JP6758664B2 - 情報生成装置、情報提示システム、および、情報生成プログラム - Google Patents

情報生成装置、情報提示システム、および、情報生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報生成装置、情報提示システム、および、情報生成プログラムに関する。
従来、個人投資家にアドバイスするシステムが知られている。例えば、特許文献1には、会員へのインターネット・サイト経由での金融投資管理、ポートフォリオ管理、教育的かつ分析的なツールに関して開示されている。
特表2003−531444号公報(2003年10月21日公表、2001年10月25日国際公開)
静的なポートフォリオや銘柄を評価診断するツールは存在するが、現在のところ、投資家の売買データを取得し、その投資家の売買データを元にして動的に変化していく売買データを評価診断し他と比較、アドバイスするツールが存在しない。
売買が投資家格差の要因にも関わらず、それを評価、診断、比較、アドバイスするサービスがないのが現状である。
なお、かつて、証券会社の営業マンは、無料のサービスとして、個人投資家の売買データを基にして、他の顧客と対比させながら、現状を把握し、改善する提案等を行ってきた。それに対して、昨今は、インターネットによる証券取引の普及により、売買データを有する証券会社からの提案、診断、他者との比較等の機能が特にネット証券において失われた結果、上記の問題がさらに顕著になったと思われる。
正しい売買が出来ているのかどうか、比較や現状把握ができず、アドバイス機能も失われた結果、個人投資家の投資格差が広がり、投機的な売買も助長されている。投資の方向にも向かない現状がある。投資家は、どのような売買を行っていけばよいのかが分からなくなっており、混乱を来している。
本発明の一態様は、投資商品の売買データに関する評価を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報生成装置は、投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから損益合計を含む基礎データを取得し、取得した基礎データを参照して当該損益合計に対する複数の評価指標を算出する情報生成部を備えており、上記情報生成部は、上記基礎データから、回転力を含む評価指標を算出する。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記基礎データから、勝ち収益率、または、負け損失率を含む評価指標を算出してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データから、上記損益合計を分解した、勝率、勝ち売買代金、勝ち収益率、勝ち回数、負け売買代金、負け損失率、負け回数、元本、経過期間、回転力、1回当たりの売買代金を含む評価指標を算出してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記基礎データに含まれる損益の詳細度に応じて、段階的に異なる評価指標を算出してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記評価指標を参照して、ユーザの売買の傾向を診断し、診断した結果を示す情報を生成してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記評価指標を参照して、ユーザの評価指標と、他者の評価指標、または、評価指標の平均値とを比較し、比較した結果を示す情報を生成してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記評価指標を参照して、投資家のランキングを行い、当該ランキングを示す情報を生成してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記評価指標を参照して、上記診断の結果に応じた、上記複数の評価指標を含むアドバイスを示す情報を生成してもよい。
また、本発明の一態様に係る情報提示システムは、上記情報生成装置と、端末装置と、を含む情報提示システムであって、上記端末装置は、上記情報生成部が生成した情報をユーザに提示する。
本発明の一態様によれば、投資商品の売買データに関する評価を提供することができる。
本発明の実施形態1に係るアドバイス提示システムのハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る端末およびサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るアドバイス提示システムの処理概要を示す図である。 (a)は本発明の実施形態1に係る投資商品の売買データの例を示す図であり、(b)は本発明の実施形態1に係る売買データの評価指標の例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る元本回転期間による診断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る勝ち収益率による診断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る負け損失率による診断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る総売買損益による診断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る売買パターンの分類処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る保有銘柄の騰落率による診断処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る元本増減率によるランキング処理を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。なお、以下に示す診断結果、アドバイス等の内容は、一例を示すものであって、本発明を限定するものではない。
(アドバイス提示システム1)
本実施形態に係るアドバイス提示システム(情報提示システム)1について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るアドバイス提示システム1のハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、アドバイス提示システム1は、端末(端末装置)2と、サーバ(情報生成装置)3とを含む。端末2と、サーバ3とは、ネットワーク4を介して通信可能に構成される。
端末2は、ユーザの操作、記録媒体からの読み出し等により売買データを取得し、売買データに応じたアドバイスを表示するものであり、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォンなどである。サーバ3は、投資商品の売買に関するアドバイスを生成するものである。ネットワーク4は、インターネットを含むネットワークである。なお、投資商品には、株(日本株、海外株を含む)、投資信託、上場投資信託(ETF)、外国為替証拠金取引(FX)などが含まれる。
図2は、本実施形態に係る端末2およびサーバ3の構成を示すブロック図である。
(端末2)
図2に示すように、端末2は、通信部21、制御部22、表示部23、および、操作受付部24を備えている。通信部21は、サーバ3と通信を行う部分である。制御部22は、端末2全体を制御するものであり、例えば、1または複数のプロセッサなどである。表示部23は、制御部22の指示によりデータを表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイなどである。操作受付部24は、ユーザの操作を受け付けるものであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。
(サーバ3)
図2に示すように、サーバ3は、通信部31、制御部32、及び、記憶部33を備えている。通信部31は、端末2と通信を行う部分である。制御部32は、サーバ3全体を制御するものであり、例えば、1または複数のプロセッサなどである。記憶部33は、制御部22の指示によりデータを記憶するものであり、例えば、ハードディスク装置、フラッシュメモリなどである。
制御部32は、アドバイス生成部(情報生成部)321を備えている。アドバイス生成部321は、投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから基礎データを取得し、取得した基礎データを参照して評価指標を算出し、算出した評価指標を示す情報を生成する。次に、アドバイス生成部321は、評価指標を参照して診断を行い、当該診断の結果を示す情報を生成する。そして、アドバイス生成部321は、診断の結果に応じたアドバイスを示す情報を生成する。
ここでいう評価とは、売買データから各指標を算出して評価することを指し、診断とは、それらの指標を基にしてどういう売買を行ってきたのかを診断することを指し、アドバイスとは、評価結果および診断結果を基にしてアドバイスすることを指す。ただし、評価、診断、アドバイスというプロセスは必須ではなく、別々に提供してもよい。
また、アドバイス生成部321は、売買データから損益合計を取得し、上記損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。次に、アドバイス生成部321は、売買データから売買損益合計および含み損益合計を取得し、売買損益合計および含み損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。そして、アドバイス生成部321は、売買データから勝ち利益合計、負け損失合計および含み損益合計を取得し、勝ち利益合計、負け損失合計および含み損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。
さらに、アドバイス生成部321は、売買データから売買済みデータを取得し、売買済みデータを、買値、売値、および、売却後の時価に応じたパターンに分類し、パターンごとの損益合計を算出し、パターンごとの損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。売却後の時価は、売却後一定期間後の時価を示すものであり、例えば、売却後3ヶ月後の時価、1年後の時価、評価時の時価などを含む。なお、端末2は、アドバイス生成部321が生成した情報をユーザに提示する。
また、アドバイス生成部321は、売買データを参照して評価指標を算出し、算出した評価指標を参照して投資家の比較およびランキングを行い、当該投資家の比較およびランキングを示す情報を評価指標として生成してもよい。ここでいう比較とは、当該投資家の評価指標と、他投資家の評価指標、評価指標の平均値等とを比較することを指す。
(アドバイス提示システム1の処理概要)
図3は、本実施形態に係るアドバイス提示システム1の処理概要を示す図である。図3を参照して、アドバイス提示システム1の処理概要を説明する。
(ステップS301)
端末2において、制御部22は、操作受付部24等から投資商品の売買データを取得し、通信部21により当該売買データをサーバ3に送信する。売買データの詳細は、別途説明する。
(ステップS302)
サーバ3において、制御部32は、通信部31により端末2から売買データを受信する。アドバイス生成部321は、売買データから評価指標を算出する。制御部32は、通信部31により、算出した評価指標を評価結果として端末2に送信する。評価指標の詳細は、別途説明する。
(ステップS303)
端末2において、制御部22は、通信部21によりサーバ3から評価結果を受信し、当該評価結果を表示部23に表示させる。
(ステップS304)
サーバ3において、アドバイス生成部321は、ステップS302で算出した評価指標から、ユーザの売買の傾向を診断する。制御部32は、通信部31により、診断した売買の傾向を診断結果として端末2に送信する。
(ステップS305)
端末2において、制御部22は、通信部21によりサーバ3から診断結果を受信し、当該診断結果を表示部23に表示させる。
(ステップS306)
サーバ3において、アドバイス生成部321は、ステップS302で算出した評価指標から、投資家の比較およびランキングを行う。制御部32は、通信部31により、当該投資家の比較データおよびランキングデータを端末2に送信する。
(ステップS307)
端末2において、制御部22は、通信部21によりサーバ3から投資家の比較データおよびランキングデータを受信し、当該投資家の比較およびランキングを表示部23に表示させる。
(ステップS308)
サーバ3において、アドバイス生成部321は、投資商品の売買データ、評価指標、ユーザの売買の傾向、投資家の比較データ、ランキングデータ等を参照して、投資商品の売買に関するアドバイスを生成する。制御部32は、通信部31により、生成したアドバイスを端末2に送信する。
(ステップS309)
端末2において、制御部22は、通信部21によりサーバ3から投資商品の売買に関するアドバイスを受信し、当該アドバイスを表示部23に表示させる。
なお、サーバ3において、評価対象となる売買データを参照して行われる、評価指標の算出、DBへの格納、および、診断データの作成、DBへの格納は、例えば、バッチ処理により実行される。DBは、例えば、サーバ3の記憶部33に設定される。
(売買データの例)
図4(a)は、本実施形態に係る投資商品の売買データの例を示す図である。以下、投資商品として株を例に、説明する。図4(a)に示すように、売買データは、銘柄コード、購入株数、購入日、および、買値を含んでいる。売却済みデータは、さらに売却日、および、売値も含んでいる。また、売りから入る場合(例えば、信用取引等を行う場合)の売買データは、銘柄コード、売却株数、売却日、および、売値を含んでいる。買い戻し済みデータは、さらに買い戻し日、および、買い戻し値を含んでいる。
銘柄コードは、売買対象の株の銘柄を特定するコードである。購入株数は、ユーザが購入した株数である。購入日は、ユーザが株を購入した日付である。買値は、ユーザが株を購入したときの株価である。売却日は、ユーザが株を売却した日付である。売値は、ユーザが株を売却したときの株価である。
(評価指標の例)
図4(b)は、本実施形態に係る売買データの評価指標の例を示す図である。以下、投資商品として株を例に、説明する。図4(b)に示すように、評価指標は、複数の評価軸で算出される。評価指標は、例えば、回転力、勝ち収益率、負け損失率、総売買損益、保有銘柄の騰落率、元本増減率等が一例となる。
後述する基本数値は、元本、経過期間、売買回数等の売買データから得られる数値を指す。評価指標は、それらの基本数値等から算出される指標を指す。評価軸は、売買データを評価していくための切り口を指し、単独または複数の評価指標からなる。
評価軸の一例を挙げると、回転力は、ユーザがどの程度のペースで元本を回転させているのか、換言すれば、ユーザがどの程度の頻度で銘柄を入れ替えているのかを示す評価軸の一例である。回転力に関する指標には、平均保有期間、元本回転回数、元本回転期間、平均売買期間差等がある。回転力指標は、どのくらいの頻度で売買しているかを評価、比較、診断し、アドバイスするための指標である。
平均保有期間は、売買銘柄の保有期間の平均値である。元本回転回数は、所定期間において元本の回転回数を示す指標であり、「所定期間における売買代金÷元本」により算出される。元本回転期間は、元本が1回転する期間の平均値であり、「所定期間の日数÷元本回転回数」により算出される。平均売買期間差は、「勝ちの場合の平均売買期間−負けの場合の平均売買期間」により算出される。
評価軸の一例である勝ち収益率は、勝ちの場合の収益率を示す評価軸の一例であり、売買済みデータを分類した勝ちデータから、「勝ち1回あたりの利益額÷勝ち1回あたりの売買代金」により算出される。勝ち1回あたりの利益額は、「利益額の合計÷勝ちの回数」により算出される。勝ち1回あたりの売買代金は、「勝ちの場合の売買代金の合計÷勝ちの回数」により算出される。勝ち収益率は、勝ちパターンを評価、比較、診断し、さらに勝てる方法をアドバイスするための評価軸の一例である。
評価軸の一例である負け損失率は、負けの場合の損失率を示す評価軸の一例であり、売買済みデータを分類した負けデータから、「負け1回あたりの損失額÷負け1回あたりの売買代金」により算出される。負け1回あたりの損失額は、「損失額の合計÷負けの回数」により算出される。負け1回あたりの売買代金は、「負けの場合の売買代金の合計÷負けの回数」により算出される。負け損失率は、負けパターンを評価、比較、診断し、負けを現状より小さくする方法をアドバイスするための評価軸の一例である。
評価軸の一例である総売買損益(売買損益合計)は、所定期間における売買損益全体を示す評価軸の一例であり、
「売買損益合計(総売買利益=
勝率×勝った場合の売買代金×勝ち収益率/勝ち回数
+(1−勝率)×負けた場合の売買代金×負け損失率/負け回数
×元本×(経過日数÷元本の回転日数)/1回当たりの売買代金)」により算出される。
総売買損益は、勝ちも負けも含めた売買済みデータの評価軸であり、売買のどこに問題点があり、どこが良いのかを評価する軸の一例である。総売買損益は、問題点を抽出し、評価、比較、診断を行い、さらに売買を上達させていく方法をアドバイスするための評価軸の一例である。なお、損益合計は、「損益合計=売買損益合計+含み損益合計」により算出される。
評価軸の一例である保有銘柄の騰落率は、「保有銘柄全体の損益額÷保有金額」により算出される評価軸の一例である。保有銘柄全体の損益額は、保有銘柄の「(現値−買値)×購入株数」の合計値である。保有金額は、保有銘柄の「買値×購入株数」の合計値である。保有銘柄の騰落率は、まだ売却をしていない買い保有中のデータを評価、比較、診断、分析する評価軸の一例であり、株を購入した後、売却せずに保有し続けている状態に関してアドバイスするための評価軸の一例である。
評価軸の一例である元本増減率は、「損益合計÷元本」、「(総売買損益+保有銘柄全体の損益額)÷元本÷経過期間(年)」により算出される。元本増減率は、売買状況、および、保有状況を併せて、総合的な評価を行い、評価、比較、診断、アドバイスするための評価軸の一例である。
(診断処理の詳細)
図5〜図11は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の診断処理を示すフローチャートである。図5は、元本回転期間による診断処理を示す。
(ステップS501)
アドバイス生成部321は、元本回転期間が1週間以内か否かを判定する。元本回転期間が1週間以内である場合(ステップS501のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS502の処理を実行する。元本回転期間が1週間よりも長い場合(ステップS501のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS503の処理を実行する。
(ステップS502)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS504、S506、S507も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、回転力という評価軸においては、例えば、下記のような評価、比較、診断、アドバイスを行う。すなわち、「デイトレ、スキャルピングに近い頻繁な売買を行っている。1週間以内に元本が1回転するため、銘柄は頻繁に入れ替わる。テクニカル重視、勝率重視の傾向があり、勝ちも負けも売買1回あたりの収益率は通常低い傾向になる。勝ち収益率等、他の指標を見ていくことが重要になる。改善提案としては、平均売買期間差がマイナス又は0に近い場合には、勝ちの平均売買期間を延ばしてみることを勧める。」との比較、診断を行う。
(ステップS503)
アドバイス生成部321は、元本回転期間が1週間よりも長く、かつ、1ヶ月以内か否かを判定する。元本回転期間が1週間よりも長く、かつ、1ヶ月以内である場合(ステップS503のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS504の処理を実行する。元本回転期間が1ヶ月よりも長い場合(ステップS503のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS505の処理を実行する。
(ステップS504)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「1ヶ月以内に1回転するため、1年で見ると、10回以上は銘柄が入れ替わっている。スイングトレードの部類に入るが、幅広い概念のため、平均売買期間や一回あたりの売買代金がどの程度かによって更に細分化されてくる。ただ、一般的には、テクニカル重視、材料株主体で、動いている銘柄を売買していくスタイルとなる。このタイプで資産を増やすためには、勝率、勝ち収益率と負け損失率との差がまず重要となる。勝ち収益率、負け損失率、総合収益率等の評価軸を参照のこと。」との比較、診断を行う。
(ステップS505)
アドバイス生成部321は、元本回転期間が1ヶ月よりも長く、かつ、6ヶ月以内か否かを判定する。元本回転期間が1週間よりも長く、かつ、1ヶ月以内である場合(ステップS505のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS506の処理を実行する。元本回転期間が6ヶ月よりも長い場合(ステップS505のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS507の処理を実行する。
(ステップS506)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、『1年に数回、銘柄が入れ替わっていくような売買頻度である。「勝ちの場合の平均売買期間−負けの場合の平均売買期間」が大きいプラスであれば、資産形成ができている可能性は高いといえる。当然、他の評価軸との兼ね合いで決まるが、売買頻度に関しては、ゆとりある頻度で行うことができ、様々な変化にも対応が可能なレベルである。テクニカル、ファンダメンタルズ、のみならず、市場動向や世界情勢の急激な変化にも対応が可能である。この売買傾向の場合、最も重要なのは、勝ち収益率と負け損失率との差分であり、差分が大きければ大きいほど、よい運用ができている。』との比較、診断を行う。
(ステップS507)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「平均保有期間、元本回転期間が共に半年を越える場合、保有銘柄の状況によって売買傾向が大きく変わる。保有銘柄が含み損を抱えたケースが数多く存在するケースがよくあるからである。いわゆる損切りができないで、だめな銘柄ばかりを抱えてしまうケース、すなわち、塩漬けの状態である。かつて、銀行も不良債権を数多く抱え、ずるずると深みにはまってしまったが、家計の不良債権(不良資産)が塩漬け株の存在である。この原因は、売買をしなさ過ぎることから生まれやすく、この売買傾向に含まれるケースは多い。他の評価軸と合わせてみることで、このケースに当てはまるか否かが決まる。特に、重要な評価軸は、総売買損益の診断、保有状況分析となる。売買アドバイスとしては、上記に当てはまる場合には、保有銘柄を少しずつでも整理しながら、売買して活性化していくこと。」との比較、診断を行う。
図6は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、勝ち収益率による診断処理を示すフローチャートである。
(ステップS601)
アドバイス生成部321は、勝ち収益率が5%未満か否かを判定する。勝ち収益率が5%未満である場合(ステップS601のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS602の処理を実行する。勝ち収益率が5%未満でない、すなわち、5%以上である場合(ステップS601のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS603の処理を実行する。
(ステップS602)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS604、S606、S608、S609も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「勝ち収益率が低すぎる。そのため、勝率か回転力でカバーしない限り、資産は減ってしまう。負け損失率の絶対値よりも勝ち収益率が低い場合には、なおさら改善余地が大きいといえる。勝ったときの平均保有期間が1週間以内の場合、少し早すぎるかも知れない。買う銘柄の選択がそもそも悪い可能性がある。パターンの売買分析の指標を参照のこと。」との比較、診断を行う。
(ステップS603)
アドバイス生成部321は、勝ち収益率が5%以上、かつ、10%未満か否かを判定する。勝ち収益率が5%以上、かつ、10%未満である場合(ステップS603のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS604の処理を実行する。勝ち収益率が10%未満でない、すなわち、10%以上である場合(ステップS603のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS605の処理を実行する。
(ステップS604)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「回転率が高く、負け損失率が抑え込めており、勝率が高ければ、資産が増えていく売買になり得る。しかし、上記の条件を満たしていない場合、忙しい割には資産が増えない状況になりがちである。売買は上手い可能性はあるが、銘柄選択に難があるかも知れない。あくまでも他の評価軸と併せてみる必要があるが、なかなか大きな値幅が取れない場合には、そもそもの銘柄選択に間違いがないかを再確認する必要がある。総売買損益、売買パターン分析により、そもそも銘柄選択に間違いがないかを確認する必要がある。」との比較、診断を行う。
(ステップS605)
アドバイス生成部321は、勝ち収益率が10%以上、かつ、20%未満か否かを判定する。勝ち収益率が10%以上、かつ、20%未満である場合(ステップS605のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS606の処理を実行する。勝ち収益率が20%未満でない、すなわち、20%以上である場合(ステップS605のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS607の処理を実行する。
(ステップS606)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「勝ち収益率は高く、優秀である。勝率が高く、負け損失率が抑えられている。回転も効いていれば、資産が十分増えていくリズムになる。できれば、勝ち収益率をもう一段上にしていくことで、より資産増加ペースは高まる。勝ったときの平均保有期間をもっと長くできないか。総売買損益、売買パターン分析により勝ち銘柄の分析をすることで、更に増加ペースを上げていく方法を考えたい。戦略銘柄を使うことで、より大きな値幅を取れる可能性は高まる。」との比較、診断を行う。
(ステップS607)
アドバイス生成部321は、勝ち収益率が20%以上、かつ、50%未満か否かを判定する。勝ち収益率が20%以上、かつ、50%未満である場合(ステップS607のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS608の処理を実行する。勝ち収益率が50%未満でない、すなわち、50%以上である場合(ステップS607のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS607の処理を実行する。
(ステップS608)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「平均でこれだけの大きな値幅を取れていれば、十分といえる。回転がどれだけ効いているかと、負け損失率、勝率、及び、保有銘柄に損が出ていないかという点に注意する必要がある。上述の点で、欠点があれば、まだまだ改善の余地がある。特に重要なのは回転力である。回転力が低すぎると、本来はもっともっと資産増加ペースが上がる余地が大きい可能性がある。」との比較、診断を行う。
(ステップS609)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「この数字だけ見れば、十分な利益獲得ができている。他の下記の数字も優秀であれば、資産はどんどん増えていくリズムを獲得できている。(1)回転がどれだけ効いているか、(2)負け損失率はどうか、(3)勝率はどうか、(4)保有銘柄に損が出ていないか、という点で問題なければ理想的といえる。もし、上記の4つのどれかに問題があれば、そこから改善していくこと。例えば、保有銘柄が大きな損を抱える銘柄が多く残っている、利益確定はしっかりしている反面、損切りはできないで残ってしまっているので、負けた場合の対処を一日も早く身に付けることが重要といえる。利益確定はゆっくり、損切りは早めに行うこと。」との比較、診断を行う。
図7は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、負け損失率による診断処理を示すフローチャートである。
(ステップS701)
アドバイス生成部321は、負け損失率が−5%よりも大きく、かつ、0%以下か否かを判定する。負け損失率が−5%よりも大きく、かつ、0%以下である場合(ステップS701のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS702の処理を実行する。負け損失率が−5%よりも大きくない、すなわち、−5%以下である場合(ステップS701のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS703の処理を実行する。
(ステップS702)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS704、S705も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、『負けの場合の損失率を十分制御できており、優秀な成績である。勝率、勝ち収益率が十分であり、保有状況に問題がなければ、資産が増えていくリズムといえる。ただ一番重要なのは、「勝ち収益率+負け損失率」がどれだけ大きいかである。もし、勝ち収益率が5%、負け損失率が−5%の場合、その差は0である。勝率が5割であれば、売買では損も利益も出ない。忙しいだけの売買となってしまう。一方、勝ち収益率が30%、負け損失率が−5%の場合、その差は25%と十分に大きい。この場合、勝率5割でも十分に資金は増えていくからである。他の指標と合わせてみる必要があるが、負け損失率は優秀といえる。』との比較、診断を行う。
(ステップS703)
アドバイス生成部321は、負け損失率が−10%よりも大きく、かつ、−5%以下か否かを判定する。負け損失率が−10%よりも大きく、かつ、−5%以下の場合(ステップS703のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS704の処理を実行する。負け損失率が−10%よりも大きくない、すなわち、−10%以下である場合(ステップS703のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS705の処理を実行する。
(ステップS704)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「負け損失率が十分抑え込まれており、傷を深めないリスク管理がしっかりできている。保有銘柄に深い傷を負った銘柄が存在しない限り、ロスカットは非常にうまく機能している。この場合、勝ち収益率が負け損失率を大きく上回っていることが最も重要となる。両指標が同じようなレベルであれば、後は勝率次第になってしまう。忙しい割に資産が増えていかないケースであれば、利益確定はゆっくりと損切りは早めに行う必要がある。売買パターン分析で、最初の銘柄選択が間違っていないかを確かめる必要がある。」との比較、診断を行う。
(ステップS705)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「損切りが遅れがちで、傷を深くしている。資産を増やしていくリズムにしていくには、ロスカットを早めに、潔く行い、損失を制御していくことがとても重要である。何故なら、100万円の資産があったとして、20%の損失があった場合、80万円になる。次に、100万円まで戻すには、25%もの利益を生み出さなくてはならない。利益が出れば、利益が利益を呼んでいく好循環になるが、逆に大きな損失を出して資金が減ってしまうと、元本が減り、ますます少ない資金でやらざるを得なくなり、なかなか浮上が難しくなってしまう。できれば、負け損失率は、10%以下に抑えられるようにしていくこと。」との比較、診断を行う。
図8は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、総売買損益による診断処理を示すフローチャートである。
(ステップS801)
アドバイス生成部321は、総売買損益が0%よりも大きく、かつ、10%以下か否かを判定する。総売買損益が0%よりも大きく、かつ、10%以下である場合(ステップS801のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS802の処理を実行する。総売買損益が0%以下、または、10%よりも大きい場合(ステップS801のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS803の処理を実行する。
(ステップS802)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS804、S806、S808、S809も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「今の低金利の時代において、資金が着実に増えていくようなスタイルを持つことはとても重要といえる。ただ、欲を言えば、まだまだ改善余地はあるといえる。」との比較、診断を行う。
(ステップS803)
アドバイス生成部321は、総売買損益が10%よりも大きく、かつ、20%以下か否かを判定する。総売買損益が10%よりも大きく、かつ、20%以下である場合(ステップS803のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS804の処理を実行する。総売買損益が10%以下、または、20%よりも大きい場合(ステップS803のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS805の処理を実行する。
(ステップS804)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「年率にすると10%よりも大きい利益で回っており、優秀である。ただ、欲を言えば、複利効果が含まれて、10%台ですので、もう一段上を目指せる。改善ポイントは、他の指標を見て、悪いところをよくしていくことが重要となる。勝ち収益率が悪ければ、その改善だし、回転率が悪ければ、回転を少し高めていくこと。」との比較、診断を行う。
(ステップS805)
アドバイス生成部321は、総売買損益が20%よりも大きいか否かを判定する。総売買損益が20%よりも大きい場合(ステップS805のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS806の処理を実行する。総売買損益が20%よりも大きくない場合、すなわち、20%以下の場合(ステップS805のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS807の処理を実行する。
(ステップS806)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「元本が年率20%よりも大きく増えており、十分に資産形成ができている。後は、悪い指標をよくし、よい指標を更によくしていくことで、さらに上を目指していける。売買銘柄に関しては、うまく行っているが、保有銘柄も評価益を多く抱えていれば、正に理想的といえる。」との比較、診断を行う。
(ステップS807)
アドバイス生成部321は、総売買損益が−10%よりも大きく、かつ、0%以下か否かを判定する。総売買損益が−10%よりも大きく、かつ、0%以下である場合(ステップS807のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS808の処理を実行する。総売買損益が−10%以下の場合(ステップS807のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS809の処理を実行する。
(ステップS808)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、『売買に関してはマイナス圏で、一生懸命に売買しても結果がついてこず、面白くない結果である。保有銘柄に問題を抱えていると、なおさらである。どこを改善していけばよいのかの改善ポイントをまず探すことが重要である。売買に問題があるのか、また、銘柄選択に問題があるのかは、売買パターン分析で分かる。どの売買パターンが多いのかによって、売買と、銘柄選択との何れに問題が多いのかが分かる。売買に問題があるのであれば、「勝ち収益率+負け損失率」を算出する。「勝ち収益率+負け損失率」が0に近い、または、マイナスの場合、利益確定はゆっくりと、損切りは早めに行うことで、この数値を改善(プラスを大きくしていく)して行くことが重要です。そして勝率を高めていくことで、プラス圏に浮上してきましょう。アドバイス通りに動いてみること。』との比較、診断を行う。
(ステップS809)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「年に10%よりも大きく減ってしまっており、資産は縮小傾向にある。保有銘柄の状況がよほどよければ、別であるが、売買は改善余地が大きく色々な点をなおしていくことが必要といえる。どこから直せばよいのかだが、まず出発点は、売買パターン分析で、ご自身の売買がどのパターンが主力を占めているのかを把握することが重要である。銘柄選択に問題があるのであれば、その点をまず変えることが重要である。戦略銘柄で売買をしてみること。売買に問題があるのであれば、ロスカットが遅い、利益確定が早すぎる、勝率が悪い、回転が遅すぎるなどの問題点が考えられる。各評価軸のご自身の成績を見て、改善余地の大きいところから直していくこと。今まで以上に、アドバイスに追随していくことで、改善されていく可能性は高いと思う。」との比較、診断を行う。
図9は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、売買パターンの分類処理を示すフローチャートである。なお、下記の処理では、現値を用いて判定するように説明しているが、現値に限ることなく、売却後の時価(売却後3ヶ月後の時価、現値を含む)を用いて判定することとしてもよい。
(ステップS901)
アドバイス生成部321は、買値が売値よりも小さいか否かを判定する。買値が売値よりも小さい場合(ステップS901のYES)、ステップS902の処理を実行する。買値が売値よりも小さくない、すなわち、買値が売値以上の場合(ステップS901のNO)、ステップS907の処理を実行する。
(ステップS902)
アドバイス生成部321は、売値が現値よりも小さいか否かを判定する。売値が現値よりも小さい場合(ステップS902のYES)、ステップS903の処理を実行する。売値が現値よりも小さくない、すなわち、売値が現値以上の場合(ステップS902のNO)、ステップS904の処理を実行する。
(ステップS903)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS905、S906、S908、S810、S911も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(勝ちパターン1[買値<売値<現値])として、「この売買パターンが多いユーザは、利益をまだ伸ばせる可能性が十分ある。銘柄選択は間違っておらず、後は、もっと大きな値幅を取れないか、利益確定が早すぎないかを見ていく必要がある。また、遅すぎても、他のチャンスを逸している可能性があり、回転面も重要である。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、勝ちパターン1に応じた、「今後は、銘柄選択のステージから売買をどう巧くやっていくか、銘柄入れ替えをどうやっていくかによって、更に改善していける。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS904)
アドバイス生成部321は、現値が買値よりも大きいか否かを判定する。現値が買値よりも大きい場合(ステップS904のYES)、ステップS905の処理を実行する。現値が買値よりも大きくない、すなわち、現値が買値以下の場合(ステップS904のNO)、ステップS906の処理を実行する。
(ステップS905)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(勝ちパターン2[買値<売値、かつ、売値≧現値、かつ、現値>買値])として、「この売買パターンが多いユーザは、銘柄選択は巧く行っており、売買も巧く行っている。ただ、欲を言えば、より大きな値幅が取れる銘柄で、売買をしていくことが重要となる。特に、勝ち収益率が低いケースだとなおさらである。大きな値幅の取れない銘柄を売買するから、勝ち収益率が上がってこない。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、勝ちパターン2に応じた、「戦略銘柄の売買に切り替えていくと、改善されていく。この場合、最も重要な指標である勝ち収益率を改善していくことである。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS906)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(勝ちパターン3[買値<売値、かつ、売値≧現値、かつ、現値≦買い値])として、「この売買パターンが多いユーザは、そもそも銘柄選択が誤っており、そのときに買うべきでない銘柄を買って、さっさと売却したからこそ勝てた売買で、売買はうまく行ったが、銘柄の選択は間違えている。こういう売買が多くを占めている場合は、材料株、仕手株など今、動いている銘柄に目が奪われている可能性が高く、売買しないと儲からない株、逆に言えば保有を続けたら損してしまう株ばかりに手を出していることを意味する。そのため、売買せざるを得ない。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、勝ちパターン3に応じた、「安心して保有できない銘柄ではなく、保有しても安心であり、かつ、上がる株を選択することが重要となる。そうすると、もっと売買に余裕ができる。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS907)
アドバイス生成部321は、売値が現値よりも大きいか否かを判定する。売値が現値よりも大きい場合(ステップS907のYES)、ステップS908の処理を実行する。売値が現値よりも大きくない、すなわち、売値が現値以下の場合(ステップS907のNO)、ステップS909の処理を実行する。
(ステップS908)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(負けパターン1[買い≧売値>現値])として、「この売買パターンが多いユーザは、銘柄選択に問題がある。今、人気の銘柄ばかりに手を出したり、材料が出た銘柄、仕手株に手を出したりすると、こういう負けが込んでくる。こういう株の本質は、保有してはいけない株、売らないと大損してしまう株である。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、負けパターン1に応じた、「負けパターン1、および、勝ちパターン3が多い場合には、かなり銘柄選択を変えていく必要がある。機を狙って売買利益を稼いでいくスタイルから投資のスタイルに変えていくこと。売買は巧者の可能性が高いことから、銘柄選択がきちんとできてくれば、飛躍的に成績が伸びていく可能性もある。先ずは、戦略銘柄で売買をしてみること。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS909)
アドバイス生成部321は、現値が買値よりも大きいか否かを判定する。現値が買値よりも大きい場合(ステップS909のYES)、ステップS910の処理を実行する。現値が買値よりも大きくない、すなわち、現値が買値以下の場合(ステップS909のNO)、ステップS911の処理を実行する。
(ステップS910)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(負けパターン2[買値≧売値、かつ、売値≦現値、かつ、現値>買値])として、「この売買パターンが多いユーザは、銘柄選択はいいが、損切りが早すぎたり、見切りする場合としない場合の判断基準が曖昧なところがあったりする。他の指標も合わせてみる必要がある。勝ちパターン1が多いのであれば、銘柄選択は非常に優秀といえる。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、負けパターン2に応じた、「売買がより巧くなれば、資産も増加していく。勝ち収益率、負け損失率、その差などが重要な指標となる。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS911)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(負けパターン3[買値≧現値≧売値])として、「この売買パターンが多いユーザは、銘柄選択、売買ともに改善余地がある。ただ、この売買パターンにおいては、負けは小さく抑えられており、勝ちは大きくなっていれば、理想の勝ち方が出来ている可能性もある。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、負けパターン3に応じた、「大きく負けていれば、銘柄選択の間違いを修正していくことが重要となる。」とのアドバイスを生成する。
図10は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、保有銘柄の騰落率(以下、簡単に「騰落率」という)による診断処理を示すフローチャートである。
アドバイス生成部321は、売買データを保有銘柄データ、および、売買済みデータに分類し、当該保有銘柄データを参照して保有銘柄の騰落率を算出する。そして、アドバイス生成部321は、以下の診断処理を実行する。
(ステップS1001)
アドバイス生成部321は、騰落率が−10%よりも大きく、かつ、0%以下であるか否かを判定する。騰落率が−10%よりも大きく、かつ、0%以下である場合(ステップS1001のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1002の処理を実行する。騰落率が−10%以下、または、0%よりも大きい場合(ステップS1001のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1003の処理を実行する。
(ステップS1002)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向の理由に関する情報
・ユーザの売買傾向に関する社会的側面に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断比較結果を生成する(ステップS1004、S1006、S1007も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「利益が出ている銘柄もあれば、損が出ている銘柄もある。また、売買損益によって評価が大きく異なってくる。売買損益が大きくプラスであれば、問題は少なそう。売買損益が少しか、マイナスであれば、改善余地は大きそう。総売買損益の分析を行って、売買6パターン分析などと共に、ご自分の売買パターンを認識していただくことが重要である。売買、銘柄選択が改善されていくことで、保有銘柄も改善されていくはずである。少し道のりは長いと思うが、それだけ改善余地が大きく、変わって行く要素は多いといえる。」との比較、診断を行う。
(ステップS1003)
アドバイス生成部321は、騰落率が−10%以下であるか否かを判定する。騰落率が−10%以下である場合(ステップS1003のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1004の処理を実行する。騰落率が−10%以下でない場合(ステップS1003のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1005の処理を実行する。
(ステップS1004)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「塩漬け株が出てしまっており、売買損益がよほどよくない限りは改善余地が大きそう。売買の総合判断などを見て、売買の改善から始める必要がある。売買できずに、損切りできずに、残ってしまった銘柄がこの保有銘柄になっている可能性が高いから。失敗銘柄は早めに見切っていくことが、株の場合にはとても重要。いつまでも引きづらないこと。口で言うのは簡単だが、ロスカットは難しいのも確か。苦手な方は、サポート内容を先ず真似してみることです。損切りによって、株は一気に可能性が開けるからです。少しずつでも保有銘柄を整理し、含み益を抱えた状態へと変えていくことが重要となる。」との比較、診断を行う。
(ステップS1005)
アドバイス生成部321は、騰落率が0%よりも大きく、かつ、10%よりも小さいか否かを判定する。騰落率が0%よりも大きく、かつ、10%よりも小さい場合(ステップS1005のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1006の処理を実行する。騰落率が10%以上の場合(ステップS1005のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1007の処理を実行する。
(ステップS1006)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「売買損益に問題がなければ、順調といえそう。ただ、売買パターン分析と一緒に見ることが重要である。売買パターンの分類処理において、勝ちパターン1ではなく、勝ちパターン2、3が多いのであれば、銘柄選択を見直す必要がある。大きな値幅が取れない銘柄を買っている可能性が高いからである。より大きな値幅が取れる戦略銘柄をもっと使ってみること。」との比較、診断を行う。
(ステップS1007)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、「売買損益もプラスであれば、問題は少なそう。ただし、回転力、勝ち収益率、負け損失率、勝率など、他の評価軸を一緒にみる必要がある。弱いところを改善していくこと。」との比較、診断を行う。
図11は、本実施形態に係るサーバ3におけるアドバイス生成部321の、元本増減率によるランキング処理を示すフローチャートである。なお、アドバイス生成部321は、元本増減率以外の評価指標を用いて比較処理、ランク付け処理を行ってもよいし、複数の評価指標を用いて比較処理、ランク付け処理を行ってもよい。
(ステップS1101)
アドバイス生成部321は、元本増減率が30%よりも大きいか否かを判定する。元本増減率が30%よりも大きい場合(ステップS1101のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1102の処理を実行する。元本増減率が30%よりも大きくない場合(ステップS1101のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1103の処理を実行する。
(ステップS1102)
アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向として、
・ユーザの売買傾向に関する情報
・ユーザの売買傾向を改善するための情報
を含む診断結果を生成する(ステップS1104、S1106、S1108、S1109も同様)。
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(ランク特A)として、「資産が市場平均を上回るペースで増えており、理想的である。売買損益と、評価益との何れのウェイトが高いかによって変わるが、売買損益主体であれば、回転も巧く効いてくる。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、ランク特Aに応じた、「各評価軸で弱いところを改善することで、さらに収益力はアップし、資産増加ペースが上がりそう。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS1103)
アドバイス生成部321は、元本増減率が10%よりも大きく、かつ、30%以下であるか否かを判定する。元本増減率が10%よりも大きく、かつ、30%以下である場合(ステップS1103のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1104の処理を実行する。元本増減率が10%以下の場合(ステップS1103のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1105の処理を実行する。
(ステップS1104)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(ランクA)として、「年あたりにするとそうでもなくても、年々、資金が大きくなっていっており、利益が利益を呼んでいくような運用ができている。年によって凸凹はあるが、平均を上回るペースである。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、ランクAに応じた、「日経平均と比べてどうかという指標を確かめ、ご自身の増加率が市場平均と比べて見てください。市場平均を下回るなら、改善余地はまだまだある。上回っていても、弱いところを認識し改善していくこと。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS1105)
アドバイス生成部321は、元本増減率が0%よりも大きく、かつ、10%以下であるか否かを判定する。元本増減率が0%よりも大きく、かつ、10%以下である場合(ステップS1105のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1106の処理を実行する。元本増減率が0%以下の場合(ステップS1105のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1107の処理を実行する。
(ステップS1106)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(ランクB)として、「マイナス幅は小さいが、元本割れになっており、色々と改善する余地がある。先ずは、保有銘柄で損が出ているのか、売買で損が出ているのかという順でチェックしていきましょう。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、ランクBに応じた、「保有銘柄で損が出ているのであれば、ロスカットができないことが、最初に修正するべきポイントとなる。最初の買い銘柄の選択が適切か否かもポイントになる。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS1107)
アドバイス生成部321は、元本増減率が−10%よりも大きく、かつ、0%以下であるか否かを判定する。元本増減率が−10%よりも大きく、かつ、0%以下である場合(ステップS1107のYES)、アドバイス生成部321は、ステップS1108の処理を実行する。元本増減率が−10%以下の場合(ステップS1107のNO)、アドバイス生成部321は、ステップS1109の処理を実行する。
(ステップS1108)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(ランクC)として、「損失が膨らんでおり、早急に改善されることをお薦めする。先ずは、問題点を把握すること。保有銘柄で損が出ているのであれば、売買済み銘柄で損が出ているかを確認すること。売買済み銘柄の損の場合には、更に、勝率、負け損失率、売買パターン分析等を参照すること。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、ランクCに応じた、「特に悪いところから改善するべきである。悪い評価軸からどう改善していけばよいのかに関するアドバイスを参照してください。」とのアドバイスを生成する。
(ステップS1109)
一例として、アドバイス生成部321は、ユーザの売買傾向(ランクD)として、「年々、資産が減っている。総売買損益と、保有銘柄の騰落率との何れに問題があるのか、問題点を先ず認識することが重要である。」との比較、診断を行う。
さらに、アドバイス生成部321は、ランクDに応じた、「損切りが出来ないで、保有銘柄の含み損が拡大していないか、または、回転が速すぎて、忙しい割に少しも資産が増えていかないか、何れに近いか。前者であれば、負け損失率や売買6パターン分析が重要となる。後者であれば、勝ち収益率、損失総合分析、回転指数が重要である。」とのアドバイスを生成する。
(総売買損益の分解式)
下記に、総売買損益の分解式を示す。
総売買利益=
勝率×勝った場合の売買代金×勝ち収益率/勝ち回数
+(1−勝率)×負けた場合の売買代金×負け損失率/負け回数
×元本×(経過日数÷元本の回転日数)/1回当たりの売買代金
下記に、元本が500万円の場合の数値例を含む、総売買損益の分解式を示す。数値例は、〔〕の括弧内に示す。
総売買利益=
勝率〔0.33〕×勝った場合の売買代金〔2970万円〕×勝ち収益率〔0.41〕/勝ち回数
+(1−勝率)×負けた場合の売買代金〔7773万円〕×負け損失率〔−0.08〕/負け回数
×元本〔500万円〕×(経過日数〔1224〕÷元本の回転日数〔53〕)/1回当たりの売買代金〔67万円〕
サーバ3のアドバイス生成部321は、ユーザの売買データに関する診断結果として、数値を含む、総売買損益の分解式を生成する。また、アドバイス生成部321は、上記分解式に含まれる、少なくとも勝率、勝ち収益率、負け損失率、および、元本の回転日数(元本回転期間)を含む評価指標に言及したアドバイスを生成する。
〔アドバイスの実施例〕
以下に、本実施形態に係るアドバイスの実施例を示す。サーバ3のアドバイス生成部321は、各アドバイスを生成する。端末2の制御部22は、各アドバイスを表示部23に表示させる。なお、以下に示すアドバイスの内容は、一例を示すものであって、本発明を限定するものではない。
(アドバイスの第1例)
「元本の回転期間が3日と、非常に回転率の効いた売買を得意としています。100万円の元本に対して、1年間で100回転しており、1億円の売買代金となっています。回転が速すぎるため、どうしても一回当たりの収益率は低くなります。
特に勝ち収益率5%は、低すぎるかもしれません。
勝率は6割、勝ち収益率は5%,負け損失率は−8%。勝率は高いのですが、負けの損失が大きく、損切りが遅れてしまう傾向にあり、負け損失率の改善も急務と言えましょう。」
(アドバイスの第2例)
「売買を好まない方のようです。この1年間は、買ったら保有を続けており、売買をしていません。資金も豊富にあり、良い銘柄を買って、保有を続けるというスタンスでおやりになっていらっしゃると思います。
1000万円の元本に対して、売買代金は500万円、現金も500万円残っております。保有銘柄の勝率は8割、勝った場合の収益率は1.2倍と十分高く、良い銘柄を厳選して、少しずつタイミングを見計らいながら購入して行く投資スタンスと見受けられます。負け銘柄の損失率も−10%程度と低く抑えられています。銘柄を厳選して投資するスタンスです。資金力のある方だからこそ、為せる業と言えましょう。
ただ、株式市場には様々な大きなチャンスが転がっています。売買をしない、銘柄の入替をしないということは、そのチャンスを逸している可能性が高いことを意味します。売買代金を増やすことで、元本の何倍も収益機会を得ることができるのです。1000万円の元本ですと、3ヶ月に1回銘柄を入れ替えていくことで、収益機会が飛躍的に伸びていきましょう。1週間に1回ですと、忙しくなりすぎますが、3ヶ月に1回くらいならば、ほとんど手間が掛からないレベルです。3ヶ月に1回リフレッシュが出来ることで、時流に合った銘柄を組み込みやすくなり、臨機応変に変化に対応していけましょう。
株は変化の連続ですから、変化に対応していく売買、銘柄入替の資金が豊富な方でも、必須と言えましょう。ただ、その時々に買うべき銘柄は異なってきますし、変化への対応は簡単ではありません。売買サポートではその辺をサポートしております。」
(アドバイスの第3例)
「元本の回転期間が1年になっています。つまり、100万円の元本で、1年に1回買いだけをしており、売買をせず、保有を続けています。100万円の売買代金です。売買はゼロですが、保有銘柄の勝率は2割、負け損失率は−30%。損を抱えたまま身動きが出来ていない状態です。買って放置してしまっており、早めの損切りをしていないことで傷を深くしてしまっています。
先ずは、一部だけでも動かし、売買をしてみることがおすすめです。動かした資金が活性化されていくことによって、利益を生み出していくことになっていくことで、他の塩づけ株も活性化していく意欲が生まれ、徐々に改善の方向に向かいましょう。動かすときに最も気をつけなくてはいけないことは、早めの損切り、ゆっくりの利益確定を心がけてください。損切りは慣れるまで難しいと思いますので、売買サポート通りに動いてみることをお勧めします。」
(アドバイスの第4例)
『元本の回転期間が2ヶ月であり、適度な回転が効いています。100万円の元本に対して、1年間で6回転、600万円分の売買代金です。勝率は4割、勝ち収益率は40%、負け収益率は−8%。
勝率は低いのですが、勝ち収益率が1.4倍と非常に高く、逆に負けた場合のロスカットを−8%に押さえ込んでいることから、着実に資産が増えており、理想的な売買と言えましょう。回転の頻度も2ヶ月に1回、銘柄が入れ替わるくらいの頻度であり、忙しくもありません。
勝った場合の保有期間は平均で3ヶ月を超え、逆に負けた場合の売買期間は2週間であり、「勝ちは大きくゆっくりと、負けは小さく素早く撤退する」ということを実現しており、資産形成のための売買を行っています。』
(アドバイスの第5例)
「元本の回転期間が1ヶ月であり、適度な回転が効いています。100万円の元本に対して、1年間で12回転、1200万円の売買代金です。勝率は7割、勝ち収益率は5%、負け損失率は−15%。勝率を意識しており、高い勝率ですが、勝ち収益率が低すぎ、負け損失率が大き過ぎて、資産は減っております。また、勝った場合の保有期間が短すぎ、すぐに利益を確定する傾向にある反面、損が出た銘柄に関しては保有を長引かせてしまい、損が膨らんでしまっています。
損切りが遅れてしまう傾向にあり、負け損失率の改善が急務と言えましょう。」
〔基本数値(基礎データ)および評価指標の具体例〕
アドバイス生成部321は、基本数値から評価指標を算出する。評価指標の算出は、損益のレベル段階(詳細度)に応じて、変化する。評価指標が変化するので、評価も段階的に行われ、比較、診断、アドバイスも段階的に行うことができる。レベルに応じた評価指標の違いに関して、以下に具体例を示す。なお、下記は、具体例を示すものであって、本発明を限定するものではない。
(損益合計の評価に関する具体例)
アドバイス生成部321は、元本増減率を「元本増減率=損益合計÷元本」により算出し、損益合計を評価する。
基本数値には、
・元本、
・損益合計
・購入代金
・売却代金
・購入回数
・現在評価額
・経過日数
・平均保有日数
・経過期間中のベンチマーク(日経平均等)の騰落率
等がある。
評価指標には、回転力指標と、総合指標とがある。
回転力指標には、
・回転回数(=購入代金÷元本)
・回転日数(=経過日数÷回転回数)
・平均保有日数
等がある。
総合指標には、
・元本損益率(=損益合計÷元本)
・平均購入代金
・平均損益額(=損益合計÷購入回数)
・元本損益率(=購入代金÷元本×損益合計÷購入回数÷購入代金÷購入回数)
・元本損益率(=回転数×1回の平均損益÷1回あたりの購入代金)
・日経平均との対比、現金比率、投資比率、現在投資額
等がある。
(売買損益合計の評価に関する具体例)
アドバイス生成部321は、元本増減率を、「元本増減率=(売買損益合計+含み損益合計)÷元本」により算出し、売買損益合計を評価する。
基本数値には、
・元本
・売買損益合計
・購入代金
・勝ちの回数
・勝ちの場合の利益合計
・勝ちの購入代金合計
・勝ちの売却代金合計
・負けの回数
・負けの購入代金合計
・負けの売却代金合計
・負けの場合の損失合計
・売買回数
・売却代金
・経過日数
・平均売買期間
等がある。
評価指標には、
・回転力
・売買銘柄の回転回数(=購入代金÷元本)
・売買銘柄の回数日数(=経過日数÷回転回数)
・売買銘柄の平均保有日数
・元本損益率(=売買損益合計÷元本)
・売買銘柄の勝率(=勝ちの回数÷売買回数)
・売買銘柄の1回あたりの勝ちの利益(=勝ちの場合の利益÷勝ちの回数)
・売買銘柄の勝ちの場合の利益率(=勝ちの場合の利益÷勝ちの売買代金)
・売買銘柄の1回あたりの負けの損失(=負けの場合の損失÷負けの回数)
・売買銘柄の負けの場合の損失率(=負けの場合の損失÷負けの売買代金)
等がある。
例えば、売買損益は次のような要素に分けられる。この分解により、売買の性格を把握できるようになる。
売買損益合計=勝率(33%)×勝った場合の売買代金(2970万円)×勝った場合の収益率(0.41)÷勝ち回数+(1−勝率)×負けた場合の売買代金(7773万円)×負けた場合の収益率(−0.08)÷負け回数
×元本(500万円)×(経過日数(1224)÷元本の回転日数(53))÷1回当たりの売買代金(67万円)
売買損益は、回転力、勝ちの場合の利益率、負けの場合の損失率、元本、勝率等によって決まる。要因を分けることにより、どの要因が強いか弱いかの評価を行うことができ、売買の傾向が分かってくる。
(含み損益合計の評価に関する具体例)
アドバイス生成部321は、含み損益合計を評価する。
基本数値には、
・元本
・含み損益合計
・未売却銘柄(または未買い戻し銘柄)の購入代金
・未売却銘柄(又は未買い戻し銘柄)の現在評価額
・経過日数
・保有銘柄の勝ちの数
・保有銘柄の勝ちの場合の未実現利益合計
・保有銘柄の勝ちの購入代金
・保有銘柄の負けの数
・保有銘柄の負けの場合の損失合計
・保有銘柄の負けの売買代金
・購入回数
・保有銘柄数
・平均保有日数
等がある。
評価指標には、
・回転力
・回転回数(=購入代金÷元本)
・回数日数(=経過日数÷回転回数)
・平均保有日数
・損益率(=含み損益合計÷購入代金合計)
・勝率(=勝ちの回数÷購入回数)
・1回あたりの勝ちの利益(=勝ちの場合の利益÷勝ちの回数)
・勝ちの場合の利益率(=勝ちの場合の利益÷勝ちの場合の購入代金)
・銘柄占有率
・勝ち銘柄の占有率
・負け銘柄の占有率
・損益構成比(銘柄別)
・平均騰落率(年率換算)
・含み損益ウェイト
・売買損益ウェイト
・日経平均騰落率
等がある。
例えば、含み損益は、次のような要素に分けられる。
含み損益=勝率(33%)×勝った場合の売買代金(2970万円)×勝った場合の収益率(0.41)÷勝ち回数+(1−勝率)×負けた場合の売買代金(7773万円)×負けた場合の収益率(−0.08))÷負けた回数
×元本(500万円)×(経過日数(1224)÷元本の回転日数(53))÷一回当たりの売買代金(67万円)
含み損益の評価に関しても、回転力、勝ちの場合の利益率、負けの場合の損失率、元本、勝率等が重要である。
(勝ち利益合計の評価に関する具体例)
アドバイス生成部321は、元本増減率を、「元本増減率=(勝ち利益合計+負け損失合計+含み損益合計)÷元本」により算出し、勝ち利益合計を評価する。
基本数値には、
・元本
・利益合計
・購入代金
・売却代金
・経過日数
・平均売買日数
等がある。
評価指標には、
・回転力
・回転回数=(購入代金÷元本)
・回転日数(=経過日数÷回転回数)
・平均保有日数
・勝ちの利益率(=勝ちの利益合計÷勝ちの購入代金)
・勝率(=勝ちの回数÷売買回数)
・1回あたりの勝ちの利益(=勝ちの場合の利益÷勝ちの回数)
・勝ちの場合の利益率(=勝ちの場合の利益÷勝ちの売買代金)
・勝ちの利益総額
・1回あたりの勝ちの購入代金(=勝ちの購入代金÷勝ちの回数)
等がある。
例えば、勝ち利益は、次のような要素に分けられる。
勝ち利益=(勝率(33%)×勝った場合の売買代金(2970万円)×勝った場合の収益率(0.41)÷勝ち回数)
×(元本(500万円)×(経過日数(1224)÷元本の回転日数(53))÷1回当たりの売買代金(67万円))
勝ち利益=(勝率(=勝ち回数÷売買回数)(33%)×勝った場合の売買代金(2970万円)×勝った場合の収益率(=(勝ちパターン1の利益+勝ちパターン2の利益+勝ちパターン3の利益)÷売買代金(0.41))÷勝ち回数)
×(元本(500万円)×(経過日数(1224)÷元本の回転日数(53))÷1回当たりの売買代金(67万円))
勝ち利益=勝ちパターン1の利益+勝ちパターン2の利益+勝ちパターン3の利益
勝ち利益=勝ちパターン1で得られたであろう利益−勝ちパターン1の売却後の逸失利益+勝ちパターン2の売却で免れた損失+勝ちパターン2の保有で得られたであろう利益+勝ちパターン3の(現在評価額−購入金額)−勝ちパターン3の(保有を続けた場合の損失)−勝ちパターン3を(現在評価額−売却金額)で売買したことで回避できた損失
(勝ち利益パターンの評価に関する具体例)
アドバイス生成部321は、元本増減率を、「元本増減率=(含み損益合計+勝ち利益パターン1の利益合計+勝ち利益パターン2の利益合計+勝ち利益パターン3の利益合計+負け損失パターン1の損失合計+負け損失パターン2の損失合計+負け損失パターン3の損失合計)÷元本」により算出し、勝ち利益合計を評価する。
勝ちパターン1の基本数値には、
・元本、
・利益合計
・購入代金
・売却代金
・経過日数
・平均売買日数
・売買後の損益合計
・保有の場合の損益合計
・売買損益合計等がある。
勝ちパターン1の評価指標には、
・平均保有期間、売却しなかった場合に得られた利益総額
・1回あたりの売却しなかった場合に得られた利益額
・売却しなかった場合に得られた利益÷勝ちパターン1の利益
・本来得られた利益総額
・本来得られた利益総額÷勝ちパターン1の利益
・平均保有期間
・売却しなかった場合に経過した期間
・購入後売却しなかった場合の保有期間、
・本来得られた利益総額÷購入後売却しなかったらの保有期間
・売却しなかった場合に得られた利益÷売却しなかった場合に経過した期間
等がある。
例えば、勝ちパターン1の利益は、次のような要素に分けられる。
勝ちパターン1の利益=勝ちパターン1の率(=(勝ちパターン1の回数÷勝ち回数)×(勝ち回数÷売買回数))×勝ちパターン1の場合の売買代金(万円)×勝ちパターン1の場合の収益率(=勝ちパターン1の利益÷勝ちパターン1の売買代金)÷勝ちパターン1の回数
×元本(500万円)×(経過日数(1224)÷元本の回転日数(=(経過日数÷(売買代金÷元本))(53))÷1回当たりの売買代金(67万円)
勝ちパターン1の利益=勝ちパターン1で得られたであろう利益−勝ちパターン1の売却後の逸失利益
勝ちパターン1の利益率=(勝ちパターン1で得られたであろう利益−勝ちパターン1の売却後の逸失利益)÷勝ちパターン1の売買代金
勝ちパターン1の利益=勝ちパターン1の率(=勝ちパターン1の回数÷売買回数)×勝ちパターン1の場合の売買代金(万円)×(勝ちパターン1で得られたであろう利益−勝ちパターン1の売却後の逸失利益)÷勝ちパターン1の売買代金÷勝ちパターン1の回数
〔付記事項1〕
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報生成装置は、投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから基礎データを取得し、取得した基礎データを参照して評価指標を算出し、算出した評価指標を示す情報を生成する情報生成部を備えている。
上記の構成によれば、投資商品の売買データに関する評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データから損益合計を取得し、上記損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、損益合計を参照して評価指標を算出するので、損益を加味した、売買データに関する評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データから売買損益合計および含み損益合計を取得し、上記売買損益合計および上記含み損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、売買損益合計および含み損益合計を参照して評価指標を算出するので、売買損益および含み損益を加味した、売買データに関する評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データから勝ち利益合計、負け損失合計および含み損益合計を取得し、上記勝ち利益合計、上記負け損失合計および上記含み損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、勝ち利益合計、負け損失合計および含み損益合計を参照して評価指標を算出するので、勝ち利益、負け損失および含み損益を加味した、売買データに関する評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データから売買済みデータを取得し、上記売買済みデータを、買値、売値、および、売却後の時価に応じたパターンに分類し、上記パターンごとの損益合計を算出し、上記パターンごとの損益合計を参照して評価指標を算出して、算出した評価指標を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、買値、売値、および、売却後の時価に応じたパターンごとの損益合計を参照して評価指標を算出するので、当該パターンごとの損益を加味した、売買データに関する評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データを参照して評価指標を算出し、算出した評価指標を参照して投資家の比較およびランキングを行い、当該投資家の比較およびランキングを示す情報を評価指標として生成してもよい。
上記の構成によれば、投資商品の売買データを参照して評価指標を算出し、算出した評価指標を参照して行った比較およびランキングに応じた評価を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記評価指標を参照して診断を行い、当該診断の結果を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、売買データを参照して算出した評価指標を参照して診断を行うので、売買データを基にした診断を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記診断の結果に応じたアドバイスを示す情報を生成してもよい。
上記によれば、売買データを基にした診断結果に応じたアドバイスを示す情報を生成するので、売買データを基にしたアドバイスを提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報提示システムは、上記情報生成装置と、端末装置と、を含む情報提示システムであって、上記端末装置が、上記情報生成部が生成した情報をユーザに提示する。
上記の構成によれば、投資商品の売買データに関する評価を提供することができる。
〔付記事項2〕
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報生成装置は、投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから損益合計を含む基礎データを取得し、取得した基礎データを参照して当該損益合計に対する複数の評価指標を算出し、当該複数の評価指標を参照して診断を行い、当該診断の結果に応じた、当該複数の評価指標を含むアドバイスを示す情報を生成する情報生成部を備えている。
上記の構成によれば、複数の評価指標および診断結果に応じて、投資商品の売買データに関する、多面的なアドバイスを提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記基礎データから、回転力と、勝ち収益率、または、負け損失率とを含む評価指標を算出し、上記回転力および上記勝ち収益率、または、上記回転力および上記負け損失率に応じた、ユーザの売買傾向に関する診断の結果を示す情報を生成してもよい。
上記の構成によれば、ユーザの売買傾向に関する診断の結果として、当該ユーザの売買頻度および損益率に応じた情報を提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記情報生成部は、上記売買データに関する診断結果として、上記損益合計を分解した、勝率、勝ち売買代金、勝ち収益率、勝ち回数、負け売買代金、負け損失率、負け回数、元本、経過期間、回転力、1回当たりの売買代金を含む計算式を生成してもよい。
上記の構成によれば、損益合計を複数の指標に分解するので、損益合計が同じであっても、各指標の良否に応じて異なる、多面的なアドバイスを提供することができる。
また、本発明の一態様に係る情報生成装置において、上記基礎データに含まれる損益の詳細度に応じて、段階的に異なる評価指標を算出してもよい。
上記の構成によれば、損益の詳細度に応じて、同じ損益合計であっても、異なる評価を提供することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
端末2およびサーバ3の制御ブロック(特に、制御部22、制御部32、および、アドバイス生成部321)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、端末2およびサーバ3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 アドバイス提示システム(情報提示システム)
2 端末(端末装置)
3 サーバ(情報生成装置)
4 ネットワーク
321 アドバイス生成部(情報生成部)

Claims (6)

  1. 投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、
    投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから複数の評価指標を算出する情報生成部を備えており、
    上記情報生成部は、
    上記売買データから売買済みデータを取得し、当該売買済みデータを参照して利益があった売買取引である勝ちトレードと、損失があった売買取引である負けトレードとに分類し、当該分類した各々に関して勝ち収益率または負け損失率を含む評価指標を算出し、当該評価指標を用いて、上記勝ちトレードに関してさらに利益を増やす方法、または、上記負けトレードに関して損失を現状より小さくする方法を示す情報を生成することを特徴とする情報生成装置。
  2. 投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、
    投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから複数の評価指標を算出する情報生成部を備えており、
    上記情報生成部は、
    上記売買データから売買済みデータを取得し、当該売買済みデータを参照して利益があった売買取引である勝ちトレードと、損失があった売買取引である負けトレードとに分類し、当該分類した各々に関して勝ち収益率または負け損失率を含む評価指標を算出し、当該評価指標を用いて売買の傾向および改善策を示す情報を生成することを特徴とする情報生成装置。
  3. 投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、
    投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから複数の評価指標を算出する情報生成部を備えており、
    上記情報生成部は、
    上記売買データから売買済みデータを取得し、当該売買済みデータを参照して利益があった売買取引である勝ちトレードと、損失があった売買取引である負けトレードとに分類し、当該分類した各々に関して勝ち利益合計を分解した各要因を含む評価指標を算出し、当該評価指標を用いて当該各要因の強弱を示す売買の傾向を示す情報を生成することを特徴とする情報生成装置。
  4. 投資商品の売買に関する情報を生成する情報生成装置であって、
    投資商品の売買データを取得し、取得した売買データから複数の評価指標を算出する情報生成部を備えており、
    上記情報生成部は、
    上記売買データから買値、売値、売却後の時価を含む売買済みデータを取得し、当該売買済みデータを参照して利益があった売買取引である勝ちトレードと、損失があった売買取引である負けトレードとに分類し、当該分類した各々に関して複数の評価指標を算出する
    ことを特徴とすることを特徴とする情報生成装置。
  5. 請求項1に記載の情報生成装置と、
    端末装置と、
    を含む情報提示システムであって、
    上記端末装置は、上記情報生成部が生成した情報をユーザに提示する
    ことを特徴とする情報提示システム。
  6. 請求項1に記載の情報生成装置としてコンピュータを機能させるための情報生成プログラムであって、上記情報生成部としてコンピュータを機能させるための情報生成プログラム。
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