JP6776473B1 - 異常判定装置および異常判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LCDの破損等を含むサイネージ装置の異常を把握すること。【解決手段】実施形態に係る異常判定装置は、屋外設置可能に設けられて液晶画面を有するサイネージ装置に搭載される異常判定装置であって、主制御部と、監視部と、判定部とを備える。主制御部は、サイネージ装置を管理するサーバ装置との通信を行う通信部を有するとともに、液晶画面へ表示するコンテンツの表示制御を行う。監視部は、サイネージ装置の筐体内に設けられ、サイネージ装置の稼働状況を監視する。判定部は、監視部による監視結果に基づいて液晶画面に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、通信部に当該異常ありを示す通知をサーバ装置へ向けて送信させる。【選択図】図6

Description

開示の実施形態は、異常判定装置および異常判定方法に関する。
従来、バスなどの乗合車両の乗降地である停留所にはポールと呼ばれる標柱が設けられ、かかる標柱が有する掲示板には、時刻表や路線図などが掲示されていることが知られている。
こうした乗合車両の運行に関する情報提供のための掲示物は、たとえばダイヤ改正のタイミングなどで人手によって一斉に貼り替える必要があり、高い業務負荷を与えるものとなっていた。
そこで、動的に変化しうる乗合車両の運行に関する情報提供のための情報提供装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。かかる技術は、ポールに対し、発信器からの無線信号を受信する受信器と、時刻表等を表示する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)と、かかるLCDを受信器の出力に基づいて制御する制御器とを設け、受信器が車両コードを含む無線信号を受信した場合には、LCDの表示を点滅させてバスの接近情報を待合客に知らせるものである。
また、かかる技術では、乗合車両の運行に関する情報以外にも、例えば広告等を含めた各種のコンテンツの表示を行うことが可能であり、前述の情報提供装置は、屋外設置可能ないわゆるデジタルサイネージ(以下、「サイネージ装置」と言う)であるとも言うことができる。
特開平11−003495号公報
しかしながら、上述した従来技術には、LCDの破損等を含むサイネージ装置の異常を把握するうえで、さらなる改善の余地がある。
たとえば、バスの停留所にサイネージ装置を設ける場合、かかるサイネージ装置はバス路線に沿った各所に点在することとなる。ここで、これらサイネージ装置の異常を検知する方法としては、サイネージ装置を管理するサーバ装置から定期的にパケット等を送信して、これに対する応答を監視するいわゆる死活監視を挙げることができる。
ただし、死活監視は、主に通信状態に基づいてサイネージ装置が動作しているか否かを把握できるものに過ぎない。したがって、死活監視では異常として検知されないものの、LCDの破損等によりコンテンツの表示に異常がある場合などについては把握することができない。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、LCDの破損等を含むサイネージ装置の異常を把握することができる異常判定装置および異常判定方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る異常判定装置は、屋外設置可能に設けられて液晶画面を有するサイネージ装置に搭載される異常判定装置であって、主制御部と、監視部と、判定部とを備える。前記主制御部は、前記サイネージ装置を管理するサーバ装置との通信を行う通信部を有するとともに、前記液晶画面へ表示するコンテンツの表示制御を行う。前記監視部は、前記サイネージ装置の筐体内に設けられ、該サイネージ装置の稼働状況を監視する。前記判定部は、前記監視部による監視結果に基づいて前記液晶画面に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、前記通信部に当該異常ありを示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる。また、前記判定部は、前記監視結果に含まれる前記液晶画面のバックライトの輝度の測定値に基づいて前記バックライトの破損による前記異常ありと判定される場合に、前記異常ありを示す通知とともに前記液晶画面におけるコンテンツの表示実績を示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる。
実施形態の一態様によれば、LCDの破損等を含むサイネージ装置の異常を把握することができる。
図1は、実施形態に係るサイネージシステムの概要説明図(その1)である。 図2は、実施形態に係るサイネージシステムの概要説明図(その2)である。 図3は、実施形態に係るサイネージシステムの概要説明図(その3)である。 図4は、実施形態に係るサイネージシステムの概要説明図(その4)である。 図5は、実施形態に係るサイネージシステムの構成例を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係るバス停装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、輝度センサの配置例を示す図(その1)である。 図8は、輝度センサの配置例を示す図(その2)である。 図9は、判定部が実行する判定処理の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る異常判定装置が実行する処理手順を示すフローチャート(その1)である。 図11は、実施形態に係る異常判定装置が実行する処理手順を示すフローチャート(その2)である。 図12は、実施形態に係る異常判定装置が実行する処理手順を示すフローチャート(その3)である。 図13は、変形例に係る判定処理の一例を示す図である。 図14は、変形例に係る通知の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する異常判定装置および異常判定方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、乗合車両の一例として「バス」を挙げ、かかるバスの乗降地である停留所については「バス停」と記載する。また、かかるバス停に設置されるサイネージ装置を「バス停装置」と記載する。また、かかるバス停装置に、実施形態に係る異常判定装置100(図6参照)が搭載されるものとする。
まず、実施形態に係るサイネージシステム1の概要について、図1〜図4を用いて説明する。図1〜図4は、実施形態に係るサイネージシステム1の概要説明図(その1)〜(その4)である。
図1に示すように、実施形態に係るサイネージシステム1は、1以上のバス停装置10と、事業者装置20と、サーバ装置30とを含む。これらの各種装置は、インターネットや携帯電話回線網等である通信ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。
バス停装置10は、バスBのバス停に設けられるサイネージ装置である。図2に示すように、バス停装置10は、筐体Cを備える。筐体Cは、バス停のポール本体に相当し、バスBの所定の乗降地点に設置される。
筐体Cの上部には、案内表示部C1が設けられる。案内表示部C1には、たとえば「○×高校前」といったバス停の名称や、「○○駅方面」といった進行方向などの案内情報が表記される。
また、案内表示部C1は、行灯式で構成することができ、たとえば透光性素材によって中空構造に設けられ、図示略のLED(Light Emitting Diode)等の照明部材を内蔵する。夜間は、かかる照明部材が点灯されることにより、案内表示部C1に表記された案内情報を視認可能にすることができる。
また、バス停装置10は、通信部121と、LCD13と、スピーカ14とを備える。通信部121は、通信ネットワークNを介して、無線または有線により事業者装置20やサーバ装置30と通信可能に接続される。
なお、通信部121は、たとえば3GPP標準規格のLTEカテゴリー1(LTE Use Equipment 1)に対応した小型通信モジュールなどである。本実施形態では、バス停装置10は、かかる通信部121を用いた無線通信を行うこととするが、通信ネットワークNへの接続形態を問うものではなく、有線通信を行ってもよい。
LCD13は、通信部121によって受信されたコンテンツデータに基づいて、バスBの運行等に関するバス停情報、広告等の広告情報といった各種のコンテンツを表示する。なお、LCD13は、たとえばフルカラー表示が可能に設けられる。また、LCD13は、タッチパッド等の位置入力装置と組み合わせて、タッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
スピーカ14は、たとえば筐体Cの前面に設けられ、通信部121によって受信されたコンテンツデータに基づいて、緊急時の報知情報などの音響コンテンツを音声出力する。
なお、図2に示したバス停装置10の各構成要素の形状や配置位置などは、あくまで一例であって、図示したものに限られない。
図1の説明に戻る。図1に示すように、事業者装置20は、たとえばバス事業者によって運用・管理される情報処理装置であって、バス停装置10へ表示させる各種のコンテンツの素材となる素材データを提供する。
ここに言う素材データには、バスBの運行に関する運行データ、たとえばバスBの路線の系統情報や、年2回程度の改正ダイヤ情報、臨時や緊急の告知事項などが含まれる。また、素材データには、たとえばバス事業者の広告主から提供された広告情報なども含まれる。
そして、実施形態に係るサーバ装置30は、これら素材データに基づいて、LCD13に対しバス停装置10ごとに応じた情報提供がなされるようにコンテンツデータを生成する。そして、生成したコンテンツデータを通信部121へ送信することによって、バス停装置10に対する動的な情報提供を行う。
具体的には、図1に示すように、サーバ装置30は、事業者装置20から素材データを取得する(ステップS1)。そして、サーバ装置30は、取得した素材データに基づき、バス停装置10へ提供するコンテンツデータを生成する(ステップS2)。そして、サーバ装置30は、生成したコンテンツデータを、各バス停装置10の通信部121へ送信する(ステップS3)。
なお、サーバ装置30は、バス停装置10へ定期的に死活状態を確認するパケットなどを送信し、その応答の有無などによりバス停装置10の死活状態を監視する死活監視を行っており、正常に動作していると見なされるバス停装置10に対し、コンテンツデータを送信する。一方、正常に動作していないと見なされるバス停装置10に対しては、サーバ装置30はコンテンツデータを送信せず、人手などを介してたとえば再起動を行わせる。
そして、図2に示すように、バス停装置10は、通信部121によって受信されたコンテンツデータに基づき、LCD13に対し、各種のコンテンツを表示させる(ステップS4)。
具体的には、LCD13は、たとえばその表示領域が「バス停情報表示領域」と「広告情報表示領域」とに分けられており、「バス停情報表示領域」にはバス停情報が、「広告情報表示領域」には広告情報が、それぞれ表示される。
バス停装置10は、これら2つの領域をパラレルに表示制御しつつ、バス停情報および広告情報のそれぞれについて動的な情報提供を行うことができる。
また、LCD13がタッチパネルディスプレイとして構成された場合、バス停情報表示領域においては、たとえば利用者が所定のタッチ操作をすると、時刻表から系統図等へ表示を切り替えることができる。
ところで、サーバ装置30は、上述したように、定期的にバス停装置10に対する死活監視を行い、正常に動作していると見なされるバス停装置10に対してコンテンツデータを送信するが、実際はバス停装置10のLCD13に異常がある場合がある。
具体的には、図3に示すように、バス停装置10は、屋外に設置される場合が多いこともあり、悪意者M等により衝撃を加えられたり、ひいては損壊されたりすることがある。ここで、かかる悪意者Mの手により、LCD13が破損していたものとする。
しかしながら、同図に示すように、サーバ装置30は、上述の通り死活監視を行い、少なくともバス停装置10から監視パケットに対する応答がたとえば遅滞なく返るならば(図中の「死活監視OK」参照)、バス停装置10に対しコンテンツデータを送信することとなる。
ただし、バス停装置10においては、LCD13に破損があれば、LCD13は少なくとも正常にはコンテンツを表示することができない(図中の「But 表示NG」参照)。
すなわち、死活監視は、主に通信状態に基づいてバス停装置10が正常に動作しているか否かを推定するものに過ぎないため、死活監視のみでは、LCD13の破損等によりコンテンツの表示に異常がある場合などについては把握することができない。
そこで、実施形態に係る異常判定方法では、バス停装置10の筐体C内において、バス停装置10の稼働状況を監視し、当該監視の監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信することとした。
具体的には、図4に示すように、実施形態に係るバス停装置10は、監視部11と、PC(Personal Computer)12と、各種電源15と、温湿度センサ16と、ファン17と、輝度センサ18とをさらに備える。PC12は、主制御部の一例に相当する。
監視部11は、バス停装置10の筐体C内において、バス停装置10の稼働状況を監視するたとえば監視基板である。
PC12は、前述の通信部121を有し、かかる通信部121を介してサーバ装置30との通信を行うとともに、LCD13へ表示するコンテンツの表示制御を行う。なお、PC12は、LCD13とはたとえばHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルによって接続される。
各種電源15は、バス停装置10を構成する各種部品の電源であって、たとえばPC12の電源や、LCD13の電源、ファン17の電源等を含む。
温湿度センサ16は、筐体C内の温度および湿度をセンシングするセンサである。ファン17は、筐体C内を空冷する冷却ファンである。輝度センサ18は、LCD13のバックライト輝度をセンシングするセンサである。
そして、実施形態に係る異常判定方法では、このように構成されたバス停装置10において、監視部11が、バス停装置10の稼働状況を監視する(ステップS11)。監視部11は、たとえば各種電源15については、定期的に電圧および電流を測定する。
また、監視部11は、温湿度センサ16を介し、定期的に筐体C内の温度および湿度を測定する。また、監視部11は、輝度センサ18を介し、LCD13のバックライト輝度を測定する。
なお、監視部11は、たとえば各種電源15の電圧および電流が正常である場合に、LCD13のバックライト輝度を測定する。これにより、各種電源15に関する異常とLCD13に関する異常との切り分けが可能となる。こうした点の詳細については、図5以降を用いた説明で後述する。
また、監視部11は、筐体C内の温度の測定値が所定値以上である場合に、ファン17を起動させることができる。
そして、実施形態に係る異常判定方法では、PC12が、監視部11の監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定する。そして、PC12は、異常ありと判定される場合に、当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信する(ステップS12)。
そして、サーバ装置30は、かかる通知を解析し、異常を検知したならば、ユーザへの通知を行う(ステップS13)。なお、ここに言う「ユーザ」は、たとえば実施形態に係るサイネージシステム1の管理者や保守員等である。かかるユーザへの通知は、たとえばユーザの利用する端末装置40へのメール送信等によって行われる。かかる際に通知される文言の例は、後述の説明で用いる図9に示すこととする。
このように、実施形態に係る異常判定方法では、バス停装置10の筐体C内において、バス停装置10の稼働状況を監視し、当該監視の監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信する。
したがって、実施形態に係る異常判定方法によれば、LCD13の破損等を含むバス停装置10の異常を把握することができる。また、ユーザは、LCD13に関する異常を早期に把握することができ、たとえばLCD13に対する迅速な保守対応を行うことが可能となる。すなわち、実施形態に係る異常判定方法によれば、サイネージシステム1のRAS(Reliability, Availability and Serviceability)の向上に資することができる。
以下、上述した実施形態に係る異常判定方法を適用した異常判定装置100を含む、バス停装置10の構成例についてさらに具体的に説明する。
図5は、実施形態に係るサイネージシステム1の構成例を示すブロック図である。また、図6は、実施形態に係るバス停装置10の構成例を示すブロック図である。なお、図5および図6では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素を機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図5および図6に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
なお、図5および図6を用いた説明では、これまでに既に述べた構成要素については、説明を簡略化するか、省略する場合がある。
図5に示すように、サイネージシステム1は、バス停装置10と、事業者装置20と、サーバ装置30と、端末装置40とを含む。なお、図5では、1つの端末装置40を図示しているが、複数であってもよい。これらバス停装置10、事業者装置20、サーバ装置30および端末装置40は、上述した通信ネットワークNを介して相互通信が可能である。
まず、サーバ装置30について説明する。サーバ装置30は、たとえばクラウドサーバとして実現される。サーバ装置30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備える。
通信部31は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部31は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、通信ネットワークNを介して、バス停装置10や、事業者装置20、端末装置40との間で情報の送受信を行う。
記憶部32は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図5の例では、素材情報32aと、バス停装置情報32bと、通知情報32cとを記憶する。
素材情報32aは、事業者装置20から取得する素材データを含む情報である。バス停装置情報32bは、バス停装置10ごとの属性情報を含む情報である。かかる属性情報は、バス停装置10の識別情報や、各バス停装置10の所在地に関する情報、ネットワークノードとしてのバス停装置10のアドレス情報(たとえば通信部121のMAC(Media Access Control)アドレス)等を含む。通知情報32cは、各バス停装置10から送信された、異常ありを示す通知を含む情報である。
制御部33は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、サーバ装置30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、取得部33aと、生成部33bと、送信部33cと、解析部33dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。制御部33は、サーバ装置30の全体制御を行う。
取得部33aは、事業者装置20からの素材データを取得して、素材情報32aへ格納する。また、取得部33aは、バス停装置10からの異常ありを示す通知を取得して、通知情報32cへ格納する。
生成部33bは、素材情報32aおよびバス停装置情報32bに基づき、バス停装置10へ提供するコンテンツデータを生成する。かかるコンテンツデータは、LCD13へ表示させる表示コンテンツデータ、および、スピーカ14へ音声出力させる音響コンテンツデータを含む。
送信部33cは、生成部33bによって生成されたコンテンツデータを各バス停装置10へ向けて送信する。また、送信部33cは、定期的に死活監視のためのパケット等を各バス停装置10へ向けて送信する。また、送信部33cは、解析部33dが異常を検知した場合に、検知した異常に応じた通知を端末装置40へ向けて送信する。
解析部33dは、通知情報32cを解析し、異常を検知した場合に、ユーザへの通知文言を生成し、送信部33cに端末装置40へ向けて送信させる。
次に、バス停装置10について説明する。図6に示すように、バス停装置10は、監視部11と、PC12と、LCD13と、スピーカ14と、各種電源15と、温湿度センサ16と、1以上のファン17と、輝度センサ18とを備える。
監視部11およびPC12は、異常判定装置100を構成する。各種電源15は、第1SMPS(Switched-Mode Power Supply)15aと、第2SMPS15bと、第1LCD電源15cと、第2LCD電源15dと、PC電源15eとを含む。
第1SMPS15aは、第1の電源の一例に相当する。第2SMPS15bは、第2の電源の一例に相当する。第1SMPS15aおよび第2SMPS15bは、スピーカ14用またはファン17用のスイッチング電源であって、定格電圧はたとえばDC5VまたはDC12Vである。第1LCD電源15cは、LCD13用の主電源であって、定格電圧はたとえばAC100Vである。
第2LCD電源15dは、LCD13用の副電源であって、定格電圧はたとえばDC24Vである。PC電源15eは、PC12用の電源であって、定格電圧はたとえばDC19Vである。
輝度センサ18は、第1輝度センサ18aと、第2輝度センサ18bとを含む。第1輝度センサ18aおよび第2輝度センサ18bは、それぞれLCD13のバックライト輝度をセンシングする。
ここで、輝度センサ18の配置例について説明しておく。図7および図8は、輝度センサ18の配置例を示す図(その1)および(その2)である。図7に示すように、輝度センサ18は、たとえばLCD13背面の左側および右側にそれぞれ配置される。
また、図8に示すように、バス停装置10は、複数(ここでは2つ)のLCD13−1,13−2を備えることができる。かかる場合、輝度センサ18は、かかる複数のLCD13それぞれの背面にそれぞれ配置される。
図6の説明に戻る。監視部11は少なくとも、第1LCD電源15c、第2LCD電源15dおよびPC電源15eのそれぞれについて、定期的に電圧および電流を測定するとともに、温湿度センサ16を介し、定期的に筐体C内の温度を測定する。
また、監視部11は、第1SMPS15aおよび第2SMPS15bのそれぞれについても、定期的に電圧および電流を測定することができる。また、監視部11は、温湿度センサ16を介し、定期的に筐体C内の湿度を測定することができる。
また、監視部11は、第1輝度センサ18aおよび第2輝度センサ18bを介し、LCD13のバックライト輝度を測定する。なお、監視部11は、第1LCD電源15c、第2LCD電源15dおよびPC電源15eがいずれも正常である場合に、LCD13のバックライト輝度を測定する。
たとえば監視部11は、第1LCD電源15cの電圧の測定値、第2LCD電源15dの電圧の測定値、および、PC電源15eの電圧の測定値がともに正常値である場合に、LCD13のバックライト輝度を測定する。これにより、第1LCD電源15c、第2LCD電源15dおよびPC電源15eそれぞれの異常、および、これら電源の異常に関わりのないバックライトの破損と推定されるLCD13の異常とを切り分けることが可能となる。
また、監視部11は、第1SMPS15aの電圧の測定値、および、第2SMPS15bの電圧の測定値が正常値である場合に、筐体C内の温度の測定値が40℃(「第1の閾値」の一例に相当)以上ならば、ファン17を起動させる。また、監視部11は、測定した各種の測定値を、監視結果としてPC12へ出力する。
PC12は、通信部121と、USB(Universal Serial Bus)通信部122と、記憶部123と、制御部124とをさらに備える。通信部121については説明済みのため、ここでは説明を省略する。USB通信部122は、監視部11との接続インタフェースである。
記憶部123は、上述した記憶部32と同様に、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図6の例では、コンテンツデータ123aと、監視データ123bと、判定情報123cとを記憶する。
コンテンツデータ123aは、サーバ装置30によって生成されたコンテンツデータ群である。監視データ123bは、監視部11から出力された監視結果を含む。判定情報123cは、LCD13に関する異常の存否を判定するための情報であって、各種の判定条件等を含む。
制御部124は、上述した制御部33と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、PC12内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部124は、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
制御部124は、取得部124aと、表示制御部124bと、音声出力制御部124cと、判定部124dと、送信部124eとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
制御部124は、PC12の全体制御を行う。取得部124aは、サーバ装置30から送信されるコンテンツデータを、通信部121を介して取得し、コンテンツデータ123aへ格納する。また、取得部124aは、監視部11から出力される監視結果を、USB通信部122を介して取得し、監視データ123bへ格納する。
表示制御部124bは、LCD13へ表示するコンテンツの表示制御を行う。具体的には、表示制御部124bは、コンテンツデータ123aに含まれる、LCD13に対する表示コンテンツデータの表示制御を行う。すなわち、表示制御部124bは、サーバ装置30によって生成された各種の表示コンテンツデータに基づいて、LCD13の各表示領域(図2参照)をパラレルに表示制御しつつ、バス停情報および広告情報のそれぞれについて動的な情報提供を行う。
なお、表示制御部124bは、記憶部123を介することなく、取得部124aが取得した表示コンテンツデータをLCD13に対し直接ストリーム再生させることもできる。
音声出力制御部124cは、スピーカ14から出力させるコンテンツの出力制御を行う。具体的には、音声出力制御部124cは、コンテンツデータ123aに含まれる、スピーカ14に対する音響コンテンツデータの音声出力制御を行う。なお、音声出力制御部124cは、取得部124aが取得した音響コンテンツデータを、記憶部123を介することなく直接スピーカ14へ音声出力させることもできる。
判定部124dは、監視部11による監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、通信部121に当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信させる。
具体的には、判定部124dは、監視データ123bおよび判定情報123cに基づいてLCD13に関する異常の存否を判定する。そして、判定部124dは、異常ありと判定される場合に、当該異常ありを示す通知を生成し、当該通知を通信部121にサーバ装置30へ向けて送信させるよう送信部124eへ指示する。
ここで、判定部124dが実行する判定処理についてより具体的に説明する。図9は、判定部124dが実行する判定処理の一例を示す図である。図9に示すように、判定部124dは、監視データ123bに含まれる各種のデータの測定値が、予め規定された「正常」または「異常」を示す測定値範囲のいずれに含まれるかを照合することによって、LCD13に関する異常の存否を判定する。
「正常」または「異常」を示す測定値範囲を規定する各種の閾値は、前述の判定情報123cに予め設定されている。また、判定部124dは、異常ありと判定される場合に、同図に「異常時の通知例」として示すように、該当するデータに応じた通知を生成する。
なお、No.「1」および「2」に示す第1SMPS15aおよび第2SMPS15bの各電圧は、「*1」として示すように、少なくともいずれか必須で測定され、判定される。また、No.「3」および「4」に示す第1LCD電源15cおよびPC電源15eの各電圧、ならびに、No.「6」に示す温湿度センサ16による温度は、「*2」として示すように、必須で測定され、判定される。
また、No.「5」に示す第2LCD電源15dの電圧、ならびに、No.「6」に示す温湿度センサ16による湿度は、「*3」として示すように、稼働時のみ測定され、判定される。
なお、No.「6」に示す温湿度センサ16による温度は、「*4」として示すように、No.「1」または「2」の異常時に、ファン17への電源供給異常の切り分けに利用可である。すなわち、No.「1」または「2」のみでは、スピーカ14またはファン17の異常は検知できないものの、筐体C内の温度を組み合わせることによって、筐体C内が所定値以上の高温となっていれば、ファン17への電源供給に異常があり、LCD13にも悪影響を及ぼす可能性があることを推定できる。
また、No.「7」および「8」に示す第1輝度センサ18aによる第1輝度および第2輝度センサ18bによる第2輝度は、「*5」として示すように、No.「3」〜「5」が正常時のみ測定され、判定される。これにより、第1LCD電源15c、第2LCD電源15dおよびPC電源15eそれぞれの異常、および、これら電源の異常に関わりのないバックライトの破損と推定されるLCD13の異常とを切り分けることができる。
なお、図9には、No.「1」〜「5」の各種電源15については電圧のみを示したが、電流についても電圧と同様となる。また、No.「6」の温湿度センサ16による温度に関する閾値「45℃」は、第2の閾値の一例に相当する。
また、図9のNo.「1」〜「6」には、LCD13そのものの異常には該当しない、電源、温度および湿度に関する異常を示したが、これらは間接的にLCD13の異常の要因になりうるものとして、LCD13に関する異常として取り扱ってよい。
図6の説明に戻る。送信部124eは、判定部124dによって異常ありと判定された場合に、判定部124dによって生成された当該異常ありを示す通知を、通信部121を介してサーバ装置30へ送信する。
次に、実施形態に係る異常判定装置100が実行する処理手順について、図10〜図12を用いて説明する。図10〜図12は、実施形態に係る異常判定装置100が実行する処理手順を示すフローチャート(その1)〜(その3)である。
図10に示すように、まず監視部11は、所定の監視周期が到来したか否かを判定する(ステップS101)。所定の監視周期は、予めPC12からの設定が可能であり、たとえば10分周期である。
ここで、監視周期が到来していない場合(ステップS101,No)、監視部11はステップS101を繰り返す。また、監視周期が到来した場合(ステップS101,Yes)、監視部11は、バス停装置10の稼働状況を監視する(ステップS102)。
そして、判定部124dが、監視部11の監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定する(ステップS103)。そして、ここで異常ありである場合(ステップS104,Yes)、判定部124dは、異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信させる(ステップS105)。
また、異常なしである場合(ステップS104,No)、異常判定装置100は、ステップS101からの処理を繰り返す。
つづいて、図11および図12は、図10のステップS103で示した判定処理の処理手順の一例である。図11に示すように、判定部124dは、監視データ123bに基づき、第1LCD電源15c、第2LCD電源15dおよびPC電源15eがともに正常であるか否かを判定する(ステップS201)。
ここで、ともに正常でない場合(ステップS201,No)、判定部124dは、第1LCD電源15c、第2LCD電源15d、PC電源15eのうち、測定値が正常値でない電源を異常ありと判定し(ステップS202)、判定処理を終了する。
また、ともに正常である場合(ステップS201,Yes)、監視部11が、第1輝度センサ18aおよび第2輝度センサ18bによるバックライト輝度を測定する(ステップS203)。
そして、判定部124dが、測定されたバックライト輝度がいずれも正常値であるか否かを判定する(ステップS204)。ここで、いずれかが正常値でない場合(ステップS204,No)、判定部124dは、バックライトの破損による異常ありと判定し(ステップS205)、判定処理を終了する。
また、いずれも正常値である場合(ステップS204,Yes)、図12に示すように、判定部124dは、監視データ123bに基づき、第1SMPS15aおよび第2SMPS15bが正常であるか否かを判定する(ステップS206)。
ここで、正常でない場合(ステップS206,No)、判定部124dは、筐体C内の温度が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS207)。そして、所定値以上である場合(ステップS207,Yes)、判定部124dは、ファン17への電源供給に異常ありと判定し(ステップS208)、判定処理を終了する。
また、所定値以上でない場合(ステップS207,No)、判定部124dは、スピーカ14への電源供給に異常ありと判定し(ステップS209)、判定処理を終了する。
一方、第1SMPS15aおよび第2SMPS15bが正常である場合(ステップS206,Yes)、判定部124dは、筐体C内の温度が第2の閾値(ここでは45℃)未満であるか否かを判定する(ステップS210)。
そして、温度が第2の閾値以上である場合(ステップS210,No)、判定部124dは、筐体C内の高温による異常ありと判定し(ステップS211)、判定処理を終了する。
また、温度が第2の閾値未満である場合(ステップS210,Yes)、判定部124dは、つづいて筐体C内の温度が第1の閾値(ここでは40℃)未満であるか否かを判定する(ステップS212)。
そして、温度が第1の閾値以上である場合(ステップS212,No)、判定部124dは、ファン17を起動し(ステップS213)、判定処理を終了する。また、温度が第1の閾値未満である場合(ステップS212,Yes)、判定処理を終了する。
なお、これまでは、判定部124dが、主に監視部11の監視結果に基づいてLCD13に関する異常を判定する場合について説明してきたが、判定部124d自身の監視結果に基づいて異常を判定してもよい。
図13は、変形例に係る判定処理の一例を示す図である。図13に示すように、判定部124dは、自身がUSBの通信状態およびHDMI(登録商標)の通信状態を監視することとしてもよい。そして、異常ありと判定される場合に、判定部124dは、同図に「異常時の通知例」として示すように、該当するデータに応じた通知を生成してもよい。
なお、かかる図13および既に図9に示した各通知例は、サーバ装置30が端末装置40へ送信する通知へそのまま適用してもよいし、サーバ装置30が自身の解析結果を反映してさらに詳細な情報を付加するなど、サーバ装置30において適宜加工されてもよい。
また、これまでは、判定部124dが、LCD13に関する異常ありと判定した場合に、当該異常ありを示す通知を生成し、サーバ装置30へ向けて送信させる場合について説明してきたが、かかる通知に別の内容の通知を付加してもよい。
図14は、変形例に係る通知の一例を示す図である。図14に示すように、バス停装置10は、たとえば異常ありを示す通知に加えて、コンテンツの表示実績を示す通知をサーバ装置30へ向けて送信するようにしてもよい。
かかる表示実績を示す通知は、たとえば少なくともLCD13が正常であると判定された前回の監視周期までの累積時間等を含む。また、LCD13が正常であると判定された前回の監視周期から、異常ありと判定された今回の監視周期までの時間や、かかる時間において表示されなかったと推定されるコンテンツデータに関する情報等を含んでもよい。
これにより、サーバ装置30では、たとえば広告情報表示領域における広告コンテンツの表示実績を詳細に解析することが可能となり、広告主に対する広告料等を実績に応じて詳細に算定することができる。
上述してきたように、実施形態に係る異常判定装置100は、屋外設置可能に設けられてLCD13(「液晶画面」の一例に相当)を有するバス停装置10(「サイネージ装置」の一例に相当)に搭載される異常判定装置であって、PC12(「主制御部」の一例に相当)と、監視部11と、判定部124dとを備える。
PC12は、バス停装置10を管理するサーバ装置30との通信を行う通信部121を有するとともに、LCD13へ表示するコンテンツの表示制御を行う。監視部11は、バス停装置10の筐体C内に設けられ、かかるバス停装置10の稼働状況を監視する。判定部124dは、監視部11による監視結果に基づいてLCD13に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、通信部121に当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信させる。
したがって、実施形態に係る異常判定装置100によれば、LCD13の破損等を含むバス停装置10の異常を把握することができる。
(その他の実施形態)
なお、上述した実施形態では、監視部11が、主に各種電源15、筐体C内の温湿度およびLCD13のバックライト輝度を監視する場合について説明したが、PC12を監視対象としてもよい。
かかる場合、監視部11は、たとえばPC12のCPU稼働率や、メモリ使用率、I/O使用率、ネットワーク負荷、ディスクの空き容量等を監視してもよい。そして、かかる場合、PC12は、自身を監視対象とする監視部11の監視結果に基づいて異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、当該異常ありを示す通知をサーバ装置30へ向けて送信することとなる。
なお、ネットワーク負荷や通信部121の故障等によるPC12とサーバ装置30との通信不良が生じることも想定されるが、かかる場合は、PC12はサーバ装置30へ送信すべき通知をたとえば記憶部123へログ出力しておき、通信が回復した際にサーバ装置30へ送信するようにしてもよい。
また、通信不良時に限らず、さらにPC12の異常発生時に限らず、バス停装置10における異常発生時は常に、PC12はサーバ装置30へ送信すべき通知を記憶部123へログ出力し、所定の通知周期(たとえば3分)ごとにサーバ装置30へ送信するようにしてもよい。また、かかる通知周期に対し、上述した監視周期は当該通知周期の10分の1程度に設定されてもよい。
また、上述の判定情報123cに含まれ、図9に例示した異常判定のための各種の閾値は、たとえばサーバ装置30において権限を有するユーザにより任意に設定および変更が可能である。そして、新たに設定および変更が行われた場合には、サーバ装置30から各PC12へ判定情報123cが配信され、適用されることとなる。
また、上述した実施形態では、監視部11とPC12とはUSB接続され、PC12とLCD13とはHDMI(登録商標)接続されることとしたが、いずれも接続形態を限定するものではない。
また、上述した実施形態では、監視部11と判定部124dとが別体であることとしたが、監視部11と判定部124dとは統合されてもよい。かかる場合、PC12は、監視部11による監視結果および判定結果をサーバ装置30へ送信する通信装置として機能することとなる。
また、上述した実施形態では、判定部124dをバス停装置10が備えることとしたが、判定部124dとサーバ装置30の解析部33dとを統合し、サーバ装置30が判定処理を行うようにしてもよい。かかる場合も、PC12は、監視部11による監視結果をサーバ装置30へ送信する通信装置として機能することとなる。
また、上述した実施形態では、事業者装置20がバス事業者によって運用・管理されることとしたが、事業者を限定するものではない。したがって、サーバ装置30は、バス事業者が運用・管理する事業者装置20からバスBの運行に関する情報を取得し、また、たとえば広告事業者が運用・管理する別の事業者装置20から広告に関する情報を取得してもよい。
また、上述した実施形態では、乗合車両がバスBであり、乗降地がバスBの停留所である場合を例に挙げて説明したが、無論、乗合車両の種類を限定するものではない。したがって、乗合車両が路面電車で、乗降地が停留場であってもよい。また、乗合車両が鉄道で、乗降地がたとえば駅のホームなどであってもよい。
また、上述した実施形態では、サイネージ装置の一例としてバス停装置10を例に挙げたが、サイネージ装置を乗合車両の乗降地に設置されるサイネージ装置に限定するものではない。すなわち、本実施形態は、屋外設置可能に設けられてLCD13を有する各種のサイネージ装置に適用することが可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 サイネージシステム
10 バス停装置
11 監視部
12 PC
13 LCD
14 スピーカ
15 各種電源
15a 第1SMPS
15b 第2SMPS
15c 第1LCD電源
15d 第2LCD電源
15e PC電源
16 温湿度センサ
17 ファン
18 輝度センサ
18a 第1輝度センサ
18b 第2輝度センサ
20 事業者装置
30 サーバ装置
40 端末装置
100 異常判定装置
121 通信部
122 USB通信部
123a コンテンツデータ
123b 監視データ
123c 判定情報
124a 取得部
124b 表示制御部
124c 音声出力制御部
124d 判定部
124e 送信部
B バス
C 筐体
N 通信ネットワーク

Claims (11)

  1. 屋外設置可能に設けられて液晶画面を有するサイネージ装置に搭載される異常判定装置であって、
    前記サイネージ装置を管理するサーバ装置との通信を行う通信部を有するとともに、前記液晶画面へ表示するコンテンツの表示制御を行う主制御部と、
    前記サイネージ装置の筐体内に設けられ、該サイネージ装置の稼働状況を監視する監視部と、
    前記監視部による監視結果に基づいて前記液晶画面に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、前記通信部に当該異常ありを示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる判定部と
    を備え
    前記判定部は、
    前記監視結果に含まれる前記液晶画面のバックライトの輝度の測定値に基づいて前記バックライトの破損による前記異常ありと判定される場合に、前記異常ありを示す通知とともに前記液晶画面におけるコンテンツの表示実績を示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる
    ことを特徴とする異常判定装置。
  2. 前記監視部は、
    前記液晶画面の電源電圧および前記主制御部の電源電圧を測定し、前記液晶画面の電源電圧および前記主制御部の電源電圧の測定値がともに正常値である場合に、さらに前記輝度を測定し、
    前記判定部は、
    前記輝度の測定値が正常値以外である場合に、前記バックライトの破損による前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の異常判定装置。
  3. 前記液晶画面は、複数設けられており、
    前記監視部は、
    前記液晶画面のそれぞれについて前記輝度を測定し、
    前記判定部は、
    前記輝度の測定値のうちのいずれかが正常値以外である場合に、当該輝度に対応する前記液晶画面に前記バックライトの破損による前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の異常判定装置。
  4. 前記サイネージ装置は、前記筐体内を空冷する冷却ファンを有しており、
    前記監視部は、
    さらに前記冷却ファンの電源電圧および前記筐体内の温度を測定し、該冷却ファンの電源電圧の測定値が正常値である場合に、前記温度の測定値が第1の閾値以上ならば、前記冷却ファンを起動させる
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の異常判定装置。
  5. 前記判定部は、
    前記温度の測定値が前記第1の閾値より大きい第2の閾値以上である場合に、前記筐体内の高温による前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の異常判定装置。
  6. 前記液晶画面は、主電源および副電源を有しており、
    前記監視部は、
    前記主電源および前記副電源の双方につき、それぞれ電源電圧ならびに電源電流を測定し、
    前記判定部は、
    前記主電源および前記副電源それぞれの電源電圧ならびに電源電流の測定値のうちいずれかが正常値以外である場合に、前記液晶画面の電源に関する前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の異常判定装置。
  7. 前記監視部は、さらに前記主制御部の電源電流を測定し、
    前記判定部は、
    前記主制御部の電源電圧ならびに電源電流の測定値のうちいずれかが正常値以外である場合に、前記主制御部の電源に関する前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の異常判定装置。
  8. 前記監視部は、さらに前記筐体内の湿度を測定し、
    前記判定部は、
    前記湿度の測定値が正常値以外である場合に、該湿度に関する前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載の異常判定装置。
  9. 前記冷却ファンは、第1の電源および第2の電源を有しており、
    前記監視部は、
    前記第1の電源および前記第2の電源の双方につき、それぞれ電源電圧ならびに電源電流を測定し、
    前記判定部は、
    前記第1の電源および前記第2の電源それぞれの電源電圧ならびに電源電流の測定値のうちいずれかが正常値以外である場合に、前記冷却ファンの電源に関する前記異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の異常判定装置。
  10. 前記サイネージ装置は、
    乗合車両の乗降地に設けられ、少なくとも前記乗合車両の運行に関するコンテンツを表示する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の異常判定装置。
  11. 屋外設置可能に設けられて液晶画面を有するサイネージ装置に搭載される異常判定装置を用いた異常判定方法であって、
    前記サイネージ装置を管理するサーバ装置との通信を行うとともに、前記液晶画面へ表示するコンテンツの表示制御を行う主制御工程と、
    前記サイネージ装置の筐体内において、前記サイネージ装置の稼働状況を監視する監視工程と、
    前記監視工程における監視結果に基づいて前記液晶画面に関する異常の存否を判定し、異常ありと判定される場合に、前記主制御工程に当該異常ありを示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる判定工程と
    を含み、
    前記判定工程は、
    前記監視結果に含まれる前記液晶画面のバックライトの輝度の測定値に基づいて前記バックライトの破損による前記異常ありと判定される場合に、前記異常ありを示す通知とともに前記液晶画面におけるコンテンツの表示実績を示す通知を前記サーバ装置へ向けて送信させる
    ことを特徴とする異常判定方法。
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