JP6799610B2 - 無線端末及び基地局 - Google Patents

無線端末及び基地局 Download PDF

Info

Publication number
JP6799610B2
JP6799610B2 JP2018549056A JP2018549056A JP6799610B2 JP 6799610 B2 JP6799610 B2 JP 6799610B2 JP 2018549056 A JP2018549056 A JP 2018549056A JP 2018549056 A JP2018549056 A JP 2018549056A JP 6799610 B2 JP6799610 B2 JP 6799610B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
data unit
tbs
processor
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018549056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018084202A1 (ja
Inventor
裕之 安達
裕之 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2018084202A1 publication Critical patent/JPWO2018084202A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6799610B2 publication Critical patent/JP6799610B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/02Data link layer protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/04Network architectures or network communication protocols for network security for providing a confidential data exchange among entities communicating through data packet networks
    • H04L63/0428Network architectures or network communication protocols for network security for providing a confidential data exchange among entities communicating through data packet networks wherein the data content is protected, e.g. by encrypting or encapsulating the payload
    • H04L63/0485Networking architectures for enhanced packet encryption processing, e.g. offloading of IPsec packet processing or efficient security association look-up
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/02Protecting privacy or anonymity, e.g. protecting personally identifiable information [PII]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • H04W28/065Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information using assembly or disassembly of packets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/27Transitions between radio resource control [RRC] states

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、無線端末及び基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)におけるユーザプレーンの無線プロトコル構造では、PHY(Physical)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤのそれぞれが、規定された機能を実行する。
3GPP技術仕様書「TS36.300 V13.5.0」 2016年9月29日
一の実施形態に係る無線端末は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、上りリンクグラントを基地局から受け取る前に、RLCレイヤからMACレイヤへデータユニットを送り、所定のトランスポートブロックサイズを決定するための前記上りリンクグラントを前記基地局から受け取り、前記MACレイヤにおいて、前記所定のトランスポートブロックサイズに応じて前記データユニットを結合又は分割することにより、トランスポートブロックを生成し、前記生成されたトランスポートブロックをPHYレイヤを経由して前記基地局へ送信し、かつ、前記プロセッサは、トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記基地局から受け取るよう構成される。前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である。
一の実施形態に係る基地局は、無線端末と通信するよう構成された基地局である。前記基地局は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記無線端末へ送信し、かつ所定のトランスポートブロックサイズを決定するための上りリンクグラントを送信するよう構成される。前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である。
図1は、移動通信システムの構成を示す図である。 図2は、無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図3は、UE100のブロック図である。 図4は、BS200のブロック図である。 図5は、動作例1を説明するためのシーケンス図である。 図6は、動作例1を説明するための図である。 図7は、動作例2を説明するためのフローチャートである。 図8は、動作例3を説明するためシーケンス図である。 図9は、動作例4を説明するための図である。 図10は、動作例5を説明するための図である。
[実施形態の概要]
一の実施形態に係る無線端末は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、上りリンクグラントを基地局から受け取る前に、RLCレイヤからMACレイヤへデータユニットを送り、所定のトランスポートブロックサイズを決定するための前記上りリンクグラントを前記基地局から受け取り、前記MACレイヤにおいて、前記所定のトランスポートブロックサイズに応じて前記データユニットを結合又は分割することにより、トランスポートブロックを生成し、前記生成されたトランスポートブロックをPHYレイヤを経由して前記基地局へ送信し、かつ、前記プロセッサは、トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記基地局から受け取るよう構成される。前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である。
前記プロセッサは、前記TBS情報に基づいて、前記上りリンクグラントを受け取る前に、前記データユニットを結合又は分割するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、前記最低保証値の整数倍のリソース量を示すリソース割り当てを前記基地局から受け取るよう構成されてもよい。
前記TBS情報は、論理チャネル識別子毎に決定されてもよい。
前記TBS情報は、トラフィックの種別毎に決定されてもよい。
前記TBS情報は、QoS(Quality of Service)毎に決定されてもよい。
前記プロセッサは、前記基地局から複数のTBS情報を受け取り、前記複数のTBS情報のうち、前記所定のトランスポートブロックサイズ以下の最低保証値を有するTBS情報を選択し、かつ、前記選択されたTBS情報に関連付けられた所定情報に基づいて、前記優先的に処理すべきデータユニットを選択するよう構成されてもよい。前記所定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及び、QoS(Quality of Service)の少なくともいずれかであってもよい。
前記上りリンクグラントは、優先的に処理すべきデータユニットを指定する指定情報を含んでもよい。前記指定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及びQoS(Quality of Service)の少なくともいずれかであってもよい。
前記プロセッサは、PDCPレイヤの代わりに、前記MACレイヤにおいて、下りリンクのデータユニットに対して、ハードウェア処理であるデサイファリングを実行し、かつ、前記PDCPレイヤにおいて、上りリンクのデータユニットに対して、前記ハードウェア処理であるサイファリングを実行するよう構成されてもよい。
一の実施形態に係る基地局は、無線端末と通信するよう構成された基地局である。前記基地局は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記無線端末へ送信し、かつ所定のトランスポートブロックサイズを決定するための上りリンクグラントを送信するよう構成される。前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である。
前記プロセッサは、前記最低保証値の整数倍のリソース量を示すリソース割り当てを前記無線端末へ送信するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、論理チャネル識別子毎に前記TBS情報を決定するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、トラフィックの種別毎に前記TBS情報を決定するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、QoS(Quality of Service)毎に前記TBS情報を決定するよう構成されてもよい。
前記プロセッサは、複数のTBS情報を前記無線端末へ送信するよう構成されてもよい。前記複数のTBS情報のそれぞれは、所定情報に関連付けられてもよい。
前記所定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及び、QoS(Quality of Service)の少なくともいずれかであってもよい。
前記上りリンクグラントは、優先的に送信すべきデータユニットを指定する指定情報を含んでもよい。前記指定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及びQoS(Quality of Service)の少なくともいずれかであってもよい。
[実施形態]
(移動通信システム)
移動通信システムについて説明する。図1は、移動通信システムの構成を示す図である。移動通信システムの一例として、LTEシステムを例に挙げて説明する。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、通信装置(無線端末)に相当する。UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、セル(後述するBS200)と無線通信を行う。UE100の構成は後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、BS(BASE STATION)200を含む。eNB200は、基地局に相当する。BS200は、例えば、eNB200(evolved Node−B)である。BS200は、UE100と無線通信を実行可能なノードであってもよい。例えば、BS200は、gNBであってもよい。BS200は、X2インターフェイスを介して相互に接続されてもよい。BS200の構成は後述する。
BS200は、1又は複数のセルを管理する。BS200は、BS200が管理するセルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。BS200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、「データ」と称することがある)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用されてもよい。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、E−UTRAN10と共にネットワークを構成してもよい。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)300、及びSGW(Serving Gateway)400を含む。
MME300は、例えば、UE100に対する各種モビリティ制御を行う。SGW400は、例えば、データの転送制御を行う。MME300及びSGW400は、S1インターフェイスを介してBS200と接続される。
図2は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図2に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層(レイヤ1)乃至第3層(レイヤ3)に区分されている。第1層は、物理(PHY)層(物理レイヤ)である。第2層(レイヤ2)は、MAC(Medium Access Control)層(MACレイヤ)、RLC(Radio Link Control)層(RLCレイヤ)、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層(PRCPレイヤ)を含む。第3層(レイヤ3)は、RRC(Radio Resource Control)層(RRCレイヤ)を含む。
物理レイヤは、符号化・復号化、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとBS200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMACレイヤとBS200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。BS200のMACレイヤは、スケジューラ(MAC スケジューラ)を含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとBS200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化(サイファリング)・復号化(デサイファリング)を行う。
RRCレイヤは、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとBS200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとBS200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は、RRCコネクティッド状態である。UE100のRRCとBS200のRRCとの間にRRC接続がない場合、UE100は、RRCアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、例えば、セッション管理及びモビリティ管理を行う。
(無線端末)
実施形態に係るUE100(無線端末)について説明する。図3は、UE100のブロック図である。図3に示すように、UE100は、レシーバ(Receiver:受信部)110、トランスミッタ(Transmitter:送信部)120、及びコントローラ(Controller:制御部)130を備える。レシーバ110とトランスミッタ120とは、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ110は、コントローラ130の制御下で各種の受信を行う。レシーバ110は、アンテナを含む。レシーバ110は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ110は、ベースバンド信号をコントローラ130に出力する。
トランスミッタ120は、コントローラ130の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ120は、アンテナを含む。トランスミッタ120は、コントローラ130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ130は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ130は、UE100における各種の制御を行う。コントローラ130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPU(Central Processing Unit)とを含む。ベースバンドプロセッサは、例えば、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号化を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより、各種の処理を行う。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号化を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
UE100は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を備えていてもよい。GNSS受信機は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信できる。GNSS受信機は、GNSS信号をコントローラ130に出力する。UE100は、UE100の位置情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)機能を有していてもよい。
本明細書では、UE100が備えるレシーバ110、トランスミッタ120及びコントローラ130の少なくともいずれかが実行する処理を、便宜上、UE100が実行する処理(動作)として説明する。
(基地局)
実施形態に係るBS200(基地局)について説明する。図4は、BS200のブロック図である。図4に示すように、BS200は、レシーバ(受信部)210、トランスミッタ(送信部)220、コントローラ(制御部)230、及びネットワークインターフェイス240を備える。トランスミッタ210とレシーバ220は、一体化されたトランシーバ(送受信部)であってもよい。
レシーバ210は、コントローラ230の制御下で各種の受信を行う。レシーバ210は、アンテナを含む。レシーバ210は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換する。レシーバ210は、ベースバンド信号をコントローラ230に出力する。
トランスミッタ220は、コントローラ230の制御下で各種の送信を行う。トランスミッタ220は、アンテナを含む。トランスミッタ220は、コントローラ230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換する。トランスミッタ220は、無線信号をアンテナから送信する。
コントローラ230は、BS200における各種の制御を行う。コントローラ230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPUとを含む。ベースバンドプロセッサは、例えば、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号化等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各種の処理及び上述した各種の通信プロトコルを実行する。
ネットワークインターフェイス240は、X2インターフェイスを介して隣接BS200と接続される。ネットワークインターフェイス240は、S1インターフェイスを介してMME300及びSGW400と接続される。ネットワークインターフェイス240は、例えば、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に使用される。
本明細書では、BS200が備えるトランスミッタ210、レシーバ220、コントローラ230、及びネットワークインターフェイス240の少なくともいずれかが実行する処理を、便宜上、BS200が実行する処理(動作)として説明する。
(実施形態に係る動作)
実施形態に係る動作について、動作例1−5を例に挙げて説明する。
(A)動作例1
動作例1について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、動作例1を説明するためのシーケンス図である。図6は、動作例1を説明するための図である。
図5に示すように、ステップS110において、BS200は、TBS情報(TBS Info.)をUE100へ送信する。
TBS情報は、トランスポートブロックサイズ(TBS)の最低保証値を示す。動作例1では、BS200は、UE100に対して、上りリンクグラント(ULグラント)により最低保証値以上のTBSを通知する。TBS情報は、最低保証値のインデックスであってもよい。
BS200は、TBS情報を個別シグナリング(例えば、RRC再設定メッセージ、DCI(Downlink Control Information)など)により、UE100へ送信してもよい。BS200は、TBS情報をブロードキャストシグナリング(例えば、SIB(System Information Block))/グループキャストシグナリングにより、UE100へ送信してもよい。
ステップS120において、UE100は、オフライン処理を実行する。オフライン処理は、ULグラントをBS200から受け取る前に予め実行される処理である。オフライン処理は、ULグラントをBS200から受け取る前に終了する。
図6に示すように、既存技術では、オフライン処理として、PDCPレイヤにおいて、RoHC(Robust Header Compression)処理、Integrity Protection処理及びCiphering(サイファリング)処理が実行される。PDCPレイヤにおいて処理されたデータユニット(PDCP PDU(Protocol Data Unit))は、RLCレイヤへ送られる。RLCレイヤにおいて、UE100がULグラントを受け取るまで、データユニットの処理を中断する。
一方、本動作例では、オフライン処理として、既存技術と同様の動作が実行される。さらに、オフライン処理として、RLCレイヤにおいて、データユニット(PDCP PDU/RLC SDU(Service Data Unit))の分割(Segmentation)が実行される。
RLCレイヤでは、ULグラントをBS200から受け取る前に、TBS情報に基づいて、データユニットの分割及び/又は結合(Concatenation)が実行されてもよい。データユニットは、最低保証値を超えないサイズに、分割されてもよい。データユニットは、最低保証値と同じサイズ又は最低保証値よりも大きいサイズに分割されてもよい。
オフライン処理として、ULグラントをBS200から受け取る前に、RLCレイヤからMACレイヤへ、RLCレイヤで処理されたデータユニット(RLC PDU/MAC SDU)が送られる。
オフライン処理として、MACレイヤでは、ULグラントをBS200から受け取る前に、データユニット(MAC SDU)毎のMACヘッダ(MACサブヘッダ)を生成してもよい。
図5に戻る。ステップS130において、BS200は、ULグラントをUE100へ送信する。ULグラントは、UE100が所定のTBSを決定するために用いられる。
ULグラントは、所定のTBSを示す情報(例えば、TBSインデックス)が含まれていてもよい。所定のTBSは、最低保証値以上の値である。
ULグラントは、送信用のリソース割り当て(Resources)を含んでいてもよい。BS200は、最低保証値の整数倍のリソース量の無線リソースをUE100へ割り当ててもよい。BS200は、最低保証値の整数倍のリソース量を示すリソース割り当てをUE100へ送信してもよい。
UE100は、ULグラントの受信に応じて、ステップS140の処理を開始する。
ステップS140において、UE100は、オンライン処理を開始する。オンライン処理は、ULグラントを受け取ったことに応じて開始する処理である。
図6に示すように、既存技術では、オンライン処理として、PHYレイヤは、ULグラントをMACレイヤへ送る。MACレイヤは、パケットサイズ(例えば、所定のTBS)をRLCレイヤへ送る。RLCレイヤでは、パケットサイズに応じて、データユニット(PDCP PDU/RLC SDU(Service Data Unit))の分割及び/又は結合が実行される。RLCレイヤからMACレイヤへ処理されたデータユニット(RLC PDU/MAC SDU)が送られる。
MACレイヤにおいて、データユニットは、LCP(Logical Channel Prioritization)処理、MACヘッダ生成処理、データユニット(MAC SDU)結合処理、及びMAC CE(Control Element)付与処理が実行される。これにより、トランスポートブロック(MAC PDU)が生成される。MACレイヤからPHYレイヤへトランスポートブロックが送られる。
一方、本動作例では、オフライン処理として、LCP処理、MACヘッダ生成処理、データユニット(MAC SDU)結合処理、及びMAC CE付与処理を実行する。
MACレイヤは、必要に応じて、データユニットの分割を実行してもよい。MACレイヤは、生成されるトランスポートブロックが所定のTBSを超えないように、データユニットを分割してもよい。
MACレイヤは、必要に応じて、データユニットの結合(Concatenation)を実行してもよい。この結合処理は、既存のMACレイヤで実行されるトランスポートブロックを生成するための結合ではなく、RLCレイヤにおいて行われる結合処理と同様の結合である。この結合処理で結合された1つのデータユニット(RLC PDU/MAC SDU)は、1つのMACサブヘッダが生成される。一方、既存のMACレイヤでの結合処理は、結合したデータユニット(RLC PDU/MAC SDU)の数のMACサブヘッダが生成される。
MACレイヤでは、必要に応じて、データユニット(MAC SDU)毎のMACヘッダ(MACサブヘッダ)が生成されてもよい。例えば、データユニットの分割/結合によりデータユニットの数の変更に応じて、MACヘッダ(MACサブヘッダ)が生成されてもよい。
MACレイヤにおいて、ULグラントの受信前に、TBS情報に基づいて、データユニットの結合及び/又は分割が実行されてもよい。
所定のTBSは、最低保証値以上であるため、RLCレイヤにおいて、データユニットが最低保証値未満のサイズに分割されていた場合には、MACレイヤにおいて、データユニットの分割処理を省略することができる。
RLCレイヤにおいて、データユニットが最低保証値以上のサイズに分割されていた場合には、結合すべきデータユニットの数が少ない。後述するように、MACレイヤにおいて、個々のデータユニットに対してサイファリング(Ciphering)を実行する場合、処理量の増加を低減できる。その結果、オーバヘッドの増加を抑制できる。
MACレイヤでは、所定のTBSに合わせるために、必要に応じて、データユニットにパディングを付加することにより、トランスポートブロックを生成してもよい。
MACレイヤにおいて、上記各処理を実行することにより、所定のTBSを超えないサイズを有するトランスポートブロックが生成される。MACレイヤからPHYレイヤへ生成されたトランスポートブロックが送られる。
図5に戻る。ステップS150において、UE100は、データ(トランスポートブロック)をBS200へ送信する。
具体的には、PHYレイヤにおいてトランスポートブロックを符号化する。UE100は、符号化されたトランスポートブロックをBS200へ送信する。これにより、生成されたトランスポートブロックがPHYレイヤを経由してBS200へ送信される。
UE100は、ULグラントにより割り当てられた無線リソース(リソース割り当て)を用いて、データをBS200へ送信する。所定のTBSが最低保証値の整数倍である場合、eNB200が、最低保証値の整数倍のリソース量の無線リソースをUE100へ割り当てることにより、無線リソースを有効に活用することができる。
以上のように、UE100でのオフライン処理の対象を増加させることにより、ULグラントを受け取ってからデータをBS200へ送信するまでの時間を短縮できる。UE100は、TBS情報に基づいて、データユニットの分割/結合を実行することにより、オンライン処理に必要な時間を短縮したり、UE100の処理負荷を低減できる。
(B)動作例2
動作例2について、図7を用いて説明する。図7は、動作例2を説明するためのフローチャートである。上述で説明した内容と同様の説明は省略する。
図7に示すように、ステップS210において、BS200は、所定の情報毎にTBS情報(TBSの最低保証値)を決定する。
BS200は、論理チャネル識別子(LCID)毎にTBS情報(最低保証値)を決定してもよい。例えば、BS200は、LCID♯1により送信されるトランスポートブロックの最低保証値をxに決定してもよい。BS200は、LCID♯2により送信されるトランスポートブロックの最低保証値をyに決定してもよい。
BS200は、例えば、トラフィック種別毎にTBS情報(最低保証値)を決定してもよい。例えば、BS200は、トラフィック毎の許容遅延量に応じて、TBS情報を決定してもよい。BS200は、許容遅延量が所定値以上のトランスポートブロック(トラフィック)の最低保証値をxに決定してもよい。BS200は、許容遅延量が所定値未満のトランスポートブロック(トラフィック)の最低保証値をyに決定してもよい。例えば、BS200は、トラフィック毎の所望ビットレートに応じて、TBS情報(最低保証値)を決定してもよい。BS200は、所望ビットレートが高いほど、最低保証値を大きくしてもよい。すなわち、BS200は、所定値以上の所望ビットレートのトラフィックに対しては、所定値よりも大きい最低保証値を関連付けてもよい。BS200は、所望ビットレートが低いほど、最低保証値を小さくしてもよい。すなわち、BS200は、所定値未満の所望ビットレートのトラフィックに対しては、所定値よりも小さい最低保証値を関連付けてもよい。これにより、UE100は、ULグラントに基づくTBSが小さくても、当該TBSは最低保証値以上であるため、所望ビットレートを満たしたトラフィックを伝送できる。
BS200は、QoS(Quality of Service)毎にTBS情報(最低保証値)を決定してもよい。例えば、BS200は、QoSクラス(優先レベル、パケット遅延、パケットロス率)に応じて、TBS情報を決定してもよい。BS200は、例えば、優先度が高いほど、最低保証値を小さくしてもよい。すなわち、BS200は、優先度が高いトラフィックに対して、所定値よりも小さい最低保証値を関連付けてもよい。BS200は、優先度が低いほど、最低保証値を大きくしてもよい。すなわち、BS200は、優先度が低いトラフィックに対して、所定値以上の最低保証値を関連付けてもよい。これにより、UE100は、ULグラントに基づくTBSが小さくても、オンライン処理に基づく分割を行うことなく、優先度が高いトラフィックを送信できる可能性が高くなる。その結果、優先度の高いトラフィックの送信遅延を低減できる。
BS200は、所定情報と決定したTBS情報とを関連付ける。BS200は、所定情報とTBS情報との関連付けを示すTBSリストを生成してもよい。BS200は、QoS毎にTBS情報を決定した場合、QCI(QoS Class Identifier)とTBS情報とを関連付けてもよい。
BS200は、TBS情報を1つの種類の所定情報に関連付けてもよい。BS200は、TBS情報を複数の種類の所定情報(例えば、LCID及びQoS)に関連付けてもよい。
ステップS220において、BS200は、所定情報と関連付けられた複数のTBS情報(例えば、TBSリスト)をUE100へ送信する。UE100は、複数のTBS情報を受け取る。ステップS220は、ステップS110に対応する。
UE100は、TBS情報に関連付けられた所定情報に基づいて、データユニットの処理を実行してもよい。UE100は、例えば、所定のQoSに対応するデータユニットを、所定のQoSに対応付けられた最低保証値に基づいて、分割(結合)してもよい(S120参照)。
ステップS230において、UE100は、複数のTBS情報のうち、所定のTBS以下の最低保証値を有するTBS情報を選択する。例えば、UE100は、ULグラントにより示される所定のTBS以下の最低保証値を有するTBS情報を選択する。
最低保証値が所定のTBSよりも大きい場合、データユニットのサイズが所定のTBSよりも大きい可能性がある。データユニットのサイズが所定のTBSよりも大きい場合には、データユニットを分割しなければならない。UE100は、所定のTBS以下の最低保証値を有するTBS情報を選択することにより、データユニットの分割を回避することができる。
ステップS240において、UE100は、TBSリストに基づいて、選択したTBS情報に関連付けられた所定情報(LCID/トラフィック種別/QoS)に基づいて、優先的に処理すべきデータユニットを選択する。
UE100は、選択したTBS情報にLCIDが関連付けられている場合には、関連付けられたLCIDに対応付けられたデータユニットを処理すべきデータユニットとして選択する。UE100は、選択したTBS情報にトラフィック種別が関連付けられている場合には、関連付けられたトラフィック種別に対応付けられたデータユニットを処理すべきデータユニットとして選択する。UE100は、選択したTBS情報にQoSが関連付けられている場合には、関連付けられたQoSに対応付けられたデータユニットを送信すべきデータユニットとして選択する。
UE100は、選択したデータユニットを優先的に処理する(S140参照)。UE100は、処理されたデータユニットを優先的にBS200へ送信する。
(C)動作例3
動作例3について、図8を用いて説明する。図8は、動作例3を説明するためシーケンス図である。上述で説明した内容と同様の説明は省略する。
図8において、ステップS310及びS320は、ステップS110及びS120に対応する。
ステップS330において、BS200は、ULグラントをUE100へ送信する。ULグラントは、優先的に処理すべきデータユニットを指定する指定情報(Designation Info.)を含んでいてもよい。
指定情報は、例えば、LCID、トラフィック種別、及びQoS(又はQCI)の少なくともいずれかである。
ステップS340において、UE100は、指定情報に基づいて、データユニットを処理する。
UE100は、指定情報により所定のLCID(例えば、LCID♯1)が指定された場合、所定のLCIDに対応付けられたデータユニットを優先的に処理する。
UE100は、指定情報により所定のトラフィックが指定された場合、所定のトラフィックに対応付けられたデータユニットを優先的に処理する。
UE100は、指定情報により所定のQoSが指定された場合、所定のQoSに対応付けられたデータユニットを優先的に処理する。
UE100は、優先的に処理されたデータユニットを優先的に送信することができる。
UE100は、指定情報に基づく優先処理をLCP処理に基づく優先処理よりも優先してもよい。すなわち、UE100は、指定情報に基づくデータユニットの論理チャネルへ優先的に無線リソースを割り当ててもよい。UE100は、残りのデータユニットに対して、LCP処理に従って、論理チャネルへ無線リソースを割り当ててもよい。これにより、UE100は、LCP処理に基づく優先度と異なる優先度でデータユニットを処理(送信)を実行できる。その結果、BS200(ネットワーク)は、データユニットの優先順位を自由に変更することができる。
ステップS350は、ステップS150に対応する。
(D)動作例4
動作例4について図9を用いて説明する。図9は、動作例4を説明するための図である。
図9(左図)に示すように、UE100は、BS200から下りリンクパケット(DLパケット)を受信した場合、PHYレイヤにおいて、CPUとは異なる処理部により、DLパケットのデコードが実行される。デコードは、ハードウェア処理である。
PHYレイヤからMACレイヤへデコードされたDLパケット(データユニット:MAC PDU)が送られる。
MACレイヤにおいて、PHYレイヤからのデータユニット(MAC PDU)のデサイファリングが実行される。すなわち、MACレイヤにおいて、CPUとは異なる処理部により、データユニットのデサイファリング(復号化)が実行される。デサイファリングは、ハードウェア処理である。
MACレイヤにおいて、PDCPレイヤの代わりに、デサイファリング(復号化)が実行される。PDCPレイヤにおけるデサイファリングは、省略される。従って、MACレイヤ以後の処理では、CPUでのみデータユニットの処理が可能である。すなわち、MACレイヤ以後のレイヤにおける処理は、ソフトウェア処理である。
PHYレイヤとPDCPレイヤのそれぞれで、ハードウェア処理を実行した場合、ハードウェア処理、ソフトウェア処理、ハードウェア処理の順に実行される。この場合に比べて、PHYレイヤとMACレイヤとでハードウェア処理をまとめて実行した場合、UE100の処理負荷を低減できる。
UE100は、上りリンクにおいても、MACレイヤにおいて、同様にサイファリング(暗号化)を実行してもよい。
図9(右図)に示すように、PDCPレイヤでは、サイファリング(ハードウェア処理)を省略する。
MACレイヤにおいて、上りリンクのデータユニットに対して、サイファリングを実行する。
UE100は、MACレイヤにおいて生成したトランスポートブロック(MAC PDU)に対して、サイファリングを実行してもよい(オンライン処理)。UE100は、eNB200からULグラント(DCI)を受け取る前に、データユニット(MAC SDU)に対して、サイファリングを実行してもよい(オフライン処理)。例えば、UE100は、最低保証値が通知(設定)されている場合、データユニット(MAC SDU)を分割せずに送信可能であるため、オフライン処理においてサイファリングを実行してもよい。
その後、PHYレイヤにおいて、ハードウェア処理(符号化)が実行される。これにより、UE100の処理負荷を低減できる。
eNB200も、UE100と同様にして、PDCPレイヤにおけるサイファリング/デサイファリングを省略してもよい。eNB200は、MACレイヤにおいてサイファリング/デサイファリングを実行してもよい。
(E)動作例5
動作例5について図10を用いて説明する。図10は、動作例5を説明するための図である。
図10(左図)に示すように、UE100は、動作例4と同様に、PDCPレイヤの代わりに、MACレイヤにおいて、下りリンクのデータユニットに対して、デサイファリングを実行してもよい。
一方、UE100は、PDCPレイヤにおいて、上りリンクのデータユニットに対して、サイファリングを実行してもよい。オフライン処理としてサイファリングが実行されるため、ULグラントを受信してから送信するまでの遅延を低減することができる。
eNB200は、UE100と同様にして、MACレイヤにおいて、上りリンクのデータユニットに対して、デサイファリングを実行してもよい。一方、eNB200は、PDCPレイヤにおいて、下りリンクのデータユニットに対して、サイファリングを実行してもよい。
[その他の実施形態]
上述した実施形態によって、本出願の内容を説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本出願の内容を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態に係る動作(動作例)は、適宜組み合わせて実行されてもよい。上述した各シーケンスにおいて、必ずしも全ての動作が必須の構成ではない。例えば、各シーケンスにおいて、一部の動作のみが実行されてもよい。
例えば、BS200は、UE100のケイパビリティ(能力)に応じて、UE100に動作例4(又は動作例5)の動作を実行させるか否かを判定してもよい。例えば、UE100は、MACレイヤにおけるサイファリング/デサイファリンクが可能か否かを示す能力情報をBS200へ送信できる。BS200は、当該能力情報に基づいて、判定できる。
BS200は、UE100がMACレイヤにおけるデサイファリングが可能である場合、動作例4(又は動作例5)の動作を指示するための情報をUE100へ送信してもよい。BS200は、UE100がMACレイヤにおけるデサイファリングが可能であり、かつMACレイヤにおけるサイファリング動作が不能である場合、動作例5の動作を指示するための情報をUE100へ送信してもよい。BS200は、UE100がMACレイヤにおけるサイファリング/デサイファリングが不能である場合、動作例4又は5の動作を指示するための情報の送信を省略してもよい。BS200は、PDCPレイヤにおけるサイファリング/デサイファリングを指示するための明示的な情報を送信してもよい。
BS200は、指示するための情報を個別シグナリング(例えば、RRC再設定メッセージ、DCI(Downlink Control Information)など)により、UE100へ送信してもよい。BS200は、指示するための情報をブロードキャストシグナリング(例えば、SIB(System Information Block))/グループキャストシグナリングにより、UE100へ送信してもよい。UE100は、指示するための情報に基づいて、サイファリング/デサイファリングをMACレイヤで実行するかPDCPレイヤで実行するかを決定できる。
上述した実施形態では特に触れていないが、上述した各ノード(UE100、BS200など)のいずれかが行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びBS200のいずれかが行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
上述した実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本出願に係る内容を適用してもよい。
日本国特許出願第2016−216768号(2016年11月4日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。

Claims (16)

  1. 無線端末であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    上りリンクグラントを基地局から受け取る前に、トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記基地局から受け取り、
    前記上りリンクグラントを受け取る前に、RLCレイヤにおいて、前記TBS情報に基づいて、前記最低保証値以下のサイズを有するデータユニットを生成し、前記生成されたデータユニットをMACレイヤへ送り、
    定のトランスポートブロックサイズを示す前記上りリンクグラントを前記基地局から受け取り、
    前記MACレイヤにおいて、前記所定のトランスポートブロックサイズに応じて前記データユニットを処理することにより、トランスポートブロックを生成し、
    前記生成されたトランスポートブロックをPHYレイヤを経由して前記基地局へ送信するよう構成され、
    前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である無線端末。
  2. 前記プロセッサは、前記RLCレイヤにおいて、前記TBS情報に基づいて、前記上りリンクグラントを受け取る前に、PDCPレイヤにおいて処理されたPDCPデータユニットを結合又は分割することにより、前記データユニットを生成するよう構成される請求項1に記載の無線端末。
  3. 前記プロセッサは、前記所定のトランスポートブロックサイズが前記最低保証値の整数倍である場合、前記最低保証値の整数倍のリソース量を示すリソース割り当てを含む前記上りリンクグラントを前記基地局から受け取るよう構成される請求項1に記載の無線端末。
  4. 前記TBS情報は、論理チャネル識別子毎に決定される請求項1に記載の無線端末。
  5. 前記TBS情報は、トラフィックの種別毎に決定される請求項1に記載の無線端末。
  6. 前記TBS情報は、QoS(Quality of Service)毎に決定される請求項1に記載の無線端末。
  7. 前記プロセッサは、
    前記基地局から所定情報と関連付けられた複数のTBS情報を受け取り、
    前記複数のTBS情報のうち、前記所定のトランスポートブロックサイズ以下の最低保証値を有するTBS情報を選択し、かつ、
    前記MACレイヤにおいて、前記選択されたTBS情報に関連付けられた前記所定情報に基づいて、前記優先的に処理すべきデータユニットを選択するよう構成され、
    前記所定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及び、QoS(Quality of Service)の少なくともいずれかである請求項1に記載の無線端末。
  8. 前記上りリンクグラントは、優先的に処理すべきデータユニットを指定する指定情報を含み、
    前記指定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及びQoS(Quality of Service)の少なくともいずれかである請求項1に記載の無線端末。
  9. 前記プロセッサは、
    PDCPレイヤの代わりに、前記MACレイヤにおいて、下りリンクのデータユニットに対して、ハードウェア処理であるデサイファリングを実行し、かつ、
    前記PDCPレイヤにおいて、上りリンクのデータユニットに対して、前記ハードウェア処理であるサイファリングを実行するよう構成される請求項1に記載の無線端末。
  10. 無線端末と通信するよう構成された基地局であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    トランスポートブロックサイズの最低保証値を示すTBS情報を前記無線端末へ送信し、かつ
    所定のトランスポートブロックサイズを示す上りリンクグラントを送信するよう構成され、
    前記TBS情報は、前記無線端末のRLCレイヤにおいて、前記最低保証値以下のサイズを有するデータユニットを生成するために使用されており、
    前記所定のトランスポートブロックサイズは、前記最低保証値以上の値である基地局。
  11. 前記プロセッサは、記所定のトランスポートブロックサイズが前記最低保証値の整数倍である場合、前記最低保証値の整数倍のリソース量を示すリソース割り当てを含む前記上りリンクグラントを前記無線端末へ送信するよう構成される請求項10に記載の基地局。
  12. 前記プロセッサは、論理チャネル識別子毎に前記TBS情報を決定するよう構成される請求項10に記載の基地局。
  13. 前記プロセッサは、トラフィックの種別毎に前記TBS情報を決定するよう構成される請求項10に記載の基地局。
  14. 前記プロセッサは、QoS(Quality of Service)毎に前記TBS情報を決定するよう構成される請求項10に記載の基地局。
  15. 前記プロセッサは、所定情報と関連付けられた複数のTBS情報を前記無線端末へ送信するよう構成され、
    前記所定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及び、QoS(Quality of Service)の少なくともいずれかである請求項10に記載の基地局。
  16. 前記上りリンクグラントは、優先的に送信すべきデータユニットを指定する指定情報を含み、
    前記指定情報は、論理チャネル識別子、トラフィックの種別、及びQoS(Quality of Service)の少なくともいずれかである請求項10に記載の基地局。
JP2018549056A 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局 Active JP6799610B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016216768 2016-11-04
JP2016216768 2016-11-04
PCT/JP2017/039616 WO2018084202A1 (ja) 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018084202A1 JPWO2018084202A1 (ja) 2019-09-26
JP6799610B2 true JP6799610B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=62075531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018549056A Active JP6799610B2 (ja) 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10834780B2 (ja)
JP (1) JP6799610B2 (ja)
WO (1) WO2018084202A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11950135B2 (en) 2018-12-25 2024-04-02 Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. Data transmission method and device
CN113676952A (zh) * 2020-05-13 2021-11-19 深圳市中兴微电子技术有限公司 编码方法、装置、设备和存储介质
US11997693B2 (en) 2022-01-25 2024-05-28 Qualcomm Incorporated Lower analog media access control (MAC-A) layer and physical layer (PHY-A) functions for analog transmission protocol stack

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2409898C2 (ru) * 2006-01-05 2011-01-20 Нокиа Корпорейшн Гибкая схема сегментации для систем связи

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018084202A1 (ja) 2019-09-26
WO2018084202A1 (ja) 2018-05-11
US20190268969A1 (en) 2019-08-29
US10834780B2 (en) 2020-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6718103B2 (ja) 通信方法
JP6110376B2 (ja) 制御方法、ユーザ端末、プロセッサ、及び基地局
US10098162B2 (en) Mobile communication system, user terminal, base station, processor, and communication control method
JP6062088B2 (ja) ユーザ端末、及びプロセッサ
JP6773657B2 (ja) 無線端末及び基地局
WO2013183731A1 (ja) 通信制御方法、基地局、ユーザ端末、プロセッサ、及び記憶媒体
KR20200080285A (ko) 방법, 장치, 컴퓨터 프로그램 제품 및 컴퓨터 프로그램
WO2017026409A1 (ja) 無線端末
JP5905575B2 (ja) 通信制御方法及び基地局
WO2013183730A1 (ja) 移動通信システム及びユーザ端末
JPWO2014129357A1 (ja) ネットワーク装置及び通信制御方法
JP6799610B2 (ja) 無線端末及び基地局
US9991997B2 (en) Mobile communication system, specific base station, and user terminal
JP6153792B2 (ja) ネットワーク装置、ユーザ端末及びプロセッサ
JP6538026B2 (ja) ネットワーク選択制御方法、基地局、及びユーザ端末
CN115104335A (zh) 用于小数据传输的方法及设备
JP6140292B2 (ja) ネットワーク装置及びユーザ端末
US20180255610A1 (en) Radio terminal, processor, and network device
WO2014192629A1 (ja) ユーザ端末、基地局及びプロセッサ
JP7361201B2 (ja) 通信制御方法及び中継ユーザ装置
WO2016136492A1 (ja) 無線端末及び基地局
WO2023068262A1 (ja) 通信制御方法、及びユーザ装置
WO2023286696A1 (ja) 通信方法、ユーザ装置、及び基地局
WO2021235410A1 (ja) 基地局及びその制御方法
WO2020090441A1 (ja) 無線通信方法及び無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6799610

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150