JP6782063B2 - 落石防止柵 - Google Patents

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Description

この発明は、落石防止柵、特に、支柱の山側への倒れ込みを阻止する支持柱を設ける必要がなく、支柱の山側への倒れ込みを阻止する谷側ワイヤーが張れない場合であっても、支柱の山側への倒れを確実に阻止することができ、しかも、支持柱の傾斜角度を自在に調整することができ、さらに、支柱の谷側への倒れ込み阻止効果を増大させることができる落石防止柵に関するものである。
道路等への落石を防止する落石防止柵の一例が特許文献1に開示されている。以下、この落石防止柵を従来落石防止柵Aといい、図面を参照しながら説明する。
図5は、従来落石防止柵Aを示す側面図である。
図5において、11は、斜面12に所定間隔をあけて起倒可能に構築された支柱、13は、支柱11の上端部と山側(M)の斜面12との間に張られた山側ワイヤー、14は、隣接する支柱11の上端部間に通された上部ワイヤー、15は、隣接する支柱11の下端部間に通された下部ワイヤー、16は、上部ワイヤー14と下部ワイヤー15との間に張られた、落石を受け止める金網、17は、支柱11の山側(M)への倒れ込みを阻止する支持柱である。支持柱17の上端は、支柱11の下部に固定され、支持柱17の下端は、山側(M)の斜面12に当接され、これによって、支柱11の山側(M)への倒れ込みが阻止される。
落石防止柵の別の例が特許文献2に開示されている。以下、この落石防止柵を従来落石防止柵Bといい、図面を参照しながら説明する。
図6は、従来落石防止柵Bを示す側面図である。
図6において、18は、斜面19に所定間隔をあけて構築された支柱、20は、支柱18の上端部と山側(M)の斜面19との間に張られた山側ワイヤー、21は、支柱18の上端部と谷側(V)の斜面19との間に張られた谷側ワイヤー、22は、支柱18間に張られた、落石を受け止める金網である。
特開2015−25305号公報 特開2002−348817号公報
上記従来落石防止柵Aによれば、斜面12からの落石は、金網16により受け止められる。この際、支柱11は、山側ワイヤー13により引っ張られているので、支柱11が谷側(V)に倒れるおそれはない。
また、落石が金網16に衝突すると、山側ワイヤー13に引張力が作用し、その反動で支柱11には、支柱11が山側(M)に倒れ込む力が作用する。しかし、支持柱17の下端が山側(M)の斜面12に当接する結果、支柱11が山側(M)に倒れ込むおそれはない。
支柱11の山側(M)への倒れ込みは、山側ワイヤー13上に雪が積もり、その積雪荷重により山側ワイヤー13に下向きの力が作用した場合等にも生じる。
上記従来落石防止柵Bによれば、落石は、金網22により受け止められる。この際、支柱18は、山側ワイヤー20により引っ張られているので、支柱18が谷側(V)に倒れるおそれはない。
また、従来落石防止柵Aにおけると同様に、斜面19からの落石が金網22に衝突すると、山側ワイヤー20に引張力が作用し、その反動で支柱18には、支柱18が山側(M)に倒れ込む力が作用するが、支柱18は、谷側ワイヤー21により引っ張られているので、支柱18が山側(M)に倒れ込むおそれはない。
しかしながら、従来落石防止柵Aによれば、山側(M)の起伏に応じて、支持柱17の長さを変える必要があるので、この分、落石防止柵の構築費用が増加するといった問題があった。
また、従来落石防止柵Bは、従来落石防止柵Aの有する上記のような問題はないが、場所的に谷側ワイヤー21を張ることができない場合があるといった問題があった。
従って、この発明の目的は、支柱の山側への倒れ込みを阻止する支持柱を設ける必要がなく、しかも、支柱の山側への倒れ込みを阻止する谷側ワイヤーが張れない場合であっても、支柱の山側への倒れを確実に阻止することができ、さらに、支柱の傾斜角度を自在に調整することができる落石防止柵を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、斜面に構築される落石防止柵において、前記斜面に所定間隔をあけて構築される起倒可能な支柱と、前記支柱の上端部と山側の前記斜面との間に張られる山側ワイヤーと、前記支柱間に張られた、落石を受け止める金網と、伸縮可能なターンバックルとを備え、前記ターンバックルの両端には回動可能な取付部が設けられ、前記ターンバックルの上端の前記取付部が前記支柱に固定され、前記ターンバックルの下端の前記取付部が前記支柱の基台の谷側に固定されことにより前記ターンバックルが谷側に傾倒可能であることに特徴を有するものである。
この発明によれば、支柱の山側への倒れ込みを阻止する支持柱を設ける必要がなく、支柱の山側への倒れ込みを阻止する谷側ワイヤーが張れない場合であっても、支柱の山側への倒れを確実に阻止することができ、しかも、支柱の傾斜角度を自在に調整することができ、さらに、支柱の谷側への倒れ込み阻止効果を増大させることができる。
この発明の落石防止柵において、連結部材を伸ばした状態を示す一部省略側面図である。 この発明の落石防止柵において、連結部材を縮めた状態を示す一部省略側面図である。 この発明の落石防止柵の基台を示す平面図である。 この発明の落石防止柵の基台を示す正面図である。 従来落石防止柵Aを示す側面図である。 従来落石防止柵Bを示す側面図である。
この発明の落石防止柵の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の落石防止柵において、連結部材を伸ばした状態を示す側面図、図2は、この発明の落石防止柵において、連結部材を縮めた状態を示す側面図である。
図1および図2において、1は、斜面2に所定間隔をあけて構築された支柱である。支柱1は、基台3上にピン8を中心として起倒可能に固定されている。基台3は、斜面2に打ち込まれたアンカー4によって斜面2に固定されている。5は、支柱1の上端部と山側(M)の斜面2との間に張られた山側ワイヤー、6は、支柱1間に張られた、落石を受け止める金網である。
7は、支柱1と支柱1の基台3の谷側(V)との間に固定された伸縮可能な連結部材である。すなわち、連結部材7の上端は、支柱1に固定され、連結部材7の下端は、支柱1の基台3の谷側(V)に固定されている。連結部材7が固定されている基台3部分にもアンカー4が打ち込まれている。この例では、連結部材7は、ターンバックルからなっているが、支柱1と谷側(V)の斜面2との間を剛に連結かつ伸縮可能なものであれば、ターンバックルに限定されない。
この発明の落石防止柵によれば、斜面2からの落石は、金網6により受け止められる。この際、支柱1は、山側ワイヤー5により引っ張られているので、支柱1が谷側(V)に倒れるおそれはない。しかも、支柱1の基台3と谷側(V)の斜面2との間に、連結部材7が固定されているので、支柱1の谷側(V)への倒れ込み阻止効果は、増大する。
また、落石が金網6に衝突すると、山側ワイヤー5に引張力が作用し、その反動で支柱1には、支柱1が山側(M)に倒れ込む力が作用する。しかし、連結部材7が支柱1と谷側(V)の斜面2との間に固定されているので、支柱1が山側(M)に倒れ込むおそれはない。
また、連結部材7が谷側ワイヤー21(図6参照)と同様な機能を発揮するので、場所的に谷側ワイヤー21を張ることができない場合であっても容易に対応可能である。
さらに、連結部材7は伸縮可能であるので、斜面2に対する支柱1の傾斜角度を自在に調整することができる。すなわち、図1に示すように、斜面2の傾斜角度(θ1)が大きい場合には、連結部材7を伸ばして長さ(L1)とし、図2に示すように、斜面2の傾斜角度(θ2)が小さい場合には、連結部材7を縮めて長さ(L2)とする。この結果、斜面2の傾斜角度によらず、水平線に対する支柱1の傾斜角度(θ3)を一定に維持することができる。
以上説明したように、この発明によれば、支柱1の山側(M)への倒れ込みを阻止する支持柱を設ける必要がなく、場所的に支柱1の山側(M)への倒れ込みを阻止する谷側ワイヤーが張れない場合であっても、支柱1の山側(M)への倒れを確実に阻止することができ、さらに、支柱1の傾斜角度を自在に調整することができ、しかも、支柱1の谷側(V)への倒れ込み阻止効果を増大させることができる。
1:支柱
2:斜面
3:基台
4:アンカー
5:山側ワイヤー
6:金網
7:連結部材
8:ピン
11:支柱
12:斜面
13:山側ワイヤー
14:上部ワイヤー
15:下部ワイヤー
16:金網
17:斜面
18:支柱
19:斜面
20:山側ワイヤー
21:谷側ワイヤー
22:金網

Claims (1)

  1. 斜面に構築される落石防止柵において、
    前記斜面に所定間隔をあけて構築される起倒可能な支柱と、
    前記支柱の上端部と山側の前記斜面との間に張られる山側ワイヤーと、
    前記支柱間に張られた、落石を受け止める金網と、
    伸縮可能なターンバックルとを備え、
    前記ターンバックルの両端には回動可能な取付部が設けられ、
    前記ターンバックルの上端の前記取付部が前記支柱に固定され、前記ターンバックルの下端の前記取付部が前記支柱の基台の谷側に固定されことにより前記ターンバックルが谷側に傾倒可能であることを特徴とする落石防止柵。
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