JP6766591B2 - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6766591B2
JP6766591B2 JP2016208088A JP2016208088A JP6766591B2 JP 6766591 B2 JP6766591 B2 JP 6766591B2 JP 2016208088 A JP2016208088 A JP 2016208088A JP 2016208088 A JP2016208088 A JP 2016208088A JP 6766591 B2 JP6766591 B2 JP 6766591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
illumination
incident
light source
emitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016208088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018069768A (ja
Inventor
徹郎 外川
徹郎 外川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2016208088A priority Critical patent/JP6766591B2/ja
Publication of JP2018069768A publication Critical patent/JP2018069768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6766591B2 publication Critical patent/JP6766591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の色の照明光によって表示をすることが可能な発光装置に関する。
例えば、車両に搭載される発光装置のなかには、車両の各部位の異常状態を警告表示する集中インジケータとは別に、アンビエント発光器(アンビエント表示器)が組み込まれているものがある。このアンビエント発光器は、車両の各部位の異常状態が発生していないときに、各部位が正常状態にあることを、照明光によって積極的に表示する。この種の発光装置に関する従来技術として、例えば特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1で知られている発光装置は、車両用計器の上部中央に組み込まれたアンビエント発光器からなる。このアンビエント発光器は、前面パネルの表示面に有した透光部と、前面パネルの裏側に位置した複数の光源とを備えている。透光部の形状は、表示面に沿って細長い横長形状である。複数の光源は、細長い透光部に沿って等間隔に配列されている。複数の光源から発せられた照明光は、透光部を透過する。この透光部を透過した照明光によって、アンビエント表示をすることができる。
近年、アンビエント表示の表示色を切り替えたり、複数の表示色を混合する(混色する)、いわゆる多色表示化を図る開発が進められている。アンビエント表示の表示色を複数に切り替えることによって、表示内容の多様化を図ることができる。その場合に、多色発光ダイオードを多数採用することも考えられるが、コストアップの要因となり得る。
そこで、互いに色が異なる照明光を発する第1及び第2の光源を、前面パネルの裏側に配置することが考えられる。この場合、細長い透光部に対する2つの光源を配置するアンビエント発光器として、次の第1及び第2の構成が考えられる。
第1のアンビエント発光器は、透光部の長手方向の両端に、2つの光源を配置する構成である。しかし、両端に位置している2つの光源から発せられた照明光同士を、輝度ムラなく混色するのは、困難である。
第2のアンビエント発光器100は、図8及び図9に示される構成である。詳しく述べると、アンビエント発光器100は、表示面101に沿って細長い透光部102を有した前面パネル103と、この前面パネル103の裏側に離間して位置した基板104と、この基板104に隣り合うように実装された第1及び第2の光源105,106と、この第1及び第2の光源105,106がそれぞれ発した照明光107,108を透光部102へ向かって反射する単一の反射部109とを含む。第1及び第2の光源105,106は、細長い透光部102の長辺102aに対して片側に配置されており、互いに色が異なる照明光107,108を、それぞれ発する
このように、透光部102の長辺102aに対して片側に、第1及び第2の光源105,106をまとめて配置している。各光源105,106が発した照明光107,108の両方を、単一の反射部109によって透光部102へ反射することができる。つまり、各照明光107,108を反射するのに、単一の反射部109を共用している。
反射部109によって反射された各照明光107,108は、どちらも透光部102からそれぞれ任意の適切な照明状態で出射されることが好ましい。そのためには、各照明光107,108の両方を、反射部109によって適切に反射できることが求められる。つまり、2つの光源105,106が発する照明光107,108を切り替えたとき(照明光切り替え時)の、(各光源105,106が基板104の同一位置に実装されていないことに起因した)照明光107,108の輝度のバランスの変化や、2つの光源105,106が同時に照明光107,108を発したとき(混色時)の色ムラの発生といった現象を、抑制する何等かの改良の余地がある。
特開2002−079847号公報
本発明は、2つの光源が発する照明光を切り替えたときの、照明光の輝度のバランスの変化や、2つの光源が同時に照明光を発したときの色ムラの発生といった現象を、極力抑制することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、発光装置は、細長い透光部を有した前面パネルと、この前面パネルの裏側に位置して互いに色が異なる照明光を発する第1第2の光源とを含む。この第1第2の光源からそれぞれ発せられた前記照明光が前記透光部を透過する。前記第1の光源と前記第2の光源とは、前記透光部の長辺に対して両側に、対向し合って位置し、前記透光部と前記第1第2の光源との間には、前記第1第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光を前記透光部へ個別に導く導光部が位置し、前記透光部の中心点から前記第1の光源までの距離と前記中心点から前記第2の光源までの距離とが等しいことを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記導光部は、前記第1第2の光源がそれぞれ発し前記各照明光を個別に反射する第1第2の反射面によって構成されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記導光部は、前記第1第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光を前記透光部へ個別に導く、導光体によって構成されている。この導光体は、前記第1の照明光を入射する第1の入射面と、この第1の入射面から入射した前記第1の照明光を反射する第1の反射面と、前記第2の照明光を入射する第2の入射面と、この第2の入射面から入射した前記第2の照明光を反射する第2の反射面と、前記第1第2の反射面からそれぞれ反射された前記第1第2の照明光を出射する出射面とを有している。
請求項4に記載のごとく、より好ましくは、前記第1、第2の光源が実装される基板を備え、前記第1、第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光は前記第1、第2の反射面によって反射されて前記基板の反射面へと各々導かれ、前記基板の反射面でさらに反射した前記各照明光が前記透光部を透過する。
請求項1に係る発明では、互いに色が異なる照明光を発する第1の光源と第2の光源とは、透光部の長辺に対して両側に、対向し合って位置している。透光部と第1第2の光源との間に位置している導光部は、2つの光源がそれぞれ発した照明光を透光部へ「個別に」導く。さらに透光部の中心点から第1の光源までの距離と当該中心点から第2の光源までの距離とが等しい。このため、2つの光源がそれぞれ発した各照明光を、透光部から任意の適切な照明状態で出射するように、導光部の構成や配置を設定することができる。従って、2つの光源が発する各照明光を切り替えたとき(照明光切り替え時)の、各照明光の輝度のバランスの変化や、2つの光源が同時に照明光を発したとき(混色時)の色ムラの発生といった現象を、極力抑制することができる。
請求項2に係る発明では、導光部を、それぞれ専用の反射面によって構成している。このため、2つの光源が発した照明光を、それぞれ専用の反射面によって、個別に細長い透光部へ導くことができる。それぞれの反射面の構成や配置を適宜に設定することにより、照明光切り替え時の輝度のバランスの変化や、混色時の色ムラの発生を、容易に抑制して、任意の照明表示状態を実現することができる。
請求項3に係る発明では、導光部は、第1第2の光源がそれぞれ発した照明光を透光部へ個別に導く、導光体によって構成されている。導光体における第1第2の入射面、第1、第2の反射面、出射面を適宜に設定することにより、照明光切り替え時の輝度のバランスの変化や、混色時の色ムラの発生を、容易に抑制して、任意の照明表示状態を実現することができる。
請求項4に係る発明では、第1、第2の光源がそれぞれ発した各照明光は第1、第2の反射面によって反射されて基板の反射面へと各々導かれ、基板の反射面でさらに反射した各照明光が透光部を透過する。このため、第1、第2の反射面ら透光部へ照明光を効率よく出射することができる。
本発明の実施例1による発光装置の正面図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図2に示される発光装置の分解した斜視図である。 本発明の実施例2による発光装置の断面図である。 図4に示される発光装置の分解した斜視図である。 本発明の実施例3による発光装置の断面図である。 図6に示される発光装置の分解した斜視図である。 想定例の発光装置の正面図である。 図8の9−9線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例1>
実施例1について説明する。図1に示されるように、発光装置10は、例えば車両の各部位の異常状態が発生していないときに、各部位が正常状態にあることを、積極的に発光表示する、いわゆるアンビエント表示器である。この発光装置10は、車両の各部位の異常状態を警告表示する集中インジケータIGに組み込まれている。
図1〜図3に示されるように、この発光装置10は、前面パネル11と、この前面パネル11の表示面11aに有した透光部12と、この前面パネル11の裏側に離間して対面した平板状の基板13と、この基板13に実装された第1及び第2の光源14,15と、この第1及び第2の光源14,15と透光部12との間に位置した導光部16とを含む。
第1及び第2の光源14,15と導光部16とは、白色の合成樹脂製のケース17に収納されている。前面パネル11と基板13とケース17とによって囲まれた空間18のことを、空間部18という。この空間部18に第1及び第2の光源14,15と導光部16とが配置されている。
前面パネル11は、ポリカーボネート等の透光性樹脂の平板によって構成されている。この前面パネル11の表示面11aは、集中インジケータIGの表示面IGaと同方向を向き、視認者が目視する面であって、透光を遮る非透光層19によって全面的に覆われている。この非透光層19は、例えば前面パネル11に印刷によって形成された印刷層からなる。
透光部12は、第1及び第2の光源14,15からそれぞれ発せられた照明光31,32を、前面パネル11を透して透過することが可能な部分であって、例えば、前面パネル11及び非透光層19を貫通した貫通孔によって構成されている。
なお、この透光部12は次のように構成してもよい。つまり、前面パネル11の表示面11aの一部に、非透光層19によって覆われない透光部分を有することにより、この透光部分を透光部12とすることができる。この場合には、前面パネル11及び非透光層19を貫通する貫通孔は必要ない。
この透光部12は、平坦な表示面11aに沿って細長い(つまり、所定の仮想線である仮想水平ラインHLに沿って細長い)。この透光部12の形状は、表示面11a側から見て直線状又は円弧状である。この透光部12の縁は、一対の細長い長辺12a,12aと、一対の短い短辺12b,12bとからなる。
第1及び第2の光源14,15は、前面パネル11の裏側に位置したチップ型発光ダイオード(LED)によって構成されており、制御部21によって個別に点灯制御される。第1及び第2の光源14,15は、互いに色が異なる単色の光31,32(照明光31,32)を発する。例えば、第1の光源14が発する第1の照明光31の色は緑色であり、第2の光源15が発する第2の照明光32の色はアンバー色である。図1に示されるように、第1及び第2の光源14,15には、輝度50%のときの光照射領域角度が、光軸を中心として両側へそれぞれ略60°の指向性を有するものが採用されている。つまり、第1及び第2の光源14,15の光照射領域角度は略120°である。第1及び第2の光源14,15からそれぞれ発せられた照明光31,32は、透光部12を透過することが可能である。
図1〜図3に示されるように、第1の光源14と第2の光源15とは、細長い透光部12の長辺12aに対して両側に、対向し合って位置している。さらに、第1の光源14と第2の光源15とは、細長い透光部12の長手方向の略中央に位置することが、より好ましい。透光部12の一方の長辺12aから第1の光源14までの間隔と、透光部12の他方の長辺12aから第2の光源15までの間隔とは、同一である。換言すると、透光部12の中心点C1の真下にある基板13の基板中心点C2から等しい距離の位置に、第1及び第2の光源14,15がある。
導光部16は、第1及び第2の光源14,15がそれぞれ発した照明光31,32を透光部12へ個別に導くものである。この導光部16は、第1の反射板41と第2の反射板42とからなる。より詳しくは、導光部16は、第1の反射板41の反射面41aと、第2の反射板42の反射面42aとによって構成されている。
第1の反射板41は、第1の光源14が発した第1の照明光31のみを反射面41aによって透光部12へ導く、第1の光源14専用の導光部材である。第2の反射板42は、第2の光源15が発した第2の照明光32のみを反射面42aによって透光部12へ導く、第2の光源15専用の導光部材である。
第1の反射板41と第2の反射板42とは、細長い透光部12の長辺12aに対して両側に、つまり透光部12を挟んで両側に、対向し合って位置している。第1及び第2の反射板41,42の各反射面41a,42aは、透光部12の長手方向から見て、互いに対向し合う凹状に、且つ基板13に対して凹状に形成されてなる。例えば、第1及び第2の反射板41,42は、概ね1/4円弧状断面の部材である。さらに、第1及び第2の反射板41,42は、細長い透光部12の長辺12aに沿って細長く延びている。この第1及び第2の反射板41,42の長手方向の両端は、透光部12の短辺12b,12bに位置している。
第1及び第2の反射板41,42は、ケース17(図2参照)に取り付けられている。なお、この第1及び第2の反射板41,42は、ケース17と一体形成された構成であってもよい。
前記基板13は、第1及び第2の反射板41,42によって反射された各照明光31,32を反射する反射面13aを有する。基板13の反射面13aによって反射された各照明光31,32は、最終的に透光部12へ向かう。
次に、上記構成の実施例1の作用を説明する。図2に示されるように、制御部21は第1の光源14と第2の光源15のいずれか一方のみを点灯、又は両方を同時に点灯するように制御する。
第1の光源14が発した第1の照明光31は、第1の反射板41の反射面41aによって反射されて基板13の反射面13aに向かう。第1の照明光31は、基板13の反射面13aによって更に反射される。第1の反射板41の反射面41aと基板13の反射面13aとの間で反射された第1の照明光31は、最終的に透光部12へ向かい、この透光部12から外方へ透過される。
一方、第2の光源15が発した第2の照明光32は、第2の反射板42の反射面42aによって反射されて基板13の反射面13aに向かう。第2の照明光32は、基板13の反射面13aによって更に反射される。第2の反射板42の反射面42aと基板13の反射面13aとの間で反射された第2の照明光32は、最終的に透光部12へ向かい、この透光部12から外方へ透過される。
このように、第1及び第2の光源14,15が発した各照明光31,32を、それぞれ専用の反射面41a,42aによって、個別に細長い透光部12へ導くことができる。それぞれの反射面41a,42aの構成や配置を適宜に設定することにより、照明光切り替え時の輝度のバランスの変化や、混色時の色ムラの発生を、容易に抑制して、任意の照明表示状態を実現することができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。互いに色が異なる照明光31,32を発する第1の光源14と第2の光源15とは、細長い透光部12の長辺12aに対して両側に、対向し合って位置している。細長い透光部12と第1及び第2の光源14,15との間に位置している導光部16は、2つの光源14,15がそれぞれ発した照明光31,32を細長い透光部12へ「個別に」導く。このため、2つの光源14,15がそれぞれ発した各照明光31,32を、細長い透光部12から任意の適切な照明状態で出射するように、導光部16の構成や配置を設定することができる。特に、この場合、基板中心点C2から等距離の位置に第1の光源14と第2の光源15とが位置しているので、細長い透光部12へと至る第1の照明光31の輝度と、細長い透光部12へと至る第2の照明光32の輝度とは、略同一となる。従って、2つの光源14,15が発する照明光31,32を切り替えたとき(照明光切り替え時)の、照明光31,32の輝度のバランスの変化や、2つの光源14,15が同時に照明光31,32を発したとき(混色時)の色ムラの発生といった現象を、極力抑制することができる。
<実施例2>
本発明の実施例2の発光装置10Aを図4及び図5に基づいて説明する。なお、上記図1に示される実施例1の構成は、実施例2でも同じである。図4は図2に対応させて表している。図5は図3に対応させて表している。
実施例2の発光装置10Aは、図2及び図3に示される実施例1の導光部16を、図4及び図5に示される導光部16Aに変更したことを特徴とし、その他の基本的な構成については、実施例1による発光装置10と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
実施例2の導光部16Aは、第1及び第2の光源14,15がそれぞれ発した照明光31,32を細長い透光部12へ個別に導く、単一の導光体50によって構成されている。この導光体50は空間部18に配置されている。実施例2では、基板13は反射面13a(図2参照)を必要としない。
導光体50は、アクリル樹脂等の無色透光性の材料によって構成された一体成型品であって、ケース17に取り付けられている。導光体50は、透光部12の長手方向から見て略逆U字状断面に形成されてなるとともに、細長い透光部12の長辺12aに沿って細長く延びている。導光体50の長手方向の両端は、透光部12の短辺12b,12bに位置している。
以下、導光体50について詳しく説明する。この導光体50は、前面パネル11の裏面11bに対面している平板状の本体51と、この本体51の一端のコーナーから第1の光源14へ向かって延びた第1入射部52と、この本体51の他端のコーナーから第2の光源15へ向かって延びた第2入射部53とからなる。第1入射部52と第2入射部53とは、細長い透光部12の長辺12aに対して両側に、対向し合って位置している。
本体51は、前面パネル11の裏面11bの近傍に位置し、透光部12の長辺12aに沿って細長く延びた略矩形状の部分である。第1入射部52の先端面52aは、第1の照明光31を入射することが可能な「第1の入射面52a」をなす。第2入射部53の先端面53aは、第2の照明光32を入射することが可能な「第2の入射面53a」をなす。本体51のなかの、前面パネル11の裏面11bに対面する面51aは、第1及び第2の入射面52a,53aから入射した第1及び第2の照明光31,32を透光部12へ出射することが可能な「出射面51a」をなす。
本体51と第1入射部52とのコーナーには、第1の入射面52aから入射した第1の照明光31を反射する、第1の反射面54が形成されてなる。本体51と第2入射部53とのコーナーには、第2の入射面53aから入射した第2の照明光32を反射する、第2の反射面55が形成されてなる。この第1及び第2の反射面54,55は、傾斜面である。
以上の説明から明らかなように、この導光体50は、第1の照明光31を入射する第1の入射面52aと、この第1の入射面52aから入射した第1の照明光31を反射する第1の反射面54と、第2の照明光32を入射する第2の入射面53aと、この第2の入射面53aから入射した第2の照明光32を反射する第2の反射面55と、第1及び第2の反射面54,55からそれぞれ反射された第1及び第2の照明光31,32を出射する出射面51aとを有している。
次に、上記構成の実施例2の作用を説明する。図4に示されるように、第1の光源14が発した第1の照明光31は、第1の入射面52aから入射して第1入射部52を透過し、第1の反射面54によって本体51内へ反射される。本体51内で反射を繰り返しつつ透過した第1の照明光31は、最終的に出射面51aの概ね中央から出射して、透光部12へ向かい、この透光部12から外方へ透過される。
一方、第2の光源15が発した第2の照明光32は、第2の入射面53aから入射して第2入射部53を透過し、第2の反射面55によって本体51内へ反射される。本体51内で反射を繰り返しつつ透過した第2の照明光32は、最終的に出射面51aの概ね中央から出射して、透光部12へ向かい、この透光部12から外方へ透過される。
実施例2によれば、導光部16Aは、第1及び第2の光源14,15がそれぞれ発した第1及び第2の照明光31,32を細長い透光部12へ個別に導く、導光体50によって構成されている。このため、第1及び第2の照明光31,32を、それぞれ専用の反射面54,55によって、個別に細長い透光部へ導くことができる。それぞれの反射面54,55の構成や配置を適宜に設定することにより、照明光切り替え時の輝度のバランスの変化や、混色時の色ムラの発生を、容易に抑制して、任意の照明表示状態を実現することができる。
その他の作用、効果は実施例1と同等であり、説明を省略する。
<実施例3>
本発明の実施例3の発光装置10Bを図6及び図7に基づいて説明する。なお、上記図1に示される実施例1の構成は、実施例3でも同じである。図6は図4に対応させて表している。図7は図5に対応させて表している。
実施例3の発光装置10Bは、図4及び図5に示される実施例2の導光部16Aを、図6及び図7に示される導光部16Bに変更するとともに、この導光部16Bの凸条部57によって透光部を構成したことを特徴とし、その他の基本的な構成については、実施例2による発光装置10Aと共通する。実施例2と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
実施例3の導光部16Bは、導光体50Bによって構成されている。この導光体50Bの基本的な構成は、図4及び図5に示される実施例2の導光体50と同じである。実施例3の導光体50Bは、透光性の凸条部57(凸部57)を一体的に有していることを特徴とする。例えば、凸条部57は導光体50Bに一体形成されてなる。詳しく説明すると、この透光性の凸条部57は、本体51の出射面51aから前面パネル11へ向かって突出している。この凸条部57は、導光体50Bの長手方向の全体にわたって細長く形成されてなる。凸条部57の先端面57aは平坦である。
さらに実施例3では、図4及び図5に示される実施例2の透光部12の代わりに、貫通孔12Bを有する。実施例2の貫通孔からなる透光部12の構成に対して、実施例3の貫通孔12Bの構成は同じである。詳しく説明すると、この貫通孔12Bは、平坦な表示面11aに沿って細長い(つまり、所定の仮想線である仮想水平ラインHLに沿って細長い)。この貫通孔12Bの形状は、表示面11a側から見て直線状又は円弧状である。この貫通孔12Bの縁は、一対の細長い長辺12aB,12aBと、一対の短い短辺12bB,12bBとからなる。
凸条部57は、貫通孔12Bに対して実質的に(基本的に)ほぼ隙間無く嵌合可能な形状と大きさに設定されている。凸条部57が貫通孔12Bに嵌め込まれた構成において、凸条部57の先端面57aは前面パネル11の表示面11aに対して同一又は若干突出している。
次に、上記構成の実施例3の作用を説明する。図6に示されるように、第1及び第2の光源14,15が発した照明光31,32は、導光体50Bの各入射面52a,53aから入射し、本体51内から凸条部57を透過して、この凸条部57の先端面57aから外方へ透過される。
実施例3によれば、細長い透光部は、導光体50Bに一体形成された透光性の凸条部57によって構成されている。このため、導光体50Bから細長い透光部(凸条部57)へ照明光31,32を効率よく出射することができる。その他の作用、効果は実施例2と同等であり、説明を省略する。
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の発光装置10,10A,10Bは、自動車等の車両用集中インジケータIGに採用するのに好適である。
10 発光装置(実施例1)
10A 発光装置(実施例2)
10B 発光装置(実施例3)
11 前面パネル
11a 表示面
12 透光部
12a 長辺
14 第1の光源
15 第2の光源
16 導光部(実施例1)
16A 導光部(実施例2)
16B 導光部(実施例3)
31 第1の照明光
32 第2の照明光
41 第1の反射板
41a 反射面
42 第2の反射板
42a 反射面
50 導光体(実施例2)
50B 導光体(実施例3)
51a 出射面
52a 第1の入射面
53a 第2の入射面
54 第1の反射面
55 第2の反射面
57 凸条部

Claims (4)

  1. 細長い透光部を有した前面パネルと、この前面パネルの裏側に位置して互いに色が異なる照明光を発する第1第2の光源とを含み、この第1第2の光源からそれぞれ発せられた前記照明光が前記透光部を透過する発光装置であって、
    前記第1の光源と前記第2の光源とは、前記透光部の長辺に対して両側に、対向し合って位置し、
    前記透光部と前記第1第2の光源との間には、前記第1第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光を前記透光部へ個別に導く導光部が位置し
    前記透光部の中心点から前記第1の光源までの距離と前記中心点から前記第2の光源までの距離とが等しいことを特徴とする発光装置。
  2. 前記導光部は、前記第1第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光を個別に反射する第1第2の反射面によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記導光部は、前記第1第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光を前記透光部へ個別に導く、導光体によって構成されており、
    この導光体は、前記第1の照明光を入射する第1の入射面と、この第1の入射面から入射した前記第1の照明光を反射する第1の反射面と、前記第2の照明光を入射する第2の入射面と、この第2の入射面から入射した前記第2の照明光を反射する第2の反射面と、前記第1第2の反射面からそれぞれ反射された前記第1第2の照明光を出射する出射面とを有していることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  4. 前記第1、第2の光源が実装される基板を備え、
    前記第1、第2の光源がそれぞれ発した前記各照明光は前記第1、第2の反射面によって反射されて前記基板の反射面へと各々導かれ、前記基板の反射面でさらに反射した前記各照明光が前記透光部を透過することを特徴とする請求項記載の発光装置。
JP2016208088A 2016-10-24 2016-10-24 発光装置 Active JP6766591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016208088A JP6766591B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016208088A JP6766591B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018069768A JP2018069768A (ja) 2018-05-10
JP6766591B2 true JP6766591B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=62113548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016208088A Active JP6766591B2 (ja) 2016-10-24 2016-10-24 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6766591B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113892028A (zh) * 2020-04-28 2022-01-04 佳能医疗系统株式会社 被检体检查装置以及被检体检查系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018069768A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10401555B2 (en) Light guide plate, display device and game machine
JP7135166B2 (ja) リフレクタ、リフレクタを有するヘッドアップディスプレイ、およびヘッドアップディスプレイを搭載した車両
US7356211B2 (en) Lighting system
TW201627964A (zh) 可出現光紋圖案之電子裝置
JP6244904B2 (ja) 導光体、発光装置および遊技機
JP2021176014A (ja) 表示装置
EP2202547B1 (en) Display device
JP2010149762A (ja) 照明装置
JP2019061128A (ja) 表示装置およびヘッドアップ表示装置
JP2010040351A (ja) 導光板及び面発光装置
JP6766591B2 (ja) 発光装置
JP2004325530A (ja) 発光素子式複合表示装置
US20110018440A1 (en) Lighting unit, lighting method, and external storage device equipped with lighting unit
CN112789195A (zh) 用于车辆内部照明的光学系统
JP2005345548A (ja) 内照式表示構造及び内照式表示方法
JP6327465B2 (ja) 発光装置
JP6645218B2 (ja) 表示装置
WO2018074333A1 (ja) スイッチ装置
KR20150108213A (ko) 조명 장치
US11608954B2 (en) Vehicle lamp structure having a housing with a light diffusion unit, a cover unit, and a light guide
JP6984334B2 (ja) 発光装置
US11590879B2 (en) Vehicle lamp body device
JP5822740B2 (ja) 面光源装置
JP3182212U (ja) 照光表示装置
JP5392271B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6766591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150