JP6774222B2 - 振動波モータ及び振動波モータを用いた光学装置 - Google Patents

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本発明は、振動子と該振動子と摩擦接触する摩擦部材とで構成され、振動子と摩擦部材とが相対移動を行う振動波モータに関する。
従来から超音波モータをカメラの機構部やレンズの駆動源として備えた撮像装置に関して、様々な提案がされている。超音波モータは振動子から構成されており、振動子は圧電素子を備え、圧電素子には互いに位相の異なる2相の交流電圧を印加可能となっている。そして、圧電素子への電圧印加によって、振動子の表面に配された突起部などに楕円形状の振動波を励起させる。この振動波が励起された突起部を摩擦部材に加圧接触させることにより駆動力を発生させ、振動子と摩擦部材とを相対移動させる。振動子は、所望の駆動力で摩擦部材の表面を摺動することができるように構成されている。
例えば、特許文献1には、圧電素子の一方の面(表面)に設けた二つの電極領域と、GND電極領域とに不図示のプリント配線基板(以下、FPCと称す)を接続して圧電素子に電圧を印加する技術が開示されている。圧電素子の他方の面(裏面)には、GND電極領域が設けられ、このGND電極領域は圧電素子の端面で折り返し、表面側のGND電極領域に接続するように構成されており、圧電素子とFPCとの接続を容易にしている。
上記の構成では、GND電極領域の折り返し部の欠け防止のために、圧電素子の長辺方向の対向する端面に面取り部が設けられている。また、圧電素子の面取り部に関して、特許文献2には、リング状の圧電素子の内外周の両側のエッジ部分に面取り部を設ける技術が開示されている。
特開2016−32351号公報 特開2009−153242号公報
しかしながら、圧電素子の面取り部の大きさは、圧電素子の曲げ剛性へ影響を与えるので、圧電素子の面取り部の大きさにより圧電素子の振動特性が変わってしまう。つまり、振動子の圧電素子に同じ周波数の交流電圧を印加した時の振動子の変形量が異なり、振動波モータの特性が変化してしまう。
そこで本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、圧電素子の製造バラつきによって、面取り部の面取り量が変化しても、特性の安定した振動波モータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の振動波モータは、振動板と圧電素子とを一体化して構成する振動子と、前記振動子は楕円振動を発生し、前記楕円振動により駆動される被駆動体と、を備えた振動波モータにおいて、前記圧電素子の対向する端面の一方の端面の稜線のみに面取り部が設けられており、前記稜線に前記面取り部が設けられている端面には、GND電極が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、圧電素子の製造バラつきによって、面取り部の面取り量が変化しても、振動特性が安定した振動波モータを提供することが可能になる。
(A)本発明における振動子10の構成を示す斜視図である。(B)本発明における圧電素子2の電極の構成を示す平面図である。 本発明における振動波モータの概略を示す斜視図である。 (A)本発明における振動子10の2次の曲げ振動を示す図である。(B)1次の曲げ振動を示す図である。 本発明における振動子10において、振動板1と圧電素子2とを貼り合せた状態を示す側面図である。 本発明における振動子10において、圧電素子2の面取り部2dの寸法Dと振動子10の周波数fとの関係を示す図である。 本発明における変形例を示す斜視図である。 本発明における振動波モータの適用例を示す断面図である。
(実施例)
以下、図1から図3を参照して、本発明の振動波モータ(超音波領域の周波数の振動をする超音波モータ)について説明する。なお、本明細書では、後述する振動子10に発生する楕円振動により振動子10が移動する方向(光軸OA方向)をX方向とする。また、後述する付勢部材13による加圧方向をZ方向とする。さらに、X方向とZ方向に垂直な方向をY方向とする。
図1(A)に示すように、振動子10は、例えば金属の弾性体である振動板1と振動板1の一方の平面(裏面)に接着等で接合された圧電素子2によって構成されている。振動板1の他方の平面(表面)側には、複数の凸部3が設けられている(図2参照)。凸部3には、被駆動体であるスライダー4と接触する接触部3a(図3参照)が設けられている。
圧電素子2は、一方の平面にGND電極(図1(B)における裏面のため、不図示)と、他方の平面(表面)に分極処理された2つの電極2a、2bと、同じ表面にGND電極2cとを備えている。さらに、裏面のGND電極の一部が延出し、その一部は圧電素子2の端面2fを介して折り返されることにより、裏面のGND電極と表面のGND電極2cとは、連続的に、かつ、一体的に構成されている。そして、2つの電極2a、2bに、交流電圧V1、V2を印加すると、2つの振動モードで振動が発生する。
次に、2つの振動モードについて、図3(A)及び(B)を用いて、以下に説明する。図3(A)には、X方向の曲げ2次振動モードの際に発生する腹と節の位置が示されている。振動子10の圧電素子2の2つの電極2a、2bに逆相の交流電圧V1、V2を印加すると、振動子10にX方向の曲げ2次振動モードが励起される。曲げ2次振動モードの節10a、10b、10cが図で示される位置に発生し、曲げ2次振動モードの腹10x、10yが図で示される位置に発生する。節10a、10b、10cでは、曲げ2次振動モードによるZ方向の振動は非常に小さい。一方、腹10x、10yでは、曲げ2次振動モードによるZ方向の振動は非常に大きく、前述の凸部3に設けられた接触部3aは、曲げ2次振動モードの節10a、10cの位置に設けられているため、Z方向には振動が少ないが、X方向には大きく振動する。
つまり、振動子10の曲げ2次振動モードの節10a、10cの位置に接触部3aを設け、X方向の曲げ2次振動モードを励起することによって、振動子10にX方向の振動を起こすように構成している。なお、この接触部3aがX方向にのみ振動することを、送りモードと定義する。また、交流電圧V1、V2の周波数fによって、接触部3aのX方向の振動幅が変化するので、X方向の振動幅が最大になる時の交流電圧V1、V2の周波数fを送りピーク周波数f2と称す。
図3(B)には、Y方向の曲げ1次振動モードの際に発生する腹と節の位置が示されている。振動子10の圧電素子2の2つの電極2a、2bに同相の交流電圧V1、V2を印加すると、振動子10にY方向の曲げ1次振動モードが励起される。曲げ1次振動モードの節10d、10eが図で示される位置に発生し、曲げ1次振動モードの腹10zが図で示される位置に発生する。節10d、10eでは、曲げ1次振動モードによるZ方向の振動は非常に小さい。一方、腹10zでは、曲げ1次振動モードによるZ方向の振動は非常に大きく、前述の凸部3に設けられた接触部3aは、曲げ1次振動モードの腹10zの位置に設けられているため、Z方向には大きく振動する。
つまり、振動子10の曲げ1次振動モードの腹10zの位置に接触部3aを設け、Y方向の曲げ1次振動モードを励起することによって、振動子10にZ方向の振動を起こすように構成している。なお、この接触部3aがZ方向にのみ振動することを、突き上げモードと定義する。また、交流電圧V1、V2の周波数fによって、接触部3aのZ方向の振動幅が変化するので、Z方向の振動幅が最大になる時の交流電圧V1、V2の周波数fを突き上げピーク周波数f1と称す。
そして、上記の突き上げモードの振動と送りモードの振動とを組み合わせることにより、接触部3aには楕円振動が励振される。楕円振動が励振された接触部3aをスライダー4に加圧接触させることで、スライダー4に対して、図2の矢印Xで示される方向に振動子10を駆動することができる。また、楕円振動は、超音波領域の周波数の振動も含む。
以上の構成において、圧電素子2に印加する交流電圧V1、V2の周波数fを変更することによって、楕円振動の楕円比を保持しながら、楕円の大きさを変更することができる。例えば、圧電素子2に印加する交流電圧V1、V2の周波数fを振動子10の共振周波数frに近付けると、楕円振動の楕円の大きさが大きくなると共に、振動子10の駆動速度が速くなる。逆に、交流電圧V1、V2の周波数fを振動子10の共振周波数frから遠ざけると、楕円の大きさが小さくなると共に、振動子10の駆動速度が遅くなる。
さらに、圧電素子2に印加する交流電圧V1、V2の位相差を変更することによって、接触部3aの楕円振動の楕円比を変更することができる。例えば、位相差が0度の場合は、圧電素子2に同相の交流電圧V1、V2が印加されるので、前述のように、突き上げモードの振動が励振される。また、位相差が180度の場合は、圧電素子2に逆相の交流電圧V1、V2が印加されるので、前述のように、送りモードの振動が励振される。そして、位相差が0度から180度の場合は、位相差の大きさに応じて、突き上げモードであるZ方向の振幅と送りモードであるX方向の振幅の大きさの比が変わる。これにより、接触部3aには設定された位相差に応じた楕円比の楕円振動が励振される。
本発明の圧電素子2の長手方向に延在し、それぞれが対向する端面2fと端面2gとにおいて、端面2fには、圧電素子2の裏面の不図示のGND電極から延在し折り返され、圧電素子2の表面のGND電極2cに接続するようにGND電極が設けられる。この端面2fと、圧電素子2の表面及び裏面とによって形成される稜線にのみ面取り部2dが備えられている。
図4は、振動子10の側面図であり、振動板1と圧電素子2とを貼り合せて一体化した状態の位置関係を示している。圧電素子2のY方向における、圧電素子2の一辺の中心を通る外形中心線2Lと、振動板1のY方向における、振動板1の一辺の中心を通る外形中心線1Lとは、必ずしも一致しておらず、ずれ量δだけY方向にずれている。また、そのずれている方向は、圧電素子2の外形中心線2Lが、振動板1の外形中心線1Lに対して、圧電素子2の面取り部2dが設けられた方向に偏る方向である。
これは、圧電素子2の片側の端面2fの稜線にのみ面取り部2dを設けたため、図4におけるY方向において、外形中心線2Lに対して圧電素子2は非対称な形状となる。その結果、前述したように、圧電素子2の外形中心線2Lと振動板1の外形中心線1LとをY方向にδだけずらして振動板1と圧電素子2を接着等で一体化することによって、一体化された振動子10がX方向にもZ方向にも対称的に振動するようになっている。
また、寸法Dは、面取り部2dの大きさを示し、この面取り部2dの寸法Dが大きくなると、Y方向において、外形中心線2Lに対して圧電素子2の非対称性も大きくなるので、圧電素子2の外形中心線2Lと振動板1の外形中心線1Lとのずれ量δも大きくなる。これにより、片側の端面2fの稜線にのみ面取り部2dを設けた圧電素子2を有する振動子10であっても、従来の振動子と同様、突き上げモードの振動と送りモードの振動が励振される。
しかしながら、面取り部2dの寸法Dを大きくすると面取り量(体積)が大きくなり、それに応じて圧電素子2の体積が減少する。また、圧電素子2の端面2fと端面2gとの間における、Y方向の距離、すなわち圧電素子2の平面部の長さL2も短くなる。この平面部の長さL2に応じて、曲げ2次振動モードの送りピーク周波数f2と曲げ1次振動モードの突き上げピーク周波数f1は変化する。振動子10の振動特性である、これら送りピーク周波数f2と突き上げピーク周波数f1との周波数差(以下、Δfと称す)も変化する。
図5は、片側の端面2fの稜線にのみ面取り部2dを設けた圧電素子2を有する振動子10において、面取り部2dの寸法Dと、振動子10の送りピーク周波数f2及び突き上げピーク周波数f1との関係を実線で示す。比較のため、圧電素子の両端面の稜線に面取り部(すなわち、2か所の端面の稜線に面取り部)を設けた従来例の振動子についても、面取り部の寸法Dと、振動子の送りピーク周波数f2’及び突き上げピーク周波数f1’との関係を破線で示す。
面取り部2dの寸法Dを大きくすると、送りピーク周波数f2の値は小さくなることが分かる。これは、図3(A)に示したように、送りモードの振動は、振動子10のX方向の変形である。このX方向の変形に対して、面取り部2dは圧電素子2のX方向に延伸して設けられており、振動板1と圧電素子2との接着面積が、面取り部2dを設けることにより減少している。それに対して、振動板1の大きさは変わらないので、X方向の曲げ変形をする時に、接着面積の減少分だけ曲がりやすくなる、すなわち、振動板1のX方向の曲げ剛性が小さくなる。よって、面取り部2dの寸法Dが大きくなると、送りモードの振動による振動子10の変形量は大きくなるので、送りピーク周波数f2の値は小さくなる。
一方、面取り部2dの寸法Dを大きくすると、突き上げピーク周波数f1の値は大きくなることが分かる。これは、図3(B)に示したように、突き上げモードの振動は、振動子10のZ方向の変形であるため、面取り部2dの寸法Dが大きくなると、圧電素子2の平面部の長さL2が短くなることにより、突き上げモードの振動が影響を受けるためである。
よって、振動子10の突き上げモードの振動に対しては、面取り部2dの寸法Dが大きくなると、圧電素子2の平面部の長さL2が短くなるので、圧電素子2の曲げ剛性が大きくなる。これにより、振動子10が突き上げモードの振動する時の変形量が小さくなる。つまり、圧電素子2に印加する交流電圧の周波数fが大きい時に突き上げモードの変形量が大きくなるので、突き上げピーク周波数f1の値が大きくなる。
このように、面取り部2dの寸法Dの大きさによって、突き上げピーク周波数f1の値が変わる。従来例のように面取り部を2か所の端面の稜線に設ける場合の方が、本発明の面取り部2dを1か所の端面2fの稜線に設ける場合よりも面取り部の大きさの変化の影響が大きくなる。すなわち、従来例のような面取り部を2か所有する圧電素子では、突き上げピーク周波数f1’の変化量が大きい。
この結果、面取り部2dの寸法Dが大きくなると、振動子10の周波数差Δfは小さくなる。そして、本発明の振動子10と従来例の振動子とを比較すると、突き上げピーク周波数f1の値の変化は振動子10の方が小さく、また周波数差、Δfの変化量も小さい。つまり、圧電素子2の製造バラツキによって、面取り部2dの寸法Dが変化しても、振動子10の周波数差Δfの変化幅が従来例よりも小さくなる。よって、面取り部2dを圧電素子2の一方の端面2fの稜線のみに設けることによって、本発明の振動波モータの振動特性が安定する。以上、述べたように、圧電素子2の製造バラつきによって面取り部2dの寸法Dが変化しても、振動特性の安定した振動波モータを提供することが可能になる。
(変形例)
図6は、本発明の変形例である振動子10の構成を示す斜視図である。なお、本発明の実施例と同様な構成については、同一の番号を付し、説明を省略する。この変形例において、圧電素子2には、GND電極2cが設けられた端面2fの稜線において、そのGND電極2c及びその近傍の稜線にのみ面取り部2eが設けられている。
面取り部2eは、端面2fのX方向の中心部に設けられており、GND電極2cは、圧電素子2の裏面に設けられた不図示のGND電極から圧電素子2の端面2fを介して折り返されて、面取り部2eの範囲内で引き回されて、連続的に構成されている。つまり、不図示のGND電極とGND電極2cとは、一体的に構成された圧電素子2のGND電極となる。
よって、先述の実施例と同様、圧電素子2の電極2a、2bに交流電圧V1、V2を印加すると、2つのモードの振動が発生する。また、図6におけるX方向の面取り部2eの長さは、実施例で説明した面取り部2dに比べて短いので、圧電素子2の製造バラつきによって面取り部2eの面取り量の大きさが変化しても、面取り部2dに比べて体積の変化やZ方向の曲げ剛性の変化が小さくなる。
そして、圧電素子2の製造バラつきによって面取り部2eの面取り量の大きさが変化しても、振動子10の周波数差Δfの変化幅が、面取り部2dと比べて小さくなる。すなわち、圧電素子2の面取り部2eを、圧電素子2の裏面に設けられた不図示のGND電極から圧電素子2の端面2fを介して折り返されて連続的に備えたGND電極2c及びその近傍の稜線にだけ設ける。そうすることによって、さらに圧電素子2の製造バラつきによる振動子10の周波数差Δfの変化幅を小さくすることができる。これにより、振動波モータの振動特性を、さらに安定させることができる。
以上、圧電素子2の対向する端面2f及び端面2gの一方の端面2fの稜線に面取り形状を設けることによって、圧電素子2の製造バラつきによって面取り量の大きさが変化しても、特性の安定した振動波モータを提供することが可能になる。
(適用例)
次に、図7を参照して、振動子ユニット121をAFレンズ120の駆動源として用いた光学装置について説明する。なお、振動子ユニット121は本発明の振動波モータ、AFレンズ120は本発明の被駆動体に相当する。
図7は、振動子ユニット121を駆動源としてAFレンズ120が光軸OA方向に駆動される構成を示す断面図である。振動子ユニット121は、振動子10、振動子10を保持する保持部材11、振動子10をスライダー4の方向に加圧する加圧部材12、加圧部材12が加圧するのに必要な加圧力を発生する圧縮バネなどの付勢部材13及び保持枠14で構成されている。保持枠14は、保持部材11を保持し、後述の連結部材15を介してAFレンズ120と一体化されている。よって、保持部材11は本発明の保持手段に相当する。
付勢部材13は、図7の矢印Aの方向に加圧部材12を介して振動子10をスライダー4に加圧接触させている。そして、振動子10の圧電素子2に所望の周波数fと位相差で交流電圧を印加することによって、振動子ユニット121はX方向、つまり、光軸OAの方向に駆動される。なお、保持部材11には、振動子10を位置決めするための位置決めダボ11dが設けられている。その位置決めダボ11dとスライダー4とのZ方向のクリアランスをCとする。また、AFレンズ120は、連結部材15を介して振動子ユニット121と一体化されている。よって、振動子ユニット121が光軸OAの方向に駆動されると、一体的にAFレンズ120も光軸OAの方向に駆動される。
1 振動板
1L、2L 外形中心線
2 圧電素子
2c GND電極
2d、2e 面取り部
2f、2g 端面
4 スライダー(被駆動体)
10 振動子
120 AFレンズ(被駆動体)
121 振動子ユニット(振動波モータ)

Claims (9)

  1. 振動板と圧電素子とを一体化して構成する振動子と、
    前記振動子は楕円振動を発生し、前記楕円振動により駆動される被駆動体と、
    を備えた振動波モータにおいて、
    前記圧電素子の対向する端面の一方の端面の稜線のみに面取り部が設けられており、
    前記稜線に前記面取り部が設けられている端面には、GND電極が設けられていることを特徴とする振動波モータ。
  2. 前記振動子は、前記振動板と前記圧電素子とを非対称に一体化して構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の振動波モータ。
  3. 前記圧電素子の外形中心線は前記振動板の外形中心線に対して、前記面取り部の方向にずれた状態で前記一体化されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の振動波モータ。
  4. 前記面取り部の大きさによって、前記振動板の外形中心線と前記圧電素子の外形中心線とのずれ量が変化することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  5. 前記面取り部は、前記圧電素子の端面の中心部に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  6. 前記GND電極は、前記面取り部が設けられている範囲内にて引き回されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  7. 振動板と圧電素子とを一体化して構成する振動子と、
    前記振動子は楕円振動を発生し、前記楕円振動により駆動される被駆動体と、
    を備えた振動波モータにおいて、
    前記圧電素子の対向する端面の一方の端面にのみGND電極が設けられていて、
    前記GND電極が設けられている端面の稜線に面取り部が設けられていることを特徴とする振動波モータ。
  8. 前記楕円振動は、超音波領域の周波数の振動であり、前記振動波モータは超音波モータであることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の振動波モータ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の振動波モータを駆動源として被駆動体を駆動する光学装置。
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