JP6788886B2 - 締結具、該締結具を用いた締結方法、及び、締結解除方法 - Google Patents

締結具、該締結具を用いた締結方法、及び、締結解除方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の被締結物を締結して、相互に固定するために用いる締結具、該締結具を用いた締結方法、及び、締結解除方法に関するものである。
従来、舞台の背景等に使用する大型のパネル等の被締結物同士を相互に固定するためには、複数の被締結物に形成された締結用貫通孔を併せて直列貫通孔を形成してから、ネジや、ボルトとナットを用いて被締結物同士を固定していた。この場合、被締結物の一方の側から被締結物を押す方向に力を加えて作業を行う必要があり、被締結物の他方の側が支持されていない状況では作業が困難であるという問題があった。また、特に、ボルトとナットを用いる場合には、被締結物の他方の側にナットを支持しておきながら、ボルトを締結する必要があり、被締結物の他方の側に十分なスペースが存在しないと、作業が困難であるという問題があった。そこで、締結具として、被締結物の一方の側から、引っ張る方向に力を加えて作業を行うことが可能な締結具が提案されている(例えば、実開平5−62709号公報(特許文献1)、特開2006−90485号公報(特許文献2))。
実開平5−62709号公報 特開2006−90485号公報
しかしながら、実開平5−62709号公報(特許文献1)や特開2006−90485号公報(特許文献2)に記載の締結具は、締結作業を行う側の反対側に現れる係止部が、引っ張り力によって折り畳まれる、パンタグラフ構造をしている。このようなパンタグラフ構造は、一体成形で製造しようとすると、折れ曲がる部分を肉薄に形成する必要があり、強度が低くなる。強度を高くするため、折れ曲がる部分にヒンジ構造を使用した場合には、製造コスト・部品コストが上がってしまう。また、直列貫通孔に挿入する際には、径を被締結物に形成された直列貫通孔よりも小さくして、貫通させてからパンタグラフ構造を広げるようになっているため、取り付け作業を行う側の反対側に現れる係止部を小さくすることが困難である。さらに、被締結物に形成された直列貫通孔の径、長さに応じて、専用の設計をしなければならないという問題もある。
本発明の目的は、低コストで製造することが可能でありながら、十分な強度を有する締結具を提供することである。
本発明の他の目的は、異なる貫通孔の径や長さに応じて、共通の部品を使い回すことが可能な締結具を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、簡単な取り付け作業で、被締結物を強固に締結することが可能な締結具及び該締結具を用いた締結方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、取り付け作業を行う側の反対側に現れる係止部の大きさを容易に変更可能な締結具を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、簡単な作業で締結を解除することが可能な締結具及び該締結具の締結解除方法を提供することである。
本発明の締結具は、1本以上の締結バンドと締結具本体を備えている。1本以上の締結バンドは、対向する一対の側面部の一方の側面部側の一端にフック状係合部を備え且つ該フック状係合部から一方の側面部の他端側に所定の距離離れた位置に列をなして並ぶ複数の係止部を備えたバンド部とを備えている。締結具本体は、ロッド部と、ロッド部の一端に一体に設けられてロッド部が延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部とを具備している。フランジ部には、1以上の締結バンドのバンド部は通るがフック状係合部は通らない1以上の貫通孔がロッド部が延びる方向にフランジ部を貫通するように形成されており、1以上の貫通孔内には、貫通孔内に挿入されたバンド部の複数の係止部がロッド部側からフランジ部側に移動することは許容するがフランジ部側からロッド部側に移動することを阻止するように形成された可撓性を有する被係止部が設けられており、1本以上の締結バンドの一対の側面部の他方の側面部がロッド部の外周面と接触するように、1本以上の締結バンドが締結具本体の1以上の貫通孔に挿入される。
上記の通り、締結具本体は、可撓性を有する被係止部以外には変形する部分が存在しないため、締結具本体を一体成形で作成しても、締結具の強度を高くすることができる。また、本発明の締結具は複数の部品から構成されているため、例えば、ロッド部の径の異なる複数種類の締結具本体に対して、共通の締結バンドを使用したり、フック状係合部の大きさの異なる締結バンドに対して、共通の締結具本体を使用したりすることが可能となり、被締結物に形成された異なる直列貫通孔の径や長さに柔軟に対応することができる。
本発明の締結具を用いて、2つの被締結物を締結する際は、次の手順で行う。すなわち、フック状係合部またはロッド部単独であれば、これらの部分が貫通可能であるが、1本以上の締結バンドの一対の側面部の他方の側面部がロッド部の外周面と接触した状態では、フック状係合部及びロッド部を一緒に挿入することができない形状寸法を有する締結用貫通孔が、2つの被締結物に形成されているときに、2つの被締結物を2つの締結用貫通孔を合わせて直列貫通孔を形成するように重ね合わせ、1本以上の締結バンドのフック状係合部を直列貫通孔に、その一端から挿入して、フック状係合部を直列貫通孔の他端よりも外側に位置させ、次に締結具本体のロッド部を直列貫通孔内に一端から挿入し、次に1本以上の締結バンドのフック状係合部と締結本体のフランジ部との間に2つの被締結物が挟持される状態になるまで、1本以上の締結バンドをロッド部側からフランジ部側に引っ張る。このように本発明の締結具を用いることで、簡易な方法で2つの被締結物同士を相互に固定することができる。また、取り付け作業を行う側の反対側には、主にバンド部のフック状係合部が現れるため、フック状係合部の大きさを変更することで、取り付け作業を行う側の反対側に現れる部材の大きさの調整が容易である。
ロッド部の外周部には、貫通孔と連続してロッド部が延びる方向に延び、一端の端面に開口し、且つロッド部の径方向に開口し、締結バンドのバンド部の一部が嵌合し得る1以上の嵌合溝が形成されていてもよい。この場合には、1以上の嵌合溝に1本以上の締結バンドのバンド部の一部を嵌合した状態になるように、ロッドを直列貫通孔に挿入することが可能となり、締結バンドの位置調整が容易となる。
締結バンドの本数は任意であるが、締結バンドが2本であれば、締結作業を簡易にし、且つ、適切に被締結物を締結することが可能である。この場合には、1以上の貫通孔は2つの貫通孔であり、2つの貫通孔は機械角で180度離れて形成されており、1以上の嵌合溝は2つの嵌合溝とすればよい。
被係止部の配置位置は任意である。例えば、フランジ部と一体に設けられてロッド部が位置する方向とは反対側に延びる延長部をさらに備えており、1以上の貫通孔が延長部内を延びており、被係止部が延長部内に延びた貫通孔内に位置していてもよい。このような位置に被係止部を配置すれば、被係止部が設けられている位置よりもロッド部が位置する側を切断することにより、締結状態を解除することが可能となる。締結解除方法をわかりやすくするため、延長部の外周部に、被係止部が設けられている位置よりもロッド部が位置する側に、締結解除のために切断をする位置を示すマーキングを施しておいてもよい。締結を解除する際には、マーキングが施された位置において、延長部を切断すれば、簡易な方法により、締結状態を解除することができる。
また、フランジ部と一体に設けられてロッド部が位置する方向とは反対側に延びる第1の延長部と、フランジ部との間にスペースを開けて第1の延長部の一端に一体に設けられ、1以上の貫通孔の延長線上に1以上の延長貫通孔を有する第2の延長部をさらに備えていてもよい。この場合、被係止部は、延長貫通孔内に位置しており、1本以上の締結バンドは、1以上の貫通孔と1以上の延長貫通孔の間でスペース内に露出した状態で、1以上の貫通孔及び1以上の延長貫通孔に挿入されるようにしてもよい。このように第1の延長部と第2の延長部を構成し、被係止部を配置すれば、1本以上の締結バンドの1以上の貫通孔と1以上の延長貫通孔の間でスペース内に露出した部分を切断することにより、容易に締結状態を解除することが可能となる。なお、この場合には、1本以上の締結バンドのみを切断して締結状態を解除することができるため、締結具本体を繰り返し使用することができるという利点がある。
第1の形態の締結具を示す斜視図である。 第1の形態の締結具を構成する締結具本体を示す図であり、(A)は、正面図、(B)は、平面図、(C)は、底面図、(D)は、右側面図、(E)は、E−E線断面図である。 第1の形態の締結具を構成する締結バンドを示す図であり、(A)は、正面図、(B)は、底面図である。 被締結物前に締結具を用意した状態を示す図である。 被締結物に設けられた締結用貫通孔に締結バンドを通し、且つ、ロッド部を通した状態を示す図であり、(A)は、斜視図、(B)は平面図である。 図5に示した状態の後、締結バンドをロッド部側からフランジ部側に引っ張り、被締結物を締結した状態を示す図であり、(A)は、斜視図、(B)は平面図である。 第2の形態の締結具を示す斜視図である。 第2の実施の形態の締結具を構成する締結具本体を示す図であり、(A)は、正面図、(B)は、平面図、(C)は、底面図、(D)は、右側面図、(E)は、E−E線断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の締結具、該締結具を用いた締結方法、及び、締結解除方法の実施の形態を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[締結具の構成]
図1は、第1の形態の締結具を示す斜視図であり、図2(A)乃至(E)は、本実施の形態の締結具を構成する締結具本体の正面図、平面図、底面図、右側面図、E−E線断面図であり、図3(A)及び(B)は、本実施の形態の締結具を構成する締結バンドの正面図及び底面図である。
締結具1は、それぞれプラスチックにより形成された締結具本体3と、2本の締結バンド5,5´とから構成されている。締結具本体3は、ロッド部7と、ロッド部7の一端に一体に設けられてロッド部7が延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部9と、フランジ部9と一体に設けられてロッド部7が位置する方向とは反対側に延びる延長部11とから構成されている。
締結バンド5は、バンド部13を備えている。バンド部13の一方の側面部の表面には、列をなして並ぶ複数の係止部15が形成されており、一端には、フック状係合部17が備えられている。本実施の形態では、締結バンド5として、複数の電線を結束するために用いる結束バンドを利用している。なお、締結バンド5´は、締結バンド5と同じ構成であるため、「´」の符号を付して、説明は省略する。
締結具1のフランジ部9及び延長部11には、締結バンド5,5´のバンド部13,13´は通るが、フック状係合部17,17´は通らない2つの貫通孔19,19´がロッド部7が延びる方向にフランジ部9及び延長部11を貫通するように形成されている。貫通孔19,19´は、ロッド部7の周囲に機械角で180度離れて形成されている。ロッド部7の外周部には、貫通孔19,19´と連続してロッド部7が延びる方向に延び、一端の端面に開口し、且つロッド部7の径方向に開口し、締結バンド5,5´のバンド部13,13´の一部が嵌合し得る2つの嵌合溝21,21´が形成されている。貫通孔19,19´内には、貫通孔19,19´内に挿入されたバンド部13,13´の複数の係止部15,15´がロッド部7側からフランジ部9側に移動することは許容するが、フランジ部9側からロッド部7側に移動することを阻止するように形成された可撓性を有する被係止部23,23´が設けられている。締結バンド5,5´は、他方の側面部がロッド部7の外周面と接触するように、貫通孔19,19´に挿入される。
締結具本体3の延長部11の外周部には、被係止部23,23´が設けられている位置よりもロッド部7が位置する側にマーキング24が施されている。
[締結作業及び締結解除作業]
図4乃至図6を用いて、本実施の形態の締結具1によって被締結物である2枚のパネルP,P´を締結する手順を説明する。
パネルP,P´には、予め、フック状係合部17,17´またはロッド部7単独であれば、これらの部分が貫通可能であるが、締結バンド5,5´の一対の側面部の他方の側面部がロッド部7の外周面と接触した状態では、フック状係合部17,17´及びロッド部7を一緒に挿入することができない形状寸法を有する締結用貫通孔H,H´が形成されている。
まず、図4に示すように、締結用貫通孔H,H´を合わせてパネルP,P´を重ね合わせて、直列貫通孔を形成しておく。また、締結具1は、締結具本体3の貫通孔19,19´に締結バンド5,5´をその途中まで通した状態で用意しておく。
次に、図5(A)及び(B)に示すように、直列貫通孔にフック状係合部17,17´をそれぞれ1本ずつ通して、パネルP,P´の反対側に位置させ、さらに、ロッド部7を直列貫通孔内に挿入する。
最後に、図6(A)及び(B)に示すように、締結バンド5,5´のフック状係合部17,17´と締結本体のフランジ部9との間にパネルP,P´が狭持される状態になるまで、締結バンド5,5´をロッド部7側からフランジ部9側に引っ張る。このようにして、締結具1を用いて、被締結物の一方の側から、引っ張る方向に力を加えて、2枚のパネルP,P´を締結できる。
なお、1つの締結具1のみで締結した状態では、パネルPとパネルP´は締結用貫通孔H,H´を軸にして回転可能な状態であるため、所望の締結状態を得るため、同様にして、他の締結用貫通孔も締結具1で固定することになる。
被締結物の締結を解除する場合には、マーキング24の位置で、延長部11を切断すればよい。マーキング24の位置で切断することで、被係止部23,23´が締結具本体3から切り離され、且つ、締結バンド5,5´が切断され、被締結物の締結が解除される。
<第2の実施の形態>
図7は、第2の形態の締結具を示す斜視図であり、図8(A)乃至(E)は、第2の実施の形態の締結具を構成する締結具本体の正面図、平面図、底面図、右側面図、E−E線断面図である。図7及び図8には、図1乃至6に示した実施の形態と同じ部材には、図1乃至図6に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態の締結具101を構成する締結具本体103は、主に、第1の実施の形態と、締結具本体の延長部の構成が異なる。締結具本体103は、フランジ部109と一体に設けられてロッド部107が位置する方向とは反対側に延びる第1の延長部125と、フランジ部109との間にスペースSをあけて第1の延長部125の一端に一体に設けられた第2の延長部127をさらに備えている。第2の延長部127には、貫通孔119,119´の延長線上に延長貫通孔129,129´が設けられている。被係止部123,123´は、延長貫通孔129,129´内に位置にしている。図7に示すように、締結バンド105,105´は、貫通孔119,119´と延長貫通孔129,129´の間でスペースS内に露出した状態で貫通孔119,119´及び延長貫通孔129,129´に挿入されている。
締結作業は、第1の実施の形態の締結具と同様であるが、締結解除作業が異なる。被締結物の締結を解除する場合には、締結バンド105,105´の貫通孔119,119´と延長貫通孔129,129´の間でスペースS内に露出した部分を切断すればよい。このようにすれば、締結バンド105,105´のみを切断して締結状態を解除することができるため、締結具本体103を繰り返し使用することができる。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で変更が可能であるのは勿論である。
例えば、締結バンドの本数は1以上であればよいため、1本でもよく、3本以上(n本)の締結バンドを使用するように締結具本体を構成してもよい。3本以上(n本)の場合には、機械角で360/n度離れてn個の貫通孔を形成すればよい。
本発明によれば、異なる貫通孔の径や長さに応じて、共通の部品を使い回すことが可能な締結具を提供することができる。また、簡単な取り付け作業で、強固に被締結物を締結することが可能な締結具及び該締結具を用いた締結方法を提供することができる。また、取り付け作業を行う側の反対側に現れる係止部の大きさを容易に変更可能な締結具を提供することができる。さらに、簡単な作業で締結を解除することが可能な締結具及び該締結具の締結解除方法を提供することができる。
1 締結具
3 締結具本体
5,5´ 締結バンド
7 ロッド部
9 フランジ部
11 延長部
13,13´ バンド部
15,15´ 係止部
17,17´ フック状係合部
19,19´ 貫通孔
21,21´ 嵌合溝
23,23´ 被係止部
24 マーキング

Claims (11)

  1. 1本以上の締結バンドと締結具本体を備えた締結具であって、
    前記1本以上の締結バンドは、対向する一対の側面部の一方の前記側面部側の一端にフック状係合部を備え且つ該フック状係合部から前記一方の側面部の他端側に所定の距離離れた位置に列をなして並ぶ複数の係止部を備えたバンド部とを備えており、
    前記締結具本体は、ロッド部と、前記ロッド部の一端に一体に設けられて前記ロッド部が延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部とを具備し、
    前記フランジ部には、前記1以上の締結バンドの前記バンド部は通るが前記フック状係合部は通らない1以上の貫通孔が前記ロッド部が延びる方向に前記フランジ部を貫通するように形成されており、
    前記1以上の貫通孔内には、前記貫通孔内に挿入された前記バンド部の前記複数の係止部が前記ロッド部側から前記フランジ部側に移動することは許容するが前記フランジ部側から前記ロッド部側に移動することを阻止するように形成された可撓性を有する被係止部が設けられており、
    前記1本以上の締結バンドの前記一対の側面部の他方の側面部が前記ロッド部の外周面と接触するように、前記1本以上の締結バンドが前記締結具本体の前記1以上の貫通孔に挿入されることを特徴とする締結具。
  2. 前記ロッド部の外周部には、前記貫通孔と連続して前記ロッド部が延びる方向に延び、前記一端の端面に開口し、且つ前記ロッド部の径方向に開口し、前記締結バンドの前記バンド部の一部が嵌合し得る1以上の嵌合溝が形成されている請求項1に記載の締結具。
  3. 前記1本以上の締結バンドは2本の締結バンドであり、
    前記1以上の貫通孔は2つの貫通孔であり、
    前記2つの貫通孔は機械角で180度離れて形成されており、
    前記1以上の嵌合溝は2つの嵌合溝からなる請求項2に記載の締結具。
  4. 前記フランジ部と一体に設けられて前記ロッド部が位置する方向とは反対側に延びる延長部をさらに備えており、
    前記1以上の貫通孔は前記延長部内を延びており、
    前記被係止部は前記延長部内に延びた前記貫通孔内に位置している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の締結具。
  5. 前記延長部の外周部には、前記被係止部が設けられている位置よりも前記ロッド部が位置する側に、締結解除のために切断をする位置を示すマーキングが施されている請求項4に記載の締結具。
  6. 前記フランジ部と一体に設けられて前記ロッド部が位置する方向とは反対側に延びる第1の延長部と、
    前記フランジ部との間にスペースを開けて前記第1の延長部の一端に一体に設けられ、前記1以上の貫通孔の延長線上に1以上の延長貫通孔を有する第2の延長部をさらに備えており、
    前記被係止部は、前記延長貫通孔内に位置しており、
    前記1本以上の締結バンドは、前記1以上の貫通孔と前記1以上の延長貫通孔の間で前記スペース内に露出した状態で、前記1以上の貫通孔及び前記1以上の延長貫通孔に挿入される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の締結具。
  7. 1本以上の締結バンドと締結具本体を備え、
    前記1本以上の締結バンドが、対向する一対の側面部の一方の前記側面部側の一端にフック状係合部を備え且つ該フック状係合部から前記一方の側面部の他端側に所定の距離離れた位置に列をなして並ぶ複数の係止部を備えたバンド部とを備えており、
    前記締結具本体が、ロッド部と、前記ロッド部の一端に一体に設けられて前記ロッドが延びる方向と交差する方向に延びるフランジ部とを具備し、
    前記フランジ部には、前記1以上の締結バンドの前記バンド部は通れるが前記フック状係合部は通れない1以上の貫通孔が前記ロッド部が延びる方向に前記フランジ部を貫通するように形成されており、
    前記1以上の貫通孔内には、前記貫通孔内に挿入された前記バンド部の前記複数の係止部が前記ロッド部側から前記フランジ部側に移動することは許容するが前記フランジ部側から前記ロッド部側に移動することを阻止するように形成された可撓性を有する被係止部が設けられており、
    前記1本以上の締結バンドの前記一対の側面部の他方の側面部が前記ロッド部の外周面と接触するように、前記1本以上の締結バンドが前記締結具本体の前記1以上の貫通孔に挿入される締結具を用意し、
    前記フック状係合部または前記ロッド部単独であれば、これらの部分が貫通可能であるが、前記1本以上の締結バンドの前記一対の側面部の他方の側面部が前記ロッド部の外周面と接触した状態では、前記フック状係合部及び前記ロッド部を一緒に挿入することができない形状寸法を有する締結用貫通孔が、2つの被締結物に形成されているときに、前記2つの被締結物を2つの前記締結用貫通孔を合わせて直列貫通孔を形成するように重ね合わせ、
    前記1本以上の締結バンドの前記フック状係合部を前記直列貫通孔に、その一端から挿入して、前記フック状係合部を前記直列貫通孔の他端よりも外側に位置させ、
    次に前記締結具本体の前記ロッド部を前記直列貫通孔内に前記一端から挿入し、
    次に前記1本以上の締結バンドの前記フック状係合部と前記締結本体の前記フランジ部との間に前記2つの被締結物が挟持される状態になるまで、前記1本以上の締結バンドを前記ロッド部側から前記フランジ部側に引っ張ることを特徴とする締結方法。
  8. 前記ロッド部の外周部には、前記貫通孔と連続して前記ロッド部が延びる方向に延び、前記一端の端面に開口し、且つ前記ロッド部の径方向に開口し、前記1本以上の締結バンドの前記バンド部の一部が嵌合し得る1以上の嵌合溝が形成されており、
    前記1以上の嵌合溝に前記1本以上の締結バンドの前記バンド部の前記一部を嵌合した状態になるように、前記ロッドを前記直列貫通孔に挿入する請求項7に記載の締結方法。
  9. 前記1本以上の締結バンドは2本の締結バンドであり、
    前記1以上の貫通孔は2つの貫通孔であり、
    前記2つの貫通孔は機械角で180度離れて形成されており、
    前記1以上の嵌合溝は2つの嵌合溝からなる請求項8に記載の締結方法。
  10. 請求項7乃至9に記載の締結方法により締結された締結状態を解除する方法であって、
    前記締結具として、
    前記フランジ部と一体に設けられて前記ロッドが位置する方向とは反対側に延びる延長部をさらに備えており、
    前記1以上の貫通孔は前記延長部内を延びており、
    前記被係止部は前記延長部内に延びた前記貫通孔内に位置しており、
    前記延長部の外周部には、前記被係止部が設けられている位置よりも前記ロッド部が位置する側に、締結解除のために切断をする位置を示すマーキングが施されたものを用い、
    締結を解除する際には、前記マーキングが施された位置において、前記延長部を切断することを特徴とする締結解除方法。
  11. 請求項7乃至9に記載の締結方法により締結された締結状態を解除する方法であって、
    前記締結具として、
    前記フランジ部と一体に設けられて前記ロッド部が位置する方向とは反対側に延びる第1の延長部と、
    前記フランジ部との間にスペースを開けて前記第1の延長部の一端に一体に設けられ、前記1以上の貫通孔の延長線上に1以上の延長貫通孔を有する第2の延長部をさらに備えており、
    前記被係止部は、前記延長貫通孔内に位置しており、
    前記1本以上の締結バンドは、前記1以上の貫通孔と前記1以上の延長貫通孔の間で前記スペース内に露出した状態で、前記1以上の貫通孔及び前記1以上の延長貫通孔に挿入されたものを用い、
    締結を解除する際には、前記1本以上の締結バンドの前記スペース内に位置する部分を切断することを特徴とする締結解除方法。
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