JP6781469B2 - 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法 - Google Patents

無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6781469B2
JP6781469B2 JP2017194906A JP2017194906A JP6781469B2 JP 6781469 B2 JP6781469 B2 JP 6781469B2 JP 2017194906 A JP2017194906 A JP 2017194906A JP 2017194906 A JP2017194906 A JP 2017194906A JP 6781469 B2 JP6781469 B2 JP 6781469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
wireless communication
frame
retransmission
round
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017194906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019068374A (ja
Inventor
龍二 下地
龍二 下地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Silex Technology Inc
Original Assignee
Silex Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Silex Technology Inc filed Critical Silex Technology Inc
Priority to JP2017194906A priority Critical patent/JP6781469B2/ja
Publication of JP2019068374A publication Critical patent/JP2019068374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781469B2 publication Critical patent/JP6781469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法に関する。
無線通信では、無線通信装置が送信する通信フレーム(単にフレームともいう)同士の衝突を回避するCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)というアクセス方式が採用されている。
CSMA/CAでは、フレームを送信しようとする通信装置は、フレームを送信する前にキャリアセンスを行い、他の通信装置が送信するキャリアを検出しなかった場合にフレームを送信する。より具体的には、通信規格で定められたIFS(Inter Frame Space)時間のキャリアセンスを行い、その後、所定のバックオフアルゴリズムによって定められたバックオフ時間のキャリアセンスを行う。IFS時間及びバックオフ時間は、それぞれ数10μ秒〜数ミリ秒程度である。
特許文献1は、再送後のフレームの衝突を低減できるバックオフ時間を得る技術を開示している。
特開2015−103849号公報
しかしながら、通信装置と、当該通信装置がフレームを送信する宛先である相手装置との通信ができない時間が数秒間程度発生することがある。例えば、相手装置が移動可能である場合、通信装置からの電波が届かない位置に相手装置が移動してしまう場合がある。また、相手装置が行う無線チャネルのスキャンにより通信が不可能になることもある。
相手装置が数秒程度通信不可能になったときでも、通信装置は、数10μ秒〜数ミリ秒程度のIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて再送を繰り返す。これにより、無駄な再送フレームを送信してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、無駄な再送フレームの送信を抑制する無線通信装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信装置は、所定のバックオフアルゴリズムによって再送回数に応じて定められるコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいてフレームを相手装置に送信し、送信した前記フレームに対するACK(Acknowledgement)フレームを前記相手装置から受信する無線通信部と、前記無線通信部が前記フレームを送信してから前記ACKフレームを受信するまでの時間である往復時間を取得する時間取得部と、前記無線通信部によるフレームのN回目(ただしN≧1)の再送の際に、N−1回目の再送が終了した時刻から、前記時間取得部が取得した前記往復時間に応じて定められる待機時間が経過した後に、バックオフ制御に基づいて再送をさせる制御部とを備える。
これによれば、無線通信装置は、所定のバックオフアルゴリズムにより定められるIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて繰り返す再送の途中で、待機時間分の待機をする。これにより、無線通信装置は、IFS時間及びバックオフ時間の間隔より長い時間を空けてフレームを再送する。このようにして、無線通信装置は、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、前記制御部は、前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間より短い時間を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせてもよい。
これによれば、無線通信装置は、往復時間の平均値より短い時間が経過した時点での再送によりフレームの送信が成功することがある。これにより、無線通信装置は、その後に算出する往復時間を短くし、無駄な再送フレームの送信の抑制に際して、将来の待機時間を短くすることができる。
また、前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、前記制御部は、前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間の平均値から、複数の前記往復時間の標準偏差を差し引いた値を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせてもよい。
これによれば、無線通信装置は、往復時間の平均値とその標準偏差とを用いることで、より具体的な構成に基づいて、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、前記制御部は、前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間の平均値の1/2を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせてもよい。
これによれば、無線通信装置は、往復時間の平均値を用いることで、より具体的な構成に基づいて、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、前記N回目の再送は、前記所定のバックオフアルゴリズムにおいてコンテンションウィンドウの値がコンテンションウィンドウの最大値に一致している再送のうちの2回目の再送であってもよい。
これによれば、無線通信装置は、バックオフアルゴリズムにより再送ごとにコンテンションウィンドウの値が増加する際に、コンテンションウィンドウの値が最大値に達したときの再送の次の再送のときに、待機時間分の待機を行う。無線通信装置から相手装置へのフレームの送信が、コンテンションウィンドウの値が最大値に達するまで成功しない場合には、相手装置が通信不可能な状態になっている蓋然性が高い。この場合には、バックオフアルゴリズムに従うIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて再送を繰り返しても、フレームが相手装置に届かないことが想定される。そこで、無線通信装置は、待機時間分の待機を行うことで無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、前記制御部は、前記無線通信部によるN回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値を、前記所定のバックオフアルゴリズムにおける初回の送信及び1回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値に設定してもよい。
これによれば、無線通信装置は、待機時間分の待機をした後の再送において、バックオフアルゴリズムにおける初回の送信に用いられるコンテンションウィンドウの値を用いて、バックオフ時間を決定する。これにより、待機時間経過後に相手装置が通信可能な状態になっている場合に、相手装置にフレームをより早く受信させ、相手装置からのACKフレームをより早く受信できる利点がある。
また、前記無線通信部は、複数の前記相手装置のそれぞれと通信し、前記制御部は、複数の前記相手装置ごとの前記待機時間を用いて、前記フレームを再送させてもよい。
これによれば、無線通信装置は、複数の相手装置ごとに待機時間を算出するので、複数の相手装置と同時並行的に通信する場合でも、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、本発明の一態様に係る無線通信装置の制御方法は、所定のバックオフアルゴリズムによって再送回数に応じて定められるコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいてフレームを相手装置に送信し、送信した前記フレームに対するACK(Acknowledgement)フレームを前記相手装置から受信する無線通信ステップと、前記無線通信ステップで前記フレームを送信してから前記ACKフレームを受信するまでの時間である往復時間を取得する時間取得ステップと、前記無線通信ステップでのフレームのN回目(ただしN≧1)の再送の際に、N−1回目の再送が終了した時刻から、時間取得ステップで取得した前記往復時間に応じて定められる待機時間が経過した後に、バックオフ制御に基づいて再送をさせる制御ステップとを含む。
これにより、上記無線通信装置と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明により、無駄な再送フレームの送信を抑制できる。
図1は、実施の形態に係る基地局を含む通信システムの構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る基地局の機能ブロックを示すブロック図である。 図3は、バックオフアルゴリズムの説明図である。 図4は、実施の形態に係る制御部が設定する待機時間の第一例の説明図である。 図5は、実施の形態に係る制御部が設定する待機時間の第二例の説明図である。 図6は、実施の形態に係る待機時間の算出処理を示すフロー図である。 図7は、実施の形態に係る再送処理を示すフロー図である。 図8は、関連技術に係る基地局の再送タイミングを示す説明図である。 図9は、実施の形態に係る基地局の再送タイミングを示す説明図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
本実施の形態において、無駄な再送フレームの送信を抑制する無線通信装置について説明する。なお、本実施の形態では、無線通信装置が基地局として実現される例を示すがこれに限定されない。
図1は、本実施の形態に係る基地局10を含む通信システム1の構成を示す模式図である。
図1に示されるように、通信システム1は、基地局10と端末30とを備える。通信システム1は、LAN40を介して外部のネットワーク50に、通信可能に接続されている。
基地局10は、端末30と無線通信をする基地局装置(一般にアクセスポイントともいう)である。基地局10は、端末30との間で無線通信リンクを確立し、無線通信リンクを通じて無線通信を行う。また、基地局10は、LAN40を介して外部のネットワーク50に接続されており、端末30と外部のネットワーク50との間でフレームの転送を行う。なお、無線通信の規格は、どのようなものであってもよいが、例えば、IEEE802.11a、b、g、n等を採用し得る。また、LAN40は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよいし、これらが混在するネットワークであってもよい。
端末30は、基地局10と無線通信をする無線通信端末(一般にステーションともいう)である。端末30は、基地局10との間で無線通信リンクを確立し、無線通信リンクを通じて無線通信を行う。端末30は、基地局10及びLAN40を介して外部のネットワーク50との間で通信を行う。
図2は、本実施の形態に係る基地局10の機能ブロックを示すブロック図である。
図2に示されるように、基地局10は、無線通信部22と、時間取得部24と、制御部26とを備える。
無線通信部22は、端末30に送信すべきデータを取得し、取得したデータをフレームとして電波によって端末30に送信する無線通信モジュールである。無線通信部22は、送信したフレームが端末30に届かなかった場合には、上限として定められた回数まで再送する。無線通信部22は、アンテナ、電波の送受信回路、変復調部、MAC(Media Access Control)プロトコル処理部などを備えて構成される。
無線通信部22は、フレームの再送を行う場合には、所定のバックオフアルゴリズムによって再送回数に応じて定められるコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいてフレームを端末30に送信する。また、無線通信部22は、送信したフレームに対するACK(Acknowledgement)フレームを端末30から受信する。バックオフアルゴリズム、及び、コンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御については後で説明する。
無線通信部22は、原則的にはコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御によってフレームの再送のタイミングを決定するが、その他に、制御部26による制御に従って、フレームの再送の際に待機時間分だけ待機する。
時間取得部24は、無線通信部22がフレームを送信してからACKフレームを受信するまでの時間である往復時間を取得する処理部である。時間取得部24は、プロセッサがプログラムを実行することで実現され得る。
例えば、時間取得部24は、無線通信部22がフレームの送信を終了した時刻と、送信したフレームに対するACKフレームの受信を開始した時刻とを取得し、これらの差分を算出することで往復時間を取得する。ここでは、上記のように往復時間を算出する方法を説明するが、上記における「フレームの送信を終了した時刻」に代わりに「フレームの送信を開始した時刻」を用いてもよいし、また、上記における「ACKフレームの受信を開始した時刻」の代わりに「ACKフレームの受信を終了した時刻」を用いてもよい。
ここで、時間取得部24は、無線通信部22が送信した複数のフレームそれぞれについての往復時間を取得してもよい。より具体的には、取得した複数のフレームそれぞれについての往復時間の分布についての統計的な議論が可能な程度の個数の往復時間を取得してもよく、具体的には、例えば100個〜1000個程度の所定数個以上のフレームについての往復時間を取得してもよい。
制御部26は、無線通信部22による再送の際に用いる待機時間を算出し、無線通信部22による再送のタイミングを制御する処理部である。制御部26は、無線通信部22によるN回目(ただしNは、N≧1を満たす整数)の再送の際に、N−1回目の再送が終了した時刻から、時間取得部24が取得した往復時間に応じて定められる待機時間が経過した後に、バックオフ制御に基づいて再送させる。つまり、制御部26は、過去に無線通信部22が送信したフレームについての往復時間に基づいて、無線通信部22が現時点で送信しようとしているフレームの再送のタイミングを制御する。制御部26は、プロセッサがプログラムを実行することで実現され得る。
制御部26が算出する待機時間は、往復時間の平均値より短い時間としてもよい。往復時間の平均値より短い待機時間を用いれば、往復時間の平均値より短い時間が経過した時点での再送によりフレームの送信が成功することがある。これにより、その後の往復時間が短く算出され、その結果、将来の待機時間を短くすることができる利点がある。
なお、制御部26が再送の制御の際に用いる整数N(すなわち、何回目の再送時に待機時間を用いた再送制御を行うか)は、予めユーザが制御部26に固定値として設定しておいてもよいし、動的に変動するようにしてもよい。なお、「0回目の再送」という場合、フレームについての、再送ではない初回の送信を意味するものとする。
なお、制御部26は、時間取得部24が往復時間を上記の所定数個以上のフレームについて取得できた場合にのみ、無線通信部22による再送のタイミングを制御してもよい。このようにすることで、待機時間の分布についての統計的な議論が可能である場合にのみ、再送のタイミングを制御できる利点がある。
図3は、バックオフアルゴリズムの説明図である。図3を参照しながら、コンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御について説明する。
バックオフアルゴリズムによるバックオフ制御では、IFS時間のキャリアセンスによってキャリアが検知されない場合、フレームを送信しようとする基地局が、所定のコンテンションウィンドウ内で乱数を発生させ、その乱数を基にしたバックオフ時間が決められる。
IFS時間は、通信規格によりDIFS(Distributred Inter Frame Space)時間、又は、AIFS(Arbitration Inter Frame Space)時間などが用いられる。DIFS時間は、通常の分散制御に用いられるフレーム間隔である。AIFS時間は、フレームの優先度ごとのフレーム間隔であり、フレームの優先度を示すAIFSN(AIFS Number)を用いて、「AIFSN×スロットタイム」と表わされる。
バックオフ時間は、コンテンションウィンドウの範囲[0,CW]内の乱数値R(0,CW)を用いて、「R(0,CW)×スロットタイム」と表わされる。
ここで、コンテンションウィンドウの値CWは、コンテンションウィンドウの最小値CWminから、コンテンションウィンドウの最大値CWmaxまでの範囲内で再送ごとに増加する値である。n回目の再送におけるコンテンションウィンドウの値CWは、(式1)のように表現される。
CW=(CWmin+1)×2−1 ((CWmin+1)×2−1<CWmaxのとき)
CW=CWmax ((CWmin+1)×2−1≧CWmaxのとき)
(式1)
このような制御により、コンテンションウィンドウの値CWは、コンテンションウィンドウの最小値CWminからコンテンションウィンドウの最大値CWmaxまで再送ごとに大きくなり、最大値CWmaxに達した後は、最大値CWmaxを維持する。
図3には、CWmin=15、CWmax=63である場合のフレームの送信時、及び、フレームの再送時のコンテンションウィンドウが示されている。ここでは、フレームの初回の送信時のコンテンションウィンドウの値は15であり、1〜4回目の再送時のコンテンションウィンドウの値はそれぞれ、31、63、63、63である場合を示している。
図4は、本実施の形態に係る制御部26が設定する待機時間の第一例の説明図である。より具体的には、図4は、往復時間の平均値から、往復時間の標準偏差を減ずることで得られる待機時間の説明図である。
図4の(a)は、無線通信部22が取得した往復時間の分布を示している。ただし、図4の(a)には、往復時間のうち、フレームの再送なし、又は、1回若しくは2回程度の比較的少ない再送によりフレームが端末30に受信された場合の往復時間を除くものが示されている。言い換えれば、図4の(a)には、無線通信部22が取得した往復時間のうち、所定の閾値Thより大きい往復時間だけが示されている。所定の閾値Thは、図4の(a)に示される往復時間の平均値における確率密度と比較して十分に小さい確率密度を有する往復時間であり、例えば、往復時間の平均値から、往復時間の標準偏差sの3倍を減ずることで(式2)のように算出することができる。
Th=Av−3×s (式2)
また、図4の(b)は、制御部26が算出する待機時間の説明図である。図4の(b)に示される待機時間は、往復時間の平均値から、往復時間の標準偏差を減ずることで得られる待機時間である。
制御部26は、N回目の再送フレームの送信の際の待機時間Wを時間取得部24が取得した往復時間に応じて定める。具体的には、制御部26は、往復時間の平均値Avから、往復時間の標準偏差sを減ずることで待機時間Wを算出する。
W=Av−s (式3)
制御部26は、無線通信部22のN回目の再送の直前に(式3)のように算出される待機時間Wの分だけ、フレームの送信を待機させる。言い換えれば、制御部26は、無線通信部22のN回目の再送のバックオフ時間の直前に、(式3)により算出される待機時間Wを挿入する。
無線通信部22は、N−1回目の再送の終了時刻から待機時間Wが経過すると、コンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいて、N回目の再送に係るフレームの送信を行う。
図5は、本実施の形態に係る制御部26が設定する待機時間の第二例の説明図である。より具体的には、図5は、往復時間の平均値の1/2である待機時間の説明図である。
図5の(a)は、図4の(a)と同様、無線通信部22が取得した往復時間の分布を示している。
図5の(b)は、制御部26が算出する待機時間の説明図である。図5の(b)に示される待機時間は、往復時間の平均値の1/2である待機時間である。
制御部26は、N回目の再送フレームの送信の際の待機時間Wを時間取得部24が取得した往復時間に応じて定める。具体的には、制御部26は、往復時間の平均値Avを1/2倍することで、(式4)により待機時間Wを算出する。
W=Av/2 (式4)
制御部26は、(式3)を用いる場合と同様、無線通信部22のN回目の再送の直前に(式4)により算出される待機時間Wを挿入し、待機時間Wが経過すると、コンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいて、N回目の再送に係るフレームの送信を行う。
以上のように構成された基地局10の処理について以下で説明する。
図6は、本実施の形態に係る待機時間の算出処理を示すフロー図である。
ステップS101において、時間取得部24は、往復時間を取得する。時間取得部24は、例えば、無線通信部22がフレームの送信を完了した時刻と、無線通信部22がACKフレームの受信を開始した時刻とを取得し、これらの差分を算出することで往復時間を取得する。
ステップS102において、制御部26は、待機時間を算出する。待機時間の算出は、例えば、上記(式3)又は(式4)によりなされる。
以上の一連の処理により、制御部26は、待機時間を算出する。
図7は、本実施の形態に係る再送処理を示すフロー図である。
ステップS201において、無線通信部22は、フレームを送信する。これは、端末30に送信すべきフレームについての、再送ではない初回の送信である。
ステップS202において、無線通信部22は、ステップS201で送信したフレームに対するACKフレームを端末30から受信したか否かを判定する。ACKフレームを受信した場合には、当該フレームの送信が成功したとして図7に示される一連の処理を終了する。一方、フレームを送信後SIFS(Short Interframe Space)時間を経過してもACKフレームを受信しない場合には、ステップS203に進む。
ステップS203において、無線通信部22は、再送回数Rを1加算する。そして、無線通信部22は、再送回数Rが上限を超過したか否かを判定する。再送回数Rが上限を超過した場合には、当該フレームの送信が失敗したとして図7に示される一連の処理を終了する。一方、再送回数Rが上限を超過していない場合には、ステップS204に進む。
ステップS204において、無線通信部22は、再送回数Rが整数Nに等しいか、つまり、これからN回目の再送を行うのか否かを判定する。再送回数Rが整数Nに等しい場合にはステップS205に進み、そうでない場合には、ステップS206に進む。
ステップS205において、制御部26は、無線通信部22を制御することで、N−1回目の再送が完了した時刻から待機時間Wが経過するまで待機させる。
ステップS206において、無線通信部22は、バックオフ制御に基づいてフレームの再送をする。ステップS206を終了したらステップS202に進む。
以上の一連の処理により、N回目の再送の前に待機時間Wを挿入することができる。
次に、基地局による再送タイミングの例について、従来の関連技術における例と、本実施の形態における例とを対比しながら説明する。
図8は、関連技術に係る基地局の再送タイミングを示す説明図である。
ここでは、往復時間の平均値が50ミリ秒、往復時間の標準偏差が10ミリ秒、フレーム送信時間が200μ秒、CWmin=1、CWmax=63、1スロットタイムが10μ秒、SIFS時間が10μ秒、AIFSNが3である場合を一例として説明する。また、制御部26によって、待機時間が50ミリ秒と算出されたとする。
また、図8では、無線通信部22がフレームの初回の送信を開始した時刻をゼロとした相対的な時刻を横軸として、フレームの送信及び再送を示している。
図8に示されるように、1回目から5回目までの再送の開始時刻は、それぞれ、250、500、770、1020、1400μ秒であったとする。また、1回目から5回目までの再送のバックオフ時間は、それぞれ、50、50、70、50、180μ秒であったとする。
AIFS時間は、「AIFSN×スロットタイム+SIFS時間」により、40μ秒と算出される。そのため、この場合の1回目から5回目までの再送のコンテンションウィンドウによるバックオフ時間は、それぞれ、10、10、30、10、140μ秒であったことがわかる。
この場合、無線通信部22によるフレームの6回目の再送の開始時刻は、以下のように算出される。6回目の再送のバックオフ時間B6は、(式5)より40μ秒から660μ秒までの範囲に含まれる。
B6=AIFSN×スロットタイム+R(0,CW)×スロットタイム (式5)
よって、6回目の再送の開始時刻は、5回目の再送の終了時刻である1600μ秒からバックオフ時間B6が経過した時刻として、1640μ秒から2260μ秒までの範囲になる。
なお、6回目の再送の後にも端末30からのACKフレームが受信できない場合には、6回目の再送の後さらに40μ秒から660μ秒までの範囲から選択されるバックオフ時間を用いて、7回目以降の再送がなされる。端末30が数秒程度の通信不可能になった場合には、上記のような間隔でフレームの再送を繰り返しても再送されたフレームが端末30に受信されず、ACKフレームの返信がなされない。つまり、上記における再送されたフレームは、無駄な再送フレームに相当する。
これに対して、図9は、本実施の形態に係る基地局10の再送タイミングを示す説明図である。なお、ここでは、N=6である場合、つまり、制御部26がフレームの6回目の再送のバックオフ時間の前に待機時間を挿入する場合を説明する。
図9に示されるフレームの送信のタイミング、及び、1回目から5回目までの再送のタイミングは、図8における再送のタイミングと同じである。
本実施の形態の基地局10によれば、6回目の再送のバックオフ時間の前に待機時間が挿入される。
待機時間を上記(式3)を用いて算出する場合、(式3)においてAv=50ミリ秒、s=10ミリ秒として、待機時間Wは40ミリ秒と算出される。この場合、6回目の再送の開始時刻は、41640μ秒から42260μ秒までの範囲内になる。
また、待機時間を上記(式4)を用いて算出する場合、(式4)においてAv=50ミリ秒として、待機時間Wは25ミリ秒と算出される。この場合、6回目の再送は、26640μ秒から27260μ秒までの範囲内で行われる。
このようにすることで、基地局10は、端末30が数秒程度の通信不可能状態になった場合には、図8の場合のように無駄な再送フレームの送信を繰り返すことなく、待機時間の経過を待つ。そして、基地局10は、待機時間を経過した後に再送フレームの送信を行うことで、無駄な再送フレームの送信を抑制することができる。
なお、制御部26が再送の制御の際に用いる整数Nは、予めユーザが制御部26に固定値として設定しておいてもよいし、動的に変動するようにしてもよい。例えば、上記N回目の再送が、所定のバックオフアルゴリズムにおいてコンテンションウィンドウの値がコンテンションウィンドウの最大値に一致している再送のうちの2回目の再送となるように整数Nを定めてもよい。例えば、図3に示される例の場合であれば、「2回目再送」以降の再送におけるコンテンションウィンドウの値が63で最大値に一致している。よって、このうちの2回目の再送である「3回目再送」が上記に該当するので、整数Nを3に定めてもよい。無線通信部22から端末30へのフレームの送信が、コンテンションウィンドウの値が最大値に達するまで成功しない場合には、バックオフアルゴリズムに従うIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて再送を繰り返しても、フレームが相手装置に届かないことが想定される。そこで、無線通信部22に待機時間分の待機を行わせることで無駄な再送フレームの送信を抑制する。
なお、制御部26は、無線通信部22によるN回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値を、所定のバックオフアルゴリズムにおける初回の送信及び1回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値に設定してもよい。つまり、制御部26は、無線通信部22によるN回目の再送において、バックオフアルゴリズムにおけるCWを、初回の再送におけるコンテンションウィンドウの値であるCWminに設定してバックオフ時間を算出し、N+1回目以降の再送では、バックオフアルゴリズムにおける1回目以降の再送のコンテンションウィンドウの値を設定してもよい。このようにすることで、待機時間経過後に端末30が通信可能状態になっている場合に、端末30からのACKフレームをより早く受信できる利点がある。
一方、制御部26は、無線通信部22によるN回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値を、それまでのコンテンションウィンドウの変化を維持したまま変化させてもよい。待機時間経過後にも端末30が通信断状態にある場合には、比較的長いバックオフ時間を用いて再送を繰り返す方が、再送されるフレーム数を削減できるからである。
なお、無線通信部22が複数の端末30のそれぞれと通信する場合には、制御部26は、複数の端末30ごとに待機時間を算出し、算出した待機時間を用いて、フレームを再送させてもよい。このようにすることで、基地局10が複数の端末30と同時並行的に通信する場合でも、無駄な再送フレームの送信を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、本発明に係る無線通信装置が基地局10として実現される例を示したが、本発明に係る無線通信装置が端末30として実現されてもよい。端末30が移動可能である場合、移動によって基地局10との通信ができなくなることがある。その場合に所定のバックオフアルゴリズムに従うと、無駄な再送フレームの送信を繰り返すことがある。そこで、上記と同様に、N回目の再送の前に待機時間を挿入することで、無駄な再送フレームの送信を抑制することができる。
以上のように本実施の形態の無線通信装置は、所定のバックオフアルゴリズムにより定められるIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて繰り返す再送の途中で、待機時間分の待機をする。これにより、無線通信装置は、IFS時間及びバックオフ時間の間隔より長い時間を空けてフレームを再送する。このようにして、無線通信装置は、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、無線通信装置は、往復時間の平均値より短い時間が経過した時点での再送によりフレームの送信が成功することがある。これにより、無線通信装置は、その後に算出する往復時間を短くし、無駄な再送フレームの送信の抑制に際して、将来の待機時間を短くすることができる。
また、無線通信装置は、往復時間の平均値とその標準偏差とを用いることで、より具体的な構成に基づいて、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、無線通信装置は、往復時間の平均値を用いることで、より具体的な構成に基づいて、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、無線通信装置は、バックオフアルゴリズムにより再送ごとにコンテンションウィンドウの値が増加する際に、コンテンションウィンドウの値が最大値に達したときの再送の次の再送のときに、待機時間分の待機を行う。無線通信装置から相手装置へのフレームの送信が、コンテンションウィンドウの値が最大値に達するまで成功しない場合には、相手装置が通信不可能な状態になっている蓋然性が高い。この場合には、バックオフアルゴリズムに従うIFS時間及びバックオフ時間の間隔を空けて再送を繰り返しても、フレームが相手装置に届かないことが想定される。そこで、無線通信装置は、待機時間分の待機を行うことで無駄な再送フレームの送信を抑制する。
また、無線通信装置は、待機時間分の待機をした後の再送において、バックオフアルゴリズムにおける初回の送信に用いられるコンテンションウィンドウの値を用いて、バックオフ時間を決定する。これにより、待機時間経過後に相手装置が通信可能な状態になっている場合に、相手装置にフレームをより早く受信させ、相手装置からのACKフレームをより早く受信できる利点がある。
また、無線通信装置は、複数の相手装置ごとに待機時間を算出するので、複数の相手装置と同時並行的に通信する場合でも、無駄な再送フレームの送信を抑制する。
以上、本発明の無線通信装置等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、無駄な再送フレームの送信を抑制する無線通信装置に適用され得る。具体的には、無線基地局及び無線端末に適用される。
1 通信システム
10 基地局
22 無線通信部
24 時間取得部
26 制御部
30 端末
40 LAN
50 ネットワーク

Claims (8)

  1. 所定のバックオフアルゴリズムによって再送回数に応じて定められるコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいてフレームを相手装置に送信し、送信した前記フレームに対するACK(Acknowledgement)フレームを前記相手装置から受信する無線通信部と、
    前記無線通信部が前記フレームを送信してから前記ACKフレームを受信するまでの時間である往復時間を取得する時間取得部と、
    前記無線通信部によるフレームのN回目(ただしN≧1)の再送の際に、N−1回目の再送が終了した時刻から、前記時間取得部が取得した前記往復時間に応じて定められる待機時間が経過した後に、バックオフ制御に基づいて再送をさせる制御部とを備える
    無線通信装置。
  2. 前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、
    前記制御部は、
    前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間より短い時間を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせる
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、
    前記制御部は、
    前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間の平均値から、複数の前記往復時間の標準偏差を差し引いた値を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせる
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記時間取得部は、複数の前記往復時間を取得し、
    前記制御部は、
    前記時間取得部が取得した複数の前記往復時間の平均値の1/2を前記待機時間として用いて、前記N回目の再送をさせる
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  5. 前記N回目の再送は、前記所定のバックオフアルゴリズムにおいてコンテンションウィンドウの値がコンテンションウィンドウの最大値に一致している再送のうちの2回目の再送である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記無線通信部によるN回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値を、前記所定のバックオフアルゴリズムにおける初回の送信及び1回目以降の再送のそれぞれにおけるコンテンションウィンドウの値に設定する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. 前記無線通信部は、複数の前記相手装置のそれぞれと通信し、
    前記制御部は、複数の前記相手装置ごとの前記待機時間を用いて、前記フレームを再送させる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 所定のバックオフアルゴリズムによって再送回数に応じて定められるコンテンションウィンドウを用いたバックオフ制御に基づいてフレームを相手装置に送信し、送信した前記フレームに対するACK(Acknowledgement)フレームを前記相手装置から受信する無線通信ステップと、
    前記無線通信ステップで前記フレームを送信してから前記ACKフレームを受信するまでの時間である往復時間を取得する時間取得ステップと、
    前記無線通信ステップでのフレームのN回目(ただしN≧1)の再送の際に、N−1回目の再送が終了した時刻から、時間取得ステップで取得した前記往復時間に応じて定められる待機時間が経過した後に、バックオフ制御に基づいて再送をさせる制御ステップとを含む
    無線通信装置の制御方法。
JP2017194906A 2017-10-05 2017-10-05 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法 Active JP6781469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194906A JP6781469B2 (ja) 2017-10-05 2017-10-05 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194906A JP6781469B2 (ja) 2017-10-05 2017-10-05 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019068374A JP2019068374A (ja) 2019-04-25
JP6781469B2 true JP6781469B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=66340865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194906A Active JP6781469B2 (ja) 2017-10-05 2017-10-05 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781469B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102468941B (zh) * 2010-11-18 2014-07-30 华为技术有限公司 网络丢包处理方法及装置
JP5631845B2 (ja) * 2011-11-01 2014-11-26 日本電信電話株式会社 無線lanアクセス制御方法および無線lanシステム
JP5889815B2 (ja) * 2013-02-21 2016-03-22 日本電信電話株式会社 無線lan装置およびバックオフ制御方法
JP6484568B2 (ja) * 2016-01-12 2019-03-13 株式会社日立産機システム 無線通信制御方法、無線通信装置、及び、無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019068374A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8031744B2 (en) Full-duplex wireless communications
US8705340B2 (en) Packet-loss handling for downlink multi-user multiple-input and multiple-output wireless network
US10834758B2 (en) Media access control for license-assisted access
US20080279210A1 (en) Communication Apparatus
US20070153830A1 (en) Methods and apparatus to provide fairness for wireless local area networks that use extended physical layer protection mechanisms
JP2018533275A (ja) 共有周波数帯域中でのワイヤレス通信チャネル管理のための技法
JP2018014739A (ja) 通信制御装置、無線端末、メモリーカード、集積回路および無線通信方法
US20120281545A1 (en) Systems, methods and apparatuses for wireless communication
US8554153B2 (en) Transmit power control in a random access scheme
US10181996B2 (en) Trigger frame recovery
JP6062286B2 (ja) 無線通信装置及びロギングシステム
US20220322432A1 (en) Communication apparatus, communication method, and storage medium
JP2018524926A (ja) 超過送信機会時間のための補償
US7813385B1 (en) Adaptive link delay management in wireless link systems
JP5778623B2 (ja) 無線アクセス制御方法および無線通信装置
JP6781469B2 (ja) 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法
JP4163643B2 (ja) 無線通信システム、無線基地局、無線端末及び無線通信方法
JP3938752B2 (ja) パケット通信方法およびシステム
JP2009206573A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP2009060621A (ja) 無線パケットデータ伝送システム
JP2005210210A (ja) 無線パケットデータの伝送方法及び無線パケットデータ伝送システム
JP6534017B2 (ja) 通信システム、通信装置、及び、通信システムの制御方法
JP6212007B2 (ja) 無線通信システムおよび無線通信方法
WO2023160338A1 (zh) 一种通信的方法和装置
JP5706303B2 (ja) 通信方法、無線アクセスシステム、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200713

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200713

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250