JP6789599B2 - 車両用スロープ装置 - Google Patents

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本発明は、車両用のスロープ装置に関する。
主に福祉車両には、車椅子等の乗降性を高めるために、車両の床面と地上面とを滑らかに接続するためのスロープ面を有するスロープ装置が装備される場合がある。
例えば、下記の特許文献1に開示されているスロープ装置は、スロープ面の傾斜方向(スロープ面の面内でスロープ面の幅方向と直交する方向)に延び、スロープ面の幅方向に離間して配置された左右一対のサイドレールと、一対のサイドレールを連結し、一方の面がスロープ面を構成する平板状のフロアパネルとを備える。フロアパネルは、スロープ面の傾斜方向に沿って連ねて設けられた複数のフロア部材を有する。フロア部材としては、軽量かつ高い剛性を具備するフロアパネルを実現するため、中空形状をなすアルミニウム合金製の押出材が採用されている。なお、スロープ面の傾斜方向で隣り合うフロア部材は、フロアパネルの厚さ方向(スロープ面に対して垂直な方向)で互いに係合している。
特開2002−87164号公報
特許文献1のスロープ装置では、フロアパネル(を構成するフロア部材)が、例えば溶接又はビス止めによってサイドレールに固定される。このうち、機械的な固定方法であるビス止めは、サイドレールとフロアパネル(フロア部材)とを強固にかつ精度良く固定することができるので、高品質で信頼性に富むスロープ装置を実現する上で好ましいとも考えられる。
しかしながら、フロア部材をサイドレールに対してビス止めする場合には、フロア部材に、ビスの締結長さよりも厚肉の厚肉部を一体的に設け、かつこの厚肉部にビスの雄ねじ部を螺着するためのタップ孔(雌ねじ部を有する下孔)を形成する必要がある。ここで、フロア部材がアルミニウム合金製の押出材である場合、上記の厚肉部は必然的にフロア部材の長手方向(スロープ面の幅方向)全域に設けられてしまうため、フロア部材の重量及び原材料費が増大し、スロープ装置の重量化及び高コスト化を招来するという問題がある。また、タップ孔の形成加工は、様々な孔開け加工の中でも手間を要する加工であるため、スロープ装置の製造コストを増大させる一因となる。
以上の実情に鑑み、本発明の課題は、フロアパネルを構成するフロア部材がサイドレールに対して機械的に固定されるスロープ装置の軽量化とコスト低減を図ることにある。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、車両の床面と地上面とを滑らかに接続するスロープ面と、スロープ面の傾斜方向に延び、スロープ面の幅方向両側に配置された一対のサイドレールと、一対のサイドレールを連結し、表面が上記スロープ面を構成する平板状のフロアパネルとを備え、フロアパネルが、スロープ面の傾斜方向に沿って連ねて設けられた複数のフロア部材を有し、フロア部材が、中空形状をなしたアルミニウム合金製の押出材からなる車両用スロープ装置において、フロア部材が、その中空部内に設けられたナット保持部を一体に有し、フロア部材とサイドレールとが、ナット保持部に保持されたナット部材と、ナット部材に対して締結されたボルト部材の頭部とで挟持されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、サイドレールとフロアパネルを構成するフロア部材とが、機械的な固定方法の一種である、いわゆるボルト−ナット固定により固定されるので、両者を強固にかつ精度良く固定することができる。フロア部材の中空部内に設けるべきナット保持部は、フロア部材にビス受けを設ける場合のような厚肉の中実状に形成する必要はなく、従って、フロア部材の軽量化及び原材料費低減を図ることができる。また、上記のボルト−ナット固定を実現する上では、フロア部材にボルト部材挿通用の貫通孔を設ける必要があるが、この貫通孔はいわゆるバカ孔で良いため、孔開け加工に要するコストはタップ孔の形成加工よりも格段に減じられる。
さらに、ボルト部材は、フロア部材とは別体のナット部材(の雌ねじ部)に締結されるので、ナット部材としては、フロア部材の原材料であるアルミニウム合金よりも高強度の材料(例えば、ステンレス鋼)で作製されたものを選択使用することもできる。この場合、雌ねじ部の強度が格段に高まるので、サイドレールとフロア部材をビス止め固定する場合に比べ、サイドレールとフロア部材の連結強度を高めることができる。
ナット保持部は、ナット部材の回転を規制する第1規制部と、ナット部材のボルト部材の頭部に対する離反移動を規制する第2規制部とを有するものとすることができる。このような構成によれば、ボルト部材の締結作業を容易にかつ精度良く実行することが可能となる。
互いに対向するナット部材の外側面(外径面)と第1規制部の内側面の離間距離を、ボルト部材の締結方向前方側の領域で相対的に小さく、ボルト部材の締結方向後方側の領域で相対的に大きくすることができる。このようにすれば、ナット部材の回転を適切に規制しつつ、ナット部材の一端面(ボルト部材の頭部と協働してフロア部材及びサイドレールを挟持する面)とこれに対向するフロア部材の内壁面とを適切に当接させることができるので、ボルト部材の締結不良が生じ難くなる。
以上より、本発明によれば、サイドレールとフロアパネル(を構成するフロア部材)とが機械的に連結固定されるスロープ装置において、その軽量化及びコスト低減、さらにはサイドレールとフロア部材の連結強度向上を同時に達成することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用スロープ装置の展開状態における概略斜視図である。 図1に示すスロープ装置のフロアパネルの幅方向一端部を、図1中に示す矢印A方向から見たときの部分断面図である。 図2の部分拡大斜視図である。 図2の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る車両用スロープ装置(以下、単に「スロープ装置」という)の展開状態における斜視図を示す。同図に示すスロープ装置1は、車椅子等の乗降性を高めるために主に福祉車両に装備されるものであって、例えば車両の後面開口を介して車両の外側に展開される展開位置(展開状態)と、車両内部に格納される格納位置(格納状態)の二位置間を相互に移行可能となっている。なお、以下では、方向性を示すために「スロープ面の傾斜方向」、「スロープ面の幅方向」および「フロアパネルの厚さ方向」との語句を使用するが、上記の各方向は、それぞれ、図1中に示すx軸方向(車長方向)、同y軸方向(車幅方向)および同z軸方向(車高方向)と同義である。
スロープ装置1は、展開状態において車両の床面と地上面とを滑らかに接続するスロープ面10(上側スロープ面10A及び下側スロープ面10B)を有するスロープ本体3と、スロープ本体3を車両に対して回転可能に連結するための連結パネル2とを備え、スロープ本体3は、連結パネル2に対してスロープ面10の幅方向に延びる支軸回りに回転可能に連結されている。従って、スロープ面10の水平方向に対する傾斜角は、車両の床面と地上面との間の高低差に応じて変化する。
スロープ本体3は、上記支軸を介して連結パネル2に対して回転可能に連結された第1のスロープ本体3Aと、第1のスロープ本体3Aに対してスライド可能に設けられた第2のスロープ本体3Bとを備える。
第1のスロープ本体3Aは、スロープ面10の幅方向に離間して配置された一対のサイドレール4,4と、両サイドレール4,4を連結し、一方の面(表面)がスロープ面10の上側スロープ面10Aを構成する平板状のフロアパネル5Aとを備える。
第2のスロープ本体3Bは、スロープ面10の幅方向に離間して配置された一対のサイドレール6,6と、両サイドレール6,6を連結し、一方の面(表面)がスロープ面10の下側スロープ面10Bを構成する平板状のフロアパネル5Bと、スロープ装置1の展開状態で両スロープ面10A,10Bを滑らかに接続するスロープ面接続部材7と、スロープ装置1の展開状態で地上面に接地する接地部材8と、を備える。サイドレール6,6は、それぞれ、第1のスロープ本体3Aのサイドレール4,4のレール部にスライド自在に嵌合されている。
以下、フロアパネルの構造や、フロアパネルとサイドレールの連結態様などについて図2〜図4を参照しながら詳細に説明する。なお、第1のスロープ本体3Aと、第2のスロープ本体3Bとの間で、フロアパネルの構造や、フロアパネルとサイドレールの連結態様に関して特筆すべき相違点は存在しない。従って、以下では第2のスロープ本体3Bを代表例にとって、フロアパネルの構造やフロアパネルとサイドレールの連結態様について詳細に説明する。
図2に示すように、フロアパネル5Bは、スロープ面10(下側スロープ面10B)の傾斜方向に沿って連ねて設けられた複数のフロア部材11と、隣り合うフロア部材11,11の間に設けられた中実の中間部材12とを備える。中間部材12は、例えばアルミニウム合金で形成される。
各フロア部材11は、中空形状をなしたアルミニウム合金製の押出材からなり、その幅方向(スロープ面10の傾斜方向)の端部に、スロープ面10の幅方向に延びた凹部(凹溝)11aを有する。そして、図4に示すように、隣り合うフロア部材11,11の凹溝11a,11a間に中間部材12が収容・配置されることにより、隣り合うフロア部材11,11がフロアパネル5Bの厚さ方向(スロープ面10に対して垂直な方向)で互いに係合可能となっている。隣り合うフロア部材11,11の間には、隣り合うフロア部材11,11と中間部材12との協働で接着隙間13が形成されており、隣り合うフロア部材11,11は、接着隙間13に形成された接着剤層14(図4中に散点ハッチングで示す)及び中間部材12を介して連結されている。これにより、フロアパネル5Bは、複数のフロア部材11が一体的に設けられ、かつ隣り合うフロア部材11,11がフロアパネル5Bの厚さ方向で互いに係合している。
このように、隣り合うフロア部材11,11がフロアパネル5Bの厚さ方向で互いに係合していれば、スロープ面10上を車椅子が走行等するのに伴って各フロア部材11に負荷される荷重(鉛直荷重)を、その両側に配置されたフロア部材11で受けることができる。特に、本実施形態のように、弾性体である接着剤層14を介して隣り合うフロア部材11,11がフロアパネル5Bの厚さ方向で互いに係合していれば、
(1)上記荷重を、接着剤層14を介してフロアパネル5B全体に分散させることができるため、隣り合うフロア部材11,11の間に車椅子の走行性に支障をきたすような段差を生じさせることなく、フロアパネル5B全体を滑らかに変形させることができる、
(2)フロア部材11同士が直接接触することによる異音の発生を防止することができる、などという利点がある。
上記態様でフロア部材11同士が連結されたフロアパネル5Bは、例えば、溝底面に所定量の接着剤が塗布された凹溝11a,11a間に中間部材12を挟み込むようにして2つのフロア部材11,11を相対的に接近移動させ、その後、接着剤を硬化させることで得られる。なお、接着剤としては、例えば、熱硬化型接着剤、二液混合型接着剤、嫌気性接着剤などを使用することができる。
上記のフロアパネル5Bは、このフロアパネル5Bを構成するフロア部材11とサイドレール6,6とをボルト−ナット固定することによってサイドレール6,6に連結固定されている。より詳細に述べると、サイドレール6は、フロアパネル5Bの他方の面(裏面)側に配置される底部6aと、スロープ面10Bの幅方向外側に配置される起立部6b(図1参照)とを一体に有する断面略L字状をなし、フロア部材11は、図2〜図4に示すように、サイドレール6の底部6aに対してボルト−ナット固定されている。
図2〜図4に示すように、中空形状をなしたアルミニウム合金製の押出材からなるフロア部材11は、その中空部内に設けられたナット保持部11bを一体に有し、四角ナットからなるナット部材21は、ナット保持部11bに嵌合・保持されている。ナット保持部11bは、ナット部材21の径方向外側に設けられ、ナット部材21の回転を規制する第1規制部11cと、ナット部材21よりも図中上側(ボルト部材22の締結方向前方側)に設けられ、ボルト部材22の頭部22aに対するナット部材21の相対的な離反移動を規制する第2規制部11dとを一体に有する。
フロア部材11及びサイドレール6の底部6aには、ボルト部材22のねじ部22bを挿通するための貫通孔11f,6a1がそれぞれ設けられている。貫通孔11f,6a1は、何れも、内壁面が円筒面状をなした、いわゆるバカ孔である。本実施形態では貫通孔11f,6a1同士の位置合わせを容易化するため、貫通孔11fの孔径を貫通孔6a1の孔径よりも大きくしているが、貫通孔6a1の孔径を貫通孔11fの孔径よりも大きくしても構わない。もちろん、両貫通孔6a1,11fの孔径を等しくしても構わない。
そして、フロアパネル5Bを構成するフロア部材11とサイドレール6の底部6aとを、貫通孔11f,6a1同士を位置合わせした状態で重ね合わせると共に、ナット部材21を、貫通孔11f,6a1と同軸配置するようにしてフロア部材11のナット保持部11bで保持する。この状態で、ボルト部材22のねじ部22bを、サイドレール6の底部6aの貫通孔6a1及びフロア部材11の貫通孔11fを介してナット部材21に締結し、ボルト部材22の頭部22aとナット部材21とでサイドレール6の底部6a及びフロア部材11を挟持する。これにより、フロアパネル5B(を構成するフロア部材11)とサイドレール6とが連結固定される。
上記態様でボルト部材22のねじ部22bをナット保持部11bに保持されたナット部材21に対して締結する際には、ナット保持部11bが上記第1規制部11cを有することにより、ボルト部材22とナット部材21の共回りを可及的に防止することができる。また、ナット保持部11bが上記第2規制部11dを有することにより、ナット部材21がボルト部材21の締結方向前方側(図4においては上側)に移動するのを可及的に防止することができる。以上から、ボルト部材22の締結作業を、容易にかつ適切に実行することができる。
ところで、フロア部材11がアルミニウム合金製の押出材からなる関係上、フロア部材11においては、異なる方向に延びる2つの面を、直角部を介して接続する(連続させる)ことができず、アール部を介して連続させる必要がある。このような原則を貫き、仮に、ナット保持部11bを構成する第1規制部11cの内側面と、フロア部材11のナット部材21との当接面とをアール部を介して連続させた場合、ナット部材21がアール部上に乗り上がってしまい、ボルト部材22のねじ部22bをナット部材21に対して適切に締結することが、すなわち、ナット部材21とボルト部材22の頭部22aとでフロア部材11及びサイドレール6を適切に挟持することができなくなる可能性がある。
このため、本実施形態では、図4に示すように、第1規制部11cの基端部に肉取り部(凹部)11eを設けることにより、換言すると、互いに対向する第1規制部11cの内側面とナット部材21の外側面との離間距離を、ボルト部材22の締結方向前方側(図中上側)の領域で相対的に小さく、ボルト部材22の締結方向後方側(図中下側)の領域で相対的に大きくすることにより、上述した問題の発生を可及的に防止するようにしている。
以上で説明したように、本実施形態のスロープ装置1においては、サイドレール6(4)とフロアパネル5B(5A)を構成するフロア部材11とが、機械的な固定方法の一種である、いわゆるボルト−ナット固定により固定されるので、両者を強固にかつ精度良く固定することができる。また、フロア部材11の中空部内に設けるべきナット保持部11bは、フロア部材11にビス受けを設ける場合のような厚肉の中実状(中実の厚肉部)ではなく、厚肉部の一部を肉取りしたような中空状に形成することができる。これにより、フロア部材11の軽量化及び原材料費低減を通じて、フロアパネル5A,5B、ひいてはスロープ装置1の軽量化及び低コスト化を実現することができる。
また、上記のボルト−ナット固定を実現する上では、フロア部材11にボルト部材22挿通用の貫通孔11fを設ける必要があるが、この貫通孔11fはいわゆるバカ孔で良い。そのため、フロア部材11の孔開け加工に要するコストは、フロア部材とサイドレールとをビス止めする場合に必要なタップ孔の形成加工よりも格段に減じられる。この点からも、スロープ装置1の低コスト化を図ることができる。
また、本発明の構成上、ボルト部材22は、フロア部材11とは別体のナット部材21(の雌ねじ部)に締結されるので、ナット部材21としては、フロア部材11の原材料であるアルミニウム合金よりも高強度の材料(例えば、ステンレス鋼)で作製されたものを選択使用することができる。このように、ステンレス鋼製のナット部材21を用いた場合、雌ねじ部の強度が格段に高まるので、フロア部材をサイドレールに対してビス止め固定する場合に比べ、サイドレール6(4)とフロア部材11の連結強度を高めることができる。
以上より、本発明によれば、サイドレール4,6とフロアパネル5A,5B(を構成するフロア部材11)とが機械的に連結固定されるスロープ装置1において、その軽量化及びコスト低減、さらにはサイドレール4,6とフロア部材11の連結強度向上を同時に達成することができる。これにより、軽量で操作性に優れ、かつ信頼性に富むスロープ装置1を低コストに提供することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態に係るスロープ装置1について説明を行ったが、本発明は、上記のスロープ装置1に限定適用されるわけではない。
例えば、以上で説明した実施形態においては、ナット部材21として四角ナットを採用したが、ボルト部材22の締結に伴うナット部材21とボルト部材22の共回りを防止することができるのであれば、ナット部材21として、四角ナット以外のナット(例えば六角ナット)を採用することもできる。
また、以上で説明した実施形態においては、隣り合うフロア部材11,11の間に、これらとフロアパネルの厚さ方向で係合可能な中間部材12を配置していたが、本発明は、中間部材12を省略した場合、すなわち、接着剤層14(のみ)を介して隣り合うフロア部材11,11がフロアパネルの厚さ方向で係合したスロープ装置1にも好ましく適用することができる。
また、以上では、スロープ本体3が相対スライド可能に設けられた第1及び第2のスロープ本体3A,3Bで構成されるスロープ装置1、換言すると、スロープ面10が上側スロープ面10Aと下側スロープ面10Bとで構成されるスロープ装置1に本発明を適用する場合を説明したが、本発明は、例えば、スロープ面10が単一の面、あるいは3つ以上の面で構成されるスロープ装置1にも適用することができる。さらに、本発明は、以上で説明したようなスライドタイプのスロープ本体3が採用されるスロープ装置1以外にも、折り曲げタイプ(折り畳みタイプ)のスロープ本体3が採用されるスロープ装置1にも適用することができる。要するに、本発明は、以上で説明した実施形態に限定適用されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
1 スロープ装置(車両用スロープ装置)
3 スロープ本体
3A 第1のスロープ本体
3B 第2のスロープ本体
4 サイドレール
5A フロアパネル
5B フロアパネル
6 サイドレール
10 スロープ面
11 フロア部材
11b ナット保持部
11c 第1規制部
11d 第2規制部
21 ナット部材
22 ボルト部材
22a 頭部

Claims (1)

  1. 車両の床面と地上面とを滑らかに接続するスロープ面と、該スロープ面の傾斜方向に延び、前記スロープ面の幅方向両側に配置された一対のサイドレールと、一対のサイドレールを連結し、一方の面が前記スロープ面を構成する平板状のフロアパネルとを備え、該フロアパネルが、前記スロープ面の傾斜方向に沿って連ねて設けられた複数のフロア部材を有し、該フロア部材が、中空形状をなしたアルミニウム合金製の押出材からなる車両用スロープ装置において、
    前記フロア部材が、その中空部内に設けられたナット保持部を一体に有し、
    前記フロア部材と前記サイドレールとが、前記ナット保持部に保持されたナット部材と、該ナット部材に対して締結されたボルト部材の頭部とで挟持されており、
    前記ナット保持部は、前記ナット部材の径方向外側に設けられて前記ナット部材の回転を規制する立壁形状の規制部を有し、
    前記規制部の内側面と、前記フロア部材のうち前記ボルト部材と締結された前記ナット部材との当接面とが、前記規制部の基端部に形成された肉取り部を介して接続されていることを特徴とする車両用スロープ装置。
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