JP6770066B2 - 試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイス、試料または試薬を処理するための装置、および、試料または試薬をピペット操作するための方法 - Google Patents

試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイス、試料または試薬を処理するための装置、および、試料または試薬をピペット操作するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイス、試料または試薬を処理するための装置、ならびに、試料または試薬をピペット操作するための方法に関する。
本発明の意味での、試料または試薬を処理するための装置は、ピペット操作デバイスを含む。このようなピペット操作デバイスは、吸引・計量分配オペレーションにより、第1の容器から第2の容器まで試料または試薬を移送するために使用される。試料を処理するためのこのような種類の現代の装置は、多くは、オペレーションが完全に自動であり、容器内で保管される試料のみが装置に挿入される必要があり、分析などの所望のプロセスを開始する必要がある。
装置が、少なくとも、試料または試薬を含む第1の容器ためのインプット(input)を備える。装置が第2の容器を保持するためのホルダをさらに備え、ピペット操作デバイスにより試料または試薬が第1の容器から第2の容器まで移送される。通常、装置が、複数の第1の容器および第2の容器を備えることができる
2つのピペッティングチップを有するピペット操作デバイスを用いて試料または試薬を処理するために上述の装置を使用することには、取り扱いに関しての利点がある。しかし、いくつかの欠点もある。具体的には、浸入深さ(immersion depth)が伸長されることが意図されるように、試料または試薬の中のクリアランスボリュームを最小にする必要がある。第1の容器および第2の容器は所定のパターンで構成される。例えば、試料を処理するための通常の装置では、容器の間の距離が18mmである。ピペット操作デバイスが2つのピペッティングチップを備える。第1のピペッティングチップおよび第2のピペッティングチップが9mmの距離に配置される。ピペッティングチップのうちの1つのピペッティングチップが容器のうちの1つの容器から試料または試薬を吸引するのに使用される場合、例えば80〜90mmの所定の浸入深さでもう一方のピペッティングチップがこの容器の上側端部に当接する。したがって、ピペッティングチップの浸入深さがピペット操作デバイスの構成により制限される。
したがって、本発明の目的は、ピペット操作デバイスと、試料または試薬を処理するための装置と、容器の上側端部での当接を防止しながら、具体的には少なくとも100mmの浸入深さの増大を可能にする、試料または試薬をピペット操作するための方法と、を提供することである。
この課題が、独立請求項の特徴を有する、ピペット操作デバイスと、試料または試薬を処理するための装置と、試料または試薬をピペット操作するための方法と、によって解決される。単独の形でまたは任意の組み合わせの形で実現され得る実施形態が従属請求項に記載される。
以下で使用される「have」、「comprise」または「include」という表現、あるいは、それらの任意の文法的変形は、非排他的に使用される。したがって、これらの表現は、これらの表現によって提示される特徴に加えて、その文脈で説明される実在物内に他の特徴が存在しないような状況、ならびに、1つまたは複数の他の特徴が存在するような状況、の両方を意味することができる。例えば、「A has B」、「A comprises B」および「A includes B」という表現は、Aの中にB以外の他の要素が存在しないような状況(すなわち、Aが排他的にBのみから構成されるような状況)、ならびに、実在物Aの中に、Bに加えて、要素C、要素CおよびD、あるいは、さらなる他の要素などの、1つまたは複数の他の要素が存在するような状況、の両方を意味することができる。
さらに、「少なくとも1つ」、「1つまたは複数」という表現、あるいは、特徴または要素が1つまたは2つ以上存在してよいことを示す同様の表現は、通常、それぞれの特徴または要素を提示するときに1回のみ使用される、ということに留意されたい。以下では、多くの場合において、それぞれの特徴または要素を参照するとき、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」という表現は繰り返されないが、これは、それぞれの特徴または要素が1つまたは2つ以上存在してよいということを否定しない。
本明細書で使用される「試料」という用語は、対象の分析物質を含むと考えられる物質を意味する。試料は、血液、唾液、眼球水晶体液(ocular lens fluid)、脳脊髄液、汗、尿、母乳、腹水、粘液、滑液、腹腔液、羊水を含む生理液、組織、細胞等などの、任意の生物学的供給源に由来するものであってよい。試験試料は、血液からの血漿の調製、粘性流体の希釈、または、溶解などで、使用前に前処理され得る。処理(treatment)の方法には、濾過、蒸留、濃縮、阻害成分の不活性化、および、試薬の添加が含まれてよい。試料は、例えば、臨床化学検定、免疫学検定、凝固検定、核酸試験などのような、1つまたは複数の診断検査を実行するために、供給源から直接に得られるものとして、あるいは、試料の性質を改変するための前処理の後、例えば、別の溶液により希釈された後、または試薬と混合された後に得られるものとして、使用され得る。したがって、本明細書で使用される「試料」という用語は、原試料に対してのみ使用されるのではなく、既に処理された(ピペット操作された、希釈された、試薬と混合された、強化された、精製された、増幅された、などの)試料にも関連する。本明細書で使用される「分析物質」という用語は、検出または測定されることなる化合物または組成を意味する。
「試薬」という用語は、試料の処理(treatment)に必要である組成を示すのに使用される。試薬は任意の液体であってよく、例えば反応を引き起こすためにまたは検出を可能にするために、試料および/または他の試薬と混合されることを必要とするような、例えば溶媒または化学溶液であってよい。試薬は、例えば、水を含めた、希釈液であってよく、有機溶媒を含んでよく、洗浄剤を含んでよく、緩衝剤であってよい。また、試薬は、例えば、試料、別の試薬または希釈液により溶解するように適合される乾燥試薬であってもよい。用語のより厳密な意味での試薬は、通常、試料中に存在する1つまたは複数の分析物質に例えば結合することができるかまたはそのような分析物質を化学的に変化させることができる化合物または作用物質である、反応物を含有する液体溶液であってよい。反応物の例としては、酵素、酵素基質、共役染料、タンパク質結合性分子、核酸結合性分子、抗体、キレート剤、促進剤、阻害剤、エピトープ、抗原などがある。
「試料を処理する」という表現は、試料を移送すること、分取すること、単離すること、精製すること、培養すること、処理する(treat)こと、もしくは反応させること、または試薬を試料と混合させることに関連してよい。
「第1」および「第2」という用語が、それぞれの構造部材を概念的に区別するために本発明で排他的に使用され、任意の重要性の順序などを示すことを意図されない、ことに留意されたい。
本発明によると、試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイスが開示される。ピペット操作デバイスが、結合機構であって、この結合機構が、少なくとも、第1のピペッティングチップに結合されるように適合される第1の結合ユニットおよび第2のピペッティングチップに結合されるように適合される第2の結合ユニットを備える、結合機構と、第1の結合ユニットおよび第2の結合ユニットを互いに平行に配置するような非傾斜位置と第1の結合ユニットを第2の結合ユニットに対して傾斜させるような傾斜位置との間で第1の結合ユニットを移動させるための傾斜機構と、を備える。したがって、本発明のピペット操作デバイスによると、第1の結合ユニットが枢動運動により第2の結合ユニットから離れるように移動させられ得る。それにより、第1の結合ユニットが第2の結合ユニットに対して傾斜している場合には第2の結合ユニットの浸入動作を妨害しないことを理由として、第2の結合ユニットに結合されるピペッティングチップが容器の中のより深くまで浸入され得る。
本発明で使用される「ピペッティングチップ」という用語は、1回のピペット操作プロセスでのみ使用され得るような使い捨てのピペッティングチップ、および、2回以上のピペット操作プロセスで使用されるような再使用可能なピペッティングチップを包含する。使い捨てのピペッティングチップは、通常、プラスチックで作られ、ピペット操作プロセスの後に配置される。再使用可能なピペッティングチップはピペッティングニードルとして設計され得、通常、それぞれの試料で使用されるのに適する金属または任意の他の材料から作られる。したがって、結合ユニットに対してのピペッティングチップの結合に関連して本発明で使用される「に結合される」という用語は、結合ユニットに対してのピペッティングチップの解放可能な結合プロセス、さらには、結合ユニットに対してのピペッティングチップの永久的な結合を包含する。後者の場合、損傷または保守管理のために交換される場合を除いて、ピペッティングニードルがねじ留めなどにより結合ユニットに永久的に結合され得る。
「結合ユニット」という用語は、ピペットチップと相互作用するようにおよびピペットチップに結合するように適合される、ピペット操作デバイス上にあるユニットに関連する。このような結合ユニットは、例えば米国特許第7033543号により、当技術分野でよく知られている。さらに、当技術分野では、EP189900のデュープレックスピペット(duplex pipette)などの、2つ以上の結合ユニットを備えるピペット操作デバイス、または、米国特許第7947234(B2)号で説明されるデバイスなどのマルチピペット操作デバイスが知られている。これらのデバイスのすべてで、ピペットチップと相互作用し、そのピペットチップに結合する結合ユニットが、互いに平行に配置される。結合ユニットを備えるピペット操作デバイスは当技術分野でよく知られている。適する結合機構には、膨張可能である結合要素を備える結合ユニットが含まれる。これにより、結合ユニットがピペットチップの中に挿入されるとき、ピペットチップにすぐには(例えば、摩擦により)結合しないようになる。結合ユニットは、結合要素を膨張させずに、ピペットチップが結合されていない状態で、ピペットチップから再び抜き取られることが可能である。これにより、選択要素を使用して結合要素を膨張することによりピペットチップを結合ユニットに選択的に結合することが可能となる。これにより、選択要素を使用して結合要素の膨張を反転させることにより結合ユニットからピペットチップを選択的に解放することも可能となる。
1つのタイプの結合機構が米国特許第7033543号で説明されている。この結合機構は、結合ユニット内に配置される膨張可能な結合要素としての圧縮したOリングと、ピペットチップインターフェース領域内にある凹部と、を備える。結合ユニットがピペットチップのインターフェース領域の中まで移動させられ、圧縮したOリングがピペットチップインターフェース領域の凹部領域の中へと膨張し、それにより結合ユニットおよびピペットチップを結合する。適する結合機構の別の実施形態が米国特許出願公開第20100196210号で説明されている。結合機構が、結合ユニットをピペットチップインターフェースに結合するために、別個の密閉要素(他の構造も提案されているが、例えばOリング)と、膨張可能でありピペットチップインターフェース上の凹部またはアンダーカットと相互作用する保持要素と、を備える。
傾斜機構が第1の旋回軸を中心として傾斜可能となり得る。また、したがって、傾斜機構は、1つの枢動軸または回転軸を中心とした1回の枢動運動により傾斜位置へと移動させられることになり、これはむしろ単純な構成であることを意味する。
ピペット操作デバイスが、傾斜機構を始動させるように適合される傾斜機構トリガをさらに備えることができる。したがって、第1の結合ユニットが傾斜される前に、まず、第1の結合ユニットを傾斜させることが開始または始動されなければならない。
傾斜機構トリガが、傾斜機構を非傾斜位置で解放可能に固定するように適合され得る。したがって、第1の結合ユニットの望ましくない傾斜が防止される。
傾斜機構が第1の凹部を備えことができ、傾斜機構トリガがピンを備えることができ、ここでは、傾斜機構が、第1の凹部に対してピンが係合されることにより、非傾斜位置で固定可能である。このようにして、第1の凹部に対してピンが係合されることにより、第1の結合ユニットの望ましくない傾斜が防止される。
傾斜機構トリガが、第2の旋回軸を中心として枢動するように適合されるトリバレバーを備えることができる。したがって、傾斜機構および第1の結合ユニットの傾斜運動が、トリガレバーの単純な回転運動または枢動運動により開始または始動され得る。
ピンがトリガレバーに接続され得る。したがって、トリガレバーの移動によりピンが移動させられ得る。
傾斜機構が、第1の凹部からのピンの分離により、非傾斜位置から解放可能となり得る。したがって、傾斜機構は、一方で、第1の結合ユニットの非傾斜位置においては安全に固定され得、第1の凹部から外れるピンの単純な移動により、そこから解放され得る。
ピンは、第2の旋回軸を中心としたトリガレバーの枢動により、選択的に、第1の凹部に係合可能となり得、および、第1の凹部から分離可能となり得る。したがって、傾斜機構は、一方で、第1の結合ユニットの非傾斜位置においては安全に固定され得、ピンを第1の凹部から外れるように移動させるトリガレバーの単純な枢動運動により、そこから解放され得る。
傾斜機構が傾斜位置で解放可能に固定可能となり得る。したがって、第1の結合ユニットが望まれずに非傾斜位置に戻るように移動することおよび第1の結合ユニットが容器に衝突することが防止され得る。
結合機構が、第1の結合ユニットに接続される第1の結合レバーと、第2の結合ユニットに接続される第2の結合レバーと、第1の結合ユニット上に配置される第1の結合ユニット突出部と、をさらに備えることができる。第1の結合レバーが第1の結合レバー凹部を備えることができる。傾斜機構が、第1の結合レバー凹部に対して第1の結合ユニット突出部が係合されることにより、傾斜位置で解放可能に固定可能となり得る。したがって、第1の結合ユニットが望まれずに非傾斜位置に戻るように移動することおよび第1の結合ユニットが容器に衝突することが、非常に単純な構成により、高い信頼性で防止され得る。
傾斜機構が、第1の結合レバー凹部から第1の結合ユニット突出部が分離されることにより、傾斜位置から解放可能となり得る。したがって、第1の結合ユニット突出部が第1の結合レバー凹部から外れるように移動することにより、第1の結合ユニットが非傾斜位置まで戻るように移動させられ得る。
第1の結合ユニット突出部が、第1の旋回軸を中心とした傾斜機構の枢動により、選択的に、第1の結合レバー凹部に係合可能となり得、および、第1の結合レバー凹部から分離可能となり得る。したがって、第1の結合レバー凹部の中へのまたはそこから外れる第1の結合ユニット突出部の回転運動または枢動運動により、第1の結合ユニットが傾斜位置または非傾斜位置まで移動させられ得る。
傾斜機構トリガが、試料を処理するための装置の起動デバイスとの係合により起動されるように適合され得る。したがって、傾斜機構トリガが、ピペット操作デバイスの外部にあるかまたはピペット操作デバイスとは別のデバイスにより起動され得る。これにより、傾斜機構トリガを起動するためのアクチュエータをピペット操作デバイスに提供することの必要性が回避される。
傾斜機構トリガが、起動デバイスを基準としてピペット操作デバイスを第1の方向に移動させることにより起動されるように適合され得る。したがって、容易に制御され得るようなピペット操作デバイスの移動により、傾斜機構が起動され得る。
傾斜機構が、起動デバイスの突出部に係合可能である第2の凹部を備えることができる。傾斜機構が、起動デバイスを基準とした第2の方向へのピペット操作デバイスの移動により第1の旋回軸を中心として傾斜可能となり得、ここでは第2の凹部が起動デバイスの突出部に係合された状態である。第2の方向が第1の方向と異なっていてよい。したがって、傾斜機構が、ピペット操作デバイスの外部にあるかまたはピペット操作デバイスとは別のデバイスにより、傾斜され得る。これにより、傾斜機構および第1の結合ユニットを傾斜させるためのアクチュエータをピペット操作デバイス自体に提供することの必要性が回避される。
第2の方向が第1の方向に対して垂直であってよい。したがって、ピペット操作デバイスの移動により、傾斜機構が始動されるだけではなく、傾斜され得る。
傾斜機構はアクチュエータにより第1の旋回軸を中心として傾斜可能である。したがって、代替形態が実現され、これは、作動デバイスを省略することが望まれるような場合に実現され得る。
ピペット操作デバイスが、第1の結合ユニットが非傾斜位置または傾斜位置のいずれにあるのかを検出するためのセンサをさらに備えることができる。センサはHallセンサであってよい。ピペット操作デバイスが、傾斜機構に配置される磁石をさらに備えることができる。したがって、第1の結合ユニットが非傾斜位置または傾斜位置のいずれにあるのかが検出され得る。これにより、第1の結合ユニットおよび容器の衝突が起こり得ない場合にのみ第2のピペット操作デバイスが容器に浸入されようになる。
本発明によると、試料を処理するための装置が開示される。装置が、上述したようなピペット操作デバイスと、第1の容器のためのインプットであって、容器が試料または試薬を含む、インプットと、ピペット操作デバイスにより試料または試薬をそこまで移送することができる第2の容器を保持するためのホルダと、を備える。
装置が、開示されるピペット操作デバイスの傾斜機構を起動するように適合される起動デバイスをさらに備えることができる。ピペット操作デバイスが、傾斜機構を非傾斜位置で解放可能に固定するように適合される傾斜機構トリガを備えることができ、ここでは、傾斜機構トリガが、起動デバイスとの係合により起動されるように適合される。傾斜機構トリガが、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第1の方向での移動により起動されるように適合され得る。傾斜機構が、起動デバイスの突出部に係合可能である第2の凹部を備えることができ、ここでは、傾斜機構が、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第2の方向での移動により第1の旋回軸を中心として傾斜可能であり、ここでは、第2の凹部が起動デバイスの突出部に係合されている。第2の方向は第1の方向と異なっていてよい。第2の方向が第1の方向に対して垂直であってよい。起動デバイスが第1の容器に配置され得るか、または、起動デバイスが第1の容器から離間されて配置され得る。
本発明によると、上述したピペット操作デバイスを使用して試料または試薬をピペット操作するための方法が開示される。この方法が、
− 第2のピペッティングチップを第2の結合ユニットに結合することと、
− 第1の結合ユニットおよび第2の結合ユニットを互いに平行に配置するような非傾斜位置から、第1の結合ユニットを第2の結合ユニットに対して傾斜させるような傾斜位置まで、第1の結合ユニットを移動させることと、
− 第1の結合ユニットが傾斜位置にある間において、第2のピペッティングチップにより第1の容器から試料または試薬を吸引することと
を含む。
第2のピペッティングチップの長さと、第1の容器の中への第2のピペッティングチップの目標浸入深さとの比が所定の閾値未満である場合、第1の結合ユニットが傾斜位置まで移動させられ得る。ピペット操作デバイスの傾斜機構が起動デバイスにより起動され得る。試料または試薬がピペット操作デバイスにより第2の容器まで移送され得る。
以下の実施形態が、本発明の成果をまとめるために開示される。
実施形態1:試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイスにおいて、このピペット操作デバイスが、結合機構であって、この結合機構が、少なくとも、第1のピペッティングチップに結合されるように適合される第1の結合ユニットおよび第2のピペッティングチップに結合されるように適合される第2の結合ユニットを備える、結合機構と、第1の結合ユニットおよび第2の結合ユニットを互いに平行に配置するような非傾斜位置と第1の結合ユニットを第2の結合ユニットに対して傾斜させるような傾斜位置との間で第1の結合ユニットを移動させるための傾斜機構と、を備える、ピペット操作デバイスである。
実施形態2:実施形態1によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が第1の旋回軸を中心として傾斜可能である。
実施形態3:実施形態1または2によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構を始動させるように適合される傾斜機構トリガをさらに備える。
実施形態4:実施形態3によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構トリガが傾斜機構を非傾斜位置で解放可能に固定するように適合される。
実施形態5:実施形態4によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が第1の凹部を備え、傾斜機構トリガがピンを備え、傾斜機構が、ピンおよび第1の凹部の係合により非傾斜位置で固定可能である。
実施形態6:実施形態5によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構トリガが、第2の旋回軸を中心として枢動するように適合されるトリガレバーを備える。
実施形態7:実施形態6によるピペット操作デバイスであって、ピンがトリガレバーに接続される。
実施形態8:実施形態7によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が、第1の凹部からのピンの分離により、非傾斜位置から解放可能である。
実施形態9:実施形態8によるピペット操作デバイスであって、ピンが、第2の旋回軸を中心としたトリガの枢動により、選択的に、第1の凹部に係合可能であり、および、第1の凹部から分離可能である。
実施形態10:実施形態2から9のいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が傾斜位置で解放可能に固定可能である。
実施形態11:実施形態10によるピペット操作デバイスであって、結合機構が、第1の結合ユニットに接続される第1の結合レバーと、第2の結合ユニットに接続される第2の結合レバーと、第1の結合ユニット上に配置される第1の結合ユニット突出部と、をさらに備え、ここでは、第1の結合レバーが第1の結合レバー凹部を備え、傾斜機構が、第1の結合ユニット突出部と第1の結合レバー凹部との係合により傾斜位置で解放可能に固定可能である。
実施形態12:実施形態11によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が、第1の結合レバー凹部から第1の結合ユニット突出部が分離されることにより、傾斜位置から解放可能である。
実施形態13:実施形態12によるピペット操作デバイスであって、第1の結合ユニット突出部が、第1の旋回軸を中心とした傾斜機構の枢動により、選択的に、第1の結合レバー凹部に係合可能であり、および、第1の結合レバー凹部から分離可能である。
実施形態14:実施形態3から13までのいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構トリガが、試料を処理するための装置の起動デバイスとの係合により起動されるように適合される。
実施形態15:実施形態14によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構トリガが、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第1の方向での移動により起動されるように適合される。
実施形態16:実施形態15によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構が、起動デバイスの突出部に係合可能である第2の凹部を備え、起動デバイスの突出部に対して第2の凹部が係合された状態において、傾斜機構が、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第2の方向での移動により第1の旋回軸を中心として傾斜可能である。
実施形態17:実施形態16によるピペット操作デバイスであって、第2の方向が第1の方向とは異なる。
実施形態18:実施形態16または17によるピペット操作デバイスであって、第2の方向が第1の方向に対して垂直である。
実施形態19:実施形態2から18までのいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構がアクチュエータにより第1の旋回軸を中心として傾斜可能である。
実施形態20:実施形態1から19までのいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスであって、第1の結合ユニットが非傾斜位置または傾斜位置のいずれにあるのかを検出するためのセンサをさらに備える、ピペット操作デバイスである。
実施形態21:実施形態20によるピペット操作デバイスであって、センサがHallセンサである。
実施形態22:実施形態21によるピペット操作デバイスであって、傾斜機構に配置される磁石をさらに備える。
実施形態23:実施形態1から22までのいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスと、第1の容器のためのインプットであって、上記容器が試料または試薬を含む、インプットと、ピペット操作デバイスにより試料または試薬をそこまで移送することができる第2の容器を保持するためのホルダと、を備える、試料または試薬を処理するための装置。
実施形態24:実施形態23による試料または試薬を処理するための装置であって、ピペット操作デバイスの傾斜機構を起動するように適合される起動デバイスをさらに備える。
実施形態25:実施形態23または24による試料または試薬を処理するための装置であって、ピペット操作デバイスが、傾斜機構を非傾斜位置で解放可能に固定するように適合される傾斜機構トリガを備え、傾斜機構トリガが、起動デバイスとの係合により起動されるように適合される。
実施形態26:実施形態25により試料または試薬を処理するための装置であって、傾斜機構トリガが、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第1の方向での移動により起動されるように適合される。
実施形態27:実施形態26による試料または試薬を処理するための装置であって、起動デバイスの突出部に対して第2の凹部が係合された状態において、傾斜機構が、起動デバイスの突出部に係合可能である第2の凹部を備え、傾斜機構が、起動デバイスを基準としたピペット操作デバイスの第2の方向での移動により第1の旋回軸を中心として傾斜可能である。
実施形態28:実施形態27による試料または試薬を処理するための装置であって、第2の方向が第1の方向とは異なる。
実施形態29:実施形態27または28による試料または試薬を処理するための装置であって、第2の方向が第1の方向に対して垂直である。
実施形態30:実施形態23から29までのいずれか1つの実施形態による試料または試薬を処理するための装置であって、起動デバイスが第1の容器に配置されるか、または、起動デバイスが第1の容器から離間されて配置される。
実施形態31:実施形態1から22までのいずれか1つの実施形態によるピペット操作デバイスを使用して試料または試薬をピペット操作するための方法であって、この方法が、
− 第2のピペッティングチップを第2の結合ユニットに結合することと、
− 第1の結合ユニットおよび第2の結合ユニットを互いに平行に配置するような非傾斜位置から、第1の結合ユニットを第2の結合ユニットに対して傾斜させるような傾斜位置まで、第1の結合ユニットを移動させることと、
− 第1の結合ユニットが傾斜位置にある間において、第2のピペッティングチップにより第1の容器から試料または試薬を吸引することと
を含む。
実施形態32:実施形態31による方法であって、第2のピペッティングチップの長さと、第1の容器の中への第2のピペッティングチップの目標浸入深さとの比が所定の閾値未満である場合、第1の結合ユニットが傾斜位置まで移動させられる。
実施形態33:実施形態31または32による方法であって、ピペット操作デバイスの傾斜機構が起動デバイスによって起動される。
実施形態34:実施形態31から33のいずれか1つの実施形態による方法であって、ピペット操作デバイスにより試料または試薬を第2の容器まで移送することをさらに含む。
本発明の別の特徴および実施形態が、好適には従属請求項と組み合わされる、以下の説明の実施形態でさらに詳細に開示される。ここでは、それぞれの特徴が、当業者により実現されるような、単独の形で、さらには、任意の実現可能な組み合わせの形で、実現され得る。これらの実施形態が図に概略的に描かれている。ここでは、これらの図中の同じ参照符号が等しい要素または機能的に等しい要素を意味する。
本発明によるピペット操作デバイスを示す左側斜視図である。 ピペット操作デバイスを示す別の左側斜視図である。 ピペット操作デバイスを示す右側正面斜視図である。 ピペット操作デバイスを示す左側背面斜視図である。 ピペット操作デバイスを示す右側背面斜視図である。 ピペット操作デバイスを示す左側背面斜視図である。 試料を処理するための装置を示す概略図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。 傾斜機構と、非傾斜位置から傾斜位置までの傾斜機構の要素の推移とを示す詳細図である。
図1が、本発明によるピペット操作デバイス100の左側斜視図を示す。ピペット操作デバイス100がいわゆるピペッタとして設計され得る。ピペット操作デバイス100が結合機構102を備える。結合機構が、少なくとも、第1の結合ユニット104および第2の結合ユニット106を備える。第1の結合ユニット104が第1のピペッティングチップ108に結合されるように適合される。第2の結合ユニット106が第2のピペッティングチップ110に結合されるように適合される。ピペット操作デバイス100が傾斜機構112をさらに備える。傾斜機構が、第1の結合ユニット104および第2の結合ユニット106を互いに平行に配置するような非傾斜位置と第1の結合ユニット104を第2の結合ユニット106に対して傾斜させるような傾斜位置との間で第1の結合ユニット104を移動させるように適合される。
図2がピペット操作デバイス100の別の左側斜視図を示す。図1が非傾斜位置にある第1の結合ユニット104を示しており、対して、図2が傾斜位置にある第1の結合ユニット104を示しており、ここでは、第1の結合ユニット104が第2の結合ユニット106に対して傾斜している。ピペット操作デバイスが、傾斜機構112を始動させるように適合される傾斜機構トリガ114をさらに備える。ピペット操作デバイス100がフレーム116をさらに備える。結合機構102、傾斜機構112および傾斜機構トリガ114がフレーム116内に少なくとも部分的に配置され、フレーム116によって支持される。後でより詳細に説明されるように、傾斜機構が、手動で、あるいは、傾斜機構トリガに対合して係合されるように構成される起動デバイスの補助により、起動され得、それにより傾斜機構を移動させ、その結果、結合ユニットを非傾斜位置から傾斜位置までおよびその逆で移動させる。具体的には、傾斜機構112が第1の旋回軸118を中心として傾斜可能である。第1の旋回軸118が、フレーム116内に位置する対応するように形成される開口部120内で支持される。開口部120がフレームの側壁に位置する。したがって、傾斜機構112が第1の結合ユニット104と共に傾斜可能である。言い換えると、傾斜機構112も非傾斜位置と傾斜位置との間で移動可能である。第1のピペッティングチップ108または第2のピペッティングチップ110を容器に衝突させるのを防止するために、好適には、第1の結合ユニット104が、傾斜され得ることに加えて、非傾斜位置および傾斜位置の各々でロックされ得る。後で、非傾斜位置および傾斜位置の各々での第1の結合ユニット104のロックが如何にして実現されるかをより詳細に明確に説明する。
図3が、ピペット操作デバイス100の右側正面斜視図を示す。本発明をより良好に理解するのを促進するために図3ではフレーム116が省略されていることに留意されたい。傾斜機構トリガ114が、傾斜機構112を非傾斜位置で解放可能に固定するように適合される。具体的には、傾斜機構112が第1の凹部122を備える。傾斜機構トリガ114がピン124を備える。第1の凹部122に対してピン124が係合されることにより、傾斜機構112が非傾斜位置で固定可能であり、その結果、関係付けられる結合ユニットが非傾斜位置で固定される。一方で、ピン124が第1の凹部122に係合されない場合、傾斜機構112が傾斜位置で固定され、その結果、関連付けられる結合ユニットが傾斜位置で固定される。
特定の実施形態では、傾斜機構トリガ114が、第2の旋回軸128を中心として枢動するように適合されるトリガレバー126を備える。第2の旋回軸128がフレーム116によって支持され得る。第2の旋回軸128が第1の旋回軸118に対して垂直に構成される。第2の旋回軸128が第1の旋回軸118に固定的に設置されるが、機能的には第1の旋回軸118に結合されない。例えば、第2の旋回軸128がフレーム116の前方壁に位置する。具体的には、ピン124がトリガレバー126に接続される。第1の凹部122からピン124が分離されることにより、傾斜機構112が非傾斜位置から解放可能である。ピン124が、第2の旋回軸128を中心としたトリガレバー126の枢動により、選択的に、第1の凹部122に係合可能であり、および、第1の凹部122から分離可能である。
図3から分かるように、第2の旋回軸128がトリガレバー126の中間部分130に配置される。ピン124がトリガレバー126の上側端部132に配置される。図3が第1の凹部122に係合されたピン124を示す。トリガレバー126が第2の旋回軸128を中心として図3のイラストレーションを参照して反時計回り方向に枢動させられる場合、上側端部132が図3のイラストレーションを参照して左側に移動する。したがって、ピン124も左側に移動し、第1の凹部122から解放される。同様に、トリガレバー126が第2の旋回軸128を中心として時計回り方向に枢動させられる場合、上側端部132が右側に移動し、その結果、ピン124も右側に移動する。次いで、ピン124が第1の凹部122に係合し、その結果、傾斜機構112が傾斜することが阻止される。
さらに、傾斜機構112が傾斜位置で解放可能に固定可能である。具体的には、結合機構102が、第1の結合レバー134および第2の結合レバー136をさらに備える。第1の結合レバー134が第1の結合ユニット104に接続される。第2の結合レバー136が第2の結合ユニット106に接続される。例えば米国特許第7,033,543号から、また、限定しないがHamilton Microlab STAR Lineを含めたHamilton Product(ネバダ州、リノ、Hamilton Company)内に実装されるCO−REシステムなどから、このような結合レバーの機能は当業者によく知られていることから、第1の結合レバー134および第2の結合レバー136のオペレーションの詳細な説明は省略する。図1および2に示されるように、結合機構102が、第1の結合ユニット104上に配置される第1の結合ユニット突出部138をさらに備える。第1の結合ユニット突出部138がカラーとして形成され得る。第1の結合レバー134が第1の結合レバー凹部140を備える。第1の結合レバー凹部140に対して第1の結合ユニット突出部138が係合されることにより、傾斜機構112が傾斜位置で解放可能に固定可能である。同様に、第1の結合レバー凹部140から第1の結合ユニット突出部138が分離されることにより、傾斜機構112が傾斜位置から解放可能である。
第1の旋回軸118を中心として傾斜機構112が枢動することにより、第1の結合ユニット突出部138が、選択的に、第1の結合レバー凹部140に係合可能であり、および、第1の結合レバー凹部140から分離可能である。例えば、図1および2のイラストレーションを参照して、傾斜機構112が第1の旋回軸118を中心として反時計回り方向に枢動させられる場合、第1の結合ユニット104が非傾斜位置から傾斜位置まで移動させられる。さらに、第1の結合ユニット突出部138が図2に示されるように第1の結合レバー凹部に係合されるように移動させられる。同様に、図2から開始して、傾斜機構112が第1の旋回軸118を中心として時計回り方向に枢動させられる場合、第1の結合ユニット104が傾斜位置から非傾斜位置まで移動させられ、第1の結合ユニット突出部138が第1の結合レバー凹部140から分離される。
図4が、ピペット操作デバイス100の左側背面斜視図を示す。本発明をより良好に理解するのを促進するために図4ではフレーム116が省略されていることに留意されたい。傾斜機構112の傾斜運動を実現するために、本発明が起動デバイス142を提供する。より具体的には、傾斜機構トリガ114が、起動デバイス142を基準としたピペット操作デバイス100の第1の方向144での移動により起動されるように適合され、それにより傾斜機構トリガ114が動作可能に起動デバイス142に係合される。起動デバイス142がピペット操作デバイス100に対して静止していることに留意されたい。図4から分かるように、起動デバイス142が少なくとも1つの傾斜表面146を備える。ピペット操作デバイス100が起動デバイス142に向かって第1の方向144に移動させられる場合、傾斜表面146がトリガレバー126の下側端部148に係合する。図4のイラストレーションでは下側端部148に係合する傾斜表面146が下側端部により隠れていることに留意されたい。傾斜表面146が図4のイラストレーションを参照して第2の旋回軸128を中心としてトリガレバー126を時計回り方向(図3のイラストレーションを参照した反時計回り方向に一致する)に枢動させる。
図5がピペット操作デバイス100の右側背面斜視図を示す。本発明をより良好に理解するのを促進するために図5ではフレーム116が省略されていることに留意されたい。トリガレバー126の下側端部148に対して傾斜表面146が係合されることにより、ピン124が上述したように第1の凹部122から解放される。図5は第1の凹部122の外へ移動させられたピン124を示す。したがって、ピペット操作デバイス100が起動デバイス142に向かって第1の方向144に移動することが、傾斜機構112の固定を解放するように機能する。傾斜機構112を傾斜させるために、起動デバイス142に関連する別のプロセスが実現される。
図6が、ピペット操作デバイス100の左側背面斜視図を示す。本発明をより良好に理解するのを促進するために図6ではフレーム116が省略されていることに留意されたい。具体的には、傾斜機構112が、傾斜機構112の前方端部152に配置される第2の凹部150を備える。前方端部152が起動デバイス142の方を向いている。起動デバイス142が突出部154を備える。突出部154が傾斜表面146の上方に配置される。第2の凹部150が突出部154に係合可能である。突出部154に対して第2の凹部150が係合された状態での、起動デバイス142を基準としたピペット操作デバイス100の第2の方向156での移動により、傾斜機構112が上述した手法で第1の旋回軸118を中心として傾斜可能である。第2の方向156が第1の方向144とは異なる。より具体的には、第2の方向156が第1の方向144に対して垂直である。
ピペット操作デバイス100が、図6のイラストレーションを参照した上方への移動に一致する第2の方向156に移動させられる場合、突出部154に対して第2の凹部150が係合されている状態において、前方端部152が下方に移動させられ、その結果、傾斜機構112が第1の旋回軸118を中心として反時計回り方向に枢動する。この構成により、傾斜機構112の傾斜運動を実現するために追加のアクチュエータを省略することが可能となる。言うまでもなく、本発明の代替的実施形態(詳細には示されていない)によると、傾斜機構112がアクチュエータにより第1の旋回軸118を中心として傾斜可能となり得る。さらに、図6に示されるように、ピペット操作デバイス100が、第1の結合ユニット104が非傾斜位置または傾斜位置のいずれにあるのかを検出するためのセンサ158を備えることができる。センサ158はHallセンサ160であってよい。このために、磁石162が傾斜機構112に配置され得る。磁石162がHallセンサ160の方を向く場合、Hallセンサ160が、第1の結合ユニット104が非傾斜位置にあることを示す信号を出力することになる。磁石162がHallセンサ160の方を向いていない場合、磁石162がHallセンサ160から離れるように移動させられていることを理由として、Hallセンサ160が、第1の結合ユニット104が傾斜位置にあることを示す信号を出力しない。
図7が、試料または試薬を処理するための装置164の概略図を示す。ピペット操作デバイス100が装置164の一部であってよい。装置164が、試料または試薬を含む第1の容器166のためのインプット171と、ピペット操作デバイス100により試料または試薬をそこまで移送することができる第2の容器170を保持するためのホルダ168と、をさらに備える。第1の容器166および/または第2の容器170がチューブとして形成され得る。試料を処理するための装置164が起動デバイス142をさらに備える。起動デバイス142が第1の容器166に配置され得る。別法として、起動デバイス142が第1の容器166から離間されて配置され得る。別法として、第1の結合ユニット104の傾斜が、ピペット操作されることになる試料を含む容器によって始動および実行されてもよい。
本発明によるピペット操作デバイスを用いて、試料または試薬がピペット操作され得る。具体的には、第1のピペッティングチップ108が、任意選択で、第1の結合ユニット104に結合され得、あるいは結合されないようにされ得、一方で、第2のピペッティングチップ110が第2の結合ユニット106に結合される。このような結合プロセスは当業者にはよく知られており、したがって結合プロセスの説明は省略する。次いで、第1の結合ユニット104が非傾斜位置から傾斜位置まで移動させられ得、その結果、第1の結合ユニット104が第2の結合ユニット106に対して傾斜される。次いで、第1の容器166からの試料または試薬が第2のピペッティングチップ110によって吸引される。具体的には、第2のピペッティングチップ110の長さと、第1の容器166の中への第2のピペッティングチップ110の目標浸入深さとの比が所定の閾値未満である場合、第1の結合ユニット104が傾斜位置まで移動させられる。言い換えると、第2のピペッティングチップ110が目標浸入深さに適合するのに十分な長さではない場合、第2のピペッティングチップ110を中に浸入させる第1の容器166に対して第1の結合ユニット104が衝突することを回避するために、第1の結合ユニット104が傾斜位置まで移動させられる。第1の結合ユニット104を傾斜位置まで移動させる必要がある場合、第1のピペッティングチップ108が第1の結合ユニット104に結合されない。最後に、ピペット操作デバイス100が第2の容器170まで移動させられ、試料または試薬が第2のピペッティングチップ110から第2の容器170の中に計量分配される。したがって、試料または試薬が、ピペット操作デバイス100により第1の容器166から第2の容器170まで移送される。
結合機構102が、第1の結合ユニット104および第2の結合ユニット106以外にもさらに備えることができることを明確に述べておく。言い換えると、結合機構102が、3つ以上のピペッティングチップを結合ユニットに結合するのを可能にするために3つ以上の結合ユニットを備えることができる。例えば、結合ユニット102が、4個、6個、8個、10個またはそれ以上のピペッティングチップを結合するのを可能にするために、4個、6個、8個、10個またはそれ以上の結合ユニットを備えることができる。この事例では、傾斜機構112が、連続してすべての第2の結合ユニットを傾斜するのを可能にするために上述の手法で設計され得る。
図8(a)から図8(l)が、起動デバイス142の起動時の、傾斜機構112、トリガレバー126および第1の結合ユニット104の移動を示す。
図8(a)が、結合ユニット104が非傾斜位置にあり、ピン124がロック位置にある場合の、トリガレバー126を示す。ピン124がロック位置にある場合、傾斜機構112が移動させられ得ない。図8(b)は、この機構をより良好に示すために起動デバイスが図面から取り除かれていることを除いて、図8(a)に対応する。図8(c)が、図8(a)および図8(b)に示されるピペット操作デバイスの左側からの詳細図を示しており、ここでは、トリガレバー126、第1の結合ユニット104および傾斜機構112が非起動位置にあり、ピン124がロック位置にある。
図8(d)が、起動デバイス142によるトリガレバー126の起動を示す。起動デバイス142の下側部分がトリガレバー126の下側部分を移動させ、それによりトリガレバー126を反時計回りに移動させ、ピン124を非ロック位置まで移動させる。図8(e)は、この機構をより良好に示すために起動デバイスが図面から取り除かれていることを除いて、図8(d)に対応する。図8(f)が、図8(d)および図8(e)に示されるピペット操作デバイスの左側からの詳細図を示しており、ここでは、トリガレバー126が反時計回りに移動させられており、第1の結合ユニット104が依然として非傾斜位置にあり、ピン124が非ロック位置にあり、傾斜機構112が非起動位置にある。
図8(g)が、トリガレバー126を基準として起動デバイス142が下方に移動させられる場合において傾斜機構112および第1の結合ユニット104が移動した後の、デバイスを示す。傾斜機構112が下方に移動させられており、それにより第1の結合ユニット104を傾斜させている。このステップではトリガレバー126が静止した状態を維持する。図8(h)は、この機構をより良好に示すために起動デバイスが図面から取り除かれていることを除いて、図8(g)に対応する。図8(i)が、図8(g)および図8(h)に示されているピペット操作デバイスの左側からの詳細図を示しており、ここでは、傾斜機構112が前の状態と比較してより低い位置にあり、第1の結合ユニット104が部分的に傾斜している。
図8(j)が、最終的な傾斜位置まで第1の結合ユニット104が移動した後のデバイスを示す。起動デバイス142が図8(g)と比較してさらに下方に移動させられている。これにより、傾斜機構112も図8(g)と比較してさらに下方に移動させられており、第1の結合ユニット104が図8(g)の場合よりさらに傾斜している。このステップではトリガレバー126が静止した状態を維持しており、ピン124も同様であり、非ロック位置を維持する。図8(k)は、この機構をより良好に示すために起動デバイスが図面から取り除かれていることを除いて、図8(j)に対応する。図8(l)が、図8(k)および図8(j)に示されているピペット操作デバイスの左側からの詳細図を示しており、ここでは、傾斜機構112が図8(i)と比較してより低い位置にあり、第1の結合ユニット104が完全に傾斜している。
図8(m)が、起動デバイス142を取り除いた後の傾斜したピペット操作デバイスを示す。トリガレバー126がわずかに時計回りに移動し、それにより、ピン124がロック位置まで移動させられる。これにより、傾斜機構112が最も低い位置でロックされ、第1の結合ユニット104が傾斜位置でロックされる。図8(n)は、この機構をより良好に示すために起動デバイスが図面から取り除かれていることを除いて、図8(m)に対応する。図8(o)が、図8(m)および図8(n)に示されるピペット操作デバイスの左側からの詳細図を示しており、ここでは、トリガレバー126が図8(i)と比較してわずかに時計回りに移動させられ、傾斜機構112がその最も低い位置にあり、第1の結合ユニット104が完全に傾斜しており、この時点ではロック位置にあるピン124を見ることができ、それにより、完全に傾斜した第1の結合ユニット104がその傾斜位置でロックされる。

Claims (12)

  1. 試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイス(100)であって、前記ピペット操作デバイス(100)が、結合機構(102)であって、前記結合機構(102)が、少なくとも、第1のピペッティングチップ(108)に結合されるように適合される第1の結合ユニット(104)および前記第2のピペッティングチップ(110)に結合されるように適合される第2の結合ユニット(106)を備える、結合機構(102)と、前記第1の結合ユニット(104)および前記第2の結合ユニット(106)を互いに平行に配置するような非傾斜位置と前記第1の結合ユニット(104)を前記第2の結合ユニット(106)に対して傾斜させるような傾斜位置との間で前記第1の結合ユニット(104)を移動させるための傾斜機構(112)と、を備え、前記ピペット操作デバイス(100)が、前記傾斜機構(112)を始動させるように適合される傾斜機構トリガ(114)をさらに備え、前記傾斜機構トリガ(114)が、試料を処理するための前記装置の起動デバイス(142)との係合により起動されるように適合され、前記傾斜機構トリガ(114)が、前記起動デバイス(142)を基準として前記ピペット操作デバイス(100)を第1の方向(144)に移動させることにより起動されるように適合される、ピペット操作デバイス(100)。
  2. 前記傾斜機構(112)が第1の旋回軸(118)を中心として傾斜可能である、請求項1に記載のピペット操作デバイス(100)。
  3. 前記傾斜機構トリガ(114)が、前記傾斜機構(112)を前記非傾斜位置で解放可能に固定するように適合される、請求項1または2に記載のピペット操作デバイス(100)。
  4. 前記傾斜機構(112)が前記傾斜位置で解放可能に固定可能である、請求項2から3までのいずれか一項に記載のピペット操作デバイス(100)。
  5. 前記傾斜機構(112)が、前記起動デバイス(142)の突出部(154)に係合可能である第2の凹部(150)を備え、前記傾斜機構(112)が、前記起動デバイス(142)を基準とした第2の方向(156)への前記ピペット操作デバイス(100)の移動により前記第1の旋回軸(118)を中心として傾斜可能であり、ここでは、前記第2の凹部(150)が前記起動デバイス(142)の前記突出部(154)に係合された状態である、請求項1から4に記載のピペット操作デバイス(100)。
  6. 前記第1の結合ユニット(104)が前記非傾斜位置または前記傾斜位置のいずれにあるのかを検出するためのセンサ(158)をさらに備える、請求項1から5までのいずれか一項に記載のピペット操作デバイス(100)。
  7. 試料または試薬を処理するための装置(164)であって、前記装置(164)が、請求項1から6までのいずれか一項に記載のピペット操作デバイス(100)と、第1の容器(166)のためのインプット装置であって、前記第1の容器(166)が試料または試薬を含む、インプット装置と、前記ピペット操作デバイス(100)により前記試料または前記試薬をそこまで移送することができる第2の容器(170)を保持するためのホルダ(168)と、を備える、装置(164)。
  8. 前記ピペット操作デバイス(100)の前記傾斜機構(112)を起動するように適合される起動デバイス(142)をさらに備える、請求項7に記載の試料または試薬を処理するための装置(164)。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載のピペット操作デバイス(100)を使用して試料または試薬をピペット操作するための方法であって、前記方法が、
    第2のピペッティングチップ(110)を前記第2の結合ユニット(106)に結合するステップと、
    前記第1の結合ユニット(104)および前記第2の結合ユニット(106)を互いに平行に配置するような前記非傾斜位置から、前記第1の結合ユニット(104)を前記第2の結合ユニット(106)に対して傾斜させるような前記傾斜位置まで、前記第1の結合ユニット(104)を移動させるステップと、
    前記第1の結合ユニット(104)が前記傾斜位置にある間において、前記第2のピペッティングチップ(110)により第1の容器(166)から試料または試薬を吸引するステップと
    を含む方法。
  10. 前記第2のピペッティングチップの長さと、前記第1の容器(166)の中への前記第2のピペッティングチップ(110)の目標浸入深さとの比が所定の閾値未満である場合、前記第1の結合ユニット(104)が前記傾斜位置まで移動させられる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ピペット操作デバイス(100)の前記傾斜機構(112)が起動デバイス(142)により起動される、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記ピペット操作デバイス(100)により前記試料または前記試薬を第2の容器(170)まで移送するステップをさらに含む、請求項9から11までのいずれか一項に記載の方法。
JP2018516127A 2015-10-13 2016-10-12 試料または試薬を処理するための装置のためのピペット操作デバイス、試料または試薬を処理するための装置、および、試料または試薬をピペット操作するための方法 Active JP6770066B2 (ja)

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