JP6767216B2 - アレイアンテナ装置、およびアレイアンテナシステム - Google Patents

アレイアンテナ装置、およびアレイアンテナシステム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、アレイアンテナ装置、およびアレイアンテナシステムに関する。
アンテナおよび受信回路を含むチャネルを複数備えるアレイアンテナ装置が知られている。アレイアンテナ装置は、複数のチャネルから出力される受信信号間の同期をとるため、タイミング信号を発生する信号発生装置を備える場合がある。信号発生装置により発生したタイミング信号は、信号発生装置と複数の受信回路を接続する信号線、および分配器を介して、各受信回路に供給される。
この種のアレイアンテナ装置では、チャネル数が増えるほど、より多くのタイミング信号を各受信回路に分配する必要があるため、受信信号間のずれが大きくなる傾向がある。そして、チャネル数が増えることで、受信信号間のずれを監視することが困難となる場合があった。
特開2013−242151号公報
本発明が解決しようとする課題は、複数のチャネルから出力される受信信号間のずれを監視することができるアレイアンテナ装置、およびアレイアンテナシステムを提供することである。
実施形態のアレイアンテナ装置は、信号生成部と、複数のチャネルと、合成部と、論理和回路と、出力部と、を持つ。前記信号生成部は、基準タイミング信号を生成する。前記複数のチャネルは、アンテナ、信号処理回路、およびA/D変換部を備える。前記信号処理回路は、前記アンテナにより生成された受信信号を処理する。前記A/D変換部は、前記信号処理回路により処理された信号を変換してシリアル信号のビット列を生成し、前記ビット列に、前記信号生成部から供給された前記基準タイミング信号のタイミングに基づいてタイムスタンプを挿入して出力する。前記合成部は、前記複数のチャネルによりそれぞれ出力されたシリアル信号に基づいて、受信ビームを合成する。前記論理和回路は、前記複数のA/D変換部により出力された複数の前記シリアル信号に含まれる前記タイムスタンプの論理和を演算する。前記出力部は、前記論理和回路により演算された結果を外部装置に出力する。
実施形態のアレイアンテナ装置1の一例を示す図。 実施形態におけるクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFの一例を示す図。 実施形態の基準タイミング信号発生部50から出力されるクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFを分配する構成の一例を示すブロック図。 実施形態におけるA/D変換基板30の一例を示すブロック図。 実施形態のA/D変換器310の一例を示す図。 実施形態のA/D変換器310により出力する受信データS(Rx)の一例を示す図。 実施形態において、複数の基準信号と、実施形態のOR回路102から出力されるOR出力との関係を示す図。 実施形態において、複数のタイムスタンプTSと、実施形態のOR回路324aから出力されるOR出力と、マルチプレクサ回路324bの出力との関係を示す図。 実施形態のN個のA/D変換基板30における基準信号の異常を判定する処理の手順の一例を示すフローチャート。 実施形態のM個のA/D変換器310におけるタイムスタンプTSの異常を判定する処理の手順の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態のアレイアンテナ装置、およびアレイアンテナシステムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のアレイアンテナシステムの一例を示す図である。アレイアンテナシステムは、例えば、アレイアンテナ装置1と、管理端末装置100とを備える。アレイアンテナ装置1と管理端末装置100とは、データの送受信が可能に接続されている。アレイアンテナ装置1と監視装置100とは、例えば、信号ケーブルを介して接続されている。アレイアンテナ装置1と監視装置100とは、有線通信ネットワークや無線通信ネットワークを介して接続されていてもよい。
アレイアンテナ装置1は、例えば、複数のアンテナ素子10−1、・・・10−Nと、複数の受信信号処理部20−1、・・・20−Nと、複数のA/D(analog to digital)変換基板30−1、・・・30−Nと、ビーム合成部40と、基準タイミング信号発生部50と、制御部60を備える。Nは任意の自然数である。以下、アンテナ素子を他のアンテナ素子と区別しない場合には「アンテナ素子10」と記載する。また、受信信号処理部を他の受信信号処理部と区別しない場合には「受信信号処理部20」と記載する。A/D変換基板を他のA/D変換基板と区別しない場合には「A/D変換基板30」と記載する。また、以下の説明において、一つのアンテナ素子10と、当該アンテナ素子10により生成された受信信号を処理する受信信号処理部20およびA/D変換基板30内のA/D変換器310とを、同一のチャネルであるものとして説明する。
なお、実施形態のアレイアンテナ装置1は、空間に放射された電波を受信するものである。アレイアンテナ装置1は、送受信切替器および送信回路を備え、送信回路から送信信号が供給されたことに応じて電波を空間に放射する機能を備えていてもよい。
アンテナ素子10は、空間に放射された電波を受信して受信信号を生成する。アンテナ素子10は、生成した受信信号を受信信号処理部20に供給する。受信信号処理部20は、例えば、リミッタ、帯域通過フィルタ、増幅器、移相器などの信号処理回路を備える。信号処理部20は、リミッタにより受信信号の信号レベルを制限する。帯域通過フィルタは、受信信号に含まれる不要な信号成分を抑圧する。増幅器は、受信用帯域通過フィルタを通過した受信信号の振幅を増幅する。移相器は、受信信号の位相を所望の位相に変化させる。移相器の移相は、アンテナ素子10ごとに設定されている。
A/D変換基板30は、受信信号処理部20から供給された受信信号にA/D変換処理を実施する。A/D変換基板30−1〜30−Nは、A/D変換処理が施された受信データS(Rx)−1〜S(Rx)−Nを、ビーム合成部40に出力する。アレイアンテナ装置1は、ビーム合成を行う前に、A/D変換処理に加えて、直交復調処や、デジタル・ダウン・コンバートなどの受信処理を行ってもよい。
ビーム合成部40には、複数のA/D変換基板30から受信信号S(Rx)−1〜S(Rx)−Nが供給される。ビーム合成部40は、複数の受信データに基づいてビーム合成をして受信ビームを出力する。
基準タイミング信号発生部50は、クロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFを生成する。図2は、実施形態におけるクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFの一例を示す図である。クロック信号CLKは、A/D変換基板30が動作する基準となるタイミング信号である。基準タイミング信号SYSREFは、例えばCPI(Coherent Processing Interval)、PRI(PRI:Pulse Repetition Interval)など、複数のA/D変換基板30が同期した受信データを出力するための情報である。
図3は、基準タイミング信号発生部50から出力されるクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFを分配する構成の一例を示すブロック図である。基準タイミング信号発生部50には、分配器52、およびN個の分配器54が接続されている。分配器52は、信号線を介して基準タイミング信号発生部50に接続されている。分配器52は、基準タイミング信号発生部50から出力されたクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFをN個のA/D変換基板30に分配する。
分配器54は、各A/D変換基板30に対応して設けられている。N個の分配器54は、信号線を介して分配器52にそれぞれ接続されている。分配器54は、分配器52により分配されたクロック信号CLKおよび基準タイミング信号SYSREFを、M個のA/D変換器310−1〜310−Mにそれぞれ分配する。
図4は、実施形態におけるA/D変換基板30の一例を示すブロック図である。A/D変換基板30は、例えば、M個のA/D変換器310−1〜310−Mと、シリアル信号処理部320と、を備える。
図5は、実施形態のA/D変換器310の一例を示す図である。A/D変換器310は、例えば、A/D変換部312と、タイムスタンプ挿入部314とを含む。A/D変換部312は、信号処理部20から受信信号が供給され、供給された受信信号を、クロック信号CLKに基づいて所定ビット数のビット列に変換する。A/D変換部312は、受信ビット列として、例えば16ビットのビット列を生成する。
図6は、実施形態のA/D変換器310により出力する受信データS(Rx)の一例を示す図である。タイムスタンプ挿入部314は、基準タイミング信号SYSREFに基づいてA/D変換部312により変換された受信ビット列にタイムスタンプTSを挿入する。タイムスタンプ挿入部314がタイムスタンプTSを挿入する位置は、例えば16ビットのビット列のうち、受信信号に割り当てられた13ビットのビット列の次のビットに設定されている。A/D変換器310は、クロック信号CLKに基づいてタイムスタンプTSを挿入するタイミングを判定し、タイムスタンプTSを挿入する。
図4に戻る。シリアル信号処理部320は、例えば、M個のシリアル信号インターフェース322−1〜322−Mと、FPGA(Field-Programmable Gate Array)324と、を備える。以下、シリアル信号インターフェースを他のシリアル信号インターフェースと区別しない場合には「シリアル信号インターフェース322」と記載する。
シリアル信号インターフェース322は、A/D変換器310からシリアル信号を受信して、FPGA324に転送するインターフェース回路である。シリアル信号インターフェース322は、例えば、GHz帯で動作する高速インターフェース回路である。シリアル信号は、JESD204B等のIFが多く使用されている。シリアル信号インターフェース322は、複数のA/D変換器310から受信データS(Rx)がそれぞれ供給される。シリアル信号インターフェース322は、例えば、シリアル信号としての受信データS(Rx)のうち、タイムスタンプTSをFPGA324に供給する。また、M個のシリアル信号インターフェース322−1〜322−Mは、0ビットから13ビットまでのビット列を受信データとしてビーム合成部40に供給する。
FPGA324は、例えば、OR回路324aと、マルチプレクサ回路324bとを備える。OR回路324aおよびマルチプレクサ回路324bは、FPGAにより実現されるが、これに限定されない。OR回路324aおよびマルチプレクサ回路324bの一部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することで実現されてもよく、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの他のハードウェアにより実現してもよい。
OR回路324aは、M個のシリアル信号インターフェース322−1〜322−Mから供給されたM個のタイムスタンプTSに対してOR演算を行う。OR回路324aは、演算結果を入出力部60に出力する。OR回路324aの演算結果は、A/D変換基板30内におけるタイムスタンプTSの時間的なずれ量を表す基準信号に相当する。基準信号は、A/D変換基板30内においてOR回路324aにより演算された結果を表す回路内情報である。
マルチプレクサ回路324bは、M個のシリアル信号インターフェース322−1〜322−MからM個のタイムスタンプTSが供給される。マルチプレクサ回路324bは、M個のタイムスタンプTSのうち一部のタイムスタンプTSを選択する。マルチプレクサ回路324bは、例えば、監視装置100からの要求に基づいて、一部のタイムスタンプTSを選択する。マルチプレクサ回路324bは、選択したタイムスタンプTSを入出力部60に出力する。
図1に戻る。ビーム合成部40には、N個のA/D変換基板30−1〜30−NからN個の受信データS(Rx)−1〜S(Rx)−Nが供給される。各受信データには、M個の受信データが、シリアル信号として含まれている。ビーム合成部40は、N個×M個の受信データを合成し、合成した受信データを受信ビームとして外部装置に出力する。外部装置は、例えば、受信ビームに基づいて、アレイアンテナ装置1により受信した電波を解析する電波解析装置である。
入出力部60は、例えば、アレイアンテナ装置1の信号出力端子である。入出力部60には、N個のA/D変換基板30からN個の基準信号が供給され、N個の基準信号を監視装置100に出力する。入出力部60には、監視装置100が接続される。監視装置100は、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。監視装置100は、例えば、アレイアンテナ装置1を管理する管理者により利用される。
監視装置100は、例えば、OR回路102と、異常判定部104と、提示部106とを備える。OR回路102、異常判定部104、および提示部106は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
OR回路102には、入出力部60からN個の基準信号が供給される。OR回路102は、N個の基準信号に対してOR演算を行う。異常判定部104は、OR回路102による演算結果、および/または入出力部60から供給されたN個の基準信号に基づいて、アレイアンテナ装置1の異常を判定する。提示部106は、例えば、表示ディスプレイ等を用いて、OR回路102の演算結果、および/またはN個の基準信号を表示する。
図7は、実施形態において、N個の基準信号と、実施形態のOR回路102から出力されるOR出力との関係を示す図である。OR回路102は、N個の基準信号(1)〜基準信号(N)に対してOR演算を行う。OR回路102は、N個の基準信号のうち少なくとも一つが「1」である場合に、「1」の演算結果を出力する。OR回路102の出力が「1」である期間は、基準信号間が互いにずれている期間を表す。N個の基準信号がずれている期間の始期は、N個のA/D変換基板30において最初にタイムスタンプTSを検出した時刻に相当する。N個の基準信号がずれている期間の終期は、N個のA/D変換基板30において最後にタイムスタンプTSを検出した時刻に相当する。
図8は、実施形態において、複数のタイムスタンプTSと、実施形態のOR回路324aから出力されるOR出力と、マルチプレクサ回路324bの出力との関係を示す図である。なお、図8は、A/D変換器310の個数Mが8の場合のタイムスタンプTSの変化を示している。OR回路324aは、N個のタイムスタンプTS(1)〜タイムスタンプTS(8)を用いてOR演算を行う。OR回路324aは、8個のタイムスタンプTSのうち少なくとも一つが「1」である場合に、「1」の演算結果を出力する。OR回路324aの出力が「1」である期間は、複数のタイムスタンプTSがずれている期間を表す。8個のタイムスタンプTSがずれている期間の始期は、8個のA/D変換器310において最初にタイムスタンプTSを検出した時刻に相当する。8個のタイムスタンプTSがずれている期間の終期は、8個のA/D変換器310において最後にタイムスタンプTSを検出した時刻に相当する。
マルチプレクサ回路324bは、監視装置100からの要求に従って選択したタイムスタンプTS(8)を監視装置100に出力する。監視装置100は、提示部106を用いて、OR回路324aにより出力された基準信号とマルチプレクサ回路324bの出力とを比較して提示する。これにより、アレイアンテナ装置1および監視装置100は、タイムスタンプTS(8)が基準信号における最後に位置していることを提示することができる。また、アレイアンテナ装置1および監視装置100によれば、タイムスタンプTS(7)と基準信号とを比較して提示することで、タイムスタンプTS(7)が基準信号における略中間に位置していることを提示することができる。更に、アレイアンテナ装置1および監視装置100によれば、タイムスタンプTS(1)と基準信号とを比較して提示することで、タイムスタンプTS(1)が基準信号における最初に位置していることを提示することができる。
図9は、実施形態のアレイアンテナ装置1の異常を判定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、監視装置100は、N個のA/D変換基板30からN個の基準信号を取り込む(ステップS100)。次に、OR回路102は、取り込んだN個の基準信号に対してOR演算を行う(ステップS102)。
次に、異常判定部104は、OR演算結果の「1」である期間が第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS104)。第1の閾値は、アレイアンテナ装置1において許容される複数の基準信号間のずれ量に基づいて設定されている。異常判定部104は、OR演算結果の「1」である期間が第1の閾値以上である場合、提示部106を用いてアレイアンテナ装置1の異常を提示する(ステップS106)。異常判定部104は、OR演算結果の「1」である期間が第1の閾値以上でない場合、アレイアンテナ装置1の異常を提示せずに処理を終了する。
図10は、実施形態のA/D変換基板30の異常を判定する処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、監視装置100は、N個の基準信号のうち一つの基準信号を指定する(ステップS200)。例えば、アレイアンテナ装置1の異常を判定する処理においてアレイアンテナ装置1の異常を提示した際、異常な基準信号を出力したA/D変換基板30を特定するため、一つの基準信号が指定される。監視装置100は、例えば、管理者の操作に基づいて一つの基準信号を指定する。
次に、異常判定部104は、指定された一つの基準信号の値が「1」である期間が第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS202)。第2の閾値は、各A/D変換基板30において許容される複数のタイムスタンプTSのずれ量に基づいて設定されている。異常判定部104は、OR演算結果の「1」である期間が第2の閾値以上である場合、提示部106を用いてA/D変換基板30の異常を提示する(ステップS204)。異常判定部104は、OR演算結果の「1」である期間が第2の閾値以上でない場合、異常を提示せずに処理を終了する。
次に、監視装置100は、複数のタイムスタンプTSのうちいずれかのタイムスタンプTSを選択する指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS206)。監視装置100は、タイムスタンプTSを選択する指示を受け付けた場合、選択されたタイムスタンプTSを取得する(ステップS208)。監視装置100は、例えば、入出力部60から取り込んだ基準信号を記憶部(不図示)に記憶しておく。監視装置100は、ステップS200において指定された基準信号を生成する元となったタイムスタンプTSのうち、選択されたタイムスタンプTSの所定時間に亘る変化を取得する。監視装置100は、提示部106を用いて、取得したタイムスタンプTSの変化を提示する(ステップS210)。
なお、上述した監視装置100は、OR回路102の演算結果が「1」である期間、または基準信号の演算結果が「1」である期間が閾値以上である場合に異常を判定したが、これに限定されない。監視装置100は、OR回路102の演算結果が「1」である期間において短時間だけ「0」になる期間がある場合に、アレイアンテナ装置1の異常を判定してもよい。また、監視装置100は、基準信号の値が「1」である期間において短時間だけ「0」になる期間がある場合に、A/D変換基板30の異常を判定してもよい。
以上説明した実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、複数のA/D変換器310により出力された複数のタイムスタンプの論理和を演算するOR回路324aと、OR回路324aにより演算された結果(基準信号)を監視装置100に出力する入出力部60とを備える。実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、基準信号を監視することで、複数のチャネルから出力される受信信号間のずれを監視することができる。
タイムスタンプTSの異常を判定するためにモニタ信号を信号処理部20に入力して、受信データの異常を判定する比較例が考えられる。しかしながら、この比較例は、一時的にアレイアンテナ装置の受信処理を停止させる期間を設けることとなる。これに対し、実施形態のアレイアンテナ装置1は、一時的にアレイアンテナ装置1の受信処理を停止させる期間を設けることなく、タイムスタンプTSの異常を検出することができ、常時到来した電波を受信して電波を解析することなどができ、アンテナ装置の信頼性を向上させることができる。
実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、基準信号を生成する元となったタイムスタンプTSのうちいずれかのタイムスタンプTSを選択して提示することができる。実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、基準信号のうちタイムスタンプTSの位置を提示することができ、どのタイムスタンプTSを出力したA/D変換器310が異常であるかを把握させることができる。これにより、実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、多数のチャネルのうち各チャネルが異常であるかを判定することができる。
実施形態のアレイアンテナシステムによれば、複数のA/D変換基板30により出力された複数の基準信号の論理和を演算するOR回路102と、OR回路102により演算された結果を提示する提示部106とを備える。実施形態のアレイアンテナシステムによれば、OR回路102の出力を監視することで、基準信号間のずれ量を監視することができる。これにより、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、アレイアンテナ装置1の全体において異常があるか否かを判定することができる。
実施形態のアレイアンテナシステムによれば、OR回路102のOR出力の元となった基準信号のうちいずれかの基準信号を選択して提示することができる。実施形態のアレイアンテナシステムによれば、OR回路102のOR出力のうち基準信号の位置を提示することができ、どの基準信号を出力したA/D変換基板30内に異常であるかを把握させることができる。これにより、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、複数のA/D変換基板30のうち各A/D変換基板30に異常があるか否かを判定することができる。
さらに、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、異常があるA/D変換基板30から出力された基準信号のうちタイムスタンプTSの位置を提示することで、異常があるA/D変換基板30内で、どのタイムスタンプTSを出力したA/D変換器310が異常であるかを把握させることができる。これにより、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、多数のチャネルのうち各チャネルが異常であるかを判定することができる。
さらに、実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、基準信号に基づいて、基準信号の値が「1」である期間が第1の所定期間を超えるか否かを判定し、基準信号の値が「1」である期間が第1の所定期間を超えた場合に、異常を判定する。これにより、実施形態のアレイアンテナ装置1によれば、複数のA/D変換器310のうち異常があるA/D変換器310を備えるA/D変換基板30を判定することができる。
さらに、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、複数の基準信号に対するOR回路102の演算結果に基づいて、OR出力の値が「1」である期間が第2の所定期間を超えるか否かを判定し、OR出力の値が「1」である期間が第2の所定期間を超えた場合に、異常を判定する。これにより、実施形態のアレイアンテナシステムによれば、複数のA/D変換基板30に異常があるA/D変換器310を備えたA/D変換基板30があるか否かを判定することができる。すなわち、実施形態によれば、アレイアンテナ装置1の全体に受信信号のずれの異常があるか否かを判定することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、基準タイミング信号発生部50と、受信信号を変換してシリアル信号のビット列を生成し、ビット列に、基準タイミング信号のタイミングに基づいてタイムスタンプを挿入して出力するA/D変換器310を備える複数のチャネルと、複数のA/D変換器310により出力された複数のシリアル信号に含まれるタイムスタンプの論理和を演算するOR回路324aと、OR回路324aにより演算された結果を監視装置100に出力する入出力部60と、を持つことにより、OR回路324aにより演算された結果を、アレイアンテナ装置1の管理者などに提示することができる。これにより、少なくともひとつの実施形態によれば、アレイアンテナ装置1の管理者などに受信信号のずれなどを提示させることで、複数のチャネルから出力される受信信号間のずれを監視させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…アレイアンテナ装置、10…アンテナ素子、30…A/D変換基板、40…ビーム合成部、50…基準タイミング信号発生部、52、54…分配器、60…入出力部、100…監視装置、102…OR回路、104…異常判定部、106…提示部、310…A/D変換器310、312…A/D変換部312、314…タイムスタンプ挿入部、320…シリアル信号処理部、322…シリアル信号インターフェース、324…FPGA、324a…OR回路、324b…マルチプレクサ回路

Claims (7)

  1. 基準タイミング信号を生成する信号生成部と、
    アンテナ、信号処理回路、およびA/D変換部を備える複数のチャネルであって、
    前記信号処理回路は、前記アンテナにより生成された受信信号を処理し、
    前記A/D変換部は、前記信号処理回路により処理された信号を変換してシリアル信号のビット列を生成し、前記ビット列に、前記信号生成部から供給された前記基準タイミング信号のタイミングに基づいてタイムスタンプを挿入して出力する、
    複数のチャネルと、
    前記複数のチャネルによりそれぞれ出力されたシリアル信号に基づいて、受信ビームを合成する合成部と、
    前記複数のA/D変換部により出力された複数の前記シリアル信号に含まれる前記タイムスタンプの論理和を演算する論理和回路と、
    前記論理和回路により演算された結果を外部装置に出力する出力部と、
    を備えるアレイアンテナ装置。
  2. 前記出力部は、前記論理和回路により演算された結果として、複数の前記タイムスタンプ間の時間的なずれ量を表す情報を出力する、
    請求項1に記載のアレイアンテナ装置。
  3. 前記複数のチャネルは、前記A/D変換部を複数備える回路基板を複数備え、
    前記論理和回路は、前記回路基板にそれぞれ対応して、前記回路基板に備えられた複数の前記A/D変換部によりそれぞれ出力された複数の前記シリアル信号に含まれる前記タイムスタンプの論理和をそれぞれ演算し、
    前記出力部は、前記論理和回路によりそれぞれ演算された結果を表す回路内情報を、前記外部装置にそれぞれ出力する出力端子を複数備える、
    請求項1または2に記載のアレイアンテナ装置。
  4. 前記外部装置から受け付けた要求に基づいて、複数の前記A/D変換部により出力された複数の前記シリアル信号に含まれる前記タイムスタンプのうちいずれかの前記タイムスタンプを選択する選択部を更に備え、
    前記出力部は、前記選択部により選択された前記タイムスタンプを前記外部装置に出力する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載のアレイアンテナ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のアレイアンテナ装置と、
    前記外部装置と、
    を備える、アレイアンテナシステム。
  6. 前記外部装置は、前記出力部により出力された前記結果に基づいて、前記複数の前記タイムスタンプ間の時間的なずれ量を表す情報を提示する提示部を備える、
    請求項5に記載のアレイアンテナシステム。
  7. 前記外部装置は、前記論理和回路により演算された結果に基づいて、前記論理和回路により演算された結果が第1の所定値である期間が第1の所定期間を超えるか否かを判定し、前記論理和回路により演算された結果が前記第1の所定値である期間が前記第1の所定期間を超えた場合に、前記A/D変換部の異常を判定する異常判定部を備える、
    請求項5または6に記載のアレイアンテナシステム。
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