JP6778346B1 - 海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置 - Google Patents

海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6778346B1
JP6778346B1 JP2020079309A JP2020079309A JP6778346B1 JP 6778346 B1 JP6778346 B1 JP 6778346B1 JP 2020079309 A JP2020079309 A JP 2020079309A JP 2020079309 A JP2020079309 A JP 2020079309A JP 6778346 B1 JP6778346 B1 JP 6778346B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
self
pile
measuring
teng
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020079309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021071042A (ja
Inventor
立忠 王
立忠 王
振 国
振 国
雨傑 李
雨傑 李
玲玲 李
玲玲 李
義 洪
義 洪
佳豪 李
佳豪 李
聖潔 ▲ゼイ▼
聖潔 ▲ゼイ▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zhejiang University ZJU
Original Assignee
Zhejiang University ZJU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zhejiang University ZJU filed Critical Zhejiang University ZJU
Application granted granted Critical
Publication of JP6778346B1 publication Critical patent/JP6778346B1/ja
Publication of JP2021071042A publication Critical patent/JP2021071042A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D13/00Accessories for placing or removing piles or bulkheads, e.g. noise attenuating chambers
    • E02D13/06Accessories for placing or removing piles or bulkheads, e.g. noise attenuating chambers for observation while placing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/26Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with the measurement of force, e.g. for preventing influence of transverse components of force, for preventing overload

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置を提供する。【解決手段】前記自己駆動センサは、側面抵抗測定用自己駆動センサと端部抵抗測定用自己駆動センサとを含む。当該センサに基づく計測装置は、TENG摩耗抵抗測定モジュール1と、土栓の生成高さ測定モジュール2と、摩擦杭本体4と、TENG端部抵抗測定モジュール3とを含む。摩擦帯電および静電誘導原理を利用して、TENGを管杭の摩耗抵抗与端部抵抗の測定に導入する。当該管杭は、外部エネルギ供給を必要とせず、貫入および長期使用中における杭内外壁に側面抵抗と端部抵抗を直接かつ精確に測定することができ、かつ、杭側面摩耗抵抗および杭基礎耐荷力に対する土栓の生成高さの影響を評価する。【選択図】図2

Description

本発明は、センサに関し、特に、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置に関する。当該自己駆動センサを用いて、外部機能を必要とせずに、貫入および長期使用中における管杭の内壁と外壁の側面抵抗および端部抵抗を直接かつ精確に測定することができ、さらに、これを、杭側面摩耗抵抗および杭基礎耐荷力に対する土栓の生成高さの影響を評価するために使用する。
海洋工事において、鋼管杭は、その適用範囲が広く、施工時間が短く、リサイクルが可能であること、および低コストであるといった特徴から広く用いられている。施工中、鋼管杭の底部に土が侵入して土柱が形成される、いわゆる「土栓効果」がある。先の研究によれば、土栓の性状は、杭端耐荷力、沈め杭抵抗、杭側面摩耗抵抗の発揮に直接に関係する。現在のところ、杭側面摩耗抵抗や杭端部抵抗を精確に測定する試験方法はなく、杭側面摩耗抵抗に対する土栓効果の影響も正確に評価することはできない。
摩擦ナノジェネレータ(TENG)は、ナノスケール摩擦帯電効果に基づく、外部環境の微小機械エネルギを電気エネルギに変換することができるエネルギハーベスタである。その主な動作原理は、摩擦帯電の作用により、2枚のポリマシート(誘電体)の内面が周期的に接触・分離することで、逆な摩擦電荷を帯びることである。デバイスに機械的エネルギが印加されると、2つのポリマの内面が緊密に接触し、電荷が移動して、一方のポリマの内面は正に帯電し、他方のポリマの内面は負に帯電する。変形が解除されると、逆な摩擦電荷により2つの面の間に電界が発生して、電極間に電位差が形成する。この電位差を遮蔽するために、電子が外部回路を通じて一方の電極から他方の電極に流れるように駆動されて、電気信号が発生する。
しかしながら、従来のTENGは、波エネルギ、振動エネルギ、人体ランニング運動エネルギなどの微小エネルギの収集に多く使用されており、センタについては、圧力に関する測定のみがあり、かつ、一般に全体構造に係るが、岩盤分野の杭土相互作用による境界面摩擦力および杭端部抵抗の測定についてはまだ報告されていない。上記背景に基づき、本発明は、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサを提案し、外部のエネルギ供給を必要とせず、貫入および長期使用中における管杭の内壁と外壁の側面抵抗および端部抵抗を直接かつ精確に測定することができる。また、土栓測定モジュールを組み合わせて、杭側面摩耗抵抗および杭基礎耐荷力に対する土栓効果の影響を評価するために使用することができる。
これに鑑みて、本発明の目的は、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置を提供することにあり、杭側摩耗抵抗、端部抵抗の自己駆動の精確な測定を実現することができ、杭側面摩耗抵抗に対する土栓効果の影響を研究することができる。
本発明では、以下の技術手段を採用する。
海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサであって、
側面抵抗測定用自己駆動センサと端部抵抗測定用自己駆動センサとを含み、
前記側面抵抗測定用自己駆動センサは、湾曲内側プレート、湾曲外側プレート、湾曲電極、湾曲誘電体材料および絶縁弾性接続部材を含み、湾曲内側プレートおよび湾曲外側プレートは、何れも絶縁材料を採用し、湾曲内側プレートおよび湾曲外側プレートは、互いに平行であり、相対的な接線方向変位のみが発生でき、前記湾曲電極は、湾曲誘電体材料と接着されて片側感知プレートを形成し、隣接する片側感知プレートは、絶縁弾性接続部材によって接続され、2つの片側センサは、それぞれ、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートに垂直に配置されており、
前記端部抵抗測定用自己駆動センサは、上から順に、環状上段プレート、環状上層誘電体、環状下層誘電体および環状下段プレートを含み、前記環状上層誘電体の形状は、千鳥状または波形状である。
本発明は、上記自己駆動センサに基づく測定装置をさらに提供し、当該装置は、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能であり、前記計測装置は、TENG摩耗抵抗測定モジュールと、土栓の生成高さ測定モジュールと、TENG端部抵抗測定モジュールと、摩擦杭本体とを含み、前記摩擦杭本体側面には摩耗抵抗測定スロットが開設され、その上部にはスリーブ孔が設けられており、
前記TENG摩耗抵抗測定モジュールは、いくつかの側面抵抗測定用自己駆動センサ、導線、オシロスコープおよび剛性ボールを含み、湾曲内側プレートは、摩耗抵抗測定スロットに埋め込まれて摩擦杭壁と剛性接着され、
導線によって複数の側面抵抗測定用自己駆動センサを並列接続し、オシロスコープで電気信号変化をリアルタイムで収集し、さらに杭側摩耗抵抗が逆演算され、前記剛性ボールは、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとの間に相対的な法線方向変位がないことを保証するために、任意の2つの完全なセンサの間に配置されており、
前記土栓の生成高さ測定モジュールは、重錘、鋼撚り線、シーブA、シーブB、スリーブおよび変位計を含み、スリーブは、スリーブ孔を介して摩擦杭本体と溶接され、前記鋼撚り線は、一方端が変位計と接続され、他方端がシーブB、スリーブ、シーブAを順に介して重錘と接続され、発生した土栓高さを測定するために使用され、
前記TENG端部抵抗測定モジュールは、端部抵抗測定用自己駆動センサ、導線およびオシロスコープを含み、前記端部抵抗測定用自己駆動センサは、摩擦杭本体の底部の杭端に設けられ、前記環状上段プレートと環状下段プレートとは、導線を介してオシロスコープと接続され、貫入および使用期間における管杭端部抵抗をリアルタイムで監視するために使用される。
上記技術手段では、さらに、前記TENG摩耗抵抗測定モジュールは、異なる深さで円周方向に沿って摩擦杭本体内側、外側に均一に配置されることができ、杭の内側摩擦力と外側摩擦力を精確に測定するために使用され、各々のTENG摩耗抵抗測定モジュールは、計測時にセンサが水体と接触しないことを保証するために、何れもシリコーン層でシールされる。
さらに、摩擦杭本体の頂部の杭頭には円形溝が開設されており、円形溝内にはバックルが設けられており、耐圧計測時に、バックルが円形溝内部に位置し、杭土が耐圧機器に直接に接触して耐圧試験を行い、引抜き試験時に、ケーブルをバックルと直接に接続すれば、試験可能である。
さらに、前記TENG端部抵抗測定モジュールは、シリコーン層でシールされ、環状上段プレートと環状上層誘電体とは、剛接合され、環状下段プレートと環状下層誘電体とは、剛接合されている。
本発明のTENG摩耗抵抗測定モジュールでは、湾曲外側プレートと土体とが接触しており、試験実行前に、まず、センサの湾曲外側プレートと湾曲内側プレートに比較的大きな相対的な接線方向変位を与えて、湾曲誘電体材料を接触させて帯電させた後、分離する。杭土が相対的に変位したとき、土体と湾曲外側プレートとの間の摩擦力が、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートに与えられる弾性力よりも大きいので、このとき湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとは相対的な接線方向変位があり、このとき電気信号が発生する。剪断変位の連続的な増大につれて、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートに与えられる弾性力が、土体と湾曲外側プレートとの間の最大静止摩擦力に達すると、電気信号が最大値に達し、その後、弾性接続部材が少し跳ね返ることで、電気信号が変動する。その後、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートに与えられる弾性力と、土体と湾曲外側プレートとの間の摩擦力とが釣り合って、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとは接線方向変位がなく、このとき電気信号は発生しない。
本発明のTENG端部抵抗測定モジュールでは、杭端に力がかかると、環状上層誘電体の千鳥状または波形状構造と環状下層誘電体材料とは相対的な法線方向変位が発生し、さらに電気信号が発生する。
本発明では、TENGセンサは、室内境界面直接剪断試験および圧縮試験によって標定され、力と電気信号との間の関係を取得することができ、その後、それを管杭側面抵抗、端部抵抗の測定に適用し、最後に、測定された電気信号を前に標定された対応関係に代入することにより、対応する側壁摩擦力および杭端部抵抗を得ることができる。
本発明に係る海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗とのリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサは、初めて摩擦ナノジェネレータ(TENG)を海洋杭基側面抵抗、端部抵抗の測定に導入し、これによって計測の精確性を効果的に向上させる。当該センサは、外部のエネルギ供給を必要とせず、電気信号を直接に出力するので、使用期間の管杭の側面抵抗と端部抵抗の長期監視に適用する。本発明は、構造を巧妙に設計することによって、TENGを杭・土(ゆるい物)の側壁摩擦力および杭端部抵抗の精確な測定に使用する。
本発明では、当該センサは、構造が精巧で、取り付けが容易であり、管杭の異なる位置の摩耗抵抗および杭端部抵抗抗を測定することができる。また、当該センサは、外部電源を必要とせずに、管杭の全寿命周期における下端部抵抗および側面抵抗測定を行うことができる。
本発明の測定装置では、TENG端部抵抗測定モジュールの上層誘電体材料が、環状千鳥状または波浪状とされており、電気信号が上層誘電体材料と下層誘電体材料の相対的な法線方向の接触面積の変化を効果的に反映することができ、さらに端部抵抗が精確に測定される。TENG摩耗抵抗測定モジュールは、杭土間の摩擦力を湾曲内側プレートと湾曲外側プレートの間の弾性力に変換し、電気信号によって反応させて側壁摩擦力が得られる。TENG摩耗抵抗/端部抵抗測定モジュールの外部にシリコーン層を設けることにより、計測時にセンサが水体と接触しないことを保証し、環境に対する感度を克服できる。
TENGの原理図である。 杭本体に沿ったTENGの配置図である。 装置全体の断面図である。 装置全体の上面図である。 TENG摩耗抵抗測定モジュールの詳細図である。 TENG端部抵抗測定モジュールの詳細図である。
以下、図面および本発明の実施例を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明におけるTENGの動作原理図を示す。
図4および図5は、それぞれ、本発明の側面抵抗測定用自己駆動センサと端部抵抗測定用自己駆動センサである。
側面抵抗測定用自己駆動センサは、湾曲内側プレート5、湾曲外側プレート6、湾曲電極7、湾曲誘電体材料8および絶縁弾性接続部材9を含み、湾曲内側プレート5および湾曲外側プレート6は、何れも絶縁材料を採用し、湾曲内側プレート5と湾曲外側プレート6は、互いに平行であり、相対的な接線方向変位のみが発生できる。前記湾曲電極7は、湾曲誘電体材料8と接着されて片側感知プレートを形成し、隣接する片側感知プレートは、絶縁弾性接続部材9によって接続され、かつ、2つの片側センサは、それぞれ、湾曲内側プレート5と湾曲外側プレート6に垂直に配置される。
端部抵抗測定用自己駆動センサは、上から順に、環状上段プレート20、環状上層誘電体21、環状下層誘電体22および環状下段プレート23を含む。前記環状上層誘電体21の形状は、千鳥状または波形状である。
図2〜6は、本発明の上記自己駆動センサに基づく測定装置図であり、当該計測装置は、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗とのリアルタイム計測に使用可能である。当該計測装置は、TENG摩耗抵抗測定モジュール1と、土栓の生成高さ測定モジュール2と、TENG端部抵抗測定モジュール3と、摩擦杭本体4とを含む。
本実施例では、前記TENG摩耗抵抗測定モジュール1は、湾曲内側プレート5、湾曲外側プレート6、湾曲電極7、湾曲誘電体材料8、絶縁弾性接続部材9、導線10、オシロスコープ11および剛性ボール12を含む。前記湾曲内側プレート5および湾曲外側プレート6は、何れも絶縁材料を採用し、湾曲内側プレート5と湾曲外側プレート6は、互いに平行であり、相対的な接線方向変位のみが発生でき、これらの間の幅は、剛性ボール12の直径である。湾曲内側プレート5は、摩耗抵抗測定スロットに埋め込まれて摩擦杭壁と剛性接着される。前記湾曲電極7は、湾曲誘電体材料8と接着されて片側感知プレートを形成し、隣接する片側感知プレートは、絶縁弾性接続部材9によって接続され、かつ、2つの片側センサは、それぞれ、湾曲内側プレート5と湾曲外側プレート6に垂直に配置されて、1つの完全なセンサを構成する。導線10によって複数のセンサを並列接続し、オシロスコープ11で電気信号変化をリアルタイムで収集し、さらに杭側摩耗抵抗が逆演算される。前記剛性ボール12は、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとに相対的な法線方向変位がないことを保証するために、任意の2つの完全なセンサの間に配置されている。
前記土栓の生成高さ測定モジュール2は、重錘13、鋼撚り線14、シーブA15、シーブB16、スリーブ17および変位計18を含む。前記鋼撚り線14は、一方端が変位計18と接続され、他方端がシーブB16、スリーブ17、シーブA15を順に介して重錘13と接続され、発生した土栓高さを測定するために使用される。スリーブ17は、スリーブ孔19を介して摩擦杭本体4と溶接され、前記シーブA15とシーブB16は、スリーブ17の両端に設けられている。
前記TENG端部抵抗測定モジュール3は、摩擦杭本体4の底部の杭端に設けられ、上から順に、環状上段プレート20、環状上層誘電体21、環状下層誘電体22および環状下段プレート23を含む。前記環状上層誘電体21の形状は、千鳥状または波形状であり、前記環状上段プレート20と環状下段プレート23は、導線によってオシロスコープ11と接続され、貫入および使用期間における管杭端部抵抗をリアルタイムで監視するために使用される。
前記TENG摩耗抵抗測定モジュール1は、異なる深さで円周方向に沿って摩擦杭本体内側、外側に均一に配置されることができ、杭の内側摩擦力と外側摩擦力を精確に測定するために使用され、各々のTENG摩耗抵抗測定モジュールは、計測時にセンサが水体と接触しないことを保証するために、何れもシリコーン層24でシールされる。
摩擦杭本体4の頂部の杭頭には円形溝25が開設され、円形溝25内にはバックル26が設けられ、耐圧計測時に、バックル26が円形溝25内部に位置し、杭土が耐圧機器に直接に接触して耐圧試験を行い、引抜き試験時に、ケーブルをバックル26と直接に接続すれば、試験可能である。
前記TENG端部抵抗測定モジュール3は、シリコーン層24でシールされ、環状上段プレート20と環状上層誘電体21とは、剛接合され、環状下段プレート23と環状下層誘電体22とは、剛接合される。
本実施例では、1つの完全なTENG摩耗抵抗測定センサには、一方が上で他方が下にある2つの片側感知プレートが含まれ、上にある片側感知プレートが湾曲内側プレート5に位置し、絶縁弾性接続部材9によって湾曲外側プレート6に垂直方向の張力を作用させることができる。貫入過程では、海洋管杭が主に上下に移動し、土体が湾曲外側プレート6を一定に囲んで圧迫するので、剛性ボールの作用により、湾曲外側プレート6と湾曲内側プレート5とは相対的な法線方向変位が発生することはない。本実施例では、誘電体の材料選択について、テーブルを調べて具体的なニーズを組み合わせることにより、使用要求を満たす誘電体を選択することができる。
本発明装置の動作原理は、下記の通りである。
TENG摩耗抵抗測定モジュールでは、湾曲外側プレートと土体が接触しており、試験実行前に、まず、自己駆動センサの湾曲外側プレートと湾曲内側プレートを大きく相対的な接線方向変位させ、湾曲誘電体材料を接触して帯電させた後、分離する。杭土が相対的に変位したとき、土体と湾曲外側プレートとの間の摩擦力が、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートの弾性力に与えられる弾性力よりも大きいので、このとき湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとは相対的な接線方向変位があり、このとき電気信号が発生する。剪断変位の連続的な増大につれて、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートに与えられる弾性力が、土体と湾曲外側プレートとの間の最大静止摩擦力に達すると、電気信号が最大値に達し、その後、弾性接続部材が少し跳ね返り、その結果、電気信号が変動する。その後、湾曲内側プレートから湾曲外側プレートに与えられる弾性力と、土体と湾曲外側プレートとの間の摩擦力とが釣り合って、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとは接線方向変位がなく、このとき電気信号は発生しない。
本発明のTENG端部抵抗測定モジュールでは、杭端に力が加えられると、環状上層誘電体の千鳥状または波形状構造と環状下層誘電体材料とは相対的な法線方向変位が発生し、両者の相対的な接触面積が大きく変化し、さらに電気信号が発生する。
1…TENG摩耗抵抗測定モジュール、2…土栓の生成高さ測定モジュール、3…TENG端部抵抗測定モジュール、4…摩擦杭本体、5…湾曲内側プレート、6…湾曲外側プレート、7…湾曲電極、8…湾曲誘電体材料、9…絶縁弾性接続部材、10…導線、11…オシロスコープ、12…剛性ボール、13…重錘、14…鋼撚り線、15…シーブA、16…シーブB、17…スリーブ、18…変位計、19…スリーブ孔、20…環状上段プレート、21…環状上層誘電体、22…環状下層誘電体、23…環状下段プレート、24…シリコーン層、25…円形溝、26…バックル。

Claims (5)

  1. 海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサであって、
    前記自己駆動センサは、ナノスケール摩擦帯電効果を利用した摩擦ナノジェネレータ(TENG)の原理に基づくものであって、
    側面抵抗測定用自己駆動センサと端部抵抗測定用自己駆動センサとを含み、
    前記側面抵抗測定用自己駆動センサは、湾曲内側プレート(5)、湾曲外側プレート(6)、湾曲電極(7)、湾曲誘電体材料(8)および絶縁弾性接続部材(9)を含み、湾曲内側プレート(5)および湾曲外側プレート(6)は、何れも絶縁材料を採用し、湾曲内側プレート(5)と湾曲外側プレート(6)は、互いに平行であり、相対的な接線方向変位のみが発生でき、前記湾曲電極(7)は、湾曲誘電体材料(8)と接着されて片側感知プレートを形成し、隣接する片側感知プレートは、絶縁弾性接続部材(9)によって接続され、かつ、2つの片側センサは、それぞれ、湾曲内側プレート(5)と湾曲外側プレート(6)に垂直に配置されており、
    前記端部抵抗測定用自己駆動センサは、上から順に、環状上段プレート(20)、環状上層誘電体(21)、環状下層誘電体(22)および環状下段プレート(23)を含み、前記環状上層誘電体(21)の形状は、千鳥状または波形状であることを特徴とする自己駆動センサ。
  2. 請求項1に記載の自己駆動センサに基づく計測装置であって、
    当該計測装置は、海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能であり、前記計測装置は、TENG摩耗抵抗測定モジュール(1)と、土栓の生成高さ測定モジュール(2)と、TENG端部抵抗測定モジュール(3)と、摩擦杭本体(4)とを含み、前記摩擦杭本体(4)の側面には摩耗抵抗測定スロットが開設され、その上部にはスリーブ孔(19)が設けられており、
    前記TENG摩耗抵抗測定モジュール(1)は、いくつかの側面抵抗測定用自己駆動センサ、導線(10)、オシロスコープ(11)および剛性ボール(12)を含み、前記湾曲内側プレート(5)は、摩耗抵抗測定スロットに埋め込まれて摩擦杭壁と剛性接着され、
    導線(10)によって複数の側面抵抗測定用自己駆動センサを並列接続し、オシロスコープ(11)で電気信号変化をリアルタイムで収集し、さらに杭側摩耗抵抗が逆演算され、前記剛性ボール(12)は、湾曲内側プレートと湾曲外側プレートとに相対的な法線方向変位がないことを保証するために、任意の2つのセンサの間に配置されており、
    前記土栓の生成高さ測定モジュール(2)は、重錘(13)、鋼撚り線(14)、シーブA(15)、シーブB(16)、スリーブ(17)および変位計(18)を含み、前記スリーブ(17)は、スリーブ孔(19)を介して摩擦杭本体(4)と溶接され、前記鋼撚り線(14)は、一方端が変位計(18)と接続され、他方端がシーブB(16)、スリーブ(17)、シーブA(15)を順に介して重錘(13)と接続され、発生した土栓高さを測定するために使用され、
    前記TENG端部抵抗測定モジュール(3)は、端部抵抗測定用自己駆動センサ、導線(10)およびオシロスコープ(11)を含み、前記端部抵抗測定用自己駆動センサは、摩擦杭本体(4)の底部の杭端に設けられ、前記環状上段プレート(20)と環状下段プレート(23)とは、導線(10)によってオシロスコープ(11)と接続され、貫入および使用期間における管杭の端部抵抗をリアルタイムで監視するために使用されることを特徴とする自己駆動センサに基づく計測装置。
  3. 前記TENG摩耗抵抗測定モジュール(1)は、異なる深さで円周方向に沿って摩擦杭本体内側、外側に均一に配置されることができ、杭の内側摩擦力と外側摩擦力を精確に測定するために使用され、各々のTENG摩耗抵抗測定モジュールは、計測時にセンサが水体と接触しないことを保証するために、何れもシリコーン層(24)でシールされることを特徴とする請求項2に記載の自己駆動センサに基づく計測装置。
  4. 摩擦杭本体(4)の頂部の杭頭には円形溝(25)が開設され、円形溝(25)内にはバックル(26)が設けられ、耐圧計測時に、バックル(26)が円形溝(25)内部に位置し、杭土が耐圧機器に直接に接触して耐圧試験を行い、引抜き試験時に、ケーブルをバックル(26)と直接に接続すれば、試験可能であることを特徴とする請求項2に記載の自己駆動センサに基づく計測装置。
  5. 前記TENG端部抵抗測定モジュール(3)は、シリコーン層(24)でシールされ、環状上段プレート(20)と環状上層誘電体(21)とは、剛接合され、環状下段プレート(23)と環状下層誘電体(22)とは、剛接合されていることを特徴とする請求項2に記載の自己駆動センサに基づく計測装置。
JP2020079309A 2019-10-29 2020-04-28 海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置 Active JP6778346B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CN2019/113959 WO2021081748A1 (zh) 2019-10-29 2019-10-29 可用于海洋管桩侧阻和端阻实时测试的自驱动传感器及测试装置
CNPCT/CN2019/113959 2019-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6778346B1 true JP6778346B1 (ja) 2020-10-28
JP2021071042A JP2021071042A (ja) 2021-05-06

Family

ID=72916097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020079309A Active JP6778346B1 (ja) 2019-10-29 2020-04-28 海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6778346B1 (ja)
WO (1) WO2021081748A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109518739A (zh) * 2019-01-22 2019-03-26 东华理工大学 一种沉渣厚度检测仪

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629844B2 (ja) * 1986-08-29 1994-04-20 英明 岸田 杭の鉛直載荷試験方法
JP2774056B2 (ja) * 1993-11-09 1998-07-09 英明 岸田 杭の鉛直載荷試験装置
JP4124342B2 (ja) * 2003-03-18 2008-07-23 独立行政法人港湾空港技術研究所 コーン貫入試験を用いた開端杭先端閉塞状況の評価手法
JP4390670B2 (ja) * 2004-09-17 2009-12-24 ジャパンパイル株式会社 杭の水平方向の地盤の剛性算出方法
CN102359982A (zh) * 2011-07-19 2012-02-22 东南大学 一种地下气体探测的多功能探头
CN102710166B (zh) * 2012-04-13 2015-01-07 纳米新能源(唐山)有限责任公司 一种摩擦发电机
CN103364460B (zh) * 2013-02-05 2015-11-18 北京纳米能源与系统研究所 一种基于摩擦纳米发电机的分子传感器
CN104242723B (zh) * 2013-06-13 2019-06-04 北京纳米能源与系统研究所 单电极摩擦纳米发电机、发电方法和自驱动追踪装置
US9444031B2 (en) * 2013-06-28 2016-09-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Energy harvester using mass and mobile device including the energy harvester
KR101939607B1 (ko) * 2014-04-18 2019-01-17 베이징 인스티튜트 오브 나노에너지 앤드 나노시스템즈 정전 유도를 기초로 하는 센서, 발전기, 감지 방법 및 발전 방법
CN204781019U (zh) * 2015-03-12 2015-11-18 河南工业大学 一种多功能模型试验桩
CN106013269B (zh) * 2016-06-21 2018-03-13 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 管桩内外侧壁摩阻力测试方法
US9816988B1 (en) * 2016-08-10 2017-11-14 Multerra Bio, Inc. Apparatuses and methods for detecting molecules and binding energy
CN207457264U (zh) * 2017-09-11 2018-06-05 浙江大学 摩擦式发电加速度传感器
CN108344901A (zh) * 2018-01-15 2018-07-31 中铁大桥科学研究院有限公司 一种海上平台钢桩保护电位自动检测系统及检测方法
CN108253881B (zh) * 2018-01-18 2020-05-05 华侨大学 一种海洋石油平台桩基冲刷坑形态测量装置及使用方法
CN108532651A (zh) * 2018-04-19 2018-09-14 东南大学 一种检测钢管桩内外摩阻力的装置
CN109541180A (zh) * 2018-12-06 2019-03-29 青岛海洋地质研究所 一种水合物储层专用静力触探探头
CN109653262B (zh) * 2019-01-22 2020-10-16 浙江大学 一种可用于测定桩阻力及评估内部土塞的多层套管开口桩
CN110173007A (zh) * 2019-05-17 2019-08-27 浙江大学 三层套管吸力桶试验装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109518739A (zh) * 2019-01-22 2019-03-26 东华理工大学 一种沉渣厚度检测仪

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021081748A1 (zh) 2021-05-06
JP2021071042A (ja) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204156750U (zh) 振动摩擦发电机以及振动传感器
CN104792255B (zh) 一种膜厚测试装置及膜厚测试方法
CN103852492B (zh) 基于压电陶瓷的预应力管道压浆密实性监测方法
CN101793020A (zh) 一种土工格栅应变测试装置及其测试方法
JP6778346B1 (ja) 海洋管杭の側面抵抗と端部抵抗のリアルタイム計測に使用可能な自己駆動センサおよび計測装置
CN106441073A (zh) 一种用于大变形和触觉压力测量的介电柔性传感器
CN110454145B (zh) 基于摩擦纳米发电机的地质钻探孔底多轴振动频率传感器
CN103967942B (zh) 一种温度自监测球轴承
CN102410893B (zh) 一种埋入式混凝土结构动力损伤全过程空间应力传感器
CN108120645B (zh) 一种土压力原位测试装置及其测试方法
CN102410894A (zh) 界面压力分布测试传感元件
CN104089737A (zh) 一种高灵敏度叠层式挠曲电压力传感器
CN102305587A (zh) 表面变形分布测试传感元件
RU2016142595A (ru) Измерительное устройство, способ его изготовления и способ измерения силы
CN109323782A (zh) 一种非阵列式超级电容式触觉传感器及应用
CN104746538A (zh) 原位量测筒型基础沉贯端阻力和摩阻力的方法
CN202305348U (zh) 一种埋入式混凝土动力损伤全过程剪应力传感器
TWI697605B (zh) 結構物破損位置推定裝置及方法
JP7116991B2 (ja) 圧力センサおよび圧力測定装置
CN200993573Y (zh) 一种用于公路路面结构应变的测量装置
CN112082674B (zh) 一种基于正挠曲电效应的土压力测量盒
CN102384802A (zh) 一种埋入式混凝土动力损伤全过程剪应力传感器
CN203856889U (zh) 风力发电机用自感知圆锥滚子轴承
CN207866232U (zh) 一种电力杆塔基础非均匀沉降监测装置
CN216206312U (zh) 一种海洋结构物表面波浪监测传感器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200428

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200720

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6778346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250