JP6766492B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
そして、ナット9に可動リング12を挿通し、雌ねじ11をフランジ2の雄ねじ10に螺入して締め付け、フランジ2のOリング5に可動リング12のフランジ13を圧接し、フランジ2の端面3とフランジ13の端面14との間に間隙を保持する。
次に、可動リング12内に管6を挿通してOリング8を可動リング12の内周面に圧接し、可動リング12の内周面と管6の外周面との間に間隙を保持する。
その上、第1の管及び第2の管を流体の流路とする場合、Oリング5,8に流体圧が作用することから、流体圧が高い場合には封止のためにOリング5,8の硬度を上げる必要があるので、摺動抵抗が高くなる。
その上さらに、前記摺動による摩耗により、管路内に摩耗粉が混入する。
以上のとおり、特許文献1のような管継手を電気機械装置間における第1の管及び第2の管の接続に用いる場合、長期間にわたって高い信頼性を確保することができない。
第1の管及び第2の管の接続部が、大径円筒部、及び前記大径円筒部の内径よりも外径が小さい小径円筒部を備え、
前記大径円筒部及び前記小径円筒部を接続する管継手であって、
前記大径円筒部に外嵌する円筒部、及びこの円筒部の軸方向端部から内方へ延出する内側フランジ部を含む、金属製の外径側芯金と、
前記小径円筒部に外嵌する円筒部、及びこの円筒部の軸方向端部から外方へ延出する、前記内側フランジ部の径方向内方に位置する外側フランジ部を含む、金属製の内径側芯金と、
前記内側フランジ部と前記外側フランジ部を繋ぐ円環状であり、軸方向及び径方向を含む平面で切断した断面が、軸方向に開口部が向く略U字状を成す連結部を含む、ゴム製の連結体と、
を備えることを特徴とする。
よって、組付け時における、径方向の相対的位置ずれ、軸方向の相対的位置ずれ、及び倒れ方向の相対的位置ずれ等、様々な方向の位置ずれを、前記形状の連結部を含むゴム製の連結体の弾性変形により吸収できる。
その上、管継手により、電気機械装置間における第1の管及び第2の管を接続した場合であっても、電気機械装置の運転状態で常時負荷される、径方向の振動、軸方向振動、及び倒れ方向の振動等、様々な方向の振動を、前記形状の連結部を含むゴム製の連結体の弾性変形により吸収できる。
よって、特許文献1の管継手のような摺動による摩耗が発生しないとともに、電気機械装置の運転状態で常時負荷される振動により発生する応力をゴム製の連結体により緩和して疲労破壊を防止できるので、長期間にわたって高い信頼性を確保することができる。
その上さらに、外径側芯金の円筒部を大径円筒部に外嵌し、内径側芯金の円筒部を小径円筒部に外嵌することにより、管継手の装着が完了することから、特許文献1のようにナットを螺合する作業が不要になるので、管継手の装着が容易になる。
このような構成によれば、管継手の内径側芯金の内側フランジ部に小径円筒部の軸方向端面に当止するので、小径円筒部に対して内径側芯金が軸方向に位置決めされるとともに、管継手が抜け止めされる。
前記連結体は、前記内側フランジ部及び前記外側フランジ部に対して、前記当止部と軸方向の反対側に前記連結部を備えるのが一層好ましい。
このような構成によれば、第1の管及び第2の管を流体の流路とした場合に、前記当止部により流体圧を受け止めることができる。
このような構成によれば、大径円筒部外周面のOリングにより外径側芯金の円筒部との間が封止されるとともに、小径円筒部外周面のOリングにより内径側芯金の円筒部との間が封止されるので、第1の管及び第2の管を流体の流路とした場合に、流体の漏れを防止できる。
なお、本明細書において、第1の管及び第2の管の管路方向を「軸方向」、軸方向に直交する方向を「径方向」とし、軸方向から見た図を正面図とする。
大径円筒部A及び小径円筒部Bを接続する管継手1は、外径側芯金2及び内径側芯金3、並びに連結体4からなる。
なお、前記接続部Cである大径円筒部A及び小径円筒部Bとしては、軸方向長さが短い円環状のものも含む。
また、連結体4は、ゴム製であり、外径側芯金2及び内径側芯金3に加硫接着して一体化される。
あるいは、前記加硫接着は、金属製の芯金2,3の表面の所定範囲に熱硬化性樹脂接着剤を塗布し、下部金型に芯金2,3をセットして上部金型を閉じた状態で、液状化した生ゴム材料をキャビティに充填する射出成形(インジェクション(加硫)成形)によっても行うことができる。
また、前記ゴムの材料としては、耐油性の良好なゴム素材として、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、アクリルゴム(ACM)、エチレン・アクリルゴム(AEM)、フッ素ゴム(FKM、FPM)、シリコーンゴム(VQM)等のゴムから、1種、あるいは2種以上のゴムを適当にブレンドして使用することができる。
また、ゴム材料の練り加工性、加硫成形性、芯金2,3との接着性を考慮した場合、他種のゴム、例えば、液状NBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)等とブレンドして使用することも好ましい使用態様である。
また、管継手1を構成する内径側芯金3は、円筒部3A、円筒部3Aの一方の軸方向端部から外方へ延出する外側フランジ部3B、及び円筒部3Aの他方の軸方向端部から内方へ延出する内側フランジ部3Cからなる。
さらに、管継手1を構成する連結体4は、内側フランジ部2Bと外側フランジ部3Bを繋ぐ円環状であり、軸方向及び径方向を含む平面で切断した断面が、図4の縦断面側面図のように略U字状の連結部5、並びに、内側フランジ部2B及び外側フランジ部3Bに対して、連結部5と軸方向の反対側に突出する、外径側の当止部6及び内径側の当止部7を備える。なお、外径側の当止部6及び内径側の当止部7は、これらの一方のみを備えるようにしてもよい。
外径側芯金2の円筒部2Aを大径円筒部Aに外嵌し、内径側芯金3の円筒部3Aを小径円筒部Bに外嵌することにより、管継手1の装着が完了することから、特許文献1のようにナットを螺合する作業が不要になるので、管継手1の装着が容易になる。
このように管継手1を大径円筒部A及び小径円筒部Bに装着した状態では、大径円筒部Aの外周面の凹溝9Aに装着したOリング9Bにより外径側芯金2の円筒部2Aとの間が封止され、小径円筒部Bの外周面の凹溝10AにOリング10Bにより内径側芯金3の円筒部との間が封止されるので、第1の管T1及び第2の管T2を流体の流路とした場合に、流体の漏れを防止できる。
さらに、大径円筒部Aの軸方向端面に向かって突出する連結体4の当止部6,7が大径円筒部Aの軸方向端面に当止するので、第1の管T1及び第2の管T2を流体の流路とした場合に、当止部6,7により流体圧を受け止めることができる。
よって、図5の部分縦断面側面図に示す、組付け時における径方向の相対的位置ずれ(図中の径方向偏芯量D参照)を、前記断面が略U字状の連結部5の弾性変形により吸収できる。
その上、前記断面が略U字状の連結部5の弾性変形により、径方向の相対的位置ずれ以外であっても、軸方向の相対的位置ずれ及び倒れ方向の相対的位置ずれ等、様々な方向の位置ずれを吸収できる。
よって、特許文献1の管継手のような摺動による摩耗が発生しないとともに、電気機械装置の運転状態で常時負荷される振動により発生する応力を、前記断面が略U字状の連結部5の弾性変形により緩和して疲労破壊を防止できるので、長期間にわたって高い信頼性を確保することができる。
2 外径側芯金
2A 円筒部
2B 内側フランジ部
3 内径側芯金
3A 円筒部
3B 外側フランジ部
3C 内側フランジ部
4 連結体
5 連結部
6,7 当止部
8 段部
9A,10A 凹溝
9B,10B Oリング
A 大径円筒部
B 小径円筒部
C 接続部
D 径方向偏芯量
T1 第1の管
T2 第2の管
Claims (4)
- 第1の管及び第2の管の接続部が、大径円筒部、及び前記大径円筒部の内径よりも外径が小さい小径円筒部を備え、
前記大径円筒部及び前記小径円筒部を接続する管継手であって、
前記大径円筒部に外嵌する円筒部、及びこの円筒部の軸方向端部から内方へ延出する内側フランジ部を含む、金属製の外径側芯金と、
前記小径円筒部に外嵌する円筒部、及びこの円筒部の軸方向端部から外方へ延出する、前記内側フランジ部の径方向内方に位置する外側フランジ部を含む、金属製の内径側芯金と、
前記内側フランジ部と前記外側フランジ部を繋ぐ円環状であり、軸方向及び径方向を含む平面で切断した断面が、軸方向に開口部が向く略U字状を成す連結部を含む、ゴム製の連結体と、
を備えることを特徴とする管継手。
- 前記内径側芯金は、前記外側フランジ部が外方へ延出する前記円筒部の軸方向端部と反対側の軸方向端部から内方へ延出する内側フランジ部をさらに備える、
請求項1記載の管継手。 - 前記連結体は、外径側及び内径側の少なくともどちらかに、前記大径円筒部の軸方向端面に当止する当止部をさらに備え、
前記連結体は、前記内側フランジ部及び前記外側フランジ部に対して、前記当止部と軸方向の反対側に前記連結部を備える、
請求項1又は2記載の管継手。 - 前記外径側芯金の円筒部が外嵌される、前記大径円筒部の外周面に凹溝を形成してOリングを装着するとともに、前記内径側芯金の円筒部が外嵌される、前記小径円筒部の外周面に凹溝を形成してOリングを装着してなる、
請求項1〜3の何れか1項に記載の管継手。
Priority Applications (1)
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JP2016141415A JP6766492B2 (ja) | 2016-07-19 | 2016-07-19 | 管継手 |
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JP2018013139A JP2018013139A (ja) | 2018-01-25 |
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