JP6776325B2 - 毛髪整形組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪整形組成物、より詳細には、毛髪のジスルフィド結合の切断を必要としない毛髪整形組成物に関する。
生まれつき縮毛、巻き毛またはウェーブヘアを有する多くの人々が、毛髪を矯正することを望むことは多い。市販のパーマネント毛髪矯正組成物は、毛髪のジスルフィド結合を切断するための還元剤と、それに続く、所望の形状の新しいジスルフィド結合を再確立するための中和または酸化ステップを使用する、2ステッププロセスでの毛髪の化学処理をベースとしている。そのようなシステムは、それらと関連して様々な不利益を有し、プロセス自体が実行困難であり、多くの場合、この矯正プロセスは、専門サロンにおいて資格のある美容師によって実施される。さらに、矯正プロセスは、毛髪にダメージを与えて、不快な臭気を有し、かつ頭皮に刺激を引き起こす可能性がある。
驚くべきことに、本発明者らは、毛髪のジスルフィド結合の切断を伴うパーマネント毛髪矯正プロセスに慣例的に関連する化学的ダメージを引き起こすことなく、毛髪を整形することができることを見出した。
有利なことに、本発明の方法は、プロの美容師が関与することなく、消費者によって達成可能である。さらに、本発明の方法によって整形された毛髪は、その後の洗浄の後でも整形されたままである。
本発明は、毛髪への局所的適用のために適切であり、4以下のpHを有し、かつ水性連続相で、
(i)D−グルコノ−δ−ラクトン、D−グルコノ−γ−ラクトン、D−グルコン酸およびその混合物から選択される、(組成物の全重量に基づく重量で)少なくとも0.5%の第1の成分と、
(ii)グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、その塩およびその混合物から選択される、(組成物の全重量に基づく重量で)少なくとも0.1%の第2の成分とを含み、
毛髪整形組成物中の第1の成分(i)対第2の成分(ii)の重量比が1:10〜10:1の範囲である、毛髪整形組成物を提供する。
本発明は、上記で定義された毛髪整形組成の局所的適用によって毛髪を処理し、続いて、処理された毛髪を機械的に整形するステップを含む、毛髪の整形方法も提供する。
別途指定されない限り、全ての分子量は、本明細書で使用される場合、重量平均分子量である。
「水性連続相」とは、そのベースとして水を有する連続相を意味する。
本発明による毛髪整形組成物は、一般に、(組成物の全重量に基づく重量で)少なくとも60%、好ましくは、少なくとも70%、より好ましくは、少なくとも80%の水を含むであろう。好ましくは、組成物は、(組成物の全重量に基づく重量で)99%以下、より好ましくは、98%以下の水を含む。低級アルキルアルコールおよび多価アルコールなどの他の有機溶媒も存在していてもよい。低級アルキルアルコールの例としては、エタノールおよびイソプロパノールなどのC〜C一価アルコールが含まれる。多価アルコールの例としては、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンおよびプロパンジオールが含まれる。上記有機溶媒のいずれかの混合物も使用されてよい。
本発明の毛髪整形組成物は、特に、D−グルコノ−δ−ラクトン、D−グルコノ−γ−ラクトン、D−グルコン酸およびその混合物から選択される第1の成分(i)を含む。
D−グルコノ−δ−ラクトンは、D−グルコン酸の環式1,5−分子内エステルであり、これは、D−グルコースの酵素酸化によって工業的に製造される。
D−グルコノ−δ−ラクトンは、微粒固体(例えば、結晶粉末)の形態で、それ自体で入手可能である。水性媒体中、D−グルコノ−δ−ラクトンは、異性体(D−グルコノ−γ−ラクトン)およびその加水分解生成物(D−グルコン酸)と一緒に、平衡混合物中に存在する。
これらの形態のいずれか、またはこれらの形態のいずれかの混合物も、本発明での使用に適切である。
好ましくは、D−グルコノ−δ−ラクトンそれ自体が、本発明の組成物中で使用される。
本発明の毛髪整形組成物において、第1の成分(i)(好ましくは、D−グルコノ−δ−ラクトン)のレベルは、組成物の全重量に基づく重量によって、好ましくは、0.5%〜6%、より好ましくは、1〜3%、そして最も好ましくは、1.5〜2.5%の範囲である。
本発明の毛髪整形組成物は、特に、グリオキシル酸、グリオキシル酸、グリオキシル酸一水和物、その塩およびその混合物から選択される第2の成分(ii)を含む。
グリオキシル酸(OHC−COOH)は、特定の条件下で、次式(I)の水和物として存在することが知られている。
Figure 0006776325
また、グリオキシル酸は、アルデヒドと水和物の両形態の混合物として存在していてもよい。水和物は、次式(II)の二量体に縮合していてもよい。
Figure 0006776325
グリオキシル酸は、アルカリ金属(好ましくは、ナトリウム)、アルカリ土類金属(好ましくは、カルシウム)、アンモニウムおよび置換アンモニウムイオンなどの対イオンと塩も形成する。
これらの形態のいずれか、またはこれらの形態のいずれかの混合物も、本発明での使用に適切である。
好ましくは、水溶液中のグリオキシル酸が本発明の組成物において使用される。水溶液中のグリオキシル酸は、一般に、わずかな割合の式(II)の二量体と一緒に、式(I)の水和物として存在する。
本発明の毛髪整形組成物において、第2の成分(ii)(好ましくは、式(I)のグリオキシル酸水和物)のレベルは、組成物の全重量に基づく重量によって、好ましくは、0.1%〜8%、より好ましくは、0.2〜4%、そして最も好ましくは、0.5〜2.5%の範囲である。
本発明の毛髪整形組成物において、第1の成分(i)(好ましくは、D−グルコノ−δ−ラクトン)対第2の成分(ii)(好ましくは、式(I)のグリオキシル酸水和物)の重量比は、好ましくは、約8:1〜約3:5の範囲、より好ましくは、約5:1〜約1:1の範囲である。
有利であることに、本発明の毛髪整形組成物は、還元剤の組込みを必要とせず、かつ本発明による毛髪整形組成物は、一般に、そのような材料を実質的に含まない。
本発明に関して、「実質的に含まない」という用語は、還元剤が存在しないか、または組成物の全重量に基づく重量によって、0.1%以下、好ましくは、0.01%以下、より好ましくは0〜0.001%などの微量でのみ含まれることを意味する。
本発明に関して、「還元剤」という用語は、3〜15分の範囲の期間、そして約20〜30℃の範囲の温度において毛髪に適用された場合に毛髪のジスルフィド結合を切断するために有効である薬剤を意味する。そのような還元剤の例は、アンモニウムチオグリコレート(約7〜10.5のpHを有する溶液中)、グリセリルモノチオグリコレート(7未満のpHにおいて利用される)、チオグリコール酸、ジチオグリコール酸、メルカプトエチルアミン、メルカプトプロピオン酸、ジチオグリコレートおよびアルカリ金属またはアンモニウムスルフィットもしくはジスルフィットである。
本発明による毛髪形成組成物は、適切には、コンディショニングゲル相を有し得、これは、一般に、界面活性剤二重層からなるゲル(Lβ)界面活性剤中間相として特徴づけられてよい。そのようなコンディショニングゲル相は、カチオン性界面活性剤、高融点脂肪アルコールおよび水性担体から形成されてもよい。典型的に、これらの成分は、加熱されて混合物を形成し、これは剪断下で室温まで冷却される。混合物は、冷却間に複数回の相転位を受け、それによって、通常、界面活性剤二重層からなるゲル(Lβ)界面活性剤中間相が得られる。
コンディショニングゲル相を形成するために有用である適切なカチオン性界面活性剤の例としては、次の一般式:
[N(R)(R)(R)(R)](X)
(式中、R、R、RおよびRは、それぞれ、(a)1〜22個の炭素原子を有する脂肪族基、あるいは
(b)22個までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリーまたはアルキルアリール基から独立して選択され;かつXは、ハライド、(例えば、クロリド、ブロミド)、アセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェートナイトレート、スルフェートおよびアルキルスルフェート基から選択されたものなどの塩形成アニオンである)に相当する四級アンモニウムカチオン性界面活性剤が含まれる。
脂肪族基は、炭素および水素原子のほかに、エーテル結合およびアミノフェノール基などの他の基を含有することが可能である。より長鎖、例えば、約12個以上の炭素の脂肪族基は、飽和または不飽和であることが可能である。
そのような上記一般式の四級アンモニウムカチオン性界面活性剤の具体例は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルジメチルアンモニウムクロリド、PEG−2オレイルアンモニウムクロリドおよびこれらの塩であり、クロリドは、他のハライド(例えば、ブロミド)、アセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェートナイトレート、スルフェートまたはアルキルスルフェートによって置換される。
上記一般式のカチオン性界面活性剤の好ましい分類において、Rは、C16〜C22飽和または不飽和、好ましくは、飽和アルキル鎖であり、かつR、RおよびRは、それぞれ、CHおよびCHCHOH、好ましくは、CHから独立して選択される。
コンディショニングゲル相を形成するために使用される、そのような好ましい四級アンモニウムカチオン性界面活性剤の具体的な例は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド(CTAC)、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)およびその混合物である。
上記カチオン性界面活性剤のいずれの混合物も適切であり得る。
カチオン性界面活性剤のレベルは、適切には、(組成物の全重量に基づくカチオン性界面活性剤の全重量による)0.1%〜10%、好ましくは、0.2%〜5%、より好ましくは、0.25%〜4%の範囲である。
「高融点」とは、本発明に関して、一般に、25℃以上の融点を意味する。一般に、融点は、25℃〜90℃、好ましくは、40℃〜70℃、そしてより好ましくは、50℃〜65℃の範囲である。
高融点脂肪アルコールは、単一化合物として、あるいは少なくとも2種の高融点脂肪アルコールのブレンドまたは混合物として使用することができる。脂肪アルコールのブレンドまたは混合物が使用される場合、融点は、ブレンドまたは混合物の融点を意味する。
この種類の適切な脂肪アルコールは、Rが脂肪族炭素鎖である、一般式R−OHを有する。好ましくは、Rは、8〜30個の炭素原子、より好ましくは、14〜30個の炭素原子、最も好ましくは、16〜22個の炭素原子を含む飽和脂肪族炭素鎖である。
Rは、炭素および水素原子のほかに、エーテル結合およびアミノ基などの他の基を含有することができる。
最も好ましくは、脂肪アルコールは、nが15〜21、好ましくは、7〜29の整数である、一般式CH(CHOHを有する。
適切な脂肪アルコールの具体例は、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールおよびその混合物である。セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびその混合物が特に好ましい。
上記脂肪アルコールのいずれの混合物も適切であり得る。
脂肪アルコールのレベルは、適切には、(組成物の全重量に基づく重量によって)0.01%〜10%、好ましくは、0.1%〜8%、より好ましくは、0.2%〜7%、最も好ましくは、0.3%〜6%の範囲である。
カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は、適切には、1:1〜1:10、好ましくは、1:1.5〜1:8、最適には、1:2〜1:5である。
本発明による毛髪整形組成物は、性能および/または消費者認容性を高めるために、他の任意成分を含み得る。適切な任意成分としては、防腐剤、着色剤、キレート化剤、酸化防止剤、香料、抗菌剤、反フケ剤、カチオン性コンディショニングポリマー、スタイリング成分、日焼け止め、タンパク質および加水分解タンパク質が含まれる。
本発明の毛髪整形組成物のpHは、4以下、好ましくは、1.5〜3.8、より好ましくは、2.5〜3.5、そして最も好ましくは、2.8〜3.2の範囲である。
好ましくは、毛髪整形組成物は、単一用量組成物である。本発明に関して、「単一用量」という用語は、1回で組成物が毛髪に局所的に適用されることを意味する。
本発明の毛髪整形組成物は、毛髪ボリュームダウン改善のための毛髪への局所的適用に適切である。本発明に関して、「ボリュームダウン」は、一般に、毛髪の明白なかさ高さの減少を意味する。多くの消費者にとって、毛髪ボリュームダウンの改善は、真直度、平滑度、管理可能性およびスタイル維持の改善などの複数の関連利益をもたらす。
本発明の毛髪整形組成物は、好ましくは、15〜40℃の温度で、より好ましくは、20〜30℃の温度で、毛髪に局所的に適用される。
好ましくは、組成物は、乾いた毛髪に適用される。本発明に関して、「乾いた毛髪」という用語は、一般に、遊離水(すなわち、表皮表面において膜または液滴として配置された水)が実質的に除去された毛髪を意味する。毛髪は、空気に曝露することによって、加熱された毛髪乾燥器具の使用によって、吸水性物品でこすることによって、またはこれらの方法のいずれかの組み合わせによって乾燥されてもよい。好ましくは、乾いた毛髪は、組成物の局所的適用の2時間前まで、好ましくは3時間前まで、(シャンプー、コンディショニング、リンスまたは水性組成物による他の処理などによって)洗浄または積極的に濡らされず、かつ周囲条件に適応させられるであろう。そのような状況において、適用時の組成物の吸着を妨げる遊離水の存在が実質的にない。本発明に関して、乾いた毛髪の適切な指標は、計算された含水量が、毛髪繊維の全重量に基づく重量で25%を超えない毛髪繊維であろう。
毛髪への局所的適用後、毛髪整形組成物は、すすがずに、毛髪に接触させたままにすることが好ましい。より好ましくは、そのようにして処理された毛髪が乾くまで、毛髪整形組成物をすすがずに、毛髪に接触させたままにする。
そのようにして処理された毛髪は、空気に曝露することによって自然に、加熱された毛髪乾燥器具の使用によって、吸水性物品でこすることによって、またはこれらの方法のいずれの組み合わせによって乾燥されてもよい。
毛髪を自然乾燥させる場合、毛髪整形組成物は、少なくとも約3分〜3時間以上までの期間、局所的適用後に毛髪と接触させたままにしてもよい。
本発明の方法のステップ(ii)において、処理された毛髪は機械的に整形される。
本発明の方法における毛髪の機械的整形は、手指、プラスチックヘアピックまたはくしの尾部などの手段によって達成することができ、成形は、様々な数の毛髪の束を含む毛髪部分で実行される。そのような手段を使用して、毛髪は、まっすぐにした形状へと引っ張られ、とかされ、撫でつけられ、押され、または平らにされ得るか、あるいは穏やかに湾曲、ウェーブまたはカールへと整形され得る。
好ましくは、本発明の方法のステップ(ii)において、毛髪は、機械的にまっすぐにすることによって、機械的に整形される。例えば、毛髪は、まっすぐにした形状へと引っ張られ、くしをかけられ、撫でつけられ、押され、または平らにされ得る。
電気加熱式平型ヘアアイロンまたはハンドヘルド式ヘアドライヤーなどの加熱ツールが、機械的整形ステップにおいて使用されてもよい。そのようなツールは、高度の熱を毛髪に直接適用し、そして通常、特定ツール次第の上限で、少なくとも50℃の温度設定で利用される。
好ましくは、毛髪は、電気加熱式平型ヘアアイロンによって、機械的にまっすぐにすることによって、本発明の方法のステップ(ii)において機械的に整形される。電気加熱式平型ヘアアイロンは、通常、少なくとも120℃の温度で使用され、そして230℃程度の高温まで達することができる。しかしながら、本発明の方法は、これより有意に低い操作温度(例えば、約170〜200℃)においても良好な結果をもたらす。毛髪へのダメージを最小化することに関して、これは特に有利である。
本発明による典型的な毛髪の整形方法において、毛髪整形組成物は、乾いた毛髪に局所的に適用され、そしてそのようにして処理された毛髪は、15〜40℃の温度、好ましくは、20〜30℃の温度において、真直ぐにとかされる。処理され、とかされた毛髪は、毛髪から組成物をすすがずに、乾燥し(または乾燥され)、次いで、乾いた毛髪は、120〜220℃、好ましくは、150〜210℃、そしてより好ましくは、170〜200℃の操作温度において加熱ツール(好ましくは、電気加熱式平型ヘアアイロン)によって、機械的にまっすぐにすることによって、機械的に整形される。
次いで、毛髪整形組成物は、次の洗浄の時に毛髪からすすがれ得る。
驚くべきことに、本発明者らは、洗浄後、本発明による毛髪整形組成物によって提供された「ボリュームダウン」の改善が持続可能であることを見出した。
したがって、本発明は、次のステップ:
(i)上記で定義される毛髪整形組成物の局所的適用によって毛髪を処理するステップ;
(ii)処理された毛髪を機械的に整形するステップ;
(iii)整形された毛髪をすすぐステップ、および
(iv)すすがれた毛髪を機械的に再整形するステップ
を含む、毛髪を整形し再整形する方法を提供する。
本発明による典型的な毛髪の整形および再整形方法において、毛髪整形組成物は、乾いた毛髪に局所的に適用され、そしてそのようにして処理された毛髪は、15〜40℃の温度、好ましくは、20〜30℃の温度において、真直ぐにとかされる。処理され、とかされた毛髪は、毛髪から組成物をすすがずに、乾燥し(または乾燥され)、次いで、乾いた毛髪は、120〜220℃、好ましくは、150〜210℃、そしてより好ましくは、170〜200℃の操作温度において加熱ツールによって機械的に整形される。次いで、毛髪整形組成物は、次の洗浄時、すなわち、典型的に、ステップ(i)の組成物の最初の適用から約24〜72時間後に毛髪からすすがれる。次いで、すすがれた毛髪は、機械的に再整形される。
すすぎステップは、水単独で、またはシャンプーを用いて行われてよい。
加熱ツールの使用は、再成形ステップにおいて不可欠ではない。これは、例えば、毛髪が傷みやすいか、または漂白もしくはパーマなどの以前の化学処理で過度に処理されている場合、毛髪の高温への曝露を減少させたいか、または避けたいと望む消費者にとって特に有利である。
したがって、毛髪は、好ましくは、15〜40℃の温度において、より好ましくは、20〜30℃の温度において、まっすぐにした形状へととかすことによって再整形される。
上記方法ステップ(i)〜(iv)は、1回またはそれ以上(例えば、2または3回)のサイクルで繰り返されてもよい。
本発明は、次の非限定的な実施例を参照して、さらに説明される。
実施例において、全ての成分は、全配合物の重量パーセントによって、活性成分のレベルとして表される。(本発明によらない)比較例は、文字によって示され、本発明による例は、番号によって示される。
[実施例]
[例1ならびに(比較)例AおよびB]
長さ25cmおよび重量2グラムの濃褐色ヨーロッパ人ウェーブヘア#6スウィッチを、次の試験溶液に浸漬した:
例A:水溶液、2%D−グルコノ−δ−ラクトン
例B:水溶液、2%グリオキシル酸
例1:水溶液、2%グリオキシル酸および2%D−グルコノ−δ−ラクトン
対照スイッチを水に浸漬した。
30分後、スイッチを取り出し、そして20℃および50%RHで乾燥させた。乾燥時、スイッチを200℃において、矯正機を使用して、5〜7パスでアイロンがけした。
スイッチをその後、複数回洗浄し、そして乾燥時およびとかした後、スイッチの像を撮影した。
スイッチのボリュームは、像分析キットを使用して測定された。スイッチのボリュームは、トリートメントのボリュームダウン(真直度)の利益を示す(ここで、ボリュームとは、スクリーン上のスイッチ像の射影を意味し、かつmmで示される)。対照(水)に関するパーセント利益(すなわち、ボリュームの減少)も測定された。
結果を表1に示す。
Figure 0006776325
この表から、例1で処理されたスイッチが、複数回の洗浄後に、真直度を持続することがわかる。それとは対照的に、例Aまたは例Bで処理されたスイッチの真直度は次第に低下する。これは、本発明による組成物が、より長期の持続的な真直度に関して相乗的な利益を提供することを示す。
[例2]
次の配合物は、本発明による毛髪整形組成物を説明する。
Figure 0006776325

Claims (9)

  1. 毛髪への局所的適用に適した毛髪整形組成物であって、該組成物が、4以下のpHを有し、かつ水性連続相で、
    (i)D−グルコノ−δ−ラクトン、D−グルコノ−γ−ラクトン、D−グルコン酸およびその混合物から選択される、組成物の全重量に基づく重量で少なくとも0.5%の第1の成分と、
    (ii)グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、その塩およびその混合物から選択される、組成物の全重量に基づく重量で少なくとも0.5%の第2の成分と
    を含み、
    ここで、毛髪整形組成物中の第1の成分(i)対第2の成分(ii)の重量比が10:1〜1:10の範囲である、毛髪整形組成物。
  2. 第1の成分(i)のレベルが、前記組成物の全重量に基づく重量で1.5%〜2.5%の範囲である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記第1の成分(i)がD−グルコノ−δ−ラクトンである、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 第2の成分(ii)のレベルが、前記組成物の全重量に基づく重量で0.5%〜2.5%の範囲である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記第2の成分(ii)がグリオキシル酸水和物である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の毛髪整形組成物の局所的適用によって毛髪を処理し、続いて、処理された毛髪を機械的に整形するステップを含む、毛髪を整形する方法。
  7. 前記処理された毛髪が、170〜200℃の操作温度にて加熱ツールにより機械的にまっすぐにすることによって、機械的に整形される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記毛髪整形組成物が、乾いた毛髪に局所的に適用される、請求項6または7に記載の方法。
  9. 次のステップ:
    (i)請求項1〜5のいずれか一項に記載の毛髪整形組成物の局所的適用によって毛髪
    を処理するステップ;
    (ii)処理された毛髪を機械的に整形するステップ;
    (iii)整形された毛髪をすすぐステップ、および
    (iv)すすがれた毛髪を機械的に再整形するステップ
    を含む、毛髪を整形し再整形する方法。
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