝送局から前記複数の送信タイミングにより送信された前記第3の送信信号を受信し、前記第3の応答信号により応答し、
前記送信側の伝送局は、前記受信側の伝送局からの前記第3の応答信号に基づき、前記伝送パラメータの一つである前記交流電圧における一周期中の送信タイミングを決定する、
請求項1乃至6のいずれか1項に電力線搬送通信システム。 - 前記送信側の伝送局は、複数のシンボルごとに前記第3の伝送信号を送信し、
前記受信側の伝送局は、複数のシンボルごとの受信強度を前記第3の応答信号に含め応答する、
請求項7に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記受信側の伝送局は、電力を供給する前記交流電圧におけるノイズの振幅を観測し、前記交流電圧における一周期中のタイミングごとの、観測された前記ノイズの振幅を前記第3の送信信号に含め応答し、
前記送信側の伝送局は、前記第3の応答信号による前記ノイズの振幅に基づき、前記伝送パラメータの一つである前記交流電圧における一周期中の送信タイミングを決定する、
請求項7に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記受信側の伝送局からの応答信号に基づく情報は、前記送信側の伝送局に接続された制御装置に、蓄積されて記憶される、
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記受信部は、電力を供給する前記交流電圧のノイズの振幅より大きい入力信号を符号化する分解能を有する、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。 - 前記受信側の伝送局は、予め設定された、前記ゼロクロス計数部により計数されたゼロクロスの回数に対応したタイミングで、前記送信側の伝送局から送信された伝送信号に応答する、
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電力線搬送通信システム。 - 電力を供給する交流電圧のゼロクロスに基づくタイミングにて、複数の伝送方式にて伝送信号を送受信する複数の伝送局間において、送受信に係る電力線搬送通信にかかる伝送方式の伝送パラメータを決定させる電力線搬送通信方法であって、
前記送信側の伝送局に、受信側の伝送局に対し複数のキャリア振幅により第2の伝送信号を送信させ、
前記受信側の伝送局に、前記送信側の伝送局から複数のキャリア振幅により送信された前記第2の伝送信号を受信させると共に、複数のキャリア振幅の受信強度を含めた第2の応答信号により応答させ、
前記送信側の伝送局に、前記受信側の伝送局からの前記第2の応答信号が、前記複数のキャリア振幅にて送信した前記第2の伝送信号より受信可能振幅が小さいと判断した場合、送信した複数のキャリア振幅より小さい振幅であり理論下限値より大きい振幅に、キャリア振幅を決定させる、
電力線搬送通信方法。
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