JP6788116B2 - 光学積層体 - Google Patents

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Description

多層光学フィルムが公知である。そのようなフィルムは、種々異なる光透過材料の多数の薄膜層を組み込むことができる。これらの層は十分に薄いためミクロ層と称される。したがって、光学フィルムの反射及び透過特性の大部分が、層の境界面から反射される光の強め合う干渉及び弱め合う干渉により決定される。個別のミクロ層によって示される複屈折の程度(存在する場合)、及び隣接するミクロ層の相対屈折率の差、また他の設計特性に応じて、多層光学フィルムは、いくつかの場合では反射偏光子として、また例えばミラーとして、特徴付けることのできる反射及び透過特性を有するように製造することができる。
面内のブロック軸に沿った隣接するミクロ層の間の屈折率の実質的不整合と、面内の通過軸に沿った隣接するミクロ層の間の屈折率の実質的整合と、をもたらすようにその面内屈折率が選択され、十分な数の層が、ブロック軸と呼ばれる1つの主方向に沿って偏光された垂直入射光の高反射率を確実にする一方で、通過軸と呼ばれる直交する主方向に沿って偏光された垂直入射光の低反射率及び高透過率を維持する、複数のミクロ層からなる反射型偏光子が以前から知られている。例えば、米国特許第3,610,729号(Rogers)、同第4,446,305号(Rogersら)、及び同第5,486,949号(Schrenkら)を参照されたい。
本開示の一部の態様では、第1の反射型偏光子と、第1の反射型偏光子に近接して配置された追加の部分反射構成要素と、を備える光学積層体が提供される。一部の実施形態では、追加の部分反射構成要素は、第2の反射型偏光子である。一部の実施形態では、追加の部分反射構成要素は、コリメート反射体である。
本開示の一部の態様では、第1の反射型偏光子と、第1の反射型偏光子に近接して配置された第2の反射型偏光子と、を備える光学積層体が提供される。第1の反射型偏光子は、第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える。第1の反射型偏光子は、少なくとも90パーセントである、第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する。第2の反射型偏光子は、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有し、第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備える。第2の反射型偏光子は、第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有し、第2の平均可視光反射率は、第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下である。第2のf比は、第1のf比とは異なり、第2の通過軸は、第1の通過軸に平行ではない。
本開示の一部の態様では、第1の反射型偏光子と、第1の反射型偏光子に近接して配置されたコリメート反射体と、を備える光学積層体が提供される。第1の反射型偏光子は、第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を含む。第1の反射型偏光子は、少なくとも90パーセントである、第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する。コリメート反射体は、第2の複数の交互ポリマー層を備え、20パーセント〜80パーセントの範囲内にある、偏光されていない垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有する。
光学積層体の概略断面図である。 図1Aの光学積層体の概略上面図である。 光学積層体の概略断面図である。 図2Aの光学積層体の概略上面図である。 光学繰り返し単位の概略斜視図である。 多層光学フィルムの概略断面図である。 反射フィルムの概略斜視図である。 ディスプレイの概略断面図である。 ディスプレイの概略断面図である。 光学システムの概略断面図である。 ヘッドマウントディスプレイの概略上面図である。
以下の説明では、本明細書の一部を構成し、様々な実施形態が実例として示される、添付図面が参照される。図面は、必ずしも一定の比率の縮尺ではない。本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態が想到され、実施可能である点を理解されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、限定的な意味で解釈されないものとする。
本開示によれば、第1の反射型偏光子と追加の部分反射構成要素とを備える光学積層体が、ディスプレイ用途などの様々な光学用途において有用であることが見出されている。特に、一部の実施形態では、追加の部分反射構成要素の反射特性(例えば、偏光されていない光の反射率、ブロック軸に沿った反射率、及び/又は第1の反射型偏光子のブロック軸に対する部分反射構成要素の低透過軸(例えば、ブロック軸)の向き)は、光学積層体の全体的な所望の反射特性及び/又は透過特性を提供するように調整することができる。部分反射構成要素は、第1の反射型偏光子よりも弱い第2の反射型偏光子であってもよいし、部分反射構成要素は、例えば、コリメート反射体であってもよい。一部の実施形態では、光学積層体は、ディスプレイ用途において有用であり、色特性が改善された(例えば、本光学積層体の代わりに従来の部分反射型偏光子を利用する比較ディスプレイと比較して、高い視野角での色が低減された)光出力を提供することができる。
一部の実施形態では、第1の反射型偏光子は、第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、少なくとも90パーセントである、第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する。一部の実施形態では、部分反射構成要素は、第1の通過軸に平行ではない第2の通過軸と、直交する第2のブロック軸と、を有する第2の反射型偏光子である。第2の反射型偏光子は、第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有し、第2の平均可視光反射率は、50パーセント以下である、及び/又は第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下、若しくは20パーセントを減じたもの以下、若しくは30パーセントを減じたもの以下である。一部の実施形態では、第2の反射型偏光子は、少なくとも85パーセントである、第2の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光透過率を有する。一部の実施形態では、部分反射構成要素は、20パーセント〜80パーセントの範囲内にある、偏光されていない垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有する、コリメート反射体(すなわち、より高い第2の入射角における透過率よりもより低い第1の入射角における透過率が高い反射体)である。一部の実施形態では、偏光されていない垂直入射光に対する、この第2の平均可視光反射率は、50パーセント以下である、及び/又は第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する、第1の反射型偏光子の第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下、若しくは20パーセントを減じたもの以下、若しくは30パーセントを減じたもの以下である。
本明細書で使用する場合、フィルム、層、又は構成要素(例えば、偏光子又は反射体)の透過率及び反射率の値は、別段の指定のない限り、フィルム、層、又は構成要素の主表面に存在する空気界面で測定される透過率及び反射率の値を指す。平均可視光透過率及び反射率は、別段の指定のない限り、400nm〜700nmの範囲内の波長にわたる単純平均を指す。平均可視光透過率又は反射率については、特定の偏光が指定されてもよいし、偏光されていない光が指定されてもよい。光線と表面の法線との間の角度を指す入射角もまた指定されてもよい。第1の反射型偏光子及び追加の部分反射構成要素は、交互ポリマー層において屈折率が異なることにより所望の反射率を提供する多層光学フィルムであってもよい。屈折率は、別段の定めがない限り、550nmの波長で測定した屈折率を指す。本開示の光学積層体は、第1の反射型偏光子及び部分反射構成要素に加えて、1つ以上の構成要素(例えば、吸収型偏光子及び/又は四分の一波長移相子若しくは他の移相子)を備えてもよい。
図1Aは、第1の反射型偏光子110と部分反射構成要素120とを備える光学積層体100の概略断面図である。一部の実施形態では、部分反射構成要素120は、第2の反射型偏光子である。一部の実施形態では、第2の反射型偏光子は、本明細書の他の箇所で更に説明されるように、コリメート反射型偏光子である。一部の実施形態では、部分反射構成要素120は、コリメート反射体である。一部の実施形態では、コリメート反射体は、本明細書の他の箇所で更に説明されるような非対称反射体、及び/又は第2の反射型偏光子である。
第1の反射型偏光子は、第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有する。部分反射構成要素120が第2の反射型偏光子である実施形態では、第2の反射型偏光子は、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有する。光学積層体100は、z方向の厚さを有し、概してx方向及びy方向に延びる。通過軸及びブロック軸は、x−y平面内の軸である。図1Bは、第1の反射型偏光子110の第1の通過軸112及び第1のブロック軸114を示し、かつ第2の反射型偏光子の第2の通過軸122及び第2のブロック軸124を示す、光学積層体100の概略上面図である。第1の通過軸112と第2の通過軸122との間の角度θが示されている。第1の通過軸112と第2の通過軸122との間の角度θは、例えば、10〜90度の範囲内、又は45〜90度の範囲内、又は60〜90度の範囲内、又は80〜90度の範囲内にあってもよい。角度θのために選択される範囲は、意図される用途に応じるのであってもよいし、第2の反射型偏光子の相対強度に応じるのであってもよい。第2の反射型偏光子の強度は、ブロック軸に沿って偏光された垂直入射光の平均可視光反射率によって特徴付けられ得る。光学積層体を通る透過率が低いことが望まれる用途では、90度に近い角度θが選択され得る。
一部の実施形態では、吸収型偏光子などの第3の光学層が光学積層体内に含まれる。図3Aは、第1の反射型偏光子210と、部分反射構成要素220と、吸収型偏光子230と、を備える光学積層体200の概略断面図である。第1の反射型偏光子210は、第1の反射型偏光子110に対応することができ、部分反射構成要素220は、部分反射構成要素120に対応することができる。部分反射構成要素220は、本明細書の他の箇所で更に説明されるように、第2の反射型偏光子及び/又はコリメート反射体であってもよい。図示の実施形態では、第1の反射型偏光子210と部分反射構成要素220とは、任意選択の光学的に透明な接着剤215を介して取り付けられ、第1の反射型偏光子と吸収型偏光子230とは、任意選択の光学的に透明な接着剤225を介して取り付けられている。他の実施形態では、光学的に透明な接着剤215及び225の一方又は両方が省略される。第1の反射型偏光子210及び部分反射構成要素220は、光学積層体100について説明したように、それぞれの第1及び第2の通過軸及びブロック軸を有し得る。吸収型偏光子230は、第3の通過軸及びブロック軸を有し、第3の通過軸が、第1の反射型偏光子210の第1の通過軸と整列されていてもよい。図2Bは、第1の反射型偏光子210の第1の通過軸212及び第1のブロック軸214を示し、かつ吸収偏光子230の第3の通過軸232及び第3のブロック軸234を示す、光学積層体200の概略上面図である。第1の通過軸212と第3の通過軸232との間の角度φが示されている。一部の実施形態では、第3の通過軸232は、第1の通過軸212と第3の通過軸232との間の角度φが10度未満又は5度未満であるように、第1の通過軸212と整列される。
直交軸に沿って偏光された光よりも、1つの軸に沿って偏光された光をより強く反射する反射体を、非対称反射体と呼ぶことができる。例えば、非対称反射体では、1つの軸に沿って偏光された垂直入射光に対する反射率が、直交する軸に沿って偏光された垂直入射光に対する反射率よりも少なくとも5パーセント、又は少なくとも10パーセント、又は少なくとも20パーセント、又は少なくとも50パーセントだけ高くてもよい。非対称反射体の例は、反射型偏光子である。別の例は、通過軸に沿って偏光された垂直入射光の約半分、並びにブロック軸に沿って偏光された垂直入射光の大部分を反射する、四分の三偏光子である。反射型偏光子は、透過軸に沿って偏光され、反射型偏光子に入射する垂直入射光に対して、高い透過率(例えば、少なくとも80パーセント、又は少なくとも85パーセント、又は少なくとも86パーセントの平均可視光透過率)を有する非対称反射体として説明することができる。反射型偏光子はまた、ブロック軸に沿って偏光され、反射型偏光子に入射する垂直入射光に対して、高い反射率(例えば、少なくとも80パーセント、又は少なくとも85パーセント、又は少なくとも90パーセント、又は少なくとも95パーセントの平均可視光反射率)を有してもよい。場合によっては、反射型偏光子は、ブロック軸に沿ってより低い反射率(例えば、ブロック軸に沿って偏光され、反射型偏光子に入射する垂直入射光に対して、少なくとも10パーセント、又は少なくとも20パーセント、又は少なくとも25パーセントであるが、85パーセント未満、又は75パーセント未満、又は60パーセント未満である、平均可視光反射率)を有する弱い偏光子であってもよい。場合によっては、コリメート反射体は、非対称反射体であってもよく、直交する第2の軸に沿って偏光された垂直入射光に対するよりも、第1の軸に沿って偏光された垂直入射光に対して、より高い反射率を有してもよい。場合によっては、コリメート反射体では、第1の軸に沿って偏光された垂直入射光に対する反射率が、直交する第2の軸に沿って偏光された垂直入射光に対する反射率に等しい又は実質的に等しい(例えば、5パーセント未満の差又は2パーセント未満の差)のであってもよい。
一部の実施形態では、第1の反射型偏光子は、第1の複数の交互ポリマー層を備え、一部の実施形態では、部分反射構成要素は、第2の複数の交互層を備える。交互ポリマー層の積層体内の直接隣接するポリマー層は、多層光学フィルムの光学繰り返し単位(ORU)と呼ばれ得る。図3は、多層光学フィルム301の例示的な光学繰り返し単位の概略的斜視図である。図3は、多層光学フィルム301の2層のみを示すが、フィルム301は、1つ以上の連続的なパケット又は積層体に構成された数十又は数百のそのような層(複数の層)を含み得る。フィルム301は、個別のミクロ層302、304を含み、ここで「ミクロ層」とは、十分に薄く、そのような層の間の複数の境界面で反射する光が、強め合う又は弱め合う干渉を受け、多層光学フィルムに、所望の反射又は透過特性をもたらすような層を指す。ミクロ層302、304は合わさることで、多層積層体の1つの光学繰り返し単位(ORU)を表すことができる。ORUとは、積層体の厚みにわたりある繰り返しパターンで繰り返す、層の最小の集合である。隣接するミクロ層の境界面で一部の光が反射されるように、これらのミクロ層は異なる屈折率特性を有する。紫外、可視、又は近赤外波長で光を反射するように設計された光学フィルムの場合、各ミクロ層は、典型的に、約1マイクロメートル未満の光学厚さ(すなわち、物理的厚さに屈折率を乗じたもの)を有する。しかしながら、望ましい場合、フィルムの外側表面のスキン層、又は、フィルム内に配置されミクロ層のパケットを分離させる保護境界層(PBL)のようなより厚い層を含むこともできる。
複数のミクロ層のうちの1つ(例えば、図3の層302、又は以下の図4の「A」層)の主たるx、y及びz軸に沿って偏光された光に関する屈折率は、それぞれn1x、n1y及びn1zである。相互に垂直なx軸、y軸、及びz軸は、例えば、材料の誘電テンソルの主方向に対応し得る。多くの実施形態において、かつ議論の都合上、種々の材料の主方向は一致しているが、一般にはそうである必要はない。同じ軸に沿った、隣接するミクロ層(例えば、図3の層304、又は図4の「B」層)の屈折率は、それぞれ、n2x、n2y、n2zである。これらの層の間の屈折率の差は、x方向に沿ったΔnx(=n1x−n2x)、y方向に沿ったΔny(=n1y−n2y)、及びz方向に沿ったΔnz(=n1z−n2z)である。これらの屈折率差の性質は、フィルム内(又は当該フィルムの所与の積層体内)のミクロ層の数及びこれらの厚さ分布と組み合わされて、フィルムの(又は所与のフィルムの積層体の)反射特性及び透過特性を制御する。例えば、隣接するミクロ層が、1つの面内方向に沿って大きな屈折率不整合(Δnxが大)を有し、直交する面内方向に沿って小さな屈折率不整合(Δny≒0)を有する場合には、フィルム又はパケットは、垂直入射光に対する反射偏光子として作用し得る。
所望の場合には、Z軸に沿った偏光に関する、隣接するミクロ層の間の屈折率の差(Δnz)も、斜めに入射する光のp偏光成分の所望の反射特性を実現するように調節することができる。説明を容易にするために、多層光学フィルム上の任意の対象点において、x軸は、Δnの大きさが最大となるようにフィルムの平面内において向けられると考えられる。したがって、Δnの大きさは、Δnの大きさ以下である(が、それより大きくない)ものとすることができる。更に、差Δn、Δn、Δnを計算する際にどの材料層から始めるかの選択は、Δnが負でないことを必要とすることによって決定される。換言すれば、境界面を形成する2つの層の間の屈折率の差は、Δn=n1j−n2jであり、ここでj=x、y、又はzであり、層の指定1、2は、n1x≧n2x、すなわち、Δn≧0となるように選択される。
斜めの入射角における、p偏光の軸上に近い反射率を維持するため、ミクロ層同士の間のz−屈折率の不整合Δnzは、最大面内屈折率差Δnxよりも実質的に小さく、すなわちΔnz≦0.5Δnxとなるように、制御することができる。あるいは、Δnz≦0.25Δnxである。ゼロ又はほぼゼロに近い大きさのz−屈折率の不整合によって、ミクロ層の間の境界面に対して、入射角の関数としてのp偏光に対する反射率を一定又はほぼ一定とすることができる。更に、z−屈折率の不整合Δnzは、面内屈折率の差Δnxと比較して反対の極性を有するように、すなわち、Δnz<0であるように、制御することができる。この条件は、s偏光の場合と同様に、p偏光に対する反射率が、入射角の増加と共に増加する境界面をもたらす。Δnz>0である場合、p偏光の反射率は、入射角と共に低下する。上記の関係はまた、Δnz及びΔnyを含む関係についても該当し、これは例えば、(釣り合った若しくは対称的な部分反射ミラーフィルム、又は透過軸が垂直入射において有意な反射率を有する部分偏光フィルムなどの)2つの主要面内軸に沿って有意な反射率及び透過率が所望される場合である。
図4の概略側面図では、多数のORUが見えるように、多層フィルム422のより多くの内部層が示されている。フィルムは局部的なx−y−zデカルト座標と関連して図示されており、フィルムはx及びy軸と平行に延び、z軸はフィルム及びその構成層と垂直であり、フィルムの厚さ軸と平行である。
図4において、ミクロ層は、「A」又は「B」としてラベリングされ、「A」層はある材料から構成され、「B」層は、異なる材料から構成され、これらの層は、図示されるように、光学繰り返し単位又はユニットセルORU1、ORU2、...ORU6を形成するように、交互に積層されている。多くの実施形態において、全体が高分子材料から構成される多層光学フィルムは、高反射率が所望される場合、6よりも遥かに多くの光学繰り返し単位を含む。多層光学フィルム422は、実質的により厚い層442を有するものとして示され、この層442は、外側スキン層、又は図に示されるミクロ層の積層体をミクロ層の別の積層体又はパケット(図示せず)から分離する、保護境界層(「PBL」、米国特許第6,783,349号(Neavinら)を参照)を表し得る。
場合によっては、ミクロ層は、1/4波長積層体に対応する厚さ及び屈折率の値を有することができる、すなわち、それぞれが等しい光学的厚さの2種の隣接するミクロ層を有するORUで配列され(f比=0.5であり、f比は、構成層「A」の光学的厚さと、完全な光学繰り返し単位の光学的厚さとの比を指し、構成層「A」は、構成層「B」よりも高い屈折率を有すると仮定され、層「B」の方が高い屈折率を有する場合は、f比は、構成層「B」の光学的厚さと、完全な光学繰り返し単位の光学的厚さとの比を指す)、このようなORUは、波長λが光学繰り返し単位の光学的厚さ全体の2倍である、強め合う干渉光による反射に有効であり、構成体の「光学的厚さ」は、構成体の物理的厚さに構成体の屈折率を乗じた値を指す。反射型偏光子については、f比を決定するために使用される屈折率は、ブロック軸に沿った屈折率である。非対称反射体の場合、f比を決定するために使用される屈折率は、最も高い軸上反射率を与える軸に沿った屈折率である。強いミラー又は偏光子では、0.5のf比を使用することがしばしば望ましく、これは、ミクロ層の積層体の1次反射帯域の反射能を最大化するからである。
一部の実施形態では、本開示の光学積層体の第1の反射型偏光子は、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備え、一部の実施形態では、部分反射構成要素(例えば、第2の反射型偏光子又はコリメート反射体)は、第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備える。一部の実施形態では、第1のf比は0.5に近い。例えば、第1のf比は、0.4〜0.6の範囲内、又は0.45〜0.55の範囲内にあってもよい。一部の実施形態では、第2のf比は、第1のf比から0.5離れている。例えば、一部の実施形態では、第2のf比は、0.2未満又は0.15未満であり、一部の実施形態では、第2のf比は、0.8超又は0.85超である。部分反射構成要素の反射率を低減するために、低(又は高)f比を使用することができる。液晶ディスプレイの再利用バックライト内の前面反射体として光学積層体を使用する場合、例えば従来の部分反射型偏光子を前面反射体として使用する場合と比較して、第1の反射型偏光子に対して0.5付近のf比を使用し、第2の偏光子又はコリメート反射体に対して0.2未満又は0.8超のf比を使用することにより、色が改善された(例えば、高視野角において、色又は白色の光出力が小さい)高い光出力が得られることが見出されている。これは、少なくとも部分的に、望ましくない軸外色をもたらし得る従来の部分反射型偏光子における製造のばらつきに起因する。場合によっては、通過軸に沿って偏光された垂直入射光の約半分、並びにブロック軸に沿って偏光された垂直入射光の大部分を反射する四分の三偏光子などの部分反射型偏光子は、所望の反射率及び透過率特性を与えるように選択された、光学繰り返し単位の層間の屈折率差、及び/又は光学繰り返し単位の数、及び/又は光学繰り返し単位のf比を有する、複数の光学繰り返し単位を備える多層光学フィルムである。このような部分反射型偏光子は、再利用バックライトに使用して、再利用を増やすことができ、その結果、均一性及び/又は輝度を改善することができる。しかしながら、多層光学フィルムが、通過軸に沿って偏光された光に対して部分的透過及び部分反射を与えるように選択される場合、例えば、クロスウェブの厚さの変動が、軸外色などの光学的アーチファクトにつながり得、光学的アーチファクトは、通過軸に沿って偏光された光に対して高い透過率を提供する反射型偏光子では生じない。本開示の光学積層体は、従来の部分反射型偏光子と同様の均一性及び/又は輝度効果を提供するために使用することができるが、例えば製造のばらつきに起因して従来の部分反射型偏光子において生じ得る軸外色の変動は、著しく低減される、又は除去される。
例示的な実施形態において、ORUの光学厚さは、z軸又はフィルムの厚さ方向に沿った厚さ勾配に従って変化し、それにより、光学繰り返し単位の光学厚さは、積層体の一方の側(例えば上部)から積層体の他方の側(例えば下部)へと進むにつれて、増加するか、減少するか、又は他の何らかの関数関係に従う。このような厚さ勾配は、より広い反射帯域を提供し、これにより対象とする広い波長帯域および対象とする全ての角度にわたり、実質的にスペクトルの平坦な光透過性及び光反射をもたらすために、使用され得る。あるいは、開示されるミクロ層のパケットが有する層の厚さ勾配は、対象とする波長範囲において著しく変化する反射及び透過スペクトルを提供するように、意図的に調整されてもよい。例えば、多層光学フィルム体が、赤色光よりも青色光を多く透過(若しくは反射)するか(逆もまた同様)、又は青色光及び赤色光よりも緑色光を多く透過(若しくは反射)することが望ましい場合がある。そのような所望のスペクトル不均一性によって、多層光学フィルム体は、色の着いた(不透明又は非中性の)外観を呈するが、そのような望まれた色は、スペクトル反射又は透過が波長の関数としての比較的緩やかな変化と関連付けられるが、望ましくない色は、それらパラメータのより速い変化と関連付けられるという点で、望まれた色は、望ましくないとみなされ得る色と、しばしば区別される。例えば、望まれた色と関連付けられる反射又は透過のスペクトル不均一性は、約100nm以上の特徴的期間で波長の関数として変動し得るが、望ましくない色と関連付けられる反射又は透過のスペクトル不均一性は、約50nm未満の特徴的期間で波長の関数として変動し得る。ただし、この数値は、層厚さプロファイルにおける局所的な乱れの度合いにある程度依存する。
第1の反射型偏光子は、偏光子の一方の側に、青色又はより短い波長を反射するように適合されたORUと、偏光子の反対の側に、赤色又はより長い波長を反射するように適合されたORUと、を備えることができる。同様に、部分反射構成要素は、偏光子の一方の側に、青色又はより短い波長を反射するように適合されたORUと、偏光子の反対の側に、赤色又はより長い波長を反射するように適合されたORUと、を備えることができる。第1の反射型偏光子と部分反射構成要素とは、互いに対して任意の仕方で向けられてもよい。例えば、青色光を反射するように適合された第1の反射型偏光子のORUは、青色光を反射するように適合された部分反射構成要素のORU又は赤色光を反射するように適合された部分反射構成要素のORUの方を向くことができる。同様に、赤色光を反射するように適合された第1の反射型偏光子のORUは、青色光を反射するように適合された部分反射構成要素のORU又は赤色光を反射するように適合された部分反射構成要素のORUの方を向くことができる。
妥当な数の層により反射能を達成するために、隣接するミクロ層は、x軸に沿って偏光された光に関して、例えば、少なくとも0.03の屈折率の差(Δnx)を呈することができる。2つの直交する偏光に関して高い反射率が所望される場合、隣接するミクロ層はまた、例えば、y軸に沿って偏光された光に関して、少なくとも0.03の屈折率の差(Δny)を呈することができる。いくつかの場合において、隣接するミクロ層は、ほぼ同じ大きさの2つの主要面内軸に沿った屈折率不整合(Δnx及びΔny)を有することがあり、この場合、フィルム又はパケットは、軸上ミラー又は部分ミラーとして作用し得る。あるいは、透過軸偏光に対して部分的に反射性となるように設計された反射偏光子においては、隣接するミクロ層は、x軸に沿って偏光された光に対して屈折率の大きな差(Δnx)を呈し、y軸に沿って偏光された光に対しては比較的に小さいが依然として実質的である屈折率の差(Δny)を呈することができる。そのような実施形態の変形例において、隣接するミクロ層は、z軸に沿った屈折率の整合又は不整合を呈することがあり(Δnz=0、又はΔnzが大)、不整合は、面内屈折率不整合(単数又は複数)と同じ若しくは反対の極性又は符号であり得る。このようなΔnzの調整は、斜めに入射する光のp偏光成分の反射率が入射角の増加に伴って増加するか、減少するか又は同じままであるかということにおいて、重要な役割を担う。例えば、Δnzの調整を利用して、例えば、再利用バックライトに含まれる場合にコリメート効果をもたらす反射体を作製することができる。コリメート多層光学フィルムについては、例えば、米国特許出願公開第2014/0268346号(Walkerら)で更に説明されており、同文献は、本説明と矛盾しない範囲で参照により本明細書に組み込まれる。コリメート反射型偏光子及びコリメート反射型偏光子を備える光学フィルムについては、国際公開第2015/102961号(Shin)で更に説明されており、同文献は、本明細書に矛盾しない範囲で参照により本明細書に組み込まれる。
例示的な多層光学フィルムは、高分子材料から構成され、共押出、キャスト、及び配向プロセスを使用して作製され得る。米国特許第5,882,774号(Jonzaら)「Optical Film」、米国特許第6,179,948号(Merrillら)「Optical Film and Process for Manufacture Thereof」、米国特許第6,783,349号(Neavinら)「Apparatus for Making Multilayer Optical Films」、及び米国特許出願公開第2011/0272849号(Neavinら)「Feedblock for Manufacturing Multilayer Polymeric Films」を参照されたい。多層光学フィルムは、前述の参照文献のいずれかに記載されるポリマーの共押出によって形成することができる。様々な層のポリマーを、同様の流動学的特性を有するように、例えば融解粘度を有するように選択することができ、それによりこれらのポリマーは、有意な流れの乱れを伴うことなく共押出することができる。押出条件は、連続的かつ安定したやり方で、供給ストリーム又は溶融ストリームとして、それぞれのポリマーを、適切に供給、溶融、混合、及びポンプ移送するように選択される。各溶融ストリームを形成及び維持するために使用される温度は、温度範囲の下限において凍結、結晶化、又は不適切に大きな圧力低下を回避し、かつ範囲の上限において材料の劣化を回避するような範囲内であるように選択することができる。
要約すると、作製方法は、(a)完成したフィルムに使用されることになる第1及び第2のポリマーに対応する樹脂の少なくとも第1及び第2のストリームを準備することと、(b)好適なフィードブロックを使用して、第1及び第2のストリームを複数の層に分割することと、ただし前記フィードブロックは、(i)第1及び第2の流れチャネルを含む勾配プレートであって、第1のチャネルは、流れチャネルに沿って第1の位置から第2の位置へと変化する断面積を有する、勾配プレートと、(ii)第1の流れチャネルと流体連通する第1の複数の導管、及び第2の流れチャネルと流体連通する第2の複数の導管を有するフィーダチューブプレートであって、各導管はその固有のスロットダイに供給し、各導管は第1の端部及び第2の端部を有し、導管の第1の端部が流れチャネルと流体連通し、導管の第2の端部がスロットダイと流体連通する、フィーダチューブプレートと、(iii)任意選択的に、導管付近に配置された軸方向ロッドヒーターとを含み、(c)複合ストリームを押出ダイを通して通過させ、各層が隣接する層の主表面に対して概ね平行な多層ウェブを形成することと、(d)キャスティングホイール又はキャスティングドラムと呼ばれることもあるチルロール上に多層ウェブをキャスティングし、キャスト多層フィルムを形成することと、を含むことができる。このキャストフィルムは、最終的なフィルムと同じ数の層を有してもよいが、キャストフィルムの層は典型的には、最終的なフィルムのものよりも格段に厚い。更に、キャストフィルムの層は、典型的には全て等方性である。広い波長範囲にわたって反射率及び透過率の低周波変動が制御された多層光学フィルムは、軸ロッドヒーターの熱領域制御によって達成することができ、例えば、米国特許第6,783,349号(Neavinら)を参照されたい。いくつかの場合において、製造器具は、最終的なフィルム内の層の数を増やすために、1つ以上の層増加器を利用してもよい。他の実施形態において、フィルムは、いずれの層増加器を使用せずに製造することができる。
従来の偏光フィルムに関して、光は2つの直交する平面内で偏光されると考えることができ、この場合、光の伝播方向と直交する光の電界ベクトルが、特定の偏光平面内にある。更に、所与の光線の偏光状態を2つの異なる偏光成分、すなわち、p偏光された光とs偏光された光とに分解することができる。p偏光された光は、光線の入射平面と所定の表面で偏光され、この場合、入射平面は、局所表面法線ベクトルと光線伝播方向又はベクトルとの両方を含む平面である。
図5は、反射型偏光子又はコリメート反射体であり得る反射フィルム560の概略斜視図である。図5は、入射角θでフィルム560に入射することにより、入射面582を形成する光線580を示している。フィルム560は、通過軸であり得る、y軸に平行な軸564と、ブロック軸であり得る、x軸に平行な軸566と、を含む。光線580の入射面582は、軸566と平行である。光線580は、入射面582内にあるp偏光成分、及び入射面582と直交するs偏光成分を有する。フィルム560が通過軸564及びブロック軸566を有する反射型偏光子である実施形態では、光線580のp偏光された光は、少なくとも部分的に、フィルム560によって反射され、一方、光線580のs偏光された光は、少なくとも部分的に透過される。
更に、図5は、軸564に平行な入射面572でフィルム560に入射する光線570を示している。フィルム560が、ブロック軸において偏光された光に対する光入射角のすべての角度で100%の反射率を有し、かつ通過軸において偏光された光に対する光入射角のすべての角度で0%の反射率を有する、完全反射型偏光子である場合、偏光子は、光線580のp偏光された光及び光線570のs偏光された光を反射しながら、光線580のs偏光された光及び光線570のp偏光された光を透過する。換言すれば、フィルム560は、p偏光された光とs偏光された光との組み合わせを透過させる。本明細書での他の箇所で更に説明されるように、p偏光された光及びs偏光された光の透過量及び反射量は、フィルムの特性によって決まる。
フィルム又は光学積層体のコリメート効果の指標は、垂直入射角における透過可視光と60度の入射角における透過可視光との比である。一部の実施形態では、フィルム560は、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満又は0.6未満である、コリメート反射型偏光子である。一部の実施形態では、フィルム560は、Tnormalである、偏光されていない垂直入射光に対する平均可視光透過率と、T60である、偏光されていない60度の入射光に対する平均可視光透過率と、を有し、Tnormalに対するT60の比が0.75未満又は0.6未満である、コリメート反射体である。
一部の実施形態では、第1の反射型偏光子は、一軸配向されている。部分反射構成要素は、第2の反射型偏光子であってもよく、これも一軸配向されてもよい。部分反射構成要素は、一軸配向されてもよいし、二軸配向されてもよいし、直交する第1の軸及び第2の軸に沿って異なる角度に部分的に配向されてもよい、コリメート反射体であってもよい。一部の実施形態では、U=(1/MDDR−1)/(TDDR1/2−1)に関し、Uは、少なくとも0.85であり、MDDRが縦方向の延伸比として定義され、TDDRが横方向の延伸比として定義される点で、第1の反射型偏光子、及び任意選択的に第2の反射型偏光子は、実質的に一軸延伸されている。このような実質的に一軸延伸された反射型偏光子は、米国特許出願公開第2010/0254002号(Merrillら)で説明されているように、パラボリックテンター(Parabolic tenter)を使用して実現することができ、同文献は、本明細書と矛盾しない範囲で参照により本明細書に組み込まれる。好適な一軸延伸反射型偏光子は、3M Company(St.Paul,MN)から入手可能なAdvanced Polarizing Film(APF)である。例えば、一部の実施形態では、第1の反射型偏光子は、APFv3(約0.5のf比を有するAPFフィルム)である。
本出願の光学積層体は、様々な用途において有用である。光学積層体は、エレクトロルミネセントディスプレイ、液晶ディスプレイ、及びヘッドマウントディスプレイなどのディスプレイ用途において特に有用である。
図6は、ディスプレイパネル670の出力側に配置された本開示の光学積層体600を備えたディスプレイ690の概略側面図である。光学積層体600は、ディスプレイパネル670の偏光された光出力を透過し、ディスプレイの外部に光学積層体600に入射する光の一部分を反射するために使用することができる。光学積層体600は、第1の反射型偏光子がディスプレイパネル670の方を向いている、又はディスプレイパネル670から離れる方向に向いている状態で配置され得る。ディスプレイパネル670は、エレクトロルミネセントディスプレイパネル(例えば、有機発光ディスプレイ(OLED)パネル)であってもよいし、液晶ディスプレイ(LCD)パネルであってもよい(バックライト(図6には示さず)が光学積層体600とは反対側にある液晶ディスプレイパネルに隣接して含まれてもよい)。一部の実施形態では、光学積層体600は、四分の一波長移相子を備え、例えば、OLEDディスプレイの前方円形偏光子として使用される。
他の実施形態では、LCDディスプレイのバックライトに光学積層体が使用される。図7は、液晶ディスプレイパネル770と、液晶ディスプレイパネル770を照明するように配置されたバックライト777と、を備えるディスプレイ790の概略側面図である。バックライト777は、液晶ディスプレイパネル770の方を向いている本開示の光学積層体700を備え、液晶ディスプレイパネル770とは反対側にある光学積層体700に隣接する光ガイド780を更に備える。本開示の光学積層体は、部分反射構成要素(例えば、第2の反射型偏光子又はコリメート反射体)が、光学積層体の所望の反射特性及び透過特性を与えるように調整可能であるため、光の再利用を使用する液晶ディスプレイに有用であることが見出されている。例えば、再利用バックライト用途における輝度及び均一性を向上させるために、透過率を下げ、反射率を高めることが望ましい場合がある。このような反射特性は、半球反射率Rhemiに関して有用に特徴付けられ、半球反射率Rhemiは、反射体の法線を中心とした半球内の全方向から反射体に入射する可視光に対する反射体の全反射率を指し、ランベルト強度分布を仮定している。Rhemiは、米国特許第8,469,575号(Weberら)で説明されているように、半球を積分することにより測定することができ、同文献は、参照により、本明細書に矛盾しない範囲で本明細書に組み込まれる。Rhemi値は、第1の反射型偏光子に対する部分反射構成要素のf比及び/又は配向を調整することによって選択することができる。例えば、部分反射構成要素が第2の反射型偏光子である実施形態では、第1の反射型偏光子の通過軸と第2の反射型偏光子の通過軸との間の角度を調整してRhemiを変更することができる。光学積層体は、意図される用途に応じて選択され得る任意の有用なRhemiを有し得る。一部の実施形態では、光学積層体のRhemiは、例えば、50パーセント〜90パーセントである。
光学積層体700は、第1の反射型偏光子が液晶ディスプレイパネル770の方を向いている、又は液晶ディスプレイパネル770から離れる方向に向いている状態で配置され得る。一部の実施形態では、光学積層体700は、第1の反射型偏光子と、部分反射構成要素と、を備え、部分反射構成要素が、第1の反射型偏光子と光ガイド780との間に配置される。一部の実施形態では、光学積層体は、液晶ディスプレイパネル770の方を向いている吸収型偏光子を更に備える。
一部の実施形態では、ヘッドマウントディスプレイにおいて従来の反射型偏光子の代わりに本開示の光学積層体を使用することにより、光学積層体の反射特性及び透過特性を適切に選択することにより、仮想画像の輝度と実世界の輝度とを釣り合わせることができる。本明細書の他の箇所で更に説明されるように、光学積層体のそのような反射特性及び透過特性は、光学積層体の第2の反射型偏光子又はコリメート反射体のf比及び/又は配向を変更することによって選択することができる。
図8Aは、光学積層体800に近接したディスプレイパネル870と、ディスプレイパネル870と光学積層体800との間に配置された部分反射体817と、を備える、ヘッドマウントディスプレイ890(図8Bに示す)の光学システム891の概略断面図である。図8Bは、フレーム892と、第1及び第2の眼部分894a及び894bと、を備える、ヘッドマウントディスプレイ890の概略上面図である。第1の眼部分894aと第2の眼部分994bとのそれぞれが、光学システム891を備え得る。図示の実施形態では、光学積層体800は、レンズ863の主表面上に配置され、部分反射体817は、レンズ867の主表面上に配置され、四分の一波長移相子865は、レンズ863とは反対側にある光学積層体800の主表面上に配置されている。光学積層体800と四分の一波長移相子865との組み合わせは、本開示の光学積層体とみなすことができる。他の実施形態では、四分の一波長移相子865は、レンズ863とレンズ867との間に配置された別個の基材上に配置される。一部の実施形態では、部分反射体817は、図8Aに示される主表面とは反対側にあるレンズ867の主表面上に配置される。一部の実施形態では、光学積層体800は、図8Aに示される主表面とは反対側にあるレンズ863の主表面上に配置される。更に他の実施形態では、単一のレンズが使用され、光学積層体800及び部分反射体817が、レンズの両側に配置される。光学積層体800は、第1の偏光子がディスプレイパネル870の方を向いている、又はディスプレイパネル870から離れる方向に向いている状態で配置されてもよい。一部の実施形態では、部分反射体817は、30パーセント〜70パーセントの範囲内の平均可視光反射率(400nm〜700nmの可視波長範囲にわたる偏光されていない垂直入射光の単純平均)を有する。部分反射体817は、例えば、部分的に金属化されたフィルムであってもよい。光学システム891は、ディスプレイパネル870から観察者の眼893に画像を提供するように適合されている。
光学積層体600、700、又は800のいずれも、本明細書の他の箇所で説明される他の光学積層体(例えば、光学積層体100又は200)のいずれかに対応し得る。光学積層体600、700、又は800のそれぞれが、第1の反射型偏光子と、第2の反射型偏光子又はコリメート反射体であり得る追加の部分反射構成要素と、を備える。光学積層体600、700、又は800のいずれかは、本明細書の他の箇所で更に説明されるような吸収型偏光子を更に備えてもよい。光学積層体600、700、又は800の層は、任意のいずれかの方向に配向され得る。一部の実施形態では、光学積層体600、700、又は800の第1の反射型偏光子が、ディスプレイの出力方向の方を向くように向けられてもよく、他の実施形態では、光学積層体600、700、又は800の部分反射構成要素が、ディスプレイの出力方向を向くように向けられてもよい。
以下は、本明細書の例示的な実施形態の列挙である。
実施形態1は、
第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
第1の反射型偏光子に近接した第2の反射型偏光子であって、第2の反射型偏光子が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有し、第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備え、第2の反射型偏光子が、第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有し、第2の平均可視光反射率が、第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下であり、
第2のf比が、第1のf比とは異なり、第2の通過軸が、第1の通過軸に平行ではない、第2の反射型偏光子と、
を備える、光学積層体である。
実施形態2は、第1の通過軸と第2の通過軸との間の角度が、10〜90度の範囲内にある、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態3は、上記の角度が45〜90度の範囲内にある、実施形態2に記載の光学積層体である。
実施形態4は、上記の角度が60〜90度の範囲内にある、実施形態3に記載の光学積層体である。
実施形態5は、上記の角度が80〜90度の範囲内にある、実施形態4に記載の光学積層体である。
実施形態6は、第1のf比が0.4〜0.6の範囲内にあり、第2のf比が0.2未満又は0.8超である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態7は、第1のf比が0.45〜0.55の範囲内にあり、第2のf比が0.15未満又は0.85超である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態8は、第2の反射型偏光子が、コリメート反射型偏光子である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態9は、コリメート反射型偏光子が、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満である、実施形態8に記載の光学積層体である。
実施形態10は、第2の平均可視光反射率が、第1の平均可視光反射率から20パーセントを減じたもの以下である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態11は、第2の平均可視光反射率が、第1の平均可視光反射率から30パーセントを減じたもの以下である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態12は、第2の平均可視光反射率が、50パーセント以下である、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態13は、第2の反射型偏光子は、少なくとも85パーセントである、第2の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光透過率を有する、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態14は、第1及び第2の反射型偏光子が、光学的に透明な接着剤を介して互いに取り付けられている、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態15は、第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、吸収型偏光子が、第2の偏光子とは反対側にある第1の偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態16は、U=(1/MDDR−1)/(TDDR1/2−1)に関し、Uは、少なくとも0.85であり、MDDRが縦方向の延伸比として定義され、TDDRが横方向の延伸比として定義される点で、第1の反射型偏光子が、実質的に一軸延伸されている、実施形態1に記載の光学積層体である。
実施形態17は、
第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
第1の反射型偏光子に近接し、第2の複数の交互ポリマー層を備えるコリメート反射体であって、コリメート反射体が、20パーセント〜80パーセントの範囲内の偏光されていない垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有する、コリメート反射体と、
を備える、光学積層体である。
実施形態18は、コリメート反射体が、Tnormalである、偏光されていない垂直入射光に対する平均可視光透過率と、T60である、偏光されていない60度の入射光に対する平均可視光透過率と、を有し、Tnormalに対するT60の比が0.75未満である、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態19は、コリメート反射体が、非対称反射体である、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態20は、非対称反射体が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有する第2の反射型偏光子であり、第2の通過軸が、第1の通過軸に平行ではない、実施形態19に記載の光学積層体である。
実施形態21は、コリメート反射体が、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満である、実施形態20に記載の光学積層体である。
実施形態22は、第1の通過軸と第2の通過軸との間の角度が、10〜90度の範囲内にある、実施形態20に記載の光学積層体である。
実施形態23は、第1のf比が0.4〜0.6の範囲内にあり、第2の複数の交互ポリマー層が、0.2未満又は0.8超であるい第2のf比を有する、実施形態20に記載の光学積層体である。
実施形態24は、第1のf比が、0.4〜0.6の範囲内にある、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態25は、第2の平均可視光反射率が、第1の平均可視光反射率から20パーセントを減じたもの以下である、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態26は、第2の平均可視光反射率が、第1の平均可視光反射率から30パーセントを減じたもの以下である、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態27は、第1の反射型偏光子が一軸配向され、コリメート反射体が二軸配向されている、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態28は、第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、吸収型偏光子が、コリメート反射体とは反対側にある第1の偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態29は、U=(1/MDDR−1)/(TDDR1/2−1)に関し、Uは、少なくとも0.85であり、MDDRが縦方向の延伸比として定義され、TDDRが横方向の延伸比として定義される点で、第1の反射型偏光子が、実質的に一軸延伸されている、実施形態17に記載の光学積層体である。
実施形態30は、実施形態1〜29のいずれか一実施形態に記載の光学積層体を備えるディスプレイである。
実施形態31は、液晶ディスプレイパネルと、液晶ディスプレイパネルを照明するように配置されたバックライトと、を備え、バックライトが光学積層体を備え、光学積層体が液晶ディスプレイパネルの方を向いている、実施形態30に記載のディスプレイである。
実施形態32は、エレクトロルミネセントディスプレイである、実施形態30に記載のディスプレイである。
実施形態33は、ヘッドマウントディスプレイである、実施形態30に記載のディスプレイである。
実施形態34は、ヘッドマウントディスプレイが、光学積層体に近接したディスプレイパネルと、ディスプレイパネルと光学積層体との間に配置された部分反射体であって、部分反射体が、30パーセント〜70パーセントの範囲内の平均垂直入射可視光反射率を有する、部分反射体と、を備える、実施形態33に記載のディスプレイである。
図中の要素の説明は、別段の指示がない限り、他の図中の対応する要素に等しく適用されるものと理解されたい。具体的な実施形態を本明細書において例示し記述したが、様々な代替及び/又は同等の実施により、図示及び記載した具体的な実施形態を、本開示の範囲を逸脱することなく置き換え可能であることが、当業者には理解されるであろう。本出願は、本明細書において説明した具体的な実施形態のあらゆる適合例又は変形例を包含することを意図する。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその同等物によってのみ限定されるものとする。本発明の実施態様の一部を以下の[項目1]−[項目20]に記載する。
[項目1]
第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、前記第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、前記第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、前記第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
前記第1の反射型偏光子に近接した第2の反射型偏光子であって、前記第2の反射型偏光子が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有し、第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備え、前記第2の反射型偏光子が、前記第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有し、前記第2の平均可視光反射率が、前記第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下であり、
前記第2のf比が、前記第1のf比とは異なり、前記第2の通過軸が、前記第1の通過軸に平行ではない、第2の反射型偏光子と、
を備える、光学積層体。
[項目2]
前記第1の通過軸と前記第2の通過軸との間の角度が、10〜90度の範囲内にある、項目1に記載の光学積層体。
[項目3]
前記第1のf比が0.4〜0.6の範囲内にあり、前記第2のf比が0.2未満又は0.8超である、項目1に記載の光学積層体。
[項目4]
前記第2の反射型偏光子が、コリメート反射型偏光子である、項目1に記載の光学積層体。
[項目5]
前記コリメート反射型偏光子が、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満である、項目4に記載の光学積層体。
[項目6]
前記第2の平均可視光反射率が、前記第1の平均可視光反射率から20パーセントを減じたもの以下である、項目1に記載の光学積層体。
[項目7]
前記第2の平均可視光反射率が、50パーセント以下である、項目1に記載の光学積層体。
[項目8]
前記第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、前記吸収型偏光子が、前記第2の偏光子とは反対側にある前記第1の偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、項目1に記載の光学積層体。
[項目9]
U=(1/MDDR−1)/(TDDR 1/2 −1)に関し、Uは、少なくとも0.85であり、MDDRが縦方向の延伸比として定義され、TDDRが横方向の延伸比として定義される点で、前記第1の反射型偏光子が、実質的に一軸延伸されている、項目1に記載の光学積層体。
[項目10]
第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、前記第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、前記第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、前記第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
前記第1の反射型偏光子に近接し、第2の複数の交互ポリマー層を備えるコリメート反射体であって、前記コリメート反射体が、20パーセント〜80パーセントの範囲内の偏光されていない垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有する、コリメート反射体と、
を備える光学積層体。
[項目11]
前記コリメート反射体が、Tnormalである、偏光されていない垂直入射光に対する平均可視光透過率と、T60である、偏光されていない60度の入射光に対する平均可視光透過率と、を有し、Tnormalに対するT60の比が0.75未満である、項目10に記載の光学積層体。
[項目12]
前記コリメート反射体が、非対称反射体である、項目10に記載の光学積層体。
[項目13]
前記非対称反射体が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有する第2の反射型偏光子であり、前記第2の通過軸が、前記第1の通過軸に平行ではない、項目12に記載の光学積層体。
[項目14]
前記コリメート反射体が、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満である、項目13に記載の光学積層体。
[項目15]
前記第1の通過軸と前記第2の通過軸との間の角度が、10〜90度の範囲内にある、項目13に記載の光学積層体。
[項目16]
前記第2の平均可視光反射率が、前記第1の平均可視光反射率から20パーセントを減じたもの以下である、項目10に記載の光学積層体。
[項目17]
前記第1の反射型偏光子が一軸配向され、前記コリメート反射体が二軸配向されている、項目10に記載の光学積層体。
[項目18]
前記第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、前記吸収型偏光子が、前記コリメート反射体とは反対側にある前記第1の偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、項目10に記載の光学積層体。
[項目19]
U=(1/MDDR−1)/(TDDR 1/2 −1)に関し、Uは、少なくとも0.85であり、MDDRが縦方向の延伸比として定義され、TDDRが横方向の延伸比として定義される点で、前記第1の反射型偏光子が、実質的に一軸延伸されている、項目10に記載の光学積層体。
[項目20]
項目1〜19のいずれか一項に記載の光学積層体を備えるディスプレイ。

Claims (12)

  1. 第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、0.4〜0.6の範囲内の第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、前記第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、前記第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、前記第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
    前記第1の反射型偏光子に光学的に透明な接着剤を介して取り付けられた第2の反射型偏光子であって、前記第2の反射型偏光子が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有し、0.2未満又は0.8超の第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備え、前記第2の反射型偏光子が、前記第2のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有し、前記第2の平均可視光反射率が、前記第1の平均可視光反射率から10パーセントを減じたもの以下であり、
    前記第2の通過軸が、前記第1の通過軸に平行ではない、第2の反射型偏光子と、
    を備える、光学積層体。
  2. 前記第1の通過軸と前記第2の通過軸との間の角度が、10〜90度の範囲内にある、請求項1に記載の光学積層体。
  3. 前記第1のf比が0.45〜0.55の範囲内にあり、前記第2のf比が0.15未満又は0.85超である、請求項1に記載の光学積層体。
  4. 前記第2の反射型偏光子が、コリメート反射型偏光子である、請求項1に記載の光学積層体。
  5. 前記コリメート反射型偏光子が、Tpassnormalである、p偏光された垂直入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、Tpass60である、p偏光された60度の入射光に対する前記第2の通過軸に沿った平均可視光透過率と、を有し、Tpassnormalに対するTpass60の比が0.75未満である、請求項4に記載の光学積層体。
  6. 前記第2の平均可視光反射率が、50パーセント以下である、請求項1に記載の光学積層体。
  7. 前記第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、前記吸収型偏光子が、前記第2の反射型偏光子とは反対側にある前記第1の反射型偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、請求項1に記載の光学積層体。
  8. 第1の通過軸及び直交する第1のブロック軸を有し、0.4〜0.6の範囲内の第1のf比を有する第1の複数の交互ポリマー層を備える第1の反射型偏光子であって、前記第1の反射型偏光子が、少なくとも90パーセントである、前記第1のブロック軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光反射率と、少なくとも85パーセントである、前記第1の通過軸に沿って偏光された垂直入射光に対する第1の平均可視光透過率と、を有する、第1の反射型偏光子と、
    前記第1の反射型偏光子に光学的に透明な接着剤を介して取り付けられた、0.2未満又は0.8超の第2のf比を有する第2の複数の交互ポリマー層を備えるコリメート反射体であって、前記コリメート反射体が、20パーセント〜80パーセントの範囲内の偏光されていない垂直入射光に対する第2の平均可視光反射率を有する、コリメート反射体と、
    を備える光学積層体であって、
    前記コリメート反射体が、第2の通過軸及び直交する第2のブロック軸を有する第2の反射型偏光子であり、前記第2の通過軸が、前記第1の通過軸に平行ではない、光学積層体
  9. 前記コリメート反射体が、Tnormalである、偏光されていない垂直入射光に対する平均可視光透過率と、T60である、偏光されていない60度の入射光に対する平均可視光透過率と、を有し、Tnormalに対するT60の比が0.75未満である、請求項8に記載の光学積層体。
  10. 前記コリメート反射体が、非対称反射体である、請求項8に記載の光学積層体。
  11. 前記第1の反射型偏光子が一軸配向され、前記コリメート反射体が二軸配向されている、請求項8に記載の光学積層体。
  12. 前記第1の通過軸と整列された第3の通過軸を有する吸収型偏光子であって、前記吸収型偏光子が、前記コリメート反射体とは反対側にある前記第1の反射型偏光子に取り付けられている、吸収型偏光子を更に備える、請求項8に記載の光学積層体。
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