JP6781977B1 - 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム - Google Patents

情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6781977B1
JP6781977B1 JP2019166683A JP2019166683A JP6781977B1 JP 6781977 B1 JP6781977 B1 JP 6781977B1 JP 2019166683 A JP2019166683 A JP 2019166683A JP 2019166683 A JP2019166683 A JP 2019166683A JP 6781977 B1 JP6781977 B1 JP 6781977B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
marker
user
viewpoint
presentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019166683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021043819A (ja
Inventor
由輝 淺川
由輝 淺川
浩章 島
浩章 島
Original Assignee
株式会社ぴやまる
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ぴやまる filed Critical 株式会社ぴやまる
Priority to JP2019166683A priority Critical patent/JP6781977B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781977B1 publication Critical patent/JP6781977B1/ja
Publication of JP2021043819A publication Critical patent/JP2021043819A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの視点に基づきユーザの嗜好や関心を記録した情報を提供する情報提示システムを提供する。【解決手段】情報分析/情報提示システム10は、情報端末装置200と管理サーバ100とを備える。管理サーバ100は、画像データと画像データ内に配置した1または複数のマーカとマーカIDとを記憶する画像データ記憶部110と、マーカIDと提示情報とを対応付けて記憶する提示情報記憶部150と、ユーザの視点を示す視点情報を受信する送受信部101と、視点情報及び画像データとマーカとマーカIDとから、ユーザの視野に表示されたマーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出部102と、マーカIDに対応付けられた提示情報を提示情報記憶部150から取得する提示情報取得部109と、提示情報を送信する送受信部101とを備える。情報端末装置200は、提示情報をマーカに対応付けて表示する表示部203を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラムに関する。
近年、ゲーム業界をはじめとする、さまざまな業界でVR(仮想現実)/AR(拡張現実)コンテンツが提供されている。例えば、飲食店においてメニューをスマートフォン等で撮像することによって、メニューを撮像した映像データから予め登録された画像を検出し、検出した複数の画像の各々に対応する付加データ、例えば“店長おすすめ!”等の広告文を表示する技術が開示されている(特許文献1参照)。
国際公開第2014/017392号
しかしながら、上述の特許文献1に記載した技術では、ユーザが撮像した映像データに対象となる画像が含まれていれば、その画像に対し付加データが表示されるが、ユーザがどの事物に着目しているかは考慮されることがない。そのため、ユーザに不要な情報を含んださまざまな情報が表示されることとなり、ユーザにとって必要な情報が見にくくなるという問題があった。
また、物理空間で取得した情報をほぼリアルタイムでサイバー空間に送信することによって、サイバー空間において物理空間での状況を再現することができるデジタルツインの世界が、今後世の中に爆発的に広がっていくものと考えられる。そのようなデジタルツインが実現された世界では、コンテンツに対する操作は、ジェスチャーや音声での指示、コントローラ等の操作で行われるが、それらに加え、ユーザの視点がサイバー空間のなかでのユーザの関心や嗜好の把握やコンテンツに対する指示において大きな役割を果たすものと考えられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、VR/ARにおいてユーザの視点から判断されるユーザの関心のある事物に対し、さまざまな情報を提示することができる情報提示システム、情報提示方法およびプログラムを提供することを目的とする。また、VR/ARにおいてユーザの視点に基づきユーザの嗜好や関心を記録した情報を提供する情報分析システム、情報分析方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ユーザの視点を示す視点情報を情報端末装置から受信し、受信した視点情報からユーザの視野に表示されたマーカに対応付けられたマーカIDを抽出し、抽出したマーカIDに対応付けられた提示情報を提示情報記憶手段から取得し、取得した提示情報を情報端末装置に送信することを特徴とする。
また本発明では、ユーザの視点を示す視点情報およびユーザIDを情報端末装置から受信し、受信した視点情報からユーザの視野に表示されたマーカを抽出し、マーカごとに、視点情報で示すユーザの視点とマーカの位置関係に応じた点数を付与し、付与したマーカごとの点数を所定時間ごとに視点ログ記憶部に格納することを特徴とする。
上述したように、本発明は、VR/ARにおいてユーザの視点から判断されるユーザの関心のある事物に対し、さまざまな情報を提示することができるという効果を奏する。また、VR/ARにおいてユーザの視点に基づきユーザの嗜好や関心を記録した情報を提供することができるという効果を奏する。
本実施例にかかる情報分析/情報提示システム10を示す概念図である。 本実施例にかかる情報分析/情報提示システム10の構成を示すブロック図である。 画像データ記憶部110のデータの一例を示す説明図である。 マーカ情報記憶部120のデータ構成の一例を示す説明図である。 ユーザ情報記憶部130のデータ構成の一例を示す説明図である。 嗜好情報記憶部140のデータ構成の一例を示す説明図である。 提示情報記憶部150のデータ構成の一例を示す説明図である。 視点ログ記憶部160のデータ構成の一例を示す説明図である。 管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報分析処理手順を示すフローチャートである。 管理サーバ100が実行する視点ログ生成処理手順を示すフローチャートである。 情報端末装置200に表示する画像データにおいてユーザの視点からマーカまでの位置関係に応じて付与する点数の概念を示す説明図である。 管理サーバ100が実行する嗜好情報生成処理手順を示すフローチャートである。 管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。 管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。 マーカに対応する提示情報を表示した際の表示画面の一例を示す説明図である。 管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。 管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照し本発明の実施例を説明する。なお、以下の説明は、実施の形態の一例であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、本実施例にかかる情報分析/情報提示システム10を示す概念図である。図1に示すように、情報分析/情報提示システム10は、管理サーバ100と、情報端末装置200と、を備える。情報端末装置200(または情報端末装置200の一部であるディスプレイ装置)は、ユーザAの頭部に装着され、情報端末装置200は、ネットワークNを介して接続する管理サーバ100とデータを送受信する。
ユーザAは、情報端末装置200のディスプレイ装置に表示されたVR/ARコンテンツを観ることによって、仮想現実また拡張現実の世界を体験することができる。情報端末装置200は、頭部の向きや頭の角度を取得すること、またはユーザの目の動きから視線を判断することによって画像データのどの位置にユーザの視点があるかを判断する。
図2は、本実施例にかかる情報分析/情報提示システム10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報分析/情報提示システム10は、管理サーバ100と、情報端末装置200と、を備え、管理サーバ100と、情報端末装置200とは、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続する。ネットワークNは、一部または全部が有線あるいは無線であり、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、移動体通信網等の通信ネットワークまたはそれらの組合せである。ここでは、説明の便宜上、情報分析システムと情報提示システムを1つの管理サーバで構成しているが、そのような構成に限る必要はなく、別々のサーバであっても、さらに多くのサーバで機能を分割して構成してもよい。
管理サーバ100は、画像データ記憶部110と、マーカ情報記憶部120と、ユーザ情報記憶部130と、嗜好情報記憶部140と、提示情報記憶部150と、視線ログ記憶部160と、送受信部101と、マーカ抽出部102と、点数付与部103と、点数算出部104と、プロファイル情報取得部105と、属性情報取得部106と、マーカ選択部107と、嗜好情報生成部108と、提示情報取得部109と、を備える。
図3は、画像データ記憶部110のデータの一例を示す説明図である。画像データ記憶部110は、情報端末装置200の表示部に表示する画像データ、および画像データ内に配置されたマーカと、マーカを識別する情報であるマーカIDとを対応付けて記憶する。画像データがVRコンテンツの場合、画像データは、図3Aに示すような、いわゆる全天球画像であり、このような画像を用いることによって全天球の中心からユーザが向いた方向すべての画像を表示することができる。
全天球画像は、正距円筒図法(equirectangular)、正距方位図法、メルカトル図法、魚眼法などの既知の投影図法によって生成することができる。また全天球画像は、実在の建物、施設、店舗や街、都市等をカメラで撮像した写真や、架空または実在の空間をコンピュータで演算して作成したコンピュータグラフィクス(以下CGと示す)、または写真とCGとを合成して作成してもよい。図3Aは、一例として、1つの全天空画像を示しているが、画像データ記憶部110に全天球の中心の位置が異なる複数の全天空画像を記憶しておくことによって、ユーザの移動に応じて表示する全天球画像を変更することによって、ユーザがサイバー空間内を移動しているように表示することができる。
図3Bは、ユーザの操作する情報端末装置200の表示部に表示された全天球画像の一部である画像例であり、その画像内に配置されたマーカとマーカIDを示している。マーカは、画像データ内に存在するユーザが注目する可能性のある事物であり、マーカは、事前に人手によって個々に設定しても人工知能(以下AIと示す)によって教師データ等を用いて自動的に抽出し設定してもよい。マーカは、対象物が配置された全天空画像における位置情報として画像データ記憶部110に記憶する。マーカIDは、マーカそれぞれに対応付けて記憶する。図3Bの例では、“A00”や“A11”等である。
図4は、マーカ情報記憶部120のデータ構成の一例を示す説明図である。マーカ情報記憶部120は、マーカに関する情報を記憶する。より具体的には、マーカ情報記憶部120は、マーカIDと、抽象属性1と、重み付けと、抽象属性2と、その他の情報と、を対応付けて記憶する。抽象属性とは、具体的な事物であるマーカの特性(性質や特徴等)を抽象化した情報である。抽象属性1は、所定の観点でのマーカの抽象属性であり、重み付けは、マーカに対し抽象属性1を複数設定する場合の抽象属性1それぞれに対する点数配分の割合を示す。抽象属性2は、抽象属性1よりさらに抽象化したマーカの特性や観点を変えた特性等を示す。本実施例では、2つのレベルの抽象属性を設定しているが、1レベルのみでも、さらに多くのレベルを設定し分析してもよい。
図5は、ユーザ情報記憶部130のデータ構成の一例を示す説明図である。ユーザ情報記憶部130は、ユーザごとのプロファイル情報を記憶する。ユーザ情報記憶部130は、ユーザIDと、プロファイル情報と、その他の情報と、を対応付けて記憶する。ユーザIDは、ユーザを識別する情報であり、プロファイル情報は、ユーザの属性や特徴等を示す情報である。プロファイル情報は、一例として、地域的属性や年齢、性別、趣味、血液型等であり、その他のユーザに関する情報であれば、どのようなものであってもよい。
図6は、嗜好情報記憶部140のデータ構成の一例を示す説明図である。嗜好情報記憶部140は、抽象属性それぞれに対しプロファイル情報のうちどの項目に該当するユーザが注目しているかを記憶する。より具体的には、嗜好情報記憶部140は、プロファイル情報の項目それぞれに合致するユーザがどこを見たか(視点)を分析することによって抽象属性それぞれに対する嗜好性が高いか低いかの評価を記憶する。図6の示す例では、抽象属性“タレント”については、地域的属性“地方・都市部”のプロファイル情報を持つユーザの嗜好性が高い。抽象属性それぞれに対しプロファイル情報の項目ごとに、○(嗜好性有)/×(嗜好性無)で表すほか、%のような度合いで表してもよい。
図7は、提示情報記憶部150のデータ構成の一例を示す説明図である。提示情報記憶部150は、マーカそれぞれに対応する提示情報を記憶する。提示情報記憶部150は、マーカIDと、1または複数の提示情報と、を対応付けて記憶する。提示情報としては、マーカに関する詳細情報やマーカに関連した提案、関連情報へのリンク、順路や手順の説明、広告等である。
図8は、視点ログ記憶部160のデータ構成の一例を示す説明図である。視点ログ記憶部160は、ユーザそれぞれが経過時間ごとに何を見たかを記憶する。より具体的には、視点ログ記憶部160は、ユーザそれぞれについて、所定時間ごとにユーザの視野に入ったマーカに対し算出した点数を記憶する。このように、マーカに対する注目度を数値化した視点ログを時系列に記憶することで、事後に視点ログを用いた分析を効率的に行うことができる。
送受信部101は、情報端末装置200との間でデータを送受信する。より具体的には、送受信部101は、情報端末装置200を操作するユーザを識別するユーザID、ユーザの視点情報を受信し、画像データや視点情報(およびユーザのプロファイル情報)に応じた提示情報を情報端末装置200に送信する。
視点情報とは、全天球画像における視点の位置を示す情報であり、情報端末装置200で検出した頭部の向きや頭の角度、またはユーザの目の動きから判断した視線から算出した、全天球画像の中心から視点への方位角(基準となる方位からの水平方向の角度)と仰俯角(水平を基準として上下の角度)である。なお、視点情報のデータの持ち方は、方位角と仰俯角に限る必要はなく、例えば全天球画像をメッシュ状に区切り、区切った領域を識別する情報を視点情報としてもよい。
マーカ抽出部102は、画像データ記憶部110に記憶する画像データとマーカ、マーカID、視点情報(および情報端末装置200に表示した画像データの表示領域)から、ユーザの視野に存在するマーカIDを抽出するとともに、視点とマーカの位置関係(例えば、視点からマーカまでの距離や視点からマーカまでの距離と方向等)を算出する。なお、情報端末装置200で画像データをズーム等した場合には、画像データの表示領域が変わるため、画像データと視点情報と情報端末装置200に表示した画像データの表示領域によって、情報端末装置200で表示した画像データを算出したうえでマーカを抽出し、視点とマーカの位置関係を算出する。
点数付与部103は、マーカ抽出部102によって抽出したマーカIDそれぞれに対し、ユーザの視点とマーカの位置関係に応じた点数を付与し、視点ログ情報記憶部160に格納する。
点数算出部104は、視点ログ情報記憶部160に記憶するマーカIDそれぞれの点数を加算し、マーカIDごとの点数の合計を算出する。
プロファイル情報取得部105は、情報端末装置200から受信したユーザIDに対応付けられた、ユーザのプロファイル情報をユーザ情報記憶部130から取得する。
属性情報取得部106は、プロファイル情報取得部105によって取得したユーザのプロファイル情報に合致する抽象属性を嗜好情報記憶部140から取得する。
マーカ選択部107は、マーカ抽出部102によって抽出したマーカIDのうち、点数算出部104によって所定点数以上となったマーカIDを選択する。マーカ選択部107は、マーカ抽出部102によって抽出したマーカIDのうち、点数算出部104によって所定点数以上となったマーカIDであり、かつ、属性情報取得部106によって取得した抽象属性に合致するマーカIDを選択する。
嗜好情報生成部108は、マーカIDごとに、抽象属性と重み付けとをマーカ情報記憶部120から取得し、マーカIDそれぞれに対し、抽象属性と重み付けとマーカIDごとの点数の合計から、抽象属性ごとの点数を算出する。嗜好情報生成部108は、ユーザIDに対応付けられたプロファイル情報をユーザ情報記憶部130から取得する。嗜好情報生成部108は、抽象属性それぞれについて、プロファイル情報の項目ごとに点数を集計し、集計した点数が所定の基準を超えるか否かによって嗜好性の有無を判断し、その判断結果を嗜好情報記憶部140に格納する。
提示情報取得部109は、マーカ選択部107によって選択したマーカIDに対応付けられた提示情報を提示情報記憶部150から取得する。
次に、情報端末装置200の構成について説明する。情報端末装置200は、ユーザが頭部に装着するディスプレイ装置および情報処理装置から構成される。ディスプレイ装置は、一例としてヘッドマウントディスプレイやスマートグラスであり、情報処理装置はディスプレイ装置と一体でもディスプレイ装置と分離していてもよい。情報端末装置200は、送受信部201と、視点情報判断部202と、表示部203(ディスプレイ装置)とを備える。
送受信部201は、管理サーバ100との間でデータを送受信する。より具体的には、送受信部201は、画像データおよび提示情報を管理サーバ100から受信し、視点情報(および情報端末装置200に表示した画像データの表示領域)を管理サーバ100に送信する。表示部203は、画像データと、マーカに対応付けた提示情報を表示する。
視点情報判断部202は、表示部203に表示する画像データにおけるユーザの視点を示す視点情報を判断する。より具体的には、視点情報判断部202は、ユーザの目を図示しないカメラで撮像し、撮像した目の画像から視線を判断し、表示部203に表示した画像データのどの位置を見ているかを視点情報として算出する。なお、ユーザの目の画像を撮像し、視線を判断する機能がない場合は、表示部203に表示した画像データの中心を視点情報として算出する。
情報端末装置200は、上述した管理サーバ100が備える各機能および記憶部を備え、管理サーバ100とは記憶部に記憶するデータを更新するのみとし、情報提示処理および情報分析処理を情報端末装置200のみで実行してもよい。情報端末装置200は、上記各部に加え、図示しない音声入出力部を備え、画像データに応じた音声、効果音、BGM等を出力したり、音声によって画像データに対する操作を行ってもよい。画像データに対する操作は、音声によるほか、赤外線センサや筋電センサ等を用いて検出する、手や腕、体を用いたジェスチャーによる操作、コントローラ等による操作であってもよい。
上述のように構成された情報分析/情報提示システム10で実行する情報分析処理について説明する。図9は、管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報分析処理手順を示すフローチャートである。
初めに、情報端末装置200を起動する(ステップS901)。例えば、電源ONによって情報端末装置200が起動される。送受信部202は、起動時に入力を受付けたユーザID、または情報端末装置200の記憶部から読み出したユーザIDを管理サーバ100に送信する(ステップS902)。
管理サーバ100において、送受信部101は、ユーザIDを情報端末装置200から受信する(ステップS903)。送受信部101は、画像データ記憶部110から画像データを取得する(ステップS904)。送受信部101は、画像データを情報端末装置200に送信する(ステップS905)。
情報端末装置200において、送受信部202は、画像データを管理サーバ100から受信する(ステップS906)。表示部203は、画像データを表示する(ステップS907)。表示部203は、全天球画像である画像データから表示領域によって切り取られた画像データを表示する。表示部203は、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS908)。所定時間が経過しないと判断した場合は(ステップS908:No)、ステップS907に戻り、ユーザの頭部の向きや角度が変更していれば、それらに応じた表示領域の画像データを表示する。なお、ユーザが移動した場合は、移動に応じた全天球画像を管理サーバ100から受信し、ユーザの頭部の向きや角度に応じた画像データを表示する。後述する処理でも同様である。
所定時間が経過したと判断した場合は(ステップS908:Yes)、表示部203は、視点情報を取得する(ステップS909)。送受信部202は、視点情報(および画像データの表示領域)を管理サーバ100に送信する(ステップS910)。
管理サーバ100において、送受信部101は、視点情報(および画像データの表示領域)を情報端末装置200から受信し(ステップS911)、視点ログ生成処理を実行する(ステップS912)。視点ログ生成処理の詳細は、後述する。
情報端末装置200において、表示部203は表示を終了するか否かを判断する(ステップS913)。表示を終了すると判断した場合は(ステップS913:Yes)、処理を終了する。例えば、電源をOFFした場合である。表示を終了しないと判断した場合は(ステップS913:No)、ステップS907に戻り、ユーザの頭部の向きや頭の角度に応じた画像データを表示する。
図9のステップS912に記載した視点ログ生成処理について説明する。図10は、管理サーバ100が実行する視点ログ生成処理手順を示すフローチャートである。
マーカ抽出部102は、視点情報と画像データ(と画像データの表示領域)からユーザの視野に存在するマーカに対応するマーカIDを抽出する(ステップS1001)。マーカ抽出部102は、マーカごとに視点情報で示す視点とマーカの位置関係を算出する(ステップS1002)。点数付与部103は、マーカごとに視点とマーカの位置関係に応じた点数を付与する(ステップS1003)。図11は、情報端末装置200に表示する画像データにおいてユーザの視点からマーカまでの位置関係に応じて付与する点数の概念を示す説明図である。図11に示すように、ユーザの視点の中心に位置するマーカ、すなわち視点からの距離がほぼ0であるマーカは“A00”であるため、マーカ“A00”の点数は“10”となる。さらに、マーカ“A11”の点数は“4”であり、マーカ“A10”、“A12”、“A13”の点数は“1”である。
図11に示す例では、視点から同心円状に同一の点数が設定されているが、視点とマーカの位置関係を同心円ではなく、楕円や他の形の領域とし、それらの領域に対し付与する点数を定めてもよく、同一の点数となる幅や点数についても、さまざまに選択してよい。
点数付与部103は、経過時間とともにマーカそれぞれの点数を視点ログ記憶部160に格納する(ステップS1004)。これにより、所定時間ごとに視点ログが視点ログ記憶部160に格納されることになる。
次に、ユーザごとに蓄積された視点ログ記憶部160に記憶したデータを用いて、嗜好情報を生成する処理について説明する。図12は、管理サーバ100が実行する嗜好情報生成処理手順を示すフローチャートである。
点数算出部104は、ユーザごとに記憶する視点ログ記憶部160からデータを読み出し、ユーザごとにマーカIDそれぞれの点数の合計を算出する(ステップS1201)。視点ログ記憶部160から読み出すデータは、視点ログ記憶部160に記憶されているデータすべてを読み出しても所定期間のデータを読み出してもよい。点数算出部104は、マーカIDごとに、抽象属性と重み付けをマーカ情報記憶部120から取得し、抽象属性ごとの点数を算出する(ステップS1202)。
嗜好情報生成部108は、ユーザIDに対応するプロファイル情報をユーザ情報記憶部130から取得し、抽象属性ごとの点数をプロファイル情報の項目ごとに集計する(ステップS1203)。例えば、ユーザのプロファイル情報に、年齢が“20代”と設定されている場合であって、抽象属性“アイドル”の点数として“70”が算出されていれば、年齢が“20代”、抽象属性“アイドル”に“70”を加算する。すべてのユーザに対し同様の処理を実行する。
嗜好情報生成部108は、抽象属性それぞれについてのプロファイル情報の項目ごとに集計した点数が所定の基準を超えるか否かによって嗜好性の有無を判断し、その判断結果を嗜好情報記憶部140に格納する(ステップS1204)。例えば、抽象情報“ハンバーガ”について、プロファイル情報の項目“年齢”・“30代”を集計した点数が所定の基準を超えた場合、すなわち有意であると判断された場合には、嗜好性有(○)を嗜好情報記憶部140に格納する。
このように、所定時間ごとに、情報端末装置200に表示された画像データに存在するマーカそれぞれに対し、ユーザの視点とマーカとの位置関係に応じた点数を視点ログとして記憶することによって、ユーザが注視したマーカとともに、ユーザの視野に入ったマーカに対しても事後に分析や評価することができる。また時系列にマーカごとの点数を記録するため、ユーザが見た順番や視野に入った時間を考慮して事後に分析や評価することができる。
また、プロファイル情報の項目ごとの嗜好性について、マーカ自体ではなく、マーカを抽象化した抽象属性に対し点数を付与し集計して嗜好性の有無を判断するため、どのようなプロファイル情報のユーザが、個々の事物ではなく、どのような種別の事物に嗜好性があるかを判断することができる。
上述した実施例では、視点ログ記憶部160に記憶する視点ログからマーカごとの点数を合計する際には、視点の停止(注視)については考慮していないが、例えば、図8においてマーカID“A00”は経過時間T3からT5の間視点が動かず、マーカID“A00”のマーカを注視していることが判断できる。このような場合に、注視状態が所定時間以上継続した場合に、注視したマーカに対する点数をさらに加算する等の処理をすることによって、ユーザの関心や嗜好をより細かく把握することができる。
ここで、視点ログ記憶部160に記憶する視点ログの具体的な活用事例について説明する。視点ログを時系列に記憶しておくことによって、例えば工場等の作業現場での作業や飛行機・車等の運転において、保守員や作業員、操縦者に対し、所定の作業や操作が管理者や製造者の意図した通りになされたか否かの分析や評価することができる。さらに、それらの分析や評価の結果に基づいて、後述する情報提示処理での効果的な提示情報の表示、またはAR技術を利用してミスを軽減するように誘導することができる。
このほかにも、マンションの購入や賃貸を検討するユーザの視点ログを記憶することによって、ユーザの興味や関心事を分析することができる。また防災訓練や避難訓練等においても、ユーザの視点ログを記憶することによって、ユーザが目標としたものや見落としたものを分析することができる。
次に、情報端末装置200で画像データを表示する際に、画像データ内に含まれるマーカに対応する種々の提示情報を表示する情報提示処理について説明する。図13と図14は、管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1301〜ステップS1312の処理の説明については、上述した図9のステップS901〜ステップS912の処理と同様であるので、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。
管理サーバ100において、点数算出部104は、視点ログ記憶部160に記憶するデータを読み出し、マーカIDごとの点数を合計する(ステップS1313)。提示情報取得部109は、マーカIDごとの点数が所定以上であるか否かを判断する(ステップS1314)。マーカIDごとの点数が所定以上であると判断した場合(ステップS1314:Yes)、マーカIDに対応付けられた提示情報を提示情報記憶部150から取得する(ステップS1315)。送受信部101は、提示情報を情報端末装置200に送信する(ステップS1316)。マーカIDごとの点数が所定以上でないと判断した場合(ステップS1314:No)、提示情報を送信することなく、情報端末装置200にレスポンスを送信しステップS1319に進む。
情報端末装置200において、送受信部201は、提示情報を管理サーバ100から受信する(ステップS1317)。表示部203は、提示情報をマーカに対応付けて表示する(ステップS1318)。図15は、マーカに対応する提示情報を表示した際の表示画面の一例を示す説明図である。ユーザAに対する表示例では、マーカID“A00”に対する提示情報“秋葉アイドル:ぴーやちゃん 17歳”が表示される。他にもマーカID“A10”に対する提示情報“こっちの方向に海が見えます”、マーカID“A13”に対する提示情報“売店があります”が表示される。これらの提示情報は、同時に表示されるのではなく、マーカに対する点数が所定点数以上であると判断された時に表示される。ユーザBに対する表示例では、マーカID“A00”に対応する提示情報は表示されず、マーカID“A10”に対する提示情報“ロープウェイはこちらです”、マーカID“A11”に対する提示情報“熱海展望台について調べますか?”、マーカID“A13”に対する提示情報“お土産売り場 物販サイト<リンク>”のように、ユーザAの場合とは異なる提示情報が表示される。
表示部203は、表示を終了するか否かを判断する(ステップS1319)。このとき、マーカに対応する提示情報に対する操作、例えば“物販サイトのリンク”を指示し、物販サイトのウェブページの表示等を実行してもよい。表示を終了すると判断した場合は(ステップS1319:Yes)、処理を終了する。表示を終了しないと判断した場合は(ステップS1319:No)、ステップS1307に戻り、ユーザの頭部の向きや頭の角度に応じた画像データを表示する。
このように、マーカごとに算出した点数が所定点数以上となった場合に、その時点でマーカに対応する提示情報を表示することによって、ユーザそれぞれが関心のある事物に対応する提示情報を適切なタイミングで表示することができる。
さらに、ユーザのプロファイル情報を用いた情報提示処理について説明する。図16、図17は、管理サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1601〜ステップS1611の処理については、上述した図9のステップS901〜ステップS911の処理と同様であるので、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。
管理サーバ100において、マーカ抽出部102は、視点情報と画像データ(と画像データの表示領域)からマーカIDを抽出する(ステップS1612)。プロファイル情報取得部103は、ユーザIDに対応付けられたプロファイル情報を取得する(ステップS1613)。属性情報取得部106は、プロファイル情報に合致する抽象属性を取得する(ステップS1614)。例えば、図6を参照すると、ユーザのプロファイル情報が“年齢”・“30代”の場合、抽象属性“ハンバーガ”を取得する。マーカ選択部107は、抽象属性に合致するマーカIDをマーカ情報記憶部120から選択する(ステップS1615)。提示情報取得部109は、マーカIDに対応付けられた提示情報を提示情報記憶部150から取得する(ステップS1616)。送受信部101は、提示情報を情報端末装置200に送信する(ステップS1617)。
情報端末装置200において、送受信部202は、提示情報を管理サーバ100から受信する(ステップS1618)。表示部203は、提示情報をマーカに対応付けて表示する(ステップS1619)。表示部203は、表示を終了するか否かを判断する(ステップS1620)。表示を終了すると判断した場合は(ステップS1620:Yes)、処理を終了する。表示を終了しないと判断した場合は(ステップS1620:No)、ステップS1607に戻り、ユーザの頭部の方向や頭の角度に応じた画像データを表示する。
このように、情報端末装置200の表示部203に表示された画像データに存在するマーカのうち、ユーザのプロファイル情報と合致する抽象属性を持つマーカに対し提示情報を表示するため、ユーザの関心がある事物に対し、より詳細な情報や広告等を表示することができる。
また、上述した処理に加え、図13、図14のステップS1312〜ステップS1314の視点ログからマーカIDごとの点数を算出し、所定の点数以上のマーカを選択する処理を加えることによって、ユーザのプロファイル情報と合致する抽象属性を持つマーカであり、かつ、ユーザの視点に基づくマーカの点数が高いマーカを選択することができ、選択したマーカに対し提示情報を表示することができる。
上述した実施例では、画像データは全天球画像、すなわちVRコンテンツを情報端末装置200に表示する場合について説明したが、ARコンテンツの場合は、情報端末装置200のカメラによって撮像する現実世界のなかに存在する事物がマーカとなり、情報端末装置200で撮像した画像データを画像処理することによって、画像データにマーカが存在するか否かを判断する。マーカを判断した以降の処理は、上述した実施例と同様であり、ユーザの視野に入ったマーカについて、視点ログを視点ログ記憶部160に記憶するとともに、マーカに対応する提示情報を現実の画像に重畳して表示する。
上述した実施例にかかる管理サーバ100、情報端末装置200のハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置、通信制御装置等を備えた通常のコンピュータであり、ROMやRAM、HDD等に記憶されたプログラムをCPUが読み出し動作させることによって、上述した構成や機能を実現する。
管理サーバ100、情報端末装置200で動作するプログラムは、インターネット等のネットワークNに接続されたコンピュータ上に格納しておき、ネットワークN経由でダウンロードさせることにより提供したり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、DVD、USBメモリ、SDカード等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録し提供してもよい。また、上述した機能や処理を実現するプログラムは、API(Application Programming Interface)やSaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという利用形態で提供してもよい。
なお、本発明は、上述した実施例そのままに限定されるものではなく、必ずしも物理的に図示のように構成されている必要はない。また、本発明は、実施例で説明した構成要素の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じ、任意の単位で機能的または物理的に分割、統合、入替、変形または削除して構成することができる。
N…ネットワーク、10…情報分析/情報提示システム、100…管理サーバ、101…送受信部、102…マーカ抽出部、103…点数付与部、104…点数算出部、105…プロファイル情報取得部、106…属性情報取得部、107…マーカ選択部、108…嗜好情報生成部、109…提示情報取得部、110…画像データ記憶部、120…マーカ情報記憶部、130…ユーザ情報記憶部、140…嗜好情報記憶部、150…提示情報記憶部、160…視点ログ記憶部、200…情報端末装置、201…送受信部、202…視点情報判断部、203…表示部

Claims (10)

  1. ユーザが操作する情報端末装置と、前記情報端末装置とネットワークを介して接続する管理サーバと、を備える情報提示システムにおいて、
    前記管理サーバは、
    画像データと、前記画像データ内に配置した、1または複数のマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段と、
    前記マーカIDと、提示情報と、を対応付けて記憶する提示情報記憶手段と、
    前記ユーザの視点を示す視点情報を前記情報端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから、前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出手段と、
    前記マーカIDごとに、前記視点情報で示す前記ユーザの視点と前記マーカの位置関係に応じた点数を付与し、付与した前記マーカIDごとの点数を所定時間ごとに視点ログ記憶部に格納する点数付与手段と、
    前記視点ログ記憶部に格納した前記マーカIDごとの点数の合計を算出する点数算出手段と、
    前記点数算出手段によって算出された前記マーカIDごとの点数の合計が所定点数以上になったマーカIDを選択するマーカ選択手段と、
    前記マーカ選択手段によって選択した前記マーカIDに対応付けられた提示情報を前記提示情報記憶手段から取得する提示情報取得手段と、
    前記提示情報取得手段によって取得した前記提示情報を前記情報端末装置に送信する送信手段と、
    前記情報端末装置は、
    前記管理サーバから受信した前記提示情報を前記マーカに対応付けて表示する表示手段、
    を備えることを特徴とする情報提示システム。
  2. ユーザが操作する情報端末装置と、前記情報端末装置とネットワークを介して接続する管理サーバと、を備える情報提示システムにおいて、
    前記管理サーバは、
    画像データと、前記画像データ内に配置した、1または複数のマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段と、
    前記マーカIDと、提示情報と、を対応付けて記憶する提示情報記憶手段と、
    前記ユーザを識別する情報であるユーザIDと、プロファイル情報と、を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記マーカの特性を抽象化した情報である抽象属性それぞれに対し、前記プロファイル情報の項目ごとの嗜好性の有無を記憶する嗜好情報記憶手段と、
    前記マーカIDと、前記抽象属性と、を対応付けて記憶するマーカ情報記憶手段と、
    前記ユーザの視点を示す視点情報および前記ユーザIDを前記情報端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから、前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出手段と、
    前記受信手段によって受信した前記ユーザIDに対応付けられた前記プロファイル情報を前記ユーザ情報記憶手段から取得するプロファイル情報取得手段と、
    前記プロファイル情報取得手段によって取得した前記プロファイル情報の項目のうち、嗜好性有の前記抽象属性を前記嗜好情報記憶手段から取得する属性情報取得手段と、
    前記マーカ抽出手段によって抽出したマーカのうち、前記属性情報取得手段によって取得した前記抽象属性が設定された前記マーカIDを前記マーカ情報記憶手段から選択するマーカ選択手段と、
    記マーカ選択手段によって選択した前記マーカIDに対応付けられた提示情報を前記提示情報記憶手段から取得する提示情報取得手段と、
    前記提示情報取得手段によって取得した前記提示情報を前記情報端末装置に送信する送信手段と、
    前記情報端末装置は、
    前記管理サーバから受信した前記提示情報を前記マーカに対応付けて表示する表示手段、
    を備えることを特徴とする情報提示システム。
  3. 前記抽象属性は、1または複数のレベルの抽象属性であること、を特徴とする請求項に記載の情報提示システム。
  4. 前記情報端末装置は、前記管理サーバが備える各手段を備え、前記情報端末装置のみで動作すること、を特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の情報提示システム。
  5. ユーザが操作する情報端末装置と、前記情報端末装置とネットワークを介して接続する管理サーバと、を備える情報分析システムにおいて、
    前記管理サーバは、
    画像データと、前記画像データ内に配置したマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段と、
    前記ユーザの視点を示す視点情報を前記情報端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから、前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出手段と、
    前記マーカIDごとに、前記ユーザの視点と前記マーカの位置関係に応じた点数を付与し、付与した前記マーカIDごとの点数を所定時間ごとに視点ログ記憶部に格納する点数付与手段と、
    を備えることを特徴とする情報分析システム。
  6. 前記ユーザを識別する情報であるユーザIDと、プロファイル情報と、を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記マーカIDと、抽象属性と、重み付けと、を対応付けて記憶するマーカ情報記憶手段と、
    前記ユーザごとに、前記視点ログ記憶部に記憶する前記所定時間ごとの前記マーカIDごとの点数を用いて、前記マーカIDごとの点数の合計を算出する点数算出手段と、をさらに備え、
    前記受信手段は、前記ユーザIDを前記情報端末装置から受信し、
    前記マーカIDごとに、前記抽象属性と前記重み付けを前記マーカ情報記憶手段から取得し、取得した前記マーカIDごと前記抽象属性および前記重み付けと、前記マーカIDごとの点数の合計から、前記抽象属性ごとの点数を算出し、
    前記ユーザIDに対応付けられた前記プロファイル情報を前記ユーザ情報記憶手段から取得し、
    前記抽象属性ごとで、かつ、前記プロファイル情報の項目ごとに点数を集計し、集計した点数に基づき、嗜好性の有無を判断し、判断結果を嗜好情報記憶に格納する嗜好情報生成手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の情報分析システム。
  7. コンピュータで実行される情報提示方法であって、
    画像データと、前記画像データ内に配置した、1または複数のマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段と、
    前記マーカIDと、提示情報と、を対応付けて記憶する提示情報記憶手段と、を備え、
    ユーザの視点を示す視点情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから、前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出ステップと、
    前記マーカIDごとに、前記視点情報で示す前記ユーザの視点と前記マーカの位置関係に応じた点数を付与し、付与した前記マーカIDごとの点数を所定時間ごとに視点ログ記憶部に格納する点数付与ステップと、
    前記視点ログ記憶部に格納した前記マーカIDごとの点数の合計を算出する点数算出ステップと、
    前記点数算出ステップによって算出された前記マーカIDごとの点数の合計が所定点数以上になったマーカIDを選択するマーカ選択ステップと、
    前記マーカ選択ステップによって選択した前記マーカIDに対応付けられた提示情報を前記提示情報記憶手段から取得する提示情報取得ステップと、
    前記提示情報取得ステップによって取得した前記提示情報を送信する送信ステップと、
    を含むことを特徴とする情報提示方法。
  8. コンピュータで実行される情報提示方法であって、
    画像データと、前記画像データ内に配置した、1または複数のマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段と、
    前記マーカIDと、提示情報と、を対応付けて記憶する提示情報記憶手段と、
    ユーザを識別する情報であるユーザIDと、プロファイル情報と、を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記マーカの特性を抽象化した情報である抽象属性それぞれに対し、前記プロファイル情報の項目ごとの嗜好性の有無を記憶する嗜好情報記憶手段と、
    前記マーカIDと、前記抽象属性と、を対応付けて記憶するマーカ情報記憶手段と、を備え、
    前記ユーザの視点を示す視点情報および前記ユーザIDを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから、前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出ステップと、
    前記受信ステップによって受信した前記ユーザIDに対応付けられた前記プロファイル情報を前記ユーザ情報記憶手段から取得するプロファイル情報取得ステップと、
    前記プロファイル情報取得ステップによって取得した前記プロファイル情報の項目のうち、嗜好性有の前記抽象属性を前記嗜好情報記憶手段から取得する属性情報取得ステップと、
    前記マーカ抽出ステップによって抽出したマーカのうち、前記属性情報取得ステップによって取得した前記抽象属性が設定された前記マーカIDを前記マーカ情報記憶手段から選択するマーカ選択ステップと、
    前記マーカ選択ステップによって選択した前記マーカIDに対応付けられた提示情報を前記提示情報記憶手段から取得する提示情報取得ステップと、
    前記提示情報取得ステップによって取得した前記提示情報を送信する送信手段と、
    を含むことを特徴とする情報提示方法。
  9. コンピュータで実行される情報分析方法であって、
    画像データと、前記画像データ内に配置したマーカと、前記マーカを識別する情報であるマーカIDと、を記憶する画像データ記憶手段、を備え、
    ユーザの視点を示す視点情報および前記ユーザを識別する情報であるユーザIDを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信した前記視点情報、および前記画像データ記憶手段に記憶する前記画像データと前記マーカと前記マーカIDとから前記ユーザの視野に表示された前記マーカに対応付けられたマーカIDを抽出するマーカ抽出ステップと、
    前記マーカIDごとに、前記ユーザの視点と前記マーカの位置関係に応じた点数を付与し、付与した前記マーカIDごとの点数を所定時間ごとに視点ログ記憶部に格納する点数付与ステップと、
    を含むことを特徴とする情報分析方法。
  10. 請求項のいずれか1つに記載の方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2019166683A 2019-09-12 2019-09-12 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム Active JP6781977B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019166683A JP6781977B1 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019166683A JP6781977B1 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020169194A Division JP2021043978A (ja) 2020-10-06 2020-10-06 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6781977B1 true JP6781977B1 (ja) 2020-11-11
JP2021043819A JP2021043819A (ja) 2021-03-18

Family

ID=73043469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019166683A Active JP6781977B1 (ja) 2019-09-12 2019-09-12 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781977B1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163508A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Four D Corporation:Kk レコメンデーションシステム
US9996150B2 (en) * 2012-12-19 2018-06-12 Qualcomm Incorporated Enabling augmented reality using eye gaze tracking
JP2017016542A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 富士通株式会社 装着型表示装置、表示制御方法および表示制御プログラム
JP6361714B2 (ja) * 2015-09-30 2018-07-25 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム
JP6992761B2 (ja) * 2016-10-07 2022-01-13 ソニーグループ株式会社 サーバ、クライアント端末、制御方法、記憶媒体、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021043819A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2907557B1 (en) Information sharing system, program, and information sharing method
JP6684883B2 (ja) カメラエフェクトを提供する方法およびシステム
KR100836481B1 (ko) 3d 가상지도상의 사용자의 아바타 객체의 위치 및 활동정보를 현실 세계로 광고하는 시스템 및 방법
EP2728538A1 (en) Method and system for providing content based on location data
CN108496214B (zh) 信息处理装置、存储介质、终端及显示控制方法
CN103733196A (zh) 用于实现现实世界用户经历的可搜索历史的方法及设备
CN110033293A (zh) 获取用户信息的方法、装置及系统
JP5669102B2 (ja) ショートカット提供装置、通信システム、ショートカット提供方法及びプログラム
KR20180100074A (ko) 공간객체 검색결과 정렬 방법, 시스템 및 컴퓨터 독취가능 저장장치
WO2016139782A1 (ja) チャットシステム、チャット方法、およびチャットプログラム
US20210065421A1 (en) Moving image distribution system, moving image distribution method, and moving image distribution program
US20140195300A1 (en) Site of interest extraction device, site of interest extraction method, and computer-readable recording medium
JP6957411B2 (ja) 表示方法、プログラム、及び端末
US20230219003A1 (en) Advertising display system
JP2013516687A (ja) ビューイングフラスタムを用いて客体に関する情報を提供するための方法、システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6781977B1 (ja) 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム
US20230345084A1 (en) System, method, and program for distributing video
JP2021043978A (ja) 情報提示システム、情報分析システム、情報提示方法、情報分析方法およびプログラム
KR101772436B1 (ko) 오프라인 식별코드를 이용한 온라인 그룹 생성방법 및 프로그램
CN108092950B (zh) 一种基于位置的ar或mr社交方法
CN110764676B (zh) 一种信息资源显示方法、装置、电子设备以及存储介质
WO2018033954A1 (ja) ショッピング支援システム及びショッピング支援方法
CN105378626A (zh) 信息的态势感知呈现
JP6171416B2 (ja) 機器制御システム、及び機器制御方法
JP7176792B1 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200131

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200131

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781977

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250