JP6779933B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ロボットに関する。
狭隘空間(ギャップ)を移動しながら検査を行うロボットがある。このロボットは、姿勢やギャップの間隔などに拘わらず、安定して移動できることが望ましい。
米国特許出願公開第2013/0047748号明細書
本発明が解決しようとする課題は、より安定して移動できるロボットを提供する。
実施形態に係るロボットは、本体部と、アームと、検出部と、弾性部材と、駆動機構と、制御部と、を備える。前記本体部は、第1構造物と第2構造物との間において、前記第1構造物の第1面上を移動する。前記アームは、前記本体部に対して回動可能に設けられ、前記第1面と対向する前記第2構造物の第2面に接触する。前記検出部は、前記本体部に対する前記アームの角度を検出する。前記弾性部材は、前記本体部及び前記アームに連結され、前記角度に応じた弾性力を前記アームに発生させる。前記駆動機構は、前記本体部及び前記アームに連結され、前記アームの回動方向に駆動するトルクを加える。前記制御部は、検出された前記角度に基づいて前記駆動機構を制御し、前記トルクを調整する。
第1実施形態に係るロボットを表す側面図である。 第1実施形態に係るロボットを表す平面図である。 第1実施形態に係るロボットの一部を模式的に表す斜視図である。 移動体に働く力を表す模式図である。 弾性部材の特性を例示するグラフである。 アームの角度と押し付け力との関係を例示するグラフである。 実施形態に係るロボットの一部を表す模式図である。 アームの角度と押し付け力との関係を例示するグラフである。 アクチュエータへの指令トルクとアームのトルクとの関係を例示するグラフである。 データの取得方法の一例を表すフローチャートである。 補正式の導出方法の一例を表すフローチャートである。 補正式の導出方法の別の一例を表すフローチャートである。 補正式を用いた場合のトルク指令値とアームの出力との関係を例示するグラフである。 第1実施形態の第2変形例に係るロボットの一部を表す模式図である。 第2実施形態に係るロボットを模式的に表す側面図である。 第2実施形態に係るロボットを模式的に表す平面図である。 第2実施形態に係るロボットの動作を模式的に表す側面図である。 第2実施形態に係るロボットの動作を模式的に表す側面図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るロボットを表す側面図である。
図2は、第1実施形態に係るロボットを表す平面図である。
本発明の実施形態に係るロボットは、例えば、狭隘空間(ギャップ)内を移動しながら、その空間内の構造物などを検査するために用いられる。第1実施形態に係るロボット100は、図1及び図2に表したように、移動体1及び制御部5を備える。移動体1は、本体部10、アーム11、弾性部材21、アクチュエータ31、及び検出器41を備える。
移動体1は、第1構造物91と第2構造物92との隙間Gを移動する。例えば、第1構造物91は、円柱状の構造物であり、第2構造物92は、第1構造物91の周りに設けられた円筒状の構造物である。一例として、第1構造物91は、発電機のロータであり、第2構造物92は、発電機のステータである。
第1構造物91及び第2構造物92は、それぞれ、互いに対向する第1面91S及び第2面92Sを有する。本体部10は、第1面91Sの上または第2面92Sの上を移動する。ここでは、本体部10が第1面91S上を移動する場合について説明する。
本体部10は、例えば、車体10a及びクローラ10bを有する。クローラ10bが第1面91Sに接した状態で、その車輪が駆動されることで、本体部10が前進又は後退する。また、クローラ10bは、左右の車輪の回転数をそれぞれ調整することで、進行方向を、左側方又は右側方に向けることもできる。本体部10の移動手段として、無限軌道であるクローラ10bに代えて、車輪だけの構成が適用されても良い。
アーム11の一端は本体部10に軸支されており、これにより、アーム11は本体部10対して回動可能である。アーム11の他端には、ローラ11bが設けられている。ローラ11bが設けられることで、移動体1は、アーム11の他端を第2面92Sに当接させながら、第1面91S上を滑らかに移動できる。
弾性部材21は、本体部10及びアーム11に連結されている。弾性部材21は、本体部10とアーム11との間の角度θに応じた弾性力を、アーム11に発生させる。例えば、弾性部材21は、アーム11の回動方向に沿った弾性力を、アーム11に発生させる。弾性力の向きは、任意である。ある角度において、弾性部材21により生じる弾性力は、角度θを大きくする向きであっても良いし、角度θを小さくする向きであっても良い。
アクチュエータ31は、図2に表したように、本体部10及びアーム11に連結されている。アクチュエータ31は、本体部10に対して固定された駆動機構である。アクチュエータ31が駆動することで、アーム11に力が加えられる。アクチュエータ31は、例えば、本体部10とアーム11との角度が大きくなる方向及び小さくなる方向のいずれの方向にも、トルクを発生させることができる。
アクチュエータ31は、例えば、アーム11の一端に連結された電動モータである。弾性部材21は、本体部10及びアーム11に連結されたねじりコイルばねである。例えば、アーム11の一端に連結されたアクチュエータ31の回転軸31aは、アーム11の反対側まで突き出ている。突き出た回転軸31aは、弾性部材21の少なくとも一部の内側に設けられている。回転軸31aの一部を弾性部材21の内側に設けることで、本体部10上において弾性部材21及びアクチュエータ31が占める空間を小さくし、移動体1を小型化できる。
検出器41は、本体部10に対するアーム11の角度を検出する。検出器41は、例えば、アクチュエータ31に設けられたロータリーエンコーダである。
検査器51は、第1構造物91及び第2構造物92の少なくともいずれかを検査する。検査器51は、例えば、これらの構造物における傷などを検査する、超音波センサ、打撃装置、またはカメラを含む。
これらの他に、ロボット100は、例えば、第1面91S又は第2面92Sを撮影するカメラ52、第1面91S又は第2面92Sまでの距離を計測する計測器53、第1面91Sにおける凹凸を検出するための位置検出部54、第1面91S又は第2面92Sを照らす照明器55、移動体1の進行方向を撮影するカメラ56などを含む。
アーム11が第2面92Sへ押し付けられることで、第2面92Sから移動体1への抗力により、移動体1が第1面91Sへ向けて押さえ付けられる。制御部5は、アクチュエータ31を制御し、アクチュエータ31からアーム11へ働くトルクを調整する。これにより、アーム11を第2面92Sへ押し付ける力(以下、押し付け力という)が調整され、移動体1に働く力を調整できる。具体的には、制御部5は、押し付け力が、予め設定された力(第1力)となるように、アクチュエータ31を制御する。
この他に、制御部5は、カメラ52、計測器53、位置検出部54、照明器55、カメラ56などの動作を制御しても良い。制御部5は、例えば、隙間Gの外に配され、本体部10とケーブル5aを介して有線接続される。又は、本体部10は、制御部5と無線で接続されても良い。あるいは、本体部10に制御部5が搭載されていても良い。
図3は、第1実施形態に係るロボットの一部を模式的に表す斜視図である。
図3において、実線は、アーム11が第2面92Sへ接触する位置(接触位置)にある状態を表す。破線は、アーム11が折り畳まれて収納された位置(収納位置)にある状態を表す。なお、接触位置は、第1面91Sと第2面92Sとの間の距離に応じて変化しうる。
アクチュエータ31からアーム11へ加えるトルクを変化させることで、図3に表したように、アーム11の位置を変化させることができる。また、アーム11が接触位置にある状態でトルクを変化させることで、押し付け力を調整することができる。
図1〜図3に表した例では、一対のアーム11に、1つのアクチュエータ31が連結されている。また、一対のアーム11に、それぞれ一対の弾性部材21が連結されている。ただし、アーム11を回動させ、アーム11が接触位置にある状態と収納位置にある状態とを切り替えることができれば、アーム11、弾性部材21、及びアクチュエータ31の具体的な数及び構成は、適宜変更可能である。
図4は、移動体に働く力を表す模式図である。
図5は、弾性部材の特性を例示するグラフである。
図6は、アームの角度と押し付け力との関係を例示するグラフである。
図4に表したように、アーム11のローラ11bが第2面92Sに接触しているとき、アーム11から第2面92Sには、押し付け力Fが加わる。アーム11を第2面92Sに押し付けることで、第2面92Sからアーム11への抗力により、移動体1が第1面91Sに向けて押さえ付けられる。押し付け力Fは、アーム11の回動方向に沿う力Fに依存する。また、力Fは、アーム11に連結された弾性部材21の弾性力による影響を受ける。
図5は、弾性部材21の弾性力によって生じるトルクT(Nm)と、本体部10とアーム11との間の角度θ(度)と、の理論上の関係を示す。なお、図5は、弾性部材21が圧縮ばねである場合の特性を例示している。すなわち、弾性部材21は、角度θが小さくなるほど、より圧縮された状態となる。
図5に表したように、トルクTは、角度θに応じて、線形に変化している。また、アーム11の回動方向に沿った力Fと押し付け力Fとの関係は、以下の式(1)で表される。

=F/Cosθ ・・・ (1)
図6のグラフは、角度θと押し付け力Fとの関係を表す。図6から、押し付け力Fは、角度θが大きくなるほど増大し、且つ、角度θに応じて大きく変化することが分かる。
図7(a)〜図7(c)は、実施形態に係るロボットの一部を表す模式図である。
例えば、第1構造物91は円柱形であり、その中心軸は水平方向に延びている。この場合、移動体1に働く重力の方向は、第1面91S上における移動体1の位置に応じて変化する。例えば、移動体1は、図7(a)及び図7(b)に表したように、横向きの状態で移動したり、図7(c)に表したように、下向きの状態で移動したりする。
アーム11による押し付け力Fは、移動体1が横向き又は下向きの状態でも落下せずに第1面91S上を移動できるように、十分大きな値に設定される。一方で、押し付け力Fが大きすぎると、本体部10が第1面91Sに向けて強く押し付けられ、移動体1が移動出来なくなる。従って、押し付け力Fは、移動体1が第1面91S上を安定して移動でき、横向き又は下向きの状態でも落下しない範囲に、設定される。
しかし、第1面91S及び第2面92Sに凹凸などがある場合、第1面91Sと第2面92Sとの間の距離が場所に応じて変化する。すなわち、凹凸がある場所を移動体1が移動すると、アーム11の角度θが変化する。角度θが変化すると、図6及び式(1)から分かるように、押し付け力Fも変化する。
例えば、第1面91Sまたは第2面92Sに凹があると、この部分では、第1面91Sと第2面92Sとの距離が長くなる。これらの面の間の距離が長くなると、アーム11の角度θが大きくなり、押し付け力Fが増大する。この結果、移動体1が第1面91Sに向けて強く押されすぎ、移動体1が移動できなくなる可能性がある。
あるいは、第1面91Sまたは第2面92Sに凸があると、この部分では、第1面91Sと第2面92Sとの距離が短くなる。この結果、押し付け力Fが低下する。例えば、移動体1が横向きに走っているときに押し付け力Fが低下すると、移動体1が第1面91Sに向けて十分に押さえ付けられず、移動体1が落下する可能性がある。
第1実施形態に係るロボット100では、このような落下を防ぐために、制御部5が押し付け力Fを制御する。例えば、押し付け力Fは、ロボット100のユーザによって予め設定される。制御部5は、押し付け力Fが予め設定された大きさに近づくように、検出器41によって検出されたアーム11の角度に基づいて、アクチュエータ31を制御し、アーム11へのトルクを調整する。
例えば、制御部5は、角度θが小さくなると、アクチュエータ31からアーム11へ加わるトルクを増大させる。制御部5は、角度θが大きくなると、アクチュエータ31からアーム11へ加わるトルクを減少させる。又は、押し付け力Fを低下させるために、制御部5は、アーム11へ角度θを小さくする向きにトルクが加わるよう、アクチュエータ31を制御する。
従って、第1実施形態によれば、移動体1が走行する面とアーム11を押し付ける面との間の距離が変化する構造物を検査する場合でも、本体部10を落下させずにより安定して走行させることができる。
また、弾性部材21は、圧縮ばねであることが望ましい。弾性部材21は、例えば、圧縮ねじりコイルばねである。
アクチュエータ31の故障又はケーブル5aの断線などがあると、アクチュエータ31からアーム11へ加わるトルクが減少する、又は無くなる。このため、移動体1が横向き又は下向きの状態で上記不具合が生じると、移動体1が落下する可能性がある。移動体1の落下を防ぐためには、アクチュエータ31から加えられるトルクが小さい又は無い場合でも、アーム11が第2面92Sに押し付けられることが望ましい。
弾性部材21として圧縮ばねを用いることで、上記不具合が生じた場合でも、アーム11を第2面92Sに押し付けることができる。これにより、移動体1が落下する可能性を低減できる。
以下では、制御部5による具体的な制御方法について説明する。
まず、ユーザにより、アーム11の長さL、角度θと弾性部材21によるトルクTとの関係を表す式T=f(θ)が予め設定される。T=f(θ)は、例えば、図5に表した、角度θとトルクTとの関係を式で表したものである。
ここで、押し付け力Fは、以下の式(2)で表される。

=F/Cosθ ・・・(2)
アーム11のトルクをTとすると、F=T/Lである。また、アクチュエータ31によるトルクをTとすると、T=(T−T)である。これらの関係から、式(2)は、以下の式(3)で表される。なお、ここでは、トルクTについては、角度θを大きくする方向を正とし、トルクTについては、角度θを小さくする方向を正としている。

=(T−T)/LCosθ ・・・(3)
式(3)を変形し、T=f(θ)で表すと、以下の式(4)が得られる。

=f(θ)−FLCosθ ・・・(4)
アーム11の長さL及び関数f(θ)は、予め設定されているため、目標とする押し付け力Fがさらに設定されると、その押し付け力Fを得るために必要なアクチュエータ31のトルクTが定まる。
制御部5は、検出器41で検出された角度が入力されると、予め設定された関数f(θ)、式(5)などを参照し、トルクTを算出する。そして、制御部5は、算出されたトルクTが出力されるよう、アクチュエータ31を制御する。これにより、移動体の走行中に第1面91Sと第2面92Sとの間の距離が変化しても、予め設定された押し付け力Fを出力させることができる。これにより、押し付け力Fが大きすぎて移動体が移動出来なかったり、押し付け力Fが小さすぎて落下したりする可能性を低減できる。
又は、制御部5は、予め設定された垂直抗力Nが移動体1(本体部10)に働くよう、アクチュエータ31を制御しても良い。具体的には、アーム11を第2面92Sに押し付けると、第2面92Sから移動体1へ働く抗力により、移動体1は第1面91Sに押し付けられる。移動体1が第1面91Sに押し付けられると、第1面91Sから移動体1に向けて垂直抗力Nが働く。移動体が横向きに走っている際、移動体の落下を防ぐためには、垂直抗力Nが十分に大きいことが望ましい。
この場合、図7(a)に表した、移動体の自重m、重力加速度g、摩擦係数μ、及び本体部10の位置が事前に登録される。摩擦係数μとしては、クローラ10bと第1面91Sとの間及びローラ11bと第2面92Sとの間の摩擦係数が設定される。本体部10の位置としては、例えば、移動体1及び第1構造物91の回転軸を結ぶ線分と、基準線と、の間の角度αが用いられる。基準線は、例えば、第1構造物91の回転軸から鉛直上方に延ばした直線である。例えば、図7(a)〜図7(c)に表した状態の角度αは、それぞれ、90度、270度、及び180度である。
垂直抗力Nは、以下の式(5)〜式(7)を満たすように、設定される。

mgSinα<μN ・・・(5)
0<N ・・・(6)
(mgSinα/μ)<N ・・・(7)
なお、|Sinα|≦1のため、式(5)〜式(7)から、垂直抗力Nの条件として以下の式(8)が導かれる。

mg/μ≦N ・・・(8)
ユーザは、式(8)を満たすNを設定する。Nは、安全性を考慮して、大きめに設定されることが望ましい。又は、制御部5は、設定された自重m、重力加速度g、摩擦係数μに基づいて、式(8)を満たすNを算出しても良い。
ここで、垂直抗力Nは、以下の式(9)で表される。

N=F+mgCosα ・・・(9)
式(4)及び式(9)から、以下の式(10)が導かれる。

=f(θ)−(N−mgCosα)LCosθ ・・・(10)
垂直抗力N、自重m、重力加速度g、角度α、長さL、及び関数f(θ)は、予め設定される。このため、角度θが検出されることで、予め設定された垂直抗力Nを得るために必要なアクチュエータ31のトルクTを算出できる。
(第1変形例)
図8は、アームの角度と押し付け力との関係を例示するグラフである。
図9は、アクチュエータへの指令トルクとアームのトルクとの関係を例示するグラフである。
上述した例では、弾性部材21により発生するトルクTは、理論上の関数f(θ)を用いて表されていた。しかし、弾性部材21によって生じる弾性力は、弾性部材21の形状の変化量に応じて、理論値からずれる場合がある。例えば、弾性部材21がねじりコイルばねである場合、変形により、コイルの径が変化したり、コイルの中心軸の位置がずれたりする。これらの変化にともない、弾性部材21で生じる弾性力が、理論値からずれていく。
図8のグラフにおいて、丸のプロットは、図5に表したプロットと同じ、押し付け力Fと角度θとの理論上の関係を示す。四角のプロットは、弾性部材21がねじりコイルばねである場合に、実際に測定された角度θと押し付け力Fとの関係を表す。図7に表したように、実測値と理論値との間には差があり、特に、角度θが小さい場合にその差が大きくなる。押し付け力Fの理論値と実測値とのずれは、弾性部材21のトルクTの理論値と実測値とのずれを意味する。
図9において、横軸は、アクチュエータ31に出力するよう制御部5から指令された指令トルクTMC(mNm:ミリニュートンメートル)を表す。縦軸は、アーム11から出力されるトルクTを表す。トルクTは、上述した通り、弾性部材21によるトルクTから、アクチュエータ31によるトルクTを減じた値である。また、四角のプロットは、トルクTMCを増大させていった場合のアーム11のトルクTの変化を表し、丸のプロットは、トルクTMCを減少させていった場合のアーム11のトルクTの変化を表す。
図9に表したように、トルクTMCを増大させていった場合と、トルクTMCを減少させていった場合と、ではアーム11のトルクTに差が生じる。すなわち、トルクTMCとトルクTとの関係にはヒステリシス性が存在する。これは、アクチュエータ31における残留トルクなどの影響による。
図8に表したような押し付け力Fの理論値と実測値のずれ、図9に表したようなトルクTMCのヒステリシス性が存在すると、所定の押し付け力Fが出力されるようにアクチュエータ31を制御しても、実際に出力されるFが大きく異なりうる。
そこで、本変形例では、指令トルクTMC及びトルクTの関係を予め調べ、これらの関係を表す複数の補正式を導出する。制御部5は、これらの補正式を参照し、所定の押し付け力Fを出力するための指令トルクTMCを角度θに基づいて算出する。
以下で、補正式の導出方法について説明する。
図10は、データの取得方法の一例を表すフローチャートである。
図11は、補正式の導出方法の一例を表すフローチャートである。
図12は、補正式の導出方法の別の一例を表すフローチャートである。
図10に表したように、制御部5は、まず、指令トルクTMCの設定段階を0にし、設定した指令トルクTMCを出力する(ステップS1)。制御部5は、検出器41により、アーム11の角度θを測定する(ステップS2)。例えば、図5に表したような、角度θとトルクTとの関係を表すT=f(θ)がユーザにより予め設定される。制御部5は、この関係式を参照し、測定された角度θから弾性部材21によるトルクTを算出する(ステップS3)。トルクTは、換言すると、アクチュエータ31から実際に出力されたトルクTである。制御部5は、トルクTと指令トルクTMCを関連付けて記憶する(ステップS4)。
制御部5は、現在のアクチュエータ31の指令トルクTMCの設定に対して、1段階増大させた後の指令トルクTMCを算出する(ステップS5)。制御部5は、増大後の指令トルクTMCが、予め設定された上限の閾値th未満か判定する(ステップS6)。出力が閾値th未満の場合、制御部5は、アクチュエータ31に、1段階増大させた指令トルクTMCを出力させる(ステップS7)。その後、ステップS2〜S5が繰り返される。
出力が閾値th以上の場合、制御部5は、アクチュエータ31の指令トルクTMCの設定を1段階低減させる(ステップS8)。制御部5は、設定された指令トルクTMCをアクチュエータ31に出力させる(ステップS9)。制御部5は、角度θを測定する(ステップS10)。制御部5は、角度θから弾性部材21によるトルクTを算出する(ステップS11)。制御部5は、トルクTと指令トルクTMCを対応付けて記憶する(ステップS12)。
制御部5は、現在のアクチュエータ31の指令トルクTMCの設定に対して、1段階低減させた後の指令トルクTMCを算出する(ステップS13)。制御部5は、低減後の指令トルクTMCが、予め設定された下限の閾値thを超えているか判定する(ステップS14)。指令トルクTMCが閾値thを超えている場合、ステップS9〜S13が繰り返される。指令トルクTMCが閾値th以下の場合、処理を終了する。
以上の処理により、指令トルクTMCを増大させたときの指令トルクTMCとトルクTとの関係、指令トルクTMCを低減させたときの指令トルクTMCとトルクTとの関係についてのデータが取得される。
制御部5は、取得したデータを用いて、複数の近似式を生成する(図11のステップS21)。図11のステップS21に記載された近似式において、X及びT(n=0、1、2・・・)は、それぞれ、指令トルクTMCがn段階に設定されていたときの、指令トルク及び実際のトルクの測定値である。このように、制御部5は、取得データの組の数だけ、近似式を生成する。
制御部5は、生成した複数の近似式を行列化する(ステップS22)。制御部5は、行列に対して、ガウス・ジョルダン法を用いて、近似式の係数を算出する(ステップS23)。制御部5は、算出した係数を、生成した近似式に適用することで、補正式を得る。制御部5は、その補正式を記憶する(ステップS24)。
又は、図11に表した方法に代えて、図12に表した方法が用いられても良い。図12に表した方法は、機械学習を用いた方法の一例である。まず、制御部5は、複数の係数(a(n=0、1、2・・・))の初期値を設定する(ステップS31)。次に、ユーザが、学習率を設定する(ステップS32)。または、制御部5は、ユーザにより予め設定された学習率を参照する。
学習率は、後述する機械学習で用いられる。機械学習では、複数の係数を仮に設定して結果を予想(計算)する。この計算結果と実験結果に差異があった時に、各係数が修正される。学習率は、この修正において、修正値の大きさを表す。学習率が大きいほど、大きく修正される。学習率は、例えば、0.01%以上0.1%以下に設定される。
制御部5は、複数の近似式を生成する(ステップS33)。T'(n=0、1、2・・・)は、各近似式から算出される、アクチュエータ31の指令トルクTMCの予測値である。ユーザは、近似式の係数を評価するための評価式を設定する(ステップS34)。ステップS34に表したSは、評価の指標である。この例では、Sが小さいほど、近似式が、指令トルクTMCを基に実際のトルクTをより精度良く表していることを示す。
制御部5は、評価式を用いて指標Sを算出する(ステップS35)。制御部5は、指標Sが、所定の閾値より大きいか判定する(ステップS36)。指標Sが閾値よりも大きい場合、制御部5は、設定された学習率に基づいて、近似式の係数を修正する(ステップS37)。指標Sが閾値以下の場合、設定された係数を含む近似式を、補正式として記憶し(ステップS38)、処理を終了する。
なお、複数の補正式が生成されても良い。例えば、指令トルクTMCとトルクTとの対応データを取得した後、指令トルクTMCの範囲を複数に分割する。指令トルクTMCの各範囲における指令トルクTMCとトルクTとの関係を表す補正式を生成する。例えば、指令トルクTMCとトルクTとの全ての対応データを1つの補正式で精度良く表すことができない場合に、指令トルクTMCの範囲ごとに補正式を生成する。こうすることで、指令トルクTMCとトルクTとの関係をより精度良く表すことができ、所望の値に近いトルクTを出力することが可能となる。
図13は、補正式を用いた場合の指令トルクとアームの出力との関係を例示するグラフである。
図13の横軸及び縦軸は、図9のグラフと同様である。また、実線は、トルクTMCを増大させていった場合のアーム11のトルクTの変化を表し、点線は、トルクTMCを減少させていった場合のアーム11のトルクTの変化を表す。
生成された補正式を用いることで、アーム11に、あるトルクTを発生させたい場合に、指令トルクTMCをどの程度に設定すれば良いか、導出できる。また、トルクTMCを増大させたときと、トルクTMCを減少させたときとで、補正式を使い分けることで、図13に表したように、アーム11のトルクTのヒステリシス性を実質的に解消できる。
すなわち、制御部5は、まず、式(4)又は式(10)を用いて、アクチュエータ31から出力すべきトルクTを算出する。制御部5は、算出されたトルクTMを補正式に代入することで、アクチュエータ31への指令トルクTMCを算出する。制御部5は、その指令トルクTMCを出力するようアクチュエータ31を制御する。
上述した補正式を用いることで、予め設定された押し付け力F又は予め設定された垂直抗力Nにより近い値が得られるよう、アクチュエータ31を制御することが可能となる。
(第2変形例)
図14は、第1実施形態の第2変形例に係るロボットの一部を表す模式図である。
図1〜図3に表した移動体1は、弾性部材21としてねじりコイルばねを有していた。これに対して、第2変形例に係るロボットの移動体1aは、弾性部材21としてコイルばねが設けられている。
弾性部材21の一端は、本体部10と連結され、弾性部材21の他端は、アーム11と連結されている。弾性部材21の長さは、角度θに応じて変化する。すなわち、弾性部材21は、角度θに応じたトルクをアーム11に与える。また、アクチュエータ31は、例えば、圧力モータ(空気圧モータ)である。
このように、弾性部材21及びアクチュエータ31は、アーム11に対してトルクを与えることができるものであれば、その具体的構成は適宜変更可能である。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態に係るロボットを模式的に表す側面図である。
図16は、第2実施形態に係るロボットを模式的に表す平面図である。
第2実施形態に係るロボット200は、図15及び図16に表したように、複数のアームを備える。具体的には、第2実施形態に係るロボット200は、第1実施形態に係るロボット100に対して、アーム12及び13、弾性部材22及び23、アクチュエータ32及び33、検出器42及び43をさらに備える。
アーム12及び13の構造は、アーム11と実質的に同じである。すなわち、アーム12には、弾性部材22及びアクチュエータ32が連結され、アーム13には、弾性部材23及びアクチュエータ33が連結される。アーム12及び13は、それぞれ、回転軸32a及び33aを中心に回動し、アーム12及び13の一端が第2面92Sを押し付けられる。検出器42及び43は、それぞれ、本体部10に対するアーム12及び13の角度を検出する。
複数のアームが第2面92Sに押し付けられる場合、制御部5は、各アームによる押し付け力の合計が、予め設定された値となるように、アクチュエータ31〜33の動作を制御する。
図17及び図18は、第2実施形態に係るロボットの動作を模式的に表す側面図である。
例えば、第1面91S又は第2面92Sには、図17及び図18に表したように、突起95が存在する場合がある。例えば、第1構造物91と第2構造物92が発電機の一部である場合、第2面92Sには、バッフルと呼ばれる突起が存在する。突起95が存在する場合に、アーム11を第2面92Sに当接させながら移動していると、アーム11が突起95に引っ掛かり、移動できなくなる可能性がある。
そこで、第2実施形態に係るロボット200では、移動体2に複数のアームが設けられている。例えば、図17(a)〜図17(e)及び図18(a)〜図18(d)に表したように、突起95の位置と、移動体2の進行方向A1又はA2と、に合わせて、アーム11〜13の一部を折り畳むことで、アームが突起95と接触することを回避できる。また、アーム11〜13の一部を折り畳んでいる間は、別のアームが第2面92Sを押し付けるため、移動体2の姿勢を維持し、移動体2の落下等を防止できる。
望ましくは、アーム11〜13の一部を折り畳んでいる間、制御部5は、アーム11〜13の別の一部で所定の押し付け力FP1が実現されるよう、アクチュエータ31〜33を制御する。
便宜的な一例として、アーム11〜13が全て第2面92Sに当接している場合、制御部5は、アーム11〜13のそれぞれの押し付け力Fが、FP1/3となるように、アクチュエータ31〜33を制御する。アーム11が折り畳まれ、アーム12及び13が第2面92Sに当接している間、制御部5は、アーム12及び13のそれぞれの押し付け力Fが、FP1/2となるように、アクチュエータ32及び33を制御する。
この制御方法によれば、いずれかのアームを折り畳んでいる間も、移動体2が十分な力で第1面91Sに向けて押さえ付けられる。このため、移動体2の落下等をより確実に防止できる。
なお、ここでは、移動体2が3つのアームを備える場合を説明したが、移動体2が備えるアームの数は任意である。また、上述した各実施形態では、アームが1つの回動軸のみを備えた1リンク構造である場合を説明した。しかし、各実施形態に係るロボットの構造は、この例に限定されない。アームは、2つ以上のリンクを含んでいても良い。これにより、例えば、アームを本体部10の上で折り畳んで収納した際に、アームが占める面積を小さくできる。
また、移動体2が複数のアームを備える場合についても、図10〜図12に表した方法と同様の方法により、補正式を導出することもできる。補正式は、例えば、それぞれのアームごとに導出される。制御部5は、複数のアームが第2面92Sと接触する際には、それぞれのアームの角度と、それぞれの補正式と、に基づいて、各アクチュエータを制御する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1、1a、2 移動体、 5 制御部、 5a ケーブル、 10 本体部、 10a 車体、 10b クローラ、 11〜13 アーム、 11b〜13b ローラ、 21〜23 弾性部材、 31〜33 アクチュエータ、 31a〜33a 回転軸、 41〜43 検出器、 51 検査器、 52 カメラ、 53 計測器、 54 位置検出部、 55 照明器、 91 第1構造物、 91S 第1面、 92 第2構造物、 92S 第2面、 95 突起、 100、200 ロボット

Claims (12)

  1. 第1構造物と第2構造物との間において、前記第1構造物の第1面上を移動する本体部と、
    前記本体部に対して回動可能に設けられ、前記第1面と対向する前記第2構造物の第2面に接触するアームと、
    前記本体部に対する前記アームの角度を検出する検出部と、
    前記本体部及び前記アームに連結され、前記角度に応じた弾性力を前記アームに発生させる弾性部材と、
    前記本体部及び前記アームに連結され、前記アームの回動方向に駆動するトルクを加える駆動機構と、
    検出された前記角度に基づいて前記駆動機構を制御し、前記トルクを調整する制御部と、
    を備えたロボット。
  2. 前記駆動機構は、モータであり、
    前記弾性部材は、前記本体部及び前記アームに連結されたねじりコイルばねである請求項1記載のロボット。
  3. 前記モータの回転軸の一部は、前記アームに固定され、
    前記回転軸の別の一部は、前記ねじりコイルばねの内側に設けられた請求項2記載のロボット。
  4. 前記制御部は、前記アームから前記第2面に向けて加えられる力が、予め設定された第1力となるように、前記駆動機構を制御する請求項1〜3のいずれか1つに記載のロボット。
  5. 前記制御部は、前記第1面から前記本体部に向けて働く垂直抗力が、予め設定された第1力となるように、前記駆動機構を制御する請求項1〜3のいずれか1つに記載のロボット。
  6. 複数の前記アームと、
    前記複数のアーム及び前記本体部にそれぞれ連結された複数の前記弾性部材と、
    前記複数のアーム及び前記本体部にそれぞれ連結された複数の前記駆動機構と、
    前記本体部に対する前記複数のアームのそれぞれの角度を検出する複数の前記検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記複数の角度の検出結果に基づいて、前記複数の駆動機構を制御する請求項1〜5のいずれか1つに記載のロボット。
  7. 前記制御部は、
    前記複数のアームが前記第2面に接触する第1状態と、
    前記複数のアームの一部が前記第2面に接触し、前記複数のアームの別の一部が前記第2面から離れている第2状態と、
    を切り替え、
    前記制御部は、前記第2状態において、前記複数のアームの前記一部のそれぞれから前記第2面に向けて加えられる力が、前記第1状態において、前記複数のアームのそれぞれから前記第2面に向けて加えられる力よりも大きくなるように、前記複数の駆動機構を制御する請求項6記載のロボット。
  8. 前記制御部は、前記駆動機構への指令トルクと、前記駆動機構から実際に出力された出力トルクと、の関係を表す補正式を参照し、前記補正式及び検出された前記角度に基づいて、前記駆動機構を制御する請求項1〜5のいずれか1つに記載のロボット。
  9. 前記制御部は、複数の前記指令トルクと、複数の前記出力トルクと、をそれぞれ対応させたデータを取得可能であり、
    前記制御部は、前記データに基づいて複数の近似式を生成し、前記複数の近似式に基づいて、複数の前記補正式を導出可能である請求項8記載のロボット。
  10. 前記制御部は、ガウス・ジョルダン法を用いて、前記複数の近似式に基づいて、複数の前記補正式を導出する請求項9記載のロボット。
  11. 前記制御部は、機械学習により、前記複数の近似式に基づいて、複数の前記補正式を導出する請求項9記載のロボット。
  12. 前記第1構造物は、柱状であり、
    前記第2構造物は、筒状であり、前記第1構造物の周りに設けられる請求項1〜11のいずれか1つに記載のロボット。
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