JP6772629B2 - 情報処理装置、文字入力プログラムおよび文字入力方法 - Google Patents

情報処理装置、文字入力プログラムおよび文字入力方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、文字入力プログラムおよび文字入力方法に関する。
会議やブレインストーミングなど、多人数で協力して新しいもの・考えを生み出していく協創の場で、大画面ディスプレイやプロジェクターが使われることが増えてきており、発想を促すカードツールやスマートデバイスを活用したワークショップが提供されている。
このような場では、利用者が手書き入力(手書き筆記)でアイデアを大画面上に書き留める使い方が主となるが、ノートのように罫線があるわけではないため、利用者ごとに文字の大きさが異なるのが普通である。図1はワークショップにおける手書き入力の例を示す図であり、タッチパネル等により手書き入力を認識できるディスプレイDに対して、利用者U1、U2がそれぞれ自由に文字列を手書きした状態を示している。
これまで、この種の会合では、紙の付箋紙や模造紙に記入するというスタイルで進められてきたが、筆跡や資料を電子的に取り扱うようにすることで、過去データの保存・再生やデータの検索、他の案件での再利用といった利活用が可能になってくる。
手書きされた内容を利活用するための技術として、記入された筆跡を認識してテキスト化する枠無し手書き文字認識技術がある。
筆記される言語は、通常、会議や打ち合わせが実施される国の言語である。日本においては日本語が用いられるが、日本語では通常、文字間に空白(スペース)を入れて書くことはない。そのため、枠無し手書き文字認識エンジンの認識結果の表示に関して、これまで、文字間の空白を反映した認識結果の取得・表示は考慮されておらず、複数の語句を並べて書いても一続きの文字列として結果が取得される。図2は従来の空白を考慮しない手書き文字認識の例を示す図であり、左側の手書き入力に対し、右側に示すように、空白のない文字列が出力されている。
一方、欧米諸国の言語では、文章中の単語間の区切りとして空白を入れることが普通に行われており、そのため、欧米の枠無し手書き文字認識エンジンでは、認識結果には単語間の空白が反映されるものが多い。図3は従来の空白を考慮した手書き文字認識の例を示す図であり、左側の手書き入力に対し、右側に示すように、空白の入った文字列が出力されている。
なお、欧米の枠無し手書き文字認識エンジンでは、認識精度向上のため単語辞書を利用した認識をしているため、単語辞書に存在する単語であればうまく空白が入るが、単語辞書に存在しない単語である場合は空白が反映されない。図4において、左側の手書き入力は、いずれも単語辞書に存在しないため、右側の文字認識結果では空白のない文字列が出力されている。
一方、手書き文字ではなく、印刷文字に対する認識技術ではあるが、文字間の空白を検出する手法が開示されている(特許文献1等を参照)。これは、図5に示すように、全ての文字間の平均値を求め、その定数倍を閾値として、単語間の空白の判定を行うものである。この技術では、複数の文字間が必要であり、文字数が2文字だと平均値の算出ができないため適用できない。また、文字間の平均値を求める必要があるため、文字間隔の異なる日本語と英語が混ざったものの場合、適切な平均値が得られないために、適切な空白検出が行えない可能性がある。図6において、左側には手書き入力として日本語の「リンゴ」と英語の「Apple」が並んでいるが、右側の文字認識結果では、全ての文字間の平均値を基準とした閾値に基づいて空白が判定されるため、「リンゴ」の各文字の間にも空白が入ってしまっている。
また、図1において示したように、記入を行う利用者や、書く場所などによって、文字の大きさが異なると、文字の間隔も異なってくるため、全ての文字間の平均値を基準とした閾値によっては適切な判定を行うことができない。
さらに、図7において、左側の手書き入力の「あったか」における「っ」のように、全体の文字に対して小さい文字の次の隣が少し離れがちになる場合があり、全ての文字間の平均値を基準とした閾値によっては、空白と誤って判定される可能性が高くなる。
特開平5−159098号公報
上述したように、従来の技術では、手書きされる文字の種類や大きさによって、利用者が入力した空白情報を適切に反映できないという問題があった。その結果として、認識結果の文字が連続してしまって、視認性が悪くなることや、認識結果の再利用がしづらいという問題がある。
そこで、一側面では、文字の種類やサイズに関わらず、空白の有無を判定可能とすることを目的とする。
開示の形態は、手書き入力操作に基づいて文字認識された各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、隣接する空白の有無を判定する判定部備え、前記判定部は、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する
文字の種類やサイズに関わらず、空白の有無を判定することができる。
ワークショップにおける手書き入力の例を示す図である。 従来の空白を考慮しない手書き文字認識の例を示す図である。 従来の空白を考慮した手書き文字認識の例を示す図である。 単語辞書を利用した文字認識の例を示す図である。 従来の文字間の空白を検出する手法の例を示す図である。 文字間の平均値の定数倍を閾値として空白を判定する例を示す図(その1)である。 文字間の平均値の定数倍を閾値として空白を判定する例を示す図(その2)である。 第1の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態の全体的な処理例を示すフローチャートである。 画面例を示す図である。 文字認識後の処理例を示すフローチャートである。 文字認識部が出力する情報の例を示す図である。 仮想文字枠の例を示す図である。 外接矩形の例を示す図である。 内部的に保持されるデータの例を示す図である。 第2の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示す図である。 文字認識後の処理例を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示す図である。 文字認識後の処理例を示すフローチャートである。 仮想文字枠の中心位置の比較の例を示す図である。 第4の実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示す図である。 文字認識後の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<第1の実施形態>
[構成]
図8は第1の実施形態にかかる情報処理装置1の機能構成例を示す図である。図8において、情報処理装置1は、入力部11と文字認識部12と文字サイズ・間隔比決定部13と文字間空白判定部14と空白情報反映部15と表示部16とを備えている。情報処理装置1は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット、サーバ装置等のいずれでもよいし、ディスプレイやプロジェクターに組み込まれたものでもよい。
入力部11は、文字認識の元情報となる筆跡情報を入力する機能を有している。情報処理装置1が単体で用いられる場合は、タッチパネル等の座標検出機能により、利用者の指またはタッチペンによる接触の筆跡の座標情報を含む筆跡情報を入力する。また、タッチパネルを備えたディスプレイやタッチペン入力可能なプロジェクター等を利用する場合、入力部11は、それらの外部装置から直接接続またはネットワークを介して筆跡情報を入力する。
文字認識部12は、文字認識パターンの辞書を用いて枠無し文字認識を行う機能を有している。文字サイズ・間隔比決定部13は、文字認識部12における文字認識時に切り出した文字間隔とその文字間隔に隣接する文字のサイズとの比を求める機能を有している。文字間空白判定部14は、文字サイズ・間隔比決定部13によって求められた文字サイズ・間隔比に基づいて、その文字間が空白か空白でないかを判定する機能を有している。空白情報反映部15は、文字間空白判定部14により判定された空白情報に基づいて、文字認識結果に空白情報を反映させる機能を有している。表示部16は、認識結果や入力情報を表示する機能を有している。
図9は情報処理装置1のハードウェア構成例を示す図である。図9において、情報処理装置1は、バス107を介して相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を備えている。また、情報処理装置1は、HDD(Hard Disk Drive)/SSD(Solid State Drive)104、接続I/F(Interface)105、通信I/F106を備えている。CPU101は、RAM103をワークエリアとしてROM102またはHDD/SSD104等に格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置1の動作を統括的に制御する。接続I/F105は、情報処理装置1に接続される機器とのインタフェースである。通信I/F106は、ネットワークを介して他の情報処理装置と通信を行うためのインタフェースである。
図8で説明した情報処理装置1の機能は、CPU101において所定のプログラムが実行されることで実現される。プログラムは、記録媒体を経由して取得されるものでもよいし、ネットワークを経由して取得されるものでもよいし、ROM組込でもよい。処理に際して参照・更新されるデータは、RAM103またはHDD/SSD104に保持される。
[全体動作]
図10は第1の実施形態の全体的な処理例を示すフローチャートである。図10において、利用者が手書き入力操作を行うと、情報処理装置1の入力部11は、筆跡情報(2次元座標情報が連続したもの)を入力し(ステップS11)、表示部16は、筆跡情報に対応する筆跡を画面上に表示する(ステップS12)。図11(a)は、利用者が画面の左上に手書きで「A」を書き、それが表示された状態を示している。
図10に戻り、入力された筆跡が枠で囲む等の文字認識の指示でない場合(ステップS13のNo)、筆跡情報の入力(ステップS11)の待機に戻る。図11(b)は図11(a)の「A」に続いて「B」が書かれ、図11(c)は図11(b)の「AB」に続いて「C」が書かれた状態を示している。
図10に戻り、文字認識の指示である場合(ステップS13のYes)、以下の処理を実行する。例えば、図11(d)のように「ABC」を囲む枠が描かれた場合に、枠で囲まれた範囲の「ABC」を認識対象として処理を行う。
図10に戻り、文字認識部12は、認識対象の範囲内の筆跡情報に基づいて文字認識を行う(ステップS14)。文字認識では、認識対象の範囲内から、筆跡の配置(横書き・縦書き、文字間隔等)を考慮した仮想文字枠(認識処理を単位に縦横のサイズは一定)により文字の筆跡を切り出し、文字認識パターンの辞書を用いて一致度の高い文字候補の抽出を行う。文字認識の結果として、入力された筆跡群をどのように文字として区切ったかの情報と、その文字を認識するときの仮想文字枠の情報と、それぞれ区切られた文字に対する認識候補が出力される。
次いで、文字サイズ・間隔比決定部13は、各文字を構成する筆跡から、外接矩形を算出し、文字のサイズ(高さ、幅)を求める。次にその文字の隣の文字までの外接矩形の間隔を求め、文字サイズと外接矩形の間隔の比を計算する(ステップS15)。
次いで、文字間空白判定部14は、文字サイズ・間隔比決定部13で求められた文字サイズと外接矩形の間隔比と、事前に決めてある閾値とを比較し、空白かどうかを判定する(ステップS16)。
次いで、空白情報反映部15は、空白情報反映部15での判定結果を、文字認識部12で得た文字認識結果に反映させる(ステップS17)。そして、表示部16は、その結果を画面に表示する(ステップS18)。図11(e)は、文字認識を指示する枠が消され、手書き文字と並べて認識結果「ABC」が表示された状態を示している。なお、認識結果に対してに利用者が修正を加えられるようにしてもよいし、認識結果について利用者が確認した場合に元の手書き文字の表示を消してその位置に認識結果を表示するようにしてもよい。
[詳細動作]
図12は文字認識後の処理例を示すフローチャートである。図12において、文字サイズ・間隔比決定部13は、文字認識部12から文字認識結果と文字切り出し情報を取得する(ステップS101)。図13は文字認識部12が出力する情報の例を示しており、図13(a)の枠内の「ABC DEF」という手書き文字を認識する場合を例にしている。図13(a)の枠の下に示された数字は、文字認識の処理において付された文字番号を示している。
図13(b)は文字認識部12が出力する具体的なデータ例を示している。rは、一位認識結果(一致度が最も高い認識結果)の文字列を示している。stroke0、・・は、文字番号0、・・の文字に含まれる筆跡群(ストローク群)を示し、中括弧内の数字はストローク番号を示している。code0、・・は、文字番号0、・・の認識結果の文字を一致度の高い順に示している。frame0、・・は、文字番号0、・・の仮想文字枠(文字切り出し枠)の四隅の座標値を示している。図14は仮想文字枠の例を示しており、1回の認識処理においては縦横のサイズが固定で、横書きの場合は水平方向の位置が揃えられている。
図12に戻り、切り出された文字数を変数Nに設定し(ステップS102)、変数iに0を代入して(ステップS103)、変数iがN-1未満であるか判断し(ステップS104)、変数iがN-1に達するまで以下の処理を文字数分ループする。
先ず、文字サイズ・間隔比決定部13は、文字認識部12から得た文字切り出し情報から、外接矩形の情報を取得する(ステップS105)。なお、直近の処理では、着目しているi番目の文字とi+1番目の文字の外接矩形の情報があればよいが、N-1番目までの全ての文字についての外接矩形の情報をまとめて取得してもよい。外接矩形は、各文字の筆跡に外接する矩形であり、幅wと、高さhとを取得する。図15は外接矩形の例を示しており、文字毎に幅wと高さhは異なり、位置も揃っていない。なお、図中には、後述する文字間隔distについても示している。
図12に戻り、文字サイズ・間隔比決定部13は、i番目の文字の幅wと高さhのうち大きい方を文字サイズcfとする(ステップS106)。
次いで、文字サイズ・間隔比決定部13は、外接矩形の情報と文字切り出し情報とから、i番目の文字の外接矩形のi+1番目文字側端とi+1番目の文字の外接矩形のi番目文字端の距離を取得し、文字間隔distとする(ステップS107)。なお、認識範囲における最後の文字については、右側に隣接する外接矩形がないため、文字間隔distは求めない。
次いで、文字サイズ・間隔比決定部13は、文字間隔distを文字サイズcfで割った値を文字サイズ・間隔比rtとする(ステップS108)。
次いで、文字間空白判定部14は、文字サイズ・間隔比rtが所定の閾値th1以上であるか判断し(ステップS109)、文字サイズ・間隔比rtが所定の閾値th1以上である場合(ステップS109のYes)、文字間隔distを空白であると判定する(ステップS110)。判定結果は、内部的に保持する。図16は内部的に保持されるデータの例を示す図であり、入力筆跡「ABCDEF」についての例である。文字間空白判定部14による空白判定結果は、図16(c)に示すように、上段の文字番号毎に、下段に、空白なしを示す「0」と、空白ありを示す「1」とが保持される。
図12に戻り、上記の一連の処理の後、変数iをインクリメントし(ステップS111)、ループ終了条件判断(ステップS104)に戻る。
一般に、文字サイズが大きい場合には文字間隔が広くなり、文字サイズが小さい場合には文字間隔が狭くなるため、文字サイズ・間隔比を空白を判断する基準とすることにより、文字の種類やサイズに関わらず、空白の有無を適正に判定することができる。
一方、ループを終了した場合(ステップS104のNo)、空白情報反映部15は、文字認識結果に空白情報を反映する(ステップS112)。例えば、図16(b)に示す認識結果の文字列に対し、図16(c)に示す空白判定結果が出ている場合、図16(d)に示すように、2番目の文字の次に空白を挿入し、それまでの3番目以降の文字を一つ後ろにずらす。
図12に戻り、空白情報を反映した文字認識結果を、表示部16により表示し(ステップS113)、処理を終了する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、大きな文字に続いて小さな文字がある場合に、その直後の文字間隔が誤って空白と判定されるのを防止するものである。すなわち、図7に示したように、左側の手書き入力の「あったか」における「っ」のように、小さい文字の次の隣が少し離れがちになる場合がある。前述した第1の実施形態においても、閾値th1を適切に設定することで、誤って空白と判定することを防止できるが、より安定して判定できる手法をここでは提案する。
図17は第2の実施形態にかかる情報処理装置1の機能構成例を示す図である。図17において、情報処理装置1は、新たに文字サイズ判定部17−1と判定条件切替部17−2とを備えている。文字サイズ判定部17−1は、着目している文字の全体の文字のサイズに対する大小を判定する機能を有している。判定条件切替部17−2は、文字サイズ判定部17−1の判定結果に応じて判定条件(閾値)を切り替える機能を有している。なお、その他の構成は図8に示したものと同様である。また、ハードウェア構成についても、図9に示したものと同様である。全体的な処理例も、図10に示したものと同様である。
図18は文字認識後の処理例を示すフローチャートである。図18において、ステップS201〜S208は、図12のステップS101〜S108と同様である。図18において、ステップS210、S212〜S215は、図12のステップS109〜S113と同様である。
図18において、文字サイズ・間隔比rtの算出後、文字サイズ判定部17−1は、外接矩形幅と仮想文字枠幅の比が所定値より小さいか否か判定する(ステップS209)。仮想文字枠は同じ文字列の処理の中では一定のサイズであるため、仮想文字枠幅に対する着目している文字の外接矩形幅の比が所定値よりも小さい場合には、全体の中で小さいものであるかどうかを判定することができる。
そして、外接矩形幅と仮想文字枠幅の比が所定値より小さいと判定された場合(ステップS209のYes)、通常の閾値th1よりも大きな値の閾値th2により空白の判定を行う(ステップS211)。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、空白に加えて、改行の判定も行えるようにしたものである。
図19は第3の実施形態にかかる情報処理装置1の機能構成例を示す図である。図19において、情報処理装置1は、新たに改行判定部18を備えている。改行判定部18は、仮想文字枠の中心位置から改行の有無を判定する機能を有している。なお、その他の構成は図8に示したものと同様である。また、ハードウェア構成についても、図9に示したものと同様である。全体的な処理例も、図10に示したものと同様である。
図20は文字認識後の処理例を示すフローチャートである。図20において、ステップS301〜S308は、図12のステップS101〜S108と同様である。図20において、ステップS310、S311、S313〜S315は、図12のステップS109〜S113と同様である。
図20において、文字サイズ・間隔比rtの算出後、改行判定部18は、隣接する仮想文字枠の中心位置が着目する仮想文字枠のサイズよりずれているか否か判定する(ステップS309)。図21は仮想文字枠の中心位置の比較の例を示す図である。上段の右端の文字「F」について着目しているとすると、下段の次の文字「あ」の仮想文字枠の中心位置は、文字「F」の仮想文字枠のサイズよりずれており(横書きの場合はy座標方向にずれている)、改行と判定される。なお、改行の判定は、仮想文字枠の中心でなくてもよく、仮想文字枠の上端とか下端などで行ってもよい。
図20に戻り、仮想文字枠の中心位置が仮想文字枠のサイズよりずれていると判定された場合(ステップS309のYes)、改行判定部18は、改行であると判定する(ステップS312)。改行の判定結果は、例えば、図16(c)に示した空白判定結果に、改行を示す「2」を設定することができる。これにより、空白情報反映部15により空白情報反映(ステップS314)では、空白に加えて、改行も認識文字列に反映することができる。
なお、第1の実施形態に対して機能追加した場合について説明したが、第2の実施形態に対して同様の機能追加を行ってもよい。
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、空白の有無だけではなく、空白サイズ(空白の個数等)の決定も行えるようにしたものである。
図22は第4の実施形態にかかる情報処理装置1の機能構成例を示す図である。図22において、情報処理装置1は、新たに空白サイズ決定部19を備えている。空白サイズ決定部19は、空白であると判定された文字間隔につき、空白サイズ(空白の個数等)を決定する機能を有している。なお、その他の構成は図8に示したものと同様である。また、ハードウェア構成についても、図9に示したものと同様である。全体的な処理例も、図10に示したものと同様である。
図23は文字認識後の処理例を示すフローチャートである。図23において、ステップS401〜S411は、図12のステップS101〜S111と同様である。図23において、ステップS413、S414は、図12のステップS112、S113と同様である。
図23において、文字数分の処理の終了後、空白サイズ決定部19は、空白サイズを決定する(ステップS412)。具体的には、空白と判定された文字間の各空白を比較し、最小の空白のサイズを求め、最小の空白でなかった空白について、最小の空白のサイズの何倍かを計算し、その倍数分の空白を挿入する。
なお、第1の実施形態に対して機能追加した場合について説明したが、第2、第3の実施形態に対して同様の機能追加を行ってもよい。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、文字の種類やサイズに関わらず、空白の有無を判定することができる。その結果として、認識結果の視認性が向上し、認識結果の再利用がしやすくなる。
以上、好適な実施の形態により説明した。ここでは特定の具体例を示して説明したが、特許請求の範囲に定義された広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により限定されるものと解釈してはならない。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
手書き入力操作の軌跡情報を取得する入力部と、
前記軌跡情報に基づいて文字認識を行う文字認識部と、
前記文字認識により得られた各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔とに基づいて、隣接する空白の有無を判定する判定部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記判定部は、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、空白の有無を判定する、
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記判定部は、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する、
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記文字認識により得られた各文字について、文字の切り出し枠の位置に基づいて、改行の有無を判定する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記5)
判定された空白について、最小の空白のサイズに基づいて他の空白のサイズを決定する、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記6)
手書き入力操作の軌跡情報を取得し、
前記軌跡情報に基づいて文字認識を行い、
前記文字認識により得られた各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔とに基づいて、隣接する空白の有無を判定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
(付記7)
前記判定する処理は、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、空白の有無を判定する、
ことを特徴とする付記6に記載の文字入力プログラム。
(付記8)
前記判定する処理は、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する、
ことを特徴とする付記7に記載の文字入力プログラム。
(付記9)
前記文字認識により得られた各文字について、文字の切り出し枠の位置に基づいて、改行の有無を判定する、
ことを特徴とする付記6乃至8のいずれか一項に記載の文字入力プログラム。
(付記10)
判定された空白について、最小の空白のサイズに基づいて他の空白のサイズを決定する、
ことを特徴とする付記6乃至9のいずれか一項に記載の文字入力プログラム。
(付記11)
手書き入力操作の軌跡情報を取得し、
前記軌跡情報に基づいて文字認識を行い、
前記文字認識により得られた各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔とに基づいて、隣接する空白の有無を判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする文字入力方法。
(付記12)
前記判定する処理は、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、空白の有無を判定する、
ことを特徴とする付記11に記載の文字入力方法。
(付記13)
前記判定する処理は、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する、
ことを特徴とする付記12に記載の文字入力方法。
(付記14)
前記文字認識により得られた各文字について、文字の切り出し枠の位置に基づいて、改行の有無を判定する、
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか一項に記載の文字入力方法。
(付記15)
判定された空白について、最小の空白のサイズに基づいて他の空白のサイズを決定する、
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれか一項に記載の文字入力方法。
1 情報処理装置
11 入力部
12 文字認識部
13 文字サイズ・間隔比決定部
14 文字間空白判定部
15 空白情報反映部
16 表示部
17−1 文字サイズ判定部
17−2 判定条件切替部
18 改行判定部
19 空白サイズ決定部

Claims (5)

  1. 手書き入力操作に基づいて文字認識された各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、隣接する空白の有無を判定する判定部備え
    前記判定部は、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記文字認識により得られた各文字について、文字の切り出し枠の位置に基づいて、改行の有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 判定された空白について、最小の空白のサイズに基づいて他の空白のサイズを決定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 手書き入力操作に基づいて文字認識された各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、隣接する空白の有無を判定する処理であって、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
  5. 手書き入力操作に基づいて文字認識された各文字について、文字のサイズと、該文字に隣接する文字との間隔との比を閾値と比較することにより、隣接する空白の有無を判定する処理であって、同時に文字認識する文字列の中で小さい文字について前記閾値を変更する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする文字入力方法。
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