JP6795734B2 - Dc/acインバータ - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電用パワーコンディショナー等、低圧の直流を系統に連系させるDC/ACインバータに関する。
特許文献1は、2つのインバータを用いて、交流の脈動に合わせてインバータの出力電圧を調整し、2つのインバータの動作を切り換えて直流を交流に変換する。
しかし、特許文献1では、インバータの平滑コンデンサに交流のリップル電流が流れることから、平滑コンデンサの容量を低減することができない。このため、図11に示す特許文献2に記載のインバータ装置が用いられている。このインバータ装置は、スイッチ素子51S〜54Sからなるフルブリッジ回路とダイオードD11〜D14からなる絶縁型DC/DCコンバータ213と、リアクトルL3、コンデンサC12、スイッチ素子3SとコンデンサCdcとを有するアクティブフィルタ回路211、スイッチ素子41S〜44Sからなるフルブリッジ回路を有するインバータ回路221からなる。
このインバータ装置は、アクティブフィルタ回路211を用いてコンデンサCcdに交流の脈動分を生成し、コンデンサCcdの電圧と直流電圧Vdcの合成電圧をインバータ回路221に入力することで直流を交流に変換する。これにより、コンデンサC12に流れる電流のリップル分を抑制できる。
特開昭61−251480号公報 国際公開2013/146340号公報
しかしながら、絶縁型DC/DCコンバータ(スイッチング電源回路)213の整流回路D11〜D14とアクティブフィルタ回路211のそれぞれにスイッチ素子を使用しているため、部品点数が多く、スイッチ素子による導通損失が大きいため、効率が低下していた。
本発明の課題は、回路の簡素化及び効率の向上を図ることができるDC/ACインバータを提供することにある。
本発明は、直流電圧を交流電圧に変換するDC/ACインバータであって、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子からなるハーフブリッジ回路を備え、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子をスイッチングすることにより前記直流電圧をを交流電圧に変換してトランスの一次巻線を介して二次巻線に出力するDC/DCコンバータと、前記二次巻線に接続された第3スイッチ素子乃至第6スイッチ素子からなる第1フルブリッジ回路、前記第1フルブリッジ回路の出力両端に接続されたバッファコンデンサを備えたアクティブバッファ回路と、第7スイッチ素子乃至第10スイッチ素子からなる第2フルブリッジ回路を有し、前記バッファコンデンサからの電圧を交流電圧に変換して負荷に供給する電流インバータと、前記第1スイッチ素子乃至第10スイッチ素子の各スイッチ素子をオンオフ制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記DC/DCコンバータの出力を前記負荷に供給する第1モード、前記DC/DCコンバータの出力により前記バッファコンデンサを充電する第2モード、前記DC/DCコンバータの出力と前記バッファコンデンサを直列に接続して前記負荷に放電する第3モード、前記DC/DCコンバータの出力が前記バッファコンデンサに作用しない第4モードの処理を第1モードから順番に第4モードまで行うように、前記各スイッチ素子をオンオフ制御し、前記二次巻線は、第1の二次巻線と第2の二次巻線との直列回路からなり、前記第1の二次巻線の一端に前記第3スイッチ素子と第4スイッチ素子が接続され、前記第2の二次巻線の一端に第5スイッチ素子と前記第6スイッチ素子が接続され、前記制御回路は、前記第1モードにおいて、前記第3スイッチ素子又は前記第5スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の対角をなす2つのスイッチ素子をオンさせ、前記第2モードにおいて、前記第3スイッチ素子又は前記第5スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の全スイッチ素子をオフさせ、前記第3モードにおいて、前記第4スイッチ素子又は前記第6スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の対角をなす2つのスイッチ素子をオンさせ、前記第4モードにおいて、前記第4スイッチ素子又は前記第6スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の全スイッチ素子をオフさせることを特徴とする。
本発明によれば、従来のDC/ACインバータに対して、DC/DCコンバータを、第1及び第2スイッチ素子からなるハーフブリッジ回路で構成し且つダイオードを削除し、アクティブバッファ回路に高周波の整流動作を付加することで、トランス二次側回路の通過素子数を低減させたので、回路構成を簡素化でき、導通損失を低減することで効率の向上を図ることができる。
本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの回路構成を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの各モードの動作を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの各モードの動作を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの制御回路の構成を示す図である。 図4に示すΔ−ΣPDM部の詳細な構成を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータ内のハーフブリッジ回路の電圧波形及び電流波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータ内のアクティブバッファ回路及び電流インバータの電圧波形及び電流波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの入力電圧、入力電流、コンデンサ電圧、系統電圧、インバータ出力電流の波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの出力電力の効率を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの出力電力300W時における損失解析結果を示す図である。 従来のDC/ACインバータの回路構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態のDC/ACインバータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るDC/ACインバータの回路構成を示す図である。図1に示すDC/ACインバータは、アクティブバッファ回路に高周波の整流動作を付加することで、トランス二次側回路を通過素子数を低減させて回路構成を簡素化し、導通損失を低減したことを特徴とする。
図1に示すDC/ACインバータにおいて、直流電源Vinの両端には、コンデンサC1とコンデンサC2との直列回路と、第1スイッチ素子S1と第2スイッチ素子S2との直列回路とが接続されている。コンデンサC1とコンデンサC2との接続点と、第1スイッチ素子S1と第2スイッチ素子S2との接続点との間には、リアクトルLsとトランスTの一次巻線Pとの直列回路が接続されている。第1スイッチ素子S1と第2スイッチ素子S2とは、ハーフブリッジ回路を構成する。リアクトルLsは、トランスTの一次巻線Pと二次巻線間のリーケージインダクタンスでも良い。
コンデンサC1、コンデンサC2、第1スイッチ素子S1、第2スイッチ素子S2、リアクトルLs及びトランスTの一次巻線Pとは、絶縁型のDC/DCコンバータを構成する。このDC/DCコンバータは、リアクトルLsとコンデンサC1,C2との共振により第1スイッチ素子S1と第2スイッチ素子S2とをゼロ電流スイッチング(ZCS)して、スイッチング損失を低減する。
トランスTの二次側は、第1の二次巻線SA1と第2の二次巻線SA2とが直列に接続されている。第1の二次巻線SA1と第2の二次巻線SA2とには、第3スイッチ素子S3乃至第6スイッチ素子S6からなる第1フルブリッジ回路と第1フルブリッジ回路の両端に接続されるコンデンサC3(バッファコンデンサに対応)と、ダイオードD1〜D3とを備えるアクティブバッファ回路2が接続されている。ダイオードD1は、第1整流素子に対応し、ダイオードD2は、第2整流素子に対応し、ダイオードD3は、第3整流素子に対応する。
第1の二次巻線SA1の一端には、第3スイッチ素子S3のソースとダイオードD1のアノードとが接続され、ダイオードD1のカソードには第4スイッチ素子S4のドレインが接続されている。第2の二次巻線SA2の一端には、第5スイッチ素子S5のソースとダイオードD2のアノードとが接続され、ダイオードD2のカソードには第6スイッチ素子S6のドレインが接続されている。
第3スイッチ素子S3のドレインと第5スイッチ素子S5のドレインとはコンデンサC3の一端に接続され、第4スイッチ素子S4のソースと第6スイッチ素子S6のソースとはコンデンサC3の他端とダイオードD3のアノードに接続されている。第1の二次巻線SA1と第2の二次巻線SA2との接続点は、ダイオードD3のカソードに接続されている。
コンデンサC3とダイオードD3との直列回路の両端には、第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10からなる第2フルブリッジ回路を備えた電流インバータ3が接続されている。第7スイッチ素子S7のドレインと第9スイッチ素子S9のドレインとはコンデンサC3の一端に接続され、第8スイッチ素子S8のソースと第10スイッチ素子S10のソースとはダイオードD3のカソードに接続されている。
第7スイッチ素子S7のソースには第8スイッチ素子S8のドレインが接続され、第9スイッチ素子S9のソースには第10スイッチ素子S10のドレインが接続されている。第7スイッチ素子S7のソースと第8スイッチ素子S8のドレインとの接続点と、第9スイッチ素子S9のソースと第10スイッチ素子S10のドレインとの接続点には、コンデンサC4の両端が接続されるとともに、リアクトルLoと交流電源4との直列回路が接続されている。コンデンサC4とリアクトルLoとは出力フィルタを構成する。
第1スイッチ素子S1乃至第10スイッチ素子S10は、MOSFETからなり、このMOSFETのドレインとソース間にはダイオードが接続されている。このダイオードは、MOSFETの寄生ダイオードでもよく、あるいは個別のダイオードでも良い。
制御回路10は、第1スイッチ素子S1乃至第10スイッチ素子S10をオンオフ制御する。制御回路10の各スイッチ素子のオンオフ制御の詳細は、後述する。
次にこのように構成された実施例1のDC/ACインバータについて図1乃至図3を参照しながら各動作モードの動作を詳細に説明する。動作モードは、直送モード(図2(a)、図2(b)、第1モードに対応)、充電モード(図2(c)、図2(d)、第2モードに対応)、放電モード(図3(a)、図3(b)、第3モードに対応)、還流モード(図3(c)、図3(d)、第4モードに対応)の4つのモードからなる。ここでは、系統電圧が正の場合の動作モードのみを説明する。なお、ハーフブリッジ回路のスイッチング周波数は、共振周波数に合わせ、デューティが50%で設定される。
まず、図1及び図2(a)、図2(b)を用いて直送モードを説明する。制御回路10は、ゲート信号の半周期において、第1スイッチ素子S1をオフさせ、第2スイッチ素子S2と第3スイッチ素子S3と第7スイッチ素子S7と第10スイッチ素子S10とをオンさせる。すると、Vin→C1→Ls→P→S2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第1の二次巻線SA1の一端→S3→S7→4→S10→第1の二次巻線SA1の他端の経路で電流idcが流れる。
次に、制御回路10は、ゲート信号の次の半周期において、第2スイッチ素子S2をオフさせ、第1スイッチ素子S1と第5スイッチ素子S5と第7スイッチ素子S7と第10スイッチ素子S10とをオンさせる。すると、Vin→S1→P→Ls→C2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第2の二次巻線SA2の一端→S5→S7→4→S10→第2の二次巻線SA2の他端の経路で電流idcが流れる。このため、直流電源1の電力を負荷4(系統)に直送することができる。
次に、図1及び図2(c)、図2(d)を用いてコンデンサC3を充電するための充電モードを説明する。
制御回路10は、ゲート信号の半周期において、第2スイッチ素子S2と第3スイッチ素子S3とをオンさせ、第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10をオフさせる。すると、Vin→C1→Ls→P→S2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第1の二次巻線SA1の一端→C3→D3→第1の二次巻線SA1の他端の経路で電流idcが流れる。
次に、制御回路10は、ゲート信号の次の半周期において、第1スイッチ素子S1と第5スイッチ素子S5とをオンさせ、第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10をオフさせる。すると、Vin→S1→P→Ls→C2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第2の二次巻線SA2の一端→S5→C3→D3→第2の二次巻線SA2の他端の経路で電流idcが流れる。このため、直流電源1の電力をコンデンサC3に充電することができる。
次に、図1及び図3(a)、図3(b)を用いてコンデンサC3を放電するための放電モードを説明する。
制御回路10は、ゲート信号の半周期において、第1スイッチ素子S1をオフさせ、第2スイッチ素子S2と第4スイッチ素子S4と第7スイッチ素子S7と第10スイッチ素子S10をオンさせる。すると、Vin→C1→Ls→P→S2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第1の二次巻線SA1の一端→D1→S4→D3→第1の二次巻線SA1の他端の経路で電流idcが流れる。また、C3→S7→4→S10の経路で、コンデンサC3は、負荷4(系統)に放電する。
次に、制御回路10は、ゲート信号の次の半周期において、第2スイッチ素子S2をオフさせ、第1スイッチ素子S1と第6スイッチ素子S6と第7スイッチ素子S7と第10スイッチ素子S10をオンさせる。すると、Vin→S1→P→Ls→C2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第2の二次巻線SA2の一端→D2→S6→D3→第2の二次巻線SA2の他端の経路で電流idcが流れる。また、C3→S7→4→S10の経路で、コンデンサC3は、負荷4(系統)に放電する。
次に、図1及び図3(c)、図3(d)を用いて還流モードを説明する。
制御回路10は、ゲート信号の半周期において、第2スイッチ素子S2と第4スイッチ素子S4とをオンさせ、第1スイッチ素子S1と第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10をオフさせる。すると、Vin→C1→Ls→P→S2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第1の二次巻線SA1の一端→D1→S4→D3→第1の二次巻線SA1の他端の経路で電流idcが流れる。
次に、制御回路10は、ゲート信号の次の半周期において、第1スイッチ素子S1と第6スイッチ素子S6とをオンさせ、第2スイッチ素子S2と第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10をオフさせる。すると、Vin→S1→P→Ls→C2→Vinの経路で電流irccが流れる。トランスTの二次側では、第2の二次巻線SA2の一端→D2→S6→D3→第2の二次巻線SA2の他端の経路で電流idcが流れる。即ち、電流idcの還流経路となり、負荷4(系統)やコンデンサC3には電流は流れない。
なお、系統電圧が正の場合の動作モードのみを説明したが、系統電圧が負の場合には、図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)において、制御回路10は、第7スイッチ素子S7と第10スイッチ素子S10とをオフさせ、第8スイッチ素子S8と第9スイッチ素子S9とをオンさせる。その他の動作は、系統電圧が正の場合の動作と同じである。
このように、実施例1に係るDC/ACインバータによれば、図11に示す従来のDC/ACインバータに対して、DC/DCコンバータを、スイッチ素子S1,S2からなるハーフブリッジ回路で構成し且つダイオードD11〜D14を削除し、アクティブバッファ回路2に高周波の整流動作を付加することで、トランス二次側回路の通過素子数を低減させたので、回路構成を簡素化でき、導通損失を低減することができる。
また、トランスの2次側整流回路をスイッチングすることで、直送モード、充電モード、放電モード、還流モードを実現することで、コンデンサC3を小容量化することができる。このため、電解コンデンサを用いなくても済む。また、直送モード、還流モードにさらにコンデンサC3の充放電モードを加えて、充放電動作の割合を制御することで電力脈動補償を実現することができる。
次に、図4に示す制御回路10の詳細な構成を説明する。制御回路10は、Δ−ΣPDM部11、アクティブバッファスイッチングテーブル12、インバータスイッチングテーブル13を備えている。
Δ−ΣPDM部11は、DC/DCコンバータの第1スイッチ素子S1と第2スイッチ素子S2をオンオフする制御するための第1コンバータゲート信号と直送モード及び還流モードのための第1デューティ指令値dmode1と充電モードのための第2デューティ指令値dmode2と放電モードのための第3デューティ指令値dmode3をΔ−Σ変換を用いて量子化することにより3つのモード選択情報Selmode1、Selmode2、Selmode3を生成する。
図5は、Δ−ΣPDM部11の詳細な構成図である。Δ−ΣPDM部11は、減算器111a〜111c、積分器112a〜112c、量子化器113a〜113c、乗算器114a〜114c、遅延器115a〜115cを備えたΔΣ変調器を有する。また、Δ−ΣPDM部11は、コンパレータ116,118、インバータ117,119を有する。ZOHは、ゼロ次ホールドである。
減算器111aは、第2デューティ指令値dmode2と遅延器115aからの量子化器113aの出力との差分を求め、積分器112aは、減算器111aからの出力を積分し、量子化誤差を蓄積する。次に、量子化器113aは、蓄積誤差に基づいて出力を1又は0に切り換えた量子化パルスを乗算器114aに出力する。
減算器111bは、第1デューティ指令値dmode1と遅延器115bからの量子化器113bの出力との差分を求め、積分器112bは、減算器111bからの出力を積分し、量子化誤差を蓄積する。次に、量子化器113bは、蓄積誤差に基づいて出力を1又は0に切り換えた量子化パルスを乗算器114bに出力する。
減算器111cは、第3デューティ指令値dmode3と遅延器115cからの量子化器113cの出力との差分を求め、積分器112cは、減算器111cからの出力を積分し、量子化誤差を蓄積する。次に、量子化器113cは、蓄積誤差に基づいて出力を1又は0に切り換えた量子化パルスを乗算器114cに出力する。
蓄積誤差はデューティの大小に比例して増加する。量子化間隔はパルス電流の一周期に相当する。Δ−Σ変換は量子化するのみであるから、本来のデューティ指令値通りに各スイッチ素子をオンオフさせるためのスイッチングパターンを生成する。
また、3つの積分器112a〜112cの量子化誤差を比較して、最も大きい量子化誤差を有する積分器を選択し、選択された積分器を有する変調器からモード選択情報を出力させるモード選択部を備えている。モード選択部は、コンパレータ116,118、インバータ117,119、乗算器114a〜114cからなる。
コンパレータ116,118を用いて各モードを選択的に出力する。具体的には、コンパレータ116は、積分器112aの出力が積分器112bの出力以上の場合には1をインバータ117と乗算器114aに出力し、積分器112aの出力が積分器112bの出力未満の場合には0をインバータ117と乗算器114aに出力する。乗算器114aはコンパレータ116の出力と量子化器113aの出力を乗算して乗算出力をモード選択情報Selmode2として出力する。インバータ117は、コンパレータ116の出力を反転して乗算器114bに出力する。
コンパレータ118は、積分器112bの出力が積分器112cの出力以上の場合には1をインバータ119と乗算器114bに出力し、積分器112bの出力が積分器112cの出力未満の場合には0をインバータ119と乗算器114bに出力する。乗算器114bはコンパレータ118の出力と量子化器113bの出力とインバータ117の出力とを乗算して乗算出力をモード選択情報Selmode1として出力する。インバータ119は、コンパレータ118の出力を反転して乗算器114cに出力する。
即ち、蓄積誤差とデューティ指令値とは比例するため、蓄積誤差が最も大きかったモードの出力を優先し、それ以外はゼロとすることで変調器の非干渉化を行うことができる。今回選択されなかったモードは、量子化誤差として蓄積され、次回のモード選択に反映される。
アクティブバッファスイッチングテーブル12は、第1コンバータゲート信号とΔ−ΣPDM部11からのモード選択情報Selmode1、Selmode2、Selmode3に基づき、第1コンバータゲート信号の極性に同期して、アクティブバッファ回路2に有する第3スイッチ素子S3乃至第6スイッチ素子S6のためのスイッチングパルスからなるゲート信号を生成する。
インバータスイッチングテーブル13は、負荷4(系統)からのグリッド電圧極性信号と、Δ−ΣPDM部11からのモード選択情報Selmode1、Selmode2、Selmode3に基づき、グリッド電圧極性信号に同期して、電流インバータ3に有する第7スイッチ素子S7乃至第10スイッチ素子S10のためのスイッチングパルスからなるゲート信号を生成する。
また、制御回路10は、DC/DCコンバータの制御信号を用いて高周波電流の極性を判定し、判定された極性に応じて第1フルブリッジ回路の対角をなす2つのスイッチ素子を選択する。具体的には、アクティブバッファスイッチングテーブル12が第1コンバータゲート信号(DC/DCコンバータの制御信号に対応)の極性に応じて、アクティブバッファ回路2の第3スイッチ素子S3乃至第6スイッチ素子S6のためのゲート信号を生成するので、アクティブバッファ回路2は、トランスTの一次電流の極性に応じて動作する対角をなす2つのスイッチ素子を切り替えて、高周波の整流動作を行うことができる。
また、電流インバータ3は、インバータスイッチングテーブル13を参照して、系統電圧の極性に応じて動作するレグ(第2フルブリッジ回路S7〜S10の対角をなす2つのスイッチ素子)を切り替えるので、商用周波数の正弦波電流を系統側に出力することができる。
さらに、実施例1では、一次側に接続されたコンデンサC1,C2とトランスの漏れインダクタンスであるリアクトルLsとを共振させることでハーフブリッジ回路の第1スイッチ素子S1と第2スイッ素子S2のゼロ電流スイッチング(ZCS)を行うので、スイッチング損失を低減することができる。従って、装置の小型化と高効率化を図ることができる。
図6に、ハーフブリッジ回路の第1スイッチ素子S1のドレイン−ソース間電圧波形Vs1及び電流波形is1を示す。図7に、アクティブバッファ回路2の第3スイッチ素子S3のドレイン−ソース間電圧波形Vs3及び電流波形is3と、電流インバータ3の第7スイッチ素子S7のドレイン−ソース間電圧波形Vs7及び電流波形is7を示す。
図6及び図7から、各スイッチ素子において、ドレイン電流のゼロ付近でドレイン−ソース間電圧が立ち上がり又は立下りしていることから、ZCS動作していることがわかる。ZCS動作するのは、一次側回路については、トランスTのリーケージインダクタンスLsとコンデンサC1,C2との直列共振、二次側回路については、Δ−ΣPDMを適用しているためである。
図8に、入力電圧Vin、入力電流Iin、コンデンサ電圧Vc、系統電圧Vac、インバータ出力電流iacの波形を示す。コンデンサ電圧Vcを系統電圧Vacの2倍周波数で制御することで、入力電圧Vinには電源周波数の2倍周波数の電圧リップルは発生せず、単相電力脈動が良好に補償できる。
図9に、DC/ACインバータの出力電力の効率を示す。実施例1は、全てのスイッチ素子でZCSを達成するため、スイッチング損失は考慮しない。また、トランスT及び出力フィルタLo,C4の損失は無視する。図9から、実施例1では、全ての出力電力領域において、従来回路に比較して効率を改善できていることがわかる。これは、二次側回路の通過素子数を低減するに伴い、導通損失が低減されるためである。定格出力300W時の効率は、96.9%となり、1.1%改善した。
図10に、DC/ACインバータの出力電力300W時における損失解析結果を示す。図10(a)は、実施例1の回路、図10(b)は、従来回路の損失データである。実施例1の回路は、従来回路に対して導通損失を25%低減できている。また、DC/DCコンバータの導通損失が支配的であることが確認することができた。これは、一次側回路においては、低圧大電流動作となるためである。特に、一次側回路に用いるMOSFETに対して、低オン抵抗素子を用いることが挙げられる。
1 直流電源
2 アクティブバッファ回路
3 電流インバータ
4 交流電源
10 制御回路
11 Δ−ΣPDM部
12 アクティブバッファスイッチングテーブル
13 インバータスイッチングテーブル
111a〜111c 減算器
112a〜112c 積分器
113a〜113c 量子化器
114a〜114c 乗算器
116,118 コンパレータ
C1〜C4 コンデンサ
S1〜S10 第1スイッチ素子乃至第10スイッチ素子
T トランス
P 一次巻線
SA1 第1の二次巻線
SA2 第2の二次巻線
Ls,L0 リアクトル

Claims (6)

  1. 直流電圧を交流電圧に変換するDC/ACインバータであって、
    第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子からなるハーフブリッジ回路を備え、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子をスイッチングすることにより前記直流電圧を交流電圧に変換してトランスの一次巻線を介して二次巻線に出力するDC/DCコンバータと、
    前記二次巻線に接続された第3スイッチ素子乃至第6スイッチ素子からなる第1フルブリッジ回路、前記第1フルブリッジ回路の出力両端に接続されたバッファコンデンサを備えたアクティブバッファ回路と、
    第7スイッチ素子乃至第10スイッチ素子からなる第2フルブリッジ回路を有し、前記バッファコンデンサからの電圧を交流電圧に変換して負荷に供給する電流インバータと、
    前記第1スイッチ素子乃至第10スイッチ素子の各スイッチ素子をオンオフ制御する制御回路と、
    を備え
    前記制御回路は、前記DC/DCコンバータの出力を前記負荷に供給する第1モード、前記DC/DCコンバータの出力により前記バッファコンデンサを充電する第2モード、前記DC/DCコンバータの出力と前記バッファコンデンサを直列に接続して前記負荷に放電する第3モード、前記DC/DCコンバータの出力が前記バッファコンデンサに作用しない第4モードの処理を第1モードから順番に第4モードまで行うように、前記各スイッチ素子をオンオフ制御し、
    前記二次巻線は、第1の二次巻線と第2の二次巻線との直列回路からなり、
    前記第1の二次巻線の一端に前記第3スイッチ素子と第4スイッチ素子が接続され、前記第2の二次巻線の一端に第5スイッチ素子と前記第6スイッチ素子が接続され、
    前記制御回路は、前記第1モードにおいて、前記第3スイッチ素子又は前記第5スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の対角をなす2つのスイッチ素子をオンさせ、
    前記第2モードにおいて、前記第3スイッチ素子又は前記第5スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の全スイッチ素子をオフさせ、
    前記第3モードにおいて、前記第4スイッチ素子又は前記第6スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の対角をなす2つのスイッチ素子をオンさせ、
    前記第4モードにおいて、前記第4スイッチ素子又は前記第6スイッチ素子をオンさせ、前記第2フルブリッジ回路の全スイッチ素子をオフさせることを特徴とするDC/ACインバータ。
  2. 前記第1の二次巻線と前記第2の二次巻線との巻数比は、1:1であることを特徴とする請求項記載のDC/ACインバータ。
  3. 前記第1の二次巻線の一端と前記第4スイッチ素子との間に接続された第1整流素子と、
    前記第2の二次巻線の一端と前記第6スイッチ素子との間に接続された第2整流素子と、
    を備えることを特徴とする請求項又は請求項記載のDC/ACインバータ。
  4. 前記第1の二次巻線と第2の二次巻線との接続点と、前記バッファコンデンサの一端とに接続された第3整流素子を備えることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項記載のDC/ACインバータ。
  5. 前記制御回路は、前記第1モード及び前記第4モードのための第1デューティ指令値と前記第2モードのための第2デューティ指令値と前記第3モードのための第3デューティ指令値とをΔ−Σ変換を用いて量子化することによりモード選択情報を生成するΔ−ΣPDM部を備え、
    前記Δ−ΣPDM部は、前記第1デューティ指令値乃至前記第3デューティ指令値に対応して、減算器、積分器、量子化器及び前記量子化器の出力に接続された遅延器を有する変調器を3組備え、
    各変調器において、前記減算器は、前記デューティ指令値と前記遅延器からの前記量子化器の出力との差分を求め、前記積分器は、前記減算器からの出力を積分して量子化誤差を蓄積し、前記量子化器は、前記積分器からの蓄積誤差に基づいて出力を1又は0に切り換えた量子化パルスを前記モード選択情報として出力することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項記載のDC/ACインバータ。
  6. 3つの前記積分器の前記量子化誤差を比較して、最も大きい前記量子化誤差を有する積分器を選択し、選択された前記積分器を有する前記変調器から前記モード選択情報を出力させるモード選択部を備えることを特徴とする請求項記載のDC/ACインバータ。
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