JP6781244B2 - 集電装置の検査方法及び検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、列車に備わる集電装置の検査方法及び検査システムに関する。
鉄道軌道を走行する列車には、軌道上方に配設されたトロリ線に集電部を摺接させて集電を行う集電装置を備えるものがある。集電部は、摺り板とこれを支持する舟体とから構成される部分を指す。集電部は昇降機構により昇降可能であり、例えば列車の運用開始時に上昇してトロリ線に接触し、車両基地に車両を留置させる際などに待機位置に下降して固定される。昇降機構は、集電部を上昇させるバネと、下降時に駆動するエアシリンダとを備え、集電中はバネの力で集電部をトロリ線に押し付けるように構成される。
このように構成された集電装置は、集電部がトロリ線から外れないよう、また、集電部の偏摩耗が生じないよう、集電部の押し上げ圧が適切な範囲になるように管理される。押し上げ圧は、昇降機構の可動部のグリスの減少、摺り板の摩耗による集電部の重量低下、バネの経年劣化等、様々な要因により変化する。
従来、押し上げ圧の管理は、例えば3ヶ月に一度の機能保全と呼ばれる車両検査の際、集電部を規定の高さに上昇させた状態で、バネ計りにより押し上げ圧を測定し、昇降機構のバネの強さを調整することで行っていた。
特許文献1には、従来の集電装置の保守を行う技術として、パンタグラフ(集電装置)の制御指令値の積算に基づいて摺り板の摩耗量を推定する車両の保守システムが提案されている(特許文献1の段落0065−0072を参照)。
特開2013−228271号公報
上記従来の押し上げ圧の管理方法では、集電部の押し上げ圧を実測していたため、多くの手間がかかり、検査を高い頻度で行うことができないという課題があった。このため、例えば車両検査の直後に異常が生じた場合には、3ヶ月後の次の車両検査まで異常を発見することができないという課題があった。
ところで、近年、列車の各種の制御情報及び各種検出器の出力情報などを、列車内の伝送路を介して伝送することで、列車の制御を行うことが考えられている。本発明者らは、このように伝送路の情報を用いて集電装置の効率的な保守ができないか検討した。
本発明の目的は、効率的に集電装置の押し上げ圧を検査して、異常が生じた場合に速やかにこれを発見できる集電装置の検査方法及び検査システムを提供することである。
本発明の集電装置の検査方法は、上記目的を達成するため、
下降指令により待機位置へ下降する一方、上昇指令により上昇して電力を取り込むために架線に接触する集電部の押し上げ圧の検査を行う集電装置の検査方法であって、
列車の運用時における前記集電部の上昇又は下降の開始を示す第1タイミングと、前記集電部の上昇又は下降の終了を示す第2タイミングとを検出する検出ステップと、
前記第1タイミング及び前記第2タイミングから求められる上昇又は下降にかかる動作時間に基づいて、前記集電部の押し上げ圧の評価を行う評価ステップと、
を含むことを特徴としている。
また、本発明の検査システムは、上記目的を達成するため、
列車を制御するための指令情報、センサ機器の検出情報、駆動部の制御情報が列車内の伝送路を介して伝送される制御伝送システムから情報を収集して、集電部を昇降させる集電装置の検査を行う検査システムであって、
収集された前記制御伝送システムの情報から、前記集電部の上昇又は下降の開始を示す第1タイミングと、前記集電部の上昇又は下降の終了を示す第2タイミングとを検出する検出手段と、
前記第1タイミング及び前記第2タイミングから求められる前記集電部の上昇又は下降にかかる動作時間に基づいて、前記集電部の押し上げ圧の評価を行う評価手段と、
を備えることを特徴としている。
上記のような検査方法及び検査システムによれば、列車の運用時(例えば運用開始時又は運用終了時)に得られる情報を用いて集電部の押し上げ圧の評価が行われる。よって、保守員が押し上げ圧を実測するといった手間のかかる作業が不要となり、さらに、定期的な車両検査と比べて高い頻度で集電装置の検査を行える。よって、押し上げ圧に異常が生じた場合に、速やかにこれを発見し、異常が故障に発展しないように対処することができる。
ここで、本発明に係る集電装置の検査方法が、複数の集電装置が接触器により分断可能に引き通し線を介して接続されている列車を対象とする場合、
前記評価ステップでは、前記集電部が下降するときの前記動作時間、あるいは、前記接触器が切断で前記集電部が上昇するときの前記動作時間に基づき、前記押し上げ圧の評価を行い、
前記接触器が接続で前記集電部が上昇するときの前記動作時間は、前記評価ステップで用いる前記動作時間から除外するように構成するとよい。
通常、集電部の上昇の終了を示す第2タイミングは、集電部がトロリ線に接触して電圧が入力されたことを検出することで得ることができる。複数の車両に亘って配設された引き通し線が複数の集電装置を接続している場合、1つの集電装置の集電部がトロリ線に接触した際、引き通し線を介して別の集電装置へ入力電圧が送られてしまう。このため、複数の集電装置の何れか1つの集電部が遅れてトロリ線に接触した場合に、この遅れが検出できない。逆に、集電部を下降させる際には、複数の集電装置の間で大きなばらつきなく集電部がトロリ線から離れ、また、集電した電圧の変化を検出しなくても各集電部の下降の動作時間を得ることができる。
そこで、上記の検査方法では、集電部が下降するときの動作時間か、接触器が切断状態で集電部が上昇するときの動作時間を用いて、押し上げ圧の評価を行うことで、複数の集電装置の各々について妥当な評価を行うことができる。
さらに、本発明に係る集電装置の検査方法は、部前記集電部の摩耗量を取得するステップを更に含み、
前記評価ステップでは、前記摩耗量に基づく補正を行って、前記押し上げ圧を評価するように構成するとよい。
集電部は摩耗により重量が低下してくる。よって、上記の方法のように、摩耗量を取得して補正に用いることで、より正確な押し上げ圧の評価ができる。
さらに、本発明に係る集電装置の検査方法は、バネ力とエアシリンダの制御によって前記集電部を昇降させる集電装置を対象とする場合、
前記エアシリンダに送られる空気の圧力値を取得するステップを更に含み、
前記評価ステップでは、前記空気の圧力値に基づく補正を行って、前記押し上げ圧を評価するように構成するとよい。
バネ力とエアシリンダの制御によって集電部を昇降させる集電装置では、エアシリンダの圧力の変化により、昇降の動作時間に変化が生じる。よって、上記構成によれば、このような変化の影響を補償して、より正確な押し上げ圧の評価ができる。
本発明によれば、効率的に集電装置の押し上げ圧を検査でき、異常が生じた場合に速やかにこれを発見できる。
制御伝送システム及び検査システムの概要を示す構成図である。 検査システムの機能構成を示すブロック図である。 パンタグラフの押し上げ圧の検査に使われる信号の流れを示す説明図である。 検査部が実行する検査処理の手順を示すフローチャートである。 上昇時間の計算例を説明するタイムチャートであり、図5Aは上昇制御線加圧情報、図5Bは上昇検知センサ出力、図5Cは架線電圧値を示す。 下降時間の計算例を説明するタイムチャートであり、図6Aは下降制御線加圧情報、図6Bは上昇検知センサ出力、図6Cは架線電圧値を示す。 押し上げ圧と上昇時間との相関を示すグラフである。 押し上げ圧と下降時間との相関を示すグラフである。 変形例における検査部の基準値読出し処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、制御伝送システム及び検査システムの概要を示す構成図である。
本発明の実施の形態の検査システム100は、列車の制御伝送システム10の情報を利用して列車に搭載された様々な機器21、22、23の機能検査を行うものである。この機能検査の中に、集電装置であるパンタグララ205(図3)の押し上げ圧の検査が含まれる。
先ず制御伝送システム10の説明を行う。
制御伝送システム10は、伝送路を介して各機器21、22、23の指令情報、制御情報、並びに、各機器22、23に備わるセンサ機器の検出情報を統合的に伝送して列車を制御するシステムである。制御伝送システム10は、先頭車両2に搭載される制御伝送中央装置11と、後続車両2、2に搭載される制御伝送端末装置12、12とを備える。先頭車両2の制御伝送中央装置11には、例えば運転士が操作する運転台機器21が接続され、後続車両2の制御伝送端末装置12には、各種駆動部及び各種センサを含んだ様々な機器22、23が接続される。なお、図1では、各種駆動部及び各種センサを有する機器として、2つの機器22、23しか示していないが、各車両2には多数の同様の機器が設けられ、これらが同様に伝送路に接続されている。
列車の運用中、制御伝送システム10には、各機器22、23から各種の検出情報が送られ、これにより列車の状態が管理される。また、運転士の操作により運転台機器21から操作指令が入力されると、制御伝送システム10が操作指令に応じた制御指令を生成及び対象の機器22、23へ伝送し、各機器22、23が動作する。検査システム100は、伝送路に流れる各種センサの検出情報、運転士の操作指令、機器の制御指令を監視及び収集することができる。
続いて検査システム100の説明を行う。
図2は、検査システムの機能構成を示すブロック図である。
検査システム100は、列車に搭載されて検査処理を行う車上装置110と、地上に設置されて複数の列車から検査結果を収集する地上装置120とを備えている。
車上装置110は、制御伝送システム10に伝送される情報が収集されるデータ格納部111と、収集された情報に基づいて所定の検査を行う検査部(検出手段、評価手段に相当)112と、検査結果の判定に使われる検査基準値が予め格納された検査基準値格納部113と、検査結果を格納する検査結果格納部114と、検査結果を地上装置120へ送信するデータ送信部115とを備えている。
地上装置120は、車上装置110から送られた検査結果を受信するデータ受信部123と、各列車の検査結果を格納する検査結果格納部122と、例えば検査員の携帯端末130と通信を行う通信処理部121とを有している。
このように構成された検査システム100によれば、列車の運用中に収集された情報に基づいて自動的に様々な検査が行われ、複数の列車の検査結果が地上装置120に収集される。検査員は、収集された検査結果を調査して各列車の保守計画を立てたり、列車の保守中に携帯端末130で対象機器の検査結果の詳細を確認したりできる。
次に、検査システム100で行われるパンタグラフ205(図3)の押し上げ圧の検査方法について詳細に説明する。
図3は、パンタグラフの押し上げ圧の検査に使われる信号の流れを示す説明図である。
パンタグラフ205は、トロリ線に接触して電力を取り込みながら摺動する摺り板と、摺り板を保持する舟体とを有する。これら摺り板と舟体とを合わせた部分を集電部と呼ぶ。また、パンタグラフ205は、集電部の上昇と下降とを行う昇降機構を有し、昇降機構は集電部に上昇方向の力を及ぼすバネと、集電部に下降方向の力を及ぼすエアシリンダとを備えている。図3の下げ電磁弁207は、このエアシリンダに圧縮空気を送って作動させる弁を示す。
さらに、パンタグラフ205には、待機位置で集電部に引っかかって、集電部を下降した状態に保持する電磁カギが設けられている。図3の電磁カギ外し206は、電気的に駆動して集電部への電磁カギの引っかかりを外すアクチュエータを示す。
また、パンタグラフ205には、電磁カギ外し206が正常に機能して集電部が上昇を開始したか検出するための上昇検知センサ208が設けられている。上昇検知センサ208は、例えば集電部を待機位置で非接触に検出する近接スイッチである。上昇検知センサ208の出力は制御伝送システム10に出力される。
このように構成されたパンタグラフ205は、集電部がトロリ線から外れないよう、また、集電部の偏摩耗が生じないよう、集電部の押し上げ圧が適切な範囲に収まるように管理する必要がある。押し上げ圧は、昇降機構の可動部のグリスの減少、摺り板の摩耗による集電部の重量低下、バネの経年劣化等、様々な要因により変化する。
運転台機器21には、パンタグラフ205の上昇指令と下降指令とを出力可能な上昇下降スイッチ204が設けられている。上昇と下降の操作指令に関する信号はパンタグラフ205と、制御伝送システム10に送られる。
SIV(Static InVerter:補助電源装置)209は、パンタグラフ205が集電した電圧を受けて、列車の照明、空調器、又は開閉ドアの制御弁などの各種駆動部の電源を供給する。SIV209には、パンタグラフ205が集電した電圧を検出する架線電圧センサ210が設けられている。検出された架線電圧値は、制御伝送システムに送られる。
空気圧縮機の調圧器214は、パンタグラフ205のエアシリンダ及び開閉ドアに供給される圧縮空気の圧力を調整する機器である。調圧器214には、圧縮空気の圧力を検出する圧力センサ215が設けられている。検出された圧縮空気の圧力値は、制御伝送システムに送られる。
複数の車両が連結されてなる列車(編成とも呼ばれる)においては、複数のパンタグラフ205が設けられ、トロリ線から各パンタグラフ205が入力した架線電圧は、高圧引通線を介して他の車両へ送られる。また、各車両の高圧引通線は接触器216を介して接続されており、接触器216を切断に切り替えることで、別々の車両に設けられている複数のパンタグラフ205が電気的に分断可能である。
また、列車外の施設には、パンタグラフ205の摺り板の摩耗具合を計測する摺り板自動計測装置220が設けられている。摺り板自動計測装置220とは、列車の通過の際、摺り板の上面を近接センサあるいは接触式のセンサを用いて検出し、摩耗量を測定する装置である。運行量の多い線区を走行する列車は、数日に一回程度、摺り板自動計測装置220を用いて摺り板の摩耗量の測定を行っている。摺り板自動計測装置220の測定結果は、無線を介して制御伝送システム10へ送信することができる。
パンタグラフ205の押し上げ圧の検査は、集電部の上昇又は下降にかかる昇降の動作時間(以下では「上昇時間」と「下降時間」と呼ぶ)を計算し、この動作時間に基づいて押し上げ圧を評価するものである。押し上げ圧は、集電部を上昇させるように付勢するバネの力に依存するが、バネの力は集電部の上昇時間又は下降時間と相関する。よって、これらの時間に基づいて押し上げ圧を評価できる。
図4は、検査部が実行する検査処理の手順を示すフローチャートである。図5A〜図5Cは、上昇時間の計算例を説明するタイムチャートであり、図5Aは上昇制御線加圧情報、図5Bは上昇検知センサ出力、図5Cは架線電圧値を示す。図6A〜図6Cは、下降時間の計算例を説明するタイムチャートであり、図6Aは下降制御線加圧情報、図6Bは上昇検知センサ出力、図6Cは架線電圧値を示す。
図4の検査処理は、検査システム100の検査部112によって例えば定期的に実行される。検査処理が開始されると、検査部112は、データ格納部111に格納された各種のデータの中からパンタグラフ205の昇降に関するデータを抽出する(ステップS1)。
ここで抽出されるデータには、運転士の上昇下降スイッチ204の操作タイミングが分かる上昇制御線及び下降制御線の加圧情報と、上昇検知センサ208のセンサ出力の情報と、架線電圧センサ210の架線電圧値の情報と、接触器216の動作情報とが含まれる。これらの情報は、短いサンプリング周期で取得され時間情報と対応付けられて記録されている。
なお、押し上げ圧の評価に使われるデータからは、接触器216がオンの状態でパンタグラフ205が上昇した際のデータが除外される。このようなデータで得られた集電部の上昇時間は、集電部の押し上げ圧と相関しない場合があるからである。この現象についての詳細は後述する。
データを抽出したら、検査部112は、上昇のデータか下降のデータかを判別し(ステップS2)、上昇のデータであれば、抽出されたデータを用いて上昇時間を計算し(ステップS3:検出ステップ)、検査基準値格納部113に格納されている上昇基準時間と比較する(ステップS4:評価ステップ)。その結果、例えば上昇基準時間の下限値と上限値との間であれば異常なし、それ以外であれば異常発生の検査結果とする。検査部112は、検査結果を検査結果格納部114に格納する(ステップS7)。
ステップS3の上昇時間の計算は、次のように行われる。図5に示すように、先ず、検査部112は、上昇制御線の加圧情報の立ち上りタイミングt1を、上昇開始を示す第1タイミングとして検出する。また、検査部112は、架線電圧センサ210が検出する架線電圧値の立ち上りタイミングt2を、上昇終了を示す第2タイミングとして検出する。そして、タイミングt1からタイミングt2までを、集電部の上昇時間として計算する。この上昇時間は、電磁カギ外し206に指令が入力されてから、電磁カギが外れてバネの力により集電部が上昇を開始し、集電部がトロリ線に接触して架線電圧が入力されるまでの時間であり、バネ力の大小により変化する。
なお、上昇時間の始端は、上昇制御線の加圧情報の立ち上りタイミングt1の他に、上昇検知センサ208の出力の立ち上りタイミングt3としてもよい。
図7は、押し上げ圧と上昇時間との相関を示すグラフである。図7は、パンタグラフ205を異なる状態で複数回の上昇試験を行って得られた押し上げ圧と上昇時間との関係を示している。
図7に示されるように、接触器216が切断の状態であれば、パンタグラフ205の押し上げ圧と上昇時間とに強い相関が確認できる。よって、この相関に基づいて上昇時間からパンタグラフ205の押し上げ圧を推定及び評価することができる。相関のばらつきの影響を無視できないような場合には、複数回の上昇時間、下降時間、又は押し上げ圧と関係する他の検出値と合わせて統計的に押し上げ圧を評価しても良い。これにより精度の高い検査を行うことができる。
一方、図7に示されるように、接触器216が接続の状態であれば、パンタグラフ205の押し上げ圧と上昇時間とに強い相関が得られない。これは、上昇時間の終端のタイミングを、架線電圧値の立ち上りから得ていることに起因する。例えば検査対象のパンタグラフの押し上げ力が小さくなっていて上昇終了に遅延が生じていても、同じ列車の他のパンタグラフが早く上昇して架線電圧を入力することがある。この場合、列車内の高圧引通線を通じて検査対象のパンタグラフが接続されている高圧引通線にも架線電圧が入力されてしまう。このため、計算により得られた検査対象のパンタグラフの上昇時間は、実際の上昇時間と異なり、上昇終了の遅延が反映した値とならない。以上のことから、計算により得られた上昇時間と、検査対象のパンタグラフの押し上げ力とは相関しない場合があり、ステップS1のデータ抽出の処理の際、このような場合のデータをデータ抽出の対象から除外することで、検査の精度を低下させる要因を省いている。
図4のフローチャートの説明に戻る。ステップS2の判別処理で、下降のデータが抽出された場合、検査部112は、抽出されたデータから下降時間を計算し(ステップS5:検出ステップ)、検査基準値格納部113に格納されている下降基準時間と比較する(ステップS6:評価ステップ)。その結果、例えば下降基準時間の下限値と上限値との間であれば異常なし、それ以外であれば異常発生の検査結果とする。検査部112は、検査結果を検査結果格納部114に格納する(ステップS7)。そして、この検査処理を終了する。
ステップS5の下降時間の計算は、次のように行われる。図6に示すように、先ず、検査部112は、下降制御線の加圧情報の立ち上りタイミングt11を、下降開始を示す第1タイミングとして検出する。また、検査部112は、上昇検知センサ208の出力の立下りタイミングt12を、下降終了を示す第2タイミングとして検出する。そして、これらから集電部の下降時間を計算する。この下降時間は、下げ電磁弁207に指令が入力されてから、エアシリンダが駆動して集電部を下降し、集電部が待機位置近傍まで下降して上昇検知センサ208の検出位置に到達するまでの時間である。バネ力はエアシリンダの駆動力に抗するように作用するため、バネ力の大小により下降時間が変化する。
なお、下降時間の始端は、下降制御線の加圧情報の立ち上りタイミングt11の他、架線電圧センサ210が検出する架線電圧値の立下りのタイミングt13としてもよい。複数のパンタグラフがある場合でも、下降の制御指令は複数のパンタグラフにほぼ同時に出力され、集電部はトロリ線からほぼ同時に離れることが確認されている。
図8は、押し上げ圧と下降時間との相関を示すグラフである。図8は、パンタグラフ205を異なる状態で複数回の下降試験を行って得られた押し上げ圧と下降時間との関係を示している。
図8に示されるように、パンタグラフ205の押し上げ圧と下降時間とには、接触器216の状態に拘らずに、強い相関があることが確認される。よって、この相関に基づいて下降時間からパンタグラフ205の押し上げ圧を検査することができる。相関のばらつきの影響を無視できないような場合には、複数回の下降時間、上昇時間、又は押し上げ圧と関係する他の検出値を合わせて統計的に押し上げ圧を求めるようにしてもよい。これにより、より精度の高い検査を行うことができる。
以上のように、この実施の形態の検査システム100及びそのパンタグラフ205の押し上げ圧の検査方法によれば、列車の運用時(例えば運用開始時又は運用終了時)に得られる情報を用いて集電部の押し上げ圧の評価を行うことができる。よって、保守員が押し上げ圧を実測するといった手間のかかる作業が不要となり、さらに、定期的な車両検査と比べて高い頻度で集電装置の検査を行える。よって、押し上げ圧に異常が生じた場合に、速やかにこれを発見し、異常が故障に発展しないように対処することができる。
(変形例)
この変形例は、集電部の押し上げ圧を評価する処理に、エアシリンダの空気圧と摺り板の摩耗量とに基づく補正処理を追加した例である。エアシリンダの空気圧が標準範囲からずれると、その分、エアシリンダの駆動力が変わるので、集電部の下降時間に影響する。また、摺り板の摩耗量が大きくなると、集電部が軽くなるので、集電部の上昇時間及び下降時間に影響し、かつ、バネ力が同じでも集電部の押し上げ圧が変化する。よって、この変形例では、このような影響を考慮した補正処理を追加して、より精度の高い集電部の押し上げ圧の評価を行う。
エアシリンダの空気圧は、図3の空気圧縮機の調圧器214の圧力センサ215から制御伝送システム10へ送られる空気の圧力値データから得ることができる。また、摺り板の摩耗量は、摺り板自動計測装置220から制御伝送システム10へ送られるデータから得ることができる。なお、摺り板の摩耗量は、列車の走行距離から推測するようにしてもよい。
補正処理は、集電部の押し上げ圧を評価する基準値(上昇の基準時間と下降の基準時間)を、エアシリンダの空気圧と摺り板の摩耗量とに応じて複数種類用意しておき、使用する基準値を変更することで行う。このような基準値は、実際に試験を行って求めることもできるし、理論計算から求めることもできる。
図9は、変形例における検査部の基準値読出し処理の手順を示すフローチャートである。
変形例では、図4のステップS4又はステップS6にて上昇時間又は下降時間と基準値とを比較する際に、図9の基準値読出し処理により検査基準値格納部113から基準値を読み出す。
基準値読出し処理では、先ず、検査部112は、エアシリンダの空気圧の値として、データ格納部111から集電部の昇降時における圧力センサ215の圧力値データを抽出する(ステップS11)。また、検査部112は、集電部の昇降時に一番近いタイミングで計測された摺り板摩耗量データを抽出する(ステップS12)。
続いて、検査部112は、抽出した圧力値データと摺り板摩耗量データとから、これらの値が標準範囲にあるか判別し(ステップS13)、標準範囲であれば、検査基準値格納部113から標準の基準値を読み出す(ステップS14)。そして、この基準値読出し処理を終える。
一方、標準範囲になければ、検査部112は、検査基準値格納部113から、圧力値データ及び摺り板摩耗量データの値に応じた補正された基準値を読み出す(ステップS15)。そして、この基準値読出し処理を終える。
検査部112は、このように読み出された基準値を用いて、図4のステップS4又はステップS6の押上げ圧の評価を行う。これにより、エアシリンダの空気圧あるいは摺り板の摩耗量が標準から大きく異なる場合でも、高い精度の評価を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、上記の変形例では、エアシリンダの空気圧と摺り板の摩耗量とに応じて評価の基準値を異ならせることで補正処理を行ったが、補正処理はこれに限られるものではない。例えば、評価処理を昇降の動作時間から押し上げ圧を計算して評価するようにした場合、押上げ圧の計算式に、エアシリンダの空気圧と摺り板摩耗量との影響を反映するような補正項目を付加し、この補正項目の計算を補正処理としてもよい。
また、上記の実施の形態では、主に集電部の上昇時間又は下降時間から押し上げ圧を評価していたが、上昇時間又は下降時間に様々なパラメータを加えて総合的に押し上げ圧を評価してもよい。例えば、集電部がトロリ線から離れる際の挙動は、トロリ線からの電磁力とパンタグラフのバネ力とによって変化するため、この変化がトロリ線から離脱する際の架線電圧値の立下りパターンに表れる。よって、高圧引通線の接触器216が切断状態で集電部が下降するときの架線電圧値の立下りパターンを判別し、この判別結果を考慮に加えて集電部の押し上げ圧を総合的に評価してもよい。
また、上記の実施の形態では、車上装置110が集電部の押し上げ圧の評価を行う構成を例にとって説明した。しかし、制御伝送システム10において収集されたデータを車上装置110から地上装置120へ送ることで、地上装置120において集電部の押し上げ圧の評価が行われるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、制御伝送システム10において伝送されるデータを用いて評価を行う構成を例にとって説明した。しかし、制御伝送システムを採用していない列車であれば、パンタグラフを昇降する列車の運用時に、別途、集電部の上昇又は下降の時間を測定して、本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、上昇時間と下降時間との両方から集電部の押し上げ圧の評価を行っているが、上昇時間のみあるいは下降時間のみから評価を行うようにしてもよい。その他、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、列車に備わる集電装置の検査方法及び検査システムに利用できる。
2 車両
10 制御伝送システム
100 検査システム
111 データ格納部
112 検査部(検出手段、評価手段)
113 検査基準値格納部
204 上昇下降スイッチ
205 パンタグラフ(集電装置)
206 電磁カギ外し
207 下げ電磁弁
208 上昇検知センサ
209 SIV
210 架線電圧センサ
214 空気圧縮機の調圧器
215 圧力センサ
216 接触器
220 摺り板自動計測装置
t1、t11 立ち上りタイミング(第1タイミング)
t2 立ち上りタイミング(第2タイミング)
t12 立下りタイミング(第2タイミング)

Claims (5)

  1. 下降指令により待機位置へ下降する一方、上昇指令により上昇して電力を取り込むために架線に接触する集電部の押し上げ圧の検査を行う集電装置の検査方法であって、
    列車の運用時における前記集電部の上昇又は下降の開始を示す第1タイミングと、前記集電部の上昇又は下降の終了を示す第2タイミングとを検出する検出ステップと、
    前記第1タイミング及び前記第2タイミングから求められる上昇又は下降にかかる動作時間に基づいて、前記集電部の押し上げ圧の評価を行う評価ステップと、
    を含むことを特徴とする集電装置の検査方法。
  2. 複数の集電装置が接触器により分断可能に引き通し線を介して接続されている列車を対象とする請求項1記載の集電装置の検査方法であって、
    前記評価ステップでは、前記集電部が下降するときの前記動作時間、あるいは、前記接触器が切断で前記集電部が上昇するときの前記動作時間に基づき、前記押し上げ圧の評価を行い、
    前記接触器が接続で前記集電部が上昇するときの前記動作時間は、前記評価ステップで用いる前記動作時間から除外することを特徴とする集電装置の検査方法。
  3. 前記集電部の摩耗量を取得するステップを更に含み、
    前記評価ステップでは、前記摩耗量に基づく補正を行って、前記押し上げ圧を評価することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集電装置の検査方法。
  4. バネ力とエアシリンダの制御によって前記集電部を昇降させる集電装置を対象とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の集電装置の検査方法であって、
    前記エアシリンダに送られる空気の圧力値を取得するステップを更に含み、
    前記評価ステップでは、前記空気の圧力値に基づく補正を行って、前記押し上げ圧を評価することを特徴とする集電装置の検査方法。
  5. 列車を制御するための指令情報、センサ機器の検出情報、駆動部の制御情報が列車内の伝送路を介して伝送される制御伝送システムから情報を収集して、集電部を昇降させる集電装置の検査を行う検査システムであって、
    収集された前記制御伝送システムの情報から、前記集電部の上昇又は下降の開始を示す第1タイミングと、前記集電部の上昇又は下降の終了を示す第2タイミングとを検出する検出手段と、
    前記第1タイミング及び前記第2タイミングから求められる前記集電部の上昇又は下降にかかる動作時間に基づいて、前記集電部の押し上げ圧の評価を行う評価手段と、
    を備えることを特徴とする検査システム。
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