JP6783029B2 - 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法 - Google Patents

研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6783029B2
JP6783029B2 JP2018055214A JP2018055214A JP6783029B2 JP 6783029 B2 JP6783029 B2 JP 6783029B2 JP 2018055214 A JP2018055214 A JP 2018055214A JP 2018055214 A JP2018055214 A JP 2018055214A JP 6783029 B2 JP6783029 B2 JP 6783029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discussion
speech
remark
text
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018055214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019168551A (ja
Inventor
河合 直樹
直樹 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2018055214A priority Critical patent/JP6783029B2/ja
Publication of JP2019168551A publication Critical patent/JP2019168551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6783029B2 publication Critical patent/JP6783029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、研修における各ユーザの発話データから、議論内容を分析する技術に関する。
近年、様々な研修の中で21世紀型スキルが求められ、批評的思考力や課題解決力の養成が重要となってきている。そのため、知識を一方的に提供するセミナ形式ではなく、話し合い形式による研修が注目されている。
研修では、例えば複数のユーザ同士で、意見を交換し合いながら、課題の解決に向かって創造的に議論することが求められる。
このとき、研修を管理する指導者は、議論の進行を適切に誘導する必要があるが、ユーザ同士の議論を観察し続けることは難しい。そのために、ICT(Information and Communication Technology)を用いて、研修の議論内容を自動的に分析する技術が求められる。
従来、議論の進行者に、その議論の活性化状況を表示する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、各メンバが発話した発話時刻及び発話時間長を時系列に区分する。そして、全メンバの発話時間長に対する当該メンバの発話時間長の比を表す発話密度寄与率を描画したグラフを作成する。進行者は、そのグラフを視認することによって、議論の活性化状況を認識することができる。
また、議論の状況を、客観的に推定する技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、発話されたテキストから、ユーザの特性毎に設定された特性語を抽出し、その特性語の出現数又は出現比率から、議論の状況を推定する。
更に、議論におけるユーザの貢献度を、当該貢献度に係る重要語に基づいて推定する技術がある(例えば特許文献3参照)。この技術によれば、ユーザの発話テキストの中で、重要語が出現した位置の順番と、重要語を提供した参加者の識別情報とからなる重要語出現情報を作成する。その重要語出現情報を用いて、参加者の貢献度を、重要語の出現した位置の順番に基づいて決定する。
特開2016−162339号公報 特開2017−027536号公報 特開2017−167308号公報
「共起語検索」、[online]、[平成30年3月16日検索]、インターネット<URL:https://neoinspire.net/cooccur/>
前述した特許文献1〜3に記載の技術によれば、指導者が、議論特有の詳細な分析情報を見ながら、議論が活発でないグループを見出すように観察する。
これに対し、本願の発明者らは、指導者のアドバイスを必要とすることなく、研修におけるユーザ同士で、議論内容を適切な方向へ改善することはできないか、と考えた。
そこで、本発明は、研修におけるユーザ同士の議論内容を分析し、一見して認識可能な議論分析情報を表示することができる議論分析装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する議論分析装置において、
議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定手段と、
所定時間帯毎に、発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する発言テキスト検出手段と、
所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する発言テーブル作成手段と、
発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する議論分析表示手段と
を有することを特徴とする。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブル作成手段について、発言テーブルは、所定時間帯の経過を表す列(又は行)と、各論点を上位に且つ論点毎に複数のユーザを下位として表す行(又は列)とからなることも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブル作成手段について、発言テーブルは、所定時間帯の経過を表す列(又は行)と、各ユーザを上位に且つユーザ毎に発言した論点を下位として表す行(又は列)とからなることも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブル作成手段は、検出文字として、検出を表すマーク、又は、検出された発言テキストを印すことも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
言葉リスト設定手段は、各論点の言葉テキストの中で、重要言葉テキストを設定しており、
発言テーブル作成手段は、重要言葉テキストに基づく検出文字を、視覚的に強調して表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テキスト検出手段は、発話時刻を当該発言テキストに紐付けており、発話時刻の時間間隔が所定時間以内となる発言テキスト同士を、連続した発言フローとしてまとめ、
発言テーブル作成手段は、発言フローに含まれる複数の発言テキストが一連であると認識できるように表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブル作成手段は、発言フローに含まれる複数の発言テキストを、時系列に矢印で結んで表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
議論分析表示手段は、議論分析情報として、発言テーブルを、時間経過に応じて更新しながら表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段を更に有し、
議論分析表示手段は、議論分析情報として、累積発言グラフを、時間経過に応じて更新しながら表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段を更に有し、
議論分析表示手段は、議論分析情報として、同調発言グラフを、時間経過に応じて更新しながら表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段を更に有し、
議論分析表示手段は、議論分析情報として、レーダチャートを、時間経過に応じて更新しながら表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
議論分析表示手段は、
議論可能な残存時間を計時しており、
異なる種類の議論分析情報を入力し、残存時間に応じて、いずれか1つの議論分析情報を表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段と、
発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段と、
各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段とを更に有し、
議論分析表示手段は、
議論可能な残存時間が所定閾値以上長い場合、議論分析情報として、発言テーブル又は累積発言グラフを表示し、
議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合、議論分析情報として、同調発言グラフ又はレーダチャートを表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段と、
発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段と、
各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段とを更に有し、
議論分析表示手段は、
全ての論点における発言テキスト総数が所定閾値以下である場合、議論分析情報として、発言テーブル又は累積発言グラフを表示し、
全ての論点における発言テキスト総数が所定閾値よりも多い場合、議論分析情報として、同調発言グラフ又はレーダチャートを表示することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
発言テーブルを用いて、発言テキストの検出数が所定条件以下となった論点について、議論分析情報の表示と共に又は議論分析情報の表示に代えて、当該論点に基づく言葉リストに含まれるいずれかの言葉テキストを、議論の提案情報としてユーザに表示する提案情報表示手段を
更に有することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
提案情報表示手段は、論点毎に、議論の進行経過時間に応じた基準累積数と、全てのユーザの発言テキスト累積数との関係が所定条件となった時に、提案情報を表示する
ことも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
言葉リスト設定手段は、言葉テキストに、異なる種類の想起情報として、
言葉テキストの類義語、
言葉テキストに共起する共起語、及び/又は、
言葉テキストに基づく想起画像
を対応付けて設定しており、
提案情報表示手段は、言葉テキスト自体、又は、想起情報のいずれかを、議論の提案情報として表示する
ことも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
提案情報表示手段は、
言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれかを適宜選択して送信し、
提案情報を送信した後、所定時間T経過後に、類義語、共起語及び想起画像それぞれについて、論点毎の発言テキストの増加数Δwを記録し、
増加数Δwが最も大きい、言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれかを選択して送信することも好ましい。
本発明の議論分析装置における他の実施形態によれば、
提案情報表示手段は、
議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合、言葉テキストを表示し、
議論可能な残存時間が長くなるほど、残存時間の段階的な閾値に応じて、類義語->共起語->想起画像の順に表示することも好ましい。
本発明によれば、各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定手段と、
所定時間帯毎に、発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する発言テキスト検出手段と、
所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する発言テーブル作成手段と、
発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する議論分析表示手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する装置の議論分析方法において、
装置は、議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定部を有し、
装置は、
所定時間帯毎に、発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する第1のステップと、
所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する第2のステップと、
発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する第3のステップと
を実行することを特徴とする。
本発明の議論分析装置、プログラム及び方法によれば、研修におけるユーザ同士の議論内容を分析し、一見して認識可能な議論分析情報を表示することができる。
この議論分析情報をユーザに表示することによって、指導者のアドバイスを必要とすることなく、議論内容の分析結果を「見える化」することによって、ユーザ同士で議論内容を適切な方向へ改善することができる。
研修におけるシステム構成図である。 本発明における議論分析装置の機能構成図である。 発言テキストを検出する第1の例を表す説明図である。 発言テキストを検出する第2の例を表す説明図である。 本発明における発言テーブルの第1の例を表すイメージ図である。 本発明における発言テーブルの第2の例を表すイメージ図である。 本発明における発言テーブルの第3の例を表すイメージ図である。 本発明における発言テーブルの第4の例を表すイメージ図である。 本発明における発言テーブルの第5の例を表すイメージ図である。 複数の発言テキストを発言フロー毎にまとめた説明図である。 本発明における発言テーブルの第6の例を表すイメージ図である。 発言テーブルに基づく累積発言グラフを表すイメージ図である。 発言テーブルに基づく同調発言グラフを表すイメージ図である。 発言テーブルに基づくレーダチャートを表すイメージ図である。 言葉リスト設定部に設定された提案情報を表す説明図である。 提案情報を表示するタイミングを表す説明図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、研修におけるシステム構成図である。
図1のシステムによれば、議論分析装置1と、複数のユーザ端末2とが、アクセスポイントを介して接続されている。
ユーザ端末2は、各ユーザによって保持又は装着されるマイク装置であって、具体的には、当該ユーザからの発話データを収録するスマートフォンのようなものである。ユーザ端末2は、連続する所定の音声区間毎に発話データを収録し、その発話データを議論分析装置1へ逐次送信する。
アクセスポイントは、ユーザ端末2と議論分析装置1と間の通信を中継するものであって、複数のユーザ端末2を無線LANやBluetooth(登録商標)等によって接続する。
図2は、本発明における議論分析装置の機能構成図である。
議論分析装置1は、各ユーザが所持する複数のユーザ端末2から、当該ユーザの発話データを収集し、研修における議論内容を分析する。その議論分析情報は、ディスプレイに表示可能なものであって、ユーザ端末2へ送信される。勿論、ユーザ端末2に限られず、特定の端末へ送信されるものであってもよいし、議論分析装置1自ら表示するものであってもよい。
図2によれば、議論分析装置1は、言葉リスト設定部10と、発言テキスト検出部11と、発言テーブル作成部12と、議論分析表示部13と、累積発言グラフ作成部14と、同調発言グラフ作成部15と、レーダチャート作成部16と、提案情報表示部17と、発話データ受信部18とを有する。特に、本発明によれば、少なくとも、言葉リスト設定部10と、発言テキスト検出部11と、発言テーブル作成部12と、議論分析表示部13とを要する。
これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、装置の議論分析方法としても認識できる。
[発話データ受信部18]
発話データ受信部18は、ユーザ端末2から、ユーザIDを含む発話データを受信する。発話データが音声信号である場合、議論分析装置1は、その音声信号を音声認識によってテキスト化し、そのテキストを発言テキスト検出部11へ出力する。
勿論、ユーザ端末2によって、ユーザ発話の音声信号が音声認識でテキストに変換されていれば、発話データはテキストとなる。この場合、議論分析装置1は、音声認識処理をすることなく、受信した発話データとしてのテキストをそのまま、発言テキスト検出部11へ出力する。
[言葉リスト設定部10]
言葉リスト設定部10は、複数の論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む「言葉リスト」を予め設定したものである。
ここで、「論点」とは、オペレータや指導者が、その議論の中で期待する要素であって、例えば「議論内容に基づく資料」であってもよいし、又は、「ユーザの言葉使いに基づく発言態度」であってもよい。
また、「言葉テキスト」とは、論点毎に発話が期待される言葉として、予め設定されたものである。これら言葉テキストは、事前のエキスパート活動の中で、その論点について経験的に選択されたテキストである。
図3は、発言テキストを検出する第1の例を表す説明図である。
研修の中で、例えば課題「ワークライフバランス」について議論され、3つの論点「家庭」「仕事」「趣味」について総合的な発言が期待されているとする。例えばユーザはそれぞれ、論点「家庭」に関する「資料A」、論点「仕事」に関する「資料B」、論点「趣味」に関する「資料C」のいずれか又は全てを予習した上で、研修に参加している。研修の中では、ユーザ同士で、異なる論点に基づく意見を発言させることによって、総合的に議論を深めることが期待されている。
図3によれば、「議論内容」を分析しようとするものであって、言葉リスト設定部10には、3つの資料について複数の言葉テキストが設定されている。
論点「資料A」は、「家庭」に基づくものであって、「妻」「子供」「プライバシ」などが言葉テキストとして設定されている。
論点「資料B」は、「仕事」に基づくものであって、「上司」「部下」「同僚」などが言葉テキストとして設定されている。
論点「資料C」は、「趣味」に基づくものであって、「生きがい」「生涯」「逃避」などが言葉テキストとして設定されている。
図4は、発言テキストを検出する第2の例を表す説明図である。
「発言態度」を分析しようとするものであって、言葉リスト設定部10には、以下の4つの発言態度について複数の言葉テキストが設定されている。
「指導」的態度の場合、議論内容のレベルを高める説明、提案、認知、可能、論理などの特性の言葉が発話される。
「調整」的態度の場合、議論を進行させる状況説明、発言促進、進行などの特性の言葉が発話される。
「協力」的態度の場合、議論を盛り上げる賛同、質問、疑問、率直な意見などの特性の言葉が発話される。
「非協力」的態度の場合、議論を妨げる終息、否定、怠惰などの特性の言葉が発話される。
図4によれば、論点「発言態度A」は、「指導」に基づくものであって、「するんだ」「こうすれば」「そのとおり」などが言葉テキストとして設定されている。
論点「発言態度B」は、「調整」に基づくものであって、「ではないか」「どう考える」「そして」などが言葉テキストとして設定されている。
論点「発言態度C」は、「協力」に基づくものであって、「教えて」「なぜ」「気がする」などが言葉テキストとして設定されている。
論点「発言態度D」は、「非協力」に基づくものであって、「もういい」「あきた」「つまらない」などが言葉テキストとして設定されている。
図3の場合、議論内容に直接的に関係する言葉テキストが設定されているが、図4の場合、議論内容に関係なく、ユーザの発言態度を表す言葉が設定されている。
[発言テキスト検出部11](第1のステップ)
発言テキスト検出部11は、所定時間帯(例えば30秒程度)毎に、発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する。各ユーザが発言する毎に、発言テキスト検出部11は、言葉リスト設定部10を参照し、一致する発言テキストを検出していく。
前述した図3によれば、以下のように、論点「資料」に基づく発言テキストが検出されていく。
ユーザ2:子供
ユーザ3:子供
ユーザ1:家族
ユーザ2:運動会
ユーザ3:妻
ユーザ1:逃避
・・・・・
前述した図4によれば、以下のように、論点「発言態度」に基づく発言テキストが検出されていく。
ユーザ2:できる
ユーザ3:教えて
ユーザ1:まったく
ユーザ2:すべき
ユーザ3:と思う
ユーザ1:もういい
・・・・・
[発言テーブル作成部12](第2のステップ)
発言テーブル作成部12は、発言テーブルを作成し、その発言テーブルを、議論分析表示部13へ出力する。
「発言テーブル」とは、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べたものである。そして、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字が印される。
発言テーブル作成部12は、検出文字として、検出を表す「マーク」(後述する図5〜7参照)、又は、検出された「発言テキスト」(後述する図8〜11参照)を印す。
図5は、本発明における発言テーブルの第1の例を表すイメージ図である。
図5によれば、発言テーブル作成部12は、発言テーブルを、所定時間帯(例えば30秒程度)の経過を表す「列」と、各論点を上位に且つ論点毎に複数のユーザを下位として表す「行」として構成する。勿論、行と列とを入れ替えて構成してもよい。
図5によれば、議論が7分経過した時点における発言テーブルが表されている。各論点を上位で区切った行とすることによって、論点毎の発言状況を一見して認識させることができる。
図5によれば、各セルには、検出文字として●が印されている。この場合、検出された発言テキスト自体は不明であるが、論点毎に発言テキストが検出された事実のみ、一見して認識させることができる。
各セルに、検出文字とした●のみを印すことによって、ユーザは、発言した言葉自体を読む必要がない。また、議論の中で、必要な発言が少ない論点や、論点毎に必要な発言が少ないユーザを、一見して認識させることができる。
図6は、本発明における発言テーブルの第2の例を表すイメージ図である。
図6によれば、発言テーブル作成部12は、発言テーブルを、所定時間帯の経過を表す「列」と、各ユーザを上位に且つユーザ毎に発言した論点を下位として表す「行」として構成する。勿論、行と列とを入れ替えて構成してもよい。
これによって、議論の中で、必要な発言が少ないユーザや、ユーザ毎に必要な発言が少ない論点を、一見して認識させることができる。
図7は、本発明における発言テーブルの第3の例を表すイメージ図である。
図7によれば、図4に対応する発言テーブルであって、発言テーブル作成部12は、発言テーブルを、所定時間帯の経過を表す「列」と、各発言態度を上位に且つ発言態度毎に複数のユーザを下位として表す「行」として構成する。勿論、行と列とを入れ替えて構成してもよい。
これよって、議論全体における発言態度や、特定の発言態度に影響を与えているユーザを、一見して認識させることができる。図7によれば、ユーザ2及びユーザ3が、「非協力」的な発言態度であることが認識できる。
図8は、本発明における発言テーブルの第4の例を表すイメージ図である。
図8によれば、図5と同じ配列であるが、各セルに、検出文字として「発言テキスト」そのものが印されている。各セルに印される発言テキストは、単語や短いフレーズではあるが、ユーザ同士で直接的に議論しているので、議論内容を十分に想起することができる。特に、各論点についてどのような発言がされたかを、全体的に認識することができる。
図9は、本発明における発言テーブルの第5の例を表すイメージ図である。
言葉リスト設定部10は、各論点の言葉テキストの中に、「重要言葉テキスト」を設定しているとする。論点に含まれる言葉テキストは、全て同等の重要度であるとは限らない。議論内容によっては、ポイントや課題解決に必要な重要語句がある。そのために、オペレータや指導者は、言葉リスト設定部10に重要語句を予め設定しておく。
図9によれば、発言テーブル作成部12は、重要言葉テキストに基づく検出文字を、視覚的に強調して表示する。例えば太文字であってもよいし、★を付与して印したものであってもよい。
また、重要度が多段階であれば、色文字などを使用してもよい。この場合、重要な順に、赤字、橙字、緑字としてもよいし、(1)(2)(3)のように重要度を印すものであってもよい。
これによって、研修におけるユーザ同士に、重要言葉テキストに基づく議論がなされているかどうかを、一見して認識させることができる。
図10は、複数の発言テキストを発言フロー毎にまとめた説明図である。
発言テキストには、その発話時刻が紐付けられている。発話分析では、音声区間検出として発話開始及び終了を、数10ms単位で記録でき、発言テキストの順序を正確に取得することができる。
これを用いて、図10によれば、発言テキスト検出部11は、発話間隔が所定時間(例えば10秒)以内となる発言テキスト同士を、連続した発言フローとしてまとめる。逆に、所定時間を超えた発言テキスト同士は、議論に連続性が無いと判定する。
図11は、本発明における発言テーブルの第6の例を表すイメージ図である。
発言テーブル作成部12は、発言フローに含まれる複数の発言テキストが一連であると認識できるように表示する。
図11によれば、発言テーブル作成部12は、図10の発言フローに含まれる各議論内容の複数の発言テキストを、時系列に矢印で結んで表示する。矢印で結ぶことによって、発言フローの中で、発言順序を認識させることができる。具体的には、1つの論点について議論が進行した一連の発言テキストや、別の論点に移行するきっかけとなった発言テキストを認識させることができる。
[累積発言グラフ作成部14]
累積発言グラフ作成部14は、発言テーブルを用いてグラフ状に構成し、その累積発言グラフを議論分析表示部13へ出力する。
図12は、発言テーブルに基づく累積発言グラフを表すイメージ図である。
図12によれば、累積発言グラフは、発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べたものである。そして、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示する。
発言テーブルの場合、検出文字の全体的な分布を見る必要があるが、図12によれば、時間帯の経過に沿って、どの論点がどの程度発言されているか、を一見して認識させることができる。
図12によれば、全体的に資料Aについての議論が多く、中盤は資料Cについての議論が多いことが認識される。一方で、全体的に資料Bについての議論は少ないことが認識される。
前述した発言テーブル作成部12及び累積発言グラフ作成部14によれば、時間帯の経過に沿って議論内容を分析しているために、全体の議論内容を直接的に表示するものではない。ユーザに全体の議論内容の分析結果を認識させるためには、時系列ではなく、それまでの総時間における議論内容の分析結果を表示することが好ましい。そのために、同調発言グラフ作成部15及びレーダチャート作成部16を更に有することも好ましい。
[同調発言グラフ作成部15]
同調発言グラフ作成部15は、同調発言グラフを作成し、その同調発言グラフを議論分析表示部13へ出力する。
「同調発言グラフ」は、発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示する。
「同調リンク」とは、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示したものである。
ユーザ同士の関係が、議論の中での発言に影響していることが多い。どのユーザ同士が親しく話し合っているか、又は、話し合っていないか、を認識することは有効である。
図13は、発言テーブルに基づく同調発言グラフを表すイメージ図である。
図13によれば、ユーザ1,2,3それぞれが円のオブジェクトで表示され、オブジェクト同士が、双方向矢印の同調リンクで表されている。また、論点毎に、異なる同調リンクで表示されている。
円のオブジェクトの面積は、そのユーザの発話の中で検出された言葉テキストの数に応じて大きくなっている。
同調リンクの太さは、ユーザ同士の間で発言テキストが連続した数(ユーザ1の発言テキストの後、ユーザ2の発言テキストが検出された場合、ユーザ1とユーザ2との間を1増分)に応じて太くなっている。
図13によれば、どの論点について、ユーザ同士の発言の行き来が多いか又は少ないかを、一見して認識させることができる。
例えば、同調発言グラフを見たユーザ1は自ら、発言の行き来が少ないユーザ3との間で、意見を交換しようと試みることができる。異なる意見を持つユーザの存在を認識させることもできる。
また、発言の行き来が多いユーザ1とユーザ2との間であっても、特定の論点のみで意見を交換している場合、その発言の偏りを認識させることができる。その場合、ユーザ1及び2同士は、他の論点で意見を交換することを試み、多様性のある議論をすることができる。
[レーダチャート作成部16]
レーダチャート作成部16は、発言テーブルを用いて、各ユーザを要素とするレーダチャートを作成し、そのレーダチャートを議論分析表示部13へ出力する。
「レーダチャート」は、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とする。
図14は、発言テーブルに基づくレーダチャートを表すイメージ図である。
図14によれば、資料A及び資料Cの論点については適切な発言テキストが発言されているが、資料Bについては適切な発言テキストが発言されていないことが、一見して認識させる。これによって、研修におけるユーザ同士で、資料Bの論点について議論を進行させることができる。
尚、研修の中で、複数のグループに分かれている場合、他のグループのレーザチャートも並べて相対的に表示することも好ましい。そのグループ同士で意識して議論を活性化させることができる。
[議論分析表示部13](第3のステップ)
議論分析表示部13は、発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する。
「議論分析情報」としては、発言テーブルそのものであってもよいし、累積発言グラフ、同調発言グラフ、レーザチャートのいずれかであってもよい。
これら議論分析情報は、ユーザ端末2へ送信され、ユーザが視認するディスプレイに表示可能なものであってもよい。ユーザ同士で自ら、議論分析情報を見ることによって、主体的に議論を改善することを期待することができる。
前述した議論分析情報は、研修におけるユーザ同士に、異なる論点について多様性を持って議論が進行しているかどうかを、一見して認識させることができる。
具体的には、議論の中で、ユーザ同士が活発に発言しているにも拘わらず、発言テーブルの各セルが検出文字で埋まっていかない場合、議論内容が、オペレータや指導者に沿った適切なものではないと認識させることができる。
また、発言テーブルにおける各セルの検出文字が、特定の論点に偏って表示される場合、議論内容が、多様性を持っていないと認識させることができる。
他の実施形態として、議論分析表示部13は、複数の議論分析情報(発言テーブル、累積発言グラフ、同調発言グラフ、レーダチャート)の中で、いずれかを自動的に選択することも好ましい。
<議論可能な残存時間に基づく議論分析情報の選択>
<発言テキスト総数に基づく議論分析情報の選択>
<議論可能な残存時間に基づく議論分析情報の選択>
議論分析表示部13は、議論可能な残存時間を計時している。具体的には、議論の開始時に、ユーザ又はオペレータによって議論時間を設定し、経過時間に応じて減時していく。
そして、議論分析表示部13は、異なる種類の議論分析情報(発言テーブル、累積発言グラフ、同調発言グラフ、レーダチャート)を入力し、残存時間に応じて、いずれか1つの議論分析情報を選択する。具体的には、例えば以下のように議論分析情報を選択する。
「議論可能な残存時間が所定閾値以上長い場合」:
議論分析情報として、発言テーブル又は累積発言グラフを表示する。
「議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合」:
議論分析情報として、同調発言グラフ又はレーダチャートを表示する。
議論可能な残存時間が短いほど、時間経過の経緯に関係なく、現在までの議論内容を直感的に認識させる議論分析情報を選択する。
<発言テキスト総数に基づく議論分析情報の選択>
議論分析表示部13は、全ての論点における発言テキスト総数を計数している。具体的には、例えば以下のように議論分析情報を選択する。
「発言テキスト総数が所定閾値以下である場合」:
議論分析情報として、発言テーブル又は累積発言グラフを表示する。
「発言テキスト総数が所定閾値よりも多い場合」:
議論分析情報として、同調発言グラフ又はレーダチャートを表示する。
発言テキスト総数が多くなるほど、直感的に認識しにくくなるので、時間経過の経緯に関係なく、現在までの議論内容に基づく議論分析情報を選択する。
[提案情報表示部17]
議論分析情報を表示しても、ユーザ同士で自ら、議論内容を改善することが難しい場合もある。そのために、議論が活発でない論点について、まだ発言されていない言葉テキストに基づく提案情報を、ユーザ端末2へ表示する。
提案情報表示部17は、発言テーブルを用いて、発言テキストの検出数が所定条件以下となった論点について、議論分析情報の表示と共に又は議論分析情報の表示に代えて、当該論点に基づく言葉リストに含まれるいずれかの言葉テキストを、議論の提案情報としてユーザ端末2へ表示する。研修が複数のグループによって同時に進行している場合、グループ毎に異なる提案情報を表示することとなる。
図15は、言葉リスト設定部に設定された提案情報を表す説明図である。
図15によれば、言葉リスト設定部10は、言葉テキスト毎に、類義語、共起語及び想起画像が対応付けて記憶する。
ここで、言葉リスト設定部10は、言葉テキストに、以下のような異なる種類の「想起情報」を対応付けて設定している。
言葉テキストの類義語、
言葉テキストに共起する共起語
言葉テキストに基づく想起画像
そして、提案情報表示部17は、以下の4通りの提案情報を、ユーザに表示することができる。
<言葉テキスト自体の提案情報>
<言葉テキストの類義語の提案情報>
<言葉テキストに共起する共起語の提案情報>
<言葉テキストに基づく想起画像の提案情報>
<言葉テキスト自体の提案情報>
議論が活発でない論点について、まだ発言されていない言葉テキストそのものを、提案情報としてユーザ端末2へ表示する。ユーザ同士で、議論が必要な論点について直接的に認識させることができる。
尚、前述した図9のように、重要言葉テキストが設定されている場合、その重要言葉テキストを優先的に表示することが好ましい。
<言葉テキストの類義語の提案情報>
前述したように言葉テキストそのものをユーザに表示すると、論点に対して直接的すぎて、議論を深めさせることができない場合がある。
そこで、言葉テキスト毎に、シソーラス辞書から抽出した類義語を予め設定しておく。そして、議論が活発でない論点について、まだ発言されていない言葉テキストに対応する類義語をユーザに表示し、議論内容を概念的に広く想起させる。
<言葉テキストに共起する共起語の提案情報>
言葉テキスト毎に、コーパスから取得した共起確率の高い共起語を予め設定しておく。共起語は、課題の関連図書や文献、又はWebサイトによって公開された文章中から抽出されたものであってもよし、例えば「共起語検索ツール」を用いて抽出することもできる(例えば非特許文献1参照)。
そして、議論が活発でない論点について、まだ発言されていない言葉テキストに対応する共起語をユーザに表示し、議論内容を概念的に広く想起させる。
<言葉テキストに基づく想起画像の提案情報>
言葉テキスト毎に、当該言葉テキストを想起させる想起画像を予め設定しておく。想起画像は、WebサイトのURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。
論点「家庭」の言葉テキスト「家族」に対しては、例えば家族を想起する画像を設定しておく。
このとき、論点「家庭」「仕事」「趣味」の意味合いを横断的に含む画像であってもよい。例えば「残業して帰宅した夫を待つ妻子」の画像や、「休日に趣味に講じる家族」のような画像であってもよい。
そして、議論が活発でない論点について、まだ発言されていない言葉テキストを想起させる画像やURLをユーザに表示し、議論内容を概念的に広く想起させる。
図16は、提案情報を表示するタイミングを表す説明図である。
提案情報表示部17は、論点毎に、議論の進行経過時間に応じた基準累積数と、全てのユーザの発言テキスト累積数との関係が所定条件となった時に、ユーザ端末2へ、提案情報を表示する。
ここで、「所定条件」とは、基本的には、発言テキスト累積数が基準累積数よりも少なくなった時である。
「基準累積数」とは、論点毎に、例えば過去の経験値から予め設定されたものである。言葉テキストの基準累積数は、議論の時間進行に応じて増加状況(増加関数)を表す。その増加状況は、単純な線形増加に限られず、非線形増加であってもよい。尚、基準累積数の増加状況は、関数化されることが好ましい。
前述した図16によれば、破線(発言テキスト累積数)が実線(基準累積数)を下回った時、指導タイミングが発動されている。この指導タイミングは、議論の状況が、オペレータや指導者が期待するほど活性化していない時点を意味する。図16の場合、議論の進行時間の中で、2回の指導タイミングが発動されている。
提案情報表示部17は、提案情報を音声信号に変換して送信するものであってもよい。ユーザ端末2は、議論分析装置1から提案情報を受信した際に、そのままディスプレイに表示するものであってもよいし、提案情報を音声信号に変換してスピーカから発声するものであってもよい。
尚、ユーザ端末2が、提案情報を音声信号としてスピーカから発声する場合、ユーザの発話が一定時間(例えば10秒間)途切れている時に、発声するのが好ましい。ユーザの発話中に、スピーカから指導音声が発声されると、議論を妨げることとなるためである。
具体的な実装として、議論分析装置1が、例えばスマートフォンのようなユーザ端末2へ、提案情報をプッシュ的に送信することは簡易ではない。例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)の場合、通常、クライアント(ユーザ端末)がサーバ(議論分析装置)へリクエストを送信し、当該サーバからクライアントへレスポンスを返信する要求応答型のPull方式となる。
そのために、議論分析装置1におけるプッシュ的な情報送信機能として、例えば、JavaScript(登録商標)のWeb Notification APIや、Google(登録商標)のFirebase Notification(登録商標)、Apple(登録商標)のPush Notificationなどを用いることが好ましい。これらのAPI(Application Programming Interface)に対応したアプリケーションを、ユーザ端末2にインストールしておくことによって、サーバプッシュを実現することができる。
提案情報表示部17は、言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれをユーザに送信すれば効果的か予測できない。
そこで、他の実施形態として、例えば以下のように、言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれかを選択して送信するものであってもよい。
<発言テキストの増加数Δwに基づく提案情報の選択>
<議論可能な残存時間に基づく提案情報の選択>
<発言テキストの増加数Δwに基づく提案情報の選択>
提案情報表示部17は、学習段階として、言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれかを適宜選択して送信する。ここでは、ランダムに選択して送信するものであってもよい。
提案情報を送信した後、所定時間T経過後に、類義語、共起語及び想起画像それぞれについて、論点毎の発言テキストの増加数Δw(増加の傾き)を記録する。
その後、増加数Δwが統計的に最も大きい、言葉テキスト、類義語、共起語又は想起画像のいずれかを選択して送信する。
例えば、ある論点については、提案情報として想起画像を送信した方が、その後の発言テキストの増加数Δwが多くなる場合、提案情報表示部17は、想起画像を提案情報として送信するようになる。
一般に、研修は、異なる受講生となるユーザ群に対して、同じ課題で過去に何度も提供されている。これら過去のデータによって学習することによって、論点毎に、できる限り効果的な提案情報を選択することができる。
<議論可能な残存時間に基づく提案情報の選択>
提案情報表示部17は、議論可能な残存時間に応じて提案情報を選択する。
議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合、言葉テキストを表示する。
議論可能な残存時間が長くなるほど、残存時間の段階的な閾値に応じて、類義語->共起語->想起画像の順に表示する。
議論可能な残存時間が短いほど、議論を急ぎ進行させなければならないために、論点を直接的に認識させる言葉テキストを表示する。
一方で、議論可能な残存時間が長いほど、ユーザ同士で意見を主張し合うためにも、論点に対する言葉テキストを直ぐに想起しにくい提案情報を表示する。
前述で詳細に説明したように、本発明の議論分析装置、システム及びプログラムによれば、研修におけるユーザ同士の議論内容を分析し、一見して認識可能な議論分析情報を表示することができる。
この議論分析情報をユーザに表示することによって、指導者のアドバイスを必要とすることなく、議論内容の分析結果を「見える化」することによって、ユーザ同士で議論内容を適切な方向へ改善することができる。
以上に述べた本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 議論分析装置
10 言葉リスト設定部
11 発言テキスト検出部
12 発言テーブル作成部
13 議論分析表示部
14 累積発言グラフ作成部
15 同調発言グラフ作成部
16 レーダチャート作成部
17 提案情報表示部
18 発話データ受信部
2 ユーザ端末

Claims (21)

  1. 各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する議論分析装置において、
    議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定手段と、
    所定時間帯毎に、前記発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する発言テキスト検出手段と、
    所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する発言テーブル作成手段と、
    前記発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する議論分析表示手段と
    を有することを特徴とする議論分析装置。
  2. 前記発言テーブル作成手段について、前記発言テーブルは、所定時間帯の経過を表す列(又は行)と、各論点を上位に且つ論点毎に複数のユーザを下位として表す行(又は列)とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の議論分析装置。
  3. 前記発言テーブル作成手段について、前記発言テーブルは、所定時間帯の経過を表す列(又は行)と、各ユーザを上位に且つユーザ毎に発言した論点を下位として表す行(又は列)とからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の議論分析装置。
  4. 前記発言テーブル作成手段は、前記検出文字として、検出を表すマーク、又は、検出された発言テキストを印す
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の議論分析装置。
  5. 前記言葉リスト設定手段は、各論点の言葉テキストの中で、重要言葉テキストを設定しており、
    前記発言テーブル作成手段は、重要言葉テキストに基づく検出文字を、視覚的に強調して表示する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の議論分析装置。
  6. 前記発言テキスト検出手段は、発話時刻を当該発言テキストに紐付けており、発話時刻の時間間隔が所定時間以内となる発言テキスト同士を、連続した発言フローとしてまとめ、
    前記発言テーブル作成手段は、前記発言フローに含まれる複数の発言テキストが一連であると認識できるように表示する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の議論分析装置。
  7. 前記発言テーブル作成手段は、発言フローに含まれる複数の発言テキストを、時系列に矢印で結んで表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の議論分析装置。
  8. 前記議論分析表示手段は、前記議論分析情報として、前記発言テーブルを、時間経過に応じて更新しながら表示する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の議論分析装置。
  9. 前記発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段を更に有し、
    前記議論分析表示手段は、前記議論分析情報として、前記累積発言グラフを、時間経過に応じて更新しながら表示する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の議論分析装置。
  10. 前記発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、前記同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段を更に有し、
    前記議論分析表示手段は、前記議論分析情報として、前記同調発言グラフを、時間経過に応じて更新しながら表示する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の議論分析装置。
  11. 各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段を更に有し、
    前記議論分析表示手段は、前記議論分析情報として、前記レーダチャートを、時間経過に応じて更新しながら表示する
    ことを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載の議論分析装置。
  12. 前記議論分析表示手段は、
    議論可能な残存時間を計時しており、
    異なる種類の議論分析情報を入力し、前記残存時間に応じて、いずれか1つの議論分析情報を表示する
    ことを特徴とする請求項から1のいずれか1項に記載の議論分析装置。
  13. 前記発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段と、
    前記発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、前記同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段と、
    各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段とを更に有し、
    前記議論分析表示手段は、
    議論可能な残存時間が所定閾値以上長い場合、前記議論分析情報として、前記発言テーブル又は前記累積発言グラフを表示し、
    議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合、前記議論分析情報として、前記同調発言グラフ又は前記レーダチャートを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の議論分析装置。
  14. 前記発言テーブルを用いて、所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎の発言テキスト数を表す要素とを2次元に並べて、時間帯毎に、各論点の発言テキスト数を棒状に表示した累積発言グラフを作成する累積発言グラフ作成手段と、
    前記発言テーブルを用いて、第1のユーザを表す第1のオブジェクトと、第2のユーザを表す第2のオブジェクトとの間に同調リンクを表示すると共に、論点毎に、第1のユーザの発言テキストと第2のユーザの発言テキストとが連続して検出された回数に基づいて、前記同調リンクの太さ、形状又は色彩が視覚的に変化するように表示した同調発言グラフを作成する同調発言グラフ作成手段と、
    各ユーザを要素とするレーダチャートであって、論点毎に、各ユーザの発話データから検出された発言テキストの検出数を頂点とするレーダチャートを作成するレーダチャート作成手段とを更に有し、
    前記議論分析表示手段は、
    全ての論点における発言テキスト総数が所定閾値以下である場合、前記議論分析情報として、前記発言テーブル又は前記累積発言グラフを表示し、
    全ての論点における発言テキスト総数が所定閾値よりも多い場合、前記議論分析情報として、前記同調発言グラフ又は前記レーダチャートを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の議論分析装置。
  15. 前記発言テーブルを用いて、発言テキストの検出数が所定条件以下となった論点について、前記議論分析情報の表示と共に又は前記議論分析情報の表示に代えて、当該論点に基づく言葉リストに含まれるいずれかの言葉テキストを、議論の提案情報としてユーザに表示する提案情報表示手段を
    更に有することを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載の議論分析装置。
  16. 前記提案情報表示手段は、論点毎に、議論の進行経過時間に応じた基準累積数と、全てのユーザの発言テキスト累積数との関係が所定条件となった時に、前記提案情報を表示する
    ことを特徴とする請求項15に記載の議論分析装置。
  17. 前記言葉リスト設定手段は、前記言葉テキストに、異なる種類の想起情報として、
    言葉テキストの類義語、
    言葉テキストに共起する共起語、及び/又は、
    言葉テキストに基づく想起画像
    を対応付けて設定しており、
    前記提案情報表示手段は、言葉テキスト自体、又は、前記想起情報のいずれかを、議論の提案情報として表示する
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の議論分析装置。
  18. 前記提案情報表示手段は、
    前記言葉テキスト、前記類義語、前記共起語又は前記想起画像のいずれかを適宜選択して送信し、
    前記提案情報を送信した後、所定時間T経過後に、前記類義語、前記共起語及び前記想起画像それぞれについて、論点毎の前記発言テキストの増加数Δwを記録し、
    前記増加数Δwが最も大きい、前記言葉テキスト、前記類義語、前記共起語又は前記想起画像のいずれかを選択して送信する
    ことを特徴とする請求項17に記載の議論分析装置。
  19. 前記提案情報表示手段は、
    議論可能な残存時間が所定閾値よりも短い場合、言葉テキストを表示し、
    議論可能な残存時間が長くなるほど、残存時間の段階的な閾値に応じて、前記類義語->前記共起語->前記想起画像の順に表示する
    ことを特徴とする請求項17に記載の議論分析装置。
  20. 各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定手段と、
    所定時間帯毎に、前記発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する発言テキスト検出手段と、
    所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する発言テーブル作成手段と、
    前記発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する議論分析表示手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  21. 各ユーザが所持する複数のユーザ端末から、複数の資料に基づいて議論された発話データを収集し、各資料について予め期待された議論内容の論点に応じた分析結果を表示する装置の議論分析方法において、
    前記装置は、議論内容の複数の資料に基づく論点それぞれに、複数の言葉テキストを含む言葉リストを予め設定した言葉リスト設定部を有し、
    前記装置は、
    所定時間帯毎に、前記発話データから、各論点の言葉テキストと一致した発言テキストを検出する第1のステップと、
    所定時間帯の経過を表す要素と、論点毎に発言したユーザを表す要素とを配列状に並べて、各セルに発言テキストの検出を表す検出文字を印した発言テーブルを作成する第2のステップと、
    前記発言テーブルに基づく議論分析情報を、時間経過に応じて更新しながら表示する第3のステップと
    を実行することを特徴とする装置の議論分析方法。
JP2018055214A 2018-03-22 2018-03-22 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法 Active JP6783029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055214A JP6783029B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055214A JP6783029B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019168551A JP2019168551A (ja) 2019-10-03
JP6783029B2 true JP6783029B2 (ja) 2020-11-11

Family

ID=68107263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018055214A Active JP6783029B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6783029B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022224584A1 (ja) * 2021-04-22 2022-10-27 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、端末装置及び表示方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3879793B2 (ja) * 1998-03-11 2007-02-14 富士ゼロックス株式会社 発言構造検出表示装置
JP5257330B2 (ja) * 2009-11-06 2013-08-07 株式会社リコー 発言記録装置、発言記録方法、プログラム及び記録媒体
JP2013222347A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Canon Inc 議事録生成装置及び議事録生成方法
JP2014085998A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Univ Of Yamanashi 電子ノート作成支援装置および電子ノート作成支援装置用プログラム
JP2017016566A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019168551A (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kovanović et al. Understand students' self-reflections through learning analytics
US10192456B2 (en) Stimulating online discussion in interactive learning environments
US10191901B2 (en) Enrollment pairing analytics system and methods
US9305286B2 (en) Model-driven candidate sorting
Beeke et al. Using conversation analysis to assess and treat people with aphasia
US10223442B2 (en) Prioritizing survey text responses
Apriyanto et al. Born in social media culture: personality features impact in communication context
US11043136B2 (en) Personality-type training system and methods
JP2017504883A (ja) オーディオキューに基づくモデル駆動型の候補者のソート
US10482781B2 (en) Online education platform having an instructor dashboard
US10276055B2 (en) Essay analytics system and methods
WO2013184667A1 (en) System, method and apparatus for voice analytics of recorded audio
Harbison et al. A new measure of child vocal reciprocity in children with autism spectrum disorder
Chopade et al. CPSX: using AI-machine learning for mapping human-human interaction and measurement of CPS teamwork skills
Kachergis et al. Cross-situational word learning is both implicit and strategic
Laban et al. Newspod: Automatic and interactive news podcasts
Balogh et al. Validation of automated scoring of oral reading
JP6783029B2 (ja) 研修におけるユーザ同士の議論内容を分析する装置、プログラム及び方法
EP2962296A2 (de) Wortwahlbasierte sprachanalyse und sprachanalyseeinrichtung
CN112884375A (zh) 基于双录系统的应用方法、装置、电子设备及介质
Cross Utilizing dialogic recalls to determine L2 listeners' strategy use
JP2020177507A (ja) 試験問題予測システム及び試験問題予測方法
Crowther et al. Second language speech comprehensibility: A research agenda
Mok et al. Measuring the interactions of people with dementia and their conversation partners: a preliminary adaption of the Kagan measures of support and participation in conversation
JP2007226459A (ja) 授業管理装置および授業管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6783029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150