JP6759151B2 - 燃料電池装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、燃料電池装置及び制御方法に関する。
都市ガスなどの燃料ガスを改質反応させ、得られる水素を用いて発電する燃料電池装置が知られている。かかる燃料電池装置は、例えば各需要家施設に設置される。その場合、燃料電池装置は、都市ガスを用いて発電し、電力を需要家施設の負荷機器に供給する。
需要家施設では、燃料電池装置は、ガスメータを介してガスの供給を受ける。ガスメータは、ガスの供給の異常を検知すると、自動的にガスの供給を遮断する保安機能を有する。例えば、ガスメータは、ガスが所定のガス漏れ検知期間(例えば30日間)にわたって流れ続けた場合に、ガス漏れが生じたと判定してガスの供給を遮断する。
燃料電池装置が安定した発電に資するために、ガスの継続的供給が要求される。しかし、ガスメータが保安のためにガス供給を遮断すると、燃料電池装置へのガスの継続的供給が妨げられる。かかる制約において燃料電池装置へのガスの継続的供給を確保する技術として、例えば特許文献1には、所定のガス遮断期間を設けることでガスメータのガス漏れ検知を抑制し、ガスの遮断を回避する熱機器が開示されている。
特開2013−213609号公報
ガスメータによるガス漏れ検知発生の抑制には、更なる改善の余地がある。
本開示は、ガスメータによるガス漏れ検知を抑制する燃料電池装置及び制御方法に関する。
本開示の一実施形態に係る燃料電池装置は、ホットモジュールと、制御部と、を備える。前記ホットモジュールは、発電状態と、停止状態とを有する。前記ホットモジュールは、前記発電状態では、ガスメータを経て供給されるガスを改質反応させることで発電する。前記ホットモジュールは、前記停止状態では、前記ガスを用いた発電を行わない。前記ホットモジュールは、前記停止状態から起動処理状態を経て前記発電状態に遷移する。前記ホットモジュールは、前記発電状態から停止処理状態を経て前記停止状態に遷移する。前記制御部は、前記ホットモジュールに、所定周期ごとに所定の定期停止期間、前記停止状態を維持させる。前記制御部は、前記ホットモジュールが前記定期停止期間以外で前記停止状態である場合に、第1所定時刻以前のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させ、前記第1所定時刻より後のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させない。前記第1所定時刻は、次の定期停止期間の開始予定時刻から前記起動処理状態の所要時間と前記停止処理状態の所要時間との合計時間分遡った時刻である。
本開示の一実施形態に係る制御方法は、ガスメータを経て供給されるガスを改質反応させて得られる水素を用いて発電する発電状態と、前記水素を用いた発電を行わない停止状態とを有し、前記停止状態から起動処理状態を経て前記発電状態に遷移し、前記発電状態から停止処理状態を経て前記停止状態に遷移するホットモジュールを備える燃料電池装置の制御方法であって、前記ホットモジュールに、所定周期ごとに所定の定期停止期間、前記停止状態を継続させ、前記ホットモジュールが前記定期停止期間以外で前記停止状態である場合に、次の定期停止期間の開始予定時刻から前記起動処理状態の所要時間と前記停止処理状態の所要時間との合計時間分遡った第1所定時刻より前のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させ、前記第1所定時刻以後のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させない。
本開示の一実施形態によれば、ガスメータによるガス漏れ検知を抑制する燃料電池装置及び制御方法が実現される。
本開示の一実施形態に係る燃料電池装置の概略構成を示すブロック図である。 ホットモジュールの動作を説明する図である。 制御部がホットモジュールを制御する態様を示す図(その1)である。 制御部がホットモジュールを制御する態様を示す図(その2)である。 停電時における燃料電池装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。
[燃料電池装置1の概略構成]
図1に示すように、燃料電池装置1は、例えば一般家庭又は商工業施設等の、需要家施設に備えられる。燃料電池装置1は、圧力スイッチ11と、第1電磁弁12aと、第2電磁弁12bと、ガスポンプ13と、ガス流量計14と、ホットモジュール20と、パワーコンディショナ30と、記憶部110と、制御部120と、入力部210と、計時部220と、を有する。ホットモジュール20は、改質ユニット21と、燃料電池ユニット22と、を有する。図1において、実線は、ガス、電力又は水等の経路を示す。一点鎖線は、通信経路を示す。
圧力スイッチ11は、外部のガスメータ60を経て供給されるガスの圧力を検出する。圧力スイッチ11は、設定された所定の圧力を検出するとき、信号(接点信号)を出力する。
第1電磁弁12a及び第2電磁弁12bは、ホットモジュール20へのガス供給路を開閉する2つのガス電磁弁である。第1電磁弁12a及び第2電磁弁12bは、電磁石の力を用いてガスの供給路を開閉する。第1電磁弁12a及び第2電磁弁12bを直列に配置することによって、一方のガス電磁弁が故障してガス供給を止めることができなくなった場合にも、もう一方のガス電磁弁を作動させることによって、より確実にガスの供給を止めることができる。3つ以上のガス電磁弁を用いてもよい。
ガスポンプ13は、ポンプヘッド内部に設けたダイアフラムを搖動させることによって、ホットモジュール20へ供給されるガスの流量を調整する。
ガス流量計14は、ホットモジュール20へ供給されるガスの流量を計測するための流量計である。ガス流量計14は、ガスの流量を計測する。ガス流量計14は、計測したガス流量情報を、有線通信又は無線通信によって制御部120に送信する。
ホットモジュール20の改質ユニット21は、水と、ガスメータ60を経て供給されるガス中に含まれるメタンとから、燃料電池の燃料となる水素を生成する。改質ユニット21は、水とメタンとを改質反応させて、水素を含む生成物(改質ガス)を得る。改質ユニット21は、ヒータによって、改質反応に適切な温度に保たれる。
ホットモジュール20の燃料電池ユニット22は、1つ以上の燃料電池を有する。例えば、燃料電池ユニット22は、複数の燃料電池が積み重なったセルスタックを有する。燃料電池ユニット22には、改質ユニット21から改質ガスが供給される。燃料電池ユニット22には、空気が供給される。燃料電池ユニット22は、改質ガス中の水素と、空気中の酸素と、を用いて発電する。具体的には、燃料電池ユニット22は、水素と、酸素と、を反応させて、水および電気を生成する。燃料電池ユニット22は、発電した直流電力をパワーコンディショナ30に供給する。燃料電池ユニット22は、高温の排ガスを排出する。排ガスには、例えば、改質ガス中の水素、二酸化炭素、および一酸化炭素等が含まれ得る。燃料電池ユニット22は、排ガスを、熱交換器40に供給する。
パワーコンディショナ30は、燃料電池ユニット22からの直流電力を交流電力に変換して出力する。パワーコンディショナ30は、変換後の交流電力を、分電盤80を介して電力負荷82に供給する。パワーコンディショナ30は、燃料電池ユニット22からの直流電力が十分に供給されているときは、燃料電池ユニット22からの直流電力を燃料電池装置1の各構成部に供給して各構成部を駆動する。一方、パワーコンディショナ30は、燃料電池ユニット22からの直流電力が十分に確保できないときは、外部からの交流電力、例えば系統81からの交流電力を直流電力に変換する。そして、パワーコンディショナ30は、変換した直流電力を燃料電池装置1の各構成部に供給して各構成部を駆動する。
パワーコンディショナ30は、電力負荷82の消費電力に応じて出力電力を調整する、いわゆる負荷追従制御を行ってもよい。例えば、パワーコンディショナ30は、ホットモジュール20が出力する電流を検出し、検出される電流に基づいて負荷追従制御を行う。パワーコンディショナ30は、出力電力の情報を制御部120に送信する。
熱交換器40は、循環経路41を介して貯湯槽70と連結される。貯湯槽70は、需要家施設に備えられる。貯湯槽70に貯水された水が、例えば循環ポンプによって、循環経路41で循環する。熱交換器40は、供給された排ガスの熱エネルギを用いて、循環経路41を介して貯湯槽70との間で循環する水を加熱する。
記憶部110は、例えば一次記憶装置又は二次記憶装置を有する。記憶部110は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等を有する。半導体メモリは、例えば揮発性メモリ又は不揮発性メモリを含む。磁気メモリは、例えばハードディスク又は磁気テープ等を含む。光メモリは、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、又はBD(Blu-ray(登録商標) Disc)等を含む。記憶部110は、燃料電池装置1の動作に用いられる種々の情報およびプログラムを記憶する。
制御部120は、1つ以上のプロセッサを有する。プロセッサは、特定の処理に特化した専用のプロセッサ、又は特定のプログラムを読み込むことによって特定の機能を実行する汎用のプロセッサを含む。制御部120は、燃料電池装置1全体の動作を制御する。具体的には、制御部120は、第1電磁弁12a及び第2電磁弁12bを制御して、ガスの供給の開始及び停止を行う。制御部120は、ガス流量計14から受信したガス流量情報に基づいて、ガスポンプ13を制御してガスの流量を調整する。制御部120は、パワーコンディショナ30から受信した出力電力の情報に基づいて、ガスポンプ13を制御してガスの流量を調整する。
記憶部110及び制御部120は、例えば1つの制御装置100として構成される。制御装置100としては、例えばコンピュータ等の任意の情報処理装置である。
入力部210は、ユーザからの入力を受け付ける。入力部210は、例えば、操作ボタン又はタッチパネル等を含む。
計時部220は、時刻を計測するタイマである。計時部220は、例えば、RTC(Real Time Clock:リアルタイムクロック)である。計時部220は、制御部120の一機能として実装してもよい。計時部220は、ネットワークを介してタイムサーバから受信する時刻情報と同期してもよい。
入力部210及び計時部220は、例えば1つのリモートコントローラ200として構成される。リモートコントローラ200は、例えば無線通信によって、制御部120と信号をやり取りする。リモートコントローラ200は、例えばリモートコントローラ200以外の燃料電池装置1の構成とは別電源により動作する。リモートコントローラ200は、リモートコントローラ200以外の燃料電池装置1の構成とは別電源により動作することで、例えば停電時にも計時部220による計時を維持することができる。
ガスメータ60は、燃料電池装置1に供給されるガスの供給量を検出する検出器である。ガスメータ60は、例えば30秒〜60秒あたりのガスの供給量を検出する。ガスメータ60は、ガスの供給量が所定の条件を満たしたとき、ガスの供給に異常が発生したと判定して、自動的にガスの供給を遮断する。具体的に、ガスメータ60は、ガスの所定以上の流量を所定のガス漏れ検知期間(例えば30日間)にわたって継続して検知した場合に、ガス漏れが生じていると判定してガスの供給を遮断する。ガスメータ60は、所定のガス漏れ検知解除期間(例えば10時間)継続してガスが停止するとき、ガス漏れ検知期間のカウントをリセットする。
[燃料電池装置1の動作]
図2は、縦軸にホットモジュール20に供給されるガスの流量を、横軸に時間経過を示し、ホットモジュール20に供給されるガスの流量の時間変化を示す。図2に示すように、ホットモジュール20は、ガスメータ60を経て供給されるガスを改質反応させることで発電する発電状態S1と、当該ガスを用いた発電を行わない停止状態S2とを有する。ホットモジュール20は、停止状態S2から起動処理状態S3を経て発電状態S1に遷移する。起動処理状態S3では、停止状態S2から発電状態S1に向けて、徐々にガスの流量が増加する。ホットモジュール20は、発電状態S1から停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移する。停止処理状態S4では、発電状態S1から停止状態S2に向けて、徐々にガスの流量が減少する。図2では、起動処理状態S3及び停止処理状態S4でのガスの流量の時間変化が一定の割合である例を示したが、一定の割合でなくてもよい。以下では、起動処理状態S3、発電状態S1、及び停止処理状態S4を合わせて、適宜、起動状態と称する。
図2に示すように、ホットモジュール20は、起動処理状態S3では改質ユニット21の加熱等、所定のプロセスを経る必要がある。よって、起動処理状態S3は、所定の所要時間T3(例えば2時間〜4時間)を要する。ホットモジュール20は、停止処理状態S4では改質ユニット21の冷却等、所定のプロセスを経る必要がある。よって、停止処理状態S4は、所定の所要時間T4(例えば10時間〜20時間)要する。ホットモジュール20は、起動処理状態S3及び停止処理状態S4では、ガスメータ60を経て供給されるガスを必要とする。ホットモジュール20は、ホットモジュール20への負担を軽減すべく、起動状態で強制終了して直ちに停止状態S2に遷移するのではなく、所要時間T4の停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移してから、所要時間T3の起動処理状態S3を経て発電状態S1に遷移する。すまた、同じ理由により、ホットモジュール20は、起動処理状態S3の途中で停止処理状態S4に遷移するのではなく、所要時間T3の起動処理状態S3を経て発電状態S1に遷移してから、所要時間T4の停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移する。
制御部120は、ホットモジュール20に、所定周期ごとに所定の定期停止期間T1(例えば1日)、停止状態S2を維持させる。制御部120は、定期停止期間T1以外の期間である起動状態許容期間T2(例えば25日、26日又は27日)では、ホットモジュール20が起動状態であることを許容する。起動状態許容期間T2は、ガスメータ60のガス漏れ検知期間よりも短い期間である。定期停止期間T1は、ガスメータ60のガス漏れ検知解除期間よりも長い期間である。
制御部120は、第2所定時刻Bでホットモジュール20が発電状態S1である場合に、第2所定時刻Bにホットモジュール20を停止処理状態S4に遷移させる。その後、制御部120は、次の定期停止期間T1の終了時刻Dに再起動処理を行う。再起動処理では、制御部120がホットモジュール20を起動処理状態S3に遷移させる。第2所定時刻Bは、次の定期停止期間T1の開始予定時刻Cから停止処理状態S4の所要時間T4遡った時刻である。これにより、燃料電池装置1は、第2所定時刻Bでホットモジュール20が発電状態S1である場合に、ホットモジュール20を定期停止期間T1で停止状態S2にさせつつ、発電状態S1を最大限確保することができる。
図3に示すように、制御部120は、ホットモジュール20が定期停止期間T1以外、すなわち起動状態許容期間T2で停止状態S2である場合に、第1所定時刻A以前のときにはホットモジュール20を起動処理状態S3に遷移させる自動起動処理を行う。以下、起動状態許容期間T2のうち、第1所定時刻A以前の期間を、自動起動期間T5とも記載する。一方、制御部120は、ホットモジュール20が起動状態許容期間T2で停止状態S2である場合に、第1所定時刻Aより後のときにはホットモジュール20を起動処理状態S3に遷移させない。以下、起動状態許容期間T2のうち、第1所定時刻Aより後の期間を、起動禁止期間T6と称する。第1所定時刻Aは、次の定期停止期間T1の開始予定時刻Cから起動処理状態S3の所要時間T3と停止処理状態S4の所要時間T4との合計遡った時刻である。図3では、第1所定時刻Aで停止状態S2から起動処理状態S3に遷移させた場合のガスの流量の時間変化が破線で示される。
上記のように、燃料電池装置1は、ホットモジュール20が起動状態許容期間T2で停止状態S2である場合に、第1所定時刻Aより後は起動状態への遷移を禁止する。すなわち、燃料電池装置1は、起動処理状態S3の所要時間T3及び停止処理状態S4の所要時間T4を確保できない場合にはホットモジュール20が起動状態に遷移することを禁止する。そうすることで、ホットモジュール20が起動状態に遷移した時点でも、定期停止期間T1の開始予定時刻Cまでに所要時間T3の停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移できる。従って、燃料電池装置1は、ホットモジュール20に過度な負担を掛けることなく、定期停止期間T1でホットモジュール20を停止状態S2にすることができる。
制御部120は、入力部210を介してホットモジュール20の停止命令が入力されると、ホットモジュール20を停止状態S2に遷移させる。その後、制御部120は、上記の再起動処理及び自動起動処理を行わないように制御してもよい。このように、燃料電池装置1は、停止命令が入力された場合には再起動処理及び自動起動処理を行わないので、発電を停止したいというユーザの意思に沿うことができる。
入力部210を介して入力される停止命令は、通常停止命令及び緊急停止命令を含んでもよい。制御部120は、通常停止命令が入力されると、ホットモジュール20を停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移させる。制御部120は、緊急停止命令が入力されると、ホットモジュール20の動作状態によらず、停止処理状態S4を経ることなく、ホットモジュール20を強制終了させ直ちに停止状態S2に遷移させる。
制御部120は、ホットモジュール20が異常停止(例えば、ガスポンプ13の異常検出による停止)して停止状態S2に遷移すると、再起動処理及び自動起動処理を行わないように制御してもよい。制御部120は、例えば、ガスポンプ13を制御してガスの流量を調整したときにガス流量計14から受信するガスの流量が予測と異なる場合、ガスポンプ13の異常を検出する。上記のように、燃料電池装置1は、ホットモジュール20が異常停止した場合には再起動処理及び自動起動処理を行わないので、安全性を確保することができる。その後、制御部120は、安全性が確保できた場合、例えば入力部210を介して安全性が確保できた旨の情報が入力された場合、再起動処理及び自動起動処理を行う。制御部120は、ホットモジュール20が安全性に支障のない軽故障(例えば、制御装置100とリモートコントローラ200との間の通信障害)によって停止処理状態S4を経て停止状態S2に遷移した場合は、再起動処理及び自動起動処理を行うように制御してもよい。
図4及び図5を参照して、系統81から燃料電池装置1への電力供給が停止、すなわち停電した場合の、燃料電池装置1の動作について説明する。
ホットモジュール20は、発電状態S1以外の動作状態では、外部の電力、例えば系統81からの電力で駆動する。ホットモジュール20は、停電発生時刻に発電状態S1ではない場合(ステップS101のNo)、電力供給を受けることができず、強制終了する(ステップS102)。例えば、ホットモジュール20は、停電発生時刻に起動処理状態S3又は停止処理状態S4である場合、強制終了となり、直ちに停止状態S2に遷移する。一方、ホットモジュール20が停電発生時刻に発電状態S1である場合(ステップS101のYes)、ステップS103の工程に進む。
停電発生時刻が第3所定時刻Eより前である場合(ステップS103のNo)、燃料電池装置1はステップS104の工程に進む。第3所定時刻Eは、第2所定時刻Bから所定時間T7(例えば3.5時間)遡った時刻である。所定時間T7は、系統81が電力供給を再開、すなわち復電するための所要時間以上に適宜設定される。
第2所定時刻Bまでに燃料電池装置1が復電する場合(ステップS104のYes)、燃料電池装置1は、通常の電力制御、すなわち上述した電力制御に移行する(ステップS105)。一方、第2所定時刻Bまでに復電しない場合(ステップS104のNo)、ホットモジュール20は、強制終了し、第2所定時刻Bの時点で直ちに停止状態S2に遷移する(ステップS102)。
ステップS103の工程において、停電発生時刻が第3所定時刻E以後である場合(ステップS103のYes)、燃料電池装置1はステップS106の工程に進む。停電発生時刻から所定時間T7以内に復電しない場合(ステップS106のNo)、ホットモジュール20は、強制終了し、停止状態S2に遷移する(ステップS102)。一方、停電発生時刻から所定時間T7以内に復電した場合(ステップS106のYes)、制御部120は、ホットモジュール20を停止処理状態S4に遷移させる(ステップS107)。
上記のように動作する燃料電池装置1によれば、第2所定時刻Bから復電するための所要時間以上の所定時間T7だけ遡った第3所定時刻E以後に停電した場合、停電から所定時間T7以内に復電すれば、たとえ第2所定時刻Bを過ぎていても、制御部120はホットモジュール20を停止処理状態S4に遷移させる。従って、燃料電池装置1は、復電後にホットモジュール20に過度な負担を掛けることなく、ホットモジュール20を停止状態S2にすることができる。この場合、停止状態S2が定期停止期間T1を下回る場合があるが、定期停止期間T1から所定時間T7を減じた時間は、ガスメータ60のガス漏れ検知解除期間よりも長い。
本発明は、上述した実施形態で特定された構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本開示について燃料電池装置1を中心に説明してきたが、本開示は燃料電池装置1をコンピュータにより制御する方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本開示の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 燃料電池装置
11 圧力スイッチ
12a 第1電磁弁
12b 第2電磁弁
13 ガスポンプ
14 ガス流量計
20 ホットモジュール
21 改質ユニット
22 燃料電池ユニット
30 パワーコンディショナ
40 熱交換器
41 循環経路
60 ガスメータ
70 貯湯槽
80 分電盤
81 系統
82 電力負荷
100 制御装置
110 記憶部
120 制御部
200 リモートコントローラ
210 入力部
220 計時部
A 第1所定時刻
B 第2所定時刻
C 次の定期停止期間の開始予定時刻
D 次の定期停止期間の終了時刻
E 第3所定時刻
1 発電状態
2 停止状態
3 起動処理状態
4 停止処理状態
1 定期停止期間
2 起動状態許容期間
3 起動処理状態の所要時間
4 停止処理状態の所要時間
5 自動起動期間
6 起動禁止期間
7 所定時間

Claims (7)

  1. ガスメータを経て供給されるガスを改質反応させることで発電する発電状態と、前記ガスを用いた発電を行わない停止状態とを有し、前記停止状態から起動処理状態を経て前記発電状態に遷移し、前記発電状態から停止処理状態を経て前記停止状態に遷移するホットモジュールと、
    前記ホットモジュールに、所定周期ごとに所定の定期停止期間、前記停止状態を維持させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ホットモジュールが前記定期停止期間以外で前記停止状態である場合に、次の定期停止期間の開始予定時刻から前記起動処理状態の所要時間と前記停止処理状態の所要時間との合計時間分遡った第1所定時刻以前のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させ、前記第1所定時刻より後のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させない、
    燃料電池装置。
  2. 前記制御部は、次の定期停止期間の開始予定時刻から前記停止処理状態の所要時間遡った第2所定時刻で前記ホットモジュールが前記発電状態である場合に、前記第2所定時刻に前記ホットモジュールを前記停止処理状態に遷移させ、次の定期停止期間の終了時刻に前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させる再起動処理を行う、
    請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. ユーザからの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ホットモジュールの停止命令が前記入力部に入力されると、前記ホットモジュールを前記停止状態に遷移させ、次の定期停止期間の終了時刻であっても前記再起動処理を行わない、
    請求項2に記載の燃料電池装置。
  4. 前記制御部は、前記ホットモジュールが異常停止すると、次の定期停止期間の終了時刻であっても前記再起動処理を行わない、
    請求項2又は3に記載の燃料電池装置。
  5. 前記ホットモジュールは、前記発電状態以外の動作状態では外部の電力で駆動し、
    前記制御部は、前記ホットモジュールが前記発電状態であって、かつ次の定期停止期間の開始予定時刻から前記停止処理状態の所要時間と所定時間との合計時間分遡った時刻以後に前記外部の電力の供給が停止した場合、当該停止から前記所定時間以内に前記外部の電力の供給が再開すると前記ホットモジュールを前記停止処理状態に遷移させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  6. 前記ガスメータは、ガスの供給が所定期間以上継続すると前記ガスの供給を遮断する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  7. ガスメータを経て供給されるガスを改質反応させて得られる水素を用いて発電する発電状態と、前記水素を用いた発電を行わない停止状態とを有し、前記停止状態から起動処理状態を経て前記発電状態に遷移し、前記発電状態から停止処理状態を経て前記停止状態に遷移するホットモジュールを備える燃料電池装置の制御方法であって、
    前記ホットモジュールに、所定周期ごとに所定の定期停止期間、前記停止状態を継続させ、
    前記ホットモジュールが前記定期停止期間以外で前記停止状態である場合に、次の定期停止期間の開始予定時刻から前記起動処理状態の所要時間と前記停止処理状態の所要時間との合計時間分遡った第1所定時刻より前のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させ、前記第1所定時刻以後のときには前記ホットモジュールを前記起動処理状態に遷移させない、
    制御方法。
JP2017090771A 2017-04-28 2017-04-28 燃料電池装置及び制御方法 Active JP6759151B2 (ja)

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