JP6772783B2 - 内燃機関用部品の温度推定システム及び内燃機関用部品の温度推定方法 - Google Patents

内燃機関用部品の温度推定システム及び内燃機関用部品の温度推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関用部品の温度推定システム及び内燃機関用部品の温度推定方法に関する。
車両に備わるディーゼルエンジン等の内燃機関では、気筒(シリンダ)の内部にピストンを収納している。そして、気筒とピストンとシリンダヘッドの間に形成される空間である燃焼室内において、燃料を燃焼させることで、内燃機関に車両走行用の動力を発生させている。
このピストンは、シリンダ内の圧力変動に伴う力学的な負荷、及び、上記の燃焼反応に伴う熱的な負荷を繰り返し受けることになるため、耐久性が徐々に低下していく。したがって、ピストンの耐久性が低下して破損に至る前に、ピストンの交換やメンテナンスを行う必要があり、そのためには、ピストンが後どれ位の負荷に耐え得るか、その寿命予測を行う必要がある。
このピストン温度に関して、内燃機関の運転状態に基づいてピストン温度を求めることが行われており、例えば、内燃機関の運転状態としてエンジン回転数及び燃料噴射量とピストン温度の関係を示すピストン温度マップを用いて現在のエンジン回転数と燃料噴射量に対応するピストン温度マップ値を得ると共に、エンジン冷却水の温度、エンジンオイルの油温と油圧のそれぞれに対する補正係数を予め設定した表から求めて、これらの補正係数のいずれか又は組み合わせでピストン温度マップ値を補正してピストン温度算出値を得ている内燃機関の制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−167887号公報
ところで、上記の内燃機関の制御装置では、ピストン温度マップや各種の補正係数の表の設定方法に関しては特に記載されていない。また、補正方法についてもエンジン冷却水の温度、エンジンオイルの油温と油圧のそれぞれに対する補正係数のいずれかまたは組み合わせを用いており、エンジン冷却水の温度、エンジンオイルの油温と油圧等のピストン温度への影響を十分に考慮しきれていない。
本発明の目的は、内燃機関の気筒内で燃料を燃焼することで発生する燃焼熱により加熱されるピストン等の内燃機関用部品の温度を、エンジン冷却水の温度などの影響を考慮しつつ精度よく推定することができる内燃機関用部品の温度推定システム及び内燃機関用部品の温度推定方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関用部品の温度推定システムは、内燃機関で発生する燃料の燃焼熱により加熱される内燃機関用部品の温度推定システムにおいて、 前記内燃機関の燃料噴射量とエンジン回転数を第1データとし、この第1データとは異なる前記内燃機関用部品の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データとして、前記第1データと前記内燃機関用部品の温度の実験値との関係を示す、第2データの基準値に基づいて予め実験的に設定されたマップデータ又は関数と、前記第2データの前記基準値若しくは前記第2データの実際値と前記第1データの実際値を入力として前記内燃機関用部品の温度を算出する統計モデルの計算モデルとを、該温度推定システムを制御する制御装置に備えると共に、前記制御装置が、前記内燃機関の運転中に得られる前記第1データの実際値と前記第2データの実際値を入力して、前記第1データの実際値から前記マップデータ又は関数に基づいて基本温度を算出すると共に、前記第1データの実際値と前記第2データの前記基準値を入力して前記計算モデルにより第1温度を、前記第1データの実際値と前記第2データの実際値とを入力して前記計算モデルにより第2温度をそれぞれ算出して、前記第2温度と前記第1温度の差である補正温度差を算出し、さらに、この前記補正温度差を前記基本温度に加えた値を前記内燃機関用部品の推定温度とする制御を行うように構成される。
なお、ここでいう「実際値」とは制御中に得られる計測値や算出値や制御用数値の数値(物理量)ことを言い、一方、「基準値(ノミナル値)」は予め実験的に設定されたマップデータ又は関数を設定されるときに用いられた数値(物理量)のことを言う。
また、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関用部品の温度推定方法は、内燃機関で発生する燃料の燃焼熱により加熱される内燃機関用部品の温度推定方法において、前記内燃機関の燃料噴射量とエンジン回転数を第1データとし、この第1データとは異なる前記内燃機関用部品の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データとして、前記内燃機関の運転中に得られる前記第1データの実際値と前記第2データの実際値を入力して、前記第1データの実際値から前記第2データの基準値を基にして予め実験的に設定されたマップデータ又は関数に基づいて基本温度を算出すると共に、予め設定された統計モデルの計算モデルに前記第1データの実際値と前記第2データの前記基準値を入力して第1温度を、前記計算モデルに前記第1データの実際値と前記第2データの実際値とを入力して第2温度をそれぞれ算出して、前記第2温度と前記第1温度の差である補正温度差を算出し、さらに、この前記補正温度差を前記基本温度に加えた値を前記内燃機関用部品の推定温度とする方法である。
本発明によれば、内燃機関の気筒内で燃料の燃焼による燃焼熱により加熱されるピストン等の内燃機関用部品の温度を、エンジン冷却水の温度などの影響を考慮しつつ精度よく推定することができる。
本発明の内燃機関用部品の温度推定システムを示す図である。 基本温度設定マップの一例を示す図である。 本発明の内燃機関用部品の温度推定方法の制御フローを示す図である。
以下、本発明に係る実施形態の内燃機関用部品の温度推定システム及び内燃機関用部品の温度推定方法について、図面を参照しながら説明する。ここで、内燃機関用部品10とは、エンジン(内燃機関)の気筒(シリンダ)内で発生する燃料の燃焼熱により加熱される部品であり、例えば、ピストン、シリンダ等のシリンダブロック内の部品や、吸気弁または排気弁等のシリンダヘッド内の部品のことである。本実施形態では、内燃機関用部品としてピストン10を例にして説明する。
なお、ここでいう「実際値」とは制御中に得られる計測値や算出値や制御用数値の数値(物理量)ことを言い、一方、「基準値(ノミナル値)」は予め実験的に設定されたマップデータ又は関数を設定されるときに用いられた数値(物理量)のことを言う。
本発明の内燃機関用部品の温度推定システム1は、このシステム1を制御する制御装置20(図示しない)を備える。この制御装置20には、図1に示すように、基本温度算出手段M11と、補正温度差算出手段M12とを有する推定温度算出手段M10を備えて構成される。
ここで、内燃機関のエンジン回転数Nと燃料噴射量Qを第1データD1とする。また、この第1データD1とは異なるピストン10の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データD2とする。この第2データD2としては、気筒内における燃料噴射の制御値である燃料噴射開始時期(SOI)、コモンレール圧、油圧センサで計測されるエンジン潤滑油の油圧、油温センサで計測されるエンジン潤滑油の油温、燃料噴射量Q、吸気センサ(MAF)で計測される吸気量のうちの少なくとも1つ以上を使用するが、これらの全部を使用してもよく、他の物理量を加えて、適当な物理量を選択してもよい。
この基本温度算出手段M11は、第1データD1とピストン10の温度の実験値との関係を示す、第2データD2の基準値D2nに基づいて予め実験的に設定されたマップデータ又は関数として、基本温度設定マップ(ピストン温度実験値ベースマップ)MPを有している。この基本温度設定マップMPを参照して、内燃機関の運転中に得られる第1データ(燃料噴射量Q,エンジン回転数N)D1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nから、ピストン10の温度である基本温度Taを算出する。つまり、基本温度算出手段M11は、第1データD1に関しては実験時の実際値D1mに基づいて、第2データD2に関しては予め設定された基準値D2nに基づいて基本温度Taを求めるものである。
この基本温度設定マップMPは、気筒内への燃料噴射量Qとエンジン回転数Nをベースにピストン10の温度を基本温度Taとして設定したマップであり、実験結果などにより予め設定されるマップである。この基本温度設定マップMPは、例えば、図2に示すように、燃料噴射量Qを縦軸に、エンジン回転数Nを横軸にして、ピストン10の基本温度Taを等高線の形式で表すマップである。
また、補正温度差算出手段M12は、基本温度算出手段M11で第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nに基づく基本温度設定マップMPから求めた基本温度Taに対して、第2データD2の実際値D2mがこの第2データD2の基準値D2nから変化することで生じる温度変化ΔTを求める。
この補正温度差算出手段M12は、同じ計算用モデルを用いて第1温度Tbと第2温度Tcをそれぞれ算出する第1温度算出手段M12aと第2温度算出手段M12bとを有している。
この第1温度算出手段M12aでは、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nとから計算用モデルを用いて第1温度Tbを算出する。一方、第2温度算出手段M12bでは、第2データD2の基準値D2nからの第2データD2の実際値D2mの変動分の温度への影響を求めるため、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mとから第1温度算出手段M12aと同じ計算用モデルを用いて第2温度Tcを算出する。
この計算モデルは、第1データD1の数値と第2データD2の数値を入力して、内燃機関用部品10の温度Txを出力パラメータとする、実験データに基づく統計モデルであり、例えば、第1データD1と第2データD2の各パラメータの3次多項式で温度Txを表す式である。この3次多項式の各係数は、各パラメータの数値である第1データD1の実験値D1eと第2データD2の実験値D2eと温度Txの実験値Txeの組み合わせの数多くの実験データを用いて同定することで得られる。つまり、この計算モデルは、実験データを基に統計モデルを用いるモデルベース適合手法(MBC:Model−Based Calibration等)を用いて求められる。なお、この計算モデルは、第2データD2の基準値D2nと第2データD2の実際値D2mの差の影響によるピストン温度の変化分を得るためのものである。
そして、第1温度Tbは第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nで算出されるのに対して、第2温度Tcは第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mによって算出されるので、第1温度Tbには第2データD2の実際値D2mの影響が入っていないが、第2温度Tcには第2データD2の実際値D2mの影響が入っている。従って、第2温度Tcと第1温度Tbとの差である補正温度差ΔT(=Tc−Tb)を、ここでは、第2データD2の実際値と第2データD2の基準値D2nとの差による影響に基づく差と見なす。
そして、制御装置20は、内燃機関の運転中の第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mを入力して、この第1データD1の実際値D1mから、第2データD2の基準値D2nの下で設定された基本温度設定マップMPに基づいて基本温度Taを算出する。それと共に、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nを入力して計算モデルにより第1温度Tbを、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mとを入力し同じ計算モデルにより第2温度Tcをそれぞれ算出する。また、第2温度Tcと第1温度Tbの差である補正温度差ΔTを算出し、さらに、この補正温度差ΔTを基本温度Taに加えた値をピストン10の推定温度Tdとする制御を行う。これにより、ピストン10の推定温度Tdを得る。
また、制御装置20は、この推定温度Tdの時系列データにローパスフィルタ21を適用して、この適用後の温度をピストン10の最終温度Teとして算出する制御を行う。これにより、第1データD1の実際値D1mから第2データD2の基準値D2nで設定された基本温度設定マップMPに基づいて算出される基本温度Taと計算モデル(統計モデル)から得られる補正温度差ΔTが離散的になった場合でも、ローパスフィルタ21を通過させることにより、より連続的な最終温度Teの時系列データとすることができる。
次に、本発明の内燃機関用部品の温度推定方法について、図3に示す制御フローを基に説明する。図3の制御フローは、エンジンの運転中に、ピストン10の温度の算出が必要な場合に、例えば、予め設定した制御時間を経過する度に、上級の制御フローより呼ばれてスタートする制御フローとして示している。
図3の制御フローがスタートすると、ステップS10にて、基本温度Taを基本温度算出手段M11で第1データ(燃料噴射量Q,エンジン回転数N)D1の実際値D1mを入力して、第2データD2の基準値D2nに基づく基本温度設定マップMPを参照して基本温度Taを算出する。次のステップS20では、補正温度差算出手段M12で、計算モデルにより、第1温度Tb、第2温度Tcを算出する。この第2温度Tcから第1温度Tbを減算することで、補正温度差ΔT(=Tc−Tb)を算出する。
次にステップS30にて、ステップS10で算出した基本温度Taに、ステップS20で算出した補正温度差ΔTを加算することで、推定温度Td(=Ta+ΔT)を算出する。また、次のステップS40にて、ステップS30で算出した推定温度Tdの時系列にローパスフィルタ21を適用して、最終的な推定温度Teの時系列を算出する。この最終的な推定温度Teの時系列の値がピストン10の温度の算出値となる。ステップS40の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
上記の制御により、本発明の内燃機関用部品の温度推定システム1を基にして、本発明に係る実施の形態の内燃機関用部品の温度推定方法として、内燃機関の燃料噴射量Qとエンジン回転数Nを第1データD1とし、この第1データD1とは異なるピストン10の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データD2として、内燃機関の運転中に得られる第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mを入力して、この第1データD1の実際値D1mから第2データD2の基準値D2nを基にして予め実験的に設定された基本温度設定マップMPに基づいて基本温度Taを算出すると共に、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nを入力して予め設定された統計モデルの計算モデルにより第1温度Tbを、この計算モデルに第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mとを入力して第2温度Tcをそれぞれ算出して、第2温度Tcと第1温度Tbの差である補正温度差ΔTを算出し、さらに、この補正温度差ΔTを基本温度Taに加えた値をピルトン10の推定温度Tdとする方法を実施できるようになる。
上記の本発明に係る実施の形態の内燃機関用部品の温度推定システム1及び内燃機関用部品の温度推定方法によれば、実験的に求めた基本温度設定マップMPから算出される「基本温度Ta」を内燃機関の運転中の第1データD1の実際値D1mから算出すると共に、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の基準値D2nを入力して統計モデルの計算モデルで算出される「第2データD2の基準値D2nに対応する第1温度Tb」を、第1データD1の実際値D1mと第2データD2の実際値D2mの両方を入力して同じ計算モデルで算出される「第2データD2の実際値D2mに対応する第2温度Tc」から引き算して、統計モデルにおける第2データD2の基準値D2nと実際値D2mの差による影響分である「補正温度差ΔT」を算出して、この「補正温度差ΔT」を「基本温度Ta」に加えて、「推定温度Td」とする。
これにより、実験的な基本温度設定マップMPでの温度算出と統計モデルの計算モデルによる温度算出とを組み合わせて、第2データD2の基準値D2nと実際値D2mの差に関して、実験的に求めた基本温度Taを統計モデルの計算モデルによる第1温度Tbと第2温度Tcとで補正することができる。そのため、より実験的なデータに近い基本温度Taに対して第2データD2の基準値D2nと実際値D2mの差の影響を加味できるので、ピストン10の温度を精度よく推定することができる。
従って、内燃機関の気筒内で燃料の燃焼による燃焼熱により加熱されるピストン10等の内燃機関用部品の温度を、エンジン冷却水の温度などの影響を考慮しつつ精度よく推定することができる。
1 内燃機関用部品の温度推定システム
10 ピストン(内燃機関用部品)
20 制御装置
21 ローパスフィルタ
Q 燃料噴射量
N 回転数
MP 基本温度設定マップ
Ta 基本温度
Tb 第1温度
Tc 第2温度
Td 推定温度
Te 推定温度の時系列データ
ΔT 補正温度差

Claims (4)

  1. 内燃機関で発生する燃料の燃焼熱により加熱される内燃機関用部品の温度推定システムにおいて、
    前記内燃機関の燃料噴射量とエンジン回転数を第1データとし、この第1データとは異なる前記内燃機関用部品の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データとして、前記第1データと前記内燃機関用部品の温度の実験値との関係を示す、第2データの基準値に基づいて予め実験的に設定されたマップデータ又は関数と、前記第2データの前記基準値若しくは前記第2データの実際値と前記第1データの実際値を入力として前記内燃機関用部品の温度を算出する統計モデルの計算モデルとを、該温度推定システムを制御する制御装置に備えると共に、
    前記制御装置が、前記内燃機関の運転中に得られる前記第1データの実際値と前記第2データの実際値を入力して、
    前記第1データの実際値から前記マップデータ又は関数に基づいて基本温度を算出すると共に、
    前記第1データの実際値と前記第2データの前記基準値を入力して前記計算モデルにより第1温度を、前記第1データの実際値と前記第2データの実際値とを入力して前記計算モデルにより第2温度をそれぞれ算出して、前記第2温度と前記第1温度の差である補正温度差を算出し、
    さらに、この前記補正温度差を前記基本温度に加えた値を前記内燃機関用部品の推定温度とする制御を行うように構成される内燃機関用部品の温度推定システム。
  2. 前記制御装置が、
    前記第2データとして、エンジン潤滑油の油圧、油温、吸気量、燃料噴射開始時期のうちの少なくとも1つ以上を使用する制御を行うように構成される請求項1に記載の内燃機関用部品の温度推定システム。
  3. 前記制御装置が、
    前記推定温度の時系列データにローパスフィルタを適用する制御を行うように構成される請求項1または2に記載の内燃機関用部品の温度推定システム。
  4. 内燃機関で発生する燃料の燃焼熱により加熱される内燃機関用部品の温度推定方法において、
    前記内燃機関の燃料噴射量とエンジン回転数を第1データとし、この第1データとは異なる前記内燃機関用部品の温度に影響を及ぼす単数又は複数のパラメータを第2データとして、
    前記内燃機関の運転中に得られる前記第1データの実際値と前記第2データの実際値を入力して、
    前記第1データの実際値から前記第2データの基準値を基にして予め実験的に設定されたマップデータ又は関数に基づいて基本温度を算出すると共に、
    予め設定された統計モデルの計算モデルに前記第1データの実際値と前記第2データの前記基準値を入力して第1温度を、前記計算モデルに前記第1データの実際値と前記第2データの実際値とを入力して第2温度をそれぞれ算出して、前記第2温度と前記第1温度の差である補正温度差を算出し、
    さらに、この前記補正温度差を前記基本温度に加えた値を前記内燃機関用部品の推定温度とすることを特徴とする内燃機関用部品の温度推定方法。
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