JP6776976B2 - 放射妨害波測定装置、及びその判定方法 - Google Patents
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Description
ターンテーブル3は、例えば、グランドプレーンに取り付けられた円盤状の回転台である。ターンテーブル3は、駆動制御部5の制御により、グランドプレーンに垂直な方向の軸を中心として回転可能である。ターンテーブル3の上には、例えばテーブル200を介して供試体である放射源100が載置される。
測定器4は、受信アンテナ1で受信された電界強度の周波数スペクトルを測定する。具体的には、測定器4は、放射源100を囲む面上に設定された複数の測定点において、受信アンテナ1で受信される電界強度の周波数スペクトルを所定の滞留時間で測定する。これにより、測定器4は、放射源100を囲む面上に形成される電界強度分布を測定することができる。例えば、測定器4は、スーパーヘテロダイン方式のスペクトラムアナライザである。
MaxHold機能とは、受信アンテナ1で受信される周波数ごとの電界強度の最大値を保持して記録する機能である。
Clear/Write機能は、受信アンテナ1で受信される電界強度をサンプリング(掃引)ごとに周波数別に記録する機能である。
第1の動作とは、位置制御機構を制御しながら、複数の測定点において受信アンテナ1で受信した放射妨害波の電界強度を測定器4で測定することで電界強度分布を測定する動作である。この第1の動作において測定される複数の測定点での電界強度は、測定器4のClear/Write機能を用いて測定される。
なお、第2の動作は、少なくとも、受信アンテナ1の相対位置を変更している間において周波数ごとの電界強度の最大値を測定器4で測定すればよく、位置制御機構を制御している間、周波数ごとの電界強度の最大値を連続して測定してもよい。
入力装置802は、放射妨害波測定装置Aの動作に必要な情報の入力や各種の動作の指示を行うために用いられる。
出力装置803は、放射妨害波測定装置Aの動作に関連する各種の情報を出力(表示を含む)するために用いられる。
記録媒体805は、例えばハードディスクまたは光ディスクである。記録媒体805は、図1に示した制御部61及び演算処理部62を実現するためのプログラムを記録した記録媒体であってもよい。
ここで、演算処理部62において、第1の動作で測定された電界強度分布が正しく測定されたか否かを判定する判定原理について、説明する。
図4に示すように、間欠ノイズの発生周期よりも滞留時間が短い場合のハイトパターン301では、滞留時間が長い場合のハイトパターン302とは異なり、電界強度に抜けが発生することとなる。このため、第1の動作で測定して得られた電界強度分布は、正確に測定されていない可能性がある。そこで、第1の動作で測定された電界強度分布が正確に測定されているかどうかを判定する必要がある。
そのため、測定時間を短縮するには、各測定点で複数回のサンプリング、及び詳細判定の両方を行わずにサンプリング回数が異なる電界強度の最大値を比較する必要がある。
測定条件とは、例えば、測定する周波数帯域(測定周波数帯域)、高さ方向の測定範囲(高さ方向測定範囲)、高さ方向測定範囲内で設定される複数の測定点の間隔(高さ間隔)、測定する回転角度範囲、回転角度範囲内で設定される複数の測定点の間隔(角度間隔)、差分閾値等である。
以下に、本発明の実施形態に係る放射妨害波測定装置Aにおける判定原理の妥当性を検証するために行った実験について、図7,図8を参照して、説明する。
検証実験に用いる測定対象の放射源500は、バイコニカルアンテナ501に信号発生器502を接続したものである。バイコニカルアンテナ501は、高さ1.0m位置に配置される。信号発生器502は、バイコニカルアンテナ501に対して、90msごとに700MHzの正弦波の信号(以下、「正弦波信号」という。)を出力している。
受信アンテナ1は、バイコニカルアンテナ501から3m離れた位置に設置されている。
一方、上記の結果から電界強度分布が正確に測定されると判断された滞留時間90msおよび200msについて、それぞれClear/Write機能で測定された電界強度分布の最大値とMaxHold機能で測定された電界強度との差を計算すると滞留時間が90msで0.00dB、滞留時間が200msで0.03dBとなり、本発明の一実施形態の放射妨害波装置Aの判定方法においても、電界強度が正確に測定されたと判断されていることが分かる。
1 受信アンテナ
2 アンテナマスト
3 ターンテーブル
4 測定器
5 駆動制御部
6 制御装置
61 制御部
62 演算処理部
100 放射源
Claims (3)
- 放射妨害波の放射源を囲む面上に形成される電界強度分布が正しく測定されたか否かを判定する放射妨害波測定装置であって、
前記放射妨害波を受信するアンテナと、
前記放射源に対する前記アンテナの相対的位置を、前記放射源を囲む面上の複数の測定点の各位置に変更する位置制御機構と、
前記複数の測定点において前記アンテナで受信した前記放射妨害波の電界強度を測定することで前記電界強度分布を測定する第1の動作と、前記アンテナの相対位置を変更している間、前記アンテナで受信した前記電界強度を測定する第2の動作と、を実行する制御部と、
前記第1の動作と前記第2の動作とで測定された電界強度を用いて前記電界強度分布が正しく測定されたか否かを判定する演算処理部と、
を備えることを特徴とする放射妨害波測定装置。 - 前記演算処理部は、前記第1の動作で測定された電界強度の最大値と、前記第2の動作で測定された電界強度の最大値との差分値が所定の閾値以上である場合に、前記第1の動作で測定された前記電界強度分布が正しく測定されていないと判定することを特徴とする請求項1に記載の放射妨害波測定装置。
- 放射妨害波を受信するアンテナを備え、前記放射妨害波の放射源を囲む面上に形成される電界強度分布が正しく測定されたか否かを判定する放射妨害波測定装置の判定方法であって、
前記放射源に対する前記アンテナの相対的位置を、前記放射源を囲む面上の複数の測定点の各位置に変更する位置制御ステップと、
前記複数の測定点において前記アンテナで受信した前記放射妨害波の電界強度を測定することで前記電界強度分布を測定する第1の動作ステップと、
前記アンテナの相対位置を変更している間、前記アンテナで受信した前記電界強度を測定する第2の動作ステップと、
前記第1の動作ステップと前記第2の動作ステップとで測定された電界強度を用いて前記電界強度分布が正しく測定されたか否かを判定する演算処理ステップと、
を含む判定方法。
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