JP6797536B2 - 美容用コンタクトレンズ内の環形状クリア層 - Google Patents

美容用コンタクトレンズ内の環形状クリア層 Download PDF

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Description

本発明は、眼用レンズ、より具体的には、コンタクトレンズが着用された目の外観を強調するための1つ若しくは2つ以上の効果層及び/又は1つ若しくは2つ以上の着色印刷層を組み込む美容用コンタクトレンズに関する。本発明の美容用コンタクトレンズは、安全性、快適性、及び高い光学品質のコンタクトレンズを提供するために、1つ若しくは2つ以上の効果層及び/又は着色印刷層を封入する環形状クリア層もまた備える。
関連技術の考察
コンタクトレンズ又はコンタクトは、単に、目の上に置かれるレンズである。コンタクトレンズは、医療装置と見なされるものであり、視力を矯正するために、かつ/又は審美上の若しくは他の治療上の理由で装用され得る。コンタクトレンズは、1950年代以降、視力を改善するために商業的に利用されてきた。初期のコンタクトレンズは、硬い材料で作製又は製作されており、比較的高価で脆かった。加えて、これら初期のコンタクトレンズは、コンタクトレンズを通して結膜及び角膜へと十分に酸素を透過させない材料から製作されており、このことは、いくつかの有害な臨床作用を引き起こす可能性があった。こうしたコンタクトレンズは現在も利用されているが、最初の着け心地が悪いためにすべての患者に適しているわけではない。当分野における最近の開発によって、ヒドロゲル系のソフトコンタクトレンズが生み出され、これは現在非常に一般的となっており、広く利用されている。今日、入手可能なシリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、非常に高い酸素透過性を有するシリコーンの利点を、ハイドロゲルの実証済みの快適性及び臨床性能と組み合わせたものである。本質的に、シリコーンヒドロゲルを利用したコンタクトレンズは、より高い酸素透過性という価値を有し、一般に、初期の硬い材料で作成されたコンタクトレンズより着用が快適である。一方、硬質のガス透過性ハードコンタクトレンズは、シロキサン含有ポリマーから作製されるが、ソフトコンタクトレンズよりも硬く、したがって、それらの形状を保持し、より耐久性がある。
現在利用可能なコンタクトレンズは、依然として、視力矯正の費用効果の高い手段である。近視若しくは近目、遠視若しくは遠目、乱視、すなわち角膜の非球面性、及び、老眼、すなわち、遠近調節する水晶体の能力の損失を含めて、視覚障害を矯正するために、薄いプラスチックレンズが目の角膜にかぶせて装着される。コンタクトレンズは多様な形態で利用可能であり、様々な機能性をもたらすべく多様な材料から作製されている。終日装用ソフトコンタクトレンズは、典型的には、酸素透過性を目的として水と組み合わせられた軟質ポリマー材料から作製される。終日装用ソフトコンタクトレンズは、1日使い捨て型であっても、連続装用型であってもよい。1日使い捨て型のコンタクトレンズは通常、1日にわたって装用され、次いで捨てられるが、連続装用の使い捨て型コンタクトレンズは通常、最大で30日の期間にわたって装用される。着色ソフトコンタクトレンズは、種々の機能性を得るために種々の材料を使用する。例えば、識別用着色コンタクトレンズは、落としたコンタクトレンズを発見する際に装用者を支援するために、明るい色合いを用いるものであり、強調着色コンタクトレンズは、装用者の生来の眼色を強調することを意図した透明又は半透明の色合いを有するものであるが、着色カラーコンタクトレンズは、装用者の眼色を変化させることを意図した、不透明な色合いを備え、光フィルタリング着色コンタクトレンズは、特定の色を強調する一方で他の色を弱めるように機能する。二重焦点及び多焦点のコンタクトレンズは、老眼を有する患者用に特に設計され、ソフトとハードの両方がある。トーリックコンタクトレンズは、乱視の患者専用に設計されるものであり、同様にソフト及びハードの両方の種類で利用可能である。上記の種々の態様を組み合わせたコンビネーションレンズ、例えばハイブリッドコンタクトレンズもまた入手可能である。
美容用コンタクトレンズは、完全に、又はより好ましくは部分的に着用者の虹彩を覆う、1つ又は2つ以上の要素から成るパターンを含み得る。また、これらのレンズは角膜縁リングを備えていてもよい。角膜縁リングは、本質的に、レンズが目の上にありかつ中心に置かれるときに、レンズ着用者の強膜と角膜の接合部である角膜縁領域の上に部分的に又は完全に重なる環状の色の帯である。角膜縁リングを含むことで、虹彩をより大きく、より暗く、及び/又はよりはっきりと見せることができる。角膜縁リングと虹彩パターンとを組み合わせることで、目の上のレンズの外観がより自然になる。言い換えると、虹彩パターンは、角膜縁リングが着用者の目と自然に融合することを可能にする。
他の美容用コンタクトレンズは、虹彩の代わりに又は虹彩に加えて強膜に焦点を当てるものである。例えば、コンタクトレンズは、不透明、半不透明、及び/又は半透明であり得る明るい色の周辺部すなわち虹彩領域の外側を含むことができる。その明るい部分は、角膜縁からコンタクトレンズの縁まで延びて、より明るい又はより白い強膜の印象を作り出すことができる。また、これらのコンタクトレンズは、上述のように、虹彩をコンタクトレンズがない場合よりも大きく、暗く、及び/又ははっきりと見せることができる角膜縁リングを含んでもよい。
上述のコンタクトレンズの全てにおいて、コンタクトレンズ内に、種々のデザイン/パターン、すなわち、1つ若しくは2つ以上の効果層及び/又は着色印刷層を完全に封入するためにクリアコートが使用される。現在、このクリアコートは、コンタクトレンズの前側曲面全てを被覆する。精密な光学表面及び経路を維持するために、美容用コンタクトレンズ分野において、十分な顔料の封入に関連する機能性を維持しながらも妥協のない光学品質を持つ、レンズの必要性が存在する。
本発明の1つ若しくは2つ以上の効果層及び/又は1つ若しくは2つ以上の着色印刷層を封入する環形状クリア層を有する美容用コンタクトレンズは、上に簡潔に示された課題を克服する。
一態様によれば、本発明は、美容用コンタクトレンズに関するものである。本発明の美容用コンタクトレンズは、第1の材料から形成されている環形状クリアコート層と、環形状クリアコート層に貼着された1つ又は2つ以上の効果層と、環形状クリアコート層及び1つ又は2つ以上の効果層の両方を被覆しかつ取り囲むバルクレンズ材料と、を備える。
別の態様によれば、本発明は、コンタクトレンズに関するものである。本発明のコンタクトレンズは、第1の材料から形成されている前側曲面と、第1の材料から形成されている後側曲面と、第2の材料から形成され、前側曲面及び後側曲面のうちの少なくとも1つに貼着された環形状層と、を備え、その環形状層が、第1の環状区分、移行区分、及び視覚領開口区分を備える。
美容用コンタクトレンズは、目全体及び/又は目の異なる領域の色を含む様々なやり方で、それらが着用された目の外観を変えるように設計され得る。要件ではないが、美容用コンタクトレンズは、屈折異常を補正するために使用してもよい。美容用コンタクトレンズは、直接的な医療用途もまた有することができる。例えば、美容用コンタクトレンズを使用して、損傷のある目の外観を修復することができる。美容用コンタクトレンズは、透明、半透明、不透明色の強調又は色合いを含み得る。色合いは、有機/無機顔料、染料、又は特殊効果顔料を含み得る。コンタクトレンズ上の印刷された領域は、虹彩領域(虹彩パターン)、角膜縁領域(縁リング)、強膜領域(強膜を明るくする)、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。加えて、パターンは、連続、断続、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。
本発明は、光学ゾーンにおける開口部を提供しながら強調及び/又は色彩を完全に封入するために環形状クリアベースコート層を使用し、高品質の視機能を提供する。本発明の美容用コンタクトレンズは、美容用ではないコンタクトレンズの光学品質及び快適性を提供しながら着用者の目の外観を強調するための、費用効率の良い方法を提供する。
本発明の上記の及び他の特徴及び利点は、添付の図面に図示するように、以下のより具体的な本発明の好ましい実施形態の記載から明らかとなるであろう。
例示的な美容用ではないコンタクトレンズの平面図である。 例示的な美容用コンタクトレンズの平面図である。 第2の例示的な美容用コンタクトレンズの平面図である。 第3の例示的な美容用コンタクトレンズの平面図である。 第4の例示的な美容用コンタクトレンズの平面図である。 第1の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第2の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第3の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第4の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第5の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第6の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第7の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 第8の例示的な角膜縁リング/スポークパターン美容用コンタクトレンズの平面図である。 一般化されたパッド印刷プロセスを表す図である。 より詳細なパッド印刷プロセスを表す図である。 例示的なコンタクトレンズを含む層を表す図である。 本発明による例示的なクリアベース印刷版(クリシェ)を表す図である。 本発明によるクリアベース印刷版の一部分の分解図である。 本発明によるクリアベース印刷版の分解断面図である。 本発明による環状クリアベース層を有する美容用コンタクトレンズを含む層を表す図である。
コンタクトレンズ又はコンタクトは、簡単に言えば、目の上に置かれるレンズである。コンタクトレンズは、医療装置と見なされるものであり、視力を矯正するために、かつ/又は審美上の若しくは他の治療上の理由で装用され得る。コンタクトレンズは、1950年代以降、視力を改善するために商業的に利用されてきた。初期のコンタクトレンズは、硬い材料で作製又は製作されており、比較的高価で脆かった。加えて、これら初期のコンタクトレンズは、コンタクトレンズを通して結膜及び角膜へと十分に酸素を透過させない材料から製作されており、このことは、いくつかの有害な臨床作用を引き起こす可能性があった。こうしたコンタクトレンズは現在も利用されているが、最初の着け心地が悪いためにすべての患者に適しているわけではない。当分野における最近の開発によって、ヒドロゲル系のソフトコンタクトレンズが生み出され、これは現在非常に一般的となっており、広く利用されている。今日、入手可能なシリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、非常に高い酸素透過性を有するシリコーンの利点を、ハイドロゲルの実証済みの快適性及び臨床性能と組み合わせたものである。基本的に、これらのシリコーンヒドロゲルに基づくコンタクトレンズは、初期の硬質な材料から作製されたコンタクトレンズと比べて、より高度な酸素透過率を有すると共に、一般的にはより装用を快適にしている。しかしながら、これらの新しいコンタクトレンズにも、全く制約がないわけではない。
ここで図1を参照すると、例示の非美容用コンタクトレンズ100の平面図が示されている。コンタクトレンズ100は、光学ゾーン102、光学ゾーン102を包囲する周辺ゾーン104、装着時に個人の目に接触するよう設計された後側曲面、及び後側曲面と反対側の前側曲面を含む。光学ゾーン102は、それを通して視力矯正が得られるコンタクトレンズ100の部分である。言い換えると、光学ゾーン102は、視力矯正を提供し、単焦点の近視又は遠視の矯正、乱視の視力矯正、二焦点の視力矯正、多焦点の視力矯正、カスタム矯正等の特定のニーズ、又は視力矯正を提供し得る任意の他のデザインのために設計される。周辺ゾーン104は、光学ゾーン102を包囲し、眼上のコンタクトレンズ100に機械的安定性を提供する。言い換えると、周辺ゾーン104は、センタリング及び配向等の眼上でのコンタクトレンズ100の位置決め及び安定化に影響を及ぼす機械的特徴を提供する。配向は、光学ゾーン102が乱視矯正及び/又は高次収差補正等の非回転対称特性を含むとき、基本となる。いくつかのコンタクトレンズ設計では、光学ゾーン102と周辺ゾーン104との間の任意の中間ゾーンが利用されてもよい。任意の中間ゾーンは、光学ゾーン102及び周辺ゾーン104が滑らかに融合することを確実にする。
図1に示すコンタクトレンズ100は円形であるが、楕円形状又は切り詰めた円形状など、コンタクトレンズに好都合な任意の形状をなしてもよい。円形又は非円形に加えて、コンタクトレンズ100は平面又は非平面であってよい。
美容用コンタクトレンズは、それが着用された目の外観を強調する又は変えるように設計される。要件ではないが、美容用コンタクトレンズは屈折異常の補正にも利用され得る。加えて、美容用コンタクトレンズは、例えば損傷のある目の外観を修復するためなど、直接的な医療用途もまた有し得る。無虹彩、虹彩の不在、又は瞳孔異常、虹彩の損傷を患う人々は、完全な虹彩の外観を与える着色されたコンタクトレンズを利用することができる。美容用コンタクトレンズは、半透明/透明色の強調、色合い、不透明色の色合い、人工虹彩パターン、縁リング、強膜を明るくする色合い、及び/又は上記の任意の組み合わせを含むことができる。
より具体的には、美容用コンタクトレンズを利用して、強膜を明るくする、及び/又は着用者の虹彩の鮮明度を強調する働きをする角膜縁リングを含むパターンを有することにより、レンズ着用者を見る人にとって虹彩がより大きく見えるようにしてもよい。加えて、美容用コンタクトレンズは、着用者の虹彩に完全に、又は好ましくは部分的に重なる追加のパターン要素を有してもよい。美容用レンズは、暗い目の個人の虹彩を強調するために利用され得るだけでなく、同様に明るい目のレンズ着用者の虹彩を強調するためにも使用され得る。
図2を参照すると、第1の例示の美容用コンタクトレンズ200が図示されている。このレンズ200は、図1のコンタクトレンズ100に関して上述した意味の範囲に含まれる光学ゾーン及び周辺ゾーンを含むが、美容用コンタクトレンズの種々の領域を記述するために、異なる用語が使用される。美容用コンタクトレンズ200は、個々の瞳孔の大きさ及び場所に実質的に対応する大きさの中央領域202を含む。中央領域202は、視力を妨害しないように、通常、着色又はデザインを有さない。中央部204は中央領域202を囲んでおり、人の虹彩の大きさ及び場所に実質的に対応する大きさを有する。中央部204は、着用者の虹彩の外観を強調するために、1つ以上の色、及び/又は、1つ以上の色により形成されているパターンを、含むことができる。周辺部206は、中央部204の周囲に配置され、コンタクトレンズ200の周縁まで延在する。周辺部206は、ポイント201から測定される内径と、ポイント203から測定される外径とを有する環状形を備えており、外径は、コンタクトレンズ200全体の外縁と一致してもよく、しなくてもよい。周辺部206は、例えば、白色、ほぼ白色、オフホワイト、明るい黄色、薄青、明るい桃色、明るい緑色、又は上記の任意の組み合わせで着色することができる。明るい色は、装着者の強膜と徐々に融合するように配置される。
周辺部206は、強膜の外観を強調するように着色される。この周辺部206の着色は、不透明、半透明、又はこれらの2つの間の何かの色、若しくは半不透明でもよい。例示的な実施形態は、新鮮で自然な外観を強膜に与えることにより、強膜の外観を強調する。本明細書で使用される「不透明」は、380〜780nmの範囲で0〜約50%、好ましくは7〜約50%の平均光透過率が可能な色を意味すると理解されたい。本明細書で使用される「半透明」は、380〜780nmの範囲で約50〜約85%、好ましくは約65〜約85%の平均光透過率が可能な色を意味すると理解されたい。
図3は、第2の例示的な美容用コンタクトレンズ300を図示する。美容用コンタクトレンズ300は、中央領域302、中央領域302を包囲する中央部304、中央部304を包囲する周辺部分306、及び角膜縁リング308を備える。本明細書に示されるように、角膜縁リングは、本質的に、レンズが目の上にあり、かつ中心に置かれるときに、レンズ着用者の角膜縁領域の上に部分的に又は完全に重なる環状の色の帯である。いくつかの例示的実施形態では、角膜縁リングは、より大きく、ハロー効果を生み出すことがある。この例示的実施形態では、周辺部分306の着色は、点301から測定された内径から点303から測定された外径に向かって、不透明から半透明若しくは透明に徐々に変化するか、又は変化し得る。例示的実施形態で前述されたように、中央部304は、着用者の虹彩の外観を強調するために、1つ若しくは2つ以上の色、及び/又は1つ若しくは2つ以上の色で形成されているパターンを含むことができる。この組み合わせは、暗い角膜縁リングのコントラストと共に最も自然な虹彩を提供すると同時に、周辺部分306に明るい着色が適用されるという追加の利点を提供する。角膜縁リング308は、リング308が、虹彩、中央部着色/パターン304、及び明るく着色された周辺部分306と自然に融合することを可能にする、任意の適した幅又はパターンのものであり得る。角膜縁リング308は、半透明であっても不透明であってもよい。
図4は、幾何学パターンの形態で適用された周辺部分406に明るい着色を有する第3の例示的な美容用コンタクトレンズ400を図示する。美容用コンタクトレンズ400は、中央領域402、中央領域402を包囲する中央部404、中央部404を包囲する周辺部分406、及び角膜縁リング408を備える。図3と図4とのコンタクトレンズの間の違いは、周辺部分406の幾何学パターンにある。この例示的な美容用レンズ400では、幾何学パターンは、各円410が隣り合う円410と接線接触するように、レンズ表面から除去された(他の場合は白色に着色された)円410の外観を呈する。この例示的実施形態は、円410を幾何学形として利用するが、任意の幾何学形を利用できることに留意することが重要である。パターンは、円410によって構成された十字形の明るく着色された構造物の行と列として考えることもできる。図示されるように、円412はまた、中央部404のパターン内に広がってもよい。
幾何学形を含むパターン形成は、図4に関して上述されるような一定の形状の構造から、又は図5に図示される美容用コンタクトレンズ500の中央部504及び周辺部分506の両方にある複数のランダムドット若しくは形状510から形成され得る。中央領域502及び角膜縁リング508は、この例示的なコンタクトレンズ500ではパターンを有せず、例えば、スポーク又は融合がない。現実的な又は強調された色彩感覚を伝えるための都合のよい任意の他の形状が、特に、望ましい色相又は濃淡に寄与する場合には、そのような幾何学的形状を利用することができる。利用されるドットは、任意の大きさ及び形状を含み得る。ドットは、美容用コンタクトレンズの様々な要素の境界を融合させるのに役立つ。
他の例示的実施形態に従って、美容用レンズは、角膜縁リング及び複数テーパー状スポークを備えていてもよい。前述のように、角膜縁リングは、レンズが目の上にあり、かつ中心に置かれるときに、レンズ装着者の角膜縁領域、又は強膜と角膜との接合部分の上に部分的又は実質的に完全に重なる環状の色の帯である。好ましくは、角膜縁リングは、角膜縁領域とほぼ完全に重なる。角膜縁リングの最も内側の境界、すなわちレンズの幾何学中心に最も近い縁は、約8mm〜約12mm、好ましくは約9〜約11mmの直径を有する円を形成してもよく、この円は、レンズの幾何学中心を中心としている。リングは、任意の適切な幅のものでよく、好ましくは幅が約0.5〜約2.5mm、より好ましくは幅が約0.75〜約1.25mmである。
角膜縁リングの最も内側の境界からレンズの幾何学中心に向かって内部への延在は、輪のスポークに似ている実質的な三角形構造である。このようなテーパー状スポークは、レンズの虹彩部分の全体、すなわち、レンズが目の上にあり、かつ中心に置かれる際に虹彩と重なるレンズの部分を覆って延びてもよいが、そうではないことが好ましい。より正確に言うと、好ましくは、スポークは、角膜縁リングの最も内側の縁から内方に延在し、その結果、スポークパターンの最も内側の縁が、レンズの幾何学中心から約6.5mm以上、より好ましくは約7mm以上に配置される。スポークは、均一又は異なる形状及びサイズのものでもよく、長さが約1〜約2mmであることが好ましい。
図6には、コンタクトレンズ600上の角膜縁リング−テーパー状スポークパターンの第1の例示的実施形態が図示される。この例示的実施形態では、角膜縁リング602は、幅約1mmの黒い不透明な帯である。角膜縁リング602の最も内側の境界604で始まる、コンタクトレンズ600の幾何学中心に向かって内部への延在は、複数のランダムに配列されたテーパー状スポーク606であり、その最も内側の境界612は、コンタクトレンズ600の幾何学中心から測定された直径7mmの円を形成する。スポーク606の全ては、概して同様に構成されるが、好ましくは、スポーク606のうちのいずれも、スポーク606の他のものと全く同じではない。スポーク606は、散在しているか、又は何も要素が存在しない空間608で境される。空間608はまた、概して、全て同様に構成されているが、好ましくは、空間608のうちのいずれも、空間608又はスポーク606の他のいずれかと全く同じ構成のものではない。領域610は、パターン要素が存在しない領域であり、示される領域は、着用者の目の虹彩部分、並びに着用者の目の瞳孔部分の全て、又は、レンズが目の上にあり、かつ中心に置かれる間に着用者の瞳孔を覆うレンズの一部分を部分的に構成するだろう。示されるように、領域610は透明であるが、同様に、半透明又は不透明に着色されてもよい。示される最も内側の境界604は、均一で規則的な形状のものであるが、不均一、不規則な形状であってもよい。同様に、テーパー状スポーク境界612は、実質的に均一な境界を形成するが、不均一な境界を形成してもよい。
図7は、コンタクトレンズ700上の代替のテーパー状スポークパターンを図示する。この例示的実施形態では、角膜縁リング704の最も内側の境界702で始まるコンタクトレンズ700の幾何学中心に向かって内部への延在は、複数の不規則に配列されたテーパー状スポーク706である。この例示的実施形態では、テーパー状スポーク706は、コンタクトレンズ700の幾何学中心に向かって移動するにつれて次第に細くなる1つ又は2つ以上の波線を備える。最も内側の角膜縁リング境界702は、図示されるように、不均一、不規則な形状のものである。領域708は、パターン要素が存在しない領域であり、その領域は、上述のように、着用者の虹彩部分、並びに着用者の目の瞳孔部分の全てを部分的に構成するだろう。
図8は、コンタクトレンズ800上の更に別のテーパー状スポークパターンを図示する。この例示的実施形態では、角膜縁リング804の最も内側の境界802で始まる、コンタクトレンズ800の幾何学中心に向かって内部への延在は、複数のスポーク806及び808であり、スポーク806は、スポーク808よりも長く、スポーク806及び808の両方は、波線で形成されている。示されるように、スポーク806及び808は、実質的に規則的な間隔で互いに離間されているが、同様に不規則に離間されてもよい。更に、スポーク806のそれぞれは、全てが実質的に同じ形状であるが、それらは、スポーク808の場合のように異なる形状のものであってもよい。領域810は、パターン要素が存在しない領域であり、その領域は、上述のように、着用者の目の虹彩部分、並びに着用者の瞳孔の全てを部分的に構成するだろう。
図9は、コンタクトレンズ900上の更に別の例示的なテーパー状スポークパターンを図示し、図8に図示されるパターンのバリエーションである。この例示的実施形態では、スポークパターンは、多重のスポーク902及び904を有し、スポーク902はスポーク904よりも長く、スポーク902及び904の両方は、波線で形成されている。示されるように、スポーク902及び904は、ランダムに一緒にグループ化されて、クラスター906を形成する。これらのクラスター906は、角膜縁リング910の最も内側の半径908から延在する。
図10は、コンタクトレンズ1000上の角膜縁リング1002が存在しない例示的なテーパー状スポークパターンを図示し、そこから内部への延在は、複数のランダムに離間されたスポーク1004である。この例示的実施形態では、スポーク1004は、1つ又は2つ以上の場所で曲がっている。
図6〜10に関して記載されるパターンの全てにおいて、スポークは、レンズの幾何学中心の内側へ延在し得る。しかしながら、好ましくは、スポークの最も内側の境界、又はレンズの幾何学中心に対する縁は、レンズの幾何学中心から約6.5mm以上、好ましくは、約7mm以上に位置付けられる。
スポーク及び角膜縁リング要素に加えて、パターンは、任意のいくつかの追加の構成要素を含んでもよい。そのような構成要素は、ドット及び線等の幾何学的構造、又は筋、羽根のような形状等を含む奇抜な構造、並びにそれらの組み合わせを含み得る。1つの例示的実施形態では、図11に図示されるように、コンタクトレンズ1100は、スポーク1104及びスポーク1104間の空間に重なる複数のランダムドット1102を備え得る。あるいは、複数のドットは、それらの最も内側の部分若しくは角膜縁リング1106に最も近い部分、又はその領域の約1〜90パーセント、好ましくは、約25〜75パーセントにのみ重なるように、スポーク及びそれらの間の空間の領域の一部のみに重なり得る。更に別の代替案としては、ランダムドットパターンは、レンズの幾何学中心に向かって内側に移動するにつれて、ドットがより少ないドット密度勾配を形成するようになってもよい。ドットは、角膜縁リング1106とスポーク1104との間の境界を融合させるのに役立つ。
更に別の代替案としては、図12において、スポーク1206及びスポーク1206間の空間に重なる複数のランダムドット1202及び線1204を有するコンタクトレンズ1200が図示される。ドット1202は、スポーク1206及びその間の空間の全体に重なる。線1204は、ハッチ様の分布で配置される、つまり、線は2つ又は3つ以上の平行線の群であり、スポーク及びその間の空間の一部分のみに重なる。本発明のパターンで使用されるドットは、任意のサイズのものでもよく、好ましくは直径約0.060〜約0.180mm、より好ましくは直径約0.0075〜約0.0125mmである。
本明細書に示される美容用コンタクトレンズのパターンのうちのいずれにおいても、その中心は、視力に影響がないことを確実にするために透明であることが好ましい。しかしながら、中央領域は、半透明色/透明色若しくは不透明色、又は不透明色及び半透明色/透明色の任意の組み合わせの領域であってもよい。
装着者の目の色を強調又は変更するためにコンタクトレンズで使用されるとき、好ましくは、角膜縁リング要素は、レンズ装着者の角膜縁領域の色を隠す色の塗潰し帯であり、より好ましくは隠す色は不透明色である。ここでもまた、適切な大きさの角膜縁リングが、ハロー効果を生み出すために利用されてもよい。残りの要素、スポーク、ドット、及び他のパターン要素は、所望の眼上の美容効果に応じて、半透明又は不透明であってもよい。本発明の目的に関して、「半透明」とは、380〜780nmの範囲において約60〜約99%、好ましくは、約65〜約85% Tの平均光線透過率(% T)を可能にする色を意味する。「不透明」とは、380〜780nmの範囲で0〜約55、好ましくは7〜約50% Tの平均光線透過率(% T)を可能にする色を意味する。
角膜縁リング及び虹彩パターン要素のそれぞれに対して選択される色は、レンズ着用者の虹彩の自然な色及び所望の強調又は色の変化によって決定されるだろう。したがって、要素は、様々な色相及び彩度の、青色、緑色、灰色、茶色、黒色、黄色、赤色、又はそれらの組み合わせのいずれかを含む、任意の色であってもよい。角膜縁リングに好ましい色には、様々な色相及び彩度の、黒色、茶色、灰色、暗青色、及び暗緑色のいずれかが含まれる。
角膜縁リング、スポーク、及び他のパターン要素の色はまた、互いに実質的に同じであるか、又はその補色であってもよい。例えば、図13には、角膜縁リング1302及びスポーク1304が同じ色であるパターンを備えるコンタクトレンズ1300が図示される。スポーク1306は、異なる色であるが、角膜縁リング1302及びスポーク1304の補色である。瞳孔部分1308は、角膜縁リング及びスポークの色の補色である更に別の色である。好ましくは、瞳孔部分は透明であり、無色であることを意味する。
周辺部分を含む明るく着色された要素は、純粋な白、白に近い色、オフホワイト、淡黄色、淡青色、紅梅色、淡緑色、又は上記の色の任意の組み合わせでもよい。この要素は、レンズによって被覆されていない強膜の視える部分とはっきりと対照をなさないように一致されることが好ましい。これらの色は、不透明度とコントラストがより高められるより多量のTiOの使用によって達成されることが好ましい。更に他の顔料には、より白っぽい色の要素を調整するために少量の黒酸化鉄、褐色酸化鉄、黄酸化鉄、赤酸化鉄、二酸化チタン等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。これらの顔料に加えて、ジクロロトリアジン及びビニルスルホン系染料を含む、可溶性及び不溶性の染料が使用されてもよい。1つの例示的実施形態は、着色剤が10パーセント〜20パーセントのTiO及び80パーセント〜90パーセントの透明な結合性ポリマーであり、適切な半透明性を提供する。
一般的に、着色された要素は、コンタクトレンズにおける使用に適した任意の有機若しくは無機顔料、又はこれらの顔料の組み合わせから製造することができる。不透明度は、使用される顔料及び二酸化チタンの濃度を変化させることによって調節されてもよく、多量になるにつれてより高い不透明度がもたらされる。例示的な有機顔料には、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、カルバゾールバイオレット、バットオレンジ#1等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。有用な無機顔料の例には、黒酸化鉄、褐色酸化鉄、黄酸化鉄、赤酸化鉄、二酸化チタン等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。これらの顔料に加えて、ジクロロトリアジン及びビニルスルホン系染料を含む、可溶性及び不溶性の染料が使用されてもよい。有用な染料及び顔料は、市販されている。
美容用コンタクトレンズの異なる領域のためのデザイン/パターン/色は、市場調査に基づいて開発されている。その後、これらのパターンは、一般的に印刷版と称される金属構造体に彫りつけられる。より具体的には、好ましくは鋼、より好ましくはステンレス鋼でできた金属プレートを、硬化後に水不溶性となることが可能なフォトレジスト材料で被覆される。パターンを選択又は設計して、次いで写真技術等の多くの好適な技術のいずれかを用いて所望のサイズに縮小し、金属プレート上に置き、フォトレジスト材料を硬化させる。その後、金属プレートを水溶液で洗浄し、得られた像又はパターンを適当な深さ、例えば、約20ミクロンまでプレートの中にエッチングする。いったん印刷版が加工されると、複数の工程プロセスを用いて、後述のように美容用コンタクトレンズを製造する。
図14は、その製造プロセスに使用するパッド印刷プロセスの概要を示す。プロセスの第1工程1402では、所望の着色剤で印刷版の窪みを充填する。印刷版1401は、前述のようにそこに刻まれた特定のパターンを持ついくつかの印刷版の窪み1403を備える。プロセスの第2工程1404は、印刷版1401の表面から余分なインク又は着色剤を取り除くことを含む。余分なインクは、典型的には、ドクターブレード又はカップ1405上のドクターブレードを用いて印刷版1401の表面から取り除かれる。プロセスの第3工程1406で、着色剤を印刷版1401上で乾燥させる。プロセスの第4工程1408で、印刷版1401内の着色剤をパッドに取り上げる。プロセスの第5工程1410で、着色剤を乾燥する、又は、パッドの上で乾燥させる。プロセスの第6工程1412で、着色剤をパッドから前側曲面に移し、以下に説明する追加の加工を行う。プロセスの第7工程1414で、着色剤を乾燥する、又は、前側曲面鋳型半体の前側曲面上で乾燥させる。次いで、プロセスは、任意の残りの効果層に対して繰り返される。
図15は、より詳細なプロセスの説明を提供する。第1工程1502で、コンタクトレンズの印刷されていない前側曲面鋳型を提供する。第2工程1504で、クリアベース、すなわち顔料又は染料のないものが、前側曲面に適用される。クリアベースは、以下により詳細に示されるように使用されるレンズ材料によって左右される。第3工程1506で、溶媒、クリアベース、及び顔料を含むインクが、クリアベース印刷された前側曲面に適用される。ここでもまた、全ての効果層及び/又は着色印刷層がクリアベース印刷されたベース曲面に適用されるまで、これが繰り返される。第4工程1508では、印刷された前側曲面に、次いで、反応性単量体混合物、例えば、エタフィルコン−Aを投与する。プロセスの第5工程1510で、コンタクトレンズの前側鋳型を前側曲面鋳型上に位置付け、70℃に温度を維持しながら2分間そこにそのまま維持する。プロセスの第6工程1512で、前側と後側の曲面の間の反応性モノマー混合物を可視光に曝露して硬化させる。この硬化工程は、70℃の温度で4分間、5mWの可視光を用いる。プロセスの第7工程1514で、鋳型からのコンタクトレンズを800ppmのTween 80と脱イオン水の70℃の溶液中にて1時間、更に45℃の脱イオン水中で1時間、水和させる。プロセスの第8工程1516で、コンタクトレンズはその独自の包装食塩水溶液中で、124℃の温度で18分間蒸気滅菌される。上述したプロセスは説明の容易さのために簡略化されていることに留意することが重要である。
上述のように、レンズ形成材料には、エタフィルコンAを含む。エタフィルコンAは、周知であり、コンタクトレンズ製造のための特許を取得した材料である。エタフィルコンAは、1,1,1−トリメチロールプロパントリメタクリレート及びエチレングリコールジメタクリレートで架橋した2−ヒドロキシエチルメタクリレート及びメタクリル酸のコポリマーである。エタフィルコンAは、Johnson & Johnson Vision Care,IncのVISTAKON(登録商標)部門から利用可能ないくつかのコンタクトレンズに利用されている。本明細書に記載の例示的実施形態においてエタフィルコンAが使用されているが、任意の好適なレンズ形成材料が使用され得ることに留意することが重要である。エタフィルコンAに関して、好ましい結合性ポリマーは、HEMA及びMAAのランダムブロックコポリマー、又はHEMAのホモポリマーである。結合性ポリマーの総重量に基づく、これらの実施形態における、それぞれの成分の重量パーセントは、約93〜約100重量パーセントのHEMA及び約0〜約2重量パーセントのMAAである。
図16は、上述のプロセスから形成されている美容用コンタクトレンズの基本構造を図示する。1つ又は2つ以上の効果層1604は、クリアベース1602とバルクレンズ材料1606との間に挟まれるか、又は封入される。単一の効果層のみが図示されているが、任意の数の効果層又は印刷された着色層が他の2層の間に封入され得る。図示されるように、コンタクトレンズは、1つ又は2つ以上の着色印刷層が、実質的に環状構造を有する場合であっても、レンズ材料内に1つ又は2つ以上の着色印刷層を封入するための完全なクリアベース層を備える。スポークがあるとしても、着色されたデザインは、レンズの光学ゾーン内に延在しない。言い換えると、このデザインでは、コンタクトレンズの中央の光学ゾーン又は中央の視覚領は、クリアベース材料で被覆されている。精密な光学表面及び経路を維持し、患者に最適な視覚、安全性、及び快適性を提供するために、工程1504において上述された完全な被覆とは対照的に前側曲面上に透明な環状帯を印刷するための環状パターンを印刷する印刷版を利用することによって、クリアベース材料が中央の視覚領から取り除かれ得る。透明な環状帯は、任意のデザイン層を封入する又は被覆するように寸法決めされ得る。より具体的には、印刷版を適切に寸法決めすることによって、環状構造の開口部は、着色印刷層の封入を確実にしながら光学品質を維持するように最適化され得る。いかなるデザインも光学ゾーンに侵入するべきではないことから、この領域においては何も封入する必要がない。
本発明に示されるように封入される着色された領域を説明するために、いくつもの用語が使用され得ることに留意することが重要である。例えば、着色層は、効果層、印刷層、デザイン層、及び着色印刷層と称されてもよい。
図17、17A、及び17Bは、本発明に従って利用され得る印刷版(クリシェ)1700の例示的実施形態を図示する。この例示的実施形態では、印刷版1700を使用して、実質的な環状パターンで前側曲面鋳型上のクリアベース材料を堆積させる。インクの堆積に関する上述のプロセスは、この例示的実施形態では、まず、ベースコート材料を用いて利用される。言い換えると、図14及び15に関して上述されるプロセスは、まず、任意の好適なデザインを含む顔料の封入を可能しながら、同時に中央の視覚領、すなわち、目の瞳孔領域に相当する領域が、いかなるクリアベースコート材料をも含まないことを可能にする位置で、クリアベースコート材料を前側曲面鋳型上に堆積させるために利用される。改変されたクリアベース印刷版1700は、任意の着色デザインを被覆しながら光学ゾーン内のクリアベースコート材料の存在を排除するか、又は、コンタクトレンズの前面の全ての残存部分を被覆しながら、クリアベースコート材料の存在を排除する。言い換えると、クリアベースは、デザインを超えてレンズの縁まで延在してもよい。印刷版1700は、第1の環状区分1702、移行区分1706、及び視覚領開口部1704を備える。第1の環状区分1702は、コンタクトレンズの縁に相当する位置からの、又は着色されたデザインに近接する位置に相当するレンズの縁からの任意の点差し込み部から移行区分1706へ延在してもよい。本発明の例示的実施形態に従って、第1の環状区分1702は、約3.9mmの内径及び約17mmの外径を有する。好ましい実施形態では、第1の環状区分1702は、約6mmの内径及び約13.5mmの外径を有する。第1の環状区分1702は、パッドへ移すためにクリアベース材料を取り上げる印刷版1700の一部分である。移行区分1706は、第1の環状区分1702の内径から視覚領開口部1704の外径に延在するはるかに小さい環状帯である。本発明の例示的実施形態に従って、移行区分1706は、約1.9mmの内径及び約8mmの外径を有する。好ましい実施形態では、移行区分1706は、約4.4mmの内径及び約6mmの外径を有する。移行区分1706は、視覚領開口部1704に近付くにつれて減少する量のクリアベースコート材料を保持するように構成され、これは、本明細書に詳細に示されるいくつかの異なる方法で達成することができる。図示されるように、移行区分1706は、前側曲面鋳型上に堆積するための、ある特定の量のベースコート材料を取り上げるディザリングパターン又はマトリクスを備える。移行区分又はゾーン1706は、2つの材料を一緒により良好に融合又は一体化するために利用される。より具体的には、移されるパターン/マトリクス及び減少する量のベースコート材料を有する移行区分1706は、クリアベースコート材料及びレンズモノマーのより良好な融合/一体化を提供し、それによって、移行区分1706の不在下で生じる可能性のあるあらゆる誘導応力を低減させる。例示的実施形態では、移行区分1706は、第1の環状区分1702に近似の約30ミクロンの厚さ及び視覚領開口部1704に近似の約0ミクロンの厚さを有する。好ましい実施形態では、移行区分1706は、第1の環状区分1702に近似の約20ミクロンの厚さ及び視覚領開口部1704に近似の約10ミクロンの厚さを有する。しかしながら、パッド印刷後、印刷された前側曲面に反応性単量体混合物を投与し、後側曲面鋳型は、前側曲面鋳型上に位置して、レンズの厚さの変化を伴わずに上に詳細に示されるようなレンズを形成する。
任意の好適なプロセス又は技術は、ベースコート材料が中央の光学ゾーンに堆積しない限り、レンズモノマーだけではなく、着色デザインを封入するために利用することができることに留意することが重要である。加えて、印刷版1700から移されるクリアベースコート材料の寸法は、パッドの形状及び硬度等の要因、並びに最終的には、レンズ膨張及び測定技術に基づいていることに留意することが重要である。
上述される例示的な移行区分1706は、図17Aの分解図に詳細に図示されるパターン/マトリクス、及び図17Bの分解断面図に詳細に図示される厚さ勾配の両方を備える。しかしながら、他の例示的な移行区分は、上に示される組み合わせではなく、どちらか一方を備えてもよい。特に、代替の例示的実施形態では、移行区分は、パターン/マトリクスのみを備えてもよく、パターン機能の密度の減少は材料の厚さを低減させ、それにより、潜在的な誘導応力の低下をもたらす。別の代替の例示的実施形態では、減少する量の材料の中実層が利用され、それにより、潜在的な誘導応力の低下をもたらす。パターン/マトリクスは、単独で又は厚さ勾配プロファイルと組み合わせて利用されるかに関わらず、任意の好適なパターンを備え得る。例えば、パターンは、任意の好適な幾何学的デザイン、ディザリングデザイン、ドットマトリクスデザイン、又は任意のランダムデザインを含み得る。図17及び17Aに図示されるデザインは、第1の環状区分1702から視覚領開口部1704に向かって減少する密度の特徴部を有する基本デザインである。
図18は、本発明に従って上述のプロセスから形成されている美容用コンタクトレンズの基本構造を図示する。1つ若しくは2つ以上の効果層及び/又は着色印刷層1804は、環形状クリアベース1802とバルクレンズ材料1806との間に挟まれるか、又は封入される。前述のように、単一の効果層のみが図示されているが、任意の数の効果層が、他の2層の間に封入されてもよい。図示されるように、コンタクトレンズは、1つ又は2つ以上の着色印刷層をバルクレンズ材料、すなわち、反応性単量体混合物内に封入するための環形状クリアベース材料層1802を備える。言い換えると、この設計では、コンタクトレンズの中央の光学ゾーン又は中央の視覚領1808は被覆されず、それにより、着色層1804の完全な被覆/封入を確実にしながら、高度の快適性を維持することに加えて、精密な光学表面及び経路を維持する。移行区分1706を有する印刷版1700の設計は、環形状クリアベース層1802内に移行領域1810を作り出し、それは、上に詳細に記載されるような材料間のより良好な融合/一体化を提供する。本発明の例示的実施形態に従って、開口部1808は、約1.9mm〜約8.8mmの範囲の直径を有し、好ましい実施形態では、約5,75mmの直径を有する。
代替の例示的実施形態では、美容用の又は美容用ではないコンタクトレンズは、顔料の封入以外の理由、例えば、快適性のための滑らかなコーティングのために、前面上、背面上、又は両方の表面上のいずれかでコーティングされ、高い光学品質を維持しながら、材料を良好に融合/一体化するために、本明細書に開示される移行区分を有する環状構造を利用することが望ましい。より具体的には、コンタクトレンズが第1の材料から形成され、次いで、レンズの滑らかさを高めるために、第2の材料が片方又は両方の表面上に添加された場合、2つの材料の融合は、上述の応力を誘導することがある。解決策は、またしても、任意の潜在的な誘導応力を低減させるための上に示された移行区分を有する環状のコーティング/構造体であるだろう。
図示及び説明されたものは、最も実用的かつ好ましい実施形態であると考えられるが、説明及び図示した特定の設計及び方法からの変更がそれ自体当業者にとって自明であり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できることは明らかであろう。本発明は、説明及び図示される特定の構造に限定されるものではないが、付属の特許請求の範囲に含まれ得るすべての改変例と一貫性を有するものとして解釈されるべきである。
〔実施の態様〕
(1) 美容用コンタクトレンズであって、
第1の材料から形成されている環形状クリアコート層と、
前記環形状クリアコート層に貼着された1つ又は2つ以上の効果層と、
前記環形状クリアコート層及び前記1つ又は2つ以上の効果層の両方を被覆しかつ取り囲むバルクレンズ材料と、を備える、美容用コンタクトレンズ。
(2) 前記環形状クリアコート層が、第1の環状区分、移行区分、及び視覚領開口区分を備える、実施態様1に記載の美容用コンタクトレンズ。
(3) 前記移行区分が、前記第1の環状区分から前記視覚領開口区分に向かって減少する厚さ勾配を備える、実施態様2に記載の美容用コンタクトレンズ。
(4) 前記移行区分が、パターンを備える、実施態様2に記載の美容用コンタクトレンズ。
(5) 前記パターンが、幾何学パターンを備える、実施態様4に記載の美容用コンタクトレンズ。
(6) 前記パターンが、ドットマトリクスパターンを備える、実施態様4に記載の美容用コンタクトレンズ。
(7) 前記パターンが、ディザリングパターンを備える、実施態様4に記載の美容用コンタクトレンズ。
(8) 前記パターンが、前記第1の環状区分に近接してより高い密度の特徴部を備え、前記より高い密度の特徴部は、前記視覚領開口に近接してより低い密度の特徴部へと減少する、実施態様4に記載の美容用コンタクトレンズ。
(9) コンタクトレンズであって、
第1の材料から形成されている前側曲面と、
前記第1の材料から形成されている後側曲面と、
第2の材料から形成され、前記前側曲面及び後側曲面のうちの少なくとも1つに貼着された環形状層と、を備え、前記環形状層が、第1の環状区分、移行区分、及び視覚領開口区分を備える、コンタクトレンズ。

Claims (6)

  1. 美容用コンタクトレンズであって、
    第1の材料から形成されて、中心部に視覚領開口部が形成されている環形状クリアコート層と、
    1つ又は2つ以上の効果層と、
    バルクレンズ材料と、を備え、
    前記環形状クリアコート層は、前記美容用コンタクトレンズの表面を形成し、そして、第1の環状区分、移行区分を備え、
    前記移行区分は、前記第1の環状区分から前記視覚領開口部に向かって減少する厚さ勾配を備え、
    前記移行区分は、前記第1の環状区分側において20マイクロメートル以上30マイクロメートル以下の厚さを備え、前記視覚領開口部側において0マイクロメートルより大きく10マイクロメートル以下の厚さを備える、美容用コンタクトレンズ。
  2. 前記移行区分が、パターンを備える、請求項1に記載の美容用コンタクトレンズ。
  3. 前記パターンが、幾何学パターンを備える、請求項2に記載の美容用コンタクトレンズ。
  4. 前記パターンが、ドットマトリクスパターンを備える、請求項2に記載の美容用コンタクトレンズ。
  5. 前記パターンが、ディザリングパターンを備える、請求項2に記載の美容用コンタクトレンズ。
  6. 前記パターンが、前記第1の環状区分に近接してより高い密度の特徴部を備え、前記より高い密度の特徴部は、前記視覚領開口部に近接してより低い密度の特徴部へと減少する、請求項2に記載の美容用コンタクトレンズ。
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