JP6800051B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機に関するものである。
ドラム式洗濯機は、筐体内に水を溜める外槽が防振支持され、その外槽内に洗濯兼脱水槽であるドラムがモータを介して回転自在に支持されている。脱水工程時には、ドラムを高速回転させることにより、そのドラム内に収容された洗濯物の脱水が行われる。このとき、ドラム内の洗濯物に片寄り(アンバランス)が発生すると、遠心力の不釣合いにより加振力が生じる。この加振力により、少なくともドラムと外槽とモータとが含まれる振動系が振動し、振動や騒音をもたらす場合がある。そこで、振動抑制のために、この種のドラム式洗濯機は、液体が封入された円環である流体バランサがドラムの開口部近傍に設けられている。流体バランサは、高速脱水時に内蔵液体がアンバランスの反対側に移動することで、アンバランスを相殺し、振動低減を図ることが出来る。
従来技術として特許文献1には、「ドラムに複数の径方向で分離した流体バランサーを設けているため、簡単なダンパー構成で、かつ水槽から重量体をはずし本体の軽量化を図り、さらにドラム内の洗濯容量を確保し、洗濯性能、すすぎ性能および脱水性能を確保したまま脱水振動低減を図ることが出来る」と記載されている。また特許文献2には、「回転ドラム開口部の外周側に流体バランサを外側から内側に向かうように留めることにより回転ドラムに取りつけるバランサ取付ねじが、水槽蓋が着脱可能に取りつけられる水槽の胴体の胴体開口部よりも前側に配置されている。この構成を採用することにより、機器の補修、点検の際に、水槽から回転ドラムを取りださなくても、流体バランサを取り外すことができる。」と記載されている。
特開平4−240488公報 特開2007−330826号公報
洗濯容量をより増加するためには、ドラムの大型化を図る必要がある。ドラムの大型化は、脱水時にアンバランスによる加振力あるいは加振モーメントの増加をもたらす。その結果、脱水時の外槽振動が大きくなり、アンバランス状態によっては異音や騒音などが発生する場合がある。したがって、洗濯容量増加と低振動化を両立するためには、ドラム前側で発生したアンバランスだけでなく、ドラム後側のアンバランスも相殺する必要がある。
上記特許文献1で開示された技術は、流体バランサがドラム内部に複数配されているが、流体バランサの外径よりもドラムの開口径の方が小さい。そのため、ドラム開口部から流体バランサの出し入れが出来ず、流体バランサを取りつけた状態でドラムの組み立てを行う必要がある。複数の部材をかしめ接合や溶接によってドラムを組み立てる際、流体バランサに荷重や熱が伝わり、流体バランサが変形してしまう可能性があった。また、ドラム開口部から流体バランサの着脱が困難であることから、その点検や補修の際には、多くの手間と時間を要した。
また、上記特許文献2で開示された技術は、バランサ取付ねじがドラムの外側から内側に向かうように留められているとともに、水槽の胴体開口部より前側に配置されている。そのため、ドラム後方に流体バランサを着脱可能に設けようとすると、水槽の胴体開口部の位置がドラムの後方となる。その結果、水槽を弾性支持するサスペンションの位置がドラム後方となりバランス良く支えることが困難になったり、あるいは開口部があることで水槽に比べて強度が低い水槽蓋にサスペンションを設けることになる。以上の理由から、従来技術はドラム後方に流体バランサを設けることを考慮しておらず、ドラム後方で発生したアンバランスを相殺することが困難であった。すなわち、上記特許文献2においては、洗濯容量の増加と低振動化の両立を図るのが困難であった。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、洗濯容量の増加に伴いドラムが大型化しても、ドラム後方に設けた流体バランサにより振動を抑制し、ドラム開口部から流体バランサなどの機器の補修や点検も可能な洗濯機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の洗濯機は、前側にドラム開口部を有するドラムと、前側に分割面を有し前記ドラムを収容するための水槽と、前記ドラムの補強部材であるドラムフランジと、前記分割面に着脱可能に取り付けられた槽カバーとからなる外槽と、前記ドラムの前方に設けられて前方バランサと、前記分割面よりも後方位置でドラムに固定された後方バランサと、前記後方バランサをドラムに固定するためのバランサ取付ねじと、を備え、前記バランサ取付ねじは、前記後方バランサより前記ドラムの回転軸側で、前記ドラムフランジに留められ、前記後方バランサの外径が前記ドラムの開口部の内径よりも小さい、構成とする
本発明によれば、洗濯容量の増加に伴いドラムを大型化しても、ドラム後方に設けた流体バランサにより振動を抑制し、ドラム開口部から流体バランサなどの機器の補修や点検も可能となる。
本実施の形態例に係るドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面図である。(実施例1) 本実施の形態例に係るドラム式洗濯機のドラムの部分断面を示す右側面図である。(実施例1) 本実施の形態例に係るドラム式洗濯機のドラムの部分断面を示す右側面図である。(実施例2) 本実施の形態例に係る洗濯機の内部構造を示す右側面図である。(実施例3) 本実施の形態例に係る洗濯機のドラムの部分断面を示す右側面図である。(実施例3) 本実施の形態例に係る洗濯機のドラムの部分断面を示す右側面図である。(実施例4)
以下、本発明の実施の形態例について、適宜図を参照しながら詳細に説明する。
<実施例1>
図1は本実施の形態例におけるドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面図、図2はドラム式洗濯機の内部構造を示す正面図である。図1のZ1は、ドラム21、モータ22、流体バランサ30の回転軸を表す。また図1は紙面手前方向を右、紙面奥行き方向を左、紙面左側を前、紙面右側を後としている。
図1に示すように、ドラム式洗濯機は、外郭を構成する筐体1の略中央に、洗濯物を出し入れするための投入口1aが設けられており、この投入口1aにはドア2を開閉自在に取り付けてある。筐体1の上部にある操作パネル3は、運転を逐次制御するための制御装置4と電気的に接続されており、運転コースの設定や運転状態の表示を行う。筐体1の内部には、水を溜める外槽23と、衣類を収納するためのドラム21と、ドラム21を回転駆動するためのモータ22が設けられている。筐体1の投入口1a、外槽23の開口部23a、ドラム21の開口部21aは連通しており、ドア2を開くことでドラム21内への洗濯物の出し入れが可能となっている。
ドラム21は、開口部21aと背面とを有する略円筒形に形成され、外槽23に内包されている。ドラム21の背面は、シャフト22aを介してモータ22に連結されている。ドラム21は、このモータ22により、左回転(ドラム21の正面から見て反時計回り)と右回転(ドラム21の正面から見て時計回り)の両方向に回転駆動される。ドラム21内周壁には、洗濯物を持ち上げるためのリフタ21bと、脱水のための貫通孔21cが複数設けられている。ドラム21の両端には、円筒状の前方バランサ30と後方バランサ31が設けられている。ドラム21の回転軸Z1は、略水平、または前側が後側よりも高くなるように傾斜されて設けられている。
外槽23は、前面と背面を有する略円筒に形成され、開口部23aのある槽カバー23bと、背面のある水槽23cとに、分割面23dで分割可能である。外槽23は、前面の開口部23aが環状のパッキンであるベローズ26で筺体1の投入口1aと接続されており、ドア2を閉めることで水封される。分割面23dは、外槽23の前後方向の中心よりも前方に配されており、防振部材24が水槽23cに取り付けられた状態で槽カバー23bの取り外しが可能となっている。
外槽23の下側には、外槽23の振動を検出するための振動検出手段25が設けられている。振動検出手段25は、電気的に制御装置4と接続されている。振動検出手段25は分割面23dより後方、すなわち水槽23cに設けてあることで、制御装置4と接続したまま、槽カバー23bが取り外し可能となる。
外槽23の下側には、経路に排水弁13bを有する排水ホース13が排水口13aに接続されている。また、外槽23の正面から見て左側には、給水弁10bと洗剤容器12を経路に有する給水ホース10が接続されており、給水弁10bを開くことで、給水口10aから外槽23内に水の供給が可能となっている。なお、外槽23内の水量は、水位検出手段14によって検出可能となっている。
外槽23の上側には、外槽23の姿勢を保持するための前吊りばね27と、後吊りばね28が設けられている。外槽23の下部には、外槽23とその中に投入された衣類の質量を支えるために、防振部材24が2本設けられ、それらは側面視で前後方向に同一の場所で外槽23に接続されている。
ここで図2は、外槽23の部分断面図である。ドラム21は、開口部21aの強度を保つための補強リング21dと、略円筒形状の胴板21eと、略円板形状の底板21fとで構成される。補強リング21dと胴板21eはかしめ接合部21hで結合され、底板21fと胴板21eはかしめ接合部21iで結合される。底板21fの後方には、補強部材のドラムフランジ21gが設けられ、シャフト22aとドラム取付ねじ22cを介して結合されている。シャフト22aは、水槽23cに軸受22bで回転自在に支持されている。
ドラム21あるいは補強リング21dに対して着脱可能に設けられた前方バランサ30は、封入された液体が流通するための流路30bを有する流体バランサである。前方バランサ30は、開口部30aを有する円環形状である。同様に流路31bを有する後方バランサ31は、複数のバランサ取付ねじ31cにより、分割面23dより後方の位置でドラム21に対して着脱可能に設けられている。後方バランサ31は、内周部31aを有する円環形状である。流路30bと流路31bの内部には、液体を安定させるための凸部が設けられている。なお、後方バランサ31は、洗濯物と擦れて洗浄力が上がるように、ドラム21に向かって表面に凹凸が設けられても良い。特に、回転軸Z1が手前から奥に向かって下がる方向に傾斜している場合は、洗濯物はドラム21の後方に分布し易くなるため、後方バランサ31と洗濯物がより擦れやすくなる。槽カバー23bのZ1軸方向の長さL1は、強度を保つために、水槽23cのZ1軸方向の長さL2以下となることが望ましい。
後方バランサ31は、ドラム21の内側かつ底板21eの近傍に設けるために、後方バランサ31の外径(後バランサ外径D3)が胴板21eの内径(胴板内径D2)よりも小さい。すなわち、ドラム21の開口部21aから後方バランサ31が視認できるため、補修や点検が容易となっている。また、後方バランサ31は、前方バランサ30を外した上で、ドラム21の開口部21aからドラム21内に挿入できるように、後方バランサ外径D3がドラム21の開口径(ドラム開口径D1)よりも小さい。加えて、ドラム21の強度を増加して胴板21eを回転軸Z1方向により延伸できるよう、ドラム開口径D1が胴板内径D2よりも小さい。なお、本実施の形態例においては、ドラム開口径D1と補強リング21dの内径はほぼ同じだが、補強リング21dが設けられていない場合は、ドラム開口径D1と胴板内径D2がほぼ同じとなる。また、前方バランサ30の開口部30aの内径より後バランサ外径D3の方が小さい方が、前方バランサ30を取り外すことなく後バランサ31を開口部30aから挿入できるため、より望ましい。また、胴板内径D2は、胴板21eの最内径に相当する。
ここで、バランサ取付ねじ31cは、ドラム21の開口部21aから着脱可能となるように、ドラム21の内側から外側に向かって留められている。また、バランサ取付ねじ31cは、高速回転時にも安定して後方バランサ31を固定できるように、Z1軸方向とほぼ同じ方向で厚さのあるドラムフランジ21gに留められている。また、バランサ取付ねじ31cは、開口部21aからの視認性が良くなるように、流路31bよりもZ1軸に近い位置で留められている。なお、洗濯物とバランサ取付ねじ31cとが直接擦れるのを防止するために、バランサ取付ねじ31cの表面に保護部材を設けたり、周辺に座ぐりを設けても良い。
上記構成において、その動作を説明する。ドア2を開いてドラム21内に洗濯物を投入し、洗剤容器12内に所定量の洗剤を投入した後、運転を開始させると、まず、洗い工程を実行する。洗い工程において、給水弁10bが開き給水された水は、洗剤容器12および給水ホース10を介して、洗剤と共に外槽23内に入る。この動作を所定時間実行した後、ドラム21が正転、停止、逆転、停止を繰り返す攪拌動作を所定時間実行する。このとき、ドラム21内に収容された洗濯物は、ドラム21内周壁に設けられたリフタ21bによって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるため、洗濯物にはたたき洗いの作用が働いて洗われる。
この動作を所定時間行った後、洗い工程を終了し、脱水工程を実行する。この脱水工程においては、まず排水弁13bが開き、外槽23内の水が排水ホース13を介して機外に排水される。次に、ドラム21を高速回転(例えば、900r/min)させて所定時間回転させることで、洗濯物に含まれる水を脱水する。
この脱水工程を所定時間行った後、給水弁10bが開き給水され、その水は洗剤容器12および給水ホース10を通り、外槽23内に注水され、すすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においては、前述した洗い工程と同様に、正転、停止、反転、停止の動作を繰り返す攪拌動作を所定時間実行する。このとき、洗濯物がドラム21の内周壁に設けられたリフタ21bによって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるため、洗濯物に含まれる洗剤成分が希釈され、すすぎが行われる。なお、乾燥機能を備えたドラム式洗濯乾燥機の場合は、この後に乾燥工程を実行する。
以上のように本実施の形態例においては、前方バランサ30と後方バランサ31を設けることで、ドラム21を大型化した場合においても、前方バランサ30で主に胴板21eの前方で発生したアンバランスを相殺し、後方バランサ31で主に胴板21eの後方で発生したアンバランスを相殺するため、大容量化と低振動化の両立が可能となる。また、後方バランサ外径D3をドラム開口径D1と胴板内径D2よりも小さくすることで、補強リング21dと胴板21eと底板21fとを結合したのちに後方バランサ31の取り付けが可能となり、ドラム21の組み立ての際に後方バランサ31に荷重や熱が加わるのを防止出来る。さらに、外槽23を筐体1から取り外したり、ドラム21を分解することなく、開口部21aから後方バランサ31の挿入が可能となる。そして、バランサ取付ねじ31cがドラム21の内側から外側に向かって留められることで、開口部21aからバランサ取付ねじ31cが目視可能となり、後方バランサ31の着脱がより容易になる。したがって、本実施の形態例においては、洗濯容量の増加に伴いドラム21を大型化しても、後方バランサ31により振動を抑制し、ドラム21の開口部21aから後方バランサ31の補修や点検も可能となる。
なお、本実施の形態例においてはドラム式洗濯機について述べたが、乾燥機能の付いたドラム式洗濯乾燥機でも同様の効果が得られる。また、前方バランサ30と後方バランサ31は、液体が封入された流体バランサについて述べたが、ボールバランサでも良い。
<実施例2>
図3は、第2の実施の形態例における右断面を示す。分割面32dより後方には、変形可能な弾性体で成型された後方バランサ41が設けられている。後方バランサ41は、複数の管で構成され、内周部41aを有する円環形状であり、各管の内部には液体が流通するための流路41bがある。流路41bには、液体を安定させるための凸部が設けられている。また後方バランサ41は、胴板21eの後側で発生したアンバランスをより効率的に相殺するために、後方バランサ41の外径(後方バランサ径D4)がドラム開口径D1よりも大きい。同様に、後方バランサ41は、遠心力が大きくアンバランス相殺効果の大きい外周側の管の径の方が大きい。なお、他の構成と運転制御は、実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によれば、実施例1と同様の効果が得られるとともに、伸縮可能な後方バランサ41を変形させて開口部21aから挿入可能であるため、後方バランサ外径D4をより大きくすることができる。すなわち、より振動の低減が出来るとともに、開口部21aから後方バランサ41の補修や点検も可能となる。
<実施例3>
図4は、第3の実施の形態例における右断面を示す。ドラム51の回転軸Z2は略垂直で、駆動部52を介して外槽53に内包されている。ドラム51の下方には、回転翼51bが設けられ、駆動部52に結合されている。駆動部52は、ドラム51と回転翼51bの回転を次のように動作させることが出来る。一つは、ドラム51を静止させるように係止または自由に回転できるように解放した状態で回転翼51bを繰り返し正逆回転させる動作で、主に衣類を撹拌させる場合に用いる。もう1つは、ドラム51と回転翼51bを一体的に同一方向に回転させる動作で、主に衣類の撹拌と遠心脱水する場合に用いる。
ドラム51の上側には、上方バランサ60が設けられ、第1の実施の形態例における前方バランサ30に相当する。また、ドラム51の下側には、下方バランサ61が設けられ、第1の実施の形態例における後方バランサ31に相当する。なお、他の構成と運転制御は、実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
ここで図5は、外槽53の部分断面図である。外槽53は、開口部53aのある槽カバー53bとモータ52のある水槽53cに分割可能である。分割面53dは、水槽53cの最上端であり、槽カバー53bを取り外した際に水槽53cよりも上側が露出する。ドラム51は、略円筒形状の胴板51eと、略円板形状の底板51fとで構成される。少なくとも底板51fと胴板51eとで囲まれた範囲が、ドラム51の内部であり、洗濯物が存在しうる空間である。
下方バランサ61の外径(下方バランサ外径D6)は、胴板51eの内径(胴板内径D5)よりも小さい。また、下方バランサ外径D6、回転翼51bの外径(回転翼外径D7)よりも大きい。バランサ取付ねじ61cは、回転翼51bよりも下方の位置で、ドラム51の内側から外側に向かって、底板51fに留められている。すなわち、回転翼51bを取り外した状態で、バランサ取付ねじ61cが着脱可能となり、かつ回転翼51bを極力大きく出来るため洗浄力も向上できる。なお、より容易にバランサ取付ねじ61cを着脱するためには、回転翼外径D7よりも外周側にバランサ取付ねじ61cを設ければよい。
上記構成によれば、実施例1と同様の効果が得られるとともに、回転軸Z2が略垂直であっても、ドラム51の開口部51aから下方バランサ61の補修や点検も可能となる。なお、上方バランサ60と下方バランサ61は、液体が封入された流体バランサについて述べたが、ボールバランサでも良い。
<実施例4>
図6は、第4の実施の形態例における右断面を示す。底板71fとドラムフランジ71gの窪み部71hには、後方バランサ81が設けられている。後方バランサ81は、流路81bを内部に備え、バランサ取付ねじ81cで着脱可能に固定されている。窪み部71hは、シャフト22aと略同心円に設けられている。窪み部71hは、前側から見ると、連続した円環形状となっている。後方バランサ81と底板71fのドラム21内部側を向く面の一部は、洗濯物が引っかからないように、滑らかにつながっている方が望ましい。また、窪み部71hは、必ずしも円環形状である必要はなく、後方バランサ81が固定出来れば良い。
バランサ取付ねじ81cは、ドラム21の内側から外側に向かって、底板71fあるいはドラムフランジ71gに着脱可能に複数個所で留められている。バランサ取付ねじ81cの周辺は、より洗濯物が引っかかりにくくなるように、座ぐりやカバーを設ける方が望ましい。
後方バランサ81の外径(後方バランサ外径D8)は、ドラム開口径D1よりも小さく、かつ胴板径D2よりも小さい。なお、他の構成と運転制御は、実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によれば、実施例1と同様の効果が得られるとともに、後方バランサ81が底板71fから突出する部分を小さく出来るため、後方バランサ81によりドラム21内の空間が減少することを防止出来る。加えて、開口部21aから後方バランサ81の補修や点検も可能となる。なお、後方バランサ81は、液体が封入された流体バランサについて述べたが、ボールバランサでも良い。
1 筺体 22 モータ
1a 投入口 22a シャフト
2 ドア 22b 軸受
3 操作パネル 22c ドラム取付ねじ
4 制御装置 23 外槽
10 給水ホース 23a 開口部
10a 給水口 23b 槽カバー
10b 給水弁 23c 水槽
12 洗剤容器 23d 分割面
13 排水ホース 24 防振部材
13a 排水口 25 振動検出手段
13b 排水弁 26 ベローズ
14 水位検知手段 27 前吊りばね
21 ドラム 28 後吊りばね
21a 開口部 30 前方バランサ
21b リフタ 30a 開口部
21c 貫通孔 30b 流路
21d 補強リング 31 後方バランサ
21e 胴板 31a 内周部
21f 底板 31b 流路
21g ドラムフランジ 31c バランサ取付ねじ
21h かしめ接合部
21i かしめ接合部

Claims (2)

  1. 前側にドラム開口部を有するドラムと、
    前側に分割面を有し前記ドラムを収容するための水槽と、
    前記ドラムの補強部材であるドラムフランジと、
    前記分割面に着脱可能に取り付けられた槽カバーとからなる外槽と、
    前記ドラムの前方に設けられて前方バランサと、
    前記分割面よりも後方位置でドラムに固定された後方バランサと、
    前記後方バランサをドラムに固定するためのバランサ取付ねじと、を備え、
    前記バランサ取付ねじは、前記後方バランサより前記ドラムの回転軸側で、前記ドラムフランジに留められ、
    前記後方バランサの外径が前記ドラムの開口部の内径よりも小さいことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1において、
    前記バランサ取付ねじが、前記ドラムの内側から外側に向かうように留められることを特徴とする洗濯機。
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