JP6800573B2 - ピロー包装機 - Google Patents

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Description

本発明は物品を連続的に包装するピロー包装機に関するものである。
ピロー包装機とは食品や日用品を包装するラインで使用する包装機の一種であり、主に搬送装置、フィルム供給装置、製袋器、センターシール装置、エンドシール装置から構成されている。
被包装物は搬送装置により搬送され、包装用の帯状フィルムはフィルム供給装置の原反ロールから供給される。製袋器は、被包装物が順次搬送されるのに合わせてフィルム供給装置から供給される帯状フィルムを筒状に製袋する。次いで、製袋器の下流側に配置されるセンターシール装置は、筒状フィルムの両側端縁部を重ね合わせたフィルム重合端をセンターシーラによって加圧、加温(熱シール)する。そしてエンドシール装置は、被包装物の長さに合わせて、被包装物が存在しない部分の筒状フィルムをフィルム幅方向にシールし、カットすることで個別包装を完成させる。
搬送装置にはフィンガーコンベアやオーバーヘッドコンベアなどが使用される。フィンガーコンベアは搬送面と、複数のスプロケットと、これら複数のスプロケットに引っ掛けられて走行する環状チェーンと、この環状チェーンに所定のピッチで取り付けられた複数の押送部材と、動力源となるサーボモーターなどを備えている。フィンガーコンベアによれば、複数の押送部材が所定の間隔で被包装物を押送するので、フィンガーコンベアの下流側に配置される製袋器方向へ、被包装物は所定の間隔で順次供給される。長さが異なる被包装物を搬送するためには、環状チェーンに取り付けた押送部材を着脱させて、押送する被包装物の長さに合わせる方法の他、例えば、特許文献1のように一部の押送部材を搬送面から遠ざける方法などが提案されている。
また、例えば直立するディスク状の物品を複数まとめて搬送し包装する包装機については、製袋器で筒状フィルムを形成した後、筒状フィルムごと被包装物を搬送方向と直角方向に支持し搬送する支持装置が提案されている。具体的には、被包装物が傾倒することを防止するために、支持装置が筒状フィルムの両側に配置されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−48217 特表平11−511715
しかしながら、複数の被包装物を被包装物の一部が互いに重なるようにしてフィンガーコンベアで搬送、包装する場合、押送部材(押送フィンガー、ストッパー)のピッチを変えることでひとまとまりの被包装物群全体の長さを変更することはできるが、一旦フィンガーコンベアの押送部材が退避してしまうと被包装物同士の重なり具合が変化してしまうという欠点を持つ。図5と図6で本課題を説明する。
図5では、従来のピロー搬送機の一部であるフィンガーコンベア2とセンターシール装置9の接続部分を示す。フィンガーコンベア2では、スリット120内を環状チェーン100(図示省略)に取り付けられた押送フィンガー10とストッパー20が矢印方向に走行する。そしてフィンガーコンベア2上において、被包装物群3は押送フィンガー10とストッパー20で位置を定められた状態で矢印方向に搬送される。押送フィンガー10とストッパー20は退避位置Aの位置で搬送面110から退避され、被包装物群3は、フィンガーコンベア2の下流側に配置された製袋器(図示省略)で形成された筒状フィルム50に包まれて、センターシール装置9に搬送される。
搬送中に被包装物群3を構成する個々の搬送物が搬送方向と直角方向にずれてしまうことを防ぐために、センターシール装置9の搬送面110上の両脇には、一対の環状コンベア140a、140bを有する支持装置6が配置される。この環状コンベア140a、140bは、それぞれ支持面160a、160bを備え、被包装物群3を搬送方向と直角方向に挟み込むように支持する。
図6(a)、図6(b)、図6(c)では、押送フィンガー10とストッパー20が搬送面110から退避することにより、搬送方向に互いに重ね合わせた状態でフィンガーコンベア2により搬送されてきた被包装物群3が、どのような影響を受けるかを説明する。
図6(a)では押送フィンガー10とストッパー20で被包装物群3は前後を固定されているため、搬送方向に互いに重ね合わせた状態は崩れない。さてフィンガーコンベア2が動いて、ストッパー20が退避位置Aの位置に到達して搬送面から退避すると、搬送方向下流側への抑えを失った被包装物群3の先頭の被包装物170は、図6(b)のように搬送方向の下流側にずり落ちてしまう。このとき被包装物群3は環状コンベア140a、140bの支持面160a、160bの位置まで到達していないため環状コンベア140a、140bで支持されることは無い。
この状態で被包装物群3を包装すると、被包装物の間隔が不均一となり、美観を悪化させる。また、エンドシール装置の熱シール時において、一対のシーラで製品を噛み込んでしまうことがある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、被包装物群全体の長さを変更することができ、且つ、被包装物群を構成する個々の被包装物相互の位置関係を変えずに搬送、包装することができるピロー包装機を提供しようとするものである。
(1)本発明は、複数の被包装物をひとまとまりの被包装物群として包装するピロー包装機であって、前記被包装物群を連続的に搬送可能なフィンガーコンベアと、搬送方向と直角方向から前記被包装物群に当接し、前記被包装物群とともに前記搬送方向に移動させる支持面を有する支持装置とを備え、前記フィンガーコンベアは、前記被包装物群の先頭の前記被包装物が下流側にずれることを抑えるストッパーと、前記被包装物群における最後尾の前記被包装物が上流側にずれることを抑える押送フィンガーとを有し、前記支持装置は、前記被包装物又は前記被包装物群の長さに応じて前記支持面が前記被包装物群に当接し始める位置を変更可能な位置決め機構を有する、ことを特徴とするピロー包装機を提供する。
(2)本発明は、前記ストッパーと前記押送フィンガーの間との距離を可変とする調整機構をさらに備えることを特徴とする上記(1)に記載のピロー包装機を提供する。
(3)本発明は、前記位置決め機構は、前記ストッパーが前記搬送方向最も先頭にある前記被包装物から退避する位置よりも上流側において、前記支持面の上流端が搬送方向に移動可能とすることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のピロー包装機を提供する。
(4)本発明は、前記被包装物群を構成する前記複数の被包装物は、互いの一部が搬送方向に互いに重ね合わせた状態で包装されること、を特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のピロー包装機を提供する。
(5)本発明は、複数の被包装物をひとまとまりの被包装物群として包装する包装方法であって、下流側をストッパー、上流側を押送フィンガーで挟み込んだ前記被包装物群を搬送し、前記被包装物群を筒状フィルム内に進入させる際、前記ストッパーが退避する前に、前記被包装物又は前記被包装物群の長さに応じて支持面の上流端を該ストッパーの退避位置と同一またはそれよりも上流側に位置調整し、前記筒状フィルムの外側から前記支持面によって下流側から上流側に向かって前記被包装物群を順次保持していき、その後センターシールを行い、最後にエンドシールする包装方法を提供する。
(6)本発明は、前記支持面が、前記被搬送物群を搬送方向下流側に搬送する上記(5)に記載の包装方法を提供する。
本発明のピロー包装機等によれば、被包装物群全体の長さを変更することができ、且つ、被包装物群を構成する個々の被包装物相互の位置関係を変えずに搬送、包装することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明における実施形態に係るピロー包装機の全体概念図である。 (a)は、本発明における実施形態に係る、被搬送物の長さに応じて押送フィンガーとストッパーの距離を調整する調整機構付きフィンガーコンベアの一例の上面図であり、(b)、(c)はその正面図である(ただし搬送面等は省略している)。 (a)、(b)は同ピロー包装機におけるフィンガーコンベアと、支持装置を備えるセンターシール装置の上面図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明の実施形態に係る支持装置の位置決め機構の例を説明する上面図である。 従来のピロー包装機におけるフィンガーコンベアと、支持装置を備えるセンターシール装置の上面図である。 (a)、(b)、(c)は従来のピロー包装機における問題点を示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。ただし図1〜図4は発明を実施する形態の一例であって、図中で同一の符号を付した部分は同一又は類似の装置、部材等を表わす。
本発明の実施形態では,相互にさしみ状に重なり合った複数の被包装物をまとめて一つのかたまりとして包装する際に、フィンガーコンベアのフィンガー間のピッチを変えることで被包装物全体の長さを調節でき、且つ、複数の被包装物相互の位置関係を崩すこと無く搬送し包装することができるよう、フィンガーコンベアの下流近傍にある被包装物を両脇から支持できる位置まで、センターシール装置上の支持装置を移動することができるピロー包装機および包装方法を提供する。
図1は、本実施形態が適用されるピロー包装機1の全体構成図を表したものである。なお、本図および他図において、部材の大きさ、形状、厚みなどを適宜誇張して表現する。
図1に示されるピロー包装機1は、食品や日用品などの被包装物の中でも、複数の被包装物をひとまとまりの被包装物群としてフィルムで連続的に包装するラインで使用される。このとき被包装物群3を構成する個々の被包装物は、前後に複数個並べて直立させても良く、また図1のように、搬送方向の一部が互いに重なり合って斜めに傾いていても良い。このピロー包装機1は、フィンガーコンベア2と、フィルム供給装置4と、製袋器5と、支持装置6と、センターシール装置9と、エンドシール装置7と、制御ユニット(図示省略)などを備えている。なお図1では上方から帯状フィルム30が供給され、被包装物群3を上から包み込んでセンターシールするいわゆる正ピロー包装機を図示している。
これらピロー包装機1の各部は制御ユニットにより統括的に制御される。制御ユニットはCPU、RAMおよびROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUはいわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて様々な機能を実現する。RAMはCPUの作業領域、記憶領域として使用され、ROMはCPUで実行されるオペレーティングシステムやプログラムを記憶する。
フィンガーコンベア2は、フィンガーコンベア2の下流側に配置される製袋器5へ被包装物群3を連続的に矢印方向へ搬送する。具体的にはフィンガーコンベア2は、被包装物群における搬送方向最後尾の被包装物が搬送方向上流側にずれることを抑える押送フィンガー10と、被包装物群における搬送方向先頭の被包装物が搬送方向下流側にずれることを抑えるストッパー20と、押送フィンガー10とストッパー20との間の距離を可変とする調整機構を備えている。距離の調整は例えば環状チェーン100に対して押送フィンガー10とストッパー20を着脱自在に取り付けて、適宜その間隔を調整することでおこなう。
押送フィンガー10とストッパー20との間の距離を可変とする調整機構としては、この他、押送フィンガー10やストッパー20が取り付けられた環状チェーン100ごと交換する方法であっても良く、また押送フィンガー10を取り付けた第1の環状チェーンと、ストッパー20を取り付けた第2の環状チェーンを用意した上で、第1の環状チェーンと第2の環状チェーンの相対位置を変えることで、押送フィンガー10とストッパー20の間の距離を可変とする調整機構であっても良い。
図2において本実施形態に係る上記環状チェーンの相対位置を変える調整機構について詳細に説明する。図2(a)に示すように、フィンガーコンベア2は、搬送面110と、複数の押送フィンガー10と、複数のストッパー20と、搬送面110の下部に設けられた環状チェーン100a、100bと、複数のスプロケット15と、動力源であるサーボモーター25等から構成される。サーボモーター25の回転運動はシャフト35から、シャフト35に固定されたスプロケット15a、15bを通じて環状チェーン100に伝えられる。なお図2(a)では、フィンガーコンベア2の搬送面110の図示を省略している。
本調整機構の例において、フィンガーコンベア2は、環状チェーン100aと環状チェーン100bという2つの環状チェーンを備えている。図2(b)で示すように、環状チェーン100aは、スプロケット15aによって駆動され、押送フィンガー10が所定の間隔で複数個が着脱自在に取り付けられている。この場合押送フィンガー10同士の距離は、図2(a)で示す余裕隙間の距離T1と挟持空間の距離T2を加えた距離である。
図2(c)に示すように、環状チェーン100bは、スプロケット15bによって駆動され、ストッパー20が、押送フィンガー10と同様に、所定の間隔(押送フィンガー10と同一ピッチ)で複数個が着脱自在に取り付けられている。押送フィンガー10とストッパー20において被包装物に接触する部分は、搬送面110に設けられたスリットを通して搬送面110から鉛直上向きに突き出している。
一対のスプロケット15a、15bは、相対位相を変更できるようになっている。具体的には、スプロケット15a、15bの少なくとも一方が、シャフト35に対する固定位相を変更可能となっている。これにより、押送フィンガー10とストッパー20の距離T2が、被包装物群3の長さに合わせて調整される。
図2(c)に示すように、押送フィンガー10(点線による図示)とストッパー20の間の距離がT2だったとする。被包装物群3を固定するために必要な押送フィンガー10とストッパー20の間の距離を、元の距離であるT2よりも短い距離T3に変更する場合には、シャフト35とスプロケット15bの固定を外す。すると環状チェーン100bは、自在に動かすことができるようになる。次にストッパー20を、対となる押送フィンガー10に接近する方向に移動させて、互いの距離がT3となるように位置決めする。この際、ストッパー20を作業者が移動させても良く、環状チェーン100bを動かしても良い。その後、シャフト35とスプロケット15bを固定することで、ストッパー20と押送フィンガー10による挟持空間の距離T3が固定される。
一方、被包装物群3を固定するために必要な押送フィンガー10とストッパー20の間の距離を、元の距離であるT2よりもT4まで長くしたい場合には、上述と同様の手順で、押送フィンガー10とストッパー20の距離を離反させるようにして調整を行う。以上の調整機構を用いれば、環状チェーン100の取り外しといった面倒な作業もなく、被包装物群3の長さに合わせて、押送フィンガー10とストッパー20の間の距離を容易に調整することができる。なおこの例の場合、エンドシールで必要な各被包装物群間の距離を考えなければ、被包装物群3の長さとしては、T1とT2を加えた長さまで調整可能である。
なお、ここではスプロケット15a、15bの固定状態を開放して、一対の環状チェーン100a、100bの回転位相を変更する場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、各環状チェーン100a、100bを別々の駆動機構(例えばモータ)で駆動し、その駆動位相を変更しても良い。また、環状チェーン100a、100b(又はスプロケット15a、15b)の相対位相を、ギヤ等で自在に変更する位相変更機構を組み込むことで、更に簡便に調整できるようにすることも好ましい。
図1の説明に戻る。フィンガーコンベア2の下流側近傍に製袋器5が配置される。製袋器5にはフィルム供給装置4の原反ロール40から帯状フィルム30が供給され、帯状フィルム30は製袋器5により筒状フィルム50に形成される。被包装物群3はフィンガーコンベア2により筒状フィルム50の中に送り込まれる。フィンガーコンベア2の搬送面110の両脇には、搬送方向の直角方向であって搬送面110を挟むような態様で、センターシール装置9上に備えられた支持装置6の上流端が、位置決めされている。
図3は、本実施形態のピロー包装機におけるフィンガーコンベアと、支持装置を備えるセンターシール装置の上面図である。支持装置6は、いわゆるサイドベルトコンベアであり、環状ベルト220a、220bを有する。環状ベルト220a、220bは、被包装物群3と当接する支持面160a、160bを有する。支持装置6は位置決め機構240を備えており(詳細は図示省略)、この位置決め機構240によって、後述する支持面160a、160bの上流端160a1、160b1が搬送方向に移動可能となっている。なお、上流端160a1、160b1は、ストッパー20が搬送方向最も先頭にある被包装物から退避する退避位置Aよりも上流側において任意の位置に位置決めできる。
即ち、支持面160a、160bが被包装物群3と対向する範囲の一部には、ストッパー20が搬送面110から退避する退避位置Aを含む状態となっている。支持装置6は、搬送方向と直角方向から支持面160a、160bを被包装物群3に当接させつつ、支持面160a、160bを被包装物群3とともに搬送方向に移動させる。この構造により、搬送中に被包装物群3を構成する個々の被包装物が搬送方向下流側にずれることを防ぐ。
ここで図4を用いて本実施形態に係る支持装置6の位置決め機構240を詳細に説明する。 まず図4(a)、図4(b)で位置決め機構の第一の例を示す。なお図4(a)、図4(b)では、一対の支持装置6について、一方の環状ベルト220bについて図示を省略している。
第一の例において位置決め機構240は、搬送方向へ互いの位置関係を変えずに同時に移動可能なスプロケット(又はプーリー)250、251から構成される。なお、一方のスプロケット250には、環状ベルト220aが、外周面が凸となる状態で巻き付けられる。他方のスプロケット251には、環状ベルト220aが、外周面が凹となる状態で巻き付けられる。位置決め機構240は、これらのスプロケット250、251を搬送方向に移動させる。結果、支持面160a、160bの上流端160a1、160b1が、搬送方向の調整幅T5の範囲内で移動自在となる。
図4(a)は、上流端160a1、160b1が最も下流側に位置決めされる状態を示す。ここでは、フィンガーコンベア2上の被包装物群3を支持する位置まで支持面160a1は到達していない。
位置決め機構240により、スプロケット250、251を搬送方向上流側に距離T5だけ移動させると、図4(b)に示すように、上流端160a1、160b1を最上流側に位置決めできる。


仮に、スプロケット251が固定されている状態で、スプロケット250を搬送方向上流側に動かすと、支持装置6を構成するベルトはT5の2倍の長さが余計に必要になる。しかし実際には、スプロケット250の移動と連動して、スプロケット251が搬送方向上流側に動くことで、スプロケット251側の移動により環状ベルト220aは、T5の2倍の長さの余裕を生み出す。結果、環状ベルト220a全体の長さを変えなくても、支持面160aの下流端の位置を固定したまま、上流端160a1のみを、フィンガーコンベア2上の被包装物群3を支持できる位置まで到達させることができる(即ち、支持面160aの距離を伸縮させることができる)。
以上の構成により、支持面160aの上流端160a1は、ストッパー20が搬送面110から退避されて被包装物の搬送方向下流側へのずれを抑えられなくなる退避位置Aと同一又はそれよりも上流側において位置調整される。これにより、被包装物又は被包装物群3の長さに応じて、支持面160aが、被包装物群3に当接し始める位置を変更可能となる。支持装置6の環状ベルト220aは、図示していない対となる環状ベルトとともに、搬送方向と直角方向から支持面160aを被包装物群3に当接させつつ、支持面160aを被包装物群3とともに搬送方向に移動させることができる。
次に図4(c)で位置決め機構240の第二の例を示す。第二の例において、支持装置6の環状ベルト220a、220bが、最も下流側の位置にある場合は(二点鎖線参照)、支持面160a、160bの上流端160a1、160b1は、フィンガーコンベア2上に位置する被包装物群3を支持することができない。一方、位置決め機構240により支持装置6の全体を最上流位置まで(即ち、距離T5分だけ)移動させると(実線参照)、支持面160a、160bの上流端160a1、160b1を、フィンガーコンベア2上の被包装物群3が支持できる位置まで到達させることができる。この構造は、支持面160の位置調整が短距離で良い場合に簡便な方法である。
以上図4(a)、図4(b)、図4(c)において位置決め機構240の詳細を説明してきたが、調整可能な距離T5は、ストッパー20が搬送面110から退避される退避位置Aを基準として、搬送方向上流側を含むことが好ましい。具体的には、退避位置Aを基準として押送フィンガー10とストッパー20の間の調整可能な最大距離Tmax分上流側に遡った位置まで含むことが望ましい。このようにすると、上流端160a1、160b1を、距離T5の最上流に位置決めすれば、被包装物群3全体をフィンガーコンベア2上で支持することができる。一方、被包装物の形状によっては、互いの一部が搬送方向に互いに重ね合わせた状態を自ら安定的に維持できる場合もあり得る。その場合、調整可能な距離T5は、退避位置Aを基準として搬送方向上流側に1/2×Tmaxの位置まで遡った範囲を少なくとも含むことが好ましい。
なおフィンガーコンベア2の搬送速度と、支持装置6の搬送速度は同じであることが好ましい。また支持装置6はサイドベルトコンベアであることが好ましいが、他の構成を採用しても良い。サイドベルトコンベアは平ベルトや丸ベルト等が考えられ、複数段設けられても良い。また支持面160a、160bには、弾性体、例えば樹脂製のスポンジ等を備え、被包装物群3を構成する被搬送物を搬送方向の直角方向に付勢しても良い。
図1に戻って本実施形態に係るピロー包装機全体の構造説明を続ける。センターシール装置9は搬送面110に支持装置6を備え、搬送面110の下にセンターシーラ90を備える。センターシーラ90は、ヒータによって加熱されたいわゆるピンチローラであり、筒状フィルム50のフィルム重合端を挟み込みながら回転することで、フィルム重合端を熱シールしながら搬送する。この間、被包装物群3は支持装置6により搬送方向の直角方向に支持されながら搬送方向の下流側に搬送されるので、被包装物群を構成する個々の被包装物相互の位置関係を変えずに搬送、包装することができる。
センターシール装置9の下流側にはエンドシール装置7が配置されるが、エンドシール装置7の下流側に隣接して包装内の空気を抜くためにエア抜きスポンジ60が搬送面110の上方に備えられている。エア抜きスポンジ60は、搬送されてくる筒状フィルム50に包まれた被包装物群3を上から鉛直下向きに抑えつけることにより包装内の空気を搬送方向上流側に押し出すことで包装内の空気を抜く。
エンドシール装置7は被包装物群3の長さに合わせて、被包装物群3が存在しない領域の筒状フィルム50をフィルム幅方向に熱シールして封じ、カットすることで被包装物群3の個別包装を完成させる。そして完成された個別包装体8はエンドシール装置7の下流側に設けられた搬送手段70で搬出される。なおエンドシール装置7はラインの動きを止めないように、シール部分を挟んで熱シールしている間は、搬送方向下流側にラインと同じ速度で動き、熱シールが終了すると上部シーラは上方に、下部シーラは下方に、それぞれ上下に動いた後に搬送方向上流側へ移動して次のシールに備えることを繰り返す、いわゆるボックスモーションを行う。
次に、以上のように構成された本実施形態の動作について図3を用いて説明する
図3(a)は、被包装物群3の先頭を抑えているストッパー20が搬送面110から退避する瞬間を示す。支持装置6の上流端160a1、160b1の搬送方向の位置は、ストッパー20の退避位置Aによりも多少上流側の位置Bに設定されている。ストッパー20が搬送面110から退避する際に、支持装置6は、支持面160a、160bを、被包装物群3の先端(最も下流側)の被包装物に対して搬送方向と直角方向から当接させており、かつ、支持面160a、160bを被包装物群とともに搬送方向に移動させる。結果、ストッパー20が搬送面110から退避しても、予め、支持装置6によって先頭(最も下流側)の被包装物が両側面から挟持されているので、同被包装物が搬送方向下流側にずれることを防ぐことができる。
図3(b)は、被包装物群3の最後尾を抑えている押送フィンガー10が、搬送面110から退避した状態を示す。この状態の場合、支持装置6は、支持面160a、160b(図示省略)を、搬送方向と直角方向から被包装物群3の全体に当接させており、かつ、支持面160a、160bを被包装物群3とともに搬送方向に移動させる。結果、押送フィンガー10が搬送面110から退避しても、予め、支持装置6によって被包装物群3全体が両側面から挟持されているので、とりわけ、最後尾(最も上流側)の被包装物が搬送方向上流側にずれることを防ぐことができる。
以上説明したように本実施形態のピロー包装機によれば、支持装置6がフィンガーコンベア2上の被包装物群3を支持することができるので、被包装物群3を構成する個々の被包装物が互いの位置関係を変えずに搬送、包装される。また、被包装物群3の長さが変更となった場合、ストッパー20と押送フィンガー10の間の距離と、支持装置6の上流端160a1、160b1の位置を自在に調整できるので、目的に合わせた最適な搬送状態を確立することができる。
尚、本発明のピロー包装機は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば上記した実施形態では、ストッパー20と押送フィンガー10が搬送面110から退避する位置として、退避位置Aを仮定していた。しかし押送フィンガー10が搬送面110から退避する第1の位置が、ストッパー20が搬送面110から退避する第2の位置と異なっている場合も考えられる。この場合、支持装置6の上流端160a1、160b1は、第1の位置と第2の位置のうち、搬送方向上流側にある位置と同じ場所又はそれよりさらに上流側に位置決めされることが望ましい。第1の位置が第2の位置よりも搬送方向上流側にある場合、押送フィンガー10の搬送面110から退避したときにも、被包装物群3の最後尾にある被包装物を、搬送方向と直角方向から支持面を被包装物群3に当接させつつ、支持面を被包装物群とともに搬送方向に移動させるためである。こうすれば被搬送物群3の最後尾の被包装物が、搬送方向上流側にずれることを防ぐことができる。
なお、フィンガーコンベア2からエンドシール装置7の直前まで、被包装物群3を構成する個々の被包装物が、互いの位置関係を変えずに搬送、包装されることが望ましい。そのために支持装置6は、搬送方向と直角方向から支持面160a、160bを被包装物群3に当接させつつ、支持面160a、160bを被包装物群3とともに搬送方向に移動させるのに十分な長さを持つことが好ましい。具体的にはフィンガーコンベア2のストッパー20と押送フィンガー10が搬送面110から退避する位置から、エンドシール装置7の直前まで、支持面160a、160bが存在するように、支持装置6の位置決め機構は構成されていることが望ましい。
別の変形例としては、被包装物群3を構成する被包装物は、搬送面110に対して垂直方向に直立して搬送しても良い。この場合、支持装置6はサイドフィンガーコンベアとすることが考えられる。被包装物群の前後にサイドフィンガーを配置して、直立する被包装物群が倒れないように支持する。そして、製品長さに応じて、サイドフィンガーを筒状フィルムの側面に接触させ、その側面を内方に向かって押し込み始める位置を変更できる。またフィンガーコンベア2は上部フィンガーコンベアであっても良い。この場合、包装機は逆ピロー包装機とすることが考えられる。
また別の変形例としては、センターシール装置9はダブルバー式のシール装置でも良い。またエンドシール装置7は回転式のエンドシール装置でも良い。支持装置6の下流端は、エンドシール装置7のシーラに合わせて搬送方向に沿って移動させても良い。更に被包装物を直立させた場合、エンドシール(トップシール)装置において、エンドシーラの上流側の被包装物群の下流側の被包装物と、エンドシーラの下流側の被包装物群の上流側の被包装物とに当接して、互いの搬送方向の移動を規制する製品倒れ防止手段を設けるとよい。
1 ピロー包装機
2 フィンガーコンベア
3 被包装物群
4 フィルム供給装置
5 製袋器
6 支持装置
7 エンドシール装置
8 個別包装体
9 センターシール装置
10 押送フィンガー
15a、15b スプロケット
20 ストッパー
25 サーボモーター
30 帯状フィルム
35 シャフト
40 原反ロール
50 筒状フィルム
60 エア抜きスポンジ
70 搬送手段
80 センターシール部
90 センターシーラ
100 環状チェーン
100a 押送フィンガー用環状チェーン
100b ストッパー用環状チェーン
110 搬送面
120 スリット
140a 環状コンベア
140b 環状コンベア
150 隙間
160 支持面
160a 支持面
160b 支持面
160a1 支持面上流端
160b1 支持面上流端
170 先頭の被包装物
180 最後尾の被包装物
220a環状ベルト
220b環状ベルト
230b環状ベルト
240 調整機構
250 スプロケット
251 スプロケット

Claims (6)

  1. 複数の被包装物をひとまとまりの被包装物群として包装するピロー包装機であって、
    前記被包装物群を連続的に搬送可能なフィンガーコンベアと、
    搬送方向と直角方向から前記被包装物群に当接し、前記被包装物群とともに前記搬送方向に移動させる支持面を有する支持装置とを備え、
    前記フィンガーコンベアは、
    前記被包装物群の先頭の前記被包装物が下流側にずれることを抑えるストッパーと、
    前記被包装物群における最後尾の前記被包装物が上流側にずれることを抑える押送フィンガーとを有し、
    前記支持装置は、前記被包装物又は前記被包装物群の長さに応じて前記支持面が前記被包装物群に当接し始める位置を変更可能な位置決め機構を有する、
    ことを特徴とするピロー包装機。
  2. 前記ストッパーと前記押送フィンガーの間との距離を可変とする調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のピロー包装機。
  3. 前記位置決め機構は、
    前記ストッパーが前記搬送方向の最も先頭にある前記被包装物から退避する位置よりも上流側において、前記支持面の上流端が前記搬送方向に移動可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のピロー包装機。
  4. 前記被包装物群を構成する前記複数の被包装物は、
    互いの一部が前記搬送方向に互いに重ね合わせた状態で包装されること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のピロー包装機。
  5. 複数の被包装物をひとまとまりの被包装物群として包装する包装方法であって、
    下流側をストッパー、上流側を押送フィンガーで挟み込んだ前記被包装物群を搬送し、
    前記被包装物群を筒状フィルム内に進入させる際、前記ストッパーが退避する前に、前記被包装物又は前記被包装物群の長さに応じて支持面の上流端を該ストッパーの退避位置と同一またはそれよりも上流側に位置調整し、
    前記筒状フィルムの外側から前記支持面によって下流側から上流側に向かって前記被包装物群を順次保持していき、
    その後センターシールを行い、最後にエンドシールする包装方法。
  6. 前記支持面は、前記被包装物群を搬送方向下流側に搬送する請求項5に記載の包装方法。
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