JP6769249B2 - 塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 - Google Patents
塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6769249B2 JP6769249B2 JP2016219462A JP2016219462A JP6769249B2 JP 6769249 B2 JP6769249 B2 JP 6769249B2 JP 2016219462 A JP2016219462 A JP 2016219462A JP 2016219462 A JP2016219462 A JP 2016219462A JP 6769249 B2 JP6769249 B2 JP 6769249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- measuring
- coating
- gap
- coating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
塗液を貯留する貯液部を形成する貯液部材と、
前記貯液部材よりもウェブの走行方向下流側でウェブの走行面を挟んで間隙を空けて対向して設けられ、塗膜を所望の厚みに調整する計量部を有し、前記貯液部材とともに貯液部を形成する一対の計量部材と、を有し、
前記計量部材は、ウェブの走行方向上流側から下流側に向かって順に、ウェブの幅方向に延びる上流側の第1計量面、溝および下流側の第2計量面で構成され、
前記第1計量面および前記第2計量面は、ウェブの走行面に略平行な平面であり、
前記第1計量面と前記ウェブの走行面との間隙は、前記第2計量面と前記ウェブの走行面との間隙と同じ広さ、またはそれよりも広くなっている。
t3≦t1<t2。
また、本発明の塗膜付きウェブの製造方法では、塗膜付きウェブの表裏で同一量の膜厚を得ることができるので、ウェブ1の両面に同じ膜厚の塗膜3を同時に形成するのに好適である。
計量部材を、第1計量面103(103’)、第2計量面105(105’)および溝104(104’)を有する形状とした。第1計量面計量面103(103’)とウェブ1との間隙t1、および第2計量面計量面105(105’)とウェブ1との間隙t3を、いずれも50μm、第1計量面計量面103(103’)および第2計量面計量面105(105’)のウェブ搬送方向の長さを、いずれも0.3mmとした。溝104(104’)は、深さt2を1mm、ウェブ搬送方向の長さを2mmとした。
計量部材を、第1計量面103(103’)、第2計量面105(105’)および溝104(104’)を有する形状とした。第1計量面103(103’)とウェブ1との間隙t1を250μm、第2計量面105(105’)とウェブ1との間隙t3を50μmm、第1計量面103(103’)および第2計量面105(105’)のウェブ搬送方向の長さを、いずれも0.3mmとした。溝104(104’)は、深さt2を1mm、ウェブ搬送方向の長さを2mmとした。
計量部材を、第2計量面105(105’)および溝104(104’)を有さず、第1計量面103(103’)のみを有する形状とした。第1計量面103(103’)とウェブ1との間隙t1を50μm、第1計量面103(103’)のウェブ搬送方向の長さを2.6mmとした。
計量部材を、第2計量面105(105’)および溝104(104’)を有さず、第1計量面103(103’)のみを有する形状とした。第1計量面103(103’)とウェブ1との間隙t1を50μm、第1計量面103(103’)のウェブ搬送方向の長さを0.6mmとした。
計量部材とウェブとで形成される間隙50μmの狭い流路のウェブ搬送方向長さは、実施例1は0.6mm(第1計量面0.3mm+第2計量面0.3mm)、比較例1は2.6mm(第1計量面2.6mm)であり、実施例1の方が短い。そのため、抵抗力については、実施例1は比較例1に比べて半分以下の大きさに低減できた。
一方、ウェブに液圧を作用させる部分のウェブ搬送方向長さは、実施例1も比較例1も2.6mmで同じ長さである(実施例1:第1計量面0.3mm+第2計量面0.3mm+溝2mm=2.6mm、比較例1:第1計量面2.6mm)。そのため、ウェブを押す力については、実施例1は比較例1とほぼ同じ大きさを保持できた。
計量部材とウェブとで形成される間隙50μmの狭い流路のウェブ搬送方向長さは、実施例1も比較例2も0.6mmで同じ長さである(実施例1:第1計量面0.3mm+第2計量面0.3mm=0.6mm、比較例1:第1計量面0.6mm)。そのため、抵抗力については、実施例1も比較例1もほぼ同じ大きさとなった。
ところが、ウェブに液圧を作用させる部分のウェブ搬送方向長さは、比較例2では0.6mm(第1計量面0.6mm)であり、実施例1では2.6mm(第1計量面0.3mm+第2計量面0.3mm+溝2mm=2.6mm)であり、比較例2の方が短い。そのため、ウェブを押す力については、比較例2は実施例1に比べて大幅に小さくなった。
実施例2は、第1計量部とウェブとの間隙が実施例1よりも広い(実施例1:50μm、実施例2:250μm)。そのため、抵抗力については、実施例2は実施例1よりもさらに低減できた。
一方、ウェブを押す力についても、実施例2は実施例1よりも小さくなったが、それでも比較例2に比べて約1.4倍となっていた。
2: 塗液
3: 塗膜
100: 塗布装置
200: 塗布装置
101、101’: 貯液部材
102、102’: 計量部材
103、103’: 第1計量面
104、104’: 溝
105、105’: 第2計量面
202、202’: 複数の部材から構成される計量部材
206、206’: 第1ブロック
207、207’: 第2ブロック
t: 一対の計量部材102と102’との間隙
t1: 第1計量部とウェブとの間隙
t2: 溝部とウェブとの間隙
t3: 第2計量部とウェブとの間隙
X: 貯液部
Y: 計量部
Y1: 第1計量部
Y2: 溝部
Y3: 第2計量部
Z: 塗布部
Claims (3)
- 走行するウェブの両面に同時に塗液を塗布するための塗布装置であって、
塗液を貯留する貯液部を形成する貯液部材と、
前記貯液部材よりもウェブの走行方向下流側でウェブの走行面を挟んで間隙を空けて対向して設けられ、塗膜を所望の厚みに調整する計量部を有し、前記貯液部材とともに貯液部を形成する一対の計量部材と、を有し、
前記計量部材は、ウェブの走行方向上流側から下流側に向かって順に、ウェブの幅方向に延びる上流側の第1の計量面、溝および下流側の第2の計量面で構成され、
前記第1の計量面および前記第2の計量面は、前記ウェブの走行面に略平行な平面であり、
前記第1の計量面と前記ウェブの走行面との間隙は、前記第2の計量面と前記ウェブの走行面との間隙と同じ広さ、またはそれよりも広い、塗布装置。 - 請求項1の塗布装置と、前記一対の計量部材の間隙にウェブを導入する手段と、を含む、塗膜付きウェブの製造装置。
- 請求項1の塗布装置を用いて、前記一対の計量部材の間隙にウェブを導入し、前記貯液部において、この貯液部に溜めた塗液をウェブの両面に付着させ、前記一対の計量部材の間隙を調整することで前記ウェブの両面に塗膜を形成する、塗膜付きウェブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016219462A JP6769249B2 (ja) | 2016-11-10 | 2016-11-10 | 塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016219462A JP6769249B2 (ja) | 2016-11-10 | 2016-11-10 | 塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018075531A JP2018075531A (ja) | 2018-05-17 |
JP6769249B2 true JP6769249B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=62150012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016219462A Active JP6769249B2 (ja) | 2016-11-10 | 2016-11-10 | 塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6769249B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7215419B2 (ja) * | 2018-06-05 | 2023-01-31 | 東レ株式会社 | 塗液含浸強化繊維ファブリック、シート状一体物、プリプレグ、プリプレグテープおよび繊維強化複合材料の製造方法 |
JP2021003667A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 国立大学法人 東京大学 | シーラント吐出ノズルおよびシーラント吐出装置 |
JP7540341B2 (ja) | 2021-01-08 | 2024-08-27 | 東レ株式会社 | 塗布ヘッド、塗膜付きウェブの製造装置および製造方法 |
JP7540342B2 (ja) | 2021-01-08 | 2024-08-27 | 東レ株式会社 | 塗布ヘッド、塗膜付きウェブの製造装置および製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2689457B2 (ja) * | 1988-01-26 | 1997-12-10 | ソニー株式会社 | 塗布装置及びその使用方法 |
JP2890184B2 (ja) * | 1996-07-22 | 1999-05-10 | 株式会社ヒラノテクシード | 両面塗工型塗工装置及び塗工システム |
JP3252277B2 (ja) * | 1997-06-02 | 2002-02-04 | 株式会社横山製作所 | 転写式両面塗工装置 |
JP6184819B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-08-23 | 株式会社Screenホールディングス | ノズル調整方法および両面塗工装置 |
-
2016
- 2016-11-10 JP JP2016219462A patent/JP6769249B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018075531A (ja) | 2018-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6769249B2 (ja) | 塗布装置、塗膜付ウェブの製造装置および製造方法 | |
EP3189900A1 (en) | Slurry application device and slurry application method | |
Vandre et al. | On the mechanism of wetting failure during fluid displacement along a moving substrate | |
US20130273253A1 (en) | Coating apparatus and method of manufacturing coated film | |
Kashaninejad et al. | Eccentricity effects of microhole arrays on drag reduction efficiency of microchannels with a hydrophobic wall | |
AU701909B2 (en) | Method and apparatus for multilayer die coating | |
JP6593093B2 (ja) | 塗布装置、塗工装置および塗膜付ウェブの製造方法 | |
KR102491325B1 (ko) | 도공 장치 및 도공막의 제조 방법 | |
JP2004305955A (ja) | スロットダイおよびスロットダイ塗布装置 | |
Romero et al. | Effect of curvature of coating die edges on the pinning of contact line | |
JP2017164682A (ja) | 塗膜付きウェブの製造方法 | |
JP6473837B1 (ja) | 塗工装置及び塗工膜の製造方法 | |
Chong et al. | Coating with deformable rolls: An experimental investigation of the ribbing instability | |
Lin et al. | Operating windows of stripe coating | |
JPH0619041A (ja) | 写真用コーティング装置 | |
JP5720139B2 (ja) | カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法 | |
JP2008273186A (ja) | 流体積層装置および流体積層方法ならびに積層フィルムの製造装置および製造方法 | |
Marston et al. | Influence of viscosity and impingement speed on intense hydrodynamic assist in curtain coating | |
JP6160333B2 (ja) | カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法 | |
JP2000262947A (ja) | 塗布装置および塗布方法 | |
Benkreira et al. | Thinnest uniform liquid films formed at the highest speeds with reverse roll coating | |
Tanwar et al. | Design principles of integrated vacuum slot arrangement | |
Schweizer | Specific Properties of Slot Coating | |
JP2014226620A (ja) | 薄膜の形成方法および薄膜 | |
JP2022107147A (ja) | 塗布ヘッド、塗膜付きウェブの製造装置および製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200907 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6769249 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |