JP6774053B2 - 単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと単一指向性コンデンサマイクロホンおよび単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法 - Google Patents

単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと単一指向性コンデンサマイクロホンおよび単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと単一指向性コンデンサマイクロホンおよび単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法に関する。
コンデンサマイクロホンは、音源からの音波により振動する振動板と、振動板との間でコンデンサを構成する固定極と、を備える。コンデンサの静電容量は、振動板が振動することで変化する。コンデンサマイクロホンは、コンデンサの静電容量の変化量に応じた電気信号を生成する。生成された電気信号は、コンデンサマイクロホンに接続されたスピーカなどに出力される。
コンデンサマイクロホンには、各種の指向性が設定される。指向性の一つに、単一指向性がある。単一指向性コンデンサマイクロホンは、特定の方向(例えば前方方向)の音を収音するのに用いられる。
単一指向性コンデンサマイクロホンは、単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを備える。単一指向性コンデンサマイクロホンユニットは、前述の振動板と固定極の他に、
単一指向性を実現するための音響抵抗材を備える。
図7は、従来の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの正面視断面図である。単一指向性コンデンサマイクロホンユニット(以下「ユニット」という。)101は、ユニットケース110と振動板120と振動板保持体130と固定極140と絶縁座150と空気室160と音響抵抗材170と金属メッシュ180とを有してなる。
ユニットケース110は、振動板120と振動板保持体130と固定極140と絶縁座150と音響抵抗材170と金属メッシュ180とを収納する。ユニットケース110は、有底円筒状である。ユニットケース110は、アルミニウムなどの金属材のプレス成型品からなる。ユニットケース110は、音源からの音波をユニット101内に導入する複数の音波導入孔110hを備える。複数の音波導入孔110hは、ユニットケース110の底面側(図7の紙面上側)に配置される。以下の説明において、有底円筒状のユニット101の底面側(図7の紙面上側)をユニット101の前方、ユニット101の開口側(図7の紙面下側)をユニット101の後方とする。
振動板120は、平面視において円形の薄膜である。振動板120は、例えば、合成樹脂製である。振動板120は、所定の張力が付与された状態で振動板保持体130に保持される。振動板保持体130は、平面視においてリング状である。
図8は、従来のユニット101の固定極140の平面図である。固定極140は、平面視において円形の盤状である。固定極140は、金属製である。固定極140は、複数の音孔140hを備える。複数の音孔140hは、固定極140の全面にわたって配置される。
図7に戻る。固定極140は、図示されないスペーサを介して振動板120に対向するように配置され、振動板120との間でコンデンサを構成する。振動板120と固定極140との間には、スペーサの厚さに相当する幅の空気層が形成される。
図9は、従来のユニット101の絶縁座150の平面図である。絶縁座150は、平面視において円形の盤状である。絶縁座150は、例えば、合成樹脂製である。絶縁座150は、連通孔150hと凹部151と支持部152とを備える。連通孔150hには、音源からの音波が通される。凹部151は、固定極140と対向することにより固定極140と共に空気室160を形成する。支持部152は、固定極140を支持する。
音響抵抗材170は、図7に示されるように、連通孔150hを連通孔150hの後方側から覆う。音響抵抗材170は、不織布やスポンジ、フェルトなどを材料とする(例えば、特許文献1参照)。音響抵抗材170は、音響抵抗材170を通る音源からの音波の速度を減速させる音響的な抵抗(音響抵抗)として作用する。
金属メッシュ180は、平面視において円形の盤状である。金属メッシュ180は、金属製である。金属メッシュ180は、ユニットケース110と振動板保持体130との間に配置されて、音波導入孔110hを後方側から塞ぐ。金属メッシュ180は、ユニットケース110の外からユニットケース110内への異物の侵入を防ぐ。
ユニットケース110には、ユニットケース110の開口から、金属メッシュ180と振動板保持体130(振動板120)と固定極140と絶縁座150と音響抵抗材170とが順に収納される。ユニットケース110に収納された音響抵抗材170は、ユニットケース110をユニットケース110の内側から塞ぐように、ユニットケース110の開口に配置される。
固定極140は、ユニットケース110内において、絶縁座150の支持部152に支持される。固定極140の音孔140hは、絶縁座150の凹部151と対向する。固定極140と凹部151との間には、空気室160が形成される。
空気室160は、振動板120の振動の程度を空気室160の容積により調整する。空気室160は、固定極140の音孔140hと、絶縁座150の連通孔150hと、に連通する。
音響抵抗材170は、ユニットケース110の後端縁に施されるカーリング加工により、絶縁座150の後方側の面(背面)に固定される。カーリング加工の結果、ユニットケース110の後端縁には、カーリング加工部111が形成される。
次に、単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの動作について説明する。
なお、以下の説明において、音源からの音波のうち、音波導入孔110hからユニット101内に進入して振動板120の前面に到達する音波を前面音波とし、連通孔150hからユニット101内に進入して振動板120の背面に到達する音波を背面音波とする。
先ず、単一指向性コンデンサマイクロホンの前方(ユニット101の前方)に音源がある場合の単一指向性コンデンサマイクロホンの動作を説明する。
前面音波は、音波導入孔110hから金属メッシュ180を通って、振動板120に到達する。一方、背面音波は、音響抵抗材170を通って、振動板120に到達する。前述のとおり、音響抵抗材170は、音響抵抗として作用する。そのため、音響抵抗材170内を進行する音波の速度は、音響抵抗材170により減速される。音響抵抗材170内で減速した音波は、連通孔150h、空気室160、音孔140hを通って振動板120に到達する。
音源から音波導入孔110hまでの距離は、音源から音響抵抗材170までの距離よりも短い。そのため、前面音波は、背面音波よりも先に振動板120に到達する。背面音波は、前面音波よりも遅れて振動板120に到達する。
振動板120は、振動板120に到達した音波によって、振動する。振動板120と固定極140との間で構成されるコンデンサの静電容量は、振動板120の振動により、変化する。ユニット101は、その静電容量の変化量に応じた電気信号を生成する。このようにして、単一指向性コンデンサマイクロホンの前方の音源からの音波は、単一指向性コンデンサマイクロホン(ユニット101)に収音される。
次に、単一指向性コンデンサマイクロホンの後方(ユニット101の後方)に音源がある場合の単一指向性コンデンサマイクロホンの動作を説明する。
前面音波は、音波導入孔110hから金属メッシュ180を通って、振動板120に到達する。一方、背面音波は、音響抵抗材170を通って、振動板120に到達する。音響抵抗材170内を進行する音波の速度は、減速される。音響抵抗材170内で減速した音波は、連通孔150h、空気室160、音孔140hを通って振動板120に到達する。
音源から音波導入孔110hまでの距離は、音源から音響抵抗材170までの距離よりも長い。音響抵抗材170の音響抵抗値は、前面音波が振動板120に到達するタイミングと、背面音波が振動板120に到達するタイミングと、が同じになるように設定される。そのため、前面音波が振動板120に到達するタイミングと、背面音波が振動板120に到達するタイミングと、は同じである。
振動板120は、前面音波が振動板120の前面に到達するタイミングと、背面音波が振動板120に到達するタイミングとが同じ場合、振動しない。すなわち、コンデンサの静電容量が変化しないため、ユニット101は電気信号を生成しない。つまり、単一指向性コンデンサマイクロホンの後方の音源からの音は、単一指向性コンデンサマイクロホン(ユニット101)に収音されない。
このように、ユニット101は、前方の音源の音は収音するが、後方の音源の音は収音しない。すなわち、ユニット101に設定された指向性は、単一指向性である。
特許5484882号明細書
しかし、音響抵抗材170は、スポンジなどを材料とするため、湿度などの外部環境によっては音響抵抗値が変化することがある。例えば、人体の発汗などによって湿度が上昇するような環境では、音響抵抗材170は、吸湿して体積が膨張する。音響抵抗材170の音響抵抗値は、音響抵抗材170の体積の膨張により増加する。その結果、音響抵抗材170を通る背面音波の速度の減速の程度は、変動する。そのため、単一指向性コンデンサマイクロホンの後方(ユニット101後方)の音源からの背面音波が振動板120に到達するタイミングと、同音源からの前面音波が振動板120に到達するタイミングとは同じにならない。その結果、振動板120は、振動する。すなわち、ユニット101は、単一指向性コンデンサマイクロホンの後方の音源からの音を収音する。つまり、音響抵抗材170の音響抵抗値が変動することで、ユニット101の指向性は影響を受ける。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、指向性が外部環境の影響を受けない単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと単一指向性コンデンサマイクロホンおよび単一指向性コンデンサマイクロホン製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、振動板と、振動板に対向して配置され、振動板との間でコンデンサを構成する固定極と、固定極の背面側に配置され、固定極を支持する絶縁座と、固定極の背面側に形成される空気室と、固定極と絶縁座との間に形成される隙間と、を有してなり、固定極は、空気室と連通する音孔を備え、絶縁座は、隙間を外部に連通させる連通孔を備え、空気室と隙間とは連通する、ことを特徴とする。
本発明によれば、指向性が外部環境の影響を受けない。
本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンの実施の形態を示す外観図である。 図1の単一指向性コンデンサマイクロホンを構成する単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの正面視断面図である。 図2の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを構成する固定極の平面図である。 図2の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを構成する絶縁座の平面図である。 図2の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを構成する固定極と絶縁座との位置関係を示す模式図である。 図2の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの等価回路図である。 従来の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの正面視断面図である。 従来の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの固定極の平面図である。 従来の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの絶縁座の平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットと単一指向性コンデンサマイクロホンおよび単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法の実施の形態について説明をする。
●単一指向性コンデンサマイクロホンの構成
図1は、本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンの実施の形態を示す外観図である。単一指向性コンデンサマイクロホンM(以下「マイクロホンM」という。)は、キャップM1とユニット収納ケースM2と回路ケースM3と後部ケースM4と後述する本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットとを有してなる。
以下の説明において、マイクロホンMの前方とは、収音時に音源側に向けられるマイクロホンMの方向(図1の紙面上側)である。また、マイクロホンMの後方とは、その反対の方向(図1の紙面下側)である。
キャップM1は、金属製の有底円筒状である。キャップM1は、音源からの音波が通る音孔M1hを備える。音孔M1hは、キャップM1の底面に相当する前端面に配置される。キャップM1は、ユニット収納ケースM2の前方側の開口を覆うように被せられて、ユニット収納ケースM2の前方側に取り付けられる。
ユニット収納ケースM2は、金属製の円筒状である。ユニット収納ケースM2は、音源からの音波が通る音孔M2hを備える。音孔M2hは、ユニット収納ケースM2の側面に配置される。また、ユニット収納ケースM2は、後述する本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットを収納する。
回路ケースM3は、金属製の円筒状である。回路ケースM3は、ユニット収納ケースM2の後方側に取り付けられる。回路ケースM3は、マイクロホンMのグリップとしての役割を果たす。
後部ケースM4は、金属製の略有底円筒状である。後部ケースM4は、回路ケースM3の後方側に取り付けられる。後部ケースM4には、図示されないコネクタプラグが挿入される。
●単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの構成
次に、本発明にかかる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの構成について説明する。
図2は、単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの正面視断面図である。単一指向性コンデンサマイクロホンユニット(以下「ユニット」という。)1は、ユニットケース10と振動板20と振動板保持体30と固定極40と絶縁座50と空気室60と隙間Gと金属メッシュ80とを有してなる。
ユニットケース10は、振動板20と振動板保持体30と固定極40と絶縁座50と金属メッシュ80とを収納する。ユニットケース10は、有底円筒状である。ユニットケース10は、アルミニウムなどの金属材のプレス成型品からなる。ユニットケース10は、複数の音波導入孔10hと、開口と、を備える。音波導入孔10hは、音源からの音波をユニット1内に導入する。複数の音波導入孔10hは、ユニットケース10の底面に相当する前端面(収音時に音源側に向けられる面)に配置される。開口は、ユニットケース10の後端側に配置される。ここで、ユニットケース10の底面側(図2の紙面上側)をユニット1の前方、開口側(図2の紙面下側)をユニット1の後方とする。
振動板20は、音源からの音波によって振動する。振動板20は、平面視において円形の薄膜である。振動板20は、例えば、合成樹脂製である。振動板20は、所定の張力が付与された状態で振動板保持体30に保持される。振動板保持体30は、平面視においてリング状である。
図3は、固定極40の平面図である。固定極40は、平面視において円形の板状である。固定極40は、例えば、金属製である。固定極40は、空気室60と連通する複数の音孔40hを備える。音孔40hは、固定極40の外縁側に、固定極40の周方向に沿って均等に配置される。
なお、固定極40の音孔40hの位置は、空気室60と連通していればよい。例えば、音孔40hは、固定極40の周方向に沿わずに配置されてもよい。
固定極40は、図2に示されるように、図示されないスペーサを介して振動板20に対向するように配置され、振動板20との間でコンデンサを構成する。振動板20と固定極40との間には、スペーサの厚さに相当する幅の空気層が形成される。
図4は、絶縁座50の平面図である。絶縁座50は、固定極40を支持する。絶縁座50は、例えば、合成樹脂製である。絶縁座50は、平面視において円形の盤状である。絶縁座50は、連通孔50hと、溝51と、支持部52と、中心面53と、突出部54と、を備える。連通孔50hは、絶縁座50の中心に配置されて、絶縁座50を絶縁座50の厚み方向に貫通する。溝51は、絶縁座50の周方向に沿うリング状で、絶縁座50の前面の外縁側に配置される。支持部52は、略円筒状で、絶縁座50の径方向において、絶縁座50の前面の溝51の外側に配置される。支持部52は、段部52aを備える。段部52aは、絶縁座50の厚み方向において、後方にくぼむ階段状で、支持部52の前面の内縁に配置される。中心面53は、絶縁座50の前面のうち、連通孔50hと溝51と支持部52とを除いた面である。このように、絶縁座50は、平面視における中心から径方向に沿って、順に、連通孔50h、中心面53、溝51、段部52a、支持部52を備える。
突出部54は、図2に示されるように、絶縁座50の後方側の面(背面)の外縁部に配置される。突出部54は、絶縁座50の周方向に沿ってリング状の領域を有する。突出部54は、リング状の領域の内縁から外縁に向かうに連れて、後方に連続的に突出して形成される。突出部54の後方側の面(背面)は、突出部54の全周に亘って略すり鉢状に傾斜する。
なお、突出部54は、絶縁座50の背面の一部のみに配置されてもよい。
絶縁座50の厚み方向(図2の紙面上下方向)において、絶縁座50の中心面53は、図2に示されるように、段部52aの前面よりも後方側に位置している。
図5は、固定極40と絶縁座50との位置関係を示す模式図である。同図は、固定極40の2つの音孔40hのみを図示し、他の音孔40hの図示を省略している。ユニットケース10には、ユニットケース10の開口から、振動板保持体30(振動板20)、固定極40、絶縁座50が順に収納される。ユニットケース10に収納された絶縁座50は、ユニットケース10の開口をユニットケース10の内側から塞ぐように、ユニットケース10の開口に配置される。
固定極40は、ユニットケース10内において、支持部52の段部52aに嵌入されて、支持部52に支持される。すなわち、絶縁座50は、固定極40の後方側の面(背面)側に配置され、固定極40を支持する。固定極40の音孔40hは、絶縁座50の溝51と対向する。固定極40と絶縁座50との間には、固定極40と絶縁座50の溝51とにより区画された空気室60が形成される。すなわち、空気室60は、固定極40の背面側に形成される。空気室60については、後述する。
絶縁座50の中心面53は、固定極40の背面と対向する。前述のとおり、中心面53は、絶縁座50の厚み方向において、段部52aの前面より後方に位置する。そのため、絶縁座50と固定極40との間には、隙間Gが形成される。隙間Gは、空気層を収納する。隙間Gは、この空気層のための空気室としての役割を果たす(機能する)。後述のとおり、隙間Gの容積は、空気室60の容積よりも小さくなるように設定される。その結果、絶縁座50の中心面53と固定極40の背面との隙間Gに収納される空気層は、薄空気層70である。連通孔50hは、隙間Gとユニット1の外部とを連通させる。薄空気層70については、後述する。
ここで、連通孔50hからユニットケース10内に進入して振動板20に到達する音波が、ユニットケース10内を進行する経路において、連通孔50h側を上流、振動板20側を下流とする。
連通孔50hからユニットケース10内に進入する音波は、隙間G内の薄空気層70を介して空気室60に到達した後に、音孔40hを通る。すなわち、空気室60は、隙間Gより下流に配置される。一方、隙間Gは、空気室60よりも上流に配置される。
絶縁座50は、図2に示されるように、ユニットケース10の開口端(後端)に施されるカーリング加工により、ユニットケース10内に固定される。カーリング加工の結果、ユニットケース10の後端には、カーリング加工部11が形成される。カーリング加工部11の端部は、絶縁座50の突出部54をユニットケース10の側壁とで挟み込むように絶縁座50の突出部54に係合される。前述したように、突出部54の背面は、傾斜している。そのため、絶縁座50は、カーリング加工部11の端部により、ユニットケース10の前端側へ付勢される。その結果、ユニットケース10に収納された金属メッシュ80と振動板保持体30(振動板20)と固定極40とは、絶縁座50によって、ユニットケース10の前端側へ付勢された状態で、ユニットケース10内に固定される。
空気室60は、振動板20の振動の程度を調整する。振動板20は、空気室60の容積が大きいほど振動しやすく、空気室60の容積が小さいほど振動しにくい。空気室60は、隙間Gの外縁に形成される。すなわち、空気室60は、隙間Gの下流に形成される。空気室60の容積は、隙間Gの容積よりも大きい。空気室60は、隙間Gと音孔40hとに連通する空間である。空気室60は、隙間Gの外縁を囲んで配置される。すなわち、隙間Gは、ユニット1の平面視において、空気室60よりも絶縁座50の径方向における内側に配置される。
薄空気層70は、ユニット1の音響抵抗として作用する空気の層である。薄空気層70は、薄空気層70内を進行する音源からの音波の速度を調整し、空気室60に伝達する。薄空気層70を収納する隙間Gは、連通孔50hと空気室60とに連通する。
ここで、隙間G内の空間は、空気室60よりも容積の小さい空間である。また、隙間Gは、振動板20に至る音波の伝達過程において、隙間Gと連通する空気室60よりも上流側に位置する。さらに、薄空気層70は空気の層であるため、空気中の湿度等の環境の変化によって、薄空気層70の音響抵抗値は変化しない。
金属メッシュ80は、平面視において円形の盤状である。金属メッシュ80は、金属製である。金属メッシュ80は、ユニットケース10の底面と振動板保持体30との間に配置されて、音波導入孔10hを後方側から塞ぐ。金属メッシュ80は、ユニットケース10の外からユニットケース10内への異物の侵入を防ぐ。
図6は、ユニット1の等価回路図である。図中、P1は前方音響端子としての音源、P2は後方音響端子としての音源、rfは金属メッシュ80の音響抵抗、sfは金属メッシュ80と振動板20との間に存在する空気室の空気スチフネス、moは振動板20の質量、soは振動板20のスチフネス、roは振動板20と固定極40との間に存在する空気層による振動板20の制動抵抗、s1は空気室60の空気スチフネス、r1は薄空気層70による音響抵抗である。
ここで、音響端子は、ユニット1に対して実効的に音圧を与える空気の位置である。換言すれば、音響端子は、振動板20と同時に動く空気の中心位置である。ユニット1は単一指向性であるので、音響端子は振動板20の前方と後方とに存在する。
●単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法
次に、ユニット1の製造方法について説明する。
ユニット1の製造方法は、収納工程とカーリング加工工程とを備える。
先ず、収納工程について説明する。
収納工程は、金属メッシュ80と振動板保持体30(振動板20)と固定極40と絶縁座50とが順に、ユニットケース10に収納される工程である。前述のとおり、ユニットケース10に収納された絶縁座50は、ユニットケース10の開口をユニットケース10の内側から塞ぐように、ユニットケース10の開口に配置される。
次に、カーリング加工工程について説明する。
カーリング加工工程は、ユニットケース10の開口端(後端縁)がカーリング加工される工程である。カーリング加工の結果、前述したように、ユニットケース10内に収納された金属メッシュ80と振動板保持体30(振動板20)と固定極40とは、絶縁座50によって、ユニットケース10内に固定される。
カーリング加工工程において、固定極40の背面側に空気室60が形成され、固定極40と絶縁座50との間に隙間Gが形成される。前述のとおり、隙間Gは、空気室60と連通する。
前述のとおり、カーリング加工工程において形成される空気室60は、音孔40hと連通する。また、前述のとおり、カーリング加工工程において形成される隙間Gは、連通孔50hと連通する。すなわち、カーリング加工工程において、音孔40hと連通孔50hとが連通する。
●単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの動作
次に、ユニット1の動作について説明する。
なお、以下の説明において、音源からの音波のうち、音波導入孔10hからユニット1内に進入して振動板20の前面に到達する音波を前面音波とし、連通孔50hからユニット1内に進入して振動板20の背面に到達する音波を背面音波とする。
先ず、マイクロホンMの前方に音源がある場合のマイクロホンMの動作を説明する。
音源から音波導入孔10hまでの距離は、マイクロホンMの前方に音源があるため、音源から連通孔50hまでの距離よりも短い。その結果、音源からの音波が音源から音波導入孔10hに到達するまでの時間(以下「第1到達時間」という。)は、音源からの音波が音源から連通孔50hに到達するまで時間(以下「第2到達時間」という。)よりも短い。
前面音波は、音波導入孔10hからユニット1内に進入して、金属メッシュ80を通って振動板20に到達する。一方、背面音波は、連通孔50hよりユニット1内に進入して、薄空気層70内を進行する。前述のとおり、薄空気層70は、音響抵抗として作用する。そのため、薄空気層70内を進行する音波の速度は、薄空気層70により減速される。薄空気層70内で減速した音波は、空気室60、音孔40hを通って振動板20に到達する。
前述のとおり、第1到達時間は、第2到達時間よりも短い。すなわち、前面音波は、背面音波よりも先にユニット1内を進行する。ここで、薄空気層70を通らない前面音波の速度は、薄空気層70を通る背面音波の速度よりも速い。そのため、前面音波が振動板20に到達するタイミングは、背面音波が振動板20に到達するタイミングよりも早い。
前面音波が振動板20の前面に到達するタイミングと、背面音波が振動板20に到達するタイミングとが異なる場合、振動板20は、前面音波と背面音波のそれぞれに応じて振動する。振動板20と固定極40との間で構成されるコンデンサの静電容量は、振動板20の振動により変化する。ユニット1は、その静電容量の変化量に応じた電気信号を生成する。このようにして、マイクロホンMの前方の音源からの音波は、マイクロホンM(ユニット1)に収音される。
次に、マイクロホンMの後方に音源がある場合のマイクロホンMの動作を説明する。
音源から音波導入孔10hまでの距離は、マイクロホンMの後方に音源があるため、音源から連通孔50hまでの距離よりも長い。その結果、第1到達時間は、第2到達時間よりも長い。
前面音波は、音波導入孔10hからユニット1内に進入して、金属メッシュ80を通って振動板20に到達する。一方、背面音波は、連通孔50hよりユニット1内に進入して、薄空気層70内を進行する。前述のとおり、薄空気層70は、音響抵抗として作用する。そのため、薄空気層70を進行する音波の速度は、薄空気層70により減速される。薄空気層70内で減速した音波は、空気室60、音孔40hを通って振動板20に到達する。
前述したように、第1到達時間は、第2到達時間よりも長い。すなわち、背面音波は、前面音波よりも先にユニット1内を進行する。薄空気層70を通る背面音波の速度は、薄空気層70を通らない前面音波の速度よりも遅い。
ここで、薄空気層70の音響抵抗値は、隙間Gの容積と、空気室60や連通孔50hや音孔40hの容積と、の比などにより変化する。薄空気層70の音響抵抗値は、音源がマイクロホンMの後方にある場合に、前面音波が振動板20に到達するタイミングと、背面音波が振動板20に到達するタイミングと、が同じになるように、設定される。そのため、前面音波が振動板20に到達するタイミングと、背面音波が振動板20に到達するタイミングとは、同じである。
振動板20は、前面音波が振動板20の前面に到達するタイミングと、背面音波が振動板20に到達するタイミングとが同じ場合、振動しない。すなわち、コンデンサの静電容量は、変化しない。そのため、ユニット1は、電気信号を生成しない。つまり、マイクロホンMの後方の音源からの音波は、マイクロホンM(ユニット1)に収音されない。
このように、ユニット1は、前方の音源からの音は収音するが、後方の音源からの音は収音しない。すなわち、ユニット1に設定された指向性は、単一指向性である。
以上述べたように、ユニット1の単一指向性は、背面音波の速度を薄空気層70が減速させることで実現される。薄空気層70は、ユニット1の音響抵抗として機能する。薄空気層70は、空気の層である。そのため、薄空気層70の音響抵抗値は、湿度などの外部環境に依存せず、外部環境により変化しない。したがって、ユニット1の指向性は、外部環境によって影響を受けない。
なお、隙間Gは、絶縁座50の中心面53と固定極40の背面とで形成されているが、絶縁座50のみで形成されてもよい。例えば、空気室60と連通孔50hとを連通させる隙間としての孔を絶縁座50に配置してもよい。
●まとめ
以上説明した実施の形態によれば、ユニット1には、固定極40と絶縁座50との間に、音響抵抗として作用する薄空気層70が収納される隙間Gが形成される。薄空気層70は、マイクロホンMの後方に音源があるとき、前面音波が振動板20の前面に到達するタイミングと、背面音波が振動板20の背面に到達するタイミングと、が一致するように、背面音波の速度を減速させる。その結果、ユニット1は、単一指向性として動作する。薄空気層70は、空気の層である。そのため、薄空気層70の音響抵抗値は、外部環境によって変化しない。つまり、ユニット1の指向性は、外部環境の影響を受けない。
マイクロホンMは、ユニット1を有している。前述したように、ユニット1の指向性は、外部環境の影響を受けない。このため、マイクロホンMの指向性も、外部環境の影響を受けない。
カーリング加工部11の端部は、絶縁座50の突出部54をユニットケース10の側壁とで挟み込むように絶縁座50の突出部54に係合される。絶縁座50は、カーリング加工部11の端部により、ユニットケース10の前端側へ付勢される。その結果、ユニットケース10に収納された振動板保持体30(振動板20)と固定極40とは、絶縁座50によって、ユニットケース10の前端側へ付勢された状態で、ユニットケース10内に固定される。このため、ユニットケース10内に収納された振動板保持体30(振動板20)と固定極40と絶縁座50とは、突出部のない従来のマイクロホンユニットと比較して、より安定してユニットケース内に固定される。すなわち、固定極40と絶縁座50とがより安定して固定される。つまり、隙間Gの容積は変動せず、薄空気層70の音響抵抗値は変動しない。
1 単一指向性コンデンサマイクロホンユニット
10 ユニットケース
10h 音波導入孔
11 カーリング加工部
20 振動板
30 振動板保持体
40 固定極
40h 音孔
50 絶縁座
50h 連通孔
51 溝
52 支持部
52a 段部
53 中心面
54 突出部
60 空気室
70 薄空気層
80 金属メッシュ
G 隙間
M 単一指向性コンデンサマイクロホン
M1 キャップ
M1h 音孔
M2 ユニット収納ケース
M2h 音孔
M3 回路ケース
M4 後部ケース

Claims (10)

  1. 振動板と、
    前記振動板に対向して配置され、前記振動板との間でコンデンサを構成する固定極と、
    前記固定極の背面側に配置され、前記固定極を支持する絶縁座と、
    前記固定極の背面側に形成される空気室と、
    前記固定極と前記絶縁座との間に形成される隙間と、
    を有してなる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットであって、
    前記固定極は、前記空気室と連通する音孔を備え、
    前記絶縁座は、前記隙間を前記単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの外部に連通させる連通孔を備え、
    前記空気室と前記隙間とは連通
    前記隙間は、音響抵抗として前記連通孔からの音波を前記空気室に伝達する、
    ことを特徴とする単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  2. 前記固定極は、板状で、
    前記音孔は、前記固定極の周方向に沿って複数配置される、
    請求項1記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  3. 前記空気室は、前記絶縁座の周方向に沿って、前記絶縁座に配置された溝で構成される、
    請求項記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  4. 前記絶縁座は、支持部を備え、
    前記支持部は、段部を備え、
    前記固定極は、前記段部に嵌入されて、前記支持部に支持される、
    請求項記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  5. 前記空気室は、前記隙間の外縁を囲む、
    請求項記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  6. 前記隙間の容積は、前記空気室の容積よりも小さい、
    請求項1記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  7. 前記振動板と前記固定極と前記絶縁座とを収納する有底筒状のユニットケース、
    を備え、
    前記ユニットケースの開口は、前記絶縁座で塞がれ、
    前記ユニットケースの開口端には、カーリング加工部が形成され、
    前記絶縁座は、前記カーリング加工部と係合する突出部を備え、
    前記突出部は、前記絶縁座の背面の外縁部に配置される、
    請求項1記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニット。
  8. コンデンサマイクロホンユニットと、
    前記コンデンサマイクロホンユニットを収納するユニット収納ケースと、
    を有してなるコンデンサマイクロホンであって、
    前記コンデンサマイクロホンユニットは、請求項1記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットである、
    ことを特徴とする単一指向性コンデンサマイクロホン。
  9. 振動板と、
    前記振動板に対向して配置され、前記振動板との間でコンデンサを構成する固定極と、
    前記固定極の背面側に配置され、前記固定極を支持する絶縁座と、
    前記固定極の背面側に形成される空気室と、
    前記振動板と前記固定極と前記絶縁座とを収納する有底筒状のユニットケースと、
    を有してなる単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法であって、
    前記振動板と前記固定極と前記絶縁座とが、前記ユニットケースに収納される工程と、
    前記ユニットケースの開口端が、カーリング加工される工程と、
    を備え、
    前記絶縁座は、連通孔を備え、
    前記カーリング加工される工程において、
    記空気室が形成され、
    前記固定極と前記絶縁座との間に、音響抵抗として前記連通孔からの音波を前記空気室に伝達する隙間が形成され、
    前記空気室と前記隙間とが連通
    前記隙間は、前記連通孔を介して前記単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの外部と連通する、
    ことを特徴とする単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法。
  10. 前記固定極は、前記空気室と連通する音孔を備え、
    記カーリング加工される工程において、
    前記音孔と前記連通孔とが連通する、
    請求項記載の単一指向性コンデンサマイクロホンユニットの製造方法。
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