JP6766434B2 - デバイス選択方法、デバイス選択プログラム及びデバイス選択装置 - Google Patents

デバイス選択方法、デバイス選択プログラム及びデバイス選択装置 Download PDF

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Description

本発明は、デバイス選択方法、デバイス選択プログラム及びデバイス選択装置に関する。
人が携帯するデバイス、例えばスマートフォンやウェアラブルデバイスなどを通じて各種のログを収集する技術がある。例えば、人間の生活、行いや体験を、映像、音声および位置情報などのデジタルデータとして記録するライフログなどが知られている。
特開2013−5294号公報 特開2011−61264号公報 特開2012−124881号公報 特開2009−296433号公報
しかしながら、上記の技術では、デバイスで映像や音声などが継続してセンシングされることになるので、バッテリの消費が激しくなってしまう一面がある。
1つの側面では、本発明は、バッテリを節約できるデバイス選択方法、デバイス選択プログラム及びデバイス選択装置を提供することを目的とする。
一態様では、デバイス選択方法は、ユーザが携帯する第1のデバイスから第1のメディアデータを収集し、前記第1のデバイスと異なる第2のデバイスから第2のメディアデータを収集し、前記第1のメディアデータ及び前記第2のメディアデータの間で類似度を算出し、前記類似度に基づいて、メディアデータのセンシングに用いるデバイスとして、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスのうちのいずれかのデバイスを選択する処理がコンピュータにより実行される。
1つの側面として、バッテリを節約できる。
図1は、実施例1に係るデータ収集システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係るサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、デバイスデータの一例を示す図である。 図4は、実施例1に係るデバイス選択処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、実施例1及び実施例2に係るデバイス選択プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して本願に係るデバイス選択方法、デバイス選択プログラム及びデバイス選択装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[データ収集システム]
図1は、実施例1に係るデータ収集システムの構成例を示す図である。図1に示すデータ収集システム1は、ユーザデバイス30又は代行デバイス50A〜50Cを用いて、人間の生活、行いや体験を映像または音声などのメディアデータとして収集するデータ収集サービス、例えばライフログなどのようなサービスを提供するものである。なお、以下では、あくまで一例として、ユーザデバイス30が起動中である期間にわたってメディアデータの収集および記録がバックグラウンドで自動的に行われる場合を例に挙げて説明を行う。
図1に示すように、データ収集システム1には、サーバ装置10と、ユーザデバイス30と、代行デバイス50A〜50Cとが含まれる。図1には、1つのユーザデバイス30と、3つの代行デバイス50A〜50Cとを例示したが、任意の数のユーザデバイス及び代行デバイスがサーバ装置10に収容されることとしてもかまわない。以下では、代行デバイス50A〜50Cを総称する場合に「代行デバイス50」と記載する場合がある。
サーバ装置10と、ユーザデバイス30及び代行デバイス50との間は、ネットワーク2を介して接続される。かかるネットワーク2は、有線または無線を問わず、任意の通信網により構築することができるが、その一部に移動体通信網、いわゆるモバイルネットワークが含まれることとしてもかまわない。例えば、ネットワーク2には、ユーザデバイス30を収容するセルに対応する最寄りの基地局が含まれることとしてもかまわない。
サーバ装置10は、ユーザデバイス30に上記のデータ収集サービスを提供するコンピュータである。
一実施形態として、サーバ装置10は、パッケージソフトウェア又はオンラインソフトウェアとして、上記のデータ収集サービスを実現するデータ収集プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、サーバ装置10は、上記のデータ収集サービスを提供するWebサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記のデータ収集サービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
ユーザデバイス30は、ユーザが携帯する端末装置である。
一実施形態として、ユーザデバイス30には、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末のみならず、タブレット端末やスレート端末などを採用することができる。このようにハンドヘルド型の携帯端末装置に限定されず、ユーザデバイス30には、ヘッドマウントディスプレイやスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを採用することができる。
ユーザデバイス30は、ユーザデバイス30に搭載されるセンサを用いて、音声や映像などのメディアデータをセンシングすることができる。例えば、音声のセンシングには、ユーザデバイス30に搭載されたマイクロフォンを用いることができる。このマイクロフォンは、特定の方向への指向性を有するものであってもよいし、無指向性のものであってもかまわない。また、映像のセンシングには、ユーザデバイス30に搭載されたカメラを用いることができる。このカメラによって撮像される映像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
代行デバイス50は、メディアデータのセンシングを代行するデバイスである。
一実施形態として、代行デバイス50には、据置き型または設置型のデバイスを採用することができる。例えば、入退室管理、監視や認証などを実現する観点から、区画や施設などの環境にマイク付きのカメラが設けられる場合がある。このようなマイク付きのカメラは、ユーザデバイス30で実施されるメディアデータのセンシングをサーバ装置10からの指示にしたがって代行することができる。この他、マイクロフォンがマイク端子を介して接続された据置き型またはノート型のコンピュータ、例えばパーソナルコンピュータを代行デバイス50として実装することもできる。さらに、ゲートウェイ装置などの中継装置においてもUSB(Universal Serial Bus)端子を介して各種のデバイスを接続できるものが多いので、これを代行デバイス50として実装することもできる。なお、ここでは、説明の便宜上、あくまで一例として、代行デバイス50が据置き型または設置型のデバイスである場合を例示するが、後述の通り、他のユーザにより携帯されるユーザデバイスを代行デバイス50とすることができる点を付言しておく。
ここで、本実施例に係るサーバ装置10は、上記のデータ収集サービスの一環として、ユーザが携帯するユーザデバイス及び他のデバイスの間でメディアデータの類似度が閾値以上であるか否かにより、メディアデータをセンシングさせるデバイスを選択するデバイス選択サービスを提供する。
すなわち、上記のユーザデバイス30は、必ずしも外部電源に接続された状態で稼働できるとは限らず、バッテリから供給される電力により稼働する。このような状況の下、マイクやカメラが連続して駆動されると、バッテリの消費が激しくなる。この結果、ユーザデバイス30のバッテリの持続時間が短くなったり、メディアデータのセンシング以外の用途でのユーザデバイス30の使用が制限されたりする。
このことから、サーバ装置10は、メディアデータのセンシングをユーザデバイス30の周囲に存在する代行デバイス50に代行させる。例えば、図1には、一例として、3つの代行デバイス50A、50B及び50Cが領域A、領域Bおよび領域Cに設置されている。このように、代行デバイス50A、50B及び50Cの3つの他のデバイスにユーザデバイス30におけるメディアデータのセンシングを代行させうる状況にある。例えば、図1に示す通り、ユーザデバイス30が領域Aに位置する場合、代行デバイス50Aにユーザデバイス30におけるメディアデータのセンシングを代行させることも考えられる。
このとき、サーバ装置10は、代行デバイス50Aにユーザデバイス30におけるメディアデータのセンシングを直ちに代行させるとは限らない。なぜなら、ユーザデバイス30及び代行デバイス50Aが一定の範囲内に存在するからといって必ずしも両者でセンシングされるメディアデータまでもが類似するとは限らないからである。
よって、サーバ装置10は、ユーザデバイス30によりセンシングされるメディアデータとの間で類似度が閾値以上であるメディアデータをセンシングできる代行デバイス50が存在する場合に始めてその代行デバイスにメディアデータのセンシングを代行させる。その一方で、サーバ装置10は、ユーザデバイス30によりセンシングされるメディアデータとの間で類似度が閾値未満であるメディアデータしかセンシングできない代行デバイス50ばかりである場合、ユーザデバイス30にメディアデータをセンシングさせる。
以上のデバイス選択により、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で互いが類似するメディアデータがセンシングされる場合に絞って代行デバイス50にユーザデバイス30のメディアデータのセンシングを代行させることができる。したがって、本実施例に係るサーバ装置10によれば、バッテリを節約できる。さらに、バッテリの節約を実現するにあたって、ユーザデバイス30を携帯するユーザに関する生活、行いや体験をコンテンツとして含むメディアデータをセンシングできる可能性も高めることができる。
[サーバ装置10の構成]
図2は、実施例1に係るサーバ装置10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ装置10は、通信I/F(InterFace)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。なお、図2には、データの授受の関係を表す実線が示されているが、図2には、説明の便宜上、最小限の部分について示されているに過ぎない。すなわち、各処理部に関するデータの入出力は、図示の例に限定されず、図示以外のデータの入出力、例えば処理部及び処理部の間、処理部及びデータの間、並びに、処理部及び外部装置の間のデータの入出力が行われることとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えばユーザデバイス30や代行デバイス50との間で通信制御を行うインタフェースである。
一実施形態として、通信I/F部11には、LAN(Local Area Network)カードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部11は、メディアデータのセンシング指示をユーザデバイス30または代行デバイス50へ送信したり、ユーザデバイス30または代行デバイス50によりセンシングされたメディアデータを受信したりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)を始め、上記のデータ収集サービス、その一環として実行されるデバイス選択サービスを実現するアプリケーションプログラムなどの各種プログラムに用いられるデータを記憶する記憶デバイスである。
一実施形態として、記憶部13は、サーバ装置10における補助記憶装置として実装することができる。例えば、記憶部13には、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスクやSSD(Solid State Drive)などを採用できる。なお、記憶部13は、必ずしも補助記憶装置として実装されずともよく、サーバ装置10における主記憶装置として実装することもできる。この場合、記憶部13には、各種の半導体メモリ素子、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリを採用できる。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、デバイスデータ13aと、メディアデータ13bとを記憶する。これらデバイスデータ13a及びメディアデータ13b以外にも、ユーザもしくはそのグループに関する属性情報の他、各種サービスに関する定義、例えばユーザごとにユーザデバイス30でセンシングさせるメディアデータの種類(音声、映像、音声+映像など)、サービスの適用期間などの情報も併せて記憶することもできる。
デバイスデータ13aは、各種のデバイスに関するデータである。ここでは、一例として、上記のユーザデバイス30及び上記の代行デバイス50の両方を併せて1つのデータとして扱う場合を例示するが、これらを2つに分離することとしてもかまわない。
一実施形態として、デバイスデータ13aには、デバイスID(IDentification)、機能、位置、ユーザID、電源接続およびバッテリ残量などの項目を含むデータを採用できる。ここで言う「デバイスID」とは、デバイスの識別情報を指す。このデバイスIDには、任意の体系の識別子を採用できる。例えば、データ収集システム1によって採番されるIDを用いることもできれば、各デバイスが持つ個体の識別番号、例えば製造番号などをデバイスIDとして用いることもできる。また、「機能」とは、デバイスが有する機能の中でもセンシングに関する機能の搭載状況を指す。ここでは、一例として、音声のメディアデータをセンシングできるデバイスには「録音」、映像のメディアデータをセンシングできるデバイスには「カメラ」、音声および映像のメディアデータをセンシングできるデバイスには「録音+カメラ」と表される例を示す。また、「位置」とは、デバイスの現在位置を指し、例えば、緯度および経度などのグローバル座標系で表すこともできるし、位置が識別可能である地名、施設名や区画名などにより表すこともできる。また、「ユーザID」とは、ユーザデバイス30のユーザの識別情報を指す。また、「電源接続」とは、商用電源等の外部電源への接続状態を指す。ここでは、一例として、外部電源と接続されているデバイスが「○」と表される一方で、外部電源と接続されていないデバイス、言い換えればバッテリで駆動するデバイスが「×」と表される例を示す。また、「バッテリ残量」とは、デバイスのバッテリの残量を指し、あくまで一例として、バッテリの容量に対する残量の割合で表すことができる。
図3は、デバイスデータ13aの一例を示す図である。図3には、一例として、D001〜D007で識別される7つのデバイスに関するデータが抜粋して示されている。図3に示すデバイスデータ13aでは、ユーザIDのフィールドにエントリがあるレコード、すなわちD001、D005及びD007のデバイスがユーザデバイス30である一方で、ユーザIDのフィールドにエントリがないレコード、すなわちD001、D005及びD007以外のデバイスが代行デバイス50であることを意味する。また、図3に示すデバイスデータ13aでは、D001及びD005のデバイスが外部電源に接続されていない一方で、D001及びD005以外のデバイスが外部電源に接続されていることを意味する。さらに、D001、D005及びD007の3つのユーザデバイス30のうち、D001のユーザデバイス30のバッテリ残量が「80%」であり、D007のユーザデバイス30のバッテリ残量が「100%」であるのに対し、D005のユーザデバイス30のバッテリ残量が「20%」まで消費されていることを意味する。
なお、ここでは、一例として、デバイスデータ13aがテーブル形式で格納される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、デバイスデータ13aは、XMLなどのマークアップ言語によりタグ形式で記述されるデータであってもよいし、CSVなどのようにカンマや改行により記述されるデータであってもかまわない。
メディアデータ13bは、音声や映像などのデータである。
一実施形態として、メディアデータ13bは、ユーザデバイス30や代行デバイス50から収集されるデータであり、いずれのユーザに関するデータであるのかが識別可能な状態で記憶部13に格納される。例えば、記憶部13には、音声、静止画、動画、音声付きの動画のいずれかのファイルごとにファイル名またはファイルのメタデータにユーザIDまたはデバイスIDなどの識別子が記述された状態で格納される。このように記憶部13に記憶されるメディアデータ13bは、一例として、ユーザデバイス30または代行デバイス50がストリーミングの過程で実施した圧縮符号化に対応する復号化が行われた後に保存される。
制御部15は、各種のプログラムや制御データを格納する内部メモリを有し、これらによって各種の処理を実行するものである。
一実施形態として、制御部15は、中央処理装置、いわゆるCPU(Central Processing Unit)として実装される。なお、制御部15は、必ずしも中央処理装置として実装されずともよく、MPU(Micro Processing Unit)として実装されることとしてもよい。また、制御部15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
制御部15は、図示しない主記憶装置として実装されるDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などのRAMのワークエリア上に、記憶部13に上記のデータ収集サービスを実現するアプリケーションプログラムとして記憶されたデータ収集プログラムをプロセスとして展開することにより、下記の処理部を仮想的に実現する。
例えば、制御部15は、図2に示すように、位置取得部15aと、検索部15bと、データ収集部15cと、算出部15dと、選択部15eとを有する。
位置取得部15aは、ユーザデバイス30の位置情報を取得する処理部である。
一実施形態として、位置取得部15aは、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aに含まれるユーザデバイス30、すなわちユーザIDの登録が行われたレコードごとに、当該ユーザデバイス30の位置情報を取得する。例えば、位置取得部15aは、ユーザデバイス30の位置情報として、ユーザデバイス30に搭載されたGPS(Global Positioning System)が測定する緯度および経度を取得することができる。この他、位置取得部15aは、ユーザデバイス30からユーザデバイス30が収容される最寄りの基地局、例えばアクセスポイントなどの位置情報を取得することもできる。このアクセスポイントの位置情報は、そのままユーザデバイス30の位置情報として用いることもできるし、ユーザデバイス30の受信電波強度等から割り出されるユーザデバイス30及びアクセスポイント間の距離を用いてユーザデバイス30の位置情報を求めることもできる。
このようにユーザデバイス30から位置情報が取得される度に、位置取得部15aは、当該ユーザデバイス30のデバイスIDに対応する位置のフィールドに当該取得された位置情報を上書きすることにより、現在位置を更新する。さらに、位置取得部15aは、上記の位置情報に加えてユーザデバイス30からバッテリ残量も取得することができる。このバッテリ残量についても、位置取得部15aは、当該ユーザデバイス30のデバイスIDに対応するバッテリ残量のフィールドに上書きすることにより、バッテリ残量を更新する。
検索部15bは、ユーザデバイス30との間で所定の条件を満たす代行デバイス50を検索する処理部である。
一実施形態として、検索部15bは、位置取得部15aにより位置情報が取得されたユーザデバイス30ごとに、当該ユーザデバイス30との間で所定の地理的条件を満たす代行デバイス50を検索する。例えば、検索部15bは、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aに含まれる代行デバイス50、すなわちユーザIDの登録がないレコードの位置情報を読み出す。続いて、検索部15bは、先に読み出された代行デバイス50の位置情報と、ユーザデバイス30の位置情報とから両者の距離を算出する。そして、検索部15bは、距離が所定値、例えば5mや10m以内である代行デバイス50を抽出する。これによって、ユーザデバイス30からの距離が所定値以内である代行デバイス50を検索する。この他、検索部15bは、代行デバイス50と、当該代行デバイス50が属する領域の定義情報との対応関係が設定された対応関係データを参照することにより、ユーザデバイス30の周囲に存在する代行デバイス50を検索することもできる。例えば、領域を矩形とする場合、各頂点の座標を定義したり、1つの頂点の座標と領域の幅及び高さとを定義したりすることにより定義情報を生成できる。また、領域を楕円形または円形とする場合、中心の座標と、半径または短軸及び長軸とを定義することにより定義情報を生成できる。このような対応関係データを参照して、検索部15bは、領域ごとに当該領域にユーザデバイス30の位置情報が含まれるか否かを判定し、この結果、ユーザデバイス30の位置情報が含まれる領域に対応付けられた代行デバイス50を抽出することもできる。なお、上記の対応関係データでは、1つの領域に複数の代行デバイス50を対応付けることもできるし、一部または全部の領域の間で重複する箇所が存在する領域の定義がなされることとしてもかまわない。
データ収集部15cは、メディアデータを収集する処理部である。
一側面として、データ収集部15cは、検索部15bが代行デバイス50の検索に成功した場合、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間でメディアデータの類似度を算出するために、メディアデータの収集を実施する。すなわち、データ収集部15cは、ユーザデバイス30からメディアデータを収集すると共に、当該検索に成功した代行デバイス50からメディアデータを収集する。このとき、データ収集部15cは、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間でセンシングを実施させる時間帯の全部または一部、例えば所定の時間長を重複させる。さらに、データ収集部15cは、2つのメディアデータの間で音声、映像、または、音声+映像の類似度を算出することができる程度の時間長にわたって継続してセンシングさせる。
他の側面として、データ収集部15cは、選択部15eによりユーザデバイス30または代行デバイス50のいずれかがメディアデータのセンシングを実施するデバイスとして選択された場合、メディアデータを記録するために、メディアデータの収集を実施する。以下では、ユーザデバイス30または代行デバイス50のうちメディアデータのセンシングを実施するデバイスとして選択された方のデバイスのことを「センシングデバイス」と記載する場合がある。すなわち、データ収集部15cは、センシングデバイスから伝送される音声または映像のストリームデータを復号化し、復号化されたメディアデータのファイル名またはメタデータにユーザの識別情報、例えばユーザIDを埋め込んで記憶部13に保存する。このとき、データ収集部15cは、選択部15eによる選択でセンシングデバイスが変わっても、同一のユーザIDに関するセンシングデバイスから伝送されるストリームデータを時系列に連ねることにより、一連のメディアデータとして記憶部13へ保存する。
算出部15dは、複数のメディアデータ間の類似度を算出する処理部である。
一実施形態として、算出部15dは、検索部15bが代行デバイス50の検索に成功した場合、検索に成功した代行デバイス50ごとに次のような処理を実行する。すなわち、算出部15dは、データ収集部15cによりユーザデバイス30から収集されたメディアデータと、データ収集部15cにより代行デバイス50から収集されたメディアデータとの間で類似度を算出する。
例えば、2つの音声メディアデータの間で類似度を算出する場合、算出部15dは、既存の周波数解析技術を用いて、2つの音声から得られる振幅スペクトル分布を比較することにより、相互相関係数などの類似度を算出する。このような周波数解析技術の一例として、特開平1−291515号公報に記載の技術を用いることができる。また、2つの映像メディアデータの間で類似度を算出する場合、算出部15dは、一例として、次のような処理を実行する。すなわち、算出部15dは、特徴色、境界線および周波数特性などの3種類の特徴を比較する既存技術のアルゴリズムにしたがって、代行デバイス50の映像メディアデータに含まれる画像の中から、ユーザデバイス30の映像メディアデータに含まれる画像と類似する類似部分画像を抽出する。この類似部分画像の抽出時に、算出部15dは、応答曲面法を用いて候補部分画像ごとに算出される類似度のうち最大の類似度を持つ候補部分画像が類似部分画像として抽出されるので、当該最大の類似度を2つの映像メディアデータの間の類似度として用いることができる。このように類似部分画像を抽出する技術の一例として、「代表色領域の位置関係に着目した大容量画像からの類似部分画像の高速抽出 芸術科学会論文誌 Vol.6 No.3 pp.117-125」に記載の技術を用いることができる。
選択部15eは、ユーザデバイス30及び代行デバイス50のうちいずれかのデバイスをセンシングデバイスとして選択する処理部である。
一実施形態として、選択部15eは、検索部15bが検索に成功した代行デバイス50の中に、算出部15dによりユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が所定の閾値以上である代行デバイス50が存在するか否かを判定する。このとき、検索に成功した代行デバイス50の中に、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が閾値以上である代行デバイス50が存在する場合、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で類似する音声または映像をセンシングできる可能性が高い状況であると推定できる。この場合、選択部15eは、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で閾値以上の類似度が算出された代行デバイス50のうち、最高の類似度を持つ代行デバイス50をセンシングデバイスとして選択する。
また、検索に成功した代行デバイス50の中に、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が閾値以上である代行デバイスが存在しない場合、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で類似する音声または映像をセンシングできる可能性が低い状況であると推定できる。この場合、選択部15eは、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aを参照して、当該ユーザデバイス30のバッテリ残量が所定の閾値、例えば50%以下であるか否かをさらに判定する。そして、ユーザデバイス30のバッテリ残量が閾値以下である場合、ユーザデバイス30でメディアデータがセンシングされることによりバッテリ不足となる結果、他の用途、例えば通話、メールの送受信やブラウジングなどの用途でユーザがユーザデバイス30を利用できない状況に陥る可能性がある。この場合、選択部15eは、最高の類似度を持つ代行デバイス50をセンシングデバイスとして選択する。これによって、ユーザの利便性を損なってまでメディアデータの収集を優先する事態を抑制すると共に、精度は低くなっても代行デバイス50にメディアデータのセンシングも代行させることができる。一方、ユーザデバイス30のバッテリ残量が閾値未満でない場合、選択部15eは、ユーザデバイス30をセンシングデバイスとして選択する。これによって、ユーザの利便性が犠牲にならない可能性が高い状況下では、ユーザデバイス30にメディアデータのセンシングを実施させることができる。
このようにセンシングデバイスが選択された後、選択部15eは、前回とは異なるデバイスがセンシングデバイスとして選択された場合、今回に選択されたセンシングデバイスにメディアデータのセンシング及び伝送を指示する一方で、前回に選択されていたセンシングデバイスにメディアデータのセンシング及び伝送の終了を指示する。また、選択部15eは、選択の前後で同一のデバイスがセンシングデバイスとして選択された場合、前回以前に行った指示を引き継ぐことができるので、次に類似度が算出されるまで待機する。
[処理の流れ]
図4は、実施例1に係るデバイス選択処理の手順を示すフローチャートである。図4に示すデバイス選択処理は、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aに含まれるユーザデバイス30、すなわちユーザIDの登録が行われたレコード単位で実行される。さらに、デバイス選択処理は、一例として、ユーザデバイス30の電源がON状態である限り、繰り返し実行される。なお、デバイス選択処理は、上記のサービスの定義情報等で定められた適用期間が満了することを条件に終了することもできる。
図4に示すように、位置取得部15aによりユーザデバイス30から位置情報が取得されると(ステップS101)、検索部15bは、ステップS101で取得された位置情報と、それ以前に取得された位置情報とを比較することにより、ユーザデバイス30が移動中であるか否かを判定する(ステップS102)。例えば、検索部15bは、ステップS101で取得された位置情報と、それ以前の所定回で取得された位置情報との間で距離を算出し、その最大値が所定の距離以上であるか否かにより、ユーザデバイス30が移動中であるか否かを判定できる。
このとき、ユーザデバイス30が移動中でない場合(ステップS102No)、センシングデバイスを選択し直さずとも、メディアデータのセンシング状況に変化がないことがわかる。この場合、選択部15eは、前回に選択したデバイスを今回もセンシングデバイスとして選択し(ステップS103)、そのまま処理を終了する。
一方、ユーザデバイス30が移動中である場合(ステップS102Yes)、検索部15bは、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aに含まれる代行デバイス50の位置情報を参照して、ユーザデバイス30からの距離が所定値以内である代行デバイス50を検索する(ステップS104)。
そして、検索に成功した代行デバイス50が存在する場合(ステップS104Yes)、データ収集部15cは、ユーザデバイス30からメディアデータを収集すると共に、当該検索に成功した代行デバイス50からメディアデータを収集する(ステップS105)。
その後、算出部15dは、検索に成功した代行デバイス50ごとに、ステップS105で代行デバイス50から収集されたメディアデータと、同ステップS105でユーザデバイス30から収集されたメディアデータとの間で類似度を算出する(ステップS106)。
その上で、選択部15eは、検索部15bが検索に成功した代行デバイス50の中に、ステップS106でユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が閾値以上である代行デバイス50が存在するか否かを判定する(ステップS107)。
このとき、検索に成功した代行デバイス50の中に、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が閾値以上である代行デバイス50が存在する場合(ステップS107Yes)、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で類似する音声または映像をセンシングできる可能性が高い状況であると推定できる。この場合、選択部15eは、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で閾値以上の類似度が算出された代行デバイス50のうち、最高の類似度を持つ代行デバイス50をセンシングデバイスとして選択する(ステップS109)。
また、検索に成功した代行デバイス50の中に、ユーザデバイス30のメディアデータとの間で算出された類似度が閾値以上である代行デバイス50が存在しない場合(ステップS107No)、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で類似する音声または映像をセンシングできる可能性が低い状況であると推定できる。この場合、選択部15eは、記憶部13に記憶されたデバイスデータ13aを参照して、当該ユーザデバイス30のバッテリ残量が所定の閾値、例えば50%以下であるか否かをさらに判定する(ステップS108)。
そして、ユーザデバイス30のバッテリ残量が閾値以下である場合(ステップS108Yes)、ユーザデバイス30でメディアデータがセンシングされることによりバッテリ不足となる結果、他の用途、例えば通話、メールの送受信やブラウジングなどの用途でユーザがユーザデバイス30を利用できない状況に陥る可能性がある。この場合、選択部15eは、最高の類似度を持つ代行デバイス50をセンシングデバイスとして選択する(ステップS109)。
一方、ユーザデバイス30のバッテリ残量が閾値以下でない場合(ステップS108No)、選択部15eは、ユーザデバイス30をセンシングデバイスとして選択する(ステップS110)。なお、ユーザデバイス30からの距離が所定値以内である代行デバイス50の検索に失敗した場合(ステップS104No)にも、選択部15eは、ユーザデバイス30をセンシングデバイスとして選択する(ステップS110)。
そして、ステップS109またはステップS110で前回とは異なるデバイスがセンシングデバイスとして選択された場合(ステップS111Yes)、選択部15eは、今回に選択されたセンシングデバイスにメディアデータのセンシング及び伝送を指示する一方で、前回に選択されていたセンシングデバイスにメディアデータのセンシング及び伝送の終了を指示し(ステップS112及びステップS113)、処理を終了する。なお、前回とは同一のデバイスがセンシングデバイスとして選択された場合(ステップS111No)、前回以前に行った指示を引き継ぐことができるので、そのまま処理を終了する。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係るサーバ装置10は、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間でメディアデータの類似度が閾値以上であるか否かにより、ユーザデバイス30又は代行デバイス50をセンシングデバイスとして選択する。それ故、ユーザデバイス30及び代行デバイス50の間で互いに類似するメディアデータがセンシングされる場合に絞って代行デバイス50にユーザデバイス30のメディアデータのセンシングを代行させることができる。したがって、本実施例に係るサーバ装置10によれば、バッテリを節約できる。さらに、バッテリの節約を実現するにあたって、ユーザデバイス30を携帯するユーザに関する生活、行いや体験をコンテンツとして含むメディアデータをセンシングできる可能性も高めることができる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[代行デバイスの応用例]
上記の実施例1では、外部電源に接続されたデバイスを代行デバイスとして用いる例を説明したが、他のユーザにより使用されるユーザデバイスを代行デバイスとして用いることもできる。この場合、代行デバイスの検索には、他のユーザのユーザデバイス30の位置情報を用いることとすればよい。さらに、他のユーザのユーザデバイス30の類似度が閾値以上であり、かつ最高値である場合、他のユーザのユーザデバイス30のバッテリ残量の方が多い場合に絞って他のユーザのユーザデバイス30をセンシングデバイスとして選択することとしてもよい。
[スケジューラ等との連動]
上記の実施例1では、ユーザデバイス30が起動中である期間にわたってメディアデータの収集および記録がバックグラウンドで自動的に行われる場合を例示したが、ユーザデバイス30に対する操作を介して、ユーザからデータ収集をONにする指示を受け付けてからOFFにする指示を受け付けるまでの期間に絞って上記のデータ収集を実行することができる。この他、ユーザデバイス30またはその他の外部装置に登録されたユーザのスケジュールを参照して、会議や講演などの特定の種別のスケジュールが登録された期間に絞って上記のデータ収集を実行することもできる。
[閾値の変動]
上記の実施例1では、類似度と比較する閾値が固定である場合を例示したが、閾値は可変とすることもできる。例えば、ユーザデバイス30のバッテリ残量が多いほど閾値を高く設定する一方で、バッテリ残量が少ないほど閾値を低く設定することもできる。この他、スケジューラ等によりユーザデバイス30の停止期間を推定し、当該停止期間が長くなるほど閾値を低く設定する一方で、停止期間が短いほど閾値を高く設定することもできる。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されておらずともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、サーバ装置10が実行する処理をユーザデバイス30または代行デバイス50とサーバ装置10との通信を中継するゲートウェイ装置等の中継装置との間で分散して実行することもできる。この場合、全時間長のメディアデータをサーバ装置10に記録すると共に、現時刻から過去の所定期間、例えば5分間のメディアデータをゲートウェイ装置に蓄積させておくこともできる。これによって、ユーザデバイス30等からメディアデータへアクセスするリクエストを受け付けた場合、直近の音声または映像をゲートウェイ装置から送信することができる結果、メディアデータのアクセスに関するレスポンスを向上させることができる。
また、位置取得部15a、検索部15b、データ収集部15c、算出部15dまたは選択部15eをサーバ装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、位置取得部15a、検索部15b、データ収集部15c、算出部15dまたは選択部15eを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のサーバ装置10の機能を実現するようにしてもよい。
[デバイス選択プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図5を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するデバイス選択プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図5は、実施例1及び実施例2に係るデバイス選択プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図5に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図5に示すように、上記の実施例1で示した位置取得部15a、検索部15b、データ収集部15c、算出部15d及び選択部15eと同様の機能を発揮するデバイス選択プログラム170aが記憶される。このデバイス選択プログラム170aは、図2に示した位置取得部15a、検索部15b、データ収集部15c、算出部15d及び選択部15eの各構成要素と同様、統合又は分離してもかまわない。すなわち、HDD170には、必ずしも上記の実施例1で示した全てのデータが格納されずともよく、処理に用いるデータがHDD170に格納されればよい。
このような環境の下、CPU150は、HDD170からデバイス選択プログラム170aを読み出した上でRAM180へ展開する。この結果、デバイス選択プログラム170aは、図5に示すように、デバイス選択プロセス180aとして機能する。このデバイス選択プロセス180aは、RAM180が有する記憶領域のうちデバイス選択プロセス180aに割り当てられた領域にHDD170から読み出した各種データを展開し、この展開した各種データを用いて各種の処理を実行する。例えば、デバイス選択プロセス180aが実行する処理の一例として、図4に示す処理などが含まれる。なお、CPU150では、必ずしも上記の実施例1で示した全ての処理部が動作せずともよく、実行対象とする処理に対応する処理部が仮想的に実現されればよい。
なお、上記のデバイス選択プログラム170aは、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶されておらずともかまわない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にデバイス選択プログラム170aを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体からデバイス選択プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などにデバイス選択プログラム170aを記憶させておき、コンピュータ100がこれらからデバイス選択プログラム170aを取得して実行するようにしてもよい。
1 データ収集システム
2 ネットワーク
10 サーバ装置
11 通信I/F部
13 記憶部
13a デバイスデータ
13b メディアデータ
15 制御部
15a 位置取得部
15b 検索部
15c データ収集部
15d 算出部
15e 選択部
30 ユーザデバイス
50A,50B,50C 代行デバイス

Claims (6)

  1. ユーザが携帯する第1のデバイスから第1のメディアデータを収集し、
    前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスを検索し、
    記第2のデバイスから第2のメディアデータを収集し、
    前記第1のメディアデータ及び前記第2のメディアデータの間で類似度を算出し、
    前記類似度が所定の閾値以上である場合、メディアデータのセンシングに用いるデバイスとして、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスのうち前記第2のデバイスを選択し、前記第2のデバイスにセンシングの開始および伝送を指示すると共に前記第1のデバイスにセンシングおよび伝送の終了を指示する、
    処理がコンピュータにより実行され
    前記算出する処理は、前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスごとに前記類似度を算出し、
    前記選択する処理は、前記第1のデバイスから所定の距離以内である第2のデバイスの中に、前記閾値以上の類似度が算出された第2のデバイスが存在する場合、最高の類似度が算出された第2のデバイスを選択することを特徴とするデバイス選択方法。
  2. 前記選択する処理は、前記類似度が前記閾値以上でない場合、前記第1のデバイスを選択することを特徴とする請求項1に記載のデバイス選択方法。
  3. 前記第2のデバイスは、外部電源に接続されたデバイスであることを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス選択方法。
  4. 前記選択する処理は、前記類似度が所定の閾値以上でない場合、前記第1のデバイスのバッテリ残量が所定の閾値以下であるならば前記第1のデバイスからの所定の距離以内である第2のデバイスを選択することを特徴とする請求項1に記載のデバイス選択方法。
  5. ユーザが携帯する第1のデバイスから第1のメディアデータを収集し、
    前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスを検索し、
    記第2のデバイスから第2のメディアデータを収集し、
    前記第1のメディアデータ及び前記第2のメディアデータの間で類似度を算出し、
    前記類似度が所定の閾値以上である場合、メディアデータのセンシングに用いるデバイスとして、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスのうち前記第2のデバイスを選択し、前記第2のデバイスにセンシングの開始および伝送を指示すると共に前記第1のデバイスにセンシングおよび伝送の終了を指示する、
    処理をコンピュータに実行させ
    前記算出する処理は、前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスごとに前記類似度を算出し、
    前記選択する処理は、前記第1のデバイスから所定の距離以内である第2のデバイスの中に、前記閾値以上の類似度が算出された第2のデバイスが存在する場合、最高の類似度が算出された第2のデバイスを選択することを特徴とするデバイス選択プログラム。
  6. ユーザが携帯する第1のデバイスから第1のメディアデータを収集すると共に、前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスから第2のメディアデータを収集する収集部と、
    前記第1のメディアデータ及び前記第2のメディアデータの間で類似度を算出する算出部と、
    前記類似度が所定の閾値以上である場合、メディアデータのセンシングに用いるデバイスとして、前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスのうち前記第2のデバイスを選択し、前記第2のデバイスにセンシングの開始および伝送を指示すると共に前記第1のデバイスにセンシングおよび伝送の終了を指示する選択部と、
    を有し、
    前記算出部は、前記第1のデバイスからの距離が所定値以内である第2のデバイスごとに前記類似度を算出し、
    前記選択部は、前記第1のデバイスから所定の距離以内である第2のデバイスの中に、前記閾値以上の類似度が算出された第2のデバイスが存在する場合、最高の類似度が算出された第2のデバイスを選択することを特徴とするデバイス選択装置。
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