JP6765122B2 - 素地の釉薬による表面処理方法及びその方法で表面処理した製品の製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明を具体化した釉薬による表面処理をしたブローチを一実施形態として、図1〜図3にしたがって説明する。
施釉の対象となる製品のベースとなる部分であり、本実施形態のブローチでは、基本的に粘土(質)+長石(媒熔剤、ガラス質)+珪石(ガラス質)を含む原材料から焼成した陶器であり、例えば土由来の粘土を50%、長石20%、珪石30%の配合とする。
釉薬は、一般には、素地に塗布し、乾燥させて焼成することで、表面を均質なガラス質とするものをいう。貫入などを生じることがあるが、通常では完全に表面を隙間なく覆い、水分は滲入できない。なお「施釉」とは、釉薬を水などに分散させて素地に塗布することも、釉薬を素地に塗布して焼成してガラス質の表面を完成させることもいうが、本願では、素地に塗布することを「施釉」というものとする。
本発明の特徴である吸水用釉薬は、焼成後も均一なガラス質のならない半溶解の状態で焼成を完了する。一方、加飾用釉薬は、完全に溶解させてガラス質とする。焼成の温度が異なるのみで基本的に釉薬としては共通するものである。このため、吸水用釉薬と加飾用釉薬とを同時に施釉して焼成する場合には、吸水用釉薬は、加飾用釉薬よりも融点が高くなるように調合する必要がある。なお、本願でいう「融点」とは、釉薬が均一なガラス質を形成できる程度に溶解する温度をいう。
<焼成窯>
焼成に使用する窯は、素地の素焼き及び釉薬の焼成で共通して使用することができるものが望ましく、熱源は電気・都市ガス・プロパンガス・灯油などの種類は問わないが、温度制御装置を備え正確な温度管理ができるものが好ましい。窯のサイズは、例えば電気窯が0.06m3、ガス窯は0.8m3程度の比較的小型の窯が温度管理が容易で好ましい。たとえば、高島工芸社、日本電産シンポ株式会社、丸仁陶料株式会社などから提供されるが、特注品が多いので型番での特定はできないが、仕様としては、一般的な仕様の窯により実施できる。
ここで、第1実施形態の素地の釉薬による表面処理方法を説明する。図3は、第1実施形態の素地の釉薬による表面処理方法を示すフローチャートである。
<素地の作成(S1)>
陶磁器用粘土に適量の加水をし、土練りを行うことで粘土の堅さを均一に、また粘土の中の気泡を取り除いて粘土の状態を整える。まず、荒練りで土を均一に整え、菊練りで土の中の空気を押し出す。その後、型に充填して板状に成形し、乾燥する。水分の調整が完了したら、窯で、およそ750〜850°Cで焼成して素焼きする。
この実施形態では、第1の釉薬は、加飾用釉薬として、焼成工程(S7)で完全溶融してガラス質が素地2を覆うように、融点が1220°Cに調整されている。第1の釉薬は、加飾用釉薬として板状の素地2の全体を覆うように施釉するため、加水した釉薬の槽に浸漬する、いわゆる「どぶ漬け」としたり、「杓掛け(ひしゃくなどで流しかける方法)」、「噴霧」などで施釉する。なお、部分的に「刷毛塗」として、素地2の素焼きの面を残したり、多色に塗り分けたりしてもよい。
施釉した釉薬に重ね塗りをしても差し支えない程度に自然乾燥若しくは赤外線照射、温風などで乾燥させる。
乾燥の工程(S4)で、十分に乾燥したら、第2の釉薬を施釉する。この実施形態では、第2の釉薬は、吸水用釉薬として焼成工程(S7)で半熔融して多孔質の表面が第1の釉薬3を覆うように、融点が1350°Cに調整されている。すなわち第1の釉薬3よりも融点が高く、焼成温度の1250°Cより100°C高い融点に調整されている。
第2の釉薬4の施釉が完了したら、先の乾燥工程(S3)と同様に乾燥させる。
<予備加熱(S6)>
焼成(S7)に先立ち、急激な温度変化で、ブローチ1が破損したり、釉薬がひび割れたりしないように、焼成炉内で徐々に温度を上げていく予備加熱を行う。
十分にブローチ1の温度が十分に上昇したら、いわゆる「本焼き」である焼成の工程に移行する。この実施形態での焼成温度は、1250°Cとなっている。この温度は、第1の釉薬3を、完全に熔融する温度であり、かつ。第2の釉薬を半熔融の状態で、多孔質にする温度となっている。焼成時間は、気温や湿度、窯の内容物の量によって変わるが、概ね12〜16時間である。所定の焼成時間が経過したら焼成を終了する。
焼成終了後は窯内で自然に冷却する。
以上で、本実施形態のブローチの素地の釉薬による表面処理方法を説明した。
図4を参照して、本実施形態の素地2の第1釉薬3及び第2の釉薬4による表面処理が完了したブローチの後工程を説明する。
まず、図2に示すように、裏面(図2において下方の面)に、周知のブローチの装着用のピン10を接着剤で接着する(S10)。
第2の釉薬4を施したところに、繊維用の染料・顔料や水彩絵の具で絵付けをする(S11)。これは、紙やキャンバスに描くのと同様に絵を描けばよい。実施形態では、ラベンダーのアロマオイルに合わせて、ラベンダーの花束を描いている。また、油性の塗料やインキで描いてもよい。第2の釉薬4を施したところは、通常の表面が均一なガラス質ではなく、未溶解の釉薬が残存して多孔質の表面となっている。そのため、ここに描いた液体の絵の具などを保持できる。また、固体の顔料なども多孔質の表面に保持できる。
絵付けが終了したら、第2の釉薬4の表面の絵の具自体や顔料の溶媒などを乾燥させる(S12)。
この場合、この後のアロマオイルの含浸により絵付した絵が滲まないように、撥水剤(具体例:有限会社新昭和コート社製のシリコーン系水性水漏れ防止処理剤CP−M6)や、定着剤(具体例:ダイロンジャパン株式会社製の色止め剤ダイロンカラーストップ(登録商標))などにより定着させて(S13)、色落ちや滲みを防止することも望ましい。
<アロマオイル含浸>
アロマオイルを第2の釉薬4の表面に滴下して、全体に行き渡らせて多孔質の第2の釉薬4に含浸させる(S14)。ここでいういわゆるアロマオイルとは、例えば、アロマテラピーなどに用いられる精油(エッセンシャルオイル)であり、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。このアロマオイルを第2の釉薬4の表面に塗布することで、多孔質の表面に保持され、ゆっくりと芳香を発散させる。このため、本実施形態のブローチ1であれば、これを装着することで、香水やオーデコロンを身に着けたように芳香を発することができる。
なお、香りが薄くなれば、アロマオイルを追加すれば、芳香は持続する。また、表面を洗浄し、別のアロマオイルを塗布することで、別の香りを楽しむこともできる。
<剥離試験>
ここでいう「剥離試験」とは、焼成した第2の釉薬4が一定の強度で密着しているかを試験する方法である。
爪で引っ掻いて、剥離するか否かを判断する。極めて簡易な方法であるが、製品の個別のチェックが簡単にできる。人間の爪は一定の強度があり、試験の道具としては標準化できる。また、人間の爪で引っ掻いたときに剥離しなければ、本実施形態のブローチのような装飾品などであれば通常の使用では、問題が生じない。まったく剥離が生じない場合を◎、ほとんど剥離が認められない場合を○、わずかに剥離が認められる場合を△、剥離が生じる場合を×とした。
センターポンチを人間の手で把持し、表面を軽く叩打する。センターポンチは、鉄製で極めて硬度が高い。陶器の表面や、施釉した部分は、ガラス質を含むため、当然ながらこれらを破壊するような強い打撃を加える必要はない。第2の釉薬4が密着していなければ、極めて軽い打撃でも、硬度が極めて高く質量も大きなセンタポンチで打撃するだけで、応力が極めて狭い範囲に集中するので、このテストに耐えられない。したがってこの試験をクリアすれば、食器やタイルなどの他の物体が当たることが多い実用品でも十分な強度が保証される。まったく剥離が生じない場合を◎、ほとんど剥離が認められない場合を○、わずかに剥離が認められる場合を△、剥離が生じる場合を×とした。
*試験3
第2の釉薬4が一定の吸水性を保持しているかを試験する方法である。ここでいう「吸水性」とは、焼成した多孔質の第2の釉薬4が、その内部に十分に水分を吸収するかを試験する方法である。具体的には、常温20°Cのアロマオイル(具体例:株式会社ニールズヤード レメディーズ社製 水蒸気蒸留法 ラベンダー エッセンシャルオイル)を1cm2に対してスポイトで滴下する。静止状態で2分経過してから表面を観察する。表面に光沢がなければ濡れていないと判断でき、アロマオイルは吸水されたと判断する。表面が乾燥して周囲と区別できない場合を◎、周囲からほとんど同じで区別しにくい場合を○、光沢はないが周囲と区別できる場合を△、光沢が認められる場合を×とした。
密着性を高めるためには、釉薬が十分に溶解することが好ましいため、融点の温度より200°C低い温度以上であれば素地への密着性が確保され、融点の温度より70°C低い温度では、剥離に対して十分な強度が認められた。特に融点の温度より50°C低い温度では、極めて優れた密着性が認められた。そして融点の温度で焼成した場合も、当然ではあるが、極めて優れた密着性が認められため、釉薬の密着度は、限りなく融点に近づくほど密着性が向上するものと認められる。
上記実施形態のブローチによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、第2の釉薬4が半溶融の状態で焼成され、冷却されて固定されているので、一般的な釉のように表面が均質なガラス質で覆われておらず、多数の凹凸を有した多孔質となっている。そのため、表面に水溶性・油溶性の液体絵の具、顔料、染料などを留め置き、流れ落ちることがない。そのため、種々の材料により自由に絵付することができる。そして乾燥若しくは定着させれば、描いた絵をそのまま保存することができる。
(6)第2の釉薬4の表面は多孔質であるが、表面が焼き固められているので、洗浄することで、着色した絵は除去することができ、絵付したものを消去、あるいは書き換えることができる。
○ 実施形態では、絵付けの工程(S11)後に、アロマオイルの含浸(S14)を行っているが、先にアロマオイルの含浸(S14)を行った後に、絵付けの工程(S11)を行ってもよい。この場合は、絵が滲まないように、固形の着色材を用いるとよい。
○ 実施形態では、完全に溶融させた第1の釉薬の上に、半溶融させた第2の釉薬を重ねて構成しているが、第1の釉薬と第2の釉薬を入れ替えて、ブローチ全体を多孔質の第2の釉薬を施釉し、その上に完全に溶融した第1の釉薬を重ねてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図5を参照して説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の焼成工程を2回に分けた点を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
その後、乾燥(S103)、予備加熱(S106)を経て、第2の焼成を行う。ここでは、既に第1の釉薬は焼成済みであるので、温度条件は、第2の釉薬を半溶融するための最適温度とすれば良いので、第1の実施形態より温度設定の自由度は高まる。そして、第2の焼成(S107)の工程が完了すれば、冷却(S108)して、第2の実施形態のブローチの素地の釉薬による表面処理方法が完了する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を説明する。なお、第3の実施形態は、第1、第2の実施形態と異なり、単一の釉薬により素地2を処理する点で異なる。
Claims (7)
- 素地に釉薬を施釉する施釉の工程と、前記施釉した釉薬を乾燥する工程と、窯により前記施釉した釉薬を焼成する焼成の工程と、焼成後に冷却する冷却の工程とを備え、
前記焼成の工程は、前記釉薬が半溶融し均質なガラス質とならない温度で焼成して、多孔質で吸水性を有した表面を形成することを特徴とする素地の釉薬による表面処理方法。 - 素地に第1の釉薬を施釉する第1の施釉の工程と、前記施釉した第1の釉薬を乾燥する工程と、乾燥した第1の釉薬の表面にさらに第1の釉薬とは融点が異なる第2の釉薬を施釉する第2の施釉の工程と、前記施釉した第2の釉薬を乾燥する工程と、窯により前記第1の釉薬と第2の釉薬を施釉した素地を焼成する焼成の工程と、焼成後に冷却する冷却の工程とを備え、
前記焼成の工程は、前記第1の釉薬の融点と第2の釉薬の融点の間の温度であって、第1の釉薬若しくは第2の釉薬のうち、一方が半溶解し均質なガラス質とならないで、他方は溶解して均質なガラス質となるように焼成することを特徴とする素地の釉薬による表面処理方法。 - 素地に第1の釉薬を施釉する第1の施釉の工程と、前記施釉した第1の釉薬を乾燥する工程と、前記乾燥した第1の釉薬を、その融点以上で焼成する第1の焼成の工程と、
当該焼成した釉薬に第2の釉薬を施釉する第2の施釉の工程と、前記施釉した第2の釉薬を乾燥する工程と、前記乾燥した第2の釉薬を焼成する第2の焼成の工程と、焼成後に冷却する冷却の工程とを備え、
前記第1の焼成の工程は、前記第1の釉薬が溶融して均質なガラス質となるように焼成し、前記第2の焼成の工程は、前記第2の釉薬が半溶解し、均質なガラス質とならない温度で素地を焼成することを特徴とする素地の釉薬による表面処理方法。 - 前記焼成の工程のいずれかにおいて、釉薬が半溶融し均質なガラス質とならないようにするように当該釉薬の融点未満の温度であり、かつ融点より200°C低い温度以上で焼成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の素地の釉薬による表面処理方法。
- 前記焼成の工程のいずれかにおいて、釉薬が半溶融し均質なガラス質とならないようにするように当該釉薬の融点より50〜70°C低い温度で焼成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の素地の釉薬による表面処理方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の素地の釉薬による表面処理方法により製造された、吸水性を有する釉薬を備えた表面を有する陶器又は磁器からなる製品の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の素地の釉薬による表面処理方法により製造された、多孔質の釉薬を備えた陶器又は磁器からなる製品の製造方法。
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