JP6769113B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、2次元の接触型の画像読取装置に関する。
画像読取装置は、文字や画像が記載された紙等の被読取媒体(以下、原稿とも呼ぶ)上の文字や画像を読み取る装置である。画像を読み取る装置には、光学文字読取装置(OCR)で読み取った文字や画像を認識し、所定の処理を施して表示する装置もある(特許文献1、2、3参照)。
近年、画像データの文字認識技術が発達し、その文字認識処理と共に構文解析等の技術によって言語翻訳も可能となっている。一般に、翻訳処理は、原稿画像を据え置き型のイメージスキャナーで読み取り、必要に応じて、輪郭補正、コントラスト補正等の前処理を行った後、文字認識を行い、次いで構文解析、翻訳という手順を踏む。
同様にスマートフォンカメラで画像を取得し、取得した画像データと該画像データからの翻訳結果とを同時にスマートフォンのディスプレイに比較表示する翻訳アプリ等が開発されている。この様に、原稿と翻訳結果等を同時に確認できる、画像読取装置と、読み取った画像データや翻訳結果等を表示するディスプレイとの両方を具備する、携帯型入出力一体型装置は非常に有用である。
近年、高速通信ネットワークの整備により、画像データの前処理や、文字認識、構文解析・翻訳といった高度な演算処理は、クラウドコンピューティングで実現することも可能であり、更にはワールドワイドなビッグデータ解析による高度な学習機能の活用も可能である。ネットワークインターフェイスを有し且つ通信環境にあるスマートフォンやタブレット端末等の携帯型入出力一体型画像読取装置は、自身が高度な処理や大きなメモリを有せずとも、良質な翻訳サービスを提供する事ができる。
特開2003−8843号公報 特許第3234736号公報 特許第2735697号公報
しかしながら、スマートフォンやタブレット端末等は、読取装置としてカメラを用いており、撮像に際し、ピントのずれや手ぶれ等の振動による画像ボケが生じ易く、また環境照度に対する最適露光条件設定(絞り、シャッター速度)が必要である。またカメラによる撮像では、室内環境で書類の画像を取り込む際、撮影装置自身の影や照明の映り込みが生じ易いといった問題もあり、これらの問題は文字や画像の認識精度の低下や、簡便性を損なう。そのため、撮影者はこれら諸条件をある一定の水準で満たすように撮影しなければならないといった課題がある。
また、タブレット端末等は撮像している画像と、撮像した画像から読み取った文字や画像情報に所定の変換処理を施した画像(例えば翻訳結果等)とを同時にリアルタイムでディスプレイに表示して比較する場合、撮像中は端末をユーザーが手に持つなどによって端末を固定しておかなければならず、読み取る量が多い場合には不便であった。
そこで接触型固定焦点2次元画像読取装置を薄型シート状に形成し、スマートフォンやタブレット端末に組み合わせることでこれらの課題を解決することが出来る。図1〜3にその概要を示す。
図1(a)〜(e)に、スマートフォンケース内蔵型の画像読取装置およびスマートフォンケースを取り付けるスマートフォンの概略図を示す。図1(e)に示す様に、画像読取装置101は、原稿を読み取る画像読取部202、画像読み取りの際に使用する光源部203および制御部201を備える。また、画像読取部202と光源部203とは積層されており、光源部203は画像読取部202とスマートフォンケース212との間に配置されている。本実施形態のように、画像読取装置101がスマートフォンケース212に内蔵される場合、画像読取部202は、その読取面がスマートフォンを取り付ける面と対向する面に、スマートフォンケース212の外部に露出するように配置される。
図3(a)、(b)に示すように、この装置は被読み取り媒体の上に載せて撮像することが可能であり、前述したカメラ読み取りの問題点が解消される。薄型シート状の画像読取装置を実現するためには、機械走査メカニズムや、光学集光系を用いることは困難である。この問題は図2(a)〜(c)に示す電子走査型の透明画像読取装置と薄型バックライトを用いることが有用である。
電子走査型透明画像読取装置としては、多結晶Si薄膜トランジスタ(polySiTFT)技術を用いフォトダイオードアレイを電子走査する装置や、アモルファスSi薄膜トランジスタ(a−SiTFT)を用いたダブルゲート方式薄膜トランジスタ(DGTr)を電子走査する装置がある。a−SiTFTは大型TV用として量産されており、より大面積の接触型2次元画像読取装置の実現に有利である。
電子走査型画像読取装置において代表的な駆動方法が線順次走査であり、m行の走査線とn列のデータ線をもつ格子状構造をとり、走査線とデータ線の交点にm×n個のセンサーが配置される。線順次走査においてデータは走査行毎にn列分のデータが同時に読み出される。各列にはm−1個の非読出しセンサも接続されている。
画像読取装置において、画像データをデータ線上の電圧や電流といったアナログ値として読み出す場合、k行(k<m)の読出し時には、k−1行のデータに依存して生じた列毎に異なる電位を、共通の電位に一致(リセット)させる事が好ましい。この様なリセット回路はデータドライバの機能として構成される、即ちリセット回路には走査行選択期間のデータ読出し前の通常短期間に電荷のディスチャージもしくはチャージを達成する駆動能力が必要である。
通常、画像読取装置の大面積化や走査線の増加に際してはデータ線上の寄生容量が増加する。画面の読込時間を一定とすれば、走査線の増加によりリセットに許容される時間は短くなる。即ち、画面のフォーマットによりリセット回路に必要な駆動能力は変化する。リセット回路の駆動能力増加にはトランジスタの大型化が必要であるが、ドライバ回路の高コスト化に繋がる為、必要以上に駆動能力を上げることは好ましくない。
しかしながら、必要最小限に適正化してリセット回路を構成すると、画面サイズや走査線数毎に専用データドライバが必要となり、異なる複数のデータドライバを用意しなくてはならない。そのため、ドライバLSIに関るイニシャルコストが増加するという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄膜トランジスタを用いた接触型2次元イメージセンサシステムにおいて、リセット回路(プリチャージ及びディスチャージ回路)がドライバ外のTFT上で形成された画像読取装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、画像読取装置であって、薄膜トランジスタを用いた2次元イメージセンサアレイと、前記2次元イメージセンサアレイのデータ線に接続されたプリチャージ及びディスチャージ回路であって、前記データ線とソース又はドレインの一方が接続された複数の第1の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのゲート−ソース又はドレイン間に接続された容量と、前記第1の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方とソース又はドレインの一方とが並列接続され、かつソース又はドレインの他方がディスチャージ電圧源に接続された第2の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方とソース又はドレインの一方とが並列接続され、かつソース又はドレインの他方がプリチャージ電圧源に接続された第3の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのゲートに接続されたデータ線間接続・非接続制御線と、前記第2の薄膜トランジスタのゲートに接続されたディスチャージ制御線と、前記3の薄膜トランジスタのゲートに接続されたプリチャージ制御線と、を有する前記プリチャージ及びディスチャージ回路と、データドライバと、走査ドライバと、を備えたことを特徴する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、前記データドライバと前記2次元イメージセンサアレイを挟んで対向する側に形成されていることを特徴する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、前記2次元イメージセンサアレイに対し前記データドライバが接続されている側に形成されていることを特徴する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置において、前記2次元イメージセンサアレイと前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、同一基板上に形成されたことを特徴とする。
多様な画面サイズや走査線数の画像読取装置を共通のデータドライバで実現することができる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置を内蔵したスマートフォンもしくはタブレットPCケースの、嵌合部側から見た、スマートフォンもしくはタブレットPCケース未実装状態の概略図であり、(b)は本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の画像読取側からみた概略図であり、(c)はスマートフォンもしくはタブレットPCの概略図であり、(d)は本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置を内蔵したスマートフォンもしくはタブレットPCケースがスマートフォンもしくはタブレットPCと嵌合した状態であり、スマートフォンもしくはタブレットPCの表示側から見た概略図であり、(e)は(d)のA−A’断面図である。 (a)本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の光源部側から見た概略図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその読取部側から見た概略図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置が被読取媒体上画像を読取っている状態を示す図であり、(b)は(a)のA−A’断面図である。 トップ読込型読取部の詳細な断面図である。 受光素子の一例であるダブルゲートトランジスタの等価回路図である。 トップ読込型読取部のトップ読込受光素子の詳細な構造を示す図である。 ダブルゲートトランジスタを用いた4行×4列のイメージセンサの概略回路図である。 読出しゲート周期内で繰り返すデータドライバのシークエンス図である。 48列データ×48行走査のセンサアレイエリアを有する従来の画像読取装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置のプリチャージ及びディスチャージ回路213のTFT回路構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置のプリチャージ及びディスチャージ回路213のTFT回路構成例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[画像読取方法]
図4に、トップ読込型読取部202のより詳細な断面構造を示す。303は透明薄型基板であり、基板との接合面を光入射面とする受光素子302が、透明薄型基板303を挟んで被読取媒体204に対向している。301は読取部の一部である透明な保護層であり、光源部203に接している。光源から出射した光304は、透明保護層301を透過し、受光素子302を含む基板上の遮光物の間隙を通過し、被読取媒体204表面に到達後、被読取媒体204表面の描画物に起因した反射光305を生じ検出光として受光素子302に入射する。
[ダブルゲート方式薄膜トランジスタ(DGTr)の等価回路]
図4に示す受光素子302はDGTrであり、図5にその等価回路図を示す。DGTrは4端子素子であり、トップゲート端子410、ボトムゲート端子413、ソースまたはドレイン端子411、412から構成される。ソースとドレインの属性は相対的な電位で決まり、ゲート電流を構成する主たるキャリアが電子の場合、相対的に負電位の端子がソースとなり、ゲート電流を構成する主たるキャリアが正孔の場合、相対的に正電位の端子がソースとなる。図4に示すDGTrはアモルファスSiTFTを用いており、主たるキャリアは電子であり、nch型トランジスタとなる。
[トップ読込DGTrの構造]
図6に、トップ読込型読取部のトップ読込DGTrの構造を説明する。チャンネルを構成するa−Si半導体層403を挟んで基板側にボトムゲート電極401と対向してトップゲート電極408を有する。a−Si半導体層403とブロッキングレイヤー絶縁膜404の界面領域は、受光素子が光検出状態においてトップゲート電極が加える負電界が形成する感光部となる。a−Si半導体層403のボトムゲート絶縁膜402の界面領域は、受光素子がデータ読出し状態において時ボトムゲート電極から加える正電界が形成するチャンネル部となる。
406はソースまたはドレイン電極であり、オーミックコンタクト層405を介しa−Si半導体層403に接続している。読出し状態において形成されるチャンネル部は、ソースとドレイン電極を電気的に接続する。
トップゲート電極409及び、透明薄型基板303、ボトムゲート絶縁膜402、オーバーコート絶縁膜407、保護膜409、ブロッキングレイヤー絶縁膜404は透明であり、ボトムゲート電極401は不透明であり、光源部203から入射した光は被読取媒体204の反射光として感光部に入射する。
[アルゴリズム:ゲートドライバ動作]
図7に、DGTrを用いた、4行×4列のイメージセンサの概略回路図を示す。
図7において、414はデータドライバ、415はボトムゲートドライバ、416はトップゲートドライバ、417はデータ線、418はボトムゲート制御線、419はトップゲート制御線、420はソース線、421は蓄積容量を示す。
イメージセンサは以下に説明するように動作する。イメージセンサは、ボトムゲート制御線418とトップゲート制御線419を有し、同一方向に異なるタイミングで走査を行なう。ボトムゲート制御線418、トップゲート制御線419とも1行当たりの占有時間は等しく、この値をゲート周期と呼ぶ。
ボトムゲート制御線418は受光素子の行列に対し第1行から第4行に向って読出し状態を走査し、読出後は逐次非読出し状態に移行する。トップゲート制御線419は受光素子の行列に対し第1行から第4行に向って初期化状態を走査し、初期化後は逐次検出状態に移行する。初期化状態と読出し状態の設定周期は同一であり、行選択周期と呼ぶ。故に4行のイメージセンサの走査は、7行選択周期の時間で終了する。
図7では、ボトムゲート制御線418はトップゲート制御線419に3行遅れて走査を開始している。この時、各受光素子には3行選択周期分の検出状態が与えられており、周期の合計期間を蓄積時間と呼ぶ。そのため、ボトムゲート走査からトップゲート走査の遅れ行数分が蓄積時間となり、蓄積時間を長く取ることで受光素子の感度を高める事ができる。
走査中に受光素子302は、読出し/検出状態302a,非読出し/検出状態302b,非読出し/初期化状態302cの3状態を経る。
次に、半導体層403にa−Siを用いたnch型TFT受光素子の動作原理を説明する。非読出し/検出状態302bにおいて、受光素子にはトップゲート−15V、ボトムゲート0Vがバイアスされている。トップゲートの−15Vは半導体部403にブロッキングレイヤー絶縁膜404からボトムゲート絶縁膜402に向かって空乏層を生じる。同時に露光量に応じてa−Si半導体層403内部には光励起した電子・正孔対が生じ、直ちに正電荷を有する正孔はトップゲート−15Vに引かれ、ブロッキングレイヤー絶縁膜404内に捕獲され、同絶縁膜中に正の固定電荷を生じる。同時に正の固定電荷はトップゲート−15Vを相殺し、空乏層を縮小する。空乏層のサイズは露光量の増大に伴い縮小する。
読出し/検出状態302aにおいて、受光素子302にはトップゲート−15V,ボトムゲート+15Vがバイアスされている。ボトムゲート+15Vは半導体層のボトムゲート絶縁膜界面にチャンネル部形成し、ソースとドレインを電気的に接続する。よってボトムゲート制御線から+15Vが与えられた行の各画素は受光素子が検出値をデータドライバに送る事ができる。
この時形成するチャンネル部のサイズは、トップゲート−15Vが生成する空乏層の影響を受ける。即ち、露光増大に従いトップゲート電界が形成する空乏層は縮小し、ボトムゲート電界が形成するチャンネルは広がり、ソースとドレイン間の抵抗は減少する。この抵抗値変化がイメージセンサの出力値となる。
非読出し/初期化状態302cにおいて、受光素子302にはトップゲート+15V,ボトムゲート0Vがバイアスされている。この時トップゲート+15Vにより、ブロッキングレイヤー絶縁膜404内の正の固定電荷が掃き出される。
[アルゴリズム:データドライバ動作]
図8に、読出しゲート周期内で繰り返すデータドライバのシークエンスを説明する図を示す。
データドライバ入出力端子は、読出しゲート周期で、ディスチャージ0V設定、ハイインピーダンス(Hi−z)プリチャージ5V設定、プリチャージ、Hi−zおよびサンプルホールド(電圧取得)シークエンスを繰り返す。
データドライバ入出力端子は、読出し状態の直前に蓄積容量421へ5Vのプリチャージを行ない、続いて読出し状態の開始に同期しプリチャージを終了し、Hi−zとなる。同時に受光素子302のチャンネルが開かれる為、蓄積容量421に蓄えられた5Vの電荷はソース線に向かいディスチャージを始める。ディスチャージの速度はチャンネルの抵抗値に依存する為、サンプルホールド期間では露光量の違い依存した電圧が取得される。
[ドライバによるディスチャージ及びプリチャージ]
図9に、48列データ×48行走査のセンサアレイエリアを有する従来の画像読取装置の構成を示す。ここでは、図8で説明したドライバから行なうデータラインへのディスチャージ及びプリチャージ動作を示している。データドライバ414は、センサアレイエリア207からデータを読み出すと共に、センサアレイエリア207に対しディスチャージ、プリチャージを行なう。この為データドライバ414とセンサエリア間の信号線は双方向の矢印で示されている。
[ドライバ対向側からのディスチャージ及びプリチャージ]
図10に、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の構成を示す。センサアレイエリア207形成と同時に形成するTFTにより構成するプリチャージ及びディスチャージ回路213は、データドライバ414とセンサアレイエリア207を挟んで対向する側に形成されている。
図11に、本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置のプリチャージ及びディスチャージ回路213のTFT回路構成例を示す。プリチャージ及びディスチャージ回路213の制御入力線214は、データライン間接続・非接続(ハイインピーダンス:Hi−z)制御線214−1、ディスチャージ制御線214−2、プリチャージ制御線214−3から構成されている。
データライン間接続・非接続(ハイインピーダンス:Hi−z)制御線214−1は、各データ線にソースまたはドレインの一方が接続された第1のTFTのゲート、およびその第1のTFTのゲート−他方のソースまたはドレイン間に設けられた蓄積容量に接続されている。
複数の第1のTFTの他方のソースまたはドレインには、ディスチャージ電圧源、プリチャージ電圧源が第2および第3のTFTを介して並列接続されており、ディスチャージ電圧源に接続された第2のTFTのゲートにはディスチャージ制御線214−2が接続されており、プリチャージ電圧源に接続された第2のTFTのゲートにはプリチャージ制御線214−3が接続されている。
データライン間接続・非接続(ハイインピーダンス:Hi−z)制御線214−1はプリチャージ及びディスチャージ回路213の各TFTのゲートに接続され、ディスチャージ制御線214−2およびプリチャージ制御線214−3は各TFTのソースまたはドレインに接続されたTFTのゲートに接続されている。
図8に示す様に、読出しゲート期間においてデータラインの状態は、ディスチャージ、Hi−z、プリチャージ、Hi−z(放電期間、サンプルホールド)の順に遷移しなければならない。データライン間接続・非接続(ハイインピーダンス:Hi−z)制御線214−1、ディスチャージ制御線214−2、プリチャージ制御線214−3は、各々その状態遷移に合わせて制御入力される。
このように、センサアレイと共通の製造プロセスを用いたTFTによりリセット回路(プリチャージ、ディスチャージ等)を一体形成する事が出来るため、センサアレイエリアの仕様に合わせてリセット回路を内蔵したドライバLSIが不要になり、様々なセンサアレイエリア仕様の画像読取装置においてデータドライバの共通化が可能になる。
<第2の実施形態>
図12に、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置の構成を示す。また、図13に、本発明の第2の実施形態に係る画像読取装置のプリチャージ及びディスチャージ回路213のTFT回路構成例を示す。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同じTFTによるプリチャージ及びディスチャージ回路213が、センサアレイエリアに対しデータドライバ414が接続されている側に形成されている。そのため、図13に示すように、プリチャージ及びディスチャージ回路213の各々の出力は、個々にデータドライバ414のドライバ端子に割り込み接続しており、プリチャージ及びディスチャージ回路213とデータドライバ414がセンサアレイに対して並列接続されている。
このような配置をとることにより、センサ基板のドライバ接続端側にTFT回路を集約することが出来る為、対向側の額縁サイズを縮小できると共に、プリチャージ及びディスチャージ回路213に関るセンサ基板上での引き回し配線を簡略化できる。また、ドライバ接続側の基板端でのセンサ基板と外部回路との接続も簡略化できる。
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、実際には、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
101 画像読取装置
201 制御部
202 画像読取部
203 光源部
204 被読取媒体
205 TFTによるエリア切り替え回路
206 TFTエリア切り替え制御線
207 センサアレイエリア
209 表示部
211 スマートフォン又はタブレットPCなどの携帯端末
212 スマートフォン又はタブレットPCのケース
213 TFTによるディスチャージ、プリチャージ、未接続3状態切り替え回路
214 TFT状態切り替え回路制御線
214−1 データライン間接続・非接続(ハイインピーダンス:Hi−z)制御線
214−2 ディスチャージ制御線
214−3 プリチャージ制御線
301 透明保護層
302 受光素子
302a 受光素子 読出し/検出状態
302b 受光素子 非読出し/検出状態
302c 受光素子 非読出し/初期化状態
303 透明薄型基板
304 光源出射光
305 媒体反射光
401 ボトムゲート電極
402 ボトムゲート絶縁膜
403 半導体層
404 ブロッキングレイヤー絶縁膜
405 オーミックコンタクト層
406 ソース又はドレイン電極
407 オーバーコート絶縁膜
408 トップゲート電極
409 保護膜
410 トップゲート端子
411 ソース又はドレイン端子
412 ソース又はドレイン端子
413 ボトムゲート端子
414 データドライバ
415 ボトムゲートドライバ
416 トップゲートドライバ
417 データ線
418 ボトムゲート制御線
419 トップゲート制御線
420 ソース線
421 蓄積容量

Claims (4)

  1. 薄膜トランジスタを用いた2次元イメージセンサアレイと、
    前記2次元イメージセンサアレイのデータ線に接続されたプリチャージ及びディスチャージ回路であって、前記データ線とソース又はドレインの一方が接続された複数の第1の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのゲート−ソース又はドレイン間に接続された容量と、前記第1の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方とソース又はドレインの一方とが並列接続され、かつソース又はドレインの他方がディスチャージ電圧源に接続された第2の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのソース又はドレインの他方とソース又はドレインの一方とが並列接続され、かつソース又はドレインの他方がプリチャージ電圧源に接続された第3の薄膜トランジスタと、前記複数の第1の薄膜トランジスタのゲートに接続されたデータ線間接続・非接続制御線と、前記第2の薄膜トランジスタのゲートに接続されたディスチャージ制御線と、前記3の薄膜トランジスタのゲートに接続されたプリチャージ制御線と、を有する前記プリチャージ及びディスチャージ回路と、
    データドライバと、
    走査ドライバと、
    を備えたことを特徴する画像読取装置。
  2. 前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、前記データドライバと前記2次元イメージセンサアレイを挟んで対向する側に形成されていることを特徴する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、前記2次元イメージセンサアレイに対し前記データドライバが接続されている側に形成されていることを特徴する請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記2次元イメージセンサアレイと前記プリチャージ及びディスチャージ回路は、同一基板上に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
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