JP6780452B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
交換レンズ鏡筒1は、レンズマウント91と、固定筒10と、ズームリング20と、カム筒30と、第1レンズ群81と、第2レンズ群82と、第3レンズ群83とを有する。交換レンズ鏡筒1は、ユーザによるズームリング20の手動操作により焦点距離が可変に構成された、いわゆる手動ズームレンズである。
図2は、固定筒10とズームリング20とカム筒30とを示す分解図であり、右上側がレンズマウント91側に対応し、左下側が被写体側に対応する。ズームリング20とズームリング20の内部に収容される固定筒10とは、バヨネット爪およびバヨネット切り欠き部を有するバヨネット機構によって互いに連結される。図3は、後述するバヨネット爪およびバヨネット切り欠き部を被写体側から見た図であり、図3(a)は固定筒10におけるバヨネット爪の位置を示す図であり、図3(b)はズームリング20におけるバヨネット切り欠き部の位置を示す図である。
左上側の1対のバヨネット爪11,11同士の間隔Pa1と、右側の1対のバヨネット爪11,11同士の間隔Pa2と、左下側の1対のバヨネット爪11,11同士の間隔Pa3とは、それぞれ異なり、間隔Pa1が最も小さく、間隔Pa3が最も大きい。
6つのバヨネット切り欠き部21のそれぞれの深さDbは同じであり、それぞれの周方向の幅Wbは同じである。バヨネット切り欠き部21の深さDbは、バヨネット爪11の高さHaよりもやや大きく、バヨネット切り欠き部21の周方向の幅Wbは、バヨネット爪11の周方向の幅Waよりもやや大きい。
図1,2および図5に示すように、カム溝23は、ズームリング20の周壁の内周面に設けられ、ズームリング20の周壁の2箇所に設けられている。なお、図5はズームリング20の内周面の一部を展開して模式的に示した図であり、左側を被写体側とし、右側をレンズマウント91側とする。
連通溝部23B,23Bは、カム溝23,23において被写体側に設けられた溝部であり、後述するように交換レンズ鏡筒1の組み立ておよび分解時に用いられる。2つの連通溝部23B,23Bの一方は、その被写体側の端部が、たとえば第2対のバヨネット切り欠き部21,21の一方にバヨネット溝22を介して連なっている。2つの連通溝部23B,23Bの他方は、その被写体側の端部が、たとえば第3対のバヨネット切り欠き部21,21の一方にバヨネット溝22を介して連なっている。詳述すると、各連通溝部23Bは、図5に示すようにその一端部23B1がズーム溝部23Aの一端部23A1に接続され、各連通溝部23Bの他端部23B2がバヨネット溝22に接続されている。これによって、バヨネット切り欠き部21とズーム溝部23Aとがバヨネット溝22と連通溝部23Bとによって連通、すなわち接続される。なお、本実施の形態では、連通溝部23B,23Bは、交換レンズ鏡筒1の組み立ておよび分解時に用いられるが、焦点距離の調節には用いられない。
また本実施の形態では、第3レンズ群83中の一部のレンズ群が光軸OA方向へ移動することで、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うように交換レンズ鏡筒1が構成されている。
すなわち、交換レンズ鏡筒1は、ズームレンズであり、ズームリング20は、ズーム操作時に回転される。固定筒10は、ズームリング20に対して光軸OA方向に不動であり、かつ、ズームリング20に対して相対的に回転され、ズームリング20と固定筒10との相対的な回転に伴い、カム溝23に対して貫通カム溝12の対向する領域が変化する。
交換レンズ鏡筒1を組み立てる場合、固定筒10とズームリング20とを以下のようにして結合させる。固定筒10とズームリング20との結合手順について、さらに図4を参照して説明する。図4は、固定筒10とズームリング20との結合手順について模式的に示す図である。図4(a)は、固定筒10とズームリング20との結合前の状態を示している。図4(b)は、ズームリング20の内部に固定筒10を挿入した後であってバヨネット爪11およびズーム連動ピン31がズームリング20内に挿入される前の状態を示している。図4(c)は、図4(b)に示した状態からカム筒30をさらにズームリング20側に移動させた状態を示している。
上述したように、貫通カム溝12の被写体側の端部12aは、バヨネット爪11よりも被写体側に位置しているので、図4(b)に示す状態では、貫通カム溝12から突出したズーム連動ピン31は、ズームリング20の被写体側端部よりも被写体側に位置することとなる。
なお、図4(a)〜(c)に示すように、貫通カム溝12は、端部12aからレンズマウント側の中途部12bまでの間は光軸方向に延在する溝部を含んでいる。ズーム連動ピン31,31は、カム溝23,23の連通溝部23B,23Bに到達したときには、貫通カム溝12,12の中途部12b,12bまで到達している。
また、第2対の一方および第3対の一方のバヨネット切り欠き部21,21は、固定筒10とズームリング20との結合時のズーム連動ピン31,31の通過領域とバヨネット爪11の通過領域とを兼ねている。
しかしながら、図4(a)、図4(b)の状態で、ズーム連動ピン31を貫通カム溝12の中途部12bまで到達させておいてもよい。すなわち、図4(a)の状態で、ズーム連動ピン31をバヨネット爪11よりレンズマウント側に位置させておいてもよい。
また、貫通カム溝12は、固定筒10の端部12aより被写体側へ延在させ、被写体側端で光軸方向に貫通していてもよい。こうすることによって、カム筒30のズーム連動ピン31を光軸方向から貫通カム溝12の貫通した端部へ挿入することによってカム溝12内に入れることができる。
この場合、カム筒10の強度確保のため、貫通カム溝12の端部側(図4における貫通カム溝の端部12aからカム筒10の被写体側端までの間)は、光軸方向に貫通しても径方向には貫通しないことが好ましい。そのため、カム筒10の端部側(端部12aからカム筒10の被写体側端までの間)は外周側を突起させる構成とすることが好ましい。
固定筒10とズームリング20とを分解する場合、上述した結合の手順と逆の手順を踏めばよい。
(1)交換レンズ鏡筒1は、バヨネット切り欠き部21と、バヨネット切り欠き部21に連なるバヨネット溝22と、バヨネット溝22に連なるカム溝23とを有するズームリング20と、ズームリング20の内部に少なくとも一部が収容され、バヨネット切欠き部21から挿入されてバヨネット溝22に係合するバヨネット爪11と、カム溝23と少なくとも一部が対向する貫通カム溝12と、を有する固定筒10と、固定筒10の内部に少なくとも一部が収容され、貫通カム溝12を貫通してカム溝23内に沿って移動するズーム連動ピン31を有するカム筒30と、を備える。
これにより、バヨネット切り欠き部21を利用してズーム連動ピン31をカム溝23に導くことができるので、ズーム連動ピン31をカム溝23に導くための切り欠き部を別途設ける必要がなく、切り欠き部の数を抑制できる。したがって、ズームリング20の強度向上に寄与するとともに、バヨネット切り欠き部21からの異物の侵入を抑制して防塵、防水性を向上できる。
これにより、ズームリング20と固定筒10とは、特定の回転位相でのみ分解可能となるので、ズームリング20の回転角を大きくすることができる。したがって、焦点距離を広角端から望遠端まで変更させるためのズームリング20の回転角を大きく確保できるので、ズームエンコーダの分解能を向上でき、検出精度を向上できる。これにより、バリフォーカルの度合いを抑制し易くなり、交換レンズ鏡筒1の光学性能を確保できる。
また、バヨネット切欠き部21同士の間隔Pa1、Pa2、Pa3を各組(各対)でそれぞれ異ならせることでバヨネット切欠き部21の幅Wbがバヨネット切欠き部21のそれぞれで同じにすることができる。これにより、バヨネット切欠き部21の幅Wbを小さくすることができるので、ズームリング20の強度向上に寄与するとともに、バヨネット切り欠き部21からの異物の侵入を抑制して防塵、防水性を向上できる。
(変形例1)上述の説明では、バヨネット爪11および貫通カム溝12は固定筒10に設けられていた。しかし、バヨネット爪11および貫通カム溝12を同様の構成を固定筒10以外の筒状部材であって、ズームリング20に対して光軸OA方向に不動であり、かつ、ズームリング20に対して相対的に回転される部材に設けてもよい。
(変形例3)上述の説明では、バヨネット爪11およびバヨネット切り欠き部21の数が6であったが、5以下でもよく、7以上でもよい。また、1組のバヨネット爪11および1組のバヨネット切り欠き部21の配設数は3組であったが、2組以下でもよく、4組以上でもよい。また、1組当たりのバヨネット爪11およびバヨネット切り欠き部21の数が2であったが、1でもよく、3以上でもよい。
(変形例5)上述の説明では、交換レンズ鏡筒1の組み立ておよび分解時に用いられるが、焦点距離の調節には用いられない連通溝部23Bを介して、焦点距離の調節には用いられるズーム溝部23Aをバヨネット溝22に接続した。しかし、ズーム溝部23Aがバヨネット溝22に直接接続されていてもよい。
Claims (3)
- バヨネット切欠き部と、前記バヨネット切欠き部に連なる円周溝と、前記円周溝に連なるカム溝とを有する第一筒と、
前記第一筒の内部に少なくとも一部が収容され、前記バヨネット切欠き部から挿入されて前記円周溝に係合するバヨネット爪と、前記カム溝と少なくとも一部が対向するカム貫通孔と、を有する第二筒と、
前記第二筒の内部に少なくとも一部が収容され、前記カム貫通孔を貫通して前記カム溝内に沿って移動する突起を有する移動筒と、を備え、
前記第一筒の軸方向一端部において、前記バヨネット切欠き部が形成されていない領域の内径は、前記バヨネット切欠き部が形成されている領域の内径より小さく、
前記第二筒において、前記カム貫通孔の一端は、前記バヨネット爪より前記第二筒の軸方向一端側に配置されているレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記レンズ鏡筒は、ズームレンズであり、
前記第一筒は、ズーム操作時に回転され、
前記第二筒は、前記第一筒に対して軸方向に不動であり、かつ、前記第一筒に対して相対的に回転され、
前記第一筒と前記第二筒との相対的な回転に伴い、前記カム溝に対して前記カム貫通孔の対向する領域が変化するレンズ鏡筒。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
前記第一筒は、互いに円周方向に離間した少なくとも2つの前記バヨネット切欠き部を円周方向に沿って3組有し、
前記3組のうちの第1の組における前記バヨネット切欠き部同士の間隔と、前記3組のうちの第2の組における前記バヨネット切欠き部同士の間隔と、前記3組のうちの第3の組における前記バヨネット切欠き部同士の間隔とは、それぞれ異なり、
前記バヨネット切欠き部の円周方向に沿った幅、および径方向の深さは、前記バヨネット切欠き部のそれぞれで同じであり、
前記第二筒は、前記バヨネット切欠き部に対応して、互いに円周方向に離間した少なくとも2つの前記バヨネット爪が円周方向に沿った3組のそれぞれに設けられ、
前記バヨネット爪の円周方向に沿った幅、および径方向の高さは、前記バヨネット爪のそれぞれで同じであるレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016217145A JP6780452B2 (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | レンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016217145A JP6780452B2 (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | レンズ鏡筒 |
Publications (2)
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| JP2018077273A JP2018077273A (ja) | 2018-05-17 |
| JP6780452B2 true JP6780452B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=62149225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016217145A Active JP6780452B2 (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP6780452B2 (ja) |
-
2016
- 2016-11-07 JP JP2016217145A patent/JP6780452B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JP2018077273A (ja) | 2018-05-17 |
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