JP6788259B2 - ループインピーダンス取得方法およびループインピーダンステスタ - Google Patents

ループインピーダンス取得方法およびループインピーダンステスタ Download PDF

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本発明は、周波数fmの主電源に接続され、線路インピーダンスZLの活性線Lと、線路インピーダンスZNの中性線Nと、線路インピーダンスZEの接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間のループインピーダンスZLE(=ZL+ZE)を取得する方法およびループインピーダンステスタに関する。
主電源(商用電源)の配電設備において、ホット側である活性線Lと接地極である接地線Eとの間のループインピーダンス値は重要で、新規電気配線時や、配線変更時、定期点検において測定され、L−E間ループインピーダンス値が規定値内であることの確認を要する。線路インピーダンスZLの活性線Lと、線路インピーダンスZNの中性線Nと、線路インピーダンスZEの接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間のループインピーダンスZLEは、活性線Lの線路インピーダンスZLと接地線Eの線路インピーダンスZEとの和として求まる。
電力線路の配電設備には、通常、漏電遮断器(RCD)が設置されており、活性線Lと接地線Eが短絡した場合、発生した漏えい電流をRCDが検知して、速やかに回路を遮断する。これにより、電力線路に生じた漏電による感電や火災を防止できるのである。しかしながら、L−E間ループインピーダンスZLEの値が高い場合は、RCDが動作するために必要充分な漏えい電流が回路に流れず、RCDが動作しない虞がある。このように、L−E間ループインピーダンスZLEが高かった場合、RCDが動作せず、感電や火災等の事故につながる虞があるため、配電設備においては、L−E間ループインピーダンス値の確認が重要とされているのである。
L−E間ループピーダンスZLEを測定するためのループインピーダンステスタとして、L−E間(主電源→活性線L→ループインピーダンステスタ→接地線E→主電源というループ)に大きな電流を流し、その電圧降下を検出することでL−E間ループインピーダンスを測定するものがある。しかし、L−E間ループインピーダンスZLEは小さい単位(例えば、0.01Ω程度)で測定する必要があるため、L−E間に大電流を流して測定する方法では、L−E間に25A程度の大きな電流を流す必要があり、このような大電流をL−E間に流すと、配電設備に設置されているRCDが動作してしまう。上述したようなループインピーダンステスタでL−E間ループインピーダンスZLEを測定する際には、RCDの電源側と負荷側を電線で繋いでバイパスするなど、RCDが動作しないようにしなければならなかったので、計測作業が煩雑となり、計測作業に時間を要していた。
このような煩雑さを回避してL−E間ループインピーダンスZLEを計測するために、高電流をL−N間に流し、L−E間にはRCDが動作しない低い電流(例えば、15mA以下の電流)を流して測定を行うことにより、最終的にL−E間ループインピーダンスを求める方法がある(例えば、特許文献1を参照)。
特許第4297774号公報
しかしながら、特許文献1に記載のL−E間ループインピーダンス取得方法を適用するには、活性線Lと接地線Eと中性線Nの3線を全て使用する必要があり、活性線Lと接地線Eしかない環境(中性線Nにコンタクトできない環境)では、特許文献1に記載のL−E間ループインピーダンス取得方法を適用できなかった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決し、活性線Lと接地線Eのみを使って、漏電遮断器を作動させることなくL−E間ループインピーダンスを取得できる方法と、該方法を適用したループインピーダンステスタの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、周波数fmの主電源に接続され、線路インピーダンスZLの活性線Lと、線路インピーダンスZNの中性線Nと、線路インピーダンスZEの接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間ループインピーダンスZLE(=ZL+ZE)を取得する方法であって、前記主電源の周波数fmよりも低い周波数fS波高値が前記主電源の電圧の大きさに依存しない交流定電流IS をL−E間に供給するステップと、前記周波数fsの周期で、交流定電流ISが供給されていないときのL−E間電圧VLE1と、交流定電流ISが供給されて電圧降下が生じたL−E間電圧VLE2とに変化するL−E間電圧信号を取得するステップと、前記L−E間電圧信号から主電源の周波数fmを除去し、L−E間電圧VLE1とL−E間電圧VLE2との差に相当する振幅VSが周波数fSの周期で変化する計測電圧信号を取得するステップと、前記計測電圧信号の振幅VSを取得するステップと、L−E間ループインピーダンスZLE=(VLE1−VLE2)/IS=VS/ISの関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZLEを求めるステップと、を含み、前記交流定電流I S をL−E間に供給するステップでは、前記主電源の交流電圧に同期した波高値一定の交流を周波数f S の半周期で半波整流の極性を変えて、前記交流定電流I S を得ることを特徴とする
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のループインピーダンス取得方法において、活性線Lから接地線Eに定格感度電流以上の電流が流れると動作して、線路を遮断する漏電遮断器を電力線路に備え、前記L−E間に供給する交流定電流ISを漏電遮断器の定格感度電流よりも低く設定することで、ループインピーダンスZLEの測定時に漏電遮断器を動作させないようにしたことを特徴とする
上記の課題を解決するために、請求項4に係る発明は、周波数fmの主電源に接続され、線路インピーダンスZLの活性線Lと、線路インピーダンスZNの中性線Nと、線路インピーダンスZEの接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間ループインピーダンスZLE(=ZL+ZE)の測定に用いるループインピーダンステスタであって、前記主電源の周波数fmよりも低い周波数fS波高値が前記主電源の電圧の大きさに依存しない交流定電流IS をL−E間に供給する交流定電流供給手段と、前記周波数fsの周期で、交流定電流ISが供給されていないときのL−E間電圧VLE1と、交流定電流ISが供給されて電圧降下が生じたL−E間電圧VLE2とに変化するL−E間電圧信号を取得するL−E間電圧取得手段と、前記L−E間電圧信号から主電源の周波数fmを除去し、L−E間電圧VLE1とL−E間電圧VLE2との差に相当する振幅VSが周波数fSの周期で変化する計測電圧信号を取得する電源周波数除去手段と、前記計測電圧信号の振幅VSを取得する振幅取得手段と、L−E間ループインピーダンスZLE=(VLE1−VLE2)/IS=VS/ISの関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZLEを求める計測制御手段と、を含み、前記交流定電流供給手段は、前記主電源の交流電圧に同期した波高値一定の交流を周波数f S の半周期で半波整流の極性を変えて、前記交流定電流I S を得ることを特徴とする
また、請求項5に係る発明は、前記請求項4に記載のループインピーダンステスタにおいて、活性線Lから接地線Eに定格感度電流以上の電流が流れると動作して、線路を遮断する漏電遮断器を電力線路に備え、前記交流定電流供給手段がL−E間に供給する交流定電流ISは、漏電遮断器の定格感度電流よりも低く設定することを特徴とする
本発明に係るループインピーダンス取得方法およびループインピーダンステスタによれば、活性線Lと接地線Eを使って、L−E間ループインピーダンスを取得できる。また、漏電遮断器を作動させることなくL−E間ループインピーダンスを取得できる。
本発明に係るループインピーダンス取得方法を適用したループインピーダンステスタを電力線路に接続した状態の概略構成図である。 図1における要部の信号波形図であり、(a)は主電源の電圧波形図、(b)は交流定電流供給手段からL−E間に流す交流定電流の電流波形図、(c)はL−E間電圧取得手段12によって取得するL−E間電圧波形図、(d)は電源周波数除去手段によって取得する計測電圧信号の電圧波形図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るループインピーダンス取得方法を適用したループインピーダンステスタを、電力線路の活性線Lと接地線Eに接続した概略構成を示すものである。
ループインピーダンステスタ1は、主電源2からの送電路におけるL−E間のループインピーダンス測定に用いるもので、L端子3Lを介して活性線L(線路インピーダンスはZL)に、E端子3Eを介して接地線E(線路インピーダンスはZE)に、各々接続される。すなわち、ループインピーダンステスタ1は、N端子3Nを介して中性線N(線路インピーダンスはZN)に接続する必要は無いので、活性線Lと接地線Eしかない環境(中性線Nにコンタクトできない環境)でもL−E間ループインピーダンスの取得が可能である。また、この電力線路の活性線Lと中性線Nとの間には漏電遮断器4を設けてあるが、ループインピーダンステスタ1を用いれば、この漏電遮断器4が作動して回路が遮断されるような事態が起きないように、L−E間ループインピーダンスを求めることができる。
上記ループインピーダンステスタ1は、L−E間ループインピーダンスZLE(=ZL+ZE)を測定するために、少なくとも、交流定電流供給手段11、L−E間電圧取得手段12、電源周波数除去手段13、振幅取得手段14、計測制御手段15、入出力手段16を備える。このほかに、誤結線の判定機能や断線検出機能等を設けるようにしても良い。
ループインピーダンステスタ1によってL−E間ループインピーダンスZLEを測定する際、主電源2から周波数fm(fm=1/Tm)の交流が供給されている電力線路へ、交流定電流供給手段11より周波数fS(fS=1/TS)の交流定電流ISを流す。図2(a)は、主電源2から電力線路に供給される交流電圧の信号波形を示すもので、多少の電圧変動はあるものの、その波高値は概ねVLE1である。また、図2(b)は、交流定電流供給手段11によってL−E間に流す交流定電流ISの波形を示すもので、主電源2の交流を半波整流すると共に、一定周期(fS/2)で半波整流の極性を変更した電流波形とする。
上記交流定電流供給手段11によってL−E間に流す交流定電流ISは、主電源2の電圧が変動しても、その影響を受けず常に一定の電流であることが望ましい。この交流定電流ISが一定であれば、後述するように、L−E間ループインピーダンスZLEを高精度に求めることができる
なお、電力線路に設ける漏電遮断器4の定格感度電流は、30mAのものが一般的であり、漏電遮断器4を動作させない電流値は、定格感度電流の1/2(15mA)であるから、交流定電流ISは15mA以下に制限しておく必要がある。無論、漏電遮断器4が設けられていない電力線路にてループインピーダンステスタ1を用いる場合は、それ以上の交流定電流ISをL−E間に流して、L−E間ループインピーダンスZLEを計測することも可能である。
また、交流定電流ISの周期(周波数fS)は、主電源2の周波数fm(例えば、商用交流周波数である50Hzもしくは60Hz)とは異なる周波数を用い、且つ主電源の周波数の周波数より低い周波数を用いる。後述するように、交流定電流ISの周波数fSと主電源2の周波数fmとは、周波数分離が容易であることが望ましいので、交流定電流ISの周波数fSとして実用的な範囲は、1Hz〜40Hz程度である。
上記のように、交流定電流供給手段11によって、交流定電流ISがL−E間に供給されると、L−E間電圧信号は、活性線Lから接地線Eの方向へ電流が流れる区間と、接地線Eから活性線Lの方向へ電流が流れる区間とが、一定周期(fS/2)で切り替わる波形となる。このL−E間電圧信号は、差動増幅回路等で容易に構成できるL−E間電圧取得手段12によって取得する。このL−E間電圧信号VLEは、図2(c)に示すように、交流定電流ISの極性の変化に同期して、電圧の振幅が変化する。交流定電流ISが一定であれば、振幅の変化量VS=VLE1−VLE2で、ほぼ一定となる。
しかしながら、L−E間ループインピーダンスZLEは非常に小さい値(例えば、0.01Ω)であるから、交流定電流ISを15mAとして計測した場合、VS=ZLE×IS=0.01Ω×15mA=150μVとなる。主電源2の電圧は、日本では100V、欧州では230Vであり、主電源電圧が230Vと仮定すると、VLE1とVLE2の電位差と主電源電圧とのS/N比は100万分の1以下となるため、非常に微小な値で、通常の計測機器では測定できない。
そこで、ループインピーダンステスタ1では、ローパスフィルタ等で容易に構成できる電源周波数除去手段13によって、L−E間電圧信号VLEから主電源2の電源周波数fmをカットする。これにより、交流定電流ISと同期した交流電圧(波高値がVLE1とVLE2の差であるVSとなる交流電圧)に相当する計測電圧信号(図2(d)を参照)を取得できる。この計測電圧信号は、交流定電流ISと同じ周波数fSの交流電圧波形となる。
なお、電源周波数除去手段13は、主電源2の電源周波数50/60Hzを減衰させ、電源周波数より低い周波数fSの計測電圧信号を通す機能が必要であるが、主電源2の周波数fmと、交流定電流ISの周波数fSとの差は大きくないため、減衰率の大きなローパスフィルタで構成する必要がある。すなわち、通常の抵抗とコンデンサで形成したR/Cフィルタでは減衰量が足りず、電源周波数fmを充分に減衰できないおそれがあるため、ローパスフィルタとしては、オペアンプ等の半導体を用いてアクティブフィルタを構成した高次元のローパスフィルタを使うことが望ましい。アクティブフィルタは、オペアンプ等の半導体を用いることで、小型で安価に形成することができ、ループインピーダンステスタ1の小型化・低廉化につながる。
このように、主電源2の周波数fmと分離容易な低い周波数を、交流定電流ISの周波数fSに使用すれば、小型で安価なローパスフィルタで構成できる電源周波数除去手段13によって、主電源2の電圧と、L−E間ループインピーダンスZLEに起因する電圧降下信号(VLE1とVLE2の差であるVS)とを、的確に分離できる。
上記電源周波数除去手段13により得られた計測電圧信号の波高値VSは、AD変換回路等で簡易に構成できる振幅取得手段14によって得ることができる。このようにして、計測電圧信号の波高値VSが得られると、計測制御手段15は「L−E間ループインピーダンスZLE=(VLE1−VLE2)/IS=VS/IS」の関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZLEを求める。求まったL−E間ループインピーダンスZLEは、入出力手段16を介して、ループインピーダンステスタ1の使用者に報らされる。
入出力手段16は、表示用ディスプレイ、表示ランプ、スピーカ、ボタン、操作パネルの全て又はいずれかを備えるもので、測定結果の視覚報知、音声出力による聴覚報知を行い、併せて使用者の操作入力による各種試験モードの切り替え指示ができ、特に、計測制御手段15によって交流定電流供給手段11の制御が行われるようにしたり、ループインピーダンス試験に関する各種制御、演算処理を行ったりする機能を有している。
上述したループインピーダンステスタ1は、「主電源2の周波数fmよりも低い周波数fSである交流定電流ISを、L−E間に供給するステップ」を行う交流定電流供給手段11と、「周波数fsの周期で、交流定電流ISが供給されていないときのL−E間電圧VLE1と、交流定電流ISが供給されて電圧降下が生じたL−E間電圧VLE2とに変化するL−E間電圧信号を取得するステップ」を行うL−E間電圧取得手段12と、「L−E間電圧信号から主電源2の周波数fmを除去し、L−E間電圧VLE1とL−E間電圧VLE2との差に相当する振幅VSが周波数fSの周期で変化する計測電圧信号を取得するステップ」を行う電源周波数除去手段13と、「計測電圧信号の振幅VSを取得するステップ」を行う振幅取得手段14と、「L−E間ループインピーダンスZLE=(VLE1−VLE2)/IS=VS/ISの関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZLEを求めるステップ」を行う計測制御手段15と、を含むので、従来不可能であった中性線Nが存在しない場所であっても、活性線Lと接地線Eを使って、L−E間ループインピーダンスを取得できる。
また、L−E間に供給する交流定電流ISを漏電遮断器の定格感度電流よりも低く(望ましくは、定格感度電流の1/2以下に)設定することで、ループインピーダンスZLEの測定時に漏電遮断器を作動させることなくL−E間ループインピーダンスを取得できるので、感電事故の減少に貢献できるとともに、電気工事や保守点検時における作業効率も改善される
以上、本発明に係るループインピーダンスの取得方法を適用したループインピーダンステスタの実施形態を添付図面に基づいて説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない範囲で、公知既存の等価な技術手段を転用することにより実施しても構わない。
1 ループインピーダンステスタ
11 交流定電流供給手段
12 L−E間電圧取得手段
13 電源周波数除去手段
14 振幅取得手段
15 計測制御手段
16 入出力手段
2 主電源
3L L端子
3E E端子
4 漏電遮断器
L 活性線
N 中性線
E 接地線

Claims (4)

  1. 周波数fmの主電源に接続され、線路インピーダンスZLの活性線Lと、線路インピーダンスZNの中性線Nと、線路インピーダンスZEの接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間ループインピーダンスZLE(=ZL+ZE)を取得する方法であって、
    前記主電源の周波数fmよりも低い周波数fS波高値が前記主電源の電圧の大きさに依存しない交流定電流IS をL−E間に供給するステップと、
    前記周波数fsの周期で、交流定電流ISが供給されていないときのL−E間電圧VLE1と、交流定電流ISが供給されて電圧降下が生じたL−E間電圧VLE2とに変化するL−E間電圧信号を取得するステップと、
    前記L−E間電圧信号から主電源の周波数fmを除去し、L−E間電圧VLE1とL−E間電圧VLE2との差に相当する振幅VSが周波数fSの周期で変化する計測電圧信号を取得するステップと、
    前記計測電圧信号の振幅VSを取得するステップと、
    L−E間ループインピーダンスZLE=(VLE1−VLE2)/IS=VS/ISの関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZLEを求めるステップと、
    を含み、
    前記交流定電流I S をL−E間に供給するステップでは、前記主電源の交流電圧に同期した波高値一定の交流を周波数f S の半周期で半波整流の極性を変えて、前記交流定電流I S を得ることを特徴とするループインピーダンス取得方法。
  2. 活性線Lから接地線Eに定格感度電流以上の電流が流れると動作して、線路を遮断する漏電遮断器を電力線路に備え、
    前記L−E間に供給する交流定電流ISを漏電遮断器の定格感度電流よりも低く設定することで、ループインピーダンスZLEの測定時に漏電遮断器を動作させないようにしたことを特徴とする請求項1に記載のループインピーダンス取得方法。
  3. 周波数f m の主電源に接続され、線路インピーダンスZ L の活性線Lと、線路インピーダンスZ N の中性線Nと、線路インピーダンスZ E の接地線Eの3線を含む電力線路におけるL−E間ループインピーダンスZ LE (=Z L +Z E )の測定に用いるループインピーダンステスタであって、
    前記主電源の周波数f m よりも低い周波数f S で波高値が前記主電源の電圧の大きさに依存しない交流定電流I S をL−E間に供給する交流定電流供給手段と、
    前記周波数f s の周期で、交流定電流I S が供給されていないときのL−E間電圧V LE1 と、交流定電流I S が供給されて電圧降下が生じたL−E間電圧V LE2 とに変化するL−E間電圧信号を取得するL−E間電圧取得手段と、
    前記L−E間電圧信号から主電源の周波数f m を除去し、L−E間電圧V LE1 とL−E間電圧V LE2 との差に相当する振幅V S が周波数f S の周期で変化する計測電圧信号を取得する電源周波数除去手段と、
    前記計測電圧信号の振幅V S を取得する振幅取得手段と、
    L−E間ループインピーダンスZ LE =(V LE1 −V LE2 )/I S =V S /I S の関係式に基づいて、L−E間ループインピーダンスZ LE を求める計測制御手段と、
    を含み、
    前記交流定電流供給手段は、前記主電源の交流電圧に同期した波高値一定の交流を周波数f S の半周期で半波整流の極性を変えて、前記交流定電流I S を得ることを特徴とするループインピーダンステスタ
  4. 活性線Lから接地線Eに定格感度電流以上の電流が流れると動作して、線路を遮断する漏電遮断器を電力線路に備え、
    前記交流定電流供給手段がL−E間に供給する交流定電流I S は、漏電遮断器の定格感度電流よりも低く設定することを特徴とする請求項3に記載のループインピーダンステスタ。
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