JP6775540B2 - 光通信装置、補正制御方法、及び補正制御プログラム - Google Patents

光通信装置、補正制御方法、及び補正制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、光通信装置、補正制御方法、及び補正制御プログラムに関する。
光通信システムであるPON(Passive Optical Network)システムが、知られている。PONシステムは、通信事業者局舎に設置される光通信装置(「親局装置」とも言う)と、加入者側(子局側)の複数の光通信装置(「子局装置」とも言う)とを含む。親局装置は、親局側光回線終端装置(Optical Line Termination:OLT)と言う。子局装置は、子局側光回線終端装置(Optical Network Unit:ONU)と言う。
OLTには、親局側光信号伝送装置(Optical Subscriber Unit:OSU)が含まれている場合がある。また、OLTでは、複数のOSUが冗長に構成されている場合がある。例えば、OLTは、現用系のOSUと予備系のOSUを含む。現用系から予備系に切り替えること、及び予備系から現用系に切り戻すことをPONプロテクションと表現する。
PONシステムでは、OLTとONUとの間で通信を開始する前に、MPCP(Multi−Point Control Protocol)フレームを送受信することにより、論理的な接続関係を確立する。論理的な接続関係をPONリンクと表現する。
OLTとONUの間は、時分割多重で通信される。そのため、OLTは、ONUが光信号を送信する時刻を算出する。光信号を送信する時刻を送信開始時刻と表現する。OLTは、各ONUが送信した光信号がOLTに到着した時点で衝突しないように送信開始時刻を算出する。また、OLTは、送信開始時刻を算出する際、RTT(Round Trip Time)を用いる。
ここで、RTTに関する技術が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1の現用系のインタフェースカードと予備系のインタフェースカードは、同じRTTを記憶する。
特開2007−324853号公報
上述したように、OLTは、RTTを用いて、各ONUが送信した光信号がOLTに到着した時点で衝突しないように送信開始時刻を算出する。ところで、OLTが現用系のOSUと予備系のOSUを有する場合、RTTには、現用系のOSU内で実行される、光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理との時間(以下、現用系の遅延時間と表現する)が含まれる。そのため、OLTは、現用系の遅延時間を含むRTTを用いて、送信開始時刻を算出する。
現用系の遅延時間と、予備系のOSU内で実行される、光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理との時間(以下、予備系の遅延時間と表現する)が、異なる場合がある。例えば、現用系のOSU内の部品と予備系のOSU内の部品とが異なる場合、時間が異なる。
PONプロテクションが起きた場合、予備系のOSUが動作する。予備系のOSUは、現用系の遅延時間を含むRTTに基づいて算出した送信開始時刻をONUに送信する。ここで、予備系のOSUは、現用系の遅延時間を含むRTTに基づいて、ONUから光信号を受信する受信時刻を決定する。そのため、現用系の遅延時間と予備系の遅延時間とが異なる場合、ONUが送信開始時刻に送信した光信号は、当該受信時刻と異なる時刻に、予備系のOSUに受信される。予備系のOSUは、当該受信時刻と異なる時刻に受信した光信号又は当該光信号が変換された電気信号を廃棄する。光信号又は当該光信号が変換された電気信号が廃棄されることで、OLTとONUは、正常に通信ができなくなる。
このように、現用系の遅延時間と予備系の遅延時間とが異なる場合にPONプロテクションが起きたとき、問題が発生する。
本発明の目的は、PONプロテクションが起きても正常に通信を行うことである。
本発明の一態様に係る光通信装置が提供される。子局側光回線終端装置である子局装置が送信時刻に基づいて送信した光信号を受信する親局側光回線終端装置である光通信装置は、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部と、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部と、前記第1の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間を記憶する第1の記憶部と、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間を記憶する第2の記憶部と、前記第1の時間と前記第2の時間とに基づいて、前記第1の処理部又は前記第2の処理部が光信号を前記子局装置に送信してから当該光信号に対する応答を受信するまでの時間と、前記第1の時間とを含む第1の往復遅延時間を補正して第2の往復遅延時間を算出する第1の補正部と、を有する。前記第2の処理部は、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の往復遅延時間に基づいて、前記送信時刻を決定する。
本発明によれば、PONプロテクションが起きても正常に通信できる。
実施の形態1の光通信システムを示す図である。 実施の形態1のOLTが有する主なハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。 実施の形態1のOLTとONUとの間の通信の具体例を示す図である。 実施の形態2のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。 実施の形態3のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態3のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。 実施の形態4の光通信システムを示す図である。 実施の形態4のONUの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4のOLTの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4のONUの動作を示すフローチャートである。 実施の形態4のOLTとONUとの間の通信の具体例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の光通信システムを示す図である。光通信システムは、OLT100とONU200_1,200_2,・・・,200_n(nは、3以上の整数)とを含む。OLT100とONU200_1,・・・,200_nとは、光スプリッタ300を介して接続する。また、OLT100と光スプリッタ300との間は、光ファイバで接続される。ONU200_1,・・・,200_nと光スプリッタ300との間は、光ファイバで接続される。
ここで、ONU200_1,・・・,200_nを総称して、ONU200_i(iは、正の整数)と表現する。
OLT100は、現用系OSU110、予備系OSU120、光スイッチ部130、及び集線スイッチ部140を有する。また、OLT100は、補正制御方法を実行する装置である。光スイッチ部130は、現用系OSU110がプライマリとして動作する場合、ONU200_iが送信した光信号を現用系OSU110に出力する。また、光スイッチ部130は、予備系OSU120がプライマリとして動作する場合、ONU200_iが送信した光信号を予備系OSU120に出力する。
OLT100は、上位ネットワーク(図示を省略)と接続する。集線スイッチ部140は、現用系OSU110がプライマリとして動作する場合、上位ネットワークから取得される信号を現用系OSU110に出力する。集線スイッチ部140は、予備系OSU120がプライマリとして動作する場合、上位ネットワークから取得した信号を予備系OSU120に出力する。
OLT100は、上位ネットワークから取得される信号をONU200_iに送信することができる。OLT100がONU200_iに送信する光信号を下り信号と表現する。また、ONU200_iが送信する光信号を上り信号と表現する。OLT100は、上り信号(すなわち、光信号)を電気信号に変換し、当該電気信号を上位ネットワークに送信することができる。
ONU200_iは、ユーザネットワーク(図示を省略)に接続する。ONU200_iは、下り信号(すなわち、光信号)を電気信号に変換し、当該電気信号をユーザネットワークに送信することができる。ONU200_iは、ユーザネットワークから取得した電気信号を光信号に変換し、当該光信号(すなわち、上り信号)をOLT100に送信することができる。
図1では、OLT100が1台の現用系OSUと1台の予備系OSUを有している場合を例示している。しかし、OLT100は、N(Nは、正の整数)台の現用系OSUと1台の予備系OSUを有してもよい。
次に、OLT100の主なハードウェア構成について説明する。
図2は、実施の形態1のOLTが有する主なハードウェア構成を示す図である。OLT100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、及び不揮発性記憶装置103を有する。OLT100は、コンピュータと表現してもよい。
プロセッサ101は、OLT100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。OLT100は、処理回路によって実現されてもよく、又は、ソフトウェア、ファームウェア若しくはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。なお、処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置102は、OLT100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、OLT100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
ONU200_iは、OLT100と同様に、プロセッサ、揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶装置を有する。また、現用系OSU110及び予備系OSU120のそれぞれは、プロセッサ、揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶装置を有する。
図3は、実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図である。なお、図3のOLT100は、光スイッチ部130及び集線スイッチ部140を省略している。
現用系OSU110は、第1の処理部11を有する。第1の処理部11は、信号処理部111とPON制御部112とを有する。現用系OSU110は、さらに、記憶部113、冗長処理部114、及び現用系補正部115を有する。記憶部113は、第1の記憶部とも言う。
第1の処理部11、信号処理部111、PON制御部112、冗長処理部114、及び現用系補正部115の一部又は全部は、現用系OSU110が有するプロセッサによって実現してもよい。第1の処理部11、信号処理部111、PON制御部112、冗長処理部114、及び現用系補正部115の一部又は全部は、現用系OSU110が有するプロセッサが実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、補正制御プログラムとも言う。
記憶部113は、現用系OSU110が有する揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置に確保した記憶領域として実現してもよい。
予備系OSU120は、第2の処理部12を有する。第2の処理部12は、信号処理部121とPON制御部122とを有する。予備系OSU120は、さらに、記憶部123、冗長処理部124、及び予備系補正部125を有する。また、記憶部123は、第2の記憶部とも言う。予備系補正部125は、第1の補正部とも言う。
第2の処理部12、信号処理部121、PON制御部122、冗長処理部124及び予備系補正部125の一部又は全部は、予備系OSU120が有するプロセッサによって実現してもよい。第2の処理部12、信号処理部121、PON制御部122、冗長処理部124及び予備系補正部125の一部又は全部は、予備系OSU120が有するプロセッサが実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、補正制御プログラムとも言う。
記憶部123は、予備系OSU120が有する揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置に確保した記憶領域として実現してもよい。
第1の処理部11は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号をONU200_iに送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する。
第1の処理部11は、第1の処理回路と表現してもよい。第1の処理回路は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する回路、電気信号を変換した光信号をONU200_iに送信する回路、及び電気信号に基づく情報を処理する回路を含む。例えば、信号処理部111及びPON制御部112は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する回路、電気信号を変換した光信号をONU200_iに送信する回路、及び電気信号に基づく情報を処理する回路で実現してもよい。
第2の処理部12は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号をONU200_iに送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する。
第2の処理部12は、第2の処理回路と表現してもよい。第2の処理回路は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する回路、電気信号を変換した光信号をONU200_iに送信する回路、及び電気信号に基づく情報を処理する回路を含む。例えば、信号処理部121及びPON制御部122は、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する回路、電気信号を変換した光信号をONU200_iに送信する回路、及び電気信号に基づく情報を処理する回路で実現してもよい。
通常時の動作について説明する。また、当該説明は、現用系OSU110がプライマリとして動作する場合を説明する。なお、当該説明は、PONプロテクションが起きたときに予備系OSU120が動作する場合も同様である。そのため、予備系OSU120の通常時の動作については、説明を省略する。
信号処理部111は、ONU200_iが間欠的に送信する光信号を電気信号に変換する。また、信号処理部111は、各ONUが送信した位相の異なるデータを連続データに変換できる。さらに、信号処理部111は、シリアル信号をパラレル信号に変換する処理、エラー訂正処理、及び暗号化処理を実行できる。
PON制御部112は、IEEE802.3に規定されているPONプロトコルに基づく制御を行う。具体的には、PON制御部112は、ONU200_iとの間で送受信されるMPCPフレームに基づくPONリンクを確立する。なお、例えば、MPCPフレームとは、DiscoveryGateフレーム、NormalGateフレーム、Reportフレームなどである。また、PON制御部112は、光信号がOLT100とONU200_iとの間を往復する往復時間であるRTTを算出する。さらに、PON制御部112は、ONU200_iが送信する上り信号の送信開始時刻のスケジューリングを行う。これにより、OLT100とONU200_iは、通信が可能になる。なお、送信開始時刻は、送信時刻とも言う。
また、PON制御部112は、上り信号の送信開始時刻を含むGateフレームをONU200_iに送信する。ONU200_iは、送信開始時刻に上り信号をOLT100に送信する。
次に、PONプロテクションが起きて、現用系OSU110から予備系OSU120に切り替わる時の動作について、フローチャートを用いて、現用系OSU110及び予備系OSU120の機能を説明する。
図4は、実施の形態1のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。図4の処理は、図3を参照する。また、図4の処理は、冗長処理部114がPONプロテクション指示を受信することで、開始する。例えば、PONプロテクション指示は、OLT100内のある部品が発行してもよいし、OLT100に接続可能な装置が発行してもよい。
(ステップS11)冗長処理部114は、遅延時間(Ta)を記憶部113から取得する。ここで、遅延時間(Ta)は、第1の処理部11が、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する時間である。また、遅延時間(Ta)は、第1の処理部11を実現する部品により値が決まる。すなわち、当該値は、固定値である。遅延時間(Ta)は、第1の時間とも言う。第1の処理部11は、OLT100の起動時に毎回、遅延時間(Ta)を測定してもよい。また、記憶部113は、予め測定した遅延時間(Ta)を記憶してもよい。なお、遅延時間(Ta)は、現用系の遅延時間である。
(ステップS12)冗長処理部114は、内部データの送信指示をPON制御部112に送信する。内部データは、RTT(T)を含む情報であり、PON制御に必要な管理情報である。また、内部データは、記憶部113に格納されてもよい。
また、RTT(T)は、第1の処理部11又は第2の処理部12が光信号をONU200_iに送信してから当該光信号に対する応答を受信するまでの時間と、遅延時間(Ta)とを含む時間である。RTT(T)は、第1の往復遅延時間とも言う。
(ステップS13)冗長処理部114は、RTT(T)を含む内部データをPON制御部112から受信する。
(ステップS14)冗長処理部114は、遅延時間(Ta)とRTT(T)を含む内部データとを冗長処理部124に送信する。
(ステップS15)冗長処理部124は、遅延時間(Tb)を記憶部123から取得する。ここで、遅延時間(Tb)は、現用系から予備系に切り替えられた場合、第2の処理部12が、ONU200_iが送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する時間である。また、遅延時間(Tb)は、第2の処理部12を実現する部品により値が決まる。すなわち、当該値は、固定値である。遅延時間(Tb)は、第2の時間とも言う。第2の処理部12は、OLT100の起動時に毎回、遅延時間(Tb)を測定してもよい。また、記憶部123は、予め測定した遅延時間(Tb)を記憶してもよい。なお、遅延時間(Tb)は、予備系の遅延時間である。
(ステップS16)冗長処理部124は、遅延時間(Ta)、遅延時間(Tb)、及びRTT(T)を含む内部データをPON制御部122に送信する。
(ステップS17)PON制御部122は、遅延時間(Ta)、遅延時間(Tb)、及びRTT(T)を予備系補正部125に送信する。
(ステップS18)予備系補正部125は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)に基づいて、RTT(T)を補正してRTT(Ty)を算出する。詳細には、予備系補正部125は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)との差分を算出する。予備系補正部125は、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも長い場合、RTT(T)に差分を加算する。予備系補正部125は、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも短い場合、RTT(T)に差分を減算する。これにより、予備系補正部125は、RTT(Ty)を算出できる。RTT(Ty)は、第2の往復遅延時間とも言う。
予備系補正部125は、RTT(Ty)をPON制御部122に送信する。
(ステップS19)PON制御部122は、RTT(Ty)と内部データとを管理情報として保持する。なお、当該内部データに含まれていたRTT(T)は、RTT(Ty)に変更される。また、PON制御部122は、管理情報を記憶部123に格納してもよい。
ステップS19の後、第2の処理部12(すなわち、PON制御部122)は、RTT(Ty)に基づいて、送信開始時刻を決定する。
なお、図4は、現用系OSU110を切り替え元、予備系OSU120を切り替え先としたPONプロテクション時について説明した。しかし、現用系OSU110を切り替え先、予備系OSU120を切り替え元としたPONプロテクションの切り戻し時についても同様の処理が行われる。そのため、PONプロテクションの切り戻し時は、現用系と予備系の同一名称ブロックの各機能が逆転するものとする。例えば、予備系補正部125が実行する処理は、現用系補正部115が実行する。
図5は、実施の形態1のOLTとONUとの間の通信の具体例を示す図である。OLT100は、Gateフレーム400をONU200_iに送信する。Gateフレーム400には、現在時刻(T1)と上り信号の送信開始時刻(T2)が登録されている。また、上り送信開始時刻(T2)は、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)から算出される。
ONU200_iは、Gateフレーム400を受信する。ONU200_iは、現在時刻(T1)と上り信号の送信開始時刻(T2)をGateフレーム400から抽出する。ONU200_iは、現在時刻(T1)を取り込む。すなわち、ONU200_iは、現在時刻(T1)を相対時刻として用いる。ONU200_iは、送信開始時刻(T2)に上り信号500をOLT100に送信する。
ここで、PONプロテクションが起きたとする。例えば、OLT100が、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)に基づいて上り信号の送信開始時刻(T4)を算出したとする。OLT100は、現在時刻(T3)と送信開始時刻(T4)を含むGateフレームをONU200_iに送信する。また、OLT100は、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)に基づいて、ONU200_iから光信号を受信する受信タイミングを決定する。受信タイミングは、受信時刻とも言う。ONU200_iは、上り信号の送信開始時刻(T4)に上り信号をOLT100に送信するが、現用系と予備系とで遅延時間が変化しており、OLT100は、上り信号を受信タイミングに受信できないため、上り信号又は当該上り信号が変換された電気信号を廃棄する。そのため、OLT100とONU200_iとは、正常に通信ができない。
そこで、OLT100は、PONプロテクションが起きた時、RTT(T)をRTT(y)に補正する。OLT100は、RTT(Ty)に基づいて上り信号の送信開始時刻(T5)とONU200_iから光信号を受信する受信タイミングを算出する。OLT100は、現在時刻(T3)と上り信号の送信開始時刻(T5)を含むGateフレーム401をONU200_iに送信する。ONU200_iは、送信開始時刻(T5)に上り信号501をOLT100に送信する。これにより、OLT100は、受信タイミングに上り信号501を受信できる。
実施の形態1によれば、OLT100は、現用系OSU110と予備系OSU120の遅延時間が異なる場合、RTT(T)をRTT(y)に補正することで、ONU200_iが送信した上り信号を受信できる。よって、OLT100とONU200_iは、PONプロテクションが起きても正常に通信できる。また、実施の形態1は、予備系OSUを現用系OSUと同じ部品にしなくてもよいため、コストの削減及び光通信システムの運用を円滑にできる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図1〜3を参照する。
実施の形態1は、現用系OSU110と予備系OSU120との間で遅延時間を受け渡しができる場合を説明した。しかし、現用系OSU110と予備系OSU120とは、OLT100内の制約により、遅延時間を受け渡すことができない場合がある。実施の形態2は、このような場合でもRTT(T)を補正できることを説明する。
図6は、実施の形態2のOLTの構成を示す機能ブロック図である。OLT100aは、現用系OSU110a及び予備系OSU120aを有する。現用系OSU110aは、第1の処理部11a、冗長処理部114a、及び現用系補正部115aを有する。第1の処理部11aは、PON制御部112aを有する。予備系OSU120aは、第2の処理部12a、冗長処理部124a、及び予備系補正部125aを有する。第2の処理部12aは、PON制御部122aを有する。現用系補正部115aは、第2の補正部とも言う。
現用系OSU110a及び予備系OSU120aの機能については、後で詳細に説明する。なお、図6のOLT100aは、光スイッチ部130及び集線スイッチ部140を省略している。
図3に示される構成と同じ又は対応する図6の構成は、図3に示される符号と同じ符号を付している。
図7は、実施の形態2のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。図7の処理は、図6を参照する。また、図7の処理は、冗長処理部114aがPONプロテクション指示を受信することで、開始する。PONプロテクション指示は、例えば、PONプロテクション指示は、OLT100a内のある部品が発行してもよいし、OLT100aに接続可能な装置が発行してもよい。
(ステップS21)冗長処理部114aは、遅延時間(Ta)を記憶部113から取得する。冗長処理部114aは、遅延時間(Ta)と内部データの送信指示とをPON制御部112aに送信する。
(ステップS22)PON制御部112aは、RTT(T)と遅延時間(Ta)を現用系補正部115aに送信する。
(ステップS23)現用系補正部115aは、遅延時間(Ta)を用いてRTT(T)を補正する。詳細には、現用系補正部115aは、RTT(T)に遅延時間(Ta)を減算する。補正されたRTT(T)は、RTT(Tx)である。なお、RTT(Tx)は、第3の往復遅延時間とも言う。現用系補正部115aは、RTT(Tx)をPON制御部112aに送信する。
(ステップS24)PON制御部112aは、RTT(Tx)を含む内部データを冗長処理部114aに送信する。
(ステップS25)冗長処理部114aは、RTT(Tx)を含む内部データをPON制御部112aから受信する。冗長処理部114aは、RTT(Tx)を含む内部データを冗長処理部124aに送信する。
(ステップS26)冗長処理部124aは、遅延時間(Tb)を記憶部123から取得する。
(ステップS27)冗長処理部124aは、RTT(Tx)を含む内部データ、及び遅延時間(Tb)をPON制御部122aに送信する。
(ステップS28)PON制御部122aは、遅延時間(Tb)及びRTT(Tx)を予備系補正部125aに送信する。
(ステップS29)予備系補正部125aは、遅延時間(Tb)を用いてRTT(Tx)を補正する。詳細には、予備系補正部125aは、RTT(Tx)に遅延時間(Tb)を加算する。補正されたRTT(Tx)は、RTT(Ty)である。予備系補正部125aは、RTT(Ty)をPON制御部122aに送信する。
(ステップS30)PON制御部122aは、RTT(Ty)と内部データを管理情報として保持する。また、PON制御部122aは、管理情報を記憶部123に格納してもよい。
なお、図7は、現用系OSU110aを切り替え元、予備系OSU120aを切り替え先としたPONプロテクション時について説明した。しかし、現用系OSU110aを切り替え先、予備系OSU120aを切り替え元としたPONプロテクションの切り戻し時についても同様の処理が行われる。そのため、PONプロテクションの切り戻し時は、現用系と予備系の同一名称ブロックの各機能が逆転するものとする。
実施の形態2によれば、現用系OSU110は、RTT(T)を遅延時間(Ta)で減算したRTT(Tx)を予備系OSU120に送信する。これにより、現用系OSU110は、遅延時間(Ta)を予備系OSU120に送信しなくて済む。また、予備系OSU120は、遅延時間(Tb)を用いてRTT(Tx)を補正してRTT(Ty)を算出する。また、実施の形態2によれば、予備系OSU120aは、現用系OSU110aが有する遅延時間(Ta)を認識せずに、RTTを補正できる。
また、予備系OSU120aは、次のような方法を実行してもよい。記憶部123は、遅延差分時間(Ta−Tb)を記憶する。冗長処理部124aは、RTT(T)を含む内部データを冗長処理部114aから受信する。冗長処理部124aは、RTT(T)を含む内部データをPON制御部122aに送信する。PON制御部122aは、遅延差分時間(Ta−Tb)を記憶部123から取得する。PON制御部122aは、RTT(T)及び遅延差分時間(Ta−Tb)を予備系補正部125aに送信する。予備系補正部125aは、遅延差分時間(Ta−Tb)を用いて、RTT(T)を補正する。詳細には、予備系補正部125aは、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも長い場合、RTT(T)に遅延差分時間(Ta−Tb)を加算する。予備系補正部125aは、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも短い場合、RTT(T)に遅延差分時間(Ta−Tb)を減算する。これにより、予備系補正部125aは、RTT(Ty)を算出できる。このように、OLT100aは、現用系補正部115aが処理を実行しなくて済むので、OLT100aの処理負荷を軽減できる。
同様に、PONプロテクションの切り戻し時に、OLT100aは、記憶部113に遅延差分時間(Ta−Tb)を記憶しておくことで、予備系補正部125aが処理を実行しなくて済むので、OLT100aの処理負荷を軽減できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態3の説明では、図1〜3を参照する。
実施の形態1は、現用系OSU110と予備系OSU120との間で遅延時間を受け渡しができる場合を説明した。実施の形態3は、遅延時間を1つに集約して、RTTを補正する場合を説明する。
図8は、実施の形態3のOLTの構成を示す機能ブロック図である。OLT100bは、現用系OSU110b、予備系OSU120b、及び制御部150を有する。現用系OSU110bは、冗長処理部114b、現用系補正部115b、及び監視制御インタフェース部116を有する。予備系OSU120bは、第2の処理部12b、冗長処理部124b、予備系補正部125b、及び監視制御インタフェース部126を有する。第2の処理部12bは、PON制御部122bを有する。
制御部150は、監視制御部151及び記憶部152を有する。記憶部152は、第3の記憶部とも言う。監視制御部151の一部又は全部は、プロセッサ101によって実現してもよい。監視制御部151の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムを補正制御プログラムと呼んでもよい。記憶部152は、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に確保した記憶領域として実現してもよい。
現用系OSU110b、予備系OSU120b、及び制御部150の機能については、後で詳細に説明する。なお、図8のOLT100bは、光スイッチ部130及び集線スイッチ部140を省略している。
図3に示される構成と同じ又は対応する図8の構成は、図3に示される符号と同じ符号を付している。
図9は、実施の形態3のPONプロテクション時の動作処理を示すフローチャートである。図9の処理は、図8を参照する。
(ステップS31)冗長処理部114bは、遅延時間(Ta)を記憶部113から取得する。冗長処理部114bは、監視制御インタフェース部116を介して遅延時間(Ta)を制御部150に送信する。また、冗長処理部114bは、遅延時間の送信指示を冗長処理部124bに送信する。
(ステップS32)冗長処理部124bは、遅延時間(Tb)を記憶部123から取得する。冗長処理部124bは、監視制御インタフェース部126を介して遅延時間(Tb)を制御部150に送信する。
(ステップS33)監視制御部151は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)を受信する。監視制御部151は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)を記憶部152に格納する。これにより、制御部150は、2つの遅延時間を記憶部152に集約できる。
(ステップS34)監視制御部151は、PONプロテクションの発生を監視する。監視制御部151は、PONプロテクション指示を受信する。例えば、PONプロテクション指示は、OLT100b内のある部品が発行してもよいし、OLT100bに接続可能な装置が発行してもよい。
監視制御部151は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)を記憶部152から取得する。監視制御部151は、遅延時間(Ta)と遅延時間(Tb)の差分を算出する。算出された時間は、遅延差分時間(Ta−Tb)である。監視制御部151は、監視制御インタフェース部126を介して、遅延差分時間(Ta−Tb)を冗長処理部124bに送信する。
また、冗長処理部114bもPONプロテクション指示を受信する。冗長処理部114bは、RTT(T)を含む内部データをPON制御部112から受信する。冗長処理部114bは、RTT(T)を含む内部データを冗長処理部124bに送信する。
(ステップS35)冗長処理部124bは、RTT(T)を含む内部データと遅延差分時間(Ta−Tb)とを受信する。冗長処理部124bは、RTT(T)を含む内部データと遅延差分時間(Ta−Tb)とをPON制御部122bに送信する。
(ステップS36)PON制御部122bは、RTT(T)と遅延差分時間(Ta−Tb)とを予備系補正部125bに送信する。
(ステップS37)予備系補正部125bは、遅延差分時間(Ta−Tb)を用いてRTT(T)を補正してRTT(Ty)を算出する。詳細には、予備系補正部125bは、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも長い場合、RTT(T)に遅延差分時間(Ta−Tb)を加算する。予備系補正部125bは、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも短い場合、RTT(T)に遅延差分時間(Ta−Tb)を減算する。これにより、予備系補正部125bは、RTT(Ty)を算出できる。予備系補正部125bは、RTT(Ty)をPON制御部122bに送信する。
(ステップS38)PON制御部122bは、RTT(Ty)と内部データを管理情報として保持する。また、PON制御部122bは、管理情報を記憶部123に格納してもよい。
なお、冗長処理部114bは、PONプロテクション指示が発行される前であれば、ステップS31をいつ実行してもよい。
また、図9の処理では、2つの遅延時間が記憶部152に集約される場合を説明した。しかし、図8のOSUの数が3つ以上存在する場合、記憶部152には、OSUの数だけ、遅延時間が集約される。
なお、図9は、現用系OSU110bを切り替え元、予備系OSU120bを切り替え先としたPONプロテクション時について説明した。しかし、現用系OSU110bを切り替え先、予備系OSU120bを切り替え元としたPONプロテクションの切り戻し時についても同様の処理が行われる。そのため、PONプロテクションの切り戻し時は、現用系と予備系の同一名称ブロックの各機能が逆転するものとする。例えば、予備系補正部125bが実行する処理は、現用系補正部115bが実行する。
実施の形態3によれば、遅延時間の情報は、制御部150に集約される。これにより、OLT100bは、現用系OSU110bと予備系OSU120bとの間がインタフェースの制約などで遅延時間を渡すことができない場合でも、RTTを補正できる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態4の説明では、図1〜3を参照する。
実施の形態1では、OLT100がRTTを補正し、OLT100が所望のタイミングで上り信号を受信できるようにした。実施の形態4では、ONUが上り信号の送信開始時刻を補正する場合を説明する。
図10は、実施の形態4の光通信システムを示す図である。光通信システムは、OLT100cとONU200a_1,ONU200a_2,・・・,200a_n(nは、3以上の整数)とを含む。OLT100cとONU200a_1,・・・,200a_nとは、光スプリッタ300を介して接続する。ここで、ONU200a_1,・・・,200a_nを総称して、ONU200a_i(iは、正の整数)と表現する。ONU200a_iは、補正制御方法を実行する装置である。ONU200a_iは、コンピュータと表現してもよい。
OLT100cは、現用系OSU110c、及び予備系OSU120cを有する。現用系OSU110cは、第1の処理部11cを有する。第1の処理部11cは、信号処理部111c及びPON制御部112cを有する。予備系OSU120cは、第2の処理部12cを有する。第2の処理部12cは、信号処理部121c及びPON制御部122cを有する。
図1,3に示される構成と同じ又は対応する図10の構成は、図1,3に示される符号と同じ符号を付している。
PON制御部112cは、上り信号の送信開始時刻、遅延時間、及びPONプロテクションフラグをGateフレームに登録する。例えば、PON制御部112cは、遅延時間及びPONプロテクションフラグを、IEEE802.3で規定されているGATE MPCPDUのPad/Reservedフィールドなどに登録する。しかし、遅延時間及びPONプロテクションフラグが登録されるフィールドは、Pad/Reservedフィールドに限らない。また、PONプロテクションフラグは、PONプロテクション中であるか否かを示すものである。PONプロテクション中の場合、PONプロテクションフラグには、有効が設定される。ここで、PONプロテクションフラグに有効が設定されている場合、PONプロテクションフラグは、切り替え情報とも言う。切り替え情報は、現用系から予備系に切り替えられたことを示す情報である。PONプロテクション中でない場合、PONプロテクションフラグには、無効が設定される。
信号処理部111cは、Gateフレームを光信号に変換する。信号処理部111cは、光信号をONU200a_iに送信する。
また、PONプロテクションが起きた場合、信号処理部111c及びPON制御部112cの処理は、信号処理部121c及びPON制御部122cが行う。
図11は、実施の形態4のONUの構成を示す機能ブロック図である。ONU200a_iは、送受信制御部20、記憶部230、遅延情報管理部240、及び時刻補正部250を有する。また、送受信制御部20は、信号処理部210、PON制御部220を有する。
送受信制御部20、信号処理部210、PON制御部220、遅延情報管理部240、及び時刻補正部250の一部又は全部は、ONU200a_iが有するプロセッサによって実現してもよい。送受信制御部20、信号処理部210、PON制御部220、遅延情報管理部240、及び時刻補正部250の一部又は全部は、ONU200a_iが有するプロセッサが実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、補正制御プログラムとも言う。
記憶部230は、ONU200a_iが有する揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置に確保した記憶領域として実現される。
信号処理部210は、OLT100cが送信した下り信号からクロックを抽出し、正しい位相でPON制御部220にクロック及びデータを送信する。
PON制御部220は、IEEE802.3に規定されているPONプロトコルに基づく制御を行う。具体的には、PON制御部220は、OLT100cとの間で送受信されるMPCPフレームに基づくPONリンクを確立する。また、PON制御部220は、OLT100cが送信した現在時刻に基づいて時刻を更新する。PON制御部220は、OLT100cから指定される上り信号の送信開始時刻に、上り信号を送信する。
記憶部230は、現在遅延時間と新遅延時間とを記憶する。遅延情報管理部240の機能については、後で詳細に説明する。時刻補正部250の機能については、後で詳細に説明する。
次に、OLT100cとONU200a_iの動作についてフローチャートを用いて、説明する。
図12は、実施の形態4のOLTの動作を示すフローチャートである。図12の処理は、図10を参照する。
(ステップS41)PON制御部112cは、Gateフレームの送信タイミングであるか否かを判定する。Gateフレームの送信タイミングの場合(ステップS41でYes)、PON制御部112cは、処理をステップS42に進める。Gateフレームの送信タイミングではない場合(ステップS41でNo)、PON制御部112cは、処理を終了する。
(ステップS42)PON制御部112cは、記憶部113から遅延時間(Ta)を取得する。PON制御部112cは、遅延時間(Ta)をGateフレームに登録する。
(ステップS43)PON制御部112cは、PONプロテクション中であるか否かを判定する。PONプロテクション中の場合(ステップS43でYes)、PON制御部112cは、処理をステップS44に進める。PONプロテクション中ではない場合(ステップS43でNo)、PON制御部112cは、処理をステップS45に進める。
(ステップS44)PON制御部112cは、GateフレームのPONプロテクションフラグに有効を設定する。そして、PON制御部112cは、処理をステップS46に進める。
(ステップS45)PON制御部112cは、GateフレームのPONプロテクションフラグに無効を設定する。
(ステップS46)信号処理部111cは、Gateフレームを光信号に変換する。信号処理部111cは、光信号をONU200a_iに送信する。すなわち、信号処理部111cは、GateフレームをONU200a_iに送信する。
図12は、現用系OSU110cが実行する場合を説明した。しかし、PONプロテクションにより予備系OSU120cが動作している場合、図12の処理は、予備系OSU120cが実行する。例えば、ステップS41では、PON制御部122cは、Gateフレームの送信タイミングであるか否かを判定する。Gateフレームの送信タイミングの場合、PON制御部122cは、処理をステップS42に進める。Gateフレームの送信タイミングではない場合、PON制御部122cは、処理を終了する。ステップS42では、PON制御部122cは、記憶部123から遅延時間(Tb)を取得する。PON制御部122cは、遅延時間(Tb)をGateフレームに登録する。そして、ステップS43〜45の処理は、PON制御部122cが実行する。ステップS46の処理は、信号処理部121cが実行する。
図13は、実施の形態4のONUの動作を示すフローチャートである。図13の処理は、図11を参照する。
(ステップS51)PON制御部220は、Gateフレームを受信したか否かを判定する。Gateフレームを受信した場合(ステップS51でYes)、PON制御部220は、処理をステップS52に進める。Gateフレームを受信していない場合(ステップS51でNo)、PON制御部220は、処理を終了する。
(ステップS52)PON制御部220は、遅延時間、PONプロテクションフラグ、及び上り信号の送信開始時刻をGateフレームから取得する。なお、上り信号の送信開始時刻は、OLT100cが指定した送信時刻とも言う。PON制御部220は、遅延時間及びPONプロテクションフラグを遅延情報管理部240に送信する。
(ステップS53)遅延情報管理部240は、PONプロテクションフラグが有効であるか否かを判定する。PONプロテクションフラグが有効の場合(ステップS53でYes)、遅延情報管理部240は、処理をステップS54に進める。PONプロテクションフラグが無効の場合(ステップS53でNo)、遅延情報管理部240は、処理をステップS57に進める。
(ステップS54)遅延情報管理部240は、記憶部230に格納されている新遅延時間をGateフレームに登録されていた遅延時間に更新する。すなわち、新遅延時間は、遅延時間(Tb)に更新される。また、遅延情報管理部240は、時刻補正フラグに有効を設定する。なお、時刻補正フラグの情報は、記憶部230に格納されている。
(ステップS55)遅延情報管理部240は、記憶部230に格納されている現在遅延時間と新遅延時間との差分を算出する。算出された時間を遅延差分時間(Ta−Tb)とする。また、遅延情報管理部240は、遅延差分時間(Ta−Tb)を時刻補正部250に送信する。
(ステップS56)時刻補正部250は、遅延差分時間(Ta−Tb)を受信する。時刻補正部250は、時刻補正フラグが有効であることを確認する。時刻補正部250は、上り信号の送信開始時刻をPON制御部220から取得する。時刻補正部250は、遅延差分時間(Ta−Tb)を用いて、上り信号の送信開始時刻を補正する。詳細には、時刻補正部250は、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも長い場合、上り信号の送信開始時刻に遅延差分時間(Ta−Tb)を加算する。時刻補正部250は、遅延時間(Tb)が遅延時間(Ta)よりも短い場合、上り信号の送信開始時刻に遅延差分時間(Ta−Tb)を減算する。このように、時刻補正部250は、上り信号の送信開始時刻を補正する。補正された送信開始時刻を補正後送信時刻と表現する。また、時刻補正部250は、遅延差分時間(Ta−Tb)を記憶部230に格納する。
また、時刻補正部250は、ステップS57の後にステップS56を実行する場合、時刻補正フラグが有効であることを確認する。時刻補正部250は、上り信号の送信開始時刻をPON制御部220から取得する。時刻補正部250は、遅延差分時間(Ta−Tb)を記憶部230から取得する。時刻補正部250は、遅延差分時間(Ta−Tb)を用いて、上り信号の送信開始時刻を補正する。
時刻補正部250は、補正した送信開始時刻(すなわち、補正後送信時刻)をPON制御部220に送信する。信号処理部210及びPON制御部220は、PONプロテクションフラグが有効の場合、補正された送信開始時刻に、上り信号をOLT100cに送信する。
なお、時刻補正部250は、時刻補正フラグが無効の場合、上り信号の送信開始時刻を補正しない。
(ステップS57)遅延情報管理部240は、時刻補正フラグが有効であるか否かを判定する。時刻補正フラグが有効の場合(ステップS57でYes)、遅延情報管理部240は、処理をステップS56に進める。時刻補正フラグが無効の場合(ステップS57でNo)、遅延情報管理部240は、処理をステップS58に進める。
(ステップS58)遅延情報管理部240は、記憶部230に格納されている現在遅延時間をGateフレームに登録されていた遅延時間に更新する。すなわち、現在遅延時間は、遅延時間(Ta)に更新される。そして、遅延情報管理部240は、処理を終了する。
また、OLT100cがAuto Discoveryシーケンス時のレンジングにより正しいRTTを取得するまで時刻補正を継続する必要がある。そのため、時刻補正フラグが有効の場合、遅延情報管理部240は、PONリンクが切断されるまで時刻補正フラグが有効の状態を維持する。そして、遅延情報管理部240は、PONリンクが切断された場合、時刻補正フラグに無効を設定する。
ONU200a_iが上り信号の送信開始時刻を補正することで、補正した上り信号の送信開始時刻が現在時刻よりも過去の時刻になる場合がある。この場合、ONU200a_iは、上り信号を送信できなくなる。しかし、OLT100cは、遅延時間から本事象が発生したと判断した場合、OLT100cが上り信号の送信開始時刻を補正する機能を有することで、本事象を回避することができる。
図14は、実施の形態4のOLTとONUとの間の通信の具体例を示す図である。OLT100cは、Gateフレーム410をONU200a_iに送信する。Gateフレーム410には、現在時刻(T11)と上り信号の送信開始時刻(T12)が登録されている。また、上り送信開始時刻(T12)は、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)から算出される。
ONU200a_iは、Gateフレーム410を受信する。ONU200a_iは、現在時刻(T11)と上り信号の送信開始時刻(T12)をGateフレーム410から抽出する。ONU200a_iは、現在時刻(T11)を取り込む。ONU200a_iは、上り信号の送信開始時刻(T12)に上り信号510をOLT100cに送信する。
ここで、PONプロテクションが起きたとする。OLT100cは、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)に基づいて上り信号の送信開始時刻(T14)を算出する。OLT100cは、現在時刻(T13)と上り信号の送信開始時刻(T14)を含むGateフレーム411をONU200a_iに送信する。また、OLT100cは、遅延時間(Ta)を含むRTT(T)に基づいて、ONU200a_iから光信号を受信する受信タイミングを決定する。ここで、ONU200a_iは、上り信号の送信開始時刻(T14)に上り信号をOLT100cに送信するが、現用系と予備系で遅延時間が変化しており、OLT100cは、上り信号を受信タイミングに受信できないため、上り信号又は当該上り信号が変換された電気信号を廃棄する。そのため、OLT100cとONU200a_iとは、正常に通信ができない。
そこで、ONU200a_iは、遅延差分時間(Ta−Tb)を用いて、送信開始時刻(T14)を送信開始時刻(T15)に補正する。ONU200a_iは、送信開始時刻(T15)に上り信号511をOLT100cに送信する。これにより、OLT100cは、受信タイミングに上り信号511を受信できる。
実施の形態4によれば、ONU200a_iは、上り信号の送信開始時刻を補正することで、OLT100cが上り信号を受信できる。また、OLT100cは、RTT(T)を補正する機能を含まなくて済む。さらに、OLT100cは、現用系OSU110が予備系OSU120cに遅延時間(Ta)を渡さなくて済むため、PONプロテクションを高速に行うことができる。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
100,100a,100b,100c OLT、 11,11a,11c 第1の処理部、 12,12a,12b,12c 第2の処理部、 20 送受信制御部、 110,110a,110b,110c 現用系OSU、 111,111c 信号処理部、 112,112a,112c PON制御部、 113 記憶部、 114,114a,114b 冗長処理部、 115,115a,115b 現用系補正部、 116 監視制御インタフェース部、 120,120a,120b,120c 予備系OSU、 121,121c 信号処理部、 122,122a,122b,122c PON制御部、 123 記憶部、 124,124a,124b 冗長処理部、 125,125a,125b 予備系補正部、 126 監視制御インタフェース部、 130 光スイッチ部、 140 集線スイッチ部、 150 制御部、 151 監視制御部、 152 記憶部、 200_1,200_i,200_n,200a_1,200a_i,200a_n ONU、 210 信号処理部、 220 PON制御部、 230 記憶部、 240 遅延情報管理部、 250 時刻補正部、 300 光スプリッタ。

Claims (8)

  1. 子局側光回線終端装置である子局装置が送信時刻に基づいて送信した光信号を受信する親局側光回線終端装置である光通信装置であって、
    前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部と、
    前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部と、
    前記第1の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間を記憶する第1の記憶部と、
    前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と、当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間を記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の時間と前記第2の時間とに基づいて、前記第1の処理部又は前記第2の処理部が光信号を前記子局装置に送信してから当該光信号に対する応答を受信するまでの時間と、前記第1の時間とを含む第1の往復遅延時間を補正して第2の往復遅延時間を算出する第1の補正部と、
    を有し、
    前記第2の処理部は、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の往復遅延時間に基づいて、前記送信時刻を決定する、
    光通信装置。
  2. 第2の補正部をさらに有し、
    前記第2の補正部は、前記第1の時間を用いて前記第1の往復遅延時間を補正して第3の往復遅延時間を算出し、
    前記第1の補正部は、前記第2の時間を用いて前記第3の往復遅延時間を補正して前記第2の往復遅延時間を算出する、
    請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記第1の時間と前記第2の時間とを記憶する第3の記憶部と、
    前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第3の記憶部に格納されている前記第1の時間と前記第2の時間との差分を算出する監視制御部と、
    をさらに有し、
    前記第1の補正部は、前記差分を用いて前記第1の往復遅延時間を補正して前記第2の往復遅延時間を算出する、
    請求項1又は2に記載の光通信装置。
  4. 光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部と、光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部とを有する親局側光回線終端装置である親局装置と通信する子局側光回線終端装置である光通信装置であって、
    前記親局装置が指定した送信時刻と、前記現用系から前記予備系に切り替えられたことを示す切り替え情報とを前記親局装置から受信する送受信制御部と、
    前記切り替え情報が受信された場合、前記第1の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間と、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合に前記第2の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間とに基づいて、前記送信時刻を補正して補正後送信時刻を算出する時刻補正部と、
    を有し、
    前記送受信制御部は、前記補正後送信時刻に光信号を前記親局装置に送信する、
    光通信装置。
  5. 子局側光回線終端装置である子局装置が送信時刻に基づいて送信した光信号を受信する親局側光回線終端装置である光通信装置が、
    前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間と、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部が、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間とに基づいて、前記第1の処理部又は前記第2の処理部が光信号を前記子局装置に送信してから当該光信号に対する応答を受信するまでの時間と、前記第1の時間とを含む第1の往復遅延時間を補正して第2の往復遅延時間を算出し、
    前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の往復遅延時間に基づいて、前記送信時刻を決定する、
    補正制御方法。
  6. 光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部と、光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部とを有する親局側光回線終端装置である親局装置と通信する子局側光回線終端装置である光通信装置が、
    前記親局装置が指定した送信時刻と、前記現用系から前記予備系に切り替えられたことを示す切り替え情報とを前記親局装置から受信し、
    前記第1の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間と、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合に前記第2の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間とに基づいて、前記送信時刻を補正して補正後送信時刻を算出し、
    前記補正後送信時刻に光信号を前記親局装置に送信する、
    補正制御方法。
  7. 子局側光回線終端装置である子局装置が送信時刻に基づいて送信した光信号を受信する親局側光回線終端装置であるコンピュータに、
    前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部が、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間と、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換して当該光信号を前記子局装置に送信する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部が、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記子局装置が送信した光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間とに基づいて、前記第1の処理部又は前記第2の処理部が光信号を前記子局装置に送信してから当該光信号に対する応答を受信するまでの時間と、前記第1の時間とを含む第1の往復遅延時間を補正して第2の往復遅延時間を算出し、
    前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合、前記第2の往復遅延時間に基づいて、前記送信時刻を決定する、
    処理を実行させる補正制御プログラム。
  8. 光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する現用系の第1の処理部と、光信号を電気信号に変換する処理、電気信号を光信号に変換する処理、及び電気信号に対する処理を実行する予備系の第2の処理部とを有する親局側光回線終端装置である親局装置と通信する子局側光回線終端装置であるコンピュータに、
    前記親局装置が指定した送信時刻と、前記現用系から前記予備系に切り替えられたことを示す切り替え情報とを前記親局装置から受信し、
    前記第1の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第1の時間と、前記現用系から前記予備系に切り替えられた場合に前記第2の処理部が光信号を電気信号に変換する処理と当該電気信号に対する処理とを実行する第2の時間とに基づいて、前記送信時刻を補正して補正後送信時刻を算出し、
    前記補正後送信時刻に光信号を前記親局装置に送信する、
    処理を実行させる補正制御プログラム。
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