JP6772420B2 - 配管設計支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータを用いて上水道や下水道の配管設計図面を作成するとともに、作成した配管設計図面に基づいて少なくとも工事費用を積算するための基本データを生成可能な配管設計支援システムに関する。
特許文献1には、新設管と既設管などの一方の管路と他方の管路とを接続する配管の設計を容易に行える配管の設計方法として、一方の管路と他方の管路との間を接続するための配管の設計方法であって、前記一方の管路と他方の管路との間に配置可能な複数の管によって構成される配管パターンを複数種類準備しておき、前記一方の管路と他方の管路との布設状況に対応した任意の配管パターンを選択し、前記一方の管路と他方の管路との布設状況に応じて、前記選択された配管パターンとこの配管パターンを構成する複数の管とについての仕様を決定することを特徴とする配管の設計方法が開示されている。
このような配管の設計方法は、コンピュータを用いた配管設計支援システム上で実現される。この種の配管設計支援システムは、管布設工事に要する配管材料、管工及び土工の単価を含む部品マスターデータベースと、前記管布設工事に対応するように、工種及びルート条件により階層的に各部品を区分け設定した配管図を生成する配管図生成処理部と、前記部品マスターデータベースと前記配管図に基づいて、前記工種及びルート条件により階層的に区分けした積算書を生成する積算書生成処理部と、を備えて構成されている。
特開2007−328550号公報
しかし、従来の配管設計支援システムでは、配管図生成処理部で生成された配管図を構成する各配管材料、管工及び土工に関する情報を確認する必要がある場合に、表示画面に表示された配管図上で配管図を構成する各材料を個別に選択操作し、選択した材料毎に詳細情報を表示するコマンドを実行することにより、詳細情報を示す属性画面を表示させる必要があった。
例えば、マウスなどのポインティングデバイスを用いて配管図上の一つの配管材料や管部品を指示してクリックすると当該配管材料や管部品が選択されて周囲と異なる色で表示され、更にその状態でコマンドバーに備えた詳細情報表示コマンドをクリックする操作を行なうことにより属性画面を表示する操作が必要であった。ここに、配管材料とは配管を構成する直管、曲管などの各種の管材料をいい、管部品とは配管材料の接続などに用いる補助部品をいう。尚、本明細書では、これらを含めて単に「部品」と表記する場合もある。
そのため、複数の材料の詳細情報を確認する必要がある場合には、各材料に対する選択操作と詳細情報表示コマンドの実行操作を繰り返すという非常に煩雑な操作が要求され、さらには先の操作により表示された材料の属性画面が、次の操作による材料の属性画面に更新される結果、先の属性画面を再度確認したいような場合に再度同様の煩雑な操作を繰り返さなければならないという問題もあった。
また、配管図生成処理部で生成された配管図に含まれる特定の属性を備えた材料を見つけ出す必要がある場合にも、配管図に示された材料ごとに上述した操作を行って属性画面を表示して確認する必要があった。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、配管図の全体或いは一部を構成する複数の材料の属性を一覧に表示できる使い勝手の良い配管設計支援システムを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による配管設計支援システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、管布設工事に要する配管材料、管工及び土工の単価を含む部品マスターデータベースと、前記管布設工事に対応するように、工種及びルート条件により階層的に区分け設定した部品で表される配管図を生成する配管図生成処理部と、前記部品マスターデータベースと前記配管図に基づいて、前記工種及びルート条件により階層的に区分けした積算書生成のための基データを生成する数量計算処理部と、を備えた配管設計支援システムであって、前記配管図生成処理部は、前記工種及びルート条件でなる階層リストを展開または折り畳み可能な階層構造で表示部に表示する階層構造表示処理部と、選択された階層に対応する部品で構成される配管図を他の部品と識別可能な状態で前記表示部の同画面に表示する階層対応配管図表示処理部と、選択された階層に含まれる部品リストを前記表示部の同画面に表示する階層対応部品リスト表示処理部と、を備えている点にある。
配管図生成処理部によって、管布設工事に対応するように、工種及びルート条件により階層的に各部品を区分け設定した部品によって配管図が生成され、数量計算処理部によって、部品マスターデータベースと配管図に基づいて、工種及びルート条件により階層的に区分けした積算書生成のための基データが生成される。そして、階層構造表示処理部によって、表示部に工種及びルート条件でなる階層リストが展開または折り畳み可能な階層構造で表示され、階層リストのうちで選択された階層に対応する部品で構成される配管図が、階層対応配管図表示処理部によって、他の部品と識別可能な状態で表示部の同画面に表示され、選択された階層に含まれる部品リストが、階層対応部品リスト表示処理部によって表示部の同画面に表示され、各材料の詳細情報が一覧できるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記階層リストに前記工種及びルート条件により区分けされていない部品を特定する未階層化リストが含まれている点にある。
階層リストのうちの未階層化リストを選択すると、配管図生成処理部で生成された配管図のうちで、工種及びルート条件により階層的に区分け設定されていない部品が配管図上に他とは異なる状態で表示され、また未階層化リストに含まれる部品リストが一覧できる。そのような部品を階層的に区分け設定することにより確実に設定漏れを無くすことができる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記階層対応部品リスト表示処理部は、前記表示部に表示した部品リストの任意の部品を個別に選択する個別選択処理部を備えるとともに、前記階層対応配管図表示処理部は、前記個別選択処理部で選択された個別部品に対応する配管図の部品を他と異なる態様で表示する部品識別表示処理部を備えている点にある。
個別選択処理部によって階層対応部品リスト表示処理部に表示された部品リストが個別に選択されると、部品識別表示処理部によって、配管図の対応する部品が他と異なる態様で表示されるので、配管図上の位置と部品リストに表示された部品との対応付けが容易且つ正確に行なえるようになる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記ルート条件で特定される階層に、特殊土工ルート、土工断面図、求積図の何れかが含まれる点にある。
単に配管図が階層化されるのみならず、例えば配管材料を伴わない余掘りルートなどの特殊土工ルート、配管の布設断面、掘削・埋め戻しの土質、土量などを表示する土工断面図、道路の復旧面積を求めるための求積図の何れかが階層化されていると、土工や管工に要する部品リストが表示されるようになり、管材料以外の詳細情報をも把握できるようになる。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記階層対応部品リスト表示処理部は、選択された階層に含まれる部品を複数の属性で識別可能に表示し、何れかの属性が選択されると各部品を予め設定された順序でソートするように構成されている点にある。
各部品を予め設定された順序でソートされることにより、属性をより容易且つ正確に把握できるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、配管図の全体或いは一部を構成する複数の材料の属性を一覧に表示できる使い勝手の良い配管設計支援システムを提供することができるようになった。
配管設計支援システムの機能ブロック説明図 表示画面の説明図 工種ルートパレットに表示された階層リストの説明図 配管リストパレットに表示された部品リストの説明図 (a)は配管描画領域に表示される土工断面図の説明図、(b)は配管描画領域に表示される求積図の説明図 配管設計支援システムの処理手順を示すフローチャート 別実施形態を示す配管設計支援システムの機能ブロック説明図
以下に、上水道管に適用される配管設計支援システムを説明する。
本発明による配管設計支援システムは、デスクトップ型またはノート型の汎用のパーソナルコンピュータと、当該パーソナルコンピュータにインストールされた配管設計支援プログラムで構成されている。設計者が当該パーソナルコンピュータを操作することにより、パーソナルコンピュータに支援されて効率的に配管図を作成することができ、配管図に対応する積算書を作成することができる。尚、クラウド環境で配管設計支援プログラムが実行可能な構成で実現されていてもよい。
図1には、配管設計支援プログラムを実行するパーソナルコンピュータにより実現される配管設計支援システムの機能ブロックが示されている。配管設計支援システム100は、主にパーソナルコンピュータのCPUボードで実現される演算処理部10と、メモリボード及び/またはハードディスクなどの外部ストレージデバイスで実現されるメモリ30と、マウスやキーボードなどで構成される入力デバイス40と、液晶表示装置で構成される表示デバイス50と、レーザービームプリンタやインクジェットプリンタなどのプリンタで構成される出力デバイス60を備えている。
演算処理部10は、配管布設工事に対応する配管図を生成し、配管図に用いる部品を設定する配管図生成処理部11と、配管図生成処理部11で生成された配管図に対応する工事費用を集計する積算書生成のための基データを生成する数量計算処理部20を備えている。
配管図生成処理部11は、管布設地域の道路や建物などの背景図を生成する背景図生成部12、背景図に対応した管布設位置に管が布設されるように配管図を生成する配管図生成部13、配管図生成部13で生成された配管図を階層的に識別表示する階層構造表示処理部14、選択された階層に対応する配管図の部品リストを表示する階層対応部品リスト表示処理部16などを備えている。
メモリ30には、上述した配管設計支援プログラムが格納されるプログラム記憶領域、配管設計支援プログラムの実行時のデータ処理に使用されるワーキング領域の他に、配管設計支援システムで用いられ、或いは配管設計支援システムで生成されたデータファイルを格納する複数のデータベース領域が区画されている。
そのようなデータベース領域に、部品マスターDB31、配管図DB32、積算書生成基データDB33が構築されている。部品マスターDB31は、管布設工事に要する各配管材料を個別に特定するコード情報、単価情報、各管工及び土工のコード情報、単価情報を示す単価コードなどが格納されている。配管図DB32には、配管図生成処理部10で生成された配管図データファイルが格納され、積算書生成基データDB33には、数量計算処理部20で生成された積算書生成のための基データである単価コードと数量等が格納されている。当該基データが積算書生成処理部70に出力されて、積算書生成処理部70で積算書が生成される。
図6に示すように、配管設計支援システムが起動されると先ず数量計算処理部20が立ち上り(S1)、入力デバイス40を介して工事名称、工事個所、設計年月日などの基本情報が入力され、当該基本情報に対応した積算書のベースとなる数量計算ファイルが生成される(S2)。次に、土工・管工・材料の集計先となる工種が設定入力される(S3)。例えば、「φ100配管布設工事」などの工事を識別するための名称が工種として付され、工種ごとに必要な費用が集計されるようになる。
土工とは土木工事作業をいい、土木工事作業に伴う工賃が含まれ、管工とは管の接続や切断作業をいい、それらの作業に要する工賃が含まれる。材料には、直管、異形管などの管種、管径、管長などを特定する情報とその単価情報などが含まれ、土工・管工・材料に関する詳細情報が部品マスターDB31に格納されている。
工種が設定されるとCADシステムが起動されて、図面の名称・スケール・図面サイズが設定入力され、表示デバイス50に図2(a)に示すような操作画面51が表示される。操作画面51には、中央に区画された配管描画領域52が表示され、配管描画領域52の上部に各種のコマンドが選択可能に表示されたメニューバー53が区画表示されている。汎用の描画コマンドは、配管描画領域52の左右のコマンドバー54に区画表示されている。オペレータがこれらのコマンドから必要なコマンドをマウス操作により選択して実行することにより設計作業を進めるようにシステムが構成されている。
先ず、背景となる道路や建物の配置を示すCAD図面が背景図としてCADシステムに取り込まれる(S4)。配管描画領域52に、取り込まれた背景図を表示する背景図レイヤに重ねて複数の描画レイヤが準備され、所定の材料グループごとに予め設定された描画レイヤ上に配置された直管や曲管等のオブジェクトが表示される。管路を描画するためのレイヤに対して、マウスで始点と終点を指示すると、配管ルートを示す配管補助ラインが作成される(S5)。
配管補助ラインに沿って管の布設開始位置、中間に位置する複数の接続位置、終点位置をそれぞれマウスで指示し、指示した位置に布設する管種を特定するコマンドを実行すると、該当する配管材料が配管補助ラインに沿って配置されて配管図が自動生成される(S6)。
次に、この様に生成された配管図上の配管材料にルート条件の設定操作が実行される(S7)。ルート条件とは、工事に必要な条件のことで、口径、道路種別、土工条件、管布設時の工事条件などが設定される。
具体的に、図2(a)に示すルート条件設定コマンド(図中、符号53aで示す)がマウスでクリックされると、当該コマンドが起動されて工種名称の選択画面が表示され、既に複数の工種が設定されている場合には、当該選択画面で作成対象のルート条件を計上する工種が選択される。
次に、選択された工種に対してルート条件が設定される。ルート条件としてルートナンバー(例えば、「01」など)とルート名称(例えば「φ100」など)が設定され、その具体的な属性として、仮復旧または本復旧の何れかを識別する舗装工事種別、国道や県道などの道路種類を識別する道路種別、機械掘削か人力掘削かを識別する断面工法、ダクタイル管、鋼管またはビニル管などの何れか管材料などを識別する材質などが含まれる。
ルート条件の設定が終わると、対応する配管図のうち選択された配管材料にルート条件が割り付けられ、予めルート条件毎に設定された表示色で対応する配管材料がカラー表示され、ルート条件が割り付けられたことが視認できるようになる。
このようにして配管図の作成処理が進められる際に、配管図生成処理部11で生成された配管図を構成する各配管材料、管工及び土工に関する情報を確認する必要が生じたり、配管図生成処理部で生成された配管図に含まれる特定の属性を備えた材料を見つけ出す必要が生じたりする場合に対応した機能ブロックが設けられている。
即ち、図1に示すように、配管図生成処理部11には、階層構造表示処理部14、階層対応配管図表示処理部15、階層対応部品リスト表示処理部16がさらに設けられている。
階層構造表示処理部14は、工種及びルート条件でなる階層リストを展開または折り畳み可能な階層構造で表示部に表示する機能ブロックであり、階層対応配管図表示処理部15は、選択された階層に対応する部品で構成される配管図を他の部品と識別可能な状態で前記表示部の同画面に表示する機能ブロックであり、階層対応部品リスト表示処理部16は、選択された階層に含まれる部品リストを前記表示部の同画面に表示する機能ブロックである。
図2(a)に示すメニューバー53に備えた「配管エクスプローラ」コマンドを選択して実行することにより階層構造表示処理部14が起動され、図2(b)に示すように、配管描画領域52の左側に区画された階層リスト表示部55に階層リストが表示され、配管描画領域52の下側に区画された部品リスト表示部56に部品リストが表示される。
図3には、階層リスト表示部55に表示される階層リストが例示され、図4(a)〜(d)には、部品リスト表示部56に表示される部品リストが例示されている。尚、図3に示す階層リストと図4(a)〜(d)に示す部品リストは例示であり双方が直接対応したものではない。
階層構造表示処理部14によって、階層リスト表示部55に工種及びルート条件でなる階層リストが展開または折り畳み可能な階層構造で表示される。図3で「−」表記された四角形が展開された状態を示し、当該四角形をマウスでクリックすると階層リストが折り畳まれて「+」表記された四角形となる。「+」表記された四角形をマウスでクリックすると、その階層に含まれるリストが展開されて表示される。
階層リスト表示部55に表示された階層リストのうちから任意の階層を選択すると、選択された階層に対応する部品で構成される配管図が、階層対応配管図表示処理部15によって、他の部品と識別可能な状態で配管描画領域52に表示される。「他の部品と識別可能な状態」または「他とは異なる状態」というのは、他の部品で構成された配管図と表示色を異ならせたり、線の太さを異ならせたり、ハイライト処理したり、表示と非表示を短い周期で繰り返す点滅表示を行なったり、あるいはそれらを組み合わせて選択された階層に対応する部品を強調表示することをいう。
さらに、階層対応部品リスト表示処理部16によって、選択された階層に含まれる部品のリストが、部品リスト表示部56に表示され、各材料の詳細情報が一覧できるようになる。
図4(a)は、階層リストの何れかのルートに属する「配管」が選択された場合の部品リストの表示例であり、左から順に管路を一意に特定する数値情報である「No.」、グループ内の管路を示す数値情報である「管路」、「ルート」、「グループ」、「延長」、「名称」、「材質」、「継手形」、「形状」、「口径」、「切管延長」といった各属性情報が一覧表示される。「延長」には十字に分岐する配管に対応して分岐部からの延長を設定すべく「延長0」から「延長3」まで準備され、立体配管に対応して「延長4」が準備されている。
図4(b)は、階層リストの何れかのルートに属する「特殊土工」が選択された場合の部品リストの表示例であり、「余堀」とは管路の端部に位置する作業領域を確保するための端部領域掘削のことであり、「試掘」とは、工事前の試験用の掘削のことであり、「撤去」とは既設管路の撤去のための掘削であり、「通常」とは配管材料の布設のための掘削をいう。「余堀」、「試掘」、「撤去」は何れも新たな配管材料を布設することの無い掘削及び埋戻すための土木作業で、これらを纏めて「特殊土工」と称する。
図4(c)は、階層リストの何れかのルートに属する「土工断面図」が選択された場合の部品リストの表示例である。「土工断面図」が選択されると、階層対応配管図表示処理部15によって配管描画領域52に土工断面図が表示される。図5(a)には「土工断面図」が例示されている。
図4(d)は、階層リストの何れかのルートに属する「求積図」が選択された場合の部品リストの表示例である。「求積図」が選択されると、階層対応配管図表示処理部15によって配管描画領域52に求積図が表示される。図5(b)には「求積図」が例示されている。
上述した階層対応部品リスト表示処理部16は、部品リスト表示部56に表示した部品リストの任意の部品を個別に選択する個別選択処理部16aを備えている。また、階層対応配管図表示処理部15は、個別選択処理部16aで選択された個別部品に対応する配管図の部品を他と異なる態様で表示する部品識別表示処理部15aを備えている。
部品リスト表示部56に表示された部品リストが個別選択処理部16aによって個別に選択されると、部品識別表示処理部15aによって、配管図の対応する部品が他と異なる態様で表示されるので、配管図上の位置と部品リストに表示された部品との対応付けが容易且つ正確に行なえるようになる。
ルート条件で特定される階層に単に配管図が階層化されるのみならず、部品を伴わない余掘りルートなどの特殊土工ルート、配管の布設断面を示す土工断面図、埋戻しに必要な土砂量などを求めるための求積図の何れかが階層化されているので、土工や管工に要する部品リストが表示されるようになり、管材料以外の詳細情報をも把握できるようになる。
上述したように、階層対応部品リスト表示処理部16は、選択された階層に含まれる部品を複数の属性、例えば「配管」が選択された場合には「No.」、「管路」、「ルート」、「グループ」、「延長」、「名称」、「材質」、「継手形」、「形状」、「口径」、「切管延長」といった属性によってその属性の詳細情報が一覧で識別可能になるが、さらに、これらの属性の何れかが選択されると各部品を予め設定された順序でソートするように構成されている。
各部品を予め設定された順序でソートされることにより、属性をより容易且つ正確に把握できるようになる。例えば、図4(a)の例で、属性「名称」が選択されると、予め設定された順で名称毎に管路がソートされるようになり、共通名称の管路が効率的に識別できるようになる。
図3に戻り、階層リストには、工種及びルート条件により区分けされていない部品を特定する未階層化リストが含まれている。図3の中で、「ルート未設定」と表記された階層である。
「ルート未設定」と表記された未階層化リストを選択すると、配管図生成部13で生成された配管図のうちで、工種及びルート条件により階層的に区分け設定されていない部品が配管図上に他とは異なる状態で表示され、また未階層化リストに含まれる部品リストが一覧できる。そのような部品を階層的に区分け設定することにより確実にルート条件の設定漏れを無くすことができる。
図6のフローチャートに戻り、ステップS7で各材料にルート条件が設定された後に、「配管エクスプローラ」コマンドを選択して実行すると、階層リスト表示部55に階層リストが表示され、配管描画領域52の下側に区画された部品リスト表示部56に部品リストが表示される(S8)。
階層リストから必要な階層を選択して強調表示された配管図や、表示された部品リストを目視して、誤りが無く適切に設定されているか否かを確認したり、部品リストに表示された部品が配管図に適切に組み込まれているか否かを確認したり、或いは「ルート未設定」階層を選択して強調表示された配管図から、工種及びルート条件が未設定の材料に対してルート条件等を設定するような確認編集処理を行なう(S9)。
ステップS10では、ステップS5からステップS9の操作が繰り返される例を説明したが、配管図は複数の工種を含むのが通常であり、ステップS10で一つの工種に対する配管図の作成が終了したときに、ステップS3に戻って異なる工種に対する配管図の作成操作を行うように構成されていてもよい。
本実施形態では、配管図の作成作業が終了するまでステップS5からステップS9の操作を繰り返し、配管図が完成すると(S10)、数量計算処理部20によって工種単位で材料が集計されて、部品マスターDB31に格納された単価コードなどとリンクした数量データを含む積算書生成基データが生成され(S11)、配管図DB32及び積算書生成基データDB33にそれぞれ該当するデータが格納される(S12)。積算書生成基データDB33に格納された積算書生成基データは、別途の積算書生成処理装置70によって読み込まれて、最終の積算書が生成される。
上述した実施形態では、配管図の生成手順として配管補助ライン及びライン上のポイントを指定することにより、配管材料が配管補助ラインに沿って配置されて配管図が自動生成される態様を例示したが、配管図が手動生成されるように構成してもよい。例えば、布設対象となる配管材料をマウスを用いて個別に選択して当該配管材料を布設道路上にドロップするような操作を繰り返すことにより配管図を生成するように構成してもよい。配管材料として直管のみならずT字管や曲管などが用いられることは言うまでもなく、これらを用いた配管図の作成手順も、上述と同様に公知の操作手順を用いるように構成すればよい。
上述した実施形態では、配管図生成処理部11と数量計算処理部20を備えた配管設計支援システムを説明したが、図7に示すように、数量計算処理部に代えて配管図生成処理部11で生成された配管図に対応する工事費用を集計する積算書生成処理部70を備え、配管図を作成支援する機能と積算書を作成支援する機能の双方を備えるように構成してもよい。
上述した実施形態では、上水道管に適用される配管設計支援システムを説明したが、本発明による配管設計支援システムは下水道管にも適用可能である。
上述した実施形態は本発明の一実施形態に過ぎず、該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的な構成や処理手順などは本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能である。
10:演算処理部
11:配管図生成処理部
12:背景図生成部
13:配管図生成部
14:階層構造表示処理部
15:階層対応配管図表示処理部
15a:部品識別表示処理部
16:階層対応部品リスト表示処理部
16a:個別選択処理部
20:積算書生成処理部
31:部品マスターデータベース
100:配管設計支援システム

Claims (5)

  1. 管布設工事に要する配管材料、管工及び土工の単価を含む部品マスターデータベースと、
    前記管布設工事に対応するように、工種及びルート条件により階層的に区分け設定した部品で表される配管図を生成する配管図生成処理部と、
    前記部品マスターデータベースと前記配管図に基づいて、前記工種及びルート条件により階層的に区分けした積算書生成のための基データを生成する数量計算処理部と、
    を備えた配管設計支援システムであって、
    前記配管図生成処理部は、前記工種及びルート条件でなる階層リストを展開または折り畳み可能な階層構造で表示部に表示する階層構造表示処理部と、
    選択された階層に対応する部品で構成される配管図を他の部品と識別可能な状態で前記表示部の同画面に表示する階層対応配管図表示処理部と、
    選択された階層に含まれる部品リストを前記表示部の同画面に表示する階層対応部品リスト表示処理部と、
    を備えている配管設計支援システム。
  2. 前記階層リストに前記工種及びルート条件により区分けされていない部品を特定する未階層化リストが含まれている請求項1記載の配管設計支援システム。
  3. 前記階層対応部品リスト表示処理部は、前記表示部に表示した部品リストの任意の部品を個別に選択する個別選択処理部を備えるとともに、
    前記階層対応配管図表示処理部は、前記個別選択処理部で選択された個別部品に対応する配管図の部品を他と異なる態様で表示する部品識別表示処理部を備えている請求項1または2記載の配管設計支援システム。
  4. 前記ルート条件で特定される階層に、特殊土工ルート、土工断面図、求積図の何れかが含まれる請求項1から3の何れかに記載の配管設計支援システム。
  5. 前記階層対応部品リスト表示処理部は、選択された階層に含まれる部品を複数の属性で識別可能に表示し、何れかの属性が選択されると各部品を予め設定された順序でソートするように構成されている請求項1から4の何れかに記載の配管設計支援システム。
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