JP6778240B2 - 放送システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、放送システム及びコンピュータプログラムに関する。
商業施設や公共施設、交通機関の車内での放送システムとして、複数のスピーカーの出力を一括して管理するPA(パブリックアドレス)システムが導入されている。
特開2009−253421号公報
かかるPAシステムにおいては、スピーカーの設置場所によっては、音声出力が聞き取りにくかったり、逆に音声出力がうるさ過ぎたりする等、個別に音量を調整する必要がある。しかし、例えば、システムのネットワークを介して各スピーカーの音声出力を調整する場合、操作者は、操作対象のスピーカーを間違える可能性があったり、音声出力の調整を指示した結果をすぐに確認できない可能性があったりする。特に多数のスピーカーを設置する施設や交通機関においては、各スピーカーの音声出力を個別に調整することは煩雑となる。
上述した観点に鑑み、本発明の目的は、複数のスピーカーの音声出力を管理しつつ、より確実且つ容易に各スピーカーの音声出力の調整を行うことができる放送システム及びコンピュータプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、放送システムは、複数のスピーカーの音声出力を管理する放送システムであって、放送装置と、端末装置とを備える。放送装置は、第1音声信号に、各スピーカーを識別する第1識別情報を埋め込んだ第2音声信号を取得し、第2音声信号を第1識別情報に対応するスピーカーに出力し、スピーカーの音声出力を調整する。端末装置は、放送装置から第2音声信号を収音し、第2音声信号から抽出された第1識別情報を取得し、取得した第1識別情報により特定されるスピーカーの音声出力の変更を指示する。
本発明の他の観点によれば、コンピュータプログラムは、第1音声信号にスピーカーを識別する第1識別情報を埋め込んだ第2音声信号をスピーカーから収音し、第2音声信号から抽出された第1識別情報を取得し、取得した第1識別情報により特定されるスピーカーの音声出力の変更を指示するためのインターフェースを表示部に表示する機能をコンピュータに実行させる。
本発明に係る放送システム及びコンピュータプログラムによれば、複数のスピーカーの音声出力を管理しつつ、より確実且つ容易に各スピーカーの音声出力の調整を行うことができる。
一実施形態に係る放送システムの全体構成を示す図。 一実施形態に係る放送装置の構成を示す図。 一実施形態に係る管理装置の構成を示す図。 スピーカー情報の例を示す図。 一実施形態に係る端末装置の構成を示す図。 同端末装置の表示部による表示例を示す図。 放送装置の動作を示すフローチャート。 音声透かし処理の説明図。 管理装置の動作を示すフローチャート。 端末装置の動作を示すフローチャート。
(実施の形態)
以下、本発明の一実施形態における放送システムの構成及びその機能について説明する。放送システムは、商業施設や公共施設、電車やバス等の交通機関内に適用される放送システムであり、各スピーカーの音声出力を調整できるシステムである。
(1−1.構成)
(1−1−1.放送システムの構成)
図1に示すように、放送システム1は、それぞれに複数のスピーカー20が接続される放送装置10と、ユーザが携帯し、近くのスピーカー20からの音声信号を収音可能な端末装置50と、放送装置10及び端末装置50とネットワークNWを介して通信可能な管理装置30とを備える。ネットワークNWは、移動体通信網、施設や交通機関内のLAN、インターネット等の通信網である。
各放送装置10は、例えば図2に示すように4つのチャンネルを有し、4つのスピーカー20に接続される。なお、図示は省略するが、建物の1階1F〜3階3Fには設置されるスピーカー20の数に合わせて複数の放送装置10が接続される。
図1に示すように、例えば、1階1Fでは、スピーカー20aからの音声を、近くにある端末装置50aが収音する。3階3Fでは、スピーカー20bからの音声を、近くにある端末装置50bが収音する。端末装置50は、各階にいるユーザの人数に対応して複数ある場合もある。
(1−1−2.放送装置の構成)
図2は、放送装置10の構成を概略的に示す。放送装置10は、所定の音源データやマイク(図示省略)を介して入力される放送音をスピーカー20に出力させるとともに、スピーカー20の音声出力を調整する。放送装置10は、プロセッサ11、記憶部13、D/A変換部15、アンプ16、及び通信部17を備える。
プロセッサ11は、CPU、DSP等の信号処理回路である。プロセッサ11は、ROM(図示省略)や記憶部13に記憶されたプログラムをRAM(図示省略)に読み出して実行することにより、放送装置10の各部を制御する。プロセッサ11は、プログラムに従って、例えば、音声透かし処理部111、音声取得部113、及び音声出力制御部115の機能を実行する。音声透かし処理部111は、後述するように、音声データから得た第1音声信号に、各スピーカー20の識別情報ID1(第1識別情報の一例)を埋め込む処理を実行する。音声取得部113は、音声透かし処理部111の埋め込み処理により生成される第2音声信号を取得する。音声出力制御部115は、取得された第2音声信号を、対応するスピーカー20から出力させる。音声出力制御部115はまた、後述するように、管理装置30からの指示に応じてスピーカー20からの音声出力を変更する。
記憶部13は、半導体メモリや磁気ディスク等により構成され、音声データ記憶部131と、スピーカー情報記憶部133とを含む。音声データ記憶部131は、予め決められた放送内容に相当する音声データや、マイクを介して入力された音声データを記憶する。音声データは、例えば、施設内の案内情報や避難情報に相当する。スピーカー情報記憶部133は、放送装置10に接続される各スピーカー20の識別情報を記憶する。
通信部17は、ネットワークNWに接続するためのインターフェースであり、例えばネットワークカード等である。通信部17は、LAN等の施設内のネットワークを介してインターネットに接続される。
なお、放送装置10は、単体のコンピュータ装置に限定されず、複数のコンピュータ装置を含んでいてもよい。
放送装置10はまた、1つのチャンネルのみ備え、一つのスピーカー20に接続されるものであってもよい。この場合、スピーカー20は、放送装置10と一体化された形態であってもよい。
(1−1−3.管理装置の構成)
図3は、管理装置30の構成を概略的に示す。管理装置30は、サーバとして機能するコンピュータ装置であり、端末装置50からの指示に応じて、放送装置10によるスピーカー20への音声出力の制御を指示する。管理装置30は、プロセッサ31、記憶部33、及び通信部37を備える。
プロセッサ31は、CPU、DSP等の信号処理回路である。プロセッサ31は、ROM(図示省略)や記憶部33に記憶されたプログラムをRAM(図示省略)に読み出して実行することにより、管理装置30の各部を制御する。プロセッサ31は、例えば、プログラムに従って、スピーカー情報送信部311、音声出力制御指示部313、及び音声状態更新部315の機能を実行する。スピーカー情報送信部311は、端末装置50の要求に応じて、スピーカー情報テーブル331を端末装置50に送信する。音声出力制御指示部313は、端末装置50からの指示に応じて、スピーカー20の音声出力を制御する指示を生成し、ネットワークNWを介して放送装置10に送信する。この音声出力制御指示は、端末装置50からの指示により、特定された操作対象のスピーカー20の識別情報ID1と、変更される音声出力のパラメータとを含む。音声状態更新部315は、後述するように、音声状態記憶部333に記憶される音声状態を更新する。
スピーカー20の音声出力を変更することは、例えば、音量の変更、イコライザによる音声出力の調整、コンプレッサ又は/及びリミッタによる音声出力の調整、音声出力のONとOFFの少なくとも一つを含む。
記憶部33は、半導体メモリや磁気ディスク等により構成され、スピーカー情報テーブル331を記憶する。記憶部33はまた、各スピーカーの音声状態を示す情報を記憶する音声状態記憶部333を含む。スピーカー情報テーブル331は、図4に示すように、各スピーカー20の識別情報ID1とスピーカー20の位置情報とを対応させたテーブルである。音声出力制御指示部313は、スピーカー情報テーブル331を参照して、対象となるスピーカー20に音声出力の変更を指示する。音声状態記憶部333は、各スピーカー20の音声状態を示すパラメータ(例えば、出力音量、音声の周波数特性、ダイナミックレンジ等を示す各種パラメータ、音声出力がONかOFFかの情報等)を記憶する。この音声状態は、音声出力制御指示部313により指示された変更に応じて更新されたり、或いは、音声出力を制御する放送装置10から情報を取得して更新するようにしてもよい。
通信部37は、ネットワークNWに接続するためのインターフェースであり、例えばネットワークカード等である。通信部37は、LAN等、管理装置30が設置される構内ネットワークを介してインターネットに接続される。
(1−1−4.端末装置の構成)
図5は、端末装置50の構成を概略的に示す。端末装置50は、例えばスマートフォンやその他の携帯端末であり、施設内のユーザによって携帯されたり使用されたりするコンピュータ装置である。端末装置50は、プロセッサ51、記憶部53、音声入力部55、表示部56、通信部57、及び入力操作部58を備える。
プロセッサ51は、CPU、DSP等の信号処理回路である。プロセッサ51は、ROM(図示省略)や記憶部53に記憶されたアプリケーションプログラムをRAM(図示省略)に読み出して実行することにより、端末装置50の各部を制御する。プロセッサ51は、例えば、プログラムに従って、識別情報抽出部511と、音声変更指示生成部513と、音声状態取得部515の機能を実行する。識別情報抽出部511は、後述するように、スピーカー20から取得した音声信号に含まれる識別情報ID1を抽出する。音声変更指示生成部513は、表示部56に表示される操作インターフェース560(図6)に従って入力されたスピーカー20の音声出力の変更の指示を生成する。この音声出力変更指示は、特定された操作対象のスピーカー20の識別情報ID1と、入力操作により入力された音声出力のパラメータとを含む。音声状態取得部515は、操作対象のスピーカー20の音声状態を管理装置30より取得し、表示部56に表示させる。
記憶部53は、半導体メモリ等により構成され、スピーカー情報記憶部531、音声状態記憶部533、及びアプリ記憶部535を含む。スピーカー情報記憶部531は、管理装置30より受信したスピーカー情報テーブルを格納する。音声状態記憶部533は、管理装置30より受信した、捜査対象のスピーカー20の音声状態を記憶する。アプリ記憶部535は、上記プロセッサの機能を実行するプログラムを格納する。音声入力部55は、マイク等であり、スピーカー20からの音声を収音する。
表示部56は、プロセッサ51で取得又は生成された情報を表示するLCDや有機ELディスプレイ等の表示画面を含む。例えば、表示部56は、図6に示すように、操作対象となるスピーカー20の音声出力の変更を操作するための操作インターフェース560を表示する。操作インターフェース560は、音量調整ボタン561、イコライザボタン562、コンプレッサ(又はリミッタ)ボタン563、ミュートボタン564を含み、各ボタンを選択することにより、出力音量の変更、音声の周波数特性の変更、ダイナミックレンジの変更、音声出力のONとOFF等のいずれを行うかを選択できる。操作インターフェース560はまた、ボタンの選択に応じて、出力音量の変更、音声の周波数特性の変更、ダイナミックレンジの変更等を操作できるバー565を含む。このバー565の位置をユーザ操作により変更することにより、数値に応じたパラメータが入力される。操作インターフェース560はさらに、操作対象となるスピーカー20を特定する特定情報567を表示する。特定情報567は、各スピーカー20に対して一意に割り当てられた識別情報(番号や文字)であってもよいし、スピーカー20の位置を示す情報であってもよい。
通信部57は、ネットワークNWに接続するためのインターフェースであり、例えば無線通信用のアンテナである。通信部57は、ネットワークNWを介して管理装置30に接続される。
入力操作部58は、ユーザによる操作入力を受け付ける手段であって、例えば、キーボード、マウス、スイッチ、表示部56に配されるタッチパネル等である。
(1−2.動作)
(1−2−1.放送装置の動作)
図7及び図8を参照しながら、放送装置10の動作について説明する。音声取得部113は、音声データ記憶部131より第1音声信号に対応する音声データを取得する(S111)。音声透かし処理部111は、第1音声信号に、スピーカーの識別情報ID1を埋め込み、第2音声信号を生成する(S112)。
音声透かし処理部111は、例えば公知のエコー拡散法を用いて第1音声信号に、識別情報ID1を埋め込む。エコー拡散法は、元の音声信号に対し、人間が気にならない程度の遅延時間のエコーをかけ、遅延時間を付加データとして送る手法である。エコー拡散法では、図8に示すように、遅延量が異なるエコー成分のエコーカーネルを、畳み込み演算により第1音声信号S1に重畳し、埋め込む。これにより、第1音声信号S1に識別情報ID1が重畳され、第2音声信号S2が生成される。
音声取得部113は、生成された第2音声信号を取得し、音声出力制御部115は、対応するスピーカー20(埋め込んだ識別情報ID1のスピーカー)に対し、生成された第2音声信号を出力する(S113)。なお、第1音声信号と第2音声信号は、人間の聴覚レベルでは、違いが気にならない程度の音声として聞き取られる。
例えば、図1に示すように、施設の1階においてユーザの端末装置50aは、近くのスピーカー20aからの第2音声信号を収音する。この第2音声信号には、スピーカー20aの識別情報ID1“A1002”(図4)が埋め込まれている。同様に、施設の3階においてユーザの端末装置50bは、近くのスピーカー20bからの第2音声信号を収音する。この第2音声信号には、スピーカー20bの識別情報ID1“A3005” (図4)が埋め込まれている。
音声出力制御部115は、音声出力制御指示を管理装置30から受信した場合(S114のYes)、当該指示応じて指定されたスピーカー20の音声出力を変更する(S115)。
(1−2−2.管理装置の動作)
図9を参照しながら、管理装置30の動作について説明する。管理装置30は、端末装置50よりアクセスがあった場合(S131のYes)、端末装置50と接続される(S132)。なお、このとき、管理装置30は、予め登録されたユーザ情報に応じて、端末装置50の認証処理を行ってもよい。
スピーカー情報送信部311は、端末装置50よりスピーカー情報要求を受信した場合(S133のYes)、記憶部33のスピーカー情報テーブル331を端末装置50に送信する(S134)。音声出力制御指示部313は、端末装置50より音声出力変更指示を受信した場合(S135のYes)、同指示内容に応じた音声出力制御指示を生成し、放送装置10に送信する(S136)。この音声出力制御指示は、端末装置50からの音声出力変更指示により特定された操作対象のスピーカー20の識別情報ID1と、変更される音声出力のパラメータとを含む。音声状態更新部315は、音声出力の変更に応じてスピーカー20の音声状態を更新する(S137)。
例えば、図1に示す施設の1階においてユーザの端末装置50aからアクセスがあった場合は、管理装置30は、端末装置50aにスピーカー情報テーブルを送信する。管理装置30は、ユーザによる端末装置50aの操作に応じて、スピーカー20aの音声出力変更指示を受信し、同指示に応じて放送装置10にスピーカー20aの音声出力の制御を指示する。
(1−2−3.端末装置の動作)
図10を参照しながら、端末装置50の動作について説明する。なお、端末装置50においては、アプリ記憶部535に記憶された所定のアプリケーションが起動されているものとする。
端末装置50は、上述したように管理装置30にアクセスしてネットワークNWを介して管理装置30と通信可能な状態となる(S151)。端末装置50はまず、スピーカー情報テーブルの要求を管理装置30に送信する(S152)。管理装置30よりスピーカー情報テーブルを受信し、記憶部53に記憶する(S153)。
端末装置50は、スピーカー20から音声信号(第2音声信号)を収音した場合(S154のYes)、当該音声信号から識別情報ID1の抽出処理を行う(S155)。例えば、図1に示すように、施設の1階にいるユーザの端末装置50aの場合、近くのスピーカー20aから第2音声信号を収音する。この第2音声信号から、識別情報ID1“A1002”が抽出される。同様に、施設の3階にいるユーザの端末装置50bの場合、近くのスピーカー20bから第2音声信号を収音する。この第2音声信号から、識別情報ID1“A3005”が抽出される。
識別情報ID1の抽出処理は、公知のエコー拡散法の抽出によって行われる。具体的には、識別情報抽出部511は、スピーカー20から取得した第2音声信号を取得し、窓関数をかけて、FFT(高速フーリエ変換)後に対数をとり、さらに逆FFTの演算を実行して、いわゆるケプストラムを求める。このケプストラムとエコー成分の相互相関を窓長毎に計算することにより、埋め込んだ音声透かし情報である識別情報ID1が再現され、抽出される。
識別情報抽出部511は、識別情報ID1を抽出できた場合(S156のYes)、記憶部53に記憶されたスピーカー情報テーブルを参照して、抽出された識別情報ID1に対応するスピーカー20があるかどうかを判定する(S157)。識別情報ID1に対応するスピーカー20がある場合、音声変更指示生成部513は、表示部56に図6に示す操作インターフェース560を表示させる(S158)。また、端末装置50は、表示部56において、スピーカー20が特定された旨のメッセージを表示させてもよい。例えば、上記端末装置50aの場合「1F△〇店舗(102)前廊下のエレベーターを特定しました」、端末装置50bの場合「3Fエレベーター前フロアのエレベーターを特定しました」等のメッセージを表示部56に表示させる。これにより、ユーザは操作対象となるスピーカー20をより確実に認識できる。なお、メッセージは端末装置50が備えるスピーカー等の音声出力手段(図示省略)から音声で出力されてもよい。
操作インターフェース560を介して音声出力の変更を入力操作部58が受け付けると(S159)、音声変更指示生成部513は当該音声出力の変更の指示を生成し、管理装置30に送信する(S160)。この音声出力変更指示は、特定された操作対象のスピーカー20の識別情報ID1と、入力操作部58が受け付けた変更される音声出力のパラメータとを含む。この結果、ユーザは端末装置50aを操作してスピーカー20aの音声出力を変更できる。また、同様に、施設の3階において端末装置50bが操作されることによりスピーカー20bの音声出力を変更できる。
一方、ステップS156において識別情報ID1を抽出できなかった場合、又はステップS157において抽出した識別情報ID1に対応するスピーカー20がなかった場合、対応するスピーカーが特定できなかった旨のメッセージが、表示部56又は音声により出力される(S161)。
(1−3.特徴等)
上記実施形態に係る放送システム1は、ユーザの端末装置50によって、スピーカー20の識別情報ID1を埋め込んだ音声信号を収音し、同音声信号から抽出された識別情報ID1により特定されるスピーカー20の音声出力の変更を指示する。このため、操作対象となるスピーカー20のすぐ近くにある端末装置50によってスピーカー20の音声出力を調整可能となり、操作対象のスピーカー20を間違えるリスクを減らし、且つ音声出力の調整結果をユーザがすぐに確認できる。よって、より確実且つ容易に各スピーカー20の音声出力の調整を行うことができる。
また、端末装置50によって、操作対象のスピーカー20の特定情報を出力するため、ユーザは操作対象のスピーカーをより確実に確認することができる。
(その他実施形態)
(1)
図10において、操作対象のスピーカー20が特定できない場合、端末装置50は、GPS情報、無線通信のアクセスポイントからの情報、またはユーザの入力により、自身の位置情報を管理装置30に送信してもよい。管理装置30は、端末装置50の位置情報とスピーカー情報テーブル331におけるスピーカー位置情報とに基づき、特定されるスピーカー20の識別情報を端末装置50に送信する。
(2)
上記実施形態において、一つの端末装置50によって複数のスピーカー20からの音声信号を収音した場合、端末装置50は、例えば、音圧を測定し、より音圧が高い音声信号を選択して識別情報ID1を抽出するようにしてもよい。
(3)
上記実施形態においては、管理装置30から端末装置50にスピーカー情報テーブルを送信しているが、これに限定されない。管理装置30は、端末装置50からの指示に基づき操作対象のスピーカー20を特定し、当該スピーカー20の位置情報と音声状態を示す情報とを送信するようにしてもよい。
(4)
上記実施形態においては、音声透かし処理(音声透かし情報の埋め込み処理と抽出処理)としてエコー拡散法を例にしているがこれに限定されない。公知の周期的位相変調法、或いは公知のスペクトル拡散法等を用いて音声透かし処理を実行してもよい。
(5)
上記実施形態においては、音声透かし処理部111を放送装置10に設けているが、管理装置30に設けてもよい。この場合、管理装置30によって識別情報ID1を埋め込んだ第2音声信号を生成し、放送装置10に送信するようにしてもよい。
音声透かし処理部111の配置に応じて、記憶部13の音声データ記憶部131を管理装置30に設けてもよい。
(6)
上記実施形態においては、識別情報抽出部511を端末装置50に設けているが、管理装置30に設けてもよい。この場合、端末装置50はスピーカー20から収音した第2音声信号を管理装置30に送信し、管理装置30が第2音声信号から識別情報ID1を抽出する。管理装置30は、抽出した識別情報ID1を端末装置50に送信する。
(7)
管理装置30は、サーバに代えて、クラウドコンピューティングを実現する複数の装置であってもよい。
(8)
管理装置30は、遠隔に配置されていてもよいし、放送システム1が適用される施設や交通機関に設置されてもよい。
本発明は、施設や交通機関において利用される放送システムとして適用可能である。
1…放送システム、10…放送装置、11,31,51…プロセッサ、13,33,53…記憶部、15…D/A変換部、16…アンプ、17,37,57…通信部、20…スピーカー、30…管理装置、50…端末装置、55…音声入力部、56…表示部、58…入力操作部、111…音声透かし処理部、113…音声取得部、115…音声出力制御部、131…音声データ記憶部、133…スピーカー情報記憶部、311…スピーカー情報送信部、313…音声出力制御指示部、315…音声状態更新部、331…スピーカー情報テーブル、333…音声状態記憶部、511…識別情報抽出部、513…音声変更指示生成部、515…音声状態取得部、531…スピーカー情報記憶部、533…音声状態記憶部、535…アプリ記憶部

Claims (8)

  1. 複数のスピーカーの音声出力を管理する放送システムであって、
    第1音声信号に、各スピーカーを識別する第1識別情報を埋め込んだ第2音声信号を取得し、前記第2音声信号を前記第1識別情報に対応するスピーカーに出力し、前記スピーカーの音声出力を調整する放送装置と、
    前記放送装置に接続され、前記放送装置に対し前記スピーカーの音声出力の変更を指示する管理装置と、
    前記放送装置から前記第2音声信号を収音し、前記第2音声信号から抽出された前記第1識別情報を取得する端末装置であって、前記管理装置と通信可能に接続され、前記第1識別情報に対応するスピーカーの位置情報を前記管理装置より取得し、前記スピーカーの位置情報により特定されるスピーカーの音声出力の変更を前記管理装置に指示する端末装置と、
    を備え
    前記端末装置は、
    前記第2音声信号から一つの第1識別情報を取得し、且つ前記一つの第1識別情報に対応する一つのスピーカーの位置を特定したとき、前記一つのスピーカーの音声出力の変更を、前記管理装置に指示し、
    前記第2音声信号から他の第1識別情報を取得し、且つ前記他の第1識別情報に対応する他のスピーカーの位置を特定したとき、前記一つのスピーカーに代えて、前記他のスピーカーの音声出力の変更を、前記管理装置に指示する、
    放送システム。
  2. 前記特定されたスピーカーの音声出力の変更は、少なくとも音量の変更を含
    前記音声出力の変更は、前記第1音声信号又は前記第2音声信号の出力に対して行われる、
    請求項1に記載の放送システム。
  3. 前記端末装置は、前記特定されたスピーカーの音声出力の変更を操作するためのインターフェースを表示する表示部を有する、
    請求項1又は2に記載の放送システム。
  4. 前記インターフェースは、前記特定されたスピーカーの位置情報を含む、
    請求項3に記載の放送システム。
  5. 記管理装置は、
    前記複数のスピーカーの第1識別情報と各スピーカーの位置情報とを対応付けたスピーカー情報を記憶し、
    前記端末装置の要求に応じて、前記スピーカー情報を前記端末装置に送信する、
    請求項1から4のいずれかに記載の放送システム。
  6. 前記管理装置は、前記端末装置の指示を受信し、前記指示に応じて、前記放送装置に対し前記特定されたスピーカーの音声出力の変更を指示する、
    請求項5に記載の放送システム。
  7. 第1音声信号にスピーカーを識別する第1識別情報を埋め込んだ第2音声信号を前記スピーカーから収音し、
    前記第2音声信号から抽出された前記第1識別情報を取得し、
    記第1識別情報に対応するスピーカーの位置情報を取得し、
    前記スピーカーの位置情報により特定されるスピーカーの音声出力の変更を指示するためのインターフェースを表示部に表示させ
    前記第2音声信号から一つの第1識別情報を取得し、且つ前記一つの第1識別情報に対応する一つのスピーカーの位置を特定したとき、前記一つのスピーカーの音声出力の変更を、前記インターフェースの操作に応じて実行し、
    前記第2音声信号から他の第1識別情報を取得し、且つ前記他の第1識別情報に対応する他のスピーカーの位置を特定したとき、前記一つのスピーカーに代えて、前記他のスピーカーの音声出力の変更を、前記インターフェースの操作に応じて実行する、
    機能をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 前記複数のスピーカーの第1識別情報と前記複数のスピーカーの位置情報とを対応づけたスピーカー情報を取得し、
    前記第2音声信号から前記第1識別情報を抽出し、
    抽出した前記第1識別情報と前記スピーカー情報とに基づき前記音声出力の変更を指示するスピーカーを特定する、
    機能をコンピュータに実行させるための、請求項7に記載のプログラム。
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