JP6781467B2 - 臍帯血採取モデル具 - Google Patents

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Description

本発明は、臍帯血採取の練習に用いる臍帯血採取モデル具に関する。
産婦人科の医師、助産師として、出産を処置できるようになるには、従来より医学上の知識や理論を学習するほかに、医学上の処置の目的に応じ、人体の処置すべき部分に応じた模擬の部分人体モデルにより、実習を行ってきている。
周産期医療現場において、2009年から日本では産科医療補償制度が開始され、分娩に関連した重度脳性麻痺発症の原因分析において、CTGモニターと臍帯血(臍帯動脈血)ガス分析の所見が用いられることになり、分娩取扱い施設では、胎児娩出後、胎盤娩出前に臍帯血の採血を実施している。
そのため、助産師課程を履修する学生の分娩介助実習でも、臍帯血採取の行為を実施する機会が増えている。
臨床現場では臍帯血採取は、胎児娩出後で胎盤が剥離する前に前述した検査用に胎児から母体に還流する血管(臍帯動脈)から血液を採血することが要求されている。この場合、胎児血喪失を最小限にする必要があるので、採血用針(注射器など)の刺入部位からの血液漏出を抑えるため臍帯の妊婦側と胎児側の両側をコッヘルでクランプして、クランプした中間部から採血するが、この臍帯の臍帯動脈からの血液採取の技術の習得を教育することが必要である。さらに、新人助産師や新人産科医師にも、同様に必要な技術である。実際の臍帯は、臍帯静脈と、この臍帯静脈に螺旋状に巻かれた一対の臍帯動脈と、この臍帯静脈及び一対の臍帯動脈を覆うように設けられたワルトン膠質と、このワルトン膠質を覆う羊膜鞘とを備えている。臍帯静脈は臍帯動脈よりも太く、この臍帯静脈の上を2本の臍帯動脈が螺旋状に巻かれているので、太い臍帯静脈からではなく、それより細く臍帯静脈に螺旋状に巻かれている臍帯動脈に採血用の針を間違わずに正確に刺し込んで出産後すぐに採血する訓練が要求されている。
本発明者は、シリコーンゴム製の医療用に用いられている吸引チューブを血管に見立てて、その外側をラッピングフィルムで巻いたものを模擬臍帯として用いて、助産学生らに臍帯血採取の模擬練習の技術教育を行ってきたが、実際の臍帯血採取と比べて現実性が極めて乏しかった。
また、目的は若干異なるが、患者シミュレータシステムとして、下記特許文献1が提案されており、その段落0048〜0051には、図12、図13も含めて、臍帯の切断に適した技術について医療従事者を訓練する模擬教育システムが提案されている。
特表2013−520688号公報
この患者シミュレータシステムでは、模擬臍帯静脈及び一対の模擬臍帯動脈が模擬ワルトン膠質チューブ内に収容されている。また、この特許文献1の段落0050には、そのリザーバ312に流体が含まれており、この流体が臍帯の血液をシミュレートすることが記載されている。
しかしながら、仮に模擬臍帯静脈と、この模擬臍帯静脈に螺旋状に巻かれた一対の模擬臍帯動脈と、これら模擬臍帯静脈及び一対の模擬臍帯動脈を覆う模擬ワルトン膠質チューブをシリコーンゴムで作成した場合に、具体例として例えば太さ21G(すなわち、径が1/21インチ=約1.2mm)の注射針の注射器でほぼ1ccずつ模擬血液を採取する実習訓練を行った場合、模擬血管中に挿入されたインクなどの模擬血液が注射針を抜き去った後の孔から模擬ワルトン膠質チューブ内に漏れてしまい、繰り返し使用することができないという問題があることが分かった。
本発明は、模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブに螺旋状に巻かれた一対の模擬臍帯動脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブを覆うように設けられた模擬ワルトン膠質被覆体とを少なくとも備えた臍帯血採取モデル具であって、模擬血液を採取する実習訓練を複数回行っても、模擬血管中に挿入されたインクなどの模擬血液が漏れ出しにくい臍帯血採取モデル具を提供するものである。
更には、上記に加えて、注射針を刺す際に模擬臍帯静脈チューブと一対の模擬臍帯動脈チューブとを間違えて、模擬臍帯静脈チューブから模擬血液を採血した場合に、誤りが分かる臍帯血採取モデル具も提供するものである。
更には、上記に加えて、初心者用の練習に適した部分(第1部分)と、より現実の臍帯に近い態様の練習部分(第2部分)とを有する臍帯血採取モデル具を提供するものである。
本発明の請求項1に記載の臍帯血採取モデル具は、模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブに螺旋状に巻かれた一対の模擬臍帯動脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブを覆うように設けられた模擬ワルトン膠質被覆体とを少なくとも備えた臍帯血採取モデル具であって、
前記模擬臍帯静脈チューブ、前記一対の模擬臍帯動脈チューブ及び前記模擬ワルトン膠質被覆体は、シリコーンゴムから形成され、前記模擬ワルトン膠質被覆体は、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブの外周側の空間を埋めるように設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬ワルトン膠質被覆体を構成するシリコーンゴムは、硬度がデュロメータ(タイプA)で20〜70であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬臍帯静脈チューブの外径は、前記一対の模擬臍帯動脈チューブの外径よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬臍帯静脈チューブ内には第1液体が充填され、前記一対の模擬臍動脈チューブ内には第2液体が充填されることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬ワルトン膠質被覆体は、その一端側の第1部分とその他端側の第2部分から構成され、前記第1部分は透明乃至半透明に形成され、前記第2部分は半透明又は不透明に形成され、前記第1部分の透明度合は前記第2部分の透明度合よりも高く、前記第2部分の透明度は模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなった半透明状態か又は見えなくなった不透明状態の模擬ワルトン膠質被覆体であることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬ワルトン膠質被覆体が、前記模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなった半透明状態か又は見えなくなった不透明状態の模擬ワルトン膠質被覆体であることを特徴とする。
更に、本発明の請求項7に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブに用いるシリコーンゴムの硬度がデュロメータ(タイプA)で30〜40であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の臍帯血採取モデル具によれば、模擬臍帯静脈チューブと、模擬臍帯静脈チューブに螺旋状に巻かれた一対の模擬臍帯動脈チューブと、これら模擬臍帯静脈チューブ及び一対の模擬臍帯動脈チューブを覆うように設けられた模擬ワルトン膠質被覆体と、を備え、模擬ワルトン膠質被覆体は、模擬臍帯静脈チューブ及び一対の模擬臍帯動脈チューブ間の外周側の空間を埋めるように設けられているので、模擬練習の際に採血用の針を正しく刺し込む一対の臍帯動脈としての一対の模擬臍帯動脈チューブは、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造であり、また採血用の針を誤って刺し込む臍帯静脈としての模擬臍帯静脈チューブも、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造であり、従って、模擬血液を採取する実習訓練において、採血用の針を正しく刺し込んだとき、また採血用の針を誤って刺し込んだときにも模擬血液が外部に漏れにくく、この実習試験を多数回行うことができる。
また、本発明の請求項2に記載の臍帯血採取モデル具によれば、模擬ワルトン膠質被覆体を構成するシリコーンゴムの硬度がデュロメータ(タイプA)で20〜70であるので、採血後に針を抜いた際に、模擬ワルトン膠質被覆体の孔(針を抜いた際に生じる孔)が速く且つ確実に閉じるようになり、これにより、模擬血液の外部への漏れをより確実に抑えることができる。
また、本発明の請求項3に記載の臍帯血採取モデル具によれば、前記模擬臍帯静脈チューブの外径は、前記一対の模擬臍帯動脈チューブの外径よりも大きいので、臍帯血採取モデル具の構造を現実の臍帯により近づけることができ、胎児からの臍帯により近いものでもって模擬血液の採血実習を行うことができる。
また、本発明の請求項4に記載の臍帯血採取モデル具によれば、模擬臍帯静脈チューブ内には第1液体が充填され、一対の模擬臍帯動脈チューブ内には第2液体が充填されるので、採血実習において正しく針を刺し込んで採血できたかを容易に確認することができる。一対の模擬臍帯動脈チューブ(採血実習においてはいずれか一方に針を刺し込む)に正しく針を刺し込んで採血したときには、この針を通して第2液体が採取され、また模擬臍帯静脈チューブに誤って針を刺し込んで採血したときには、この針を通して第1液体が採取され、従って、採取された液を見ることによって、正しく針を刺し込んだか否かを容易に確認することができる。
また、本発明の請求項5に記載の臍帯血採取モデル具によれば、模擬ワルトン膠質被覆体の一端側の第1部分は透明乃至半透明に形成され、その他端側の第2部分は半透明又は不透明に形成され、前記第1部分の透明度合は前記第2部分の透明度合よりも高く、前記第2部分の透明度は模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなった半透明状態か又は見えなくなった不透明状態の模擬ワルトン膠質被覆体に形成され、第1部分の透明度合は第2部分の透明度合よりも高くなっているので、第1の部分においては、模擬ワルトン膠質被覆体を通して模擬臍帯静脈チューブ及び一対の模擬臍帯動脈チューブを目視することができ、従って、臍帯血採取の初心者でも一対の模擬臍帯動脈チューブを見分けて容易に採血することができる。また、第2の部分においては、透明度合いが低くてより現実の臍帯に近く、一対の模擬臍帯動脈チューブを探して見分けなければならず、従って、より現実に即した臍帯血採取の実習を行うことができる。
また、本発明の請求項6に記載の臍帯血採取モデル具では、前記模擬ワルトン膠質被覆体が、前記模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなるか又は見えない程度の半透明ないし不透明に形成されており、透明度合いが現実の臍帯に近い状態にされているので、より現実の臍帯を扱う場合に近く、一対の模擬臍帯動脈チューブを探して見分けなければならず、従って、より現実に即した臍帯血採取の実習を行うことができる。
また、本発明の請求項7に記載の臍帯血採取モデル具では、模擬臍帯静脈チューブ及び一対の模擬臍帯動脈チューブに用いるシリコーンゴムの硬度がデュロメータ(タイプA)で30〜40であるので、現実の臍帯静脈及び臍帯動脈により近づけたものとして提供することができる。
本発明に従う臍帯血採取モデル具の一実施形態を示す正面図。 図1におけるII−II線による断面図。 図1の臍帯血採取モデル具を製作する際に用いる型枠体を分解して示す断面図。 図3に示す型枠体を閉じた状態で示す断面図。 図4におけるV−V線による断面図。 模擬臍帯静脈チューブに一対の模擬臍帯動脈チューブを螺旋状に巻いた状態を示す正面図。 本発明に従う臍帯血採取モデル具の他の実施形態を示す正面図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う臍帯血採取モデル具の実施形態について説明する。図1及び図2において、図示の臍帯血採取モデル具2は、臍帯静脈を模擬的に構成する模擬臍帯静脈チューブ4と、臍帯動脈を模擬的に構成する一対の模擬臍帯動脈6と、ワルトン膠質を模擬的に構成する模擬ワルトン膠質被覆体8とを備え、これら模擬臍帯静脈チューブ4、一対の臍帯動脈チューブ6及び模擬ワルトン膠質被覆体8は、模擬的な模擬臍帯10を構成している。尚、この模擬ワルトン被覆体8の外周面を覆うように模擬羊膜鞘部材(図示せず)を設けるようにし、この模擬羊膜鞘を含むものでもって模擬臍帯10を構成するようにしてもよい。
この実施形態では、模擬臍帯静脈チューブ4は、例えば、外径が7〜10mm(例えば、8mm)、内径が5〜8mm(例えば、6mm)程度のチューブから構成され、また一対の模擬臍帯動脈チューブ6は、例えば、外径が4〜6mm(例えば、5mm)、内径が2〜4mm(例えば、3mm)程度のチューブから構成され、このように模擬臍帯静脈チューブ4の外径を一対の模擬臍帯動脈チューブ6の外径よりも大きくすることによって、現実の臍帯構造に近づけることができる。
また、模擬ワルトン膠質被覆体8は、模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の模擬臍帯動脈チューブ6を被覆するように設けられ、後述する如く製作することによって、これらチューブ4,6の外周側の空間を埋めるように設けられる。このように構成することによって、一対の臍帯動脈の模擬的な一対の模擬臍帯動脈チューブは、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造となり、また臍帯静脈の模擬的な模擬臍帯静脈チューブも、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造となる。
このような模擬ワルトン膠質被覆体8の外径は、例えば、15〜18mm(例えば、16mm)程度に形成され、模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の模擬臍帯動脈チューブ6の両端側は、この模擬ワルトン膠質被覆体8の両端から両側に延びるように設けられる。この模擬ワルトン膠質被覆体8は、例えば、30〜80cm(例えば、50cm)程度の長さに形成され、模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の臍帯動脈チューブ6は、模擬ワルトン膠質被覆体8の一端(及び他端)から5〜20cm(例えば、10cm)程度突出するように設けられる。
この実施形態では、一対の模擬臍帯動脈チューブ6は、模擬臍帯静脈チューブ4の外周面に螺旋状に巻かれ、例えば11回程度反時計方向に螺旋状に巻くことによって、現実の臍帯の構造に近づけることができる。
模擬臍帯静脈チューブ4、一対の模擬臍帯動脈チューブ6及び模擬ワルトン膠質被覆体8の全てをシリコーンゴムから形成し、この模擬ワルトン膠質被覆体8に用いるシリコーンゴムの硬度は、例えば、デュロメータタイプAの硬度で20〜70程度が好ましく、特に30〜40程度になるようにシリコーンゴムの種類を選択するのが好ましく、このように選択することによって、後に説明するように、採血訓練時に模擬臍帯静脈チューブ4(又は模擬臍帯動脈チューブ6)から針を抜く際の液漏れを効果的に抑えることができ、多数回にわたって採血訓練を行うことができる。 この模擬ワルトン膠質被覆体8を構成するシリコーンゴムの硬度は硬度が大きいほど、模擬採血の際の模擬血液の漏れが少なくなるが、硬度があまりに大きくなると、現実の臍帯の感触から外れたものになる傾向があり、採血用の注射針も刺しにくくなる傾向がある。あまりに硬度が小さすぎると、強度も弱くべとつく傾向になる。従って、上述の範囲の硬度のシリコーンゴムで構成することが好ましい。また模擬臍帯静脈チューブ4及び模擬臍帯動脈チューブ6を構成するシリコーンゴムの硬度は、特に限定するものではないが、例えばデュロメータ(タイプA)の硬度で30〜40にするのが好ましい。
これらのシリコーンゴムによる模擬ワルトン膠質被覆体8や模擬臍帯静脈チューブ4および一対の模擬臍帯動脈チューブ6の形成は、各種のシリコーンゴムより、重合した特に所望の硬度になるシリコーンゴム原料を用いればよく、得られる硬度は、シリコーン樹脂メーカーのカタログなどにも記載されており、硬化剤の量を調整した架橋割合によっても調整でき、シリコーン樹脂メーカーに聞いても所望の条件の原料を提示してくれる。シリコーンゴムとしては、特に限定するものではないが、例えば、ビニル基含有ポリジメチルシロキサンを白金触媒で架橋することにより得られるシリコーンゴム等が挙げられる。
この臍帯血採取モデル具2を用いて採血訓練を行うときには、模擬臍帯静脈チューブ4内に第1液体12が充填され、一対の模擬臍帯動脈チューブ6内に第2液体14が充填される。第1液体12と第2液体14とは、例えば色が異なる液体が充填され、第1液体12としては、例えば青色、緑色、黒色などの液体が用いられ、第2液体14としては、例えば赤色、オレンジ色、黄色などの液体が用いられる。また、液体としては、例えばインク、絵の具を溶かしたものなどが用いられる。
第1液体12(又は第2液体14)を充填するときには、模擬臍帯静脈チューブ4(又は一対の模擬臍帯動脈チューブ6)の一端部(模擬ワルトン膠質被覆体8の一端から延びる端部)をコッヘル16(又は18)でクランプし、かかる状態において、模擬臍帯静脈チューブ4(又は一対の模擬臍帯動脈チューブ6)の他端部(模擬ワルトン膠質被覆体8の他端から延びる端部)から例えば大きな注射器(図示せず)を用いて第1液体12(又は第2液体14)を充填し、その後、模擬臍帯静脈チューブ4(又は一対の模擬臍帯動脈チューブ6)のこの他端部をコッヘル20(又は22)でクランプすればよく、このように第1及び第2液体12,14を充填することによって、臍帯血の採取訓練の状態とすることができる。
そして、このような状態において、模擬ワルトン膠質被覆体8を通して注射針(図示せず)を一対の模擬臍帯動脈チューブ6に差し込んで模擬的に採血し、このようにして臍帯血採取の模擬的訓練を繰り返し行う。このとき、注射針を正しく一対の模擬臍帯動脈チューブ6のどちらかに刺し込んだときには、第2液体14(例えば、赤色の液体)が採取され、第2液体14の色を見ることにより注射針を正しく刺し込んだことを容易に確認することができる。一方、注射針を誤って模擬臍帯静脈チューブ4に射し込んだときには、第1液体12(例えば、青色の液体)が採取され、この第1液体12の色を見ることにより注射針を誤って刺し込んだことを容易に確認することができる。
このような臍帯血採取モデル具2は、例えば、次のようにして製作することができる。この臍帯血モデル具2を製作するには、例えば、図3〜図5に示す型枠体32が用いられる。図示の型枠体32は、細長い矩形状の枠部34と、この枠部34内の下部に配設される下型枠36と、この枠部34内の上部に配設される上型枠38とを備えている。枠部34は、相互に対向する一対の側壁40,42と、一対の側壁40,42の両端部を接続する一対の端壁44,46を有し、これら側壁40,42及び端壁44,46内に型収容空間を規定する。
下型枠36は、枠部34の型収容空間と同様の外形を有し、この型収容空間の下部に収容される。この下型枠36の上面には、半円形状の下凹部48が設けられ、この凹部48は下型枠36の一端から他端まで直線状に延びている。また、上型枠38も、下型枠36と同様に、枠部34の型収容空間と同様の外形を有し、この型収容空間の上部に収容される。この上型枠38の下面には、半径状の上凹部50が設けられ、この上凹部50は上型枠38の一端から他端まで直線状に延びている。下型枠36の下凹部48及び上型枠38の上凹部50は相互に対応して円形状の充填空間52を規定する。
この下枠体36及び上枠体38の構造に対応して、枠部34の一対の端壁44,46には、充填空間52の断面形状に対応する円形状の貫通開口54,56が設けられ、これら貫通開口54,56は、型枠体32の充填空間52に連通している。
このような型枠体32を用いて臍帯血採取モデル具2を製作するには、図6に示すように、模擬臍帯静脈チューブ4の外周面に一対の臍帯動脈チューブ6を上述したように螺旋状に巻いた中間チューブ体58を製作する。また、型枠体32においては、枠部34の型収容空間の下部に下枠体を収容する。
そして、このような状態おいて、中間チューブ体58(模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の臍帯動脈チューブ6)の一端側を枠部34の端壁44の貫通開口54を通して外側に導出させ、またその他端側を枠部34の他方の端壁46の貫通開口56を通して外部に導出させる。
次いで、下型枠36の上側に上型枠38を装着して型締めを行い、型枠体32の充填空間52内にこの中間チューブ体58を収容する。その後、この型締めの状態において、外部から充填口(図示せず)を通してシリコーンゴムを充填し、充填したシリコーンゴムを所定時間加熱して硬化させ、所望の通りに硬化することによって、図1及び図2に示す臍帯血採取モデル具2を製作することができる。
図7は、臍帯血採取モデル具の他の実施形態を示している。この他の実施形態においては、上述した実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略している。図7において、この他の実施形態においては、臍帯血採取モデル具2Aの一端側、具体的には模擬ワルトン膠質被覆体8Aの一端部側の第1部分64は透明乃至半透明に形成され、この第1部分64においては、この模擬ワルトン被覆体8Aを通して模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の模擬臍帯動脈チューブ6を目視することができる。これに対して、臍帯血採取モデル具2Aの他端側、具体的には模擬ワルトン膠質被覆体8Aの他端側の第2部分62は半透明ないし不透明に形成され、この第2部分62の透明度合は第1部分64の透明度合よりも低くなっており、従って、この第2部分62においては、模擬ワルトン膠質被覆体8Aを通して模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の模擬臍帯動脈チューブ6を容易には目視することができないように構成されている。
このような臍帯血採取モデル2Aにおいては、模擬ワルトン膠質被覆体8Aの一端側(第1部分64)を利用して採血訓練を行うときには、模擬ワルトン膠質被覆体8Aを通して模擬臍帯静脈チューブ4及び一対の模擬臍帯動脈チューブ6を容易に目視することができるために、臍帯血採取の初心者でも一対の模擬臍帯動脈チューブ6を見分けて容易に採血することができ、初心者用の練習に好都合に用いることができる。これに対して、模擬ワルトン膠質被覆体8Aの他端側(第2部分62)を利用して採血訓練を行うときには、より現実に近くて透明度合いが悪く、一対の模擬臍帯動脈チューブ6を探して見分けなければならず、これにより、より現実に即した臍帯血採取の実習を行うことができる。
このように長手方向途中で模擬ワルトン膠質被覆体の透明度が変わる模擬臍帯を製造するには、例えば、図示していないが、図5の上枠型38で型締めする前の状態で、枠型の長手方向半分の下凹部48中に所定の透明度の高い方の模擬ワルトン膠質被覆体形成用のシリコーンゴム原料を流し込み、枠型の残りの長手方向半分の下凹部48中に所定の透明度の低い方の模擬ワルトン膠質被覆体形成用のシリコーンゴム原料を流し、中間チューブ体58(図6参照)をセットし、更にその上から、それぞれの所定の模擬ワルトン膠質被覆体形成用のシリコーンゴム原料を流して上型枠38を型締めして成形する。この場合、上型枠38を型締めした時に、模擬ワルトン膠質被覆体形成用のシリコーンゴム原料が型枠外に若干オーバーフローするような量のシリコーンゴム原料を供給することになる。この型締めの状態において、充填したシリコーンゴムを所定時間加熱して硬化させる方法が例示されるが、何らこれに限定されるものではなく、透明度の高い模擬ワルトン膠質被覆体形成された模擬臍帯と透明度の低下した擬ワルトン膠質被覆体形成された模擬臍帯とを別々に製造し、それらを適宜つなぎ合わせるなど、他にも種々の方法がある。
この他の実施形態では、模擬ワルトン膠質被覆体8Aの一端側(第1部分64)を透明乃至半透明にして初心者向けにし、その他端側(第2部分62)を半透明ないし不透明にしてこの一端側よりも透明の度合いを悪くしてより現実に即した練習向けとしているが、このような構成に代えて、模擬ワルトン膠質被覆体8Aの全体を第1部分64と同様の透明乃至半透明にしてその全体を初心者向けとするようにしてもよく、或いは、模擬ワルトン膠質被覆体8Aの全体を第2部分62と同様の内側の見えにくい半透明ないし不透明にしてその全体を現実に即した練習向けとするようにしてもよい。
本発明の臍帯血採取モデル具の効果を確認するために、次の通りの実験を行った。
模擬臍帯静脈チューブおよび模擬臍帯動脈チューブの製作
モメンティブ社製型取り用シリコーンゴム”TSE3466”を使用した。すなわち、”TSE3466(A)”[主剤] 200gと”TSE3466(B)”[硬化剤] 20gとを混合し(混合比10:1)外径8mm、内径6mm、長さ800mmのチューブ1本(模擬臍帯静脈チューブに相当(太い))および、外径5mm、内径3mm、長さ1200mmのチューブ2本(模擬臍帯動脈チューブに相当(細い))を直線状に型取りし、熱風乾燥炉にて70℃常圧で1時間硬化させる。硬度はいずれもデュロメータ(タイプA)で40であった。
次いで、得られた模擬臍帯動脈チューブ2本を模擬臍帯静脈チューブに、反時計回りに11回捻転させて巻きつけて、模擬臍帯血管系とする。
模擬臍帯系の製作
模擬臍帯系製作用の型:上記で詳細に説明した上下各半分に分離できる箱状の直方体の型(長さ510mm、幅60mm、高さ15mm×2)で、その中に円筒状の模擬臍帯膠質部を製作するための型が設置されており、また、長辺の両端には模擬臍帯血管系を通す穴が開いているものを用いた。模擬臍帯動脈チューブ2本を上述のように模擬臍帯静脈チューブに、反時計回りに11回捻転させて巻きつけた模擬臍帯血管系を上記型にセットし、信越化学工業株式会社製型取り用RTVシリコーンゴム高強度付加タイプ”KE−1310ST”を使用する。”KE−1310ST”[主剤] 500gに”CAT−1310S“[硬化剤] 50gを混合し模擬臍帯膠質部の材料(液体状)を流し、真空脱泡し、その後常圧下、70℃で2時間加熱固化し、模擬臍帯を作成した。尚、羊膜鞘に相当する部分は、模擬臍帯膠質部と区別をしなくても実習には特に支障がないので模擬臍帯膠質部と区別せずに形成し、模擬臍帯膠質部とした。模擬臍帯膠質部の硬度はいずれもデュロメータ(タイプA)で40であった。
そして、模擬臍帯動脈チューブ2本には、模擬血液として赤紫色インク液を注入し、模擬臍帯静脈チューブには、模擬血液として赤色インク液を注入した。
得られた模擬臍帯を用い、順次その20箇所を太さ23G(すなわち、径が1/23インチ=約1.1mm)の注射針を用いて模擬臍帯動脈より模擬血液を採取したが、模擬血液の漏れは全くなかった。
このように、模擬ワルトン膠質被覆体は、模擬臍帯静脈チューブ及び一対の模擬臍帯動脈チューブ間の外周側の空間を埋めるように設けられているので、模擬練習の際に採血用の針を正しく刺し込む一対の臍帯動脈としての一対の模擬臍帯動脈チューブは、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造であり、また採血用の針を誤って刺し込む臍帯静脈としての模擬臍帯静脈チューブも、模擬ワルトン膠質被覆体に覆われた二層構造であり、従って、模擬血液を採取する実習訓練において、採血用の針を正しく刺し込んだとき、また採血用の針を誤って刺し込んだときにも模擬血液が外部に漏れにくく、この実習試験を多数回行うことができた。
更には、好ましくは、擬臍帯膠質部の硬度(デュロメータタイプA)を20以上、より好ましくは30〜40とすることにより、臍帯血採取のための注射針の穿刺によって、模擬血液が漏れ出すことを、より確実に防止でき、複数回の模擬血液採取訓練に好適に使用できた。なお、誤って注射針を模擬静脈に刺して、模擬血液を採取した場合には、赤色の模擬血液が採取されるので、誤りが分かる臍帯血採取モデル具が提供できた。なお、訓練用の模擬血液の色は、他の色でもよいことはもちろんである。
上記実施例1において、模擬臍帯膠質部は、ほぼ透明性を有するので、模擬血管を模擬臍帯膠質部を通して見やすいが、現実の臍帯は白っぽく(個人差があり黄色っぽくなる人もある)、外側から模擬動脈チューブの位置を判別しにくくなっているので、模擬臍帯膠質部は形成するシリコーンゴム材料のうち長さ方向の約半分程度を実施例1と同様に同様の素材を用いて形成し、長さ方向の残り約半分に白色顔料を添加し透明性を低下させて、実際の臍帯膠質部のように、内部の模擬血管を模擬臍帯膠質部の外部からも見にくくなるようにし、その他は実施例1と同様にした。
このタイプは、最初の訓練は、模擬臍帯膠質部がほぼ透明性を有する部分を用いて、模擬動脈血管チューブを間違えないように認識しながら注射針を差し込んで模擬血液を採取し、それに慣れてきたら、白色顔料を添加し透明性を低下させている模擬臍帯膠質部が形成されている方の臍帯血採取モデル具の方を使用して模擬血液を採取する訓練により、実際の臍帯血採取に近い状態で臍帯血採取訓練が可能となった。
なお、上記実施例では、模擬臍帯膠質部の長手方向の略半分をほぼ透明性を有する模擬臍帯膠質部とし、残りの長手方向の略半分を白色顔料を添加し透明性を低下させて、内部の模擬血管チューブを模擬臍帯膠質部の外部からも見にくくなるようにしたが、ほぼ透明性を有する模擬臍帯膠質部とした臍帯血採取モデル具と、白色顔料を添加し透明性を低下させて内側の模擬動脈血管チューブや模擬静脈血管チューブを見えにくくしている模擬臍帯膠質部が形成されている方の臍帯血採取モデル具とを別々に作成し、初期の訓練では、ほぼ透明性を有する模擬臍帯膠質部とした臍帯血採取モデル具を用い、慣れてきたら白色顔料を添加し透明性を低下させて現実の臍帯に近似させている模擬臍帯膠質部が形成されている方の臍帯血採取モデル具の方を使用して訓練する方式でもよい。
2,2A 臍帯血採取モデル具
4 模擬臍帯静脈チューブ
6 模擬臍帯動脈チューブ
8 模擬ワルトン膠質被覆体
10 模擬臍帯
12 第1液体
14 第2液体
32 型枠体
34 枠部
36 下枠体
38 上枠体

Claims (7)

  1. 模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブに螺旋状に巻かれた一対の模擬臍帯動脈チューブと、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブを覆うように設けられた模擬ワルトン膠質被覆体とを少なくとも備えた臍帯血採取モデル具であって、
    前記模擬臍帯静脈チューブ、前記一対の模擬臍帯動脈チューブ及び前記模擬ワルトン膠質被覆体は、シリコーンゴムから形成され、前記模擬ワルトン膠質被覆体は、前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブの外周側の空間を埋めるように設けられていることを特徴とする臍帯血採取モデル具。
  2. 前記模擬ワルトン膠質被覆体を構成するシリコーンゴムは、硬度がデュロメータ(タイプA)で20〜70であることを特徴とする請求項1に記載の臍帯血採取モデル具。
  3. 前記模擬臍帯静脈チューブの外径は、前記一対の模擬臍帯動脈チューブの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の臍帯血採取モデル具。
  4. 前記模擬臍帯静脈チューブ内には第1液体が充填され、前記一対の模擬臍帯動脈チューブ内には第2液体が充填されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の臍帯血採取モデル具。
  5. 前記模擬ワルトン膠質被覆体は、その一端側の第1部分とその他端側の第2部分から構成され、前記第1部分は透明乃至半透明に形成され、前記第2部分は半透明又は不透明に形成され、前記第1部分の透明度合は前記第2部分の透明度合よりも高く、前記第2部分の透明度は模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなった半透明状態か又は見えなくなった不透明状態の模擬ワルトン膠質被覆体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の臍帯血採取モデル具。
  6. 前記模擬ワルトン膠質被覆体が、前記模擬ワルトン膠質被覆体の外部から、内部の前記模擬臍帯静脈チューブと、前記模擬臍帯動脈チューブが見えにくくなった半透明状態か又は見えなくなった不透明状態の模擬ワルトン膠質被覆体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の臍帯血採取モデル具。
  7. 前記模擬臍帯静脈チューブ及び前記一対の模擬臍帯動脈チューブに用いるシリコーンゴムの硬度がデュロメータ(タイプA)で30〜40であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の臍帯血採取モデル具。
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